Happy Birthday(蘭世ちゃんお誕生日おめでとう記念)
「今日は・・ビックリしっぱなしよ。真壁くん。」
「なんでだよ?」
「だって、お店もこのホテルも一回は行ってみたいって思っていた場所ばかりだもの・・・・あー私の心読んだでしょう!」
「よまねぇよ。」
・・いや、読んだけど・・・
「ほんとに?」
「ああ。」
「ほんとにほんとにほんと?」
「しつこいぞ。」
そうこうしているうちにエレベーターが止まる。
二人は通路を歩いて部屋にたどり着く、通路の終点にあるその部屋のドアを開けるとそこには一面のイルミネーションが広がっていた。
「わ・・あ・・・・」
「こりゃ・・」
景色のよい部屋をとだけ伝えておいた俊だったがこの部屋には驚きを隠せない。蘭世はぱっと窓際に向っていく。
「すご〜〜〜い!!きれいだねぇ。真壁くん。」
電気をつけるのがもったいないほどの景色。大きく切り取られた窓からみえるそれは現実を忘れさせる。
「江藤・・・」
背後から蘭世を抱きしめる。蘭世は一瞬びくっとするが抗うことはなかった。

灯りのない部屋、しばしそのまま互いのぬくもりを確かめ合う。そして腕を解くと窓辺に腰掛け両手を広げる。
その腕に蘭世は抱きしめられる。
「真壁・・くん・・・」
「江藤・・・」
俊の腕に抱き上げられ蘭世の両足が床から浮き上がる。蘭世は両手を俊の首に回しぎゅっとつかまる。
膝で蘭世を支えながら俊の手が蘭世の顎をあげさせる。
互いの瞳に映る真実が二人の距離をさらに近づけ、吐息が絡まるほどの距離に唇があった。
蘭世の方から俊に口付けると、俊はさらに強く蘭世を抱きしめ奪うようにキスを返す。
お酒のせいかもしれない、景色に酔っているからかもしれない。蘭世は俊の求めに応じて唇を開く。
俊の舌が蘭世の舌に絡まり、甘い吐息とキスを繰り返す。俊の手が洋服ごしに蘭世の身体を弄る。そしてファスナーに手を
かけようとして止める。
「江藤・・・」
俊が蘭世を膝から降ろし、立ち上がらせる。
「脱いで・・・・」
「え・・あ・・・あの・・・・」
暗闇の部屋とはいえ、この距離では俊にすべて見えてしまう。バスルームに逃げ込もうとする蘭世を俊が視線で捕まえる。
「ここで・・・俺の前で・・・」
「でも・・・でも・・・・・」
俊は力を使って蘭世のジャケットを脱がす。
「きゃっ!・・・・」
あくまでもやさしいそれでいて逃げられない強い視線で蘭世を射抜きながら俊は続けた。
「江藤・・・」
窓辺に腰掛けた足を組みながら俊は待っていた。蘭世はあきらめたように後ろのファスナーに手をかける。
チーっと小さく音を立てて降ろし蘭世は肩からワンピースをはずす。ぱさりと足元にたまる。
長めの純白のキャミソールの蘭世。
「全部・・・・」
その声が少し上ずっているのに蘭世は気がつく余裕もない。
・・・・恥ずかしい・・・真壁くん・・・・・
俊は黙って蘭世を待った。おずおずと蘭世の身体からキャミソールが落ちる。
「まだ、残ってる・・・・全部・・脱いで・・・」
「だめ・・・そんな・・・・」
「お前が見たいんだよ。」
・・・・お前のすべてが・・・・
熱っぽく見つめる視線は蘭世の全身を愛撫するよう。背中のホックを震える手で外し両腕から抜き取る。両手で胸元を隠す蘭世。
「許して・・・お願い・・・・」
潤んだ瞳にイルミネーションが映りこむ。俊は容赦なく首を横に振って答える。
「もう一枚だけ、だろう?」
その最後の砦は強固そうではあったが辛抱強く待つ俊に蘭世が折れた。前にかがみながら下着に手をかけてゆっくりと降ろす。
流れ落ちる髪の隙間から見え隠れする乳房が俊をそそる。
下まで下ろしきるとそのまましゃがみこんでしまった蘭世に俊はとどめの一言を刺す。
「立てよ・・・」

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