保健室にはベッドが二つあり、其々がカーテンに仕切られている。
ボクはその一つにブレザーを脱いで横になり、カーテンを閉めた。
美由さんは職員室に用があると言う事で、その後保健室を出た。
昼まで戻って来ないそうだ。
クリーム色のカーテンと消毒薬の匂い、そして真新しいシーツと制服の匂い。
誰もいない空間は、妙に心を落ち着かせた。
今までの怒涛の展開に頭が回らなかったのかもしれない。別の考えが浮かぶ。
これから姉さんや父さんに今の姿をどう説明するのかという不安やこれからの学校の生活・・・
「真崎さん、心配していたな。ボクがこんな姿になったらどう思うかな・・・」
枕に顔を埋めながら、ふと頭に浮かんだ。
「う、やっぱ胸が痛い・・・・」
うつ伏せでは胸が当って苦しい。思わず仰向けにして寝る。
「ううっ・・・スカートの感触も気持ち悪い・・・」
どうもスカートの感覚が馴れないため、直接肌に生地が触れると言うのは気持ち悪かった。
「そういえばあの妖精、ボクに力を与えたって言っていたけど、この事と関係があるのかな?」
白い天井を見ながら呟く。ふて腐れた顔をしながら静かにしていると・・・
・・・カチャ!!カチャ!!・・・・・
「失礼します!!・・・・あれ?」
あわてて、ボクはベッドの掛け布団を被った。心臓がドキドキする。
「保健の先生は留守みたいだな」
「しかたねぇな。その辺の消毒薬でもつけとけよ」
「いいのか?勝手に使っても」
「いいって、わからねぇよ」
何やら数人の男がいるらしい。どっかで聞いたような声だけど・・・
・・・・カチャカチャ・・・・
消毒薬の入ったビンの蓋の音がする。どうやらあいつ等、勝手にその辺を弄くりまわしているらしい。
「川原、本当に大丈夫か?」
「・・・・ああ、大丈夫だ。こんなのカスリキズさ。心配いらないよ」
・・・・キュン!!・・・・・
その言葉にボクの心臓の鼓動が早まる。
(な、なんでアイツがここに。で、でもこの感じは・・・・)
意味不明の感情がボクの中に渦巻いている。何だろう?
掛け布団の中でボクは事態の推移を見守った。どうやら、川原は体育の授業で怪我をしたらしい。
「早くもどらないと、先公がうるさいからな」
「そうだな・・いや、ベッドに寝てもいいかもな」
「おいおい、サボリかよ。じゃぁ、俺もベッドで寝ていようかな」
どうやら他は 葛城 新悟(かつらぎ しんご)と 天城 純一(あまぎ じゅんいち)のようだ。カーテンの向こうで3人の気配がする。
・・・ううっ・・こっちに来るなよ・・・来ないで!!・・・
ボクは掛け布団の中で振るえながら祈っていた。
「それは、まずいだろう。現にベッドには誰か居るかもしれないし」
「そういえば、篠崎の奴保健室に行ってなかったけ?」
「いや、早退したって聞いていたけど」
「案外、そこのベッドに居たりしてな」
・・・ギク!・・・・
「天城! ちょっと見てみろや」
「あー? ああ」
カーテンが開かれる。その前にボクは反対側に顔を向け、寝たふりをした。
ううっ・・胸が邪魔だ。
「やば! 葛城、誰か寝てるよ」
「え? 誰が?」
「女の子が寝ている。今の会話が聞かれたかな?」
「マジ?やべ、すぐ戻らなくちゃ」
「起きていたら、ヤバイな」
足早に3人は保健室を出て行く。
「葛城! 天城! 俺を置いていくきかぁ?」
廊下に川原の声が響く、どうやら3人は行ったようだ。静粛が保健室を覆う。
しばらくしてボクはベッドから起きあがり、カーテンを開いて周囲を見渡した。
どうやら誰もいないらしい。
「ふーーー、よかった」
胸に手を当て一呼吸する。大きな胸が震える。ふと、ポケットに何か入っている事に気が付いた。思わず手を突っ込む。
「これって・・・・」
そう、あのタラブローチがあった。
「さっきまでは無かったのに・・・・・・??」
銀色のタラブローチは真紅のオパールを妖しく輝かしていた。
思わずブローチをかざしていると・・・

・・・・・ピカーーーーーーーーーーー!!・・・・・・・

突然部屋中が光ったと思ったら、ボクは別の空間に飛ばされていた。
「こ、ここは・・・・」
「ふふっ♪ すっかり可愛くなったじゃない」
足元から声がする。視線をさげるとあの時の少女がそこにいた。
「ベラか?」
「正解。うーーん、声も可愛くなったけど、言葉使いが悪いわね」
「別に言葉使いなんて・・・オイ!!」
「うへ、キモ!! 可愛い声で、それじゃぁ台無しね」
「うるさい!! て事は・・・・お前がボクをこの姿に?」
「そうよ。あたしがアンタを変えたの」
平然と答えるベラ。ボクは言葉を詰まらせた。
「妖精の力・・すなわち、あたしの力は女の子しかできないの。マイナス因子によってあたしが変化しないためにね」
「マイナス因子って・・・・」

彼女の説明はこうだった。
『妖精』であるベラは元々霊的な存在のために人間の持つマイナス因子(欲望・支配力等)が強く影響される。
それはマイナス因子が、ベラそのものを別の存在に作りかえてしまうからだ。
別の存在となったベラは天災・その他の災いの元になる。
そのためベラは自らの力を与えた時、ボクを女の子にしたと言うのだ。
「アンタが、女の子のような顔立ちだったから調度よかったわ。アンタ、学校ではそれが原因でイジメに遭っていたでしょ?」
「そ、それは・・・・」
本当の事を言われて、ボクは答えに躊躇した。
「よかったじゃん!これで解決よね。ふふっ、でも美少女だから逆に襲われるかもね」
「あ、そうそう。妖精の力は少しずつ使えてくると思うから、その点は安心してね」
罪悪感のない一方的な言葉にしだいに激しい怒りが込み上げてくる。つい手に力が篭る。
徹の顔は怒りに変わっていく。
「うるさい!! そんな力はいらない! 元に戻せ!! こんな姿で生きろと言うのかよ!!」
「あら、満更不満でもないんじゃない? その格好で言われてもねぇ」
・・・そうだった。今のボクは女の子の格好だ・・・・
頬を真っ赤にして俯く。
「そ、そんな事・・・・・・くそぅ!!」
恥ずかしさと怒りでボクはベラを掴もうと手を伸ばした。
「あら、あら、今度は実力行使?なさけないなぁ」
「うるさい!・・・この!逃げるなぁ」
何故か掴もうとしても、スルリと逃げられてしまう。ベラはクスクスと笑いながらボクの周りを飛び回っていた。
「ふふふっ♪・・・アンタ、今の自分の姿をみたらそうもいかなくなるわよ」
「そんな・・・事・・・はぁはぁ・・・え?」
何時の間にかボクはブラウスの上から自分の胸を揉んでいたのだ。
揉むたびに体の中から甘い感覚が溢れてくる。
「な、なんで・・・んん・・・」
「あたしが、力を行使しているからね。今の主導権は、あ・た・し♪」
「はぁはぁ・・・くそう!! ボクをもとにもどせぇぇぇ・・・!!」
「だ〜め♪ 一人でオナニーでもする事ね。もっともそれだけじゃないけどね・・・では!!」
ベラはあの時と同じ様に巨大な光の姿に変わっていく。
「うぁぁぁぁーーーーーーーーー!!」
ボクは光に飲み込まれ意識が遠のく時、頭の中でベラの声を聞いた。
『女の子にしたのはもっと重要な事があるの。それまではたっぷりとアンタの事を見せてもらうからね♪』

気が付いたらボクは保健室のベッドに戻っていた。
「はぁはぁ・・・な、なんで・・・こんな・・・」
・・・ジンジン・・・・・
「・・・いや・・・はぁぁ・・・ん・・・」
夢でないのは今の状況が物語る。ボクは胸を揉み続けていたのだ。
・・・ジンジン・・・・ジン・・・・
「はぁはぁ・・・駄目・・・・ぃゃ・・・もっと・・はふう」
ブラウスの上からではもの足りなくなったのか、いつのまにかボタンを外しTシャツを捲くりあげていた。
形の良い乳房が震えながら現れる。
・・・・・ジンジンジン・・・・・ジン・・・・
「はぁはぁ・・・・んん・・・ふん」
直接触れる乳房からはより強い刺激が来る。手にはマシュマロのような柔らかい感触が残る。
・・・・・ジンジン・・・・・ジンジン・・・・・・
「んふぅ・・・・ぁぁぁ・・・・・ぁぁあん」
揉むたびに乳房の先端が盛り上がってくる。徹はそれを思いっきり抓った。
「ひぃぃぃ!!・・・」
・・・・ジジジーーーー、ジンジン・・・・・・・
「はぁはぁ・・・ふぁぁ・・・ぃゃ・・・・・これ以上は・・・」
激しい快楽に大きな目は虚ろになってくる。理性を働かせても体が言う事が聞かない。
既にスカートの中にも手が入ってきている。細く白い指はアソコにある突起を弄くり回す。
・・・ジジーーー・・・・・・・・・
「はぁはぁ・・・だ、駄目・・・お、男に戻れなく・・・ぁぁああああ」
突起を弄るたびに強い刺激がくる。体の奥からの快感が全身を巡る。
「はぁはぁ・・・んんん・・・ぃや・・ぁぁあああ」
ちょっと前になら躊躇していただろう、だが快感に飲み込まれた体は独りでに指を膣口へと誘導する。
・・・・ジーーーーーーーーーーーーーーーーン!!・・・・・・
「ひぁぁぁ・・・ぁぁぁぁああん・・・」
すでに愛液でグショグショになったアソコは指を容易に受け入れた。膣の内側は細い指を締めあげる。
・・・くちゃくちゃ・・・・
「ん・・ふぅ・・・・んん♪・・ふぁぁぁ」
指を出し入れするたびに激しい快感が全身を駆け巡る。
「んん・・・はぅ・・・んん・・・ふぅ・・」
「ふぁ・・あぁぁあああん・・・・ああああぁぁぁああああ」
もうとっくにベラの拘束がないのに止められない。いや理性という歯止めがかからなかった。
誰もいない保健室が行為をエスカレートするのだろうか?
激しい快楽に身体を支配される中、徹は絶頂を迎える。
「はぁぁぁぁーーーーーんんん♪♪」
身体は一瞬弓なりの状態になり、その後ベッドに沈んだ。呼吸の度に大きな胸が揺れる。
トランクスは愛液でグショグショと化し、スカートにも染みを作っていた。
「はぁはぁはぁ・・・こ、これが・・・・・女の・・・・」
男の時には絶対味わえぬ女の快感・・・・しばらくボクは呆然としていた。
だけどこの時知らなかった、保健室の入り口で聞き耳を立てていたアイツの存在を・・・・


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