『ショーツが置いてあるコーナーに足を進めるが、歩く度に微かな快感がつきまとった。
『・・・んっ・・あぅっ・・あふっ』
(やっぱノーパンはやばかったかも…)
歩くとチャックの裏が秘部を微かに撫で上げ快感が身体を巡り回った。一定のリズムで襲い掛かる刺激に意識が下半身にいってしまう。
普通の状態ならなんともなかったのだろうが先程の興奮が治まり切れてない状況では今だに肌が敏感に反応してしまっていた。
不用意にノーパンで歩いてしまったことを悠は後悔した。
(くそっ、せっかくの休みだっていうのに午前中からエッチな状況ばかり起こるんだよ、今日運勢悪過ぎ)
不平不満をぼやきながら、あまりズボンを揺らさない様に歩幅を狭くし、さりげなく股に手を添えながら歩いて行くと先程の店員がいた。
『お客様、先程は大変失礼しました。お詫びにお客様がお似合いになるような下着を選んでおきましたので、
よかったらこれをお買い上げ下さい。格安にしときましたので』
『えっ、でもいいんですか?』
『はい、レジの方にも伝えてありますのでこの袋のままレジにお持ち下さい、お客様が穿いてこられた下着も入れておきましたので』
『あ、ありがとうございます』
丁寧にお辞儀をしながら渡す紙袋を受け取り覗いて見ると色とりどりの下着が数着ほど中に見えた。
『発散したくなりましたなら、またおいでください。ふふっ』
お礼を言おうとすると耳元で囁かれた。それを聞いて驚き焦る悠の顔を楽しそうに見ながら店員は離れて行った。
『・・・・・』
最後の台詞は忘れて。格安で多量に下着が手に入った事を喜んだ。
(やり〜っ、こんなにたくさん格安で手に入ちゃった。母さんに貰った金だいぶうきそうだし、少しもらっちゃうかな!)
予想外の幸運に暗かった気持ちも吹き飛び、笑顔でレジを済ませ早々に新しいパンティを穿いてしまおうとすると、トイレを探すと視界に晋也がうつった。
『あれ?晋也どうしたの?』
『あ、姉ちゃん見つけた!』
どうやら自分を探していたらしく、こちらを見つけると小走りに駆け寄ってきた。
『お母さんが早く洋服買いなさいだって、ほら早く行こう!』
そう言うと悠の腕を掴み引っ張りながら走り始めた。
『わわっ、ちょっと待って…ぅんんっ!』
急に走らされ動かされたチャックが秘部、そして秘芯を引っ掻き、刺激が身体から脳へと貫いた。
『し、晋也・・くぅん、ちょっと、待って、ふぅんっ…』
(だめ、感じちゃう、晋也、下着だけ穿かせて)
心の叫びは通じることが無く、すぐ後ろで悶え苦しむ姉に気付かないで晋也は手を引っ張り続けた。
『んぐっ…うっ、んっ・・んぅっ』
歯を食いしばり声だけでも漏れないように気張る。
大股で歩く、というより走るに近い状態は先程までの撫でられている感覚と違い、
引っ掛かれている感覚に意識をしっかり持っていないと気を失いそうになる。
刺激を受ける度に膣を縮めてしまう。両乳首と陰核に血が集まっていき硬くなっていくのが感覚的にわかった。
股間に力を入れ中から滲み出る淫汁が垂れ出さないようにしたが時間稼ぎにしかならない事は自分でもわかった。
額にじわりと汗が滲む。
(だめ、耐え切れない!!)
脳に送られ続ける快楽信号に耐えるのも限界になりかけた時動きがとまった。
『ふぇ!?』
『お母さん、連れて来たよっ』
いつの間にか女性服コーナーに着いており、母のいる所に到着してい。
『あら? まだ下着しか買ってないのね。早く衣服も買って帰るわよ。ほら、これ試着してみなさい』
『……』
きょとんとしている悠にすでに選んでいたのか数着の洋服を渡し、下着の入った袋を取り上げると試着室に押し込み、カーテンを閉めた。
『はぁはぁ…はぁはぁ』
渡された服を足元に落とすと鏡に両手をつきながら、限界近くまで弄られた身体に酸素を送る。
なかなか思考がまとまらない。すぐにでも触りたい、気持ち良くなりたいという本能に逆らうように必死で疼きに耐えた。
(うぅ…あそこが熱い…)
下半身の中枢部が熱くほてっているのがよくわかった。躯の芯からにじみでる汁は自分には沸騰したお湯のように感じられた。
(ジーパンを脱がなきゃ…)
片手でベルトとホックを外しチャックを降ろすと、重力によりするするとジーパンが下がっていった。
試着室のカーテンに向かって、餅のように白く丸いお尻を突き付ける体勢になる。
鏡を手で押すように体重を預け、首を傾け下半身に目を向けるとパックリと開いた膣口からトロトロと愛液が溢れ出てきている。
肉壁がナニかを求めるかのようにヒクヒクと動く。その光景を切な気な瞳で見ながら、中から沸きあがる疼きを必死に押さえ付ける。
『はぁ…はぁ…』
(こんな体勢で、もしカーテン開けられたら、大事な部分全部見られちゃうよ)
すぐにでも指でいじくりまわしたいとこだが、今こんなとこで慰め始めたら声が我慢出来るとは思えないし、
見つかって家族に変な眼で見られるかと思うと立ち直れ無いという意思が触るのを躊躇わせた。
必死に意識を反らそうと何か別の考えをする。そうしているうちにしだいに少しずつ治まっていくほてりに安堵をもらした。
短期間のうちに二度も絶頂付近で止められ、またその疼きから耐える事に身体全体から疲労が感じられた。
『はぁ…はぁ疲れた…』
まだ熱を帯びているとあ言えだいぶ落ち着いた。汁は太モモを伝わり膝まで流れてきていた。
『エロいな・・・』
男の意思がトロリと流れていく汁の情景と香りに興奮させられる。
自分の身体の一部とは思えない光景に緊張しているのか胸が締め付けられたようになる。
そんなドキドキを吹き飛ばす声が外からかかる。
『どう? サイズとか大丈夫?』
『え!? あ、うん。大丈夫だったよ』
ひとつも試着していなかったが咄嗟に試着した事にしてしまった。
思っていたより時間が経過していたらしく、カーテン越しに晋也の飽きた声が聞こえてくる。
急いで再びジーパンを穿くと床に置かれた服を持ちカーテンを開けた。
『姉ちゃん長いよ〜早く帰ろうよ』
『わ、わりぃわりぃ。母さんこれでいいよ、買って来ちゃって』
服を再び母に渡すと下着の袋を持った。
『あら、そうなの。じゃあ買ってきちゃうから』
会計に向かう母を確認すると下着の袋を開け中を見ると、ブラジャーと同じ薄い水色のショーツが見えたので、それを手に握りポケットにいれた。
少し待つと会計を済ました母が戻って来るのがわかると口を開いた。
『母さん、ちょいトイレ行って来るから先に車の所に向かってて』
『どうせなら着替えちゃいなさい』
そういうと服が入れられている紙袋を渡され、下着の袋を持ち晋也と歩き始めた。
『ちゃんと着替えなさいよ』
『わかったよ』
振り向きながら忠告する母に返事をすると刺激しないようにゆっくりと歩きトイレに向かった。
(はぁ、たぶん今度感じ始めたら我慢できそうにないな…)
二度も絶頂寸前までいきながらも耐え抜いた精神力はもはやなく、肉体的、精神的に弱り切っていた。
そんな考えをしながら個室に入ると素早くズボンを脱ぐ。垂れ出す愛液がズボンの股間部分に染みをつくっていた。
トイレットペーパーをそっと開きかけの膣口ににあてると紙が、じわじわっと水分を吸収していく。
『ぅふっ…』
鼻から息が抜ける。指が生暖かく感じる。
湿り気を感じ紙を捨てて次の紙をそえていくのを繰り返し続け、ぬるぬるする汁を少しずつ拭き取っていった。
(もう、大丈夫かな…)
腿の周りも拭き取り終わるとポケットからショーツを取り出した。
『あれ、これは・・・』
よく確認もせずに掴んでポケットに入れた下着はサイドの部分が紐になっており紐が結ばれていた。
よく穿き方もわからなかったが、とりあえず普通に穿き紐をちょうどいいサイズに調節し結び直しておいた。
フィット感のある感触が心地良く安堵を漏らした。
(ふぅ〜まだ少しドキドキするけどこれで一安心かな)
一通りの処理を済ますと紙袋から適当に服を取り出した。
(結局何を買ったかよくわかんないんだよな〜)
試着も、どのような服なのかも見ないで購入したので実質的に初めて拝見することになる。
『・・・母さんも女物の買えとかいいつつも、金は使いたくたくないんだな』
袋に入っていた女性用の特売されてそうなTシャツとミニスカートを取り出しながら呟いた。
『まあ、へんなの着せられるより、こういうシンプルのがいいよな』
自分で納得すると今まで来ていたシャツを脱ぎ下着だけの姿になると取り出した方のTシャツに首を通した。
『うわっ、けっこうきっつぅ〜』
たぶん本来ならそこまできつさは感じなかったのだろうが、一般より発育した胸のせいで、きつさを感じた。
押し潰されている豊満な乳房、内側から押し返すことで胸にプリントされているロゴマークは押し広げられ余計にエロく見えた。
さらに薄い桃色のシャツはほんのりとブラジャーを透かしていた。そんな事に気付かない悠は下も穿き替え始めた。
『げげっ、短っ!!』
チェック柄のミニスカートに足をいれベルトをとめると丈の短さに思わず声をあげた。
高校の制服と同じくらいに短く腰をかかげたら間違いなく見えてしまうほどだった。
(まじかよ〜、やっぱりちゃんと確認してから買えば良かった…とはいえ今更交換してもらうのもめんどいしな・・・)
スカートの短かさから、またもや変な展開が起こりそうな気がして嫌になったが、
他に購入した服に着替えるのもめんどくさいので、脱いだ服を紙袋に詰め込みこのままの恰好でトイレをあとにした。
(少しは穿きなれたとはいえスカートはやっぱ恥ずかしいな…)
歩く度にひらひらと揺れるミニのフラワースカートは下着が見えそうで見えないギリギリをなんとか保っていた。
しかし悠には見えてしまっているのではないかという考えがあり、さりげなくスカートを押さえながら歩いた。
店内に流れるクーラーの涼しげな空気も股の間を抜けると逆に緊張から体温があがるようだった。
(うぅ…やっぱり見られるてるよな。でも、あんまり男がいなくて助かった)
まだ午前中のせいなのか、店内にはおばさんとか女性客がほとんどだったのが幸いだった。
しかしたまに擦れ違う男性達は、頬を染めながらスカートを押さえて歩く悠の姿が気になり、じろじろと見ていた。
緊張と恥ずかしさでドキドキしながら駐車場まだたどり着くと素早く車に乗り込んだ。
助手席には晋也がいたので後部座席に乗った。
『あら、あんたにしては珍しく、ずいぶん大胆なスカートにしたわね』
『う、うん。まあね』
今更試着してないからサイズを間違えたとは言えず曖昧な回答でながした。
『少しは女の子を楽しむ気になったのね。でもあんまり大胆にすると男の人に何されるかわからないから気を付けなさいよ』
『はいはい、わかってるよ。』
『あとは、言葉使いを丁寧に言うだけで充分なのにね〜』
『はいはい、いいから早く帰ろうぜ』
別に女になりたいわけでは無いので母の小言を聞くのもめんどくさく適当に返事をした。
『もう、少しずつでいいからなおしていきなさいよ』
あからさまに聞く気の無い悠に呆れながら車を家に向かって走らせた。


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