201 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/09/29 23:48 ID:vjNHgMG8
>>199
心配してくれてアリガトウです^^
明日からまた仕事っす。
今日はもう寝ます。
みなさまも風邪には気を付けて・・・
202 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/09/30 21:35 ID:rOSF2fMh
伊賀フェチさん、文章上手過ぎ。
なんかムードあり過ぎで本業なんじゃ・・・(失礼!)と思うくらい。
続き期待してます!
203 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/09/30 23:13 ID:Oy810+gi
伊賀フェチさん、200げとおめでとー。
204 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/09/30 23:38 ID:IV3ZZJmq
>>202
お褒めのお言葉ありがとうございます。
・・・でも本業がエロ小説家!?(‾□‾;)
でも他の板とかみると皆さんホント上手い人いっぱいいますよ。
私なんてまだまだ若輩者ですよ。
明日以降仕事に余裕が出来るのでまたうPします。
205 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/01 22:59 ID:f79TFS43
繋がり合ったその体をするりと引き離した黒須のその行動に
伊賀は戸惑いを覚えた・・・
繋がり合ったその温もりの中を浸っていたいのに・・・何故?
黒須の行動を読めずに伊賀は荒くなった息を整えながら
彼女の瞳を覗いた。
彼女の息は伊賀よりも幾分整っていたものの、
頬を赤らめ、首筋や胸にはいくつもの小さな汗の球体が浮かび上がっていた。
彼女の潤んだ瞳を捉えると、彼女は瞳をゆっくりと細めた。
そして黒須は自身を組み敷く伊賀のその片腕を強く引いた。
一瞬の行動に伊賀はバランスを崩し、そのまま黒須の真横に
肩をついて倒れると、逆に黒須がそのまま伊賀を組み敷いた。
一瞬の出来事に伊賀は困惑した。
黒須は伊賀の耳元へ唇を寄せて囁いた。
「形勢逆転ね・・・」笑みを含んだその台詞に抵抗する間もなく
黒須の唇が伊賀の唇を塞いだ。
するりと入り込む舌先を受け入れると、
脳の中まで掻き混ぜられてしまうように情熱的に絡み合った。
唇を解放されるとそのまま息を整える間も与えられず
黒須に耳から首筋を甘く愛撫されていた。
伊賀の背筋に素早く電気が走るかのように刺激が走り抜けた。
そのまま黒須は、伊賀の体にかろうじて引っかかっている
白いシャツを脱がし、伊賀の首筋や肩、胸、腹に
赤い痕跡を残し、時に甘噛みしながらゆっくりと体を下ろしていった。
黒須の愛撫に体が反応することへの羞恥心からか、
賢明に目を閉じ、唇を噛み、黒須の行動を受け入れる。
それが伊賀に出来るささやかな抵抗だった。
206 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/02 09:34 ID:TfI4ULYc
や、やらしい・・・ハァハァ(朝っぱらから・・・w
207 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/02 20:38 ID:u/Rg7F4I
今日ピンポン観ますた。
確かに月本役のARATAと伊賀のイメージがダブりますね。
性格は微妙に違いそうだけど、ドラマにするならARATAに伊賀役を
していただきましょう。
で・・・黒須は?
自分の中じゃ江角マキコが適任かと。ダメ?
川合君は??頭の弱そうなのは誰が適役だろうか?
208 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/02 22:49 ID:TfI4ULYc
オーナーは松雪やすこキボン。
209 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/03 10:22 ID:tyWUHhDp
>>207-208 江角も松雪イイ!
山縣さんは小野タケヒコさんあたりで(王様のレストランではメートル役だったような)
川合君は岸田健作とか河合我聞(字あってる?)とかをおかっぱに
しちゃうのはどう?
店長はいかが致しましょう?椎名桔平は固すぎかな。野村宏伸なんかは?
210 名前:伊賀フェチ(休みなので) メール:sage 投稿日:02/10/03 11:03 ID:tyWUHhDp
と言うわけで昼間ッからうpします。
******************************
伊賀の皮膚に触れる黒須のその唇の感触が波紋のように
指先やつま先にまで広がる。
背筋を伝わる刺激はビリビリと脳を麻痺させている。
重なり合った肌と肌。黒須の乱れ汗ばんだ髪が
胸元をくすぐる・・・
・・・刺激が走る度にくっと唇を噛み、背中を抱きしめる指に力がこもる。
黒須の指先は撫でるように伊賀の胸を滑る。
唇と舌先が胸と腹の上を這いまわる。
擽られているだけなのか、快楽なのか・・・曖昧な刺激が体中を駆けめぐる。
もう・・・限界だ・・・
「・・・ちょっ・・ちょっと・・待ってくだ—」言い終えないうちに
再度唇を舌でふさがれてしまう。なんの抵抗も許されていない。
黒須のその小振りなけれど柔らかな胸の感触が伊賀の胸板に重なる。
黒須の胸が早鐘を打っているのが伝わる。
血液の流れ、胸の鼓動、荒い息づかい、皮膚をつたう汗、神経伝達の速さ・・・
全てを感じ取れる距離にいる・・・
黒須はすぅっと唇を外すと、伊賀の瞳を覗き込み、頬を赤らめながら呟いた。
「言ったでしょ?・・・形勢逆転て・・・」
小さく笑うとそのまま胸元を通り抜け、腹まで下りた。
このまま下りてしまえば・・・伊賀は赤面した。
黒須は伊賀のことなどお構いなしに腹からゆっくりと唇を下ろしていく。
211 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/03 12:48 ID:erZ0GUxp
伊賀フェチさん、いらっしゃ〜い!
いよっ、待ってました!
212 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/03 14:36 ID:mTZmwS7w
オレは菱沼さんのヘソだしルックや寝起きシーンで何度も何度もぶっこいた。
菱沼さんみたいなのが、オレの研究室にいたら、トーゼン、オレは彼女に
むしゃぶりついていただろう。・・・だって、彼女、何のかんのいっても
極上の美人だもん。せくーすもお姉さんぽくリードしてくれそうだし。
ああ、股、いや、また、勃ってしもうた。
213 名前:あぼーん メール:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん
214 名前:あぼーん
215 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/03 23:43 ID:FMUygoKu
伊賀フェチさん、やっぱ上手いわ。
>伊賀の皮膚に触れる黒須のその唇の感触が波紋のように
>指先やつま先にまで広がる。
↑最初のこの2行読んだだけで鳥肌立ってしまいました。(当方女)
ハムテルと菱沼さんの続きもキボン。あれ?終ってないよね?
番外編的に、二階堂のことも書いて欲しいなぁ・・なんて。
216 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/04 01:03 ID:L8GHTb3L
*お詫び*
今までの自分のうpしたものざっと読んでみたんですが。
ダラダラと長いですね。しかも肝心なエロが少ない・・・
他の板の作品読んで比べてみたんですが、私のってなんつ〜か
「じれったい」んです。考え考え書いてるから散文になりがちなんですね。
ちょっと反省しますた。
皆さんはどうでしょか?もっとリアルな描写の方がいいのかしらん?
217 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/04 01:55 ID:FugAT583
>伊賀フェチ様
今の作風、好きです。
218 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/04 11:15 ID:L8GHTb3L
>>217
ありがちゅ〜です。
でももうちっとエロに専念(するように努力)しますね。
ちょっと長々だし。
*********************************
するりと腹から唇を滑らせる黒須の行動に焦り、
思わず伊賀は声を上げた。
「ま・・・待ってください!それ以上は−」
こんな時まで男の欲望よりも、理性が働いてしまう自分の性を呪いながらも、
黒須の行動を制するために、ぐっと膝を立て、黒須をはねのけようとした。
しかしそんな行動も意味を持たず、黒須は伊賀の膝にスルリと割って入り
伊賀の内腿に舌先を這わせた。ツツ・・・となぞられる感触・・・
見られているという羞恥心とは裏腹に躰は素直に反応してしまう。
それが更なる羞恥心を呼ぶ。こんなことで赤面してしまう情けなさも絡み合って
頭の中はグルグルと渦を巻いていく。
冷静であろうとすればするほど、渦の中へ足を取られてしまう。
内腿を這う舌先の小刻みな愛撫に、
伊賀は羞恥心の他にわずかなもどかしさを覚えていた・・・
隆起した自身が何かを期待しているのか・・・
内腿への刺激はそこから飛沫するように周囲の神経を疼かせる。
黒須は内腿から舌を滑らせ、腿の付け根を唇で吸い上げ、舌先でそのラインを
なぞる。生暖かな感触が伝わる。
何度も何度も往復する舌先はまるでわざとじらしているようだ。
限界だ−そう思った瞬間に頭の中を真っ白な衝撃が走った。
滑らかな、生暖かなその舌先が自身に絡みついていた。
219 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/04 14:31 ID:L8GHTb3L
頭の中を走る真っ白の衝撃は霧のように広がり景色を曖昧にする。
ぬるりと絡みつく舌先の動きとと、柔らかに締め付ける唇の感触が
頭だけでなく、全身を霧で包む。
何も見えない・・・彼女の滑らかな優しい感触を感じているだけだ・・・
霧のたちこめる湖に浮かぶ小舟に乗って、ただ微睡むような・・・
けれど時々走る衝撃は一瞬別世界へ自分を運ぶ。
・・・快楽の波。
黒須のそのたどたどしい舌先の動きに時にじれったさを感じ、
それでも乱れた髪で眉をひそめ、賢明に自身を愛撫するその仕草が余計に
快楽の海へ誘う。
口腔内の温もりと柔らかさと密着感に背筋までもが疼く。
「んっ・・・っぷ・・・んくっ」水音とともに唇から洩れる吐息。
唾液のせいでヌルリとした黒須の口元は、
猥褻というよりもその健気さに愛おしさを感じる。
熱い・・・自身の熱さか、黒須の熱さなのか・・・
「ふぁ・・んむっ・・・ん・・・っぷ・・・」切なげに、賢明に自身を愛撫する
黒須か洩れる苦しげな声が聴覚を刺激する。
自身のラインに沿って賢明に唇を這わせ、丁寧に舌で絡め取り、
優しく吸い上げる−
それは伊賀の脳を一瞬にして溶かし、全細胞を狂喜させる。
それと同時に周囲の霧が一瞬眩しい程に光を放ち、小舟は大きな波に襲われた。
「・・・・っぁ」伊賀は思わず声を漏らした。快楽の波に呑まれ、溺れる。
220 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/05 06:40 ID:8UVkU0p5
>伊賀フェチさん
大ファンです!官能的で、下品さのない文体が、とても好きです。たまりません。
「長々」もいいですよ。じらされてて余計ドキドキしちゃいます。
ゆっくりでもいいです、待ってますので、
書いて書いて私達を楽しませて下さい!
221 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/05 09:38 ID:Sl2eFPXC
>>220
ありがとうです(^^;)
なんか言い回しが多くて分かりづらくてスミマセンが
もうちっとなんで頑張ります。
読み返すと誤字脱字が多いわぁ〜
222 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/05 10:14 ID:Sl2eFPXC
「ダメですっもうっ—」
臨界点を迎える寸前の自身から黒須を引き剥がそうと頬を掴む。
しかしその直後、グイッと腕を押さえつけられてしまった。
快楽という病に蝕まれて腕に力が入らない−
黒須の舌と、口腔の壁が自身に張り付き、丁寧にラインをなぞらえる。
ドクンッ・・・血液が血管壁にあたり、波のように砕け散る・・・
細胞が全身に散乱する
神経が張りつめる
血液が沸騰する
閃光が走る−
そして精神と肉体が解き放たれる感覚
「・・・・っく」ビクンッ・・・
−躍動する自身から愛情も欲望も何もかもを吐き出す・・・
刹那の快楽・・・けれど到達する達成感・・・
「んっく・・・っ」黒須は苦しそうに全てを受け入れた。
切なげな表情で優しく全てを舌先で優しく舐め取る。
「っはぁ・・・」
天を仰ぎ、酸素を求める。
さざ波のような余韻を残し、虚脱感が襲う・・・
呼吸を整えながら、彼女に目をやると
滑らかな肌にいくつも小さな水滴を浮かべ、薄く開かれた唇で
不規則な呼吸を続けていた。
223 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/05 23:46 ID:qlwQQM2X
ヤラシ(・∀・)イイ!
イガカソ ウラヤマ!
ナニゲニ オーナー マイカイ カミガタカワル
オシャレダシ カナーリ イイオンナ!!
224 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/07 04:06 ID:61Xwr6Qf
ハァ、ハァ、菱沼タン、菱沼タン・・・・・・
225 名前:テム・レイ メール: 投稿日:02/10/07 06:48 ID:61Xwr6Qf
エエイ、Heaven はいい、Heaven は! 動物のお医者さんをうつせ!!
roll 氏はどうした!!
菱沼さん VS ハムテル、ちょび、菅原教授、漆原教授 ---の5Pで菱沼さんの
全てのアナというアナ(含、尿道)をふさぐ展開に変えるのだ! 旅順港封鎖作戦、
広瀬中佐、杉野はいずこ、あれは使えるぞ!
地球連邦バンザーイ! あーーーーーーーーーーー(ドス、グチャ)
226 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/07 08:00 ID:hbwSPoUR
Heavenも欲しいので引き続きお願いします。
227 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/07 17:26 ID:eBz396pW
>>225
ひどい!最低!ばっかじゃないの?ボケ!スカタン!逝ってしまえ!
このくされ外道が!頭おかしいんじゃないの!?
「伊賀&黒須」も「ハム&菱沼」も期待してんのに!
自分勝手な意見で乱すな!
お前のせいで作者タン達が来なくなったらどうすんじゃボケ!!
228 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/07 20:50 ID:S09vJ5n9
伊賀フェチさんもrollさんも(・∀・)イイ!
キャラの特徴つかんでて⋯まじでハムテルや伊賀君が
こういうセクースしてそうな感じするもん。
なんかこう⋯リアルに絵が思い浮かんでしまいます<当然佐々木氏の絵
229 名前:>>225 テム・レイ メール: 投稿日:02/10/09 03:52 ID:9Ok1AnVW
>>227
ワシはテム・レイ、酸素欠乏症のせいで廃人になった正真正銘の基地外じゃ!!
ガンダムもみたことないのか、ガンダムも!
ワシに向かって、
>ひどい!最低!ばっかじゃないの?ボケ!スカタン!逝ってしまえ!
>このくされ外道が!頭おかしいんじゃないの!?
などといっても、全くそのとおりだし、映画版では階段から落ちて、もう逝っとるだがや!
ちょっとはその辺を踏まえてものを言えや。
230 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/09 07:24 ID:aXasW/bu
まあまあ、マターリ
231 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/09 15:06 ID:SCs0B6la
>>229
映画板からも追放くらっちゃってかわいちょ〜な僕ちゃんでちゅね〜
酸欠でちゅか?あらあらかわいちょうにね〜
お〜よちよち。僕ちゃん。ここはね、大人のお部屋なんでちゅよ〜
毛も生えそろってない僕ちゃんはもうお家にもどっておねんねしまちょうね〜
232 名前:あぼーん メール:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん
233 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/09 21:49 ID:bHILlZSu
ハム×菱物語はどうなってしまったのだろう・・・?
234 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/10 12:28 ID:GJoaimgM
伊賀君のも。あれはあそこで完結なん?
235 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/11 20:41 ID:QJrNyKam
保守age
236 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/11 20:50 ID:FRgE7r12
いやはや・・・荒れすぎてうpできなかったです。
伊賀&黒須もあんまし人気がなかったみたいでションボリ。
つまらんもの書いてスマソ・・・書くのやめようかと思ったんですけど、
中途半端で終わらすのイヤだったので、最終回だけうpして逃げます!
**********************************
火照った躰が初めて床の冷たさを知る。
ぐったりと伊賀の腹に顔を埋め、ようやく規則的になり、でもどこか苦しげに
吐息を漏らしている黒須の髪をそっと撫でた。
『愛おしさ』がこみ上げる・・・
細い腕を引き、自分の胸元へ引き寄せた。
白い肩に散らばった髪を指に絡め、テーブルクロスを黒須の背中に
優しく掛ける。伊賀は赤面しながら呟いた。
「すみません・・・・なんか僕だけ・・・こんな・・・」
愛おしさと、後悔が絡み合って黒須に対しての罪悪感が生まれていた。
黒須のしなやかな指先が伊賀の唇に触れた。
「・・・いいのよ・・・」ポツリと返された。
罪悪感とともに結局は黒須のペースで進んでしまった事への
男としてのプライドも多少はあって伊賀はどうにも納得がいかなかった。
あらゆる意味の後悔の処理に戸惑っている伊賀の汗ばんだ胸元に
そっと唇を当てながら黒須は小さく呟いた。
「次はいっぱいサービスしてもらうから・・・」
独り言のような呟きは胸元で消え去った。
「・・・え?今何て・・・」伊賀が聞き返すと
黒須は微笑し、テーブルクロスを巻き取り、立ち上がった。
急に一糸まとわぬ姿になって狼狽える伊賀を見下ろし、
「雨も止んだし。もう帰るわ!ごちそうさま。」
伊賀に向かってあっさりと言ってみせた。
服をさっと拾い、素早く身につけると踵を返し、振り返らずに
「じゃぁね」と後ろ手に振り、靴音を響かせながら
立ち去ってしまった。
237 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/11 20:50 ID:FRgE7r12
魂を抜かれたように呆然としたまま、床の向こうを見る。
『ごちそうさま』って・・・せんべいの事か?それとも僕の事か?
今までの出来事が夢だったかのようだ・・・
けれどそこに散乱したシルバーやトーション、脱ぎ散らかしたタブリエや
シャツが先ほどの現実を肯定してくれている。
次第に頭の中にかかっていた霧が晴れ、意識がハッキリしてくる。
焦点が床に合わさる。
『散乱・・・シルバーが・・・トーションも・・・散乱してる・・・』
一人取り残された伊賀はガクッと肩を落とし、一人呟いた・・・
「・・・また磨き直し・・・」
〜〜〜完〜〜〜〜オソマツサマデシタ〜〜〜
238 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/11 21:59 ID:h/qrn0Ut
感動しました!!!!!!
オチも原作のノリまんまで綺麗にまとまっててステキ!!!
239 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/11 22:35 ID:QJrNyKam
(・∀・)イイ!よー!!
続きを待ってました。逃げるなんていわないで、
サービスする伊賀くんを書いてください!
伊賀フェチさんもrollさんもいなくなったら寂しすぎる。
佐々木作品のエロ、まだまだ読みたいです。
240 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/11 23:44 ID:QZvMiEkn
伊賀フェチさん、人気無いなんてそんなことないですよ。
一日に何回も「続き載ってるかな♪」と此処覗いてたし
あんまりいらんこと書いて急かしても申し訳無いし。
>服をさっと拾い、素早く身につけると踵を返し、振り返らずに
>「じゃぁね」と後ろ手に振り、靴音を響かせながら
>立ち去ってしまった。
これって想像かきたてられます!どんな表情しているかは
読者に想像させているとか!?
私はオーナーなりの照れ隠しと見た!(顔が赤くて振り向けないとか。)
それにしても他の方も書いてますが
終わりが佐々木漫画の「ヘヴン?」でワロタ。
最後の伊賀君の表情、簡単に想像出来る所が笑える。
また読みたいなぁ〜。暇で気が向いたらお願いします。
rollさんのハムテルも読みたいです。急かしはしないけど
お二人とも職人さんなんですもの〜。
他力本願スマソ。
241 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/13 20:50 ID:kRSSmZ+M
>>237
ナイスファイト!アナタ、文章ウマスギです。
伊賀タンって自分の中では童貞確定だったんで、後半オーナーにいいようにされてるとこなんか
イメージ通りでちょっと嬉しかった(?)よ。
なんでも器用にできるしっかり者だけどアッチの方じゃあマゴついてるボウヤってかわいいじゃん
⋯⋯って私はオバハンかよ
242 名前:伊賀フェチ(寝る前にチラリ) メール:sage 投稿日:02/10/14 00:13 ID:RGdUrYxN
コンバンワ。
どうもお粗末な話に付き合ってくれてアリガトウゴザマシタ。
思いついてはうpしてたからまとまりのない展開でスマソ。
でも伊賀君&黒須さんのおかげで専門用語を必死に調べたりと・・・
ホント勉強させていただきました。
今度からある程度ストーリー考えてからうpします。(←逃げるとか言ってたくせに)
伊賀フェチとしては、佐々木キャラの中で珍しくセクスィーキャラ(?)な伊賀君に頑張って
頂きたいんですが、やはり「動物〜」の方が皆様は萌えます??
(おたんこ〜はちょっと妄想できなくって・・・スマソ)
243 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/14 08:54 ID:OoRiUfDL
rollさんの「動物のお医者さん」の続きも読みたい!! rollさん、お願いだから
帰ってきてください!!
244 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/14 17:23 ID:zzVIHrCe
>>242
私は伊賀フェチさんの「Heaven?」エロ、好きですよー。
動物のお医者さんエロもいいけど。
要はどっちも好きってことで!!
これからも楽しみにしております。
個人的には、店長のお話も書いてホスィ。
245 名前:あぼーん メール:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん
246 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/14 22:47 ID:NaTkyk2H
rollさん戻ってきて!ハム&菱沼の行方が気になって夜も眠れぬ日々が続いていまつ。
247 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/16 00:55 ID:1eoa2QYI
伊賀萌え〜
第2部とか、続編キボン
248 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/16 22:34 ID:Ey+Wsmmy
偶然このスレ見つけて一気に読みました
(・∀・)イイ! (・∀・)イイ! (・∀・)イイ!
伊賀フェチさん文章(゚д゚)ウマー
rollさんも戻ってきてくれ〜(´д`;)
荒らしなんぞ気にしないでUPして下さい〜
249 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/17 00:22 ID:Noljcfs6
今続編制作中でつ。
またエロにいくまでの助走が長すぎて悪戦苦闘・・・
roll氏は戻ってこないのかな?
250 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/17 00:36 ID:Noljcfs6
ってゆ〜か・・・
今4巻読み返してたんだが、次巻の予告みてビックリ!!
伊賀君はギャルソンなのにソムリエ試験受けるのか????
山縣さんを差し置いて?
ギャルソンはソムリエ経験になるのか?
スピリッツ読んでないから5巻までまたなきゃだよ・・・トホホ
251 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/17 01:45 ID:VZF0sEs6
伊賀君鬼畜っぽいのキボン。
日々たまった鬱憤を晴らす伊賀君(w
252 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/17 13:57 ID:fnqaWwDz
鬼畜な伊賀??
やっぱり口調も変わるのかな・・・それとも敬語で鬼畜?
鬱憤はらす伊賀君て想像つかん
怒れないしね〜やっぱHに覚醒しちゃう伊賀?
253 名前:あぼーん メール:あぼーん 投稿日:あぼーん
あぼーん
254 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/17 20:46 ID:44+soc2n
鬼畜というか⋯
主導権を握られて為すすべもなかった伊賀君が
今度は逆に主導権を奪い返し
サディスティックにオーナーに⋯(´д`;)ハァハァ
というのはどうでつか?
255 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/17 23:05 ID:3Cnu3d7V
仮名伊賀(責め受け)が伊賀仮名になるんでつね!(←この表現嫌いな人居たらスマソ)
見たい・・・ハァハァ
256 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 16:08 ID:mNoi/XDT
『伊賀鬼畜』はちょっと書けませんでしたスマソ
前回は黒須→伊賀っぽかったんで、今回はその続編(?)で伊賀→黒須で
書きます。(まだ途中なんで・・・)
またエロに達するまで長くなりますた。気が向かない方は許してね。
257 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 16:15 ID:mNoi/XDT
伊賀×黒須(1)
**************************
「伊賀君、まだ帰らないの〜?」
明かりを落としたホールから川合が伊賀に尋ねた。
「これだけ片づけたら帰るよ。」
テーブルクロスをまとめながら、伊賀が顔を上げた。
「手伝おうか?」川合が親切に言う。
「いや、いいよ。後ちょっとだから。」やんわりとそれを断ると
無造作に置いてあるテーブルクロスをバサッと広げて畳む。
「そっか、じゃあ僕先に帰るね。」川合は笑顔で返すと、
そのままロッカールームへ向かった。
翌日のセッティングを川合と行い、いつもよりも時間がかかってしまったため
シェフ達も、山縣や堤も今日は既に帰ってしまっていた。
オーナーはディナータイムから見かけない。
食事をせずに帰るなんて事は珍しいことだが、虫の居所の悪い日なんかは
そのままマンションに帰ってしまうこともある。
今日もおそらくそれだろう。
最後のテーブルクロスを畳み終え、まとめ上げる。
戸棚に入れ、一息つくとふと、疲労を覚える。
コーヒーでも飲んでから帰ろうか・・・
そう思い厨房に入り、コーヒーを入れる。
シンクに寄りかかり、カップを傾けると、オーナーの部屋の扉に目が止まる。
灯り・・・?
扉からこぼれる黄色い灯り。
そっと近づくと隙間から洩れる陰が時折揺れる。
オーナー?まだいたのか?
厨房に戻り、音を立てないようにもカップをもう一つ取り出す。
熱いコーヒーを入れ、ソーサーに載せる。
258 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 16:19 ID:mNoi/XDT
伊賀×黒須(2)
**************************
−コンコン・・・
−沈黙。
ノブを回し、そっと押し開く。
「・・・オーナー?」
存在はそこにあるのに、返事はない。
「寝てらっしゃるんですか?」
近づいてみると肩が微かに動いている。
覗き込んでみると、机の上に乱雑に広げられた原稿用紙。
その上を走るペン先。
仕事か・・・邪魔をしないように帰ろうかと思った直後、
黒須の手が止まり、パタリとその場にペンを置いた。
「くぅ〜〜終わったぁぁ〜〜〜!」
ぐっと天井へ腕を突き出し、背中を反り返らせた。
「あの・・・オーナー?」再度声を掛けてみると
「きゃっ−」黒須は肩をビクッとさせて振り返った。
その瞬間、机の上の原稿がバサバサッと乾いた音を立ててまき散らされた。
259 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 16:24 ID:mNoi/XDT
伊賀×黒須(3)
**************************
「な・・・なんだ・・・伊賀君まだいたの?」
珍しく狼狽した表情の黒須は胸に手を当てて驚きを沈めようと必死だ。
「オーナーこそ。仕事ですか?」
コーヒーカップを散らかった机の上の隙間に置くと、
まき散らされた原稿を拾い上げた。
「ありがと。」原稿に手を伸ばしながら黒須は続けた。
「夕方に傑作を思いついちゃったのよ!マンションに戻ったら
忘れちゃいそうだったから、一気に書き上げようと思って!!
これがまたすごいトリックで−」
言いかけたところで、原稿の上で二人の指先が重なった。
一瞬の沈黙が部屋を埋める。
僕はそれを拾い上げると無言で原稿を黒須に預けた。
何を照れてるんだ・・・僕は・・・子供でもあるまいし−
「でね、すごいのよトリックが!絶対に解けないわよ!」
照れ隠しなのか、無関心なだけなのか、
原稿を揃えながら上機嫌の黒須はコーヒーカップに手を掛けた。
時間の経ってしまったコーヒーに口を付けると
ちょっと渋そうな表情に変わる。
「冷めてる!入れ直してきて!」とコーヒーカップを伊賀の胸元に突き返す。
・・・相変わらずだ。
半ば諦めかけた表情で、カップを受け取ると、無言のまま厨房へ戻る。
260 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/18 20:08 ID:ZDSczk5v
キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・)‾ー‾)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)━━━!!!!
伊賀フェチタンの新作〜っ!
お待ちしておりましたぁっ!!!
261 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 20:48 ID:mNoi/XDT
伊賀×黒須(4)
**************************
熱いコーヒーを注ぎながらその深く黒い波紋を眺める。
あの時、あの雨の日、黒須と特別な関係を持ってしまった時の記憶が
伊賀の脳裏に焼き付いて離れない。
いや、時間の経過に反比例して鮮明になる程の強い記憶。
なのに、黒須の態度は翌日もそして次の日も何も変わっていなかった。
傲慢さも、横柄さも、何も変わっていない。
自分の記憶だけがこんなにの鮮烈なのに・・・彼女の記憶は
あの日、あの時間だけ切り取られたんじゃないかと思うくらい・・・
あの時の記憶のかけらを彼女の瞳の奧に探すことは出来なかった。
だが元来クールな伊賀もその事実を表面に出すことなど出来なかった。
自分だけが何事もなかったかのように装い、彼女の方は
その事実すら存在しなかったように見える。
それが少し悔しくもあり、そして切なくもあった。
262 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 20:52 ID:mNoi/XDT
すみません。今回、前回の続編です。
わからない人は申し訳ありませんが、前作を覗いてみてくらさい。
263 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/18 21:42 ID:ZDSczk5v
巡回している間にうPされているぅ〜
くあ〜っ!!!
今夜は伊賀フェチさん祭りでつか?
PCの前でハァハァしながらまってまつ(;´Д`)
264 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/18 22:05 ID:x1nT5Jog
伊賀フェチさん、エロまでの道のり遠くてもOKよ!
もともとそういう要素の薄い漫画だし。
伊賀フェチさんの文章、背景描写がとても丁寧で
上品でありながらエロの時は艶めかしい・・・。
それでも人物の性格が漫画通りで、厨房やオーナー部屋も
取り入れてて、前回の黒須→伊賀の時は厨房のシルバーとか
トーションとかちゃんと効果的に使われてて、漫画への
愛を感じます〜。
265 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 22:42 ID:mNoi/XDT
>>263
>今夜は伊賀フェチさん祭りでつか?
PCの前でハァハァしながらまってまつ(;´Д`)
スマソ〜〜〜実はうち明日引っ越しで、今大騒ぎ(藁
祭りになるほどうpできるかなぁ〜
私一人で準備してることを良いことに、時々さぼってはうpしてます。
>>264
アリガトウです^^
前回むやみにシルバーだの、トーションだのタブリエだのを散らかしすぎて、
ちょいわざとらしかったかなと・・・今回も舞台はロワンディシーなんですが、
(ってゆ〜かそれ意外の舞台ってない!?)
もちっと普通にしちゃいます。ご要望があれば色々出すようにします。
さぁって、うpしたらまぁた引っ越し準備だぁ〜!!
266 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 23:36 ID:mNoi/XDT
伊賀×黒須(5)
**************************
二人分のコーヒーを入れ直し、厨房を出ると黒須はテーブル席に移動していた。
周囲の照明は落とされ、そこだけが薄明かりで照らされていた。
「どうぞ−」黒須の前に入れ立てのコーヒーを置く。
伊賀はカウンターに寄りかかり目を床に落とした。
黒須はカップを口元に運びゆっくりと口をつけた。
白い湯気越しに黒須の輪郭がぼやける・・・
「うん。おいしいわね。」
薄明かりのホールはそんな言葉をも吸い込み、ただ沈黙だけがそこに横たわる。
何故そんな風に何事もなかったようにできるのか?
あの日、あの共有した一瞬は嘘だったのか?
・・・今すぐにでも問いただしたい衝動に駆られる。
伊賀は熱いコーヒーを喉に流し込みながら、その感情をも飲み込んだ。
「この間のこと、気にしてるんでしょ?」
沈黙を打ち破ったのは黒須だった。
言葉の元を手繰るように顔をあげると、黒須の口元に笑みが称えられている。
この間のこと・・・あの時のことを・・・
黒須の記憶も消えていたわけではなかった。
そのおかしな安堵感と、先程まで心の中で何度も繰り返していた問いかけが、
そのまま自分に向けられている事の緊張感。
「・・・いえ・・・別に・・・」
伊賀は冷静を保ちながら壁に目を移した。
本当は問いただしたい。けれど自分の中のプライドがそうさせない。
267 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/18 23:39 ID:mNoi/XDT
伊賀×黒須(6)
**************************
「嘘よ。顔に書いてあるわよ。」
口元の笑みは、余裕を蓄えている。
黒須はカップをソーサーに戻し、指を組みながら言葉を続ける。
「何で何も言ってこないのか?何で何事もなかったような態度を取るのか?
そんなところじゃない?」淡々と言葉を並べる。
その通りだ・・・的確すぎて何も返せない・・・
みっともない・・・男のくせにこんな時、何も出来ない自分がもどかしい。
カップをグッと握り直す・・・。
「・・・そうです。・・・あの時の事・・・何もなかったように
振る舞うんですね。」
かろうじて出た言葉は今までに何度も唱えてきたはずなのに、
かすれて自分の声に聞こえない。
平静を装うためにコーヒーを流し込んだ。
空気がピンと張りつめる・・・
268 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/19 02:01 ID:cGZ45z4W
伊賀×黒須(7)
**************************
「・・・いや、別になかったことでもいいんです。
ただ・・・申し訳なくて・・・」
伊賀はカップの柄を指先でなぞり、壁を見つめたまま言った。
オーナーという存在にあんな行動をしてしまった罪悪感。
そして自分だけあんな・・・様々な罪悪感が絡まっている。
「すいません・・・帰ります。」
壁から目を外し、カウンターから腰を上げて厨房へ戻ろうとした。
「ちょっと待ちなさいよ。」
背後から黒須の声が投げられる。
伊賀はその言葉を受け止めない、足が止まらない。
情けない自分をどこかに隠したかった。
「待ちなさいってば!逃げないでよ!」黒須が言葉を投げつける。
『逃げる』・・・罵られるような言葉に反応する。
振り返ると、黒須が側まで駆け寄っていた。
「逃げてなんていません。・・・ただ僕は・・・」
言葉が喉の奧で詰まっている・・・
みっともない・・・これじゃいじけてる子供じゃないか・・・呆れる。
伊賀は当惑した・・・
黒須の瞳が伊賀を捉えて離さない。
逃げることを許さない瞳の拘束。
「この間のこと、後悔してるの?」黒須が問う。
269 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/19 10:09 ID:dhZV3xvG
ああああ〜っ
いじけている伊賀くん萌え〜っ!!!(・∀・)イイ
お引っ越し準備ガムバッテ下さい>伊賀フェチさん
270 名前:名無しさん@ピンキー メール: 投稿日:02/10/19 17:43 ID:BHoeZbhS
こんな佐々木スレもあったとは・・・伊賀フェチさんの力量に萌え〜!!
伊賀くんものを一通り書き終えたら(もし興味があればの話だが・・・)
川原泉ものでもやってくれんかのう〜(かぶってるファンは多いらしいが川原では
やってる人はさすがに見かけない)・・・スレ違い甚だしくスマソっ!
271 名前:あぼーん
272 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/19 20:58 ID:m90ngLLV
>270
かぶってる人居るだろうね〜。私は兄が佐々木倫子(動物)と
川原泉の漫画を持っていて、借りて読んではまったくちです。
どっちもストイックな所に、逆に萌えちゃうんですよね〜。(w
273 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/19 21:51 ID:eIaVlMlc
あああああああ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
もうたまらんです伊賀タン祭り。
引越しは危険なので重いもので指挟まないように気を付けて!
274 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/19 23:35 ID:qeyppqjW
>270 >272
確かに川原とファン層かぶってるだろうな。
もし川原混ぜるならついでに遠藤桑田(雑誌違うが)も混ぜて欲しい・・・などと呟いてみる。
275 名前:名無しさん@ピンキー メール:sage 投稿日:02/10/20 01:33 ID:x+DJG2f7
伊賀フェチさんに触発されて、私めも一つ書いてみました
なにぶん初めての試みでして、誤字脱字や文のおかしい部分等
あるかもしれませんが、お引っ越しが終わるまで、みなさまの
気休めになれば幸いです
おまけにものすごく長文のくせにエロ部分が短い⋯
しかも途中までなんです。スミマセン(TДT)
276 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:35 ID:x+DJG2f7
「伊賀くん。ちょっと頼みたいことがあるんだけど⋯」
堤店長が観に申し訳なさそうな表情で話しかけたのは
ロワンディシーの営業時間も終わりに近づきかけた頃である
「いいですよ。僕に出来る事なら」
観は最後のお客様が食べ終わった皿を片付けながら快く応じた
「そうか!実はね、ちょっとオーナーの家まで届けて欲しいものがあるんだ」
「えっ⋯お⋯オーナーの家。ですか?」
いつもカウンター席を陣取っては出てきた料理や酒にあれこれ文句をいい
観達の不快指数を上昇させる元凶であるこの店のオーナー・黒須は
『見たいドラマがあるの〜最終話だから生で見たいの!』と相も変らぬ自分勝手な
理屈を並べ立て、今日は晩酌も早々に引き上げてしまったのである
そのおかげで、今日はとても和やかな気分で仕事が出来たのだけど。
「さっき電話がかかってきてね、忘れ物をしたから持って来い〜って
何時もにも増してすごい剣幕でさぁ〜な?な?伊賀くん頼むよぉ〜」
「そんな⋯僕だって嫌ですよ⋯河合くんは?」
「僕今からデェトなんだぁ〜パ・ス」
「(河合くん⋯上手いことかわしたな)じゃ⋯山懸さんは」
「⋯年寄りだからのぅ⋯」
「(こ⋯こういう時だけ年寄りぶって)堤さんは⋯」
「あ〜俺今から前勤めていた牛丼屋の昔なじみと飲む約束をしていてね
時間空いているのは伊賀くんだけなんだよぉ〜」
「ね!お・ね・が・い(はぁと)」
三人は観を上目遣いに見て、両手を胸の前で組み合わせ訴えかけるのであった
277 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:36 ID:x+DJG2f7
で、結局こうなるわけか。
観はオーナーの住むマンションへの道のりを、堤店長から渡された紙袋を片手に
とぼとぼと歩いていた。中身はオーナーの忘れ物である
みんなオーナーの怒りに触れたくないが為、損な役回りを観に押し付けたのであることは明白
「どうして僕は⋯こう要領が悪いのだろう?」
観は、夜空を見上げつぶやいた
長崎の実家にいたときから、周りに(特に実母に)振り回されっぱなしの人生
何故自分の意見を押し通すことが出来ないのだろうか?
大学受験の時といい、前の職場に(成り行きで)就職してしまった時といい
今日の件といい、僕は⋯
などと考え込んでいても仕方がない。まずはこの紙袋をオーナーに届けないと
「もっと早く届けられないのっ!ったく伊賀くんはトロいんだから!!!」
と罵られ、要らぬ火の粉までふりかぶってしまいそうだ
今更あがいたって後の祭。訳のわからぬ理屈で罵倒されるのは間違いないであろう
心静かに覚悟を決めた観は、マンションへの夜道を急いた
10分後、観はオーナーの住むマンションの前にいた
郵便受けでオーナーの部屋番号を確認してからエレベーターで目的の階へ辿りつく
そしてドアの前に立ち、呼び鈴をおした
278 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:38 ID:x+DJG2f7
「あ〜やっと来たぁ。待ちくたびれたわ!お・そ・い・ぞ!コラァ〜」
怒鳴りながら玄関に駆け寄ってくるのは間違い無くオーナーである
分厚いドア一枚隔てていてもオーナーの鬼のような気配と声がびしびし伝わってくる
『こりゃ相当荒れているなぁ⋯』
これは罵倒の一つや二つでは済まないかもしれない。思わず及び腰になる観である
突然、目の前のドアが勢い良く開いた
アタマをぶつけてしまいそうになり思わずのけぞる観
目の前には、オーナーがいた。が
「おっ⋯オーナー!!あっ⋯あのその格好⋯」
「あら、伊賀くんが来てくれたのね
もぉ〜今ちょうどお風呂から出てきたばっかりなんだから
もし入っている最中だったらどうすんのよ!もっと早く来なさいよね!」
「すっ⋯すみません」
勝手な理屈を並べ立てるオーナーに対し、条件反射的に謝ってしまう観
オーナー黒須はなんと、バスローブ一枚身に纏った状態であった
無造作に頬や肩にかかっている濡れた髪の毛
合わせの部分から窮屈そうに覗いている胸元
腰からヒップのラインは丸みを帯びたなだらかなラインを描き、太ももへと続いている
ひざ上でスパッと切れているすそからのぞく足が意外と細く、綺麗だ
それはオーナーがまぎれもない『女性』だということを表すものでもあった
観はその官能的な姿にいままで感じたことのない思いを、計らずしも自分に感じ取っていた
それは『雄』ならば誰もが持っている本能的な感情、つまりは劣情
『ぼっ⋯僕はなにを考え⋯しかも相手はあのオーナーだぞ!』
279 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:39 ID:x+DJG2f7
顔が赤らんでいくのを悟られないよう顔を下に向けると
自分の手に握られている紙袋が目に入る
(そうだ。僕はこれを届けにきたんだっけ)観は紙袋をオーナーに差し出した
「あ⋯あのこれ、堤店長から渡された忘れ物です」
「あぁ〜これよこれ!なぁんで忘れちゃったのかしら私ってば!」
がさごそと袋から出てきたのは、大量の酒のつまみ
『た⋯たかが酒のつまみを届ける為に、新たに買えばいいじゃないか⋯』
がっくりとうなだれる観にオーナーはねぎらいの言葉などかけはしない
「なぁによぉ〜その顔は!是が無いと酒が進まないのよ!大体ね伊賀くんは⋯」
「あのオーナー。夜も遅いことですし僕はこの辺で⋯」
くどくどと続く説教を聞く余裕など観には無い。あってもオーナーの為に使いたくは、ない
「ちょっとぉ〜もう帰る気なのぉ!一杯くらい付き合ってくれてもいいじゃないの
折角忘れ物もって来てくれたんだから御礼くらいしたいわよ!ったくつまんない子ね!」
引き下がろうとする観の二の腕を、黒須はガシッとつかんだ
「いやあの結構で⋯おかまいなく⋯」
「おかまいするわよ!いいからさっさと入りなさい!」
有無をいわせず観はオーナーに引きずられるように部屋の中へ連れ込まれてしまった
280 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:41 ID:x+DJG2f7
「ボサっと突っ立っていないでそこに座りなさい。今美味し〜いワインを用意するから」
「あの⋯僕、もう帰らないと⋯」
「何よ!私の勧める酒が飲めないっていうの!」
「いえ、そんなコトは⋯」
成り行きのままにオーナーの部屋に上がり込む羽目になった観は
所在げなく部屋の真ん中にあるソファーに座った
部屋はシックで落ち着いた感じのインテリアに纏めてあり
オーナーの(以外な)知性の高さを思わせる様である
しかし⋯
その格好で部屋中をうろうろされるのは、正直言って目のやり場に、困る
バスローブの裾が短い為、彼女が動くたびに合わさった部分がずれて
太股の奥の⋯その、危うい部分まで見えそうなのである
『判っててやっているのかオーナーは?それとも⋯』
⋯それとも、もしかしたら僕は男として見られていないのだろうか?
べつにオーナーに、自分を男として認めてほしいという訳ではない
ただ男としてのプライドが痛く傷つけられるのだ。それだけである
『僕だって一応、男なんだから⋯』
そう思うと心の奥底から、先ほど押しとどめた劣情がふつふつと蘇ってくる
「お待たせ!伊賀くんのためにとっておきのワインとグラスを出してきたの!
ささ飲んで。今日はとことんつきあってよね」
黒須はそう言いながら、観の目の前においたワイングラスになみなみと赤い液体を注ぐ
「え⋯つきあうって⋯一杯だけじゃ?」
「私がとことんつきあえっていったらそうするの!キミに拒む権利は、無い!」
黒須は観を見下ろしぴしゃりと言い放った
始まったか⋯オーナーの理由のない我が儘が。こうなったらもう誰も手をつけられない
観は今度こそ、名前の通り観念するしかなかった
281 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:43 ID:x+DJG2f7
「でね〜そのドラマのオチがもう最悪!あんな終わり方見るためにわざわざ早く帰ったっていうの!
こんなんだったら私が脚本書いた方がまだマシよ!⋯ちょっと伊賀君!聞いているの?」
「はいはい、聞いていますよオーナー」
観はワイングラスをテーブルに置き、うんざりした表情を表に出さないように相づちを打つ
無理矢理部屋に引っ張りこまれてから、一体何処くらいの時間が経ったのか
黒須は観相手に晩酌しながらドラマの顛末について延々と語っていた
オチが相当気に入らなかったらしく、コレ幸いと不満を観にぶちまけている
『どうやら一番タイミングが悪い時にきてしまった様だ⋯本当に、僕は⋯』
運が悪いとか、要領が悪いとか、そんな言葉ではもはや比喩不可能だ
おまけに黒須はバスローブのままである
『そんな格好でずっと僕の目の前にいないでくださいよ。オーナー』
観が心のなかでつぶやいた
自分がどれだけ男にとって官能的な格好をしているかなど鈍感な黒須が気づくはずもない
身振り手振り加えたオーバーアクションで、相変わらずの弾丸トークをかましている
体を動かすたびに揺れる二つの豊かな丘。どうしても意識せずにはいられない
先ほど感じた劣情が、胸の奥で静かに燃えているのを
観は押しとどめるのに必死だった
282 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:45 ID:x+DJG2f7
「だからね、私としては⋯は⋯ハックション!」
「大丈夫ですか?オーナー」
テーブル上にあるティッシュを差し出しながら観が声をかける
「いい加減服を着たらどうですか?湯冷めしますよ」
いまさら言っても仕方ないであろう台詞。自分で言いながら苦笑してしまう
「あぁ⋯そうね。私ったら熱くなってつい忘れていたわ。着替えてくる」
と言い残すと廊下へ出てさっさとクローゼットのある部屋に入ってしまった
ホッとため息をつく観。着替えている間にこの場を立ち去ってしまおう
「そうですね。じゃあ僕はこれで⋯ワインごちそうさまでした」
そそくさとソファを立ち、玄関へ向かう観。だが
「ちょっ⋯ちょっと!話はまだこれからが佳境なのよ!帰してなるモノかぁ〜」
帰ろうとする観を鬼のような⋯いや、まさに『鬼』そのものの表情で押しとどめようと
部屋から出てきた黒須であったが、部屋と廊下の境目のちょっとした段差に躓いてしまった
どたっ!と音がして観が振り返ると、そこには霰もなく廊下に転がっているオーナーの姿
「⋯いったぁ〜い⋯もぉ!なんなのよこの部屋は!大体ねぇ〜こういう段差があること自体
なにかの間違いよ!ねぇ伊賀く⋯ん?」
観は、倒れている黒須を見つめていた。いや、実際に見つめていたのは、黒須の太股の奥
廊下に倒れ込んでしまった時にバスローブの裾がはだけ、下着もつけずにいたため眼前に露わと
なってしまった黒須の秘部
「あっ⋯きゃっ⋯いやあっ!み⋯見ないでよっ!」
あわてて裾を直し、顔を真っ赤にしてうつむく黒須
彼女らしからぬかわいい仕草は、先ほどまで声高に観と話していた女性と同一人物とは思えない
観は初めて、黒須に『女』を感じた
瞬間、観の中にくすぶっていた劣情の炎が、勢いを増して燃えさかる
もう止められない。誰にも、観自身にも
283 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:46 ID:x+DJG2f7
「やめてよ伊賀くん!やっ⋯やぁっ⋯あ⋯」
観は無言で黒須を床に押しつけた。体重をかけて押さえ込み、動けないようにする
『あなたが悪いんだオーナー。僕は⋯僕はもう⋯』
黒須の両手を上に上げ、左手で固定する。右手でバスローブの紐をほどき
胸元を露わにし、隆起するその白い丘に触れた
「ひっ⋯あ⋯や⋯やだや⋯だ⋯ぁ」
包み込むように揉むと、黒須の口から甘い吐息がこぼれる
その声に反応するかの様に炎は熱く燃えさかり、観は自分の中の男を無意識に解放する
丘の頂にある突起に唇をあて、舌で転がすように優しくくすぐる
「ふ⋯うう⋯はぁ⋯ん⋯んんっ」
黒須の体から力が抜けていく。それを感じ取った観は左手を放し、彼女の頬へ
頬から首筋へ、首筋から脇へ、脇から腰へ、丹念に愛撫する
「い⋯がくぅ⋯ん⋯あ⋯ああ⋯はああっ」
頬を上気させて嬌声をあげる黒須。観は足に手をかけ一気に開く
そして彼女の、黒い繁みの奥へと指を伸ばした
「だっ⋯だめ!いや⋯やだやだ伊賀くん駄目⋯えっ!」
必死に足を閉じようとする黒須だが、観の力は思ったより強く。とても抵抗出来ない
観は自分の体で上手く足を開いたまま固定させ、花を押し開く
そして花の襞を丹念に愛撫した後、奥へと指を滑り込ませる
284 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:47 ID:x+DJG2f7
「ひあっ⋯い⋯い⋯ああ⋯はぁ⋯」
黒須の膣はすでに濡れそぼっており、観が指を動かすたびに淫猥な音を立てる
指には蜜がからみつき、それは廊下の明かりを受けてキラキラと光りを帯びており
廊下に数滴程したたり落ちていた
観はいったん指を抜くと腰をつかんで自分の方へと引き寄せ、ピンク色の花に口づけする
甘い蜜の香が観の鼻腔をくすぐる。そのまま舌で花びらをそうっと舐める
「っ⋯く⋯ふぅっ」
ため息にも似た声を漏らす黒須。彼女はすでに観のなすがままである
包皮をめくり、繁みの先にある女芯に触れると
それは黒須の体にまるで電気が走るような快楽を与えた
「ああああんっ⋯も⋯もぉ⋯あ⋯は⋯はあぁ⋯」
黒須の体から汗が噴き出す。体を弓なりにしガクガクと悶え、絶頂の瞬間をいまにも
迎えようとしている
『いって、ください。僕、で』
深い部分へと舌を進め、蜜を吸い取る観。女芯を攻める指が徐々に激しくなる
「い⋯あ⋯いやぁああああっ!い⋯伊賀くぅ⋯⋯⋯んっ⋯!!!い⋯くぅ⋯っ」
2.3度びくびくと痙攣した後、黒須の体は力をなくし床に投げ出される
そのまま荒い息をついている黒須の側で、観は放心状態で座り込んでいた
285 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 01:48 ID:x+DJG2f7
以上、書き上げた所までうpしました
お目汚し、スミマセン!
こんなの伊賀君じゃない〜(TДT)
伊賀フェチさん、頑張ってください
286 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/20 12:19 ID:OV58k+hG
275タン乙〜
とっても伊賀君素敵〜
なんか台詞回しがオーナーそのものだったわ。
なんかこの後にうpするの恥ずかしいわ。
引越しも無事終わったのでまたがんばります。
287 名前:270 メール: 投稿日:02/10/20 20:36 ID:JR+Mzr2T
>272
>どっちもストイックな所に、逆に萌えちゃうんですよね〜。(w
そーなんです。商業誌を同人化している作家には萎え萎え。
本編で描かれることは確実にありえない世界だからこそ萌え〜!
「外道か?」
と思いつつもそーいった場面を想像することさえタブー?な空気のある
作家で妄想してみたい人が自分以外にもたくさんいるのを知って
心からホッとしまシタ。
>274
>もし川原混ぜるならついでに遠藤桑田(雑誌違うが)も混ぜて欲しい・・・などと呟いてみる。
この4人ってちかいものあるよね(藁)んでもここは佐々木スレなので(自分で
振っておいて申し訳無いのだが〜;)別スレ立てないとかなぁ(藁)
『白泉系ストイック作家の総合Hスレッド』みたいな。(爆)
それにしても伊賀フェチさん、rollさんに加え、275さんまでいらっしゃる
この充実ぶりにワクワク(はぁと)
伊賀フェチさんお引越しお疲れ様でした。続き待ってます。
あぁ、また一つ楽しみなスレッドが増えてしまいましたわ(w
288 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/20 23:16 ID:Dc7OeVx2
>>270
そか〜〜佐々木漫画が好きな人は、この系好きだよね。
川原泉さんも好きだよ〜でもそしたら板作らないとだね。
でも佐々木漫画よりも川原漫画の方が難しそうだな・・・
萌えにくい感じが・・・
289 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/20 23:23 ID:Dc7OeVx2
伊賀×黒須(8)
**************************
問いただされているのは僕の方か・・・
オーナーに対してあのような行動を起こしてしまった罪悪感—
愛する人から一方的になされてしまった事への罪悪感—
そして行為後にも平静でいられる黒須への嫉妬—
その反面、自分ばかりが感情に溺れているという焦り—
感情の渦が、傷のように疼く・・・胸が痛い・・・
「後悔なんて・・・」伊賀が呟く。
まただ・・・これじゃ本当の子供だ。
「後悔してないのなら、何故逃げるの?」
黒須の瞳は執拗に問いつめる。
「僕はただ・・・」
重い呼吸と同時に言葉を吐き出す。
伊賀が目を反らそうとした瞬間、黒須の指先が頬に触れた。
胸がドクンと音を立てて躍動するのがわかる。
温度を持ったその指先の滑らかさに心が乱される。
その手を払うことも、握ることも出来ない。
「ただ・・・何なの?」
追求するように迫る黒く深い瞳に今にも吸い込まれそうだった。
290 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 23:27 ID:vlIuPtUe
あぁ〜伊賀フェチさんにお褒めの言葉をいただけるとは⋯感激です
お引っ越し大変だったでしょう。お疲れさまでした
続き期待してます〜あぁ萌え⋯
>278さん
川原泉も大好きです。コミックス全巻所有しておりますが
さすがにアレでエロ萌えするには、修行がたりません(w
>284からの続きを2本ばかりUPします
前置きが長かったので今回はストレート(wに逝きました
伊賀フェチさんとネタがかぶっちゃったかもしれない⋯スマンです(´・ω・`)
291 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 23:28 ID:vlIuPtUe
あ、伊賀フェチさんの新作だ!
こっちのUPはまた後日します
リアルタイムだ〜(´A`)ハァハァ
292 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/20 23:36 ID:Dc7OeVx2
伊賀×黒須(9)
**************************
逃げ場を探そうとしてるのに、黒須の眼差しに足をとられ、
目を反らすことすら出来ない。
結局逃げようとするのか・・・卑怯な・・・
黒須の指先を頬から外し、きつく握りしめた。
込み上げる感情・・・
「・・・あなたはあまりにも冷静でい過ぎます・・・だから・・・
あの時、僕の一方的な感情で・・・あんな事をしてしまったのかと、
僕はあなたを傷つけてしまったのかと・・・僕は・・・
後悔なんてそんな・・・」
呼吸が、感情が・・・乱れる。
「後悔してるのはあなたじゃないですか?
・・・何もなかったことにしたいのなら、僕はそれで構わないんです。
・・・ただ・・・」
怒りなのか、焦りなのか・・・嫉妬?何に?
交錯する感情はまとまりを持たずに言葉となる・・・
のどの奥からわき上がる言葉を理性ではもう制御できない−
「ただ・・・僕は・・・自分だけがそんな感情に流されてたのかと
思うと・・・」
情けない・・・結局は自分の事しか考えてないじゃないか・・・
吐き捨てた言葉をかき集めたかった。
卑怯な自分を呪いたかった。
感情に流されて出た言葉。正直な気持ちではあるけれど・・・
293 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/20 23:43 ID:Dc7OeVx2
伊賀×黒須(10)
**************************
黒須の指を強く握りすぎている事に気づき、そっと解放した。
黒須は黙っている。先ほどまで見上げていた瞳はいつの間にか外され、
伊賀を通り越してずっと遠くを見つめている。
深く重い沈黙が横たわる。
伊賀はまとわりつく沈黙をはらうかのように、
パンッとタブリエを両手で叩いた。
「いや、もういいんです。すみません・・・みっともないことを。」
「・・・忘れてください。」今のことも、あの時のことも・・・
伊賀は目の前で立ちつくす黒須の脇をすり抜けようとした。
その瞬間、腕を掴まれた。
「待ちなさいよ・・・」
強い瞳がじっと僕を捉える。
「随分一方的にまくし立てるのね。後悔?あたしが後悔なんて
すると思うの?」
詰め寄る瞳。
いつも行き当たりばったりの彼女の行動。
振り回されるのは僕らだが、彼女の後悔してる姿を見たことがない。
・・・いつも前だけを見てる。
「いえ・・・」
「あたしはね、自分の感情通りにしか動かないのよ!
後悔なんてしないわ!・・・この間のことだって・・・」
いつの間にか黒須から余裕の笑みは消えていた。
「オーナー・・・」戸惑いながら黒須の瞳を覗く・・・
294 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/20 23:47 ID:Dc7OeVx2
ふはぁ〜10回もうpして未だエロにたどり着けないとはこれ如何に!?
スマソスマソ!!!
これじゃエロパロじゃなくて単なる妄想だな。
もうちっと待ってください。
もうちっとで〜〜〜(T□T)
>>275タン
次のうp楽しみにしています。
がんばってくらさい。
295 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 23:52 ID:vlIuPtUe
:伊賀フェチさん
リアルタイムで楽しませていただきました〜(´д`;)ハァハァ
私としては前ふりが濃い方がその後のエロが非常に萌えまつ!
観と黒須の大人のやりとり⋯今後に期待大!
では、次レスから続きUPさせていただきます
296 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 23:53 ID:vlIuPtUe
>284の続き
壁に体をもたれさせ、額の汗を拭う観。少しずつ熱が冷めていく
『僕⋯僕は、一体⋯?』
目の前にいるのは、快楽の余韻からまだ冷め切っていない様子の黒須オーナー
冷たい床に身を投げ出したまま、虚ろな目で空を見つめている
たしか、彼女が床に倒れて、バスローブの裾がめくれて、それから⋯それから⋯?
『⋯僕は、なんてことをして⋯』
観は自分の心に潜んでいる男の本能を、黒須に向けて解き放ってしまったのだ
「す⋯すみません。あの⋯オーナー、大丈夫ですか?」
無理矢理あんなコトをした人間が言う台詞じゃないな。自分に苦笑してしまう
前がはだけて、もはや肩に引っかかっているだけのバスローブを整える
こういう時でも几帳面なのは、元からの性格なのか⋯
全く反応がない黒須の二の腕をつかみ、2.3度揺さぶる
「お、オーナー⋯オーナー!しっかりして⋯」
そう言いかけた時、がばっと黒須が起きあがり、今度は逆に観の二の腕をつかむ
297 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 23:54 ID:vlIuPtUe
「⋯伊賀くん!ちょっと!」
「はい!⋯あの、本当に、すみませ⋯」
「ずるいわよ!」
「⋯へ?」
「なぁんで私だけ一方的に攻められなきゃならないのよ!不公平だわ」
「ええ?あ、あのオーナー?」
ご自分が何をされたのか、おわかりですか?僕は貴女を無理矢理⋯
そう言いかけたが、黒須の迫力に負けて思わず言葉を飲み込んでしまう
「⋯お返し、してあげる」
「?!」
黒須は不敵な笑みを浮かべるや否や、全体重をかけて観を押し倒した
298 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 23:57 ID:vlIuPtUe
「伊賀くんも、気持ちよくして、あげるわ」
先程と逆の立場になった観。蛇ににらまれた蛙の如く動けない
せっかくあわせたバスローブがまたはだけてしまい
黒須の成熟した肢体が観の目前に晒される
「ちょっ⋯ちょっとオーナー落ち着いて⋯」
「私は冷静よ。いつもと同じ様に。ね」
いや全然冷静じゃないですよオーナー
貴女はいつだって感情で動く女性でしょう?
そう言いたいのは山々だが
この状況でそれをいえるほど観は神経の太い人種では無かった
抵抗しないのを了解の印と受け取ったのか、黒須は大胆な行動に出た
素早く観のGパンのボタンをはずしチャックを下げ
下着の中から欲望にそそり立つ彼自身を引き出したのだ
「お⋯オーナー!」
観が驚愕する暇もなく黒須はそれを口に含む
丹念に愛おしそうに舌を絡ませる
299 名前:275 メール:sage 投稿日:02/10/20 23:58 ID:vlIuPtUe
「いけま⋯せん⋯オーナー⋯ぁ」
観は気を抜くと飲み込まれてしまいそうになる悦楽の渦に、必死に逆らっていた
だめた⋯だめた⋯こんなの⋯だめです⋯
黒須はそんな観にはお構いなしに、彼自身を攻めたてる。指で、口で、舌で
「ふっ⋯はむ⋯あうっ⋯ちゅ⋯⋯⋯」
「くあっ⋯あうっ⋯だ⋯だめ⋯⋯⋯」
静かな廊下に、卑猥な音と観の押し殺した息づかいが響く
その音は二人を官能の世界へと誘う
観も、黒須も、墜ちていく⋯
今日はここまでです
300 名前:伊賀フェチ メール:sage 投稿日:02/10/21 00:15 ID:oxaRoBDD
275タン乙〜
ハラショ〜〜
>「私は冷静よ。いつもと同じ様に。ね」
いや全然冷静じゃないですよオーナー
貴女はいつだって感情で動く女性でしょう?
漫画のままの描写が頭に浮かびました。
こんな状況に冷静なツッコミを入れる伊賀君・・・思わず笑いが・・・
うまいですね〜佐々木漫画の味ですよ〜〜ドライな感じ!
うちの伊賀君と黒須さんはなんだかウェットよね・・・
重いなぁ〜〜
275タンに触発されて次回はカラッとドライに書きたくなってきました。