パンプキン・パンプキン 3
「・・ね・・・あ・・しゅ・・ん・・ねぇ・・・」
「なんだ?・・・」
「・・・もう・・・も・・・う・・・」
「どうした?」
知っていながら、俊はそしらぬ顔で蘭世に啄むような口付けを。
「・・・ね・ぁ・・や・・ぁ・・・」
先ほどから指先に伝わってくるそれは絶頂が近いことを知らせていた。
「いいぜ・・・逝け・・・」
「・・・や・・・やぁ・・・や・・」
「ほら・・・」
俊は胎内で指先を軽く折るとごく弱く引っかくように動かした。
「ああ!!!」
一度達した躰は再度の絶頂を速やかに呼び寄せる。
ぎゅっと俊の指を締め付けたそこが追い出すように収縮する。
荒く息を弾ませながら蘭世が俊に手を伸ばす。
「・しゅ・・ん・・」
彷徨う手のひらをしっかりと握ると俊は蘭世の脚を大きく開かせ覆いかぶさる。
大きく昂ぶった分身で敏感に朱く色づいた先端をなぞった。
「・・ぁ!・・ああ・・」
俊の先端から先走った液と混ざりあい、ぬめりが蘭世の快楽を煽った。
「しゅ・・ん!・・・」
もっとというように花弁の中心部がひくつき俊を求めた。
灼熱の分身をもまた蘭世を欲しがるように大きさをさらに増す。
俊は我慢できないとばかりに蜜壷へと躰を一気に差し込んだ。
「・・・・っ・・・・・!!!!!」
声にならないほどの圧迫感が互いを襲う。
それでいてたとえようもないほどの安心感にも包まれている。
互いが互いの足りない部分を補って、まるでそれが正しい姿であるように。
必要だから。

失くした半身を取り戻したように。

奥まで到達すると俊は満足げに蘭世の首筋に顔を埋め、手のひらで乳房を包んだ。
早鐘のようになる心音を手で感じながら口づけ、花を散らす。
いくつも、いくつも。
前回つけたものが薄くなった場所にも。
新たな場所にも。

華が咲く。

愛し、愛された、満開の華ー

「・・は・・ふぅ・・ぁ・・・」
落ち着いてきた息に俊は頭をあげ蘭世と見つめ合う。
小さく微笑みあう。
俊は蘭世の腰の下から手を入れ背中を繋がったまま抱き上げる。
「・・あ・・・」
自身の体重でさらに奥を突かれ、蘭世は思わず声をあげ、俊に抱きついた。
「・・や・・ぁ・・・」
俊の腰がスプリングに合わせてグラインドすると蘭世の躰も合わせて揺らぐ。
その都度新たな快感が湧き上がってくる。
「・・ぁん・・・・・・は・・ぁ・・・」
「・・・っく・・・」
ちょうど目の前に乳房がゆれて俊を誘う。
固くとがった先端を唇に含むと軽く歯を立ててみる。
「あ!!!やぁぁぁ・・・そんなぁ・・・」
ぎゅっと分身を締め付ける感覚に俊は繰り返し、攻め立てる。
「や・・ぁ・・ぁぁぁ!!!・・・・」
蘭世は激しく身をよじり俊の肩に手を乗せ突っ張って離そうとするもそんなことを俊が許すはずもなくー

幾度目かの刺激とともに蘭世はまた絶頂を迎えた。
俊は蘭世から一度離れると今度はうつぶせにさせる。
「・・ぁ・・は・・・」
いつしかマントは床に落ちていた・・・・
腰に手を当て持ち上げると後ろから足を広げさせる。
「や・・ぁ・・ぁぁ!!・・・・・」
滴り落ちそうな蜜の中心に自身をあてがうと今度はゆっくりと胎内へと分け入っていく。
じれったいほどの速度で。
絡み付く蜜の熱さを存分に味わいながらちょうど半分ほどで動きを止める。
「・・・ん・・・ん・・・んん・・」
リネンに顔を押し付けて声を殺す蘭世の背中からつぅっと首筋へと手を滑らせると後ろから顎を捕まえる。
「・・や・・・やだぁ・・・」
「声・・聞かせろよ・・・ほら・・」
背中をのけぞらせるとぐいっと奥まで押し込む。
「ああ!!!」
粘膜の擦れる感触に蘭世の喉から高い声が上がる。
「・・・そうだ・・・もっとだ・・・」
俊は顎をおさえてた手を放すと両手で蘭世の乳房を掴んだ。
指の間に頂点を挟み込みながら腰の動きと併せるように揉みしだいた。
「あ!!・・・あああ・・あ・・ん・・・」
汗で湿る躰に黒髪が張り付き、くねるさまは俊の脳天を直撃する。
「・・くっ・・・あ・・・」
最初こそゆっくりだった動きが徐々に激しく、互いの理性を奪っていく。
肌と肌がぶつかり合う音。
くちゅくちゅとつながった部分から上がる水音。
互いの熱い息。
躰。

気持ちー

求めて、やまない。
どれだけ抱いても、抱かれても。

いつまでも、どんな時でも。

片時も離れていたくない。


ほかの誰のためでもない、互いが互いのためだけにこの世界に生を受けたー


「あ!!ああん・・い・・・あ・・・しゅ・・ん・・」
「・・・まだ・・だ・・・まだ・・・」

足りない。
もっと。
もっと。

もっと互いを感じあいたい。

「や・・・こん・・な・・・」
「・・見せろ・・・全部だ・・・・」
「はすか・・しぃ・・・」
「・・・すべて・・・だ・・・」

すべてが俺のものだ。
そして

俺のすべてはお前だけのものだー

俊はつながったまま蘭世の躰を回す。
快感に酔いしれる彼女の表情を余すことなく見つめられるように。
自身もまた限界が近い。
「あ・・・ん・・しゅ・・ん・・ね・・・あ・・・」
「・・・逝く・・・ぞ・・・」
こくんと小さく頷いて蘭世は全身を俊に預けた。
俊の腰がさらに激しく打ち付けられ始める。
ゆさゆさとベッドごと揺れるほど。
「あ・・あ・・・ぁぁ・・・!!!!こ・・わ・・れる・・・」
譫言のように声を上げる蘭世に俊は我を忘れる。
「・・・くっ・・・ふ・・う・・・」
「あっ!!!!・・・や・・・やぁぁぁぁ!!!!!!」
「・・・・・・・い・・・・・・・く・・・」
大きく背中を仰け反らせると蘭世が絞り出すような高い声を上げた。
と、同時に俊もまた蘭世の胎内にすべてを解放した・・・・・・・・

after・・・・・

「奥さん、これだいぶ皺寄ってますねぇ・・」
「・・・え?・・・ええ、ちょっと長いこと仕舞っていたの。」
「きれいに伸ばしておきますが、今度はハンガーか何かでかけてしまっておいたほうが良いですよ。ハロウィンは確かに年に1回ですけどね。」
「あ・・・・え・・・そ・・そうします・・・」
答えに窮しながら蘭世はクリーニング屋を後にする。

・・・まったくもう!・・・・なんであんなに・・・・
一瞬思い出して赤面しそうになるところを寸ででおさえた。
ぷんぷんと何にあたるでもなく商店街へと夕食の買い物へと向かった。

・・・・・・・とりあえず、何某の前には床に落としたんだからいいじゃねぇか・・・・
「なぁぁんですってぇぇぇぇ!!!!!!」
と朝、喧嘩になっていたのは言うまでもない。


夫婦喧嘩は犬も食わない。
トリックorトリート!!!!!

おしまい

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