(こんなに・・・こんなにきもちいいいなんて・・・)
その日処女を失ったばかりの「夕美子」は深夜、まだ飽きることなく男の上で腰を振り続けていた。
「はぁ・・・ん・・・ん」
顔をゆがませながら、馬乗りになって狂う、さっきまで処女だった夕美子。
この建物で「大人の女」たちの相手を際限なく務める多くの男たち。
彼らは彼らなりに少女たちとコミュニケーションをとっていた。
セックスする気をどうやって起こさせるか・・・やはり彼女たちにも好き嫌いや機嫌のよしあしがある。
それでも、少女たちをその気にさせて、夜遅くまで快楽をむさぼらせれば、それが彼らの「成績」になる。
何人かの「幹部」・・・特別性教育に毎日最初から立ち会うような男たち以外の、
いわば「その他大勢」の男は、いかに少女たちをやる気にさせたかで報酬が違ってくるのだ。
そして、少女たちの性向はそのまま実験のデータとして残る。
「あん、あぁん、いやぁ」
一方、恵麻はこの建物で二日目には官能の奴隷に成り果てた。
毎日が果てることのない快楽をむさぼり続ける旅のようだった。
疲れ果てるまで、毎日セックスに浸り続ける。
「はぁん・・・ふぅ・・・」
恵麻は正常位で自ら腰を振りながらも、そばにいた男のチンポを握り、それを口に持ってこようとする。
男の体に狂っていた。全ては、チンポを次から次へとくわえ込むための行動だった。
男の玩具と成り果てることを自ら追及することで、肉奴隷としての自分を納得させようとしていた。
何よりこの体は、セックスに耐久性が驚くほど高く、そして快楽を人一倍求める。
もう、ここで何回セックスしたかを数えることなど出来ない。
何人を相手にしたかもわからない。顔など見ずに、そのチンポにだけ狂ったことも何度もある。恵麻だけではない。
ひとたび処女を失うと、クラスメートたちの作り変えられた体は、「スイッチ」が入りっぱなしになる。
普通の人間ではないことはもうだれの目にも明らかだった。
自分たちも知っていた。
でも、目の前にある快楽からは逃れられなかった。
恵麻は、そのかわいらしさから男たちにも人気があるほうだった。
最初に処女を失い、クラスメートたち全員の前でさまざまな痴態をさらしたユイカも、人気のあるほうといってよかった。
ユイカは、林の目の前で罰を受け、懲罰として無機質な機械に快楽を与え続けられたあの日から少し変わった。
開き直ったように、男の顔は無視して、そのチンポとテクニックで選んでいた。
もし顔を見てそれが誰か思い出せなくても、しゃぶろうとしてチンポを口に含んだ瞬間、
あるいは勃起したチンポに腰を沈めた瞬間、それがだれだか思い出すような有様だった。
「あはぁ・・・いい・・よぉ・・・」
男の上に馬乗りになって、他の男たち3人が見つめる中で自ら胸をもみしだきながら腰を振る。
その透き通るような肌からは汗がにじみ、にじんだかと思うと肌がその汗をはじく。
男からしてもこれほどの女とのセックスはたまらない。
しかも、自ら腰を振って、男をも気持ちよくさせてくれる。
ユイカは経験がすこし他の少女たちよりも勝っていることもあり、セックスがうまかった。才能もあった。
しかし、狂っているといって間違いなかった。
性奴隷に落とされた後に、純粋な女心を芽生えさせたユイカは、
その女心をメチャクチャにふみにじられて、あとは快楽に自らを溺れさせる以外に、
女としてのアイデンティティを保つことが出来なかった。
ユイカほどあからさまではなくても、林に処女をささげ、林の手で性奴隷に落とされた少女たちは、
多かれ少なかれ女心を踏みにじられて、その反動でどんどん快楽に身を染めていった。
次の日、午後3時に教壇の前に呼び出され陵辱を受けることになった少女は、
「美里」と名づけられ、激しく抵抗したものの、力ずくで処女を奪われた。
「いやあやめてぇ!・・・いたい、いたい!」
そんな悲鳴がこだまする中で、容赦なく林は美里の体の中に今まで15人の女芯を貫いたそのチンポをねじこむ。
抵抗しようとして手を暴れさせようとしても、男たちにつかまれて、美里はもう身動きが取れない。
「ああぁ・・・ぎゃぁ・・・いたい!」
それほどの抵抗を示しても、いつしかその声には艶が混ざり始める。
「はぁ・・・ん・・・やめ・・・てぇ・・・」
美里は、初めのうちはむしろ積極的に女であることを受け入れようとするタイプだった。
みんなが泣いているのを見ると、その現実を黙って受け入れようとした。
むしろ、早く快楽の世界に行きたいとさえ思う、前向きで強い少女だった。
だが、時間の経過とともに、感情には起伏がある。
そんなふうに自分が女の体に落ちることを受け入れている、
そのことじたいに疑問を持ち始め、他の処女たちとは違うタイミングで、
彼女の中での抵抗が、最も高まったそのときに、教壇の前に呼ばれた。
だれが判断しているのかはわからなかったが、その日処女を失う少女の人選は、実に巧みだった。
その時々におうじて、最も強く反抗している少女は真っ先に「召され」ていった。
美里のように、普段は表立った反抗心を示さない少女は、その反抗心がわずかに高まったときを狙って、
実に微妙なタイミングを見計らって、処女を奪われ、肉奴隷へと落ちる。
処女を失うことを恐れる少女は、いつしか表立って反抗しなくなる。
処女たちは組織だった抵抗を見せることをしなくなった。
それでもわずかな感情の起伏を見逃さずに、もっともセックスに対する嫌悪が高まった瞬間に処女を奪われる。
抵抗むなしく、性奴隷への一歩を踏み出す。その落ちるギャップが大きいものを選んでいるようだった。
「いやぁん・・・はぁ・・・いい・・・もっとついてぇ・・・」
自分が女であることを認めるという、重要な選択は、もはやセレモニーに過ぎなかった。
だれも、この快楽に反抗などできはしない。
それを、目の前に紙とペンが差し出された瞬間に少女たちは実感するのだ。
そして、その次の瞬間から、開き直ったように快楽を受け入れる。
お決まりのパターンを、毎日、正樹は見ていた。
美里は、最初の抵抗が激しかった分、処女を失ったことへのショックが大きく、
またもともとあまり抵抗していなかったこともあって、驚くほど簡単に性奴隷としての自分を受け入れていた。
そして、林はそのあと、真緒とのセックスを楽しんで、一日の仕事を終えて、そこからは正樹との二人の時間が始まる。
正樹は、嫉妬を少しずつ募らせつつあった。口には出来なかったが・・・すこしずつ。
このような男に自分がほれていることなど認めたくない。
だが、こんな男でも、一日の疲れを癒してあげたいと思ってしまうのだ。
母性本能とでも言うのか。林は、いつも一緒にいる正樹から見て、とてもかわいい男に思えてきた。
林にとっても、正樹との時間はまさに癒しの時間だった。
純粋な・・・恋に落ちているようだった。こんな自分でも、なぜか正樹は受け入れてくれいてることを感じ取り、
その正樹に・・・「美奈」に、はまっていった。
プラトニックな関係だった。
いつか、この少女の処女をも奪って快楽に沈めなければいけないことが、ひどくつらいことに感じられた。
毎夜、快楽の宴がこの建物の中で深夜まで繰り広げられる中で、
林と正樹の二人だけの部屋のしずかさ、穏やかさはまるで別世界だった。
まだ指一本触れ合うことすらなくても、二人の気持ちは通い合っていた。
次の日のある休み時間、翔太が正樹に話しかけてきた。
「なぁ、正樹・・・おれたちって、男に戻れる可能性あるのかな?」
正樹はドキッとした。
はっきり言ってそんな可能性はないとおもう。いや、ありえないとしか思えなかった。
あの「特別性教育」の状況の中で男を選択するとしたら、それは強靭な意志の持ち主ではなく、
むしろここの女性かされた少女たちとしては「不良品」であるというべきだろう。
強靭な意志の持ち主が現れるのを待つのではなく、その可能性を待った方がまだ現実的だった。
「みんな・・・がんばってたよ・・・ほんとに・」
直接質問にはこたえなかった。だが正樹は本気でそう答えた。
正樹の目の前で女の肉体の魔力に屈していったクラスメートたち・・・
そのひとりひとりの戦いと屈服が正樹の脳裏によぎる。
どの顔も快楽と責任感とプライドと屈辱と・・・さまざまな感情が交じり合ってゆがむ。
だが、どの顔も屈服した直後が一番、生き生きとしていた。
「俺も勝てないと思うか?」
正樹は口には出さず、こくりとうなずいた。想像できない。
翔太だろうがだれだろうが、勝てるとは思えなかった。
勝てるとすれば自分しかいない。そう思っていた。
要するに、紙とペンが登場したときに一瞬だけ男としてのプライドを取り戻すことが出来ればよいのだ。
問題は、もう、正樹自身が、処女のうちから林に恋をしてしまっていることだった。
「ふぅん・・・そうか。おまえがそういうからにはそうなんだろうな。あきらめるしかないのかな」
「そんなことないよ」
親友との友情の深さが正樹にそう言わせた。
処女というグループに所属しながらも、翔太だけは正樹にいつも優しかった。
むしろ、ひとり自分を守ってくれるかもしれない。
さすがに、クラス全体からあまりに風当たりが強くて、正樹の味方を公然と名乗るわけではなかったが、
少なくとも以前と変わらないように接してくれていた。
それだけでも、十分友情を示してくれることだった。
文字通り、性別を超えた友情だった。
だが、この翔太でも、肉奴隷に落ちれば、きっと正樹を目の敵にするだろう。
そうなってしまうことを、正樹は良くわかっていた。
だから、これ以上翔太と仲良くしているのがつらかった。
友情を裏切っていたのは、正樹のほうだったのかもしれない。
これ以上、翔太と離しすぎると、今日にも彼女が「召される」かもしれない。
その可能性をつい考えてしまう。とにかく、これ以上はなしているのがつらかった。
いつか、また前のような親友に戻れる。そう信じて、今の微妙な時期をやり過ごそうと決めた。
だから、正樹はクラスの中ではやっぱり孤独だった。そしてますます林にはまっていくのだろう。
この日、二日目以降守られてきたルールが崩れた。
3時に教壇に呼ばれた処女は、二人だった。
その扱いをどうするのかが、処女たちの間でも、肉奴隷たちの間でも、等しく話題になっていた、双子の「姉妹」が同時に召されたのである。
「ふふふ、おまえたちは生まれたときも一緒、女の子になったのも一緒、そして、性奴隷になるのも同時ということだ」
中だるみ状態だった林も、この日ばかりはややいつもとやる気が違った。
興奮が高まっていた。
「さて、どっちを先にいただこうか・・・」
二人はそれぞれ男たちに力で拘束されていた。
抵抗しても、足を開かれる。そして、名前を与えられる。
二人は、おそらくその名前で生きていくことになる。女として、性奴隷として・・・
「麻奈」「加奈」とそれぞれ名前を与えられた二人は、貫かれるときを待つしかなかった。
抵抗らしき抵抗はしなかった。
二人が同時にこのような屈辱を受けることに、彼女たちは慈悲を感じているようだった。
同時に、林にとってはこの上ない酔狂であった。
体つきも、顔もそっくりな二人・・・クラスメートたちも、わずかな違いでしか見分けられなかった。
たとえば、麻奈のほうが少しだけ顔がふっくらしている。
髪型が少し違うので、実際には簡単に見分けられたが、こしのくびれから、胸の形から、足の細さまで、全てそっくりだった。
髪型の違いでお互い見分けられなくすることは可能だった。
二人とも小さくて、150センチそこそこしかない。それでいて、体は細くて、胸も小さい。
だが、全体的に細いので、「女」を加持させるのに十分なバランスの体つきをしていた。
栗色の髪は、量が少なくて、同じように栗色の目を持つ。
無駄な凹凸のないのは、体と一緒だった。
小さくても、飛び切りの正統派美少女が二人、裸になっておびえている。
「目隠しをして、口にタオルを詰めろ」
林の命令である。
二人を見分けのつかない状態にして、どちらがどちらか判断をつかないようにして、
あとは、どちらの処女を先にいただくか、天の采配に任せることにした。
「んー、んー」
「んーーー! んー!」
言葉にならない悲鳴をあげる二人の美少女。
「よし、これでどっちがどっちかわからないな」
今日は、二人の処女を奪い、そして二人に特別性教育を施す。
少なくとも4回射精しなければいけない。
中だるみを経験していたこの時期、この数日「召された」少女たちは、世間ではかなりの美少女で、
タレントにもグラビアアイドルにもなれる容姿を持っていたが、
この二人は、クラスメートたちの中でも飛び切りの美少女だった。
二人とも、間違いなく5本の指に入る。
それほどの正統派美少女はほかに正樹と涼子くらいのもので、
少なくともこの二人は涼子なみかそれ以上に、天使のような美少女だった。
その美少女が「二人」である。どのように楽しもうか、ずっと楽しみだった。
この中だるみの時期に、もう一度気合を入れるためにこの二人をいよいよ、落とす。
このあとにのこる美少女たちもそれぞれにすばらしい。
林はむしろ自分の好みの処女をあとに楽しみとして残しておくようにつとめていた。
処女を奪う順番はさまざまな要素に従って複雑に決定されていたが、
最終決定権をもつのは林で、選択肢のうちから「好みでない」少女を先に犯してきた。
だが、あえて、このクラスの中ではランクの下の少女たちを一通りいただいたあと・・・
好みの美少女をいただくことにする「美少女シリーズ」(林が心の中でそう呼んでいた)の初日に、
飛び切りのメインディッシュをもってきたのだ。
目の前に飛び切りの美少女二人が目隠しをして、タオルを口に詰められている。
もちろんハダカで、男たちの力による拘束からは解かれていたが、かわりに後ろ手に縛られ、いずれにせよ逃げる術を持たない。
この痴態を目の前に、林はいつもよりもずっとサディスティックな高揚を感じていた。
林は興奮した様子で服を脱いだ。今までクラスメートの半分以上、
17人をを性奴隷に落としてきたそのチンポは、すでに天をつかんとするほどの勢いで勃起していた。
最近の中だるみはどこへやら、冷酷に、冷静に処女を淫乱少女に変えてきた林が、今日はよだれをたらさんほどに欲情している。
その林のチンポを神ともあがめる淫乱少女たちは、その光景にショックを覚えた。
自分など、自分たちなど、この美少女の集団の中では「その他大勢」に過ぎないのだと思い知る。
激しく体をじたばたさせて抵抗しようとする二人の美少女がうらめしかった。
「どうせすぐに気持ちよくなるんだから、おとなしくしてりゃいいのに」
さとみがそういうと、夕美子が相槌を打った。
「気持ちよくて・・・そしてとろけるのに、あいつら、むかつく・・・」
林は二人に向かって2,3歩歩いた。
「ど・ち・ら・に・し・よ・う・か・な?」
おどけて二人のどちらを先に犯すかを決める作業に入った。
「おい、おまえはどっちだ?」
「は・・・むぁ・・・むぅぁ・・・むぅあ・・・」
「加奈」と言ったか「麻奈」と言ったか区別がつかない。
それを知っていたわざとそのような質問をしたのだった。
見分けのつかない二人の美少女・・・その肌は透き通るように白く、
それでいて健康的でありながら、体のパーツの全てが細く、小さい。
女の体として無駄の全くない肉付きで、その意思とは関係なく林の性欲をガンガンに高揚させる。
その肌からは石鹸のとてもいい香りがほのかに感じられて、
この両方を順番に犯せることなど、林にとっても夢のようだった。
二人の間にどかっと腰を下ろした林は、右手で、左手で二人の股間に同時に手をやった。
「んー」
「むー!」
敏感な部分をいじられた二人は、抵抗の意思をしっかりと示していた。
二人とも、目隠しの布をぬらし、吸収しきれなくなった涙がほほを伝っていた。
そして、その悲しみを表す液体だけではなく、意思に相反して、体がなにを望んでいるのかをしっかりと示してしまう、
別の、ねっとりとした液体が、股間から・・・二人の女芯からあふれ出してしまった。
「ふふふ、濡れ方までほとんど一緒だな」
右手でいじられたほうが「加奈」だった。
そっちのほうが少し濡れるのが早く、液体もよく出た。
それは、二人の違いと言うよりは、林の右手と左手のテクニックの差だったが。
そのことになんとなく気づいた林は、濡れ方が弱かった左手でいじられていたほうに、その攻撃を集中させた。
「さぁ、こっちにしよ」
「んー! んー!」
足を開かれて、林の両手が、選ばれたほうの少女の中心・・・
林のチンポが入ってくる割れ目と、クリトリスをもてあそび始める。
「んーー! あー!」
意思に反して、敏感な部分をいじられることで、カラダは否応なしに感じてしまう。
麻奈の花唇は・・・ほかのパーツと同じく、小さく、それでいて無駄がない。
「さて、今日は二人だから時間もない。いくぞ!」
そういうと、林は、いつもよりももっと強引に、すでに先走っているそのチンポを、麻奈の小さな割れ目にねじ込んだ。
「んーーーー!! んーーー!」
痛みに泣き叫ぶ麻奈。彼女は目隠しされタオルを口に入れられたまま、
処女を奪われ・・・淫乱少女への一歩目を踏み出した。
「さて、その目隠しをとってやるか」
奥までチンポを挿入したところで、林はそう言った。
その言葉にしたがって、二人の顔が解放された。麻奈は縛られていた手も解かれた。
林は・・・少し驚いていた。なんて、締りのいいおまんこだろう・・・と。
初めてなのに、麻奈の体の中は、まるでチンポを溶かす別の生き物のように、絡みついてくる。
優しく、そしてきつく・・・林のチンポがどのような環境を好むか知っているようだった。
しかも、この名器はどの男を受け入れても、これほどの反応を示すのだろう。
人工の・・・男の快感をも増幅させるように作られたはずの、
美少女たちのおまんこ・・・その中でも特別な名器なのは間違いなかった。
「そうか・・・こっちは麻奈だったか」
林はそのわずかな目の形の違いで判別できた。
麻奈は痛みに耐えながら・・・快感とも戦っている。
それを受け入れたときが身の破滅である。
横を向いて、お互いに不安げな加奈と見つめあう。
「一緒に頑張ろうね」そう伝え合っているようだった。
「麻奈ぁ・・・」
加奈はそう口にして、言葉にならない気持ちを伝えようとした。
麻奈には痛いほど加奈の気持ちがわかった。
先に犯されたのが加奈のほうでも、やはり同じようにこうしてみつめあっただろう。
「そうあせるな。おまえもすぐ気持ちよくしてやる」
そう言うと、林はゆっくりと腰を動かし出す。
「ん・・・ふぅ・・・」
加奈と見つめあっていた麻奈はその瞬間目を閉じて、快感と痛みを口で表現していた。
「あぁ、きもちいい!」
普段は冷たい笑いを浮かべながら処女の中に大量の精液を注ぎこむだけの林が、この日は「きもちいい」と口にまでした。
それほどの名器だった。予想以上だった。
「ふぅ・・・ん・・・はぁん!」
麻奈は、痛みと快楽の比率が変わるにしたがって、加奈のほうを向くことがつらくなり、
反対側を向いて、目を閉じて、たしかに「喘ぎ声」をあげはじめた。
林の腰の動きはどんどん早くなる。遠慮などすることはない。
出し惜しみなど必要ない。
今日だけで最低あと一回はこの美少女の体を味わうことが出来る。
そして、同じからだの美少女がもうひとりいる。
「はぁ・・・ん!・・・いやぁ!」
絶頂に達しそうになったところで、先に林が果てた。
林の動きが止まったと思うと、麻奈の体が感じていた異物感がすぅっと抜けて、
股間からは林が放った白い液体と、麻奈自身の性器が分泌した液体が流れ出していた。
双子の姉妹が・・・そんな陵辱を受けているのを見ているだけしか出来なかった加奈はただ、涙を流すだけであった。
「麻奈ぁ・・・」
そういって泣く加奈。
もう、自分が生まれたときからずっと一緒だった人の、
ずっとそう呼んできた名前を思い出すことすら出来ないことがつらすぎた。
自分ももうすぐ、犯される。その悔しさもあった。
麻奈を女の名前でしか呼ぶことが出来ない自分は、同じようにもう男ではない・・・女なのだ。
もう、永遠に自分が男である時間は戻ってこない。そんな気がした。
もし戦いに勝てて男に戻れたとしても、この瞬間麻奈が味わった屈辱は消えるわけではない。
そうなると、彼女は「処女喪失」の屈辱は甘んじて受け入れるしかなかった。
麻奈と同じようにそう思ってしくしくと泣く加奈。
しかし、麻奈の体から離れて10秒も絶たないうちに、林の毒牙は加奈にも襲い掛かる。
射精して、そのチンポが縮まないうちに、林は加奈に襲い掛かり、
その足を開いて、精液と愛液の交じり合った・・・麻奈のおまんこから流れ出ているのと同じ液体をチンポから滴らせながら、
それ以上の前戯も何もなく、加奈の持つ、麻奈と同じレベルの名器に、強引に、ねじ込んだ。
「きゃぁ!・・・いやあ・・・」
自分が男であることをあきらめ、女であることをどこかで認めてしまったため・・・そして、
麻奈が犯された以上自分も同じ目にあうことがわかっていたため、
その瞬間の加奈の反応は、これまでのクラスメートたちのだれよりも、「普通の少女」のようだった。
「はぁん・・・ぃゃ・・・」
口を何とか閉じようとして、さらに両手で顔を覆おうとする。
だが、その手は林によって取り払われる。
「はぁ・・・はぁ・・・あん・・・」
痛みと快感・・・そのバランスの中で加奈はむしろ積極的に快感を選んで反応しようと努めていた。
それでよいのだ。もう、麻奈も処女を奪われた以上、
そのことについて自分がことさらに拒否反応を示すのも、彼女にとっては無意味だった。
官能に溺れることを選んだことで、彼女はかなり気持ちよくなれた。
麻奈と同じようにものすごい名器を持った加奈は、しかし、長い間、同じように痛みとも戦うこととなる。
林は、この日2回目、しかもさっき麻奈を犯した直後のことだったから、
加奈の屈辱が麻奈よりもかなり長く続いたのは仕方のないことだった。
その意味では、快感をむしろ受け入れていた加奈の行動は、自己防衛本能が働いたのかも知れない。
戦いは、これで終わりではない。
彼女が・・・加奈・・・あるいは麻奈のどちらかでも、特別性教育に勝つことが出来ればよいのだ。
本当の戦いはこの処女喪失のセックスではない。
このあとが大事なのだ。そのことも加奈は感じ取っていただろうか? 計算していたのだろうか?
淫乱少女たちが麻奈と加奈を恨めしく思っていたのと同じように、
処女でありながら、二人に嫉妬を覚えたクラスメートがいた。
いうまでもなく、正樹である。
今までとは明らかに違って、二人の体に夢中になっている林を見ていると、
説明のしようのない苦しさと悔しさが正樹の小さな胸を支配するようになっていた。
いままで、この自分にはまって、優しくしてくれたことが、
まるでウソであったかのように、欲情し、二人の体に溺れている。
加奈の体の中で林が暴れている間は、正樹にとって地獄のような苦しみを味わう時間でもあった。
嫉妬は執着であり、かならず苦しみを生む。
人はそれを知りながら嫉妬を感じてしまう。男であることを捨てていないながらも、
体の変化に引きずられて林への執着をその心に刻みつつあった正樹にとってはこの時間は、
自分が林に惚れてしまっていること・・・恋をして、
そのために苦しんでいることをはっきりと自覚させるのに充分な刺激と長さを持っていた。
その自覚を否定することは、今度は自分が男であることへの執着でもあった。
苦しんでいる。いま、正樹は確かに苦しんでいた。
ここ数日、急速に女としての自分を受け入れ、混乱を極めた精神を、心を落ち着かせてきたのは林の優しさだった。
その林が、いま、見たこともない欲情を顔にあらわにして、サディスティックな恍惚に浸っている。
信じられなかった。自分が特別な存在であるという、
いつのまにか芽生えていたプライドがずたずたに崩されていくようだった。
「いや・・・あぁん・・・あぁん・・・はぁ・・・ふぅ・・・」
懸命に楽しもうとしているようだった。加奈の中ではさらに複雑な気持ちが戦っていた。
双子の麻奈が犯された直後、同じ男に犯されている。
麻奈が犯されたのだから、自分も侵されても仕方がない。
麻奈が感じていた以上、自分も感じたっていい。
そう、気持ちいい。痛いけど、たしかに気持ちいい。
でも、双子だからこそ、男だった頃からずっとあったものも同じように加奈の中で暴れていた。
それは・・・競争心である。双子だからこそ、負けたくなかった。
そして、このとき何度もカラダを突き上げられながら考えていたことは・・・
林がイくまでの時間がかかればかかるほど、
それは自分のおまんこが麻奈より気持ちよくない・・・というふうなことだった。
先生・・・麻奈の体よりも加奈の体で気持ちよくなって・・・そんな対抗心が自然と生まれていた。
だから、ついかわいく喘ごうとしてしまう。
双子として競い合ってきた悲しい性は、女の子にその体を変えても残っていた。
もちろん、一度射精した直後の2回目だから、林のチンポはずっともってしまう。射精の量も少ないはずだ。
そのことが・・・当然であるはずなのに、加奈の持つ麻奈に対するライバル意識の中では許せないことなのだ。
だから、自然と、自分なりに林の性欲を引き出そうとして、痛みよりも快楽に反応しようとする。
その実、加奈のおまんこは麻奈と比べても遜色ない・・・それは当然なのだが・・・名器であった。
林は、加奈の感じるのとは反対に、その中に長くとどまることがうれしかった。
激しく腰を振る。その動きを止めたりしない。
処女喪失のセックスで、これほど少女とひとつになって快楽をむさぼったことはこれまでなかった。
そう、加奈は林のチンポがそのカラダを貫いた後、
もっとも抵抗せずに快感に喘ぎ、そして、セックスを林との共同作業とまでした少女だった。
「うぉ・・・きもちいい!」
林の口からもつい本音が漏れる。加奈の体は本当に最高の性具だった。
いつもよりもかなり長かったはずだが、それでも当の林と、加奈にとってはあっという間の時間だった。
林が、麻奈のときよりはすこし少ない精液を子宮にまで注ぎ込んで・・・
加奈の官能的な、初体験は終わった。
その時間は、その場にいるクラスメートたち全員にとって、ショックなものだった。
処女たちは、改めて自分が処女を失うときの恐怖におののき、
淫乱少女たちは自分と麻奈・加奈との、女としての格の違いに愕然とし、
正樹は今はじめて、自分の中にわきあがる激しい嫉妬を認識してパニックになっていた。
二人は、その直後、特別性教育のために男たちに連れて行かれた。
いつもと同じである。
違うのは、いつもの二人ではなく二人だったこと、
麻奈の股間から流れ出ていた液体が乾きそうになっていたこと、
そして一緒に連れて行かれる正樹がいつものような精神状態で教室をあとに出来なかったことだった。