はい、大きさはまぁ私サイズだから・・確かに俊には小さいよね、でも肩にかけるくらいならできるかなぁ・・?ほら・・」
とかけては見たもののやっぱり小さいらしくちょこんと乗っているような感じになり二人思わず噴出した。
「やっぱり、お前の方が似合うな。」
そう言って笑いながら肩からはずし部屋着のワンピース姿の蘭世の肩にかける。
「そりゃ、正装ですもの♪」
などと言いながら蘭世もきちんとマントを着るとくるりと一回り。
漆黒のマントの裏地は目の醒めるような血のような紅ー
「ふふっ」
廻りおえて微笑んだ蘭世を俊はひょいと抱き上げた。
「え???」
そのままベッドに横たえると力を使ってワンピースを取り去る。
「やっ!!!」
黒と赤の褥に肌の白が煌く。
「や・・やだ!」
抵抗むなしく俊の唇が蘭世の唇を強引に塞ぐ。
「・・・ん・・・・」
俊の手がマントをはだけると赤に白のコントラストが眼を射る。
指先がつぅっと首筋から乳房へと滑った。
「・・っ!・・・」
日を追うごとに馴染んでいく感触に身体が先に反応した。
ぴくっと身体を震わせ、絡ませた舌が熱を感じ取る。
手のひらでそのふくらみを包み、やさしく揉みしだくとすぐに頂点がその存在を主張し始めた。
「・・・ん・・くぅ・・ふ・・・」
何度と無く重ねる口づけの合間の吐息が熱さを増す。
いつもと違う背中の感触も全身の感覚を敏感にさせていく。
「・・や・・ぁ・ぁ・・・」
肩口に止まったマントが蘭世の動きをぎこちなく拘束していた。
両手を身体の横にしか置けない、無理に動かせば引き攣れてしまいそうで身動きが取れないー
「お・・ねがい・・」
何をとは聞かず俊の手が蘭世の膝を折る。
「いやっ!!・・・」
ショーツをつけただけの姿は扇情的だ。
「・・・や・・やだ・・ね・・や・・」
知ってか知らずか潤んだ瞳で俊を見上げながら抵抗の言葉を口にする。
「なんだ?」
「・・・お・・ねがい・・・」
「言ってみろよ・・・どうして欲しい?」
「・・・・灯り・・消して・・・それと・・マント・・・・」
震える声で訴えると俊はにやりとしてマントの肩口を外した。 |