神具4 

「アイノどうしたの?らしくない質問なんかして」
ヘベは小首を傾げて尋ねる。
そう、私らしくなかったのかもしれない。
ここは私一人で動いているときじゃない。
「少しおかしかったらしい……そうだゼンお前の剣はどっちなんだ?」
アイノは、気分を紛らわすようにほかの話題を振るった。
「残念ながら、魔剣ではない。
血から作った剣(神具)だね。」
魔剣は少ないがゼンならもしやと思ったが無理な話だったか。
「アイノ、君の剣も神具じゃないのかい?」
アイノは無意識に触っていた剣から手を離す。
「あぁ」
「魔剣まで求めるつもりなのかい」
ゼンは呆れたといいたげに呟いた。
俺もそう思う。
2個も剣をもってどうしようというのだろう。
「ねぇアイノ、神具ってどうやってつったの。つくりかた教えて。
ゼンってばこんなときは教えてくれないのよ」
へべはアイノの神具を見ながらいった。
アイノはじっと黙る。
ゼンはその沈黙がひどく痛かったが、アイノがこちらを向いて語る。
「人によって違う」
いまさらというようにアイノはそれだけ語った。
「だからどう違うの教えなさい」
ヘベは我慢できずに怒鳴る。
「ゼン」
お前から話せというように睨み付ける。
はぁとため息をついてゼンは話した。
「法典を読んでいたときにふと神具のことを考えたらできていた」
「つくるも何もないじゃん」
へべは愕然とした。
「アイノ、君は?」
「何も持たずに気を練り上げて舞っていたらできた。
意識はしていた」
「考えなきゃいけないのか……」
リンリン
「鈴の音?何でこんなところで」
へべは立ち止まり耳をすませた。
アイノたちも同じように立ち止まる。
「聞いたことあるな。確か……どこかの神楽」
独特な聖が音楽に載せて漂ってくる。
「これは、泡薄き島のものだ!!」
アイノが思わず叫ぶと同時に目の前が真っ白になった。

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題名おかしいよね・・・。
始めは剣を求めてだったんだけど、アップの時今の題名に変えた。
でも、内容もアップのときに少しずつ変えてしまってまた題名と内容が違う。
本題じゃないはず。

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