日本語入力用キーボード配列「月配列」(Ux版)のページ
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目 次


  1. 月配列って何ですか?
    月配列ってどんなところが良いの?
    月配列に欠点はないの?


  2. 月配列(Ux版)って何ですか?
    打鍵数は本当に少ないの?
    各指の使用率はどんな感じ?


  3. 月配列の導入方法

  4. 月配列の生い立ち

  5. 私にはどんな日本語入力方式が向いていますか?

  6. Ux版の改訂の記録と予定
    Ux版の改訂の記録
    今後の改良の可能性

  7. その他の配列
    月配列の他のバージョン
    月配列以外の独自配列


  8. リンク


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月配列の他のバージョン

月スレ3で発表されたものの中で完成されたものを中心に、転載のご許可を頂いたものを収録してみました。


3−154改版

mikadoさん作成。2−263版をベースに濁音・半濁音の2打化が行われています。現在、mikadoさんは拗音の割り当ての方に取り組まれています。mikadoさんの最新バージョンについては、mikadoさんのページにてご確認ください。この方向性のバージョンはこれで完成とのことです。
(→ mikadoさんのページ:「改造月配列第3開発室」、菱用の設定ファイルもダウンロードできます)

使用感は2−263版の特性をほぼそのままに2打化できた、という感じのようで、mikadoさんも結構使っていらしたそうです。

<通常>
そこしてょ つんいのりち
はか★とた くう★●きれ
すけになさ っる、。◎・

<★逆手シフト>
ぁひほふめ ぬえみやぇ「
ぃをらあよ まおもわゆ」
ぅへせゅゃ むろねーぉ

<●濁点シフト1>
ぞごじでづ ○○○○○○
ばがぐどだ ○○○゛○○
ずげぜぎざ ○○○○○○

<◎濁点シフト2>
ぢぴぽぷ○ ○○○○○○
ぱびぼぶ○ ○○○○○○
○ぺべヴ○ ○○○○゜○

<特殊>
「れ=kl」「ち=ds」


3−196版

mikadoさん作成。4シフトで濁音・半濁音の定義が行われています。この方向性のバージョンはこれで完成とのことです。4シフトでも2−263版との文字配置の互換性は大きいのが特徴で、乗り換えやすいように配慮されています。

mikadoさんの使ってみた感想としては、「か」の位置がいまいちだったようです。

<通常>
こかしてょ つんいのりー
は☆★とた くう★☆きBS
すけになさ っる、。そEt

<★逆手シフト>
ぁひほふめ ぬえみやぇ「
ぃをらあよ まおもわゆ」
ぅへせゅゃ むろね!ぉ

<☆逆手シフト>
ぞごじで? づぶぼぴぢ;
ばがぱどだ ぐれちびぎ:
ずげぜ・ざ ヴぷぽべぺ@



3−226版

3−226さん作成。拗音定義が行われています。濁点は後入力で、拗音の濁点も後付けする方式。例えば、「しょ」と入力してから濁点を打っても「しょ」とはならずに「じょ」に変わる、というように動作するため、2−263版同様の濁点後入力方式ながら、清音の拗音と濁音の拗音を共通化することができます。「窓使いの憂鬱」での実装が前提で、「菱」での実現は難しそうです。

2−263版をベースにして、「*」がついているところが2−263版と異なるところだそうです。

<通常>
そ  こ  し  て *ふ  つ  ん  い  の  り
は  か  ☆  と  た  く   う  ★   ゛ *Y
す  け  に  な  さ *を  る *A *任  ゜
※(半)濁点の直前に「しょ」などの2文字入力をしていた場合、
 (半)濁点は「じょ」のように適切につけられる。(窓使いの憂鬱のフラグを利用して実装)

・Star-Shift
*任  ひ  ほ *れ  め  ぬ  え  み  や *ょ
*任  ち  ら   あ  よ   ま  お  も  わ *ゅ
*任  へ  せ *き *ゆ  む  ろ  ね  ー *ゃ
※☆-Spaceで「、」 ★-Spaceで「。」

・Ya-Shift
ひょ きょ ちょ しょ りょ
ひゅ きゅ ちゅ しゅ りゅ
ひゃ きゃ ちゃ しゃ りゃ

・A-Ya-Shift
ぁ  ぇ  ふぉ みょ うぉ
ぃ  ぉ  ふぃ みゅ うぃ
ぅ  ふぇ ふぁ みゃ うぁ


3−285版

mikadoさん作成。濁音の拗音も含む拗音の定義が行われています。しかも頻出する拗音は好位置に無連想に配置、頻度の少ない拗音は規則的に配置、という大変、アバンギャルドな試みをされています。現在も改良中ですので、最新情報はmikadoさんのページでご確認ください。


月配列以外の独自配列

月配列には分類されないものの、管理人が勝手に改造、作成した配列(の案)です。

月配列U8版の親指シフト化



U8版は、シフトが2種類なので、そのままそれぞれのシフトを「同手シフト」「異手シフト」に割り振るだけで、簡単に親指シフトの配列としても使えます。ただ、それだけでは、少々、打ちにくいので、次のように微妙に文字の配置を変えています。
  • 右手の中指・薬指シフトの空いたところに「の」「も」を移動
  • 「の」「も」の空いたところに句読点「、」「。」を戻す
    親指シフトの場合は、シフト+スペースのシークエンスは使えない(使い物にならない)ので、句読点は通常通りに打つ
  • 右手の中指・薬指シフトの空いたところに「ゅ」「り」を移動
  • 「り」の空いたところに「ゃ」を移動
    「ゃ」「ゅ」「ょ」全てを左手のシフトなしで打てるようにすることで、拗音の入力パターンでシフト操作の難しいものを排除する
  • 「ゅ」の空いたところに「ゆ」を移動
    親指シフトでは打ちにくい同手シフトの「B」の位置は使わない
ちょっとこれで打ってみましたが、これはこれでなかなか良いんじゃないでしょうか。月配列でも、シフト側の文字が連続することは少なくしたくなるベクトルを持っているので、意外とNICOLA方式の親指シフトとの相性は良いように思えます。

親指シフターで月配列に興味のある方は、まずこの配列に移行してみて、それから中指シフトに移行(併用)する、というのはいかがでしょうか?
(と勧誘してみるw。中指シフト身につけておくと、ノートPCとかで楽ですよ〜、きっと!)

<実際に練習してみたところ・・・>
月配列U8版が打てる方なら、親指シフト初チャレンジでもそのまますぐに100字/分程度は打てるでしょう。


和ならべ改造配列



これは、2打鍵で1文字を入力する母音・子音分離型の配列(いわゆる2打鍵系)です。

2打鍵系の場合は、左右の手で交互に打鍵することが容易なこともあって、いろいろと優れた方式が提案されていますが、その中でも私は特に「和ならべ」が気に入っています。

2打鍵系の場合、母音側は「あいうえお」を並べるだけでは大幅にキーが余るので、その余ったキーを何に活用するか、でいろいろと特徴があり、例えば、濁音を母音化するとか、頻出二重母音のキーを持つとか、がありますが、「和ならべ」の場合は「やゆよ」を母音化して拗音を2打で打てるようにしてあります。(この特徴は、「和ならべ」オリジナルではないらしいですが)

ただ、「和ならべ」の最大の特徴(と勝手に私が思っているもの)は、母音「あいうえお」の配置にあります。あえて中段に並べずに上記のように並べることで、「あい」「えい」「おう」等の頻出に重母音が非常に打ちやすいアルペジオで打てる点が素晴らしいです。SKYのように二重母音が独立したキーになっていると、打つときに普通の母音を打てば良いのか、二重母音キーを打てば良いのか迷いそうですが、「和ならべ」の場合は、ごく自然に何も考えなくても簡単・高速に入力できます。

しかし、オリジナルの「和ならべ」では、「やゆよ」の配置は記憶しやすさに配慮して、あまり打ちやすいものにはなっていませんでした。なので、勝手に上のように変えてみてはどうかな、ということでの提案です。また、子音配置も好みで適当に変えてます。

なお、上記だと、「あん」「あっ」が打ちにくく見えますが、それらはAZIK風に子音+「ん、っ」=「あん、あっ」と変換するようにしておきます。また、外来音のファ行等は、基本的に「フ」+「小あ」と4打で入力ことになりますが、そこは子音と「小」キーの組合せで3打入力する方法を定義しても良いでしょう。

<実際に練習してみたところ・・・>
実際に上記の配列を練習してみたところ、タイプウェル100回くらいの練習回数で、カナ入力換算で100字/分程度には打てるようになりました。配列を覚える手間はほとんど0なので、初心者タイパー向けには良いかも。