「誰だっ★」
後ろから伸びてきた暖かな手は
考えるまもなく、誰か分かった。
* パズル *
「・・・・・・・・・何がしてぇんだよ。若菜」
「あっれぇ〜☆ばれた?」
あははー☆と笑う若菜に三上は
ため息をついた。
(・・・ったく、緊張感ねーなぁ・・・。)
「ってかさぁ、何でお前そんなトコいるわけ?」
「えっっ?べ、別に?偶然近く通ったから・・・・・・」
「ほんとかよ、俺に逢いに来たって素直に言えよ。」
「そ、そんな事ねーよっ!」
そう言いながら、若菜は三上のことをポカポカと
たたき、顔を待ったにして否定した。
「・・・っくくく。分かりやすい奴。」
そう笑うと三上は自分のことを叩いていた手を
掴み引き寄せた。
「っわぁ!?」
急にひっぱられた若菜は、体制を崩し
三上の胸の辺りに蹲った。
「あにすんだよっ?//」
「よし、よし。」
「よし、よし。って俺は猫じゃねーっ!!//」
ふしーっ。と息を荒らだてる若菜を宥める様に
三上は、ポンポンと頭をなでた。
「・・・・・・・・・っ、そんなんで騙せると思うなよっ//」
「じゃぁ、どうして欲しいか言ってみろよ」
相変わらずニヤニヤと三上は笑う。
若菜は、三上のすそをキュッと握り
赤らめた顔を埋めたまま、小さく呟いた。
「・・・ち・・・・・・して?」
「ぁん?何だって?」
「だから、今すぐここでちゅーしてっっ!!///」
若菜のあまりにも突飛な言葉に
三上は噴出して笑った。
「ぶっ・・・くっくっくっ。悪り・・・っ笑うつもりは・・・」
「・・・もぉいいっっ!!//」
そんな三上を見て若菜は拗ねて
三上から離れそっぽを向いてしまった。
「そんな怒んなって、可愛いかったぜ?」
そう言って引き寄せた腕を、強く掴んだ。
「・・・・・・・・・っ///」
若菜は、何も言わなかった。
「な?かぁーいーっvv若菜」
「・・・・・・・・・・///」
「め、閉じろ」
「・・・・・・ン。」
ちゅーーーーーーーーーっっ☆
「・・・・照れてる、照れてる☆かわいいなぁ」
「うっさぁーいっ!!可愛いって連呼すんなぁっ!!///」
俺らは、一人一人 それぞれが
ひとつのピース重なり合って、はまりあって、出会って・・・
まるで、不完全なパズルみたいだ。
だから、そのいくつものピースの中で
こいつに出会えたことは、すっげぇ嬉しい。
なんて。
口が裂けても言ってやらねぇけど。
今、こーしてることが すっげぇ 幸せ。
END.
*桜井真宮サンりく 三若の甘々。
やっと完成しました;;長らくお待たせしました、ごめんなさい。
しかも、無理やり・・・;;
CP者は苦手なんです。が、精一杯書かせていただきました☆
これからも、ご贔屓に。笑
海
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