ROUND.4 当たって砕けた

放課後テニスコートにて
「侑士、やっぱり何かあるみたいだぜ」
「やっぱりか」
「もう直接聞いてみるしかないって」
「アイツが素直にクチを割るとは思えへんけど、ま、ダメもとでいってみよか」
「なあ、鳳。ジブン腹筋鍛えてるんはサーブのためだけやないんやろ?」
「いきなりなんですか」
「他にナニがあるんだ?」
「ふぅ…」
「ため息つくな。日吉に聞いたんだぜ。他に目的があるって。
 減るもんじゃないし言ってみろよ」

「たとえそうであったとしても、先輩たちには何の関係もないことですから(笑顔)」
「鳳ナマイキだぞ。いいじゃん教えてくれたって」
「岳人、もうやめとき」
「何だよ侑士。お前だって気になるだろ?」
「それはそうやけど」
「…フゥ。向日先輩、そんなに知りたいなら直接カラダに…(グイッ)」
「!!ひぃっ。いい。もういい。俺は何も聞きたくないし知りたくない。行くぜ、侑士」
「(まさか…本気やないやろけど…困ったヤツや)ほな、鳳、邪魔したな」
「俺が宍戸さん以外の男に何かするわけないのに…まあいいや。これでうっとおしくなくなるだろうし」


岳人逃げ帰る
「岳人〜泣くなや」
「泣くか、バカ侑士」
「関西人にバカ言うたらあかんのやで」
「…」
「どないしたん?」
「…いや。宍戸ってえらいやつかもしれねぇ、と思ってよ」
「ハハハハ。ある意味そうやねぇ」
「俺マジびびった」
「まあ、アイツが岳人に何かするとは思えへんけどな」
「もう、俺関わりたくねぇからな」
「ジブンから言い出しよったくせに。ま、ええわ。俺に秘策があるねん。まかしとき」
「秘策ってなんだよ」
「ひ・み・ちゅ」
「うわっ、キモー」
「キモイ言うな。傷つくやろ」



ROUND.3へ          ROUND.5へ


クリックでもどります

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル