喧騒ある街・・・夜が近づき、そろそろネオンが燈り始めている。
表通りに一人の女性が足早に行く。貴章の後輩の由香だ。
「先輩、帰っているのかな? 今日も講義をさぼっていたしぃ。
いいかげんにしないと教官が単位を落とすって言ってたなぁ・・・・」
手元の腕時計を見て呟く。少女趣味とよく貴章にからかわれている可愛いいデザインの時計だ。
「・・・・お姉さん」
ふと後ろから声がする。見れば白いブラウスとチェックのスカートをした高校生くらいの女の子が立っていた。
「あたしに何か用?」
「うん。八神由香さんです・・・よね?」

ちょっと俯き加減の少女。仕草が可愛いけど、何か影のある雰囲気を持っていた。
「そうだけど、あたしの名前知っているの? 貴女、先輩の知り合い?」
「はい。・・・・実は私、貴章さんの事で由香さんにちょっとお話があって、そこの裏通りに来てくれませんか?」
「え?ここでは駄目なの? 先輩の所に行く所だけど、一緒じゃ駄目?」
「いえ、手間は取らせません。すぐ終わりますから」
少女は由香の手を取ると、半ば強引に路地の方に引っ張った。
「ちょ、ちょっと。何よこの娘、もう! 強引ね」
半ば呆れる表情で由香は黙って着いて行くしかなかった。

「で、お話って何なの?」
「それは・・・・これを見てくれます?」
持っていたバッグから取り出したのは携帯電話。よく見れば見覚えのある物だった。
「あ、これって、先輩のじゃない?どうして貴女が・・・・」
「画面を見てくれます?」
「こう?」
ケータイの画面を見た由香は呟く。ふと画面がほのかに光ったと思ったら見る間に光は大きくなる。
「これって・・・・」

由香はその場で倒れてしまった。少女は由香が気絶した事を確認すると、まるで霧のようにその場から消えてしまった。

  ◇◆◇

白い世界がどこまでも広がる。

・・・・なんだ? この部屋は・・・・・・

薄暗い部屋。ぼんやりとした視界に映っているのは、ベッドの上での二つの肉の塊。それが蠢いているのがわかる。
「あ、うん・・・・・はぁう・・・・良い・・・♪」
・・・・え? 女の声? 一体・・・・
声の主は女性。貴章にとって身近でどこか聞いたような声が響く。

「へへっ・・・感じてきただろう? けっ!淫乱な女だぜ」
「学年トップの美少女も台無しだな」
「まぁ、いいじゃねぇか。乱れる姿もオツだぜ」

数人の男が取り囲んで見える。だが、それぞれがぼんやりとして顔が見えない。
・・・・一体、これって・・・それになんだ?何の話だ?・・・・・・

不安になる貴章をよそに、次第にハッキリと視界が見えてくる。その瞬間、貴章の目に事実がわかった。
・・な!・・・・
近くには大きな姿見。
それに映る甘く切ない声をだしながら喘いでいるのは、間違いなく自分。その乱れた姿に貴章は驚愕した。

「・・・・はぁはぁ・・・あぁああん。ぁああああん」

弘美は手を縛られ、着ていた制服を無残に切り裂かれていた。白く形の整った乳房が揺れる。
周りには上半身が裸の男が十数人。その一人はベッドの上で弘美の脚体を広げ、舌で愛撫を繰り返している。
・・・なんで俺がこんな奴等に?・・・・

ピチャピチャ・・・・

男の舌が弘美の体を嘗め尽くす。その度に全身に甘い疼きを増大してくる。
乳首はすでに自己主張し続け、男の手が乳房の形を変える。
蜜壷にはすでに愛液が充満し、今まさに男を受け入れようとしていた。

・・・や、やめろーーー!!!・・・・・
貴章が叫んでも、周りには聞こえない。

「そろそろ、挿れようぜ。ここも濡れているしな」
「くくく、見ろよ。感じているじゃぁないか?」
「いいねぇ、次は俺だな」

野獣達の目には哀れの文字はない。弘美を愛撫していた男は、紺のスラックスのジッパーを降ろした。
・・・・な!・・・
貴章の目に映っていたのはドス黒い肉の塊。それが徐々に弘美の股間に近づいている。
それはほんの少し前に己にあったモノ。目の前のモノは有無を言わさぬように蜜に溢れた秘部にめり込んでくる。

「・・・・・・嫌ぁあああああ!!」

絶叫が部屋中こだまする。次の瞬間にモノは膣の根元までめり込んでいた。

「くくく!スゲェ締りだ。流石は学年トップは違うねぇ〜♪」
「おいおい! そんなに凄いのか?」
「嫌がっていた割には感じているんじゃないか? くくく!」

ギシギシ・・・・
パンッパンッパンッ

男のモノはピンク色の花園を犯す。抽送するたびに溢れる愛液。
溢れ出る蜜はモノに絡みつき、より淫辣な音を奏でる。
きつくそして柔らかく絞める膣に、男のモノはより膨張しながらも弘美の秘部を犯し続ける。

「嫌ぁぁ・・・はぁあああああん・・・ぁあああん・・・あ」
恐怖に震えた声は次第に快楽の喘ぎへと変わる。男のモノが秘部を犯すたびに、弘美の甘い喘ぎ声が高まっていくこと数分後。

「く! で、出る・・・・!」

一瞬弘美の体が弓なり状態になるかと思えば、男は己の精を弘美の膣内に解放した。

・・・・ドクドク・・・・

「・・・・つうっ・・・・」
暫らくして、ゆっくりモノが引き抜かれる。
膣口からは白く濁った精がそれに合わせて逆流してくる。弘美はぐったりとして肩で息をしていた。

「・・・・はぁはぁ・・・お、お願い。もう・・止めて。」
「くくく・・・嫌だね。俺ら全員を相手にしてもらわないと・・・な。」
「あの御方に処女を奪われたくせに、今更男嫌いは通じないぜ」
「そうそう。今度は俺のチ○ポをしゃぶってくれるかな?」

・・・・あの御方?・・・・奪われた?・・・

「さて、今度は俺の番だな」
「じゃぁ、俺もだな」
別の二人の男が周りの輪から出て、弘美の居るベッドに圧し掛かる。

「嫌ぁ・・・嫌ぁああああ。お願い止めてぇぇ!」
「ふへへ・・・いいねぇ、その顔。」
「俺らも相手にしてやるんだ。光栄に思いな」

ぶよぶよに太った男は弘美を四つん場にすると一切の愛撫なしに、アナルに己のモノを突き刺した。
「はぁう!・・・い、嫌ぁあああああ」
「ふへへ、こっちも締まりがキツイぜぇ〜」
「おいおい。嫌がるのもいいが、次は俺の番だぜ」

弘美の顔の前に居た男は顔を向けさせると、嫌がる弘美を他所に桃色の桜を散らすようにもう一つのモノを貫かせる。
初めは嫌がり吐き出そうとするが、しだいに快楽に染まった表情はアナルを抽送するモノに答えるように、
次第に男のモノに進んでしゃぶりついていく。

・・・チュパ・チュパ・・・・・

「うううっ・・・もっと・・・んあぁああああ」
溢れる唾液、絡みつく舌。頬を伝う一筋の涙と供に朱に染まった木目細かい肌、アナルの動き。
その姿に男達の興奮は高まっていく。

「くく・・・で、出る。」
「お、俺も・・・は、吐き出すなよ」

口にもアナルにも男の精が弘美に注がれる。口膣内に注がれた精は吐き出すことなく、ゆっくりと飲み込まれていく。
白く細い喉が蠢くたびに、男達の嗜虐心は高められていく。

「ふへへ・・・淫乱な女だぜ。次は誰だ?」

その後も陵辱劇は続く。ふと、何時の間にか弘美の体は男達の精で白くなっていく。
それは周りで爪弾きされた別の男達が、弘美の陵辱される姿に自慰を始め、その開放された精を弘美に向けて掻けていたからだ。異種異様な匂いが部屋に充満す る。
・・・・俺が男に犯されるなんて、嫌だ!嫌だ!・・・・やめろぉおおおお!!・・・・
貴章の理性が飛んだ時、周りは再び白く変わっていく。どこまでもどこまでも白い世界に。

  ◇◆◇

「・・・・・弘美!!」
夕暮れの光に照らされながら、耳元で誰かの声がする。顔を見上げると、ぼんやりとして顔が見えない。
「うーーん・・・・、美穂か?」
「どうしたのよ? 遅れて教室に入ったかと思えば、授業中に居眠りなんかして。まぁ、いつもの事だからしょうがないけどね」
弘美の親友美穂が、覗きこむようにして貴章を見る。
・・・・今のは夢?・・・それにしてはハッキリしていたような・・・・・
・・・・でも、なんで俺が犯される夢を・・・どうして?・・・
神妙な顔をしながら考え込む。そんな貴章に美穂はポンッ!と肩を叩きながら。
「何考えているのよ。もう授業は終わったよ。一緒に帰ろう。」
「う、うん。・・・・あれ?腰が・・・」
勢いよく立ち上がろうとすると、少し脚がもつれた。咄嗟に手を机の上にあてる。
「弘美、どうしたの?」
「う、うん。・・・何でもない」

貴章はすぐ鞄を持って、美穂と一緒に教室を出た。・・・・・貴章は少し体をふらつかせていたが。
二人が出ていった後、教室にはもう誰も居ないはずなのに、いつのまにか二人の少女がそこにいた。
そう、薄っすらと微笑みを見せながら・・・・・。


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