「うわ・・・なにする・・・・んん!」
ベッドに放り投げられ俺は思わず叫んだ・・・がすぐに草川は俺に覆い被さり、口を唇でふさいだ。
「ん・・・んん! んぅ・・・・・はぁはぁ・・・や・・・めろ」
舌を入れられ口内を犯され抗議の声をあげる。しかしその声は俺の意思に反し弱々しいもので、草川にとっては目の前の料理に添えられたスパイスでしかな
かった。
身体をよじり両腕で草川の体を押すが、か細い今の俺の腕では中年太りで肥え太った草川の身体を押し返すことは出来ず、
逆に両腕を掴み上げられ完全に草川のなすがままになってしまった。
「っ・・・!!」
草川の右手がパジャマの上から胸を愛撫する。
パジャマの下には何も身につけていないため生地と乳首がこすれ、しびれるような感触が全身を走る。
俺の表情を楽しむように草川はなおも俺の身体をまさぐった。
「どうかね・・・・犯される側になった気分は」
草川は首筋に舌を這わせ耳元でいやらしく呟く。
「うるさい!この変態野郎!!」
身体に残った力を振り絞るように叫ぶ。だが草川はその手を緩めなかった。
「ふふ・・・女達を獣のように犯し、殺した君に言われたくないねえ・・・変態は君だろう。21世紀のジャック・ザ・リッパー君」
「ひぁ!!・・・くっ! はぅ」
乳首を捻り上げられ思わず悲鳴にも似た声をあげる。それを見下ろす草川の顔は満足げな笑みを浮かべていた。
びりぃぃぃぃぃ・・・・・
「っく・・・・」
部屋に布を引き裂く音が響く。そしてそれと同時に白い乳房が部屋の淀んだ空気にさらされた。俺は思わず身を捩り胸を隠そうとした。
「ほう・・・女のような反応をする・・・・嬉しいよ」
その草川の言葉は羞恥心をあおり俺はただ羞恥に顔を赤らめ顔をそらすしかなかった。
「はぁ・・・はぁ・・・・美しいよ大塚君、ここも・・・こんなに紅潮して・・実に美しい」
草川は剥き出しになった双丘をざらざらとした舌で執拗に舐めあげる。そのたびに俺の口からは自分のものとは思えない艶っぽい声が漏れ出ていた。
「くぅ・・・・くひぃはぁ・・はあぁぁぁ」
「はははははは・・・・いいぞ、もっと・・・もっとだ、泣き叫べ」
「はっ・・・・・ふっ・・・・ひぃぁ・・・ああぁあぁあああああ」
もう何も考えることが出来なくなっていた。
「そろそろ頃合か・・・仕上げと行くとするか」
草川は片手で俺を押さえつけながら器用に服を脱いでいった。