「わ、私ちょっとトイレに行きたくなっちゃったな……お願い行かせて。漏れそうなの」
何気ない殺気を感じた麻子は出口のドアのほうに足を向けた。
「トイレ? ……その格好でかい? …フフ、行ってもいいが逃げようとしても無駄だぜ。俺が全てのゲートにロックを掛けたからね」
(そんな……)
「帰りたければ最後まで俺と付き合ってこのシナリオを終わらせることだな」
「シナリオって? ……この結婚式のこと? ……わ、わかったわ! わかったから早く先に話を進めて結婚式終わらせてよ!」
「へへ、そうアセるなって。君と僕との愛のストーリーは始まったばかりだ。思う存分楽しもうぜ」
上田は花飾りのティアラと薄いベールを被った麻子の小さな頭を手で撫で回し耳もとで囁いた。その反対の手はドレスの上から胸を触られて……
(ひえっ! ……き、気持ち悪い)
「あぁ、この感触……ハァハァ……麻子ちゃんのおっぱい……ハァハァ……なんて柔らかいんだ。それにこの胸の谷間……ハァハァ……君が元男だってことはも うこの際どうでもいいぜ……ハァハァ……」
汚い男に自分の胸を揉まれ、臭い吐息でその厭らしい言葉が容赦なく耳もとに浴びせられる。元々男であった麻子には耐え難い嫌悪感と屈辱感である。

「あ、そうそう……ちなみにこのシナリオの終わりは結婚式の終焉じゃないぜ」
「え? ……それどういう事? 教授は結婚式だって……」
「へへ、教授には内緒にしていたが実はこのシナリオには式の後まだまだ続きがあるってことさ」
「続き…?」
「そう、続きと言っても2次会とか3次会とかそんなつまらんものじゃないぜ。それよりもっとヤルことがあるだろ? ……それも最も重要なことを」
「最も重要なこと?」
「そう、最も重要な……『共同作業』さ」
「『共同作業』って? ……ま、まさか!」
「へへ、そのまさかだ、夫婦になってまずヤらなきゃならない『共同作業』──つまり俺たち2人がお互い1つになってその絶頂に達したとき、
その信号を読み取って自動的に元の世界に覚醒させるプログラムが起動される……それがどういう意味か解るよね?」
「よ、ようするに…あなたとセックスして最後までイッちゃうってこと……」
「へへ、そんなストレートに言うなよ、さすがの俺も照れるぜ……そう正に俺たち2人が1つに結ばれて始めてこのストーリーは完結するのさ」
「なによそれ!! 冗談じゃないわ!!!」
「もうあきらめな……へへ、一体どんなクライマックスになるのか? 今から楽しみだぜ……
はぁ〜それにしても麻子ちゃん……君は実に可愛い……なんて綺麗な女なんだ。正に俺がプログラムした俺の理想の女性だぜ」
上田はため息を付きながら、純白のウェディングドレスに身を包んだ麻子の姿を、上から下まで舐めるようにまじまじと見つめた。
「なによ……そんな気色悪い目で見ないで……厭らしい!」
「へへ、いいじゃないか見るくらい……ハァハァ……や、やばい俺また興奮してきた。もう我慢できないかも……ハァハァ……」
上田はそう言うと興奮で震える手で穿いているタキシードのズボンのベルトを外し、チャックを下ろし始めた。
「な、なに? 何するの? ……や、やめて……いや! 近寄らないで!」
麻子はその上田の行動に、これから自分の身に起こりうる事態を悟り、後ずさりする。が、スカートの広がったドレスでは上手く身動きが取れない。
上田はなおも無言でズボンとパンツを下ろすと、いきり起った黒光りの男根を麻子の目の前に取り出した。
天を指し限界まで反り返り血管までも浮き上がらせ、そのドレス姿の麻子を欲しがっている上田の肉棒……
「ひえっ!」
元々男である麻子でも、さすがにその黒光りする肉棒を目の前にしては一瞬怯まざるおえなかった。

「ホラ! 見てくれよ……君のそんな艶かしいエッチなドレス姿のせいで、俺のがとうとうこんなになっちゃったじゃないか。どうしてくれるんだ?」
上田はさらにその黒光りする男根を麻子の顔に近付けた。
麻子の目の前に接近する男根は小刻みに震え、その亀頭の先端からは厭らしい透明な男液が──
思わず顔を背ける麻子。
「さあ責任を取って、君のその可愛い小さなお口で俺のを綺麗にお掃除してくれよ」
「何馬鹿な事言ってるの! いやよそんな事! 冗談じゃないわ!!」
「あ、教授の命がどうなってもいいのかな〜?」
「……わ、分かったわよ! やればいいんでしょ! やれば……」
仕方なく麻子は、顔に覆い被さっている薄いベールを後ろに退かすと、その目の前に突き出ている
上田の黒光りし血管も浮き出る汚れた太い肉棒を、けがれのない白いレースのグローブ(手袋)をはめた細い手で掴んだ。
真っ黒な太い肉棒とそれを握る真っ白なレースのグローブ。普段なら決してめぐり合うことのない対照的な両者。
「はうっ! ……あ、イイ……」
自分の肉棒を麻子の薄いレースのグローブで握られた上田は快感のあまり一瞬ビクンッっと全身を震わせる。

麻子は目を瞑り、そのいきり起つ肉棒を自分の口元に近付けた。
(うっ……く、臭い)
その男根から発せられる鼻を付く刺激臭に思わず顔をしかめ、その動きを止める麻子。
「さぁどうした? そんな顔して、君のその綺麗にメークアップしたせっかくのお顔が台無しだぜ。さぁ早く……」
麻子は意を決し、その男根を口の中に荷頬張ると、ゆっくりと前後に口を動かし始めた。
じゅぼじゅぼ……じゅるじゅる……
その口内で前後に摩擦を始める上田の肉棒。
(おえっ! き、気色悪い……うぐっ! こんな太いの……)
今は女性とはいえ、他人の男のモノを自分の口に入れるなど、麻子とってはこの上ない苦痛であった。
「はぁぁ〜イイ!! イイよ! 麻子ちゃん……初めてにしてはすごく上手だよ! ……ハァハァ……」
真っ赤なルージュをつけた麻子の口元、で前後に出し入れされる上田の肉棒からは白濁した液体が溢れ、糸を引きながらしたたり落ちる。
麻子の唾液と上田の男液が混ざり合い、泡立つ白濁液は口元から徐々に首筋や首に着けた銀のネックレスを伝わり、その下の2つの乳房の谷間に集まり溜まって いく。
上田の汚い肉棒やその付け根に茂る黒々としたちぢれた陰毛は、それを握っている麻子の薄いレースのグローブの指の間から顔を出し、
レースの細かい網目にまでそのちぢれ毛が入り込む。
汚されていく清楚な純白のウェディングドレス……

「もっと、もっと激しく! さぁ! 舌も使って……はぁうっ……そう! ……あうっ」
麻子は言われるがまま、さらに激しく頭を前後に動かす。
そしてその動きに合わせるかのように、麻子の耳に着けた銀のイヤリングが前後に激しく揺れ動く。
じゅるじゅる! じゅぼじゅぼじゅぼ!
「あぁ〜! た、たまらん! ……イイ!! イイよ! 麻子ちゃぁん〜!」
ウェディングドレス姿の花嫁に自分の男根を握られ激しく舐め回されるその快感に、
上田は思わず両手で麻子の頭を薄いベールの上から鷲掴みにし、歪んだ顔をさらに歪めながらもだえ狂う。
もみくちゃにされる花柄のティアラと乱れるベール。

(うぐっ! ……まったく、いい気なもんだわ……ヤってるこっちはちっとも気持ちよくないってのに……なんでこんな格好してこんなコト……
うっ、うっ……それにしても……な、なんとか……うっ……なんとかここ世界から……う、うぐっ! 脱出する方法を、考えないと……うっ)
じゅぼじゅぼじゅぼ!
肉棒を握り前後に激しく頭を揺り動かしながら麻子は必死に脱出方法を模索していた。

じゅるじゅる! じゅぼじゅぼじゅぼ!
「あぁ〜やばい! もうダメだ! 麻子ちゃん、麻子ちゃん! ……俺、もう」


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