今回の旅は1月3日23時55分に品川をスタートした。目指すは北陸である。
2004年の3月までにJALグループに2フライト搭乗すれば2000マイルボーナスが貰える俺は、費用が掛からずに搭乗回数を稼げる小松便の利用を検討していたが、結局それは広島往復で達成することととして、余っている青春18きっぷで北陸へ行くことに予定を変更した。最初は、生まれ変わった万葉線と、生まれ変わったえちぜん鉄道を訪れることを目標としていたが出発の1週間前にのと鉄道廃止問題の新聞記事を見つけ、今乗っておかないと後で後悔するぞ。と未来の自分から脅されつつ(?)能登半島へ向かった。


(左)七尾線    (右)車窓風景

 さて、この日のムーンライトながら91号の3号車は運悪く簡易リクライニング車両であった。なかなか寝つけずに結局豊橋まで起きていた。窓の外は真っ暗でよくわからない。そして気づいた時には列車は岐阜に停車中であった。そして有名な大垣バトルをクリアし、さらに西へ向かう。米原到着。米原では大勢の人が接続の新快速でさらに西へ向かっていった。日曜日だから岡山には10時30分、広島には13時、福岡には18時30分、熊本には21時に着くことができるすばらしい土日ダイヤなのである。北陸へ向かう予定の自分はここから北陸本線へ入る。米原駅から徒歩3分のコンビニまで急いで往復して朝食get!北陸本線金沢行き出発の4分前に駅に帰ってきた。急いで階段を駆け上がり列車に乗り込む。ふぅぅ。昨晩あまり寝られなかったのでおにぎりを食べたあとは寝ることにする。福井の手前では目を覚ました(ような気がする)列車は3両しかつないでなく車内は混んできていた。いいかげん新車を投入して混雑緩和を図って欲しいものだ。終点金沢には定刻に到着し、とりあえず改札の外を散歩する。北鉄バスの案内センターがあったから能登地区のバスダイヤわかるかな〜と覗いたが無駄だった。わぁ〜予想以上に本数ある!とJRバスの案内所も冷やかした。(ぉぃ 30分ほどぶらぶらしたのちに改札を入る。階段のところでは臨時の自由席特急券発売所が設けられており、盆と正月は稼ぎどきなんだ〜とあらためて感じる。そしてそこではオレンジカードも売られていた。罠にはまったかのようにかってしまう (@ ^д ^ @)ノ~ JR西日本もJR北海道みたいにオレンジカードの販売に力を入れ出してきたのかな?
 金沢駅の端っこ4番線から七尾線七尾行きに乗車。車内はガラガラだった。ゆっくり足を伸ばさせてもらう七尾線は単線のために多くの駅で行き違いとなって数分づつ停車した。窓の外に日本海は見えずに退屈にすごした(ぉ 七尾到着も定刻どおり。ここでまた1時間の接続待ちが発生。七尾市内循環バスに乗ろうと企ててみたが、七尾駅の写真を撮っている間に行ってしまった。残念!おとなしく待合室で座っている。12時35分に蛸島からの列車が到着。折り返しの穴水行きとなる。それにあわせて七尾駅の事務室からのと鉄道職員2人が出てきた。1日きっぷを購入し列車に乗りこむ。1700円で蛸島まで往復できるのは嬉しい。平日だとこのきっぷがつかえないから日曜日にあわせてやってきた。七尾出発12:55。能登半島のさきっぽに向けて動き出す。地元の由利鉄よりかも速度を出しており路盤整備はしっかりしていることをしる。これだけの良いレールを持っていながら廃止問題がでてくるとは悲しい。島根県・鳥取県は税金を投じてまで路盤の整備をしたというのにね・・・。穴水で蛸島行に乗り換えて奥能登地域へ足を踏み入れる。ようやく車窓に富山湾が見えてきた。波は穏やかだった。日本海らしくね〜と独り言がでてしまう(マテコラ この蛸島行きを途中の宇出津(ウシツ)で下車。

 ここから松波までは路線バスでつなぐ。奥能登観光開発という会社のバスである。観光開発が専業なのか、バスが専業なのか謎な会社である。このバスは海岸線に沿った道をゆく。(日曜日だから)乗客6人と悲しかったが、景色は良くすばらしい路線であった。姫地区と小木地区の狭隘道路も楽しかった(←ぉぃ) 

40分ほどで終点松波駅に到着し720円を払う。720円以上楽しめた路線だった。 松波駅からのと鉄の旅にもどる。次の蛸島行まで1時間以上の間があった。。。。駅周辺の散歩でもしよう。バス停を見ると内浦町営バスってのがあった。よっしゃ〜♪15:51にバスあるじゃ〜ん!と一時だけ喜ぶが3秒後に「日曜祭日運休」の文字にガックリしてしまう。
駅のそばに松波城址公園をみつけ、そこにのぼってみる。うぁー。松波の町が一望できて、富山湾もくっきりだ。なかなかよいローカル観光スポットです。

 松波から蛸島行きに乗車して 終点蛸島へ。末端の珠洲−蛸島はスタフ閉塞であった。蛸島到着  あたりはもうまっくら。フラッシュ程度の光量ではとても足りず撮影は諦める。暗いながらも少し撮影して最終の七尾行に乗車する。(←折り返しの列車) そして珠洲で40分の休憩タイム。駅前のショッピングセンターで2割引のお弁当を買い、今日の夕飯とする。 七尾行き車内に戻り昼寝&勉強&メシで七尾まで3時間を過ごし、七尾からJRに乗り換えて北陸線との接続駅 津幡まで戻る。
 蛸島から金沢はやはり遠い。能登半島と東京を早く結ぶためにはやはり能登空港しかないとおもうが、ようやく能登空港の知名度が上がってきた現状でののと鉄道の廃止は観光面でマイナスである。レンタカーをつかえというのか、バスを使えとでも言いたいのだろうが、ツアーバスが行かない観光地に行くとなったら路線バスか鉄道しかない。 それに冬季は路面が凍結し東京人の運転は危険である。のと鉄道は、私が見る限り、日曜日でも客が多く十分やっていける気がするが、沿線自治体の方針が赤字穴埋めではなく廃止というならばしかたないことだろう。再考を期待したいが……。
 津幡から北陸本線で高岡へいく。サンダーバードの遅れの影響で4分遅れていた。外は真っ暗。高岡下車。すぐに今晩の宿であるスーパーホテル高岡に向かった。

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