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生贄


「う・・・・はぁああ・・・・・」


暗闇の中…わたしの泣き声だけが響いている。右の…耳に…ミミズのような冷たい感覚が…ああ・…ッ!!脳みそを直に嘗められてるみたいなそんな…

「ふぁああああ!!!」

あ…わたしの…ああ…中に・…い・…いやぁあああ!!!は・・・入ってくる!!!!! 

「だ… だめぇええええ!!!!」

こんな…こんな情けない声…ADDの、トップエージェントのわたしが…
あ…だめ…耐えなきゃ…負けちゃ…だめぇ!!!

「ひ…ひゃぁああああ!!!!…そこ!!だめぇええ!!!」

こ…今度は…ああああ!!!…わたしの…後ろの…恥ずかしいとこに…!!!

「本当は感じているんだろう?  ヒトミ・コタニ中尉??」

そんな…嘘…感じてなんか…

「いやぁあんん!!」

あ・…なんで…こんな…甘い声が……でちゃうの?? わたし感じてなんか???

「気持ちいいだけじゃ、拷問にならないな…」

ああ…感じてなんか・・いないって…そんな…わたし…淫らじゃ…あ…?!!

「ぐぅぅぅ・・・・!!!」

急にのどが締め付けられる・・・う…後ろから伸びてきた…蛇のような触手が…わたしの首に巻き付いてくる!! 苦しい…ああ…それに…気の狂いそうな…淫らな感覚がわたしの体を…脳を犯してくる…ああ…もう…逃げられない…の???



囮捜査:Mission0XXY

「銀河の果ての鉱山の星、Minerexで麻薬カルテルが奴隷を取引している。 地球とそのコロニーの女たちも相当捕まっているらしい」

そのニュースが入ったときADDは地球を含む銀河系とアンドロメダ系惑星間の諜報戦に人力をそがれていた。すぐに派遣されるエージェントとしてわたしが選ばれたのは休暇から戻ったばかりのわたしがこのレベルの調査を行うクオリフィケーションを有する唯一のエージェントだったからだった。一人ぼっち。バックアップのない任務。でも、それほど難しいとも思えない、クラスBの消化任務の筈だった。
わたしはストリッパーになりすましてならず者たちのたむろするバーのステージに立った。この星で最大の元締め、ゼオンという男のエージェンシーに登録してから半週間足らずでギャング団の首領らしき男からに見初められ特別ショーに招待された。


スペシャル・ステージ

「こっちだ」ゼオンがわたしを連れて行ったのは町のはずれにある廃墟のようなビルだった。「俺も一緒にいる。安心しろ。こういうの初めてか?」
こくりとうなずく。当然初めてだし、こんな星にくるのも初めてだ…(わな?)不安になる。でも、きづかれていないはず…ボディーチェックを受けたときのため、武器も身につけてない。所詮情報を取ることのみが目的だからそんな必要もない…
ギャングの中心は象アザラシのような顔をしたエレフィン星人だった。 この廃墟のなかを隠れ家にし、ハレムのような装飾の居間でみな麻薬を吸いながら、地球やその周辺の星からきた人間型の女たち(奴隷?)とエイリアンたちとの饗宴がくりひろげられていた。
「よくきたな!なまえは?」
首領と思しき男が声をかける。
「Hitomi」
無愛想に答える。
「いい名前だ。ジャポニカ人か?この辺では珍しい。ゼオンはいつも目がいい。そうだ、俺の好きなやつをやってくれ。」
「わかりました…Hitomi,ちょっとこっちへ来い」

ゼオンがショーの中身を説明する。この星の蛇を使ったショー。何度もステージで演じたことのあるものだ… この星の蛇は地球の蛇とは違う。特にショーに使われるのは毒も牙もないタイプのものだった。その代わり太くて長い舌が丸い口から出てきてかえるのようにそれで獲物をからめて捕食する。そして体から常にぬるぬるした粘液を分泌している。この星の男たちはその液で踊り子の体がてかり出すのが好きだという…
踊りの準備が出来た。わたしは金色に光るぴちぴちの長ズボンとジャケット、同色のヒールのショートブーツで宴席の真中に作られたステージに向かった。ステージの下にはくぼんだ場所があり、そこに二匹の蛇がとぐろを巻いている。ピンク色と紫の生々しい色彩…ぬるぬると交じり合う粘液…なんとも“いやらしい“光景…

「さぁ、見せてもらおうか!」

首領が手を叩いて促す。すると、地球のアラビアの音楽に似たような旋律が流れ出す… わたしはステージの真中にあるポールに手をかけ、音楽あわせゆっくりと体を波打たせ始めた…
右、左と肩を突き出し、それとは逆のひざをかるくまげる。ちょっとグラマーなヒップを強調するように左右に扇情的に突き出す。ぐるっとポールを中心に回って形のいいお尻を見せ付ける… ゆっくりとステージが回り始める。わたしは、真中に立ってポールを体の前に軽くつかみ、体の左右の動きに前後動を加える。ポールに体の中心を擦り付けるように…ひざを曲げて、お尻を突き出して…そして、体をそらしながらポールをひきつける、そしておなかを擦り付けるようにしてずり上がる… リズムにあわせ、エロチックに、何度も、何度も…真鍮色に輝く、この冷たい鉄の棒に愛をささげるかのように…

いやらしく体をくねらせたままの状態で、わたしは右の親指をズボンの前に引っ掛け、前にはじくように引っ張る… ピッタリとわたしの下半身を包み込んでいたズボンの留め金がはじけてスラックスのトップが自然にひらく。 そのまま、バン、と張った腰を左右に強く振ると、わたしの、丸く大きなお尻の圧力に負けて前のジッパーが自然に開いていく… もう、ヒップハガーのてっぺんから、私のお尻の割れ目が覗き始めているはず… さすような視線がわたしのまあるいでん部に吸いつけられているのが感じられる… 

ヒールで、ズボンのすそを踏んで、そのまま腰を更に左右に激しく振る… ぶどうの皮が、するっと剥けるようにズボンのふちがヒップの上を滑っていく…そして、そこを越えると、すとんと足元までずり落ちてゆく…
くるぶしのあたりでわだかまったズボンをさっとけとばす… 下半身剥き出しの、恥ずかしい格好のまま…ジャケットをはだけ、両肩をむき出して、ぐっと、胸を張る。両袖だけを残して脱いだジャケットにお尻を擦り付けるようにしながら腰を大きくグラインドして…上目使いに観衆をにらみつける… そしてジャケットを、するりと腕から抜いて・・・ぽんと放り投げる…

小さな、申し訳程度の金色のブラとTバックだけの格好で、ゆっくりと前屈みになって、ひざに手をつき、左右の肩を蛇のようにくねらせながら、パンティーの底の細い生地をギャングの頭領に見せ付けてやる… 腰を大きく、捏ねるように動かして…そう…今はわたしの体を見て…いやらしい想像をしてらっしゃい…あとでたっぷり懲らしめてやる…

わたし、そのまんま、足を大きく開いてしゃがんで…そして、四つんばいになってゆっくり止まったステージの前、蛇のいる穴に進んでいく…足を繰り出すごとに…お尻を、いやらしく左右に振りながら…
ふっと見上げると男たちが女たちの体をもてあそぶのを止めてこっちを見つめている… わたしは冷静にギャングのメンバーを観察する… 6人、いや、わたしの後ろに更に何人かいるはず…エレフィン星人がほとんどか…みないい体格をしている…でも、1人、冷たい目をした背の低いマスクをした男がいる。
わたしは気づかれないように視線をそらし、舞台前のスロープから蛇の待つ穴に滑り落ちた。
穴のそこで、立ち上がると同時に、紫色の蛇を肩にかける。そして頭を軽く持ち、体をくねらせながら軽くキスをする・・・ピュルピュルッと飛び出た舌とくちびるがあう。途端に、舌が口の中に入ってくる。

(…!!?)

思いもよらない反応にあわてて口から遠ざける。(嫌がるはずなのに…どうして?)
いぶかしげに思いながらも踊りを続ける…いつもより粘液の分泌が多い…もう一匹もわたしの足を這い上がって…腿に絡み付いてくる… 舌が…ぴゅるぴゅると出て…わたしの敏感な内腿をちろちろと責めてくる…踊りながらもその刺激に腰が浮きそうになる…

(ああんん…一体…!!??)

舌だけじゃない…さっきからまとわりついてくる粘液に包まれた部分にもなにか熱くヒリヒリするような感触が生まれて… 〔だめ、わたし…感じちゃってる…〕

息が上がって…顔が上気しているのがわかる… わたし、必死で演技を続けた…でも、蛇の動きもなにか変…普段はおとなしいのに…すごく荒く、まがまがしく…感じる…舌をこんなに出したりする事はなかったし、いやらしくなめてくることも・・・あっ!今度は、小さなショーツの中に入ってこようと無理やり!!! 
わたし、あわてて蛇の頭をつかもうとする…でも、長い舌がすばやく伸びてわたしの敏感なボタンを鞭打たれた瞬間、電気に打たれたような衝撃で体をそらしてしまう…そのすきに、蛇、ショーツの中にもぐりこんできて…その重みでショーツがずれ落ちていく…そしてこの淫らな虫もショーツといっしょに落下する… わたしはほっとしてその蛇を足先で軽く払う…そして…最後に残ったブラを、はずすため手を後ろに回した瞬間…

「・…!!は・…はグッ!!!」

突如首がしめられる…!!!! 蛇が!!のどに絡み付いている…!!! とっさに引き剥がそうとした瞬間、両手が胸の前で拘束される!!…体にも…巻きついてる!! わたしが担いでいた蛇、わたしの上半身と首を巻いて締め付けてくる…そして、さらに両手首に巻きついてゆっくりわたしの両腕を開いていく… それと同時に、ブラジャーがはじけて乳房が丸見えになっていく…小ぶりだけど、形のいい私の乳房… 蛇に巻きつかれて押し上げられている…その頂点で…プラグのような形の乳首が硬直している… 蛇が…頭を…ゆっくり左の乳房に寄せてきた…

その蛇がまあるい口から舌を伸ばしてくる! わたしは、のどを閉める蛇の胴越しにこの下等動物の動きを見つめている…(ああああ…・くる!!!)そして、そのいやらしい長い軟体動物でわたしの乳首の先端をはじいた瞬間、わたしのクリトリスからも激しい刺激が駆け上がる!!
あああ!!下からも!!…腿に巻きついた奴が…わたしの弱いところを…(ああ…だめ…こんなの…)
音楽がより激しいリズムに変わっている…

(Hitomi…負けちゃだめ…!)

わたしは、最後の力を振り絞って、拘束された両手を必死にもがかせながら、腰を振って必死に蛇の攻勢をかわす… 体がゆれるたびに絡みつく蛇が敏感になったわたしの肌をいやらしくすべり、わたしの官能が強制的に刺激されていく…

(もう・…もうだめ…)

腰をくねらせ、上半身でもがき、髪を狂ったように振り回しながらついに感極まって甘い叫びをもらそうとした瞬間・…

ぴたっと音楽が止まり、蛇たちも床にパタッと落ちた…。わたしは呆然として前を見た…もう四つん這いになっていた…

「よかったぞ!」

「またよんでやる!」

わたしはぽかんとしてあたりを見回す…終わった…マネージャーが控え室まで連れて行ってくれるはずだ…でも、見まわすとゼオンがいない…まずい…このままでは、乱交に引き込まれそう・・・ 二人のエレフィン人が好色そうな表情でこちらに向かってくる…マントのような着物の出っ張りから彼らの性的興奮が絶頂に達しているのがわかる!(どうしたらいいの!?いやだよ…こんなのと…)と、頭領の声が響き渡る…

「良く踊った…やすめ」

わたしは慌てて礼をして、散らばった衣装をまとめて控え室へ向った。 部屋を出て行く間中、背中に…そして、お尻に、無数の視線が張り付くのを感じながら…

to be continued

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