街の外れにある廃ビルの3階。昔は事務所として使っていたらしいその場所は、今は彼らの溜まり場として機能していた。
その紙屑やジャンクフードの袋、剥れた壁の塗料などが散らばる床に輝が投げ出される。
「うぁっ・・・痛ぅっ」
バランスを取れず、放置された作業用らしき机に強かに背中を打ちつけ、輝が苦痛に呻く。
「おい、こいつ本当に女なのか? 男だったらマジ萎えるぜ」
輝の知らない制服の一人が、自分の着ている物と同じ制服を着る男に不審そうに尋ねる。
輝はその言葉にビクッと身を竦め、自身の身体を抱きしめた。
「マジだって。なぁおい」
「なんで、こんな・・・ひっ」
倒れ、怯えた目を向ける輝に達也は凶暴な笑みを浮かべると、学生服の襟首を掴み強引に引く。
ブチブチと学生服とカッターシャツのボタンが千切れインナーシャツが露になる。
「ったく、めんどくせーな」
達也が学生服の内側から折りたたみ式のナイフを取り出し輝に突きつける。その様子を遠巻きに見ている残りの4人が楽しそうに笑い、口を開く。
「おいおい、もっとやさしくしてやれって。ひひひ」
「うるっせーよ!」
「・・・あっ!」
ビッとインナーシャツがナイフに切り裂かれ・・・そのサラシに巻かれた胸に達也を除く4人が『おぉ』と声を上げる。
「な? いったろ?」
「まだわかんねーって。おら、暴れんな」
「い、いやだっ! 離して!」
少年の一人が輝を羽交い絞めにすると、もう一人がサラシを強引にむしり取る。そしてサラシの下から出てきたものに、彼らは歓声を上げた。
「うほっマジだぜ!」
「すっげ、結構でかいぜおい」
目立たぬようにと押さえつけられていた胸が、外気とねっとりとしたおぞましい視線にさらされ、
輝は恐怖にもがくが両腕をガッチリと押さえつけられ、輝の力では抜け出せなかった。
「暴れてもいいけどよぉ、ぜーんぶバラすぜ? ひひひっ」
「あ・・・」
「おらハセ、さっさと縛っちまえよ」
達也は自分の一言で大人しくなった輝にニンマリと口を吊り上げると、輝を捕まえている少年にガムテープを投げて渡した。
「さてと、じゃ俺からだろ。もちろん」
上半身を裸にされ、両手を後ろに回されガムテープでグルグル巻きにされた輝が顔を伏せ、大人しくなったのを確認すると達也は輝のズボンに手をかけた。
「これでチンコ付いてたら爆笑もんだな」
「気持ち悪りぃ事いってんじゃねーぞバーカ」
4人の少年達は、抵抗しなくなったが協力的でもない輝のズボンを脱がすのに手間取っている達也を見ながら、軽口を言いあい笑う。
輝は聞こえてくる言葉と下半身から沸きあがってくる嫌悪感を、歯を食いしばり無言で耐えていた。
「ケツ上げろ! 糞が・・・へへっ」
「うお、エロいなおい」
強引にズボンとパンツを剥ぎ取られた輝の身体が暗い部屋のわずかな明かりに浮かび上がり、少年達は無意識にゴクリと唾を飲み込んだ。
達也は目の前にある、雑誌とビデオでしか見たことがなかった少女の裸体を、興奮しきった目で見ると自分のズボンに手を掛け、
もどかしそうにペニスを取り出し。まったく濡れていないそこへ押し当てた。
「糞っ・・・このっ!」
「ひぐ・・・うあぁ!!」
ミチミチと音を立て達也のペニスが輝の膣をこじ開けながら埋め込まれていく。
その痛みと気持ちの悪さに輝は呻き、小さく悲鳴を上げる。
「おいおい、俺達も混ぜろって」
4人の中の一人がそういうと観戦していた彼らも輝に近づいていく。
一人が輝の顔にペニスを向けると口へ強引にねじ込んだ。
「んぐっ!・・・ん、んん」
「歯立てやがったら殺すぞ? おらおら!」
口の中にむっとする匂いが充満し輝は苦しげに呻く。それを無視し頭を掴むと強引に腰を前後させ、輝の口を犯していく。
「んん? んっ・・・んぐぅ!」
達也が無理やりに腰を動かし輝を責め立てる。潤滑剤がまったく足りていないそこへの容赦のない動きが激痛を生み出し、輝の身体を振るわせる。
「す、すげぇな・・・」
「あぁ・・・」
残された3人の少年達は2人に強引に犯され揺さぶられる姿を見ながら、誰となく自身のペニスを擦り始めていた。
「はっはっ・・・糞っ、出すぞ!」
「俺もだっ」
「んん! んーーーー!!」
達也の身体がブルっと振るえ輝の膣内に精液が注ぎこまれる。その嫌悪感に追い討ちをかけるように、口の中にも生臭い精液が吐き出されていた。
「んぶっげほっげほっ・・・」
口に押し込まれていたペニスが抜き取られ輝の口から精液が零れ出る。
「あー、もったいねぇ吐き出しやがったこいつ」
「あ・・・んぁっ」
苦しさに咽ていると輝の膣内からも達也のペニスが抜き取られる。輝の秘唇は無理やりな達也の動きで赤く腫れヒクヒクと震えていた。
「つ、次は俺達だぞ」
「ひっ・・・んあぁ!」
自慰行為に満足できなかった残りの少年達が輝に覆いかぶさり、躊躇うことなく熱く勃起したペニスをねじ込んでいく。
達也が吐き出した精液が潤滑液代わりになり、スムーズになった動きに輝の声が高くなる。
「おい、誰か後ろの穴も使えって」
その言葉に輝の身体がビクっと跳ねる。輝の身体が貫かれたまま持ち上げられ、その菊座にペニスが押し付けられた。
「あぐぅ・・・やっ・・・ぁ・・・やぁ・・・」
「ぐあっ、きっちぃ・・・この」
グリグリと、まさに穿つように異物が激痛を輝に与えながら進入してくる。その激痛に輝は目を見開き、口は酸素を求め魚のように力なく動く。
「おい、写真撮っとけ。ひひっ、こりゃ他のやつも呼んでやらねーとな」
もう誰が言っているのか輝にはわからなかった。そして、その目からいつか流すまいと誓った涙が一筋こぼれ落ちた。