時々思う。今生きている事は全て夢ではないのだろうか?と。
今こうして笑っている事も、隣に君がいる事も、全て夢では無いのだろうか?
広い大きい宇宙を一つの偉大な何かによって全ては動かされているんじゃないんだろうか?
と思う時がある。もしも、そんな偉大な物があるとすれば、それは神だ―――。



空色少年



風が騒ぐ。神経を襲う快感。耳に響く笛の音。全ては過去に捨てた物。



雨が降っている。シトシトと降っている。ずっとずっと降っている・・・。

雨は偉い。全ての作物、食物に命を与えている。

でも、オレは雨はあまり好きではない。植物に、大地に潤いをくれるけれど

オレは好きではない。

青色の空が消えているから好きではない。

「早く止まないかなぁ。」

古くさいアパートの狭い部屋の主、が呟いた。年は23歳。昨年度の3月に23になったところだ。

ちなみに、今彼は机に向かって、昨日終ったばかりの中間テストの解答をしている。教科は数学だ。

「早く丸付け終んないかなぁ。」

雨も丸付けも、ずっとずっとやっているのに、終らない。終ってくれない。

は手を止めて、ため息をついた。

(疲れたなぁ)

そう感じて、机から離れて台所に立った。
が住んでいるアパートは古くて狭いが、それなりに、しっかりしている。
台所とリビングが一緒になっていて風呂付き、トイレ付きでもう一部屋がの寝室であり、仕事部屋である。
部屋の中はベッドと机と本棚位しかなくて、シンプルというより、殺風景だ。

そして、冷蔵庫の中も同じくらいに殺風景で、

「食う物無いじゃん。」

は冷蔵庫を睨み付けて、冷蔵庫の戸を静かに閉めた。

台所は部屋と正反対でぐちゃぐちゃだ。片手鍋と皿が汚れたまま放置されている。

はまた、ため息をついて、洗い物を洗いだした。

これは、丸付けや雨と違って、すぐに終った。

(丸付けをやめると暇だな・・・。)

テレビのリモコンをとって、テレビの電源をつけた。適当なところに座って、見る。

日曜日の昼間は面白い番組は、何もやってない。

(暇だ。でも、丸付けには戻りたくないしなぁ。)

暇つぶしに何をするかを考えながらテレビのチャンネルを変えていった。

「あっ。」

思わず声を漏らした。

そして、テレビ画面を見るなり、クスリと笑った。

何もおかしくはない。懐かしいだけだ。そして、同時に吐き気が押し寄せてくる。

過去の自分の汚い部分を見せ付けられているのだ。

『ゴール!!日本代表、2点目ですっ!』

画面上にガッツポーズをしている男が映った。ピッチを駆け回っている。笛が鳴る。

「・・・。」

は無表情になって、テレビの電源を切った。

(分かっている。あの頃には、もう戻ることはできない。)

は5年前に小さな誓いをした。別に破っても、特に変わることはないが、誓いをたてた。

特に変わる事は無くても彼にとって、ずっと守るべき誓い。
と、言ってもそう思っているのは彼だけだが・・・。



人は後悔しながら生きていく動物だ。日々色んな事を悔やみ、泣き、怒り、そして笑う。

人間は後ろを振り返ってばかりいる。それはもだ。

日々誓いに悩み、苦しみ、耐えて、そしてふっと、後ろを振り返って、また後悔する。

前に進めない。先に行くのが怖くて、何が起こるから分からないから、怖くて前に進もうとしない。

そして、は5年前という出来事から、一歩も進んでない




(丸付けでも再開するか・・・。)

やっと、考えることができた思考回路では思った。

が仕事部屋兼寝室に戻った直後、電話が鳴った。

(珍しいな。滅多にかかって来ないのに。)

本当に滅多に、仕事で失敗した時ぐらいしかかかって来ないから電話の意味が無い。
と思っていたからかかって来たのに驚いて、狭いからそんなに距離なんて無いのに、
は走って、鳴り響く電話を素早くとって、

「はい!です!」

と言った。

電話の相手は、ここの所2、3年ほど顔を見ていない懐かしい従兄弟からだった。

『あ。さん?中田浩二です。お久しぶりです!』

若々しい青年の声が聞こえた。

「・・・。今、頭下げただろ。」

はニヤリと笑って言った。

『えっ!?いや、そんなことない。うん、ない全然、全くないよ。』

慌てるその態度はに確信を持たした。

(下げたんだ・・・。)

と、は心の奥深い所であきれたが、中田浩二という男はそういう男だから“おかしい”とは思わない。

この男とは何年も一緒に過ごしていたから・・・。

「で、何か用?」

は先ほどから強くなってきた雨を窓から睨んだ。

『・・・もしかして、そっちは雨なんですか?』

の機嫌が悪いことに気が付いたようだ。

「うん。土砂降り。最悪だね。」

『梅雨?』

「北海道には梅雨は無いよ。だから、こっちに引っ越したの。」

『へぇ。』

受話器の向こうから感嘆の声が聞こえる。

「で、用件は何?」

は冷たい声で言った。

『用件?用件は、さん、5月31日に開催されるワールドカップの事知ってますよね?』

の声とは反対に浩二の声は明るい。

「知ってるよ。最近、ニュースの良いネタにされてるからね。」

『なら、良かった。オレね日本代表のメンバーに選ばれたんだ。』

誇らしい声がした。

「オメデトウ。日の丸背負ってがんばってくれたまえ。馬鹿浩二。」

は腹を立てた。
今日の天気といい、仕事のはかどりの悪さといい、
先に夢を叶えた浩二に、叶えられなかった自分に、大切なものを守れなかった自分に。

『がんばります。ていうか、さん、めちゃめちゃ機嫌悪いですね。
そんなに天気、悪いんですか?雷でも鳴ってるんですか?』

「雷は鳴ってない。でも、雨は朝からずっと降ってる。」

『何というか、本当に雨が嫌いなんですね。』

浩二はクスクスと笑って言った。

「雨が嫌い。ていうか、雨が降っている空が嫌いなんだよ。
それより、早く用件を言え。オレは仕事が溜まってんだよ。」

『学校の先生も大変ですね。用件は、多分断るだろうけど、日本代表のコーチをしませんか!?』

「は?」

あまりにも突然すぎて思わず聞き返してしまった。

『だから、コーチしませんか?て聞いてるんです。
21日に強化合宿に入るのに、コーチの一人が大怪我して行けれない。
て言ってるんです。だから、その代理として、コーチしませんか?』

「・・・。は?何それ。突然すぎ。」

は話が長くなる事を感じて、電話ごと床に下ろして、
その場に体育座りで座った。床はとても冷たかった。

『仕方ないって!怪我って突然起きるもんだしさ。』

それはそうだが、でも、如何して浩二から自分の所にそんな話が来るのかがには理解できなかった。

「浩二、何で、オレにそんな話が来るの?」

『だって、さんの過去すごいから。』

「どこら辺が?」

興味がわいた。他人がどこまで自分の過去を語れるのか。

『そうだなぁ。欧州に渡って、1年目に有名なサッカーチームに契約交わして、
2年目でスタメンになって、3年目になって、そのシーズンにチームを優勝させて、
辞めた辺りかな。普通はできない。』

やめてくれ、吐き気がするだけだ。そんな話は。

「若かったから。あの頃は・・・。努力してたんだよきっと。」

あの頃の自分は自分じゃない。

周りが全然見えてなくて、自分の本当の気持ちも見えてなくて、
心配ばかりかけて、ボールばかり見つめていた。分からない事があると、
ボールを蹴ってばかりいて、周囲のモノから逃げてばかりいた。
5年前の自分が5年後の、今の、自分を睨んでいる・・・。

『努力している人だから、チーム全体が誘っているんだよ?』

浩二の優しい声が聞こえた。

「浩二、普通は責任者がこういう電話かけてこない?浩二みたいな一選手じゃなくてさ。」

できるだけ、少しずつ、話を逸らして、断ろうとは思った。

『だって、さんオレみたいな従兄弟じゃないと、電話すぐ切るでしょ?』

「うん。きる。」

外の雨がさらに強くなった。

音が、雨の一粒、一粒の地面にぶつかっている音が五月蝿い。

『だから、オレが掛けてるの。』

「なるほど。」

風も吹いてきた。窓ガラスにあたる雨の音がの機嫌をさらに悪くした。

『で、引き受けてくれますか?』

「する訳ないだろ。」

『やっぱり?』

苦笑している浩二の顔が頭に浮かぶ。

「それよりも君はオレが辞めた理由知ってるでしょ?

誓いを破る事は出来ない。

『うん。知ってる。』

「だったら、諦めてくれない?早く切らせてよ。」

長電話も嫌いだ。お金も時間もとられるから。

さんが引き受けてくれたら、切るけど?』

「長電話万歳。」

『そこまでして、嫌?さん。
“やめたって、やらなくたって、失ったモノは戻らない。”そうでしょ?』

この言葉は何年か前に自分が浩二に言ったもの。

「そうだねぇ。」

5年前の自分が、今の自分を睨んでいる。
お願いだから、そんな悲しい顔して見ないで・・・。惨めじゃないか。
お願いだから、そんな顔でオレを見るなよ。こっちまで悲しくなってくる。

『“だったら、やった方が良いんじゃない?”』

数年前の自分が、今の自分に語りかけてくる。

でも、オレには誓いがあるんだよ・・・。

「オレは・・・、オレには出来ない。怖いんだよ。
また、何か失くすんじゃないか。て、思うと。
もう、そう思わずにはいられなくなったんだよ!!」

叫んで、今、降っている雨のように涙を流す。吐き気がする。
でも吐けない。のどの奥で止まっている。気持ち悪い。

「オレのせいで、また何かなくなるのはもう嫌なんだよ・・・。」

続けて言うの声を浩二は黙って聞いた。

沈黙が続く。聞こえるのは、雨が降っている音と、の泣いている声。

さん、もうあれは過ぎた事なんだよ。もう、戻ってくるものじゃない。』

浩二は優しく、優しく言った。

『そう、思っていたのは、誰よりも強く思っていたのはさんでしょ?』

「同時に、戻ってきてほしい。て思ってたよ。」

涙が、頬をつたって流れる。

『悔やんだって、もう仕方がないよ。戻って来ないんだから。
それに、あれはさんのせいじゃない。』

戻って来ない。もう、戻って来ないんだ。

あの頃の自分は本当に愚かだった。

「でも・・・。」

が最後まで言い切る前に浩二が

『違う。て言ってるだろ!?』

と怒鳴った。

浩二がキレた。

「ごめん。でも、オレには出来ないと思うよ。やる資格がないもん。」

『そんな事、さんが決める事じゃないだろ!?
資格が如何とかそういう問題じゃなくて、オレはさんにまた、サッカーやって欲しいの!!
さんと一緒にサッカーがしたいの!!それじゃ駄目なの!?資格が何!?
5年前が何!?大切なのはそういう、事じゃなくて、今のの気持ちだろ!?
さんは、オレとサッカーしたくないの!?オレは、やりたいよ?
さんと一緒に、サッカーがやりたいよ。サッカーするって、コーチやるって、
そういう事じゃないの?難しく考えなくてさ、やりたい事やろうよ?でないと、
あの人達がかわいそうだよ。』

の涙がピタリと止まった。

そして、浩二の言葉はの誓いを粉々に砕いて、消してしまった。
吐き気が癒しに変わった。
5年前の自分が笑顔でこっちを見ている。今まで、見守ってくれてたんだね。ありがとう。

は優しく、過去の自分に笑いかけた。

(今までの空白の時間が多かったな・・・。)

は窓の向こうを見て思った。雨は、相変わらず、土砂降りで、嫌な気分にさせる。

でも、少しずつ、空に青色が見えてきた。

晴れてきたのだ。

(人間の決心は弱いものだな。もう、ボールに触る事はないと思っていたのに・・・。)

は、深い、大きい、ため息をついた。

『オレ、もしかして、変な事言いましたか?』

電話の向こうの相手にもため息は聞こえたようだ。

「うーん?あぁ、言ったね。恥ずかしい台詞を当たり前のように言ったよ。
さすが、王子様。お似合いですよ〜。」

はからかう様に、嫌味のように言った。

『オレにはまだ、お姫様がいませんから、まだ、王子様じゃありません。』

「意味分からん。お姫様がいなくても王子は王子なんじゃないの?」

雨の音が段々静かになってきた。

『そうか・・・。でも、王子にお姫様は必要でしょ?』

「何?結婚でもするの?」

『いや、相手が・・・。て、そうじゃなくて、結婚のことじゃないでしょ。
コーチをするの、しないの!?』

「する。」

は、あっさりと、当たり前のように答えた。

「あっ、でも、オレ仕事あるや。」

『よし!辞めよう!!』

浩二はが引き受けたのがうれしいのか、ひどく、明るい声で言った。
そんな声にはあきれながら、

「やだよ・・・。辞めたら、オレ無職になるじゃん。
あぁ、でもコーチするとなると、やっぱり、辞めなきゃいけないかなぁ?」

と言って、頭を抱えた。

『じゃぁ、コーチを職業にして、先生辞めれば?』

「お前、教員はすっげぇ、良い職業なんだぞ!?
昼食は、安く、おいしく食べられるし、給料は一応しっかりしてるし、文句なし!!
・・・、子供が時々ムカつくけど。」

『休み取れないの?1ヶ月ぐらい・・・。』

「1ヶ月ー!?ふざけんじゃねぇ!!そこまでお前らの面倒見ろ。てのかよ!?冗談じゃねぇ!!」

『せめて、21日から31日までの10日間ほどまでじゃ駄目?』

「何だよ、その中途半端な期間は。やるんなら、最後までやるよ。良いよ。
仕事やめる事になっても。オレが、本当にやりたい事なんだからさ。」

『そっか。さん、強化合宿は21日からだけど、21日大丈夫なの?』

「21日って、明後日じゃんか!あぁ、オレ完全に首だよ・・・。ていうか、21日は遠足だ・・・。」

の悲しそうな声が受話器を通して、浩二までに聞こえた。

『どこまで行く予定だったんですか?』

「水族館。」

『水族館・・・。楽しみだったんですか?』

浩二は、本当にが23歳の大人なのか、疑った。

「すごく。」

は行きたかったなぁ。と、残念そうな声を出した。

そして、続けて、

「だって、オレ水族館1回しか言った事ないし、
それに、団体だから1人当たりのバス代が通常に比べて安い、安い!
しかも!水族館の入場料も団体割引で半額だから大人800円!小人200円!
良いねぇ。団体割引!でも、お弁当作るのが面倒くさいんだよな。
コンビに弁当とか持っていったら、絶対に子供に笑われるしなぁ・・・。
“先生早く結婚しろよぉ!”って言うんだよ?中学二年の癖にして、
生意気なこどもばっかりでさ、あいつらもう、彼氏とか彼女とか出来てやがんの!
最近の子供は色んな意味でストレートだよな。て、浩二聞いてる!?」

の職場の愚痴を浩二は半分くらいしか聞いていなかった。

『ハイハイ。聞いてましたよ。』

聞いてないから、そう答えるしかない。聞いてない。何ていったら、雷が降ってくる・・・。

「あぁ。水族館、行きたかったなぁ。」

『そんなに行きたいんなら、ワールドカップ終ってから、オレと一緒に行きませんか?オレもたまには良いかもしれないし。』

「おごりなら行く。」

『相変わらずにお金に厳しい・・・。分かったよ。きっと、誰かがタダ券持ってるだろうし、聞いとくよ。』

「うん。タダならなおの事良いね。ねぇ、浩二、その合宿って、静岡でやるの?北海道じゃないの?」

『静岡だよ。大丈夫だって、オレ羽田空港まで向かいに行くから。』

「飛行機代と、電車賃のお金が・・・。オレさ、実を言うと、給料日31日なんだよね・・・。だから今、お金なんて無い。」

言い切るにあきれる浩二。

『貯金おろせ。貯金。』

「貯金をー!?お前は悪魔か!?」

ギャーギャー騒ぐに浩二は再度キレた。

『あぁ、もう!五月蝿い!!貯金ぐらい、良いだろ!?
その内貯まるさ!!どうせ、使った分は給料で、穴埋めすれば良いだろ!?
貯金なんて、使う為にあるんだよ!!
仕事の方は、日本サッカー協会が圧力かければ良いんだよ!!
さんが心配する事はサッカーのテク位で良いの!!お金は使う為にある!!
仕事は心配しなくても、校長が脅えながら、O.K出してくれる!!
21日に羽田空港で10:00に待ってるからね!!分かった!?』

本日、中田浩二は2回キレた・・・。

は、それに少し、脅えながらも、

「・・・。うん、分かった。」

と言った。

浩二を怒らせると、何が起こるか分からないのは、は十分承知である。

『うん。じゃ、21日に。また、詳しい事は電話するよ。』

「うん。ありがとう。浩二。がんばれよ。」

『じゃ、またね。さん。』

浩二のその一言を最後に、長電話は終った。

は、電話を元の位置に戻して、
台風が去った後の様な綺麗な青空を窓から見て、仕事部屋に、戻った。

「仕事、仕事」

上機嫌で椅子に座って、解答に取り掛かった。

「?」

答案用紙の丸付けは、最後の1枚となっていた。

サラサラと赤ペンで×と○をつける。

最後の答案用紙の点数は、47点だった。

は、今まで丸付けをした答案用紙を束ねて、
カバン(ショルダーバック。色は黒)に詰めて、慌しく部屋を出た。

自転車で向かう先は学校。

そこで、答案用紙を校長室の金庫に入れた。

今でも、如何して、たかが答案用紙なのに、
金庫に入れておかなければいけないのかが分からない。

は、椅子に座っていて、先ほどからずっとため息をついている校長に、

「校長先生?如何したんですか?」

と声をかけ、心配そうに校長の、疲れ果てたような、
困り果てたような、今にも死に、に行きそうな顔を見た。

先生、先ほど連絡があってね、いや、君には言うべきことじゃないな。
言ってしまったら、私が殺される・・・。」

(誰にですか!?)

は聞きたかったが、校長のあまりにも可愛そうな表情を見て、聞くのはやめた。

先生。若い人は大変ですね。」

(いえ!校長先生も色んな意味で若いですよ!!)

は言いそうになったが、慌てて口を閉じたから、言わずに済んだ。

ちなみに、この校長はいろんな意味ですごい。

去年の体育祭では、生徒とリレーをして全速力で走ったものだから、
ゴール直前で倒れて、救急車で運ばれた。他にもまだある。
入学式では、行き成り、自分の話している事に、
自分で感動して泣いてなかなか式が進まなかったり、
卒業生を送る会では、在校生が鳴らしたクラッカーに驚き、
心臓が止まって危うくあの世に行かれる所だったり・・・。
とにかくいろんな意味ですごいハイパーおじいちゃんなのである。

「校長先生、顔色が悪いですよ?大丈夫ですか?」

(また、心臓が止まったらたまったもんじゃない)

先生、君21日から、学校来なくて良いよ。
また、7月から来て下さい。後、ワールドカップ勝てると良いですね。」

本当に心が広い人である。

は、この後泣き泣き校長に感謝したが、逆に校長は迷惑そうだった。











後書き。

今日は。初めまして。「暇つぶし同盟」多分団長の緋色隼樹(P.N)です。

ていうか、私団長なんでしょうか?時雨さん?

さて、空色少年楽しめていただけたでしょうか?

ここまで読んでくれた人たち、全てに感謝します。

ちなみに、この話は昨年のW杯をもとにして書いています。

DVD(六月の勝利の歌を忘れない。)も買いました。
(かなりツボにはまります。サッカーが好きな人、ぜひ見てみてください。)

一応、それにそって話は進みますが、少し、(かなり?)オリジナルも混じります。

完結まで頑張りますので、最後までお付き合い下さい。

以上!緋色隼樹でした。



空と作家さんは偉大なり。

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