Bousou - Honey.

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!!!  R-18  !!!

切時、雁時、マボワの、時臣師受短編3本詰め。
どれもつながりはありませんが、イロモノ寄りプレイです
壁穴、蟲姦、潮吹きなど
雁時だけショタ化パラレルですのでご注意
かけおみ!
かべしりっ!〜魔術師殺しと壁にハマった魔術師〜
切嗣×時臣(無理矢理/壁尻)



「はっ、はっ……」

時臣は壁にもたれ、上がった息を整える。同時に辺りの気配を探るが、魔術師殺しの存在を感じ取ることはできなかった。それが、奴の身の隠し方が巧妙なせいなのか自身が焦っているからなのかはわからなかった。
自身の身を隠すことができるかと思って入り込んだ廃ビル。元は何かの事務所だったらしい朽ち果てたそこは確かに自分を隠してはくれたが、追う相手の姿も隠してしまっていた。
自分を追ってビルに入り込んできたその足音から逃げるように階段を上がり続け、ここは三階。魔術を使えば飛び降りられるだろうと思っての行動だったのだが、雑居ビルであるここは隣の建物との距離が近く、まず窓が見当たらない。壁を破ることも考えたが後処理のことを考えると面倒だし、そもそも柱などがかなり老朽化しているようだから、余り派手なことをすると建物ごと倒壊してしまう可能性もある。

(くっ、どうすれば……)

脳内のシミュレートはどれもうまくいかない。気ばかり焦り堂々巡りだ。


ことの起こりは数十分前のこと。
──とはいえ、時臣にはその時何が起きたのか良くわかっていない。
もうすぐ聖杯戦争が始まるという時期だから、身辺の警戒を怠ってはいなかったはずだった。なのに、外出したその一瞬を突いて銃撃を受けた。草木も眠る丑三つ時、今は人通りがないとはいえ、いつどこから誰が現れるかわからない。冬木の管理者として一般市民を巻き込むような場所での戦闘は避けたいし、相手が何者か分からないので魔術で迎撃することもできない。
だから脚力を強化して巧みに路地裏に逃げ込んだ。狭い場所では遠くから撃つことも難しいだろうと思っての行動で、これは良い方に作用した。こちらを追ってきた襲撃者の姿をちらりと見ることができたのだ。
衛宮切嗣。アインツベルンについた魔術師殺し。
そんな悪名高い人間を相手にするには、時臣の装備は心もとなすぎた。綺礼に念話で語りかけ加勢を頼もうと思ったが、その術は最近教えたばかり。こんなに唐突で一方的なそれに、魔術師としては卵の綺礼が気付くはずもなかった。
礼装すら持っておらず、こんな状態で戦闘するわけにはいかない。──ならば、逃走をするしかないだろう。
敵に背を向けるのは優雅ではないかもしれないが、聖杯戦争に挑む前に、英霊召喚すらする前にこんなところで負けるわけにはいかないのだ。
そして一時間ほど逃げまわってようやく駆け込んだ廃ビル。しかしここで行き先を失い、時臣は途方にくれてしまったわけである。

「……」

耳を澄ますとカツカツとわざとらしい足音が聞こえた。──誘っている。追手がどこに居るのかを示し、獲物をおびき出そうと言うのだろう。もちろん音の出処に奴がいるはずもなく、誘われるままに出て行けば、すぐさま凶弾に襲われることになるのだろうが。
時臣は舌打ちをした。足音は、階下から聞こえてくる。階段は一つ、まともな方法ではこの廃ビルから逃げ出すことは出来ないと確定してしまったのだ。
せめて階段からは身を離そうと、時臣は足元に音を吸収する魔術をかけてそっと走りだした。
扉を開け次の部屋へ。そこで、時臣は絶望した。
この部屋にも窓はなく、それどころかさらに隣の部屋との間の壁が崩れていて、扉が埋まってしまっているのだ。つまり、行き止まりだったわけである。
その向こうの部屋まで行けばビルの端。非常階段か何か、外に出る手段が見つかるかもしれないというのに。

「くそ……ッ!」

まるで優雅でない悪態が口を突く。カツカツという足音はだんだん大きくなっている。確実に、こちらへ近づいてきている。どうにか、どうにかしないと。焦って時臣は部屋を見渡した。どこか、隠れる場所は。または、隣の部屋へ移動できる方法は──。

「──ん?」

その時、時臣の目はあるものを捉えた。部屋の奥、古びたデスクが一つ取り残されたその向こうの崩れかけたドアの横。その壁にはぽっこりと丸い穴が空いていたのだ。
あそこを通れば隣の部屋へ移動できる。
追ってくる足音から逃れる唯一の方法だと歓喜し、時臣は勢い良くその穴に飛び込んだ。











蟲籠の秘めごと
雁夜×時臣(ショタ(小学生)/蟲姦)



父は、そこへ行ってはいけないと言う。他の魔術師の家に行ってはいけないと。魔術は門外不出、他の魔術師の家は敵陣。そんな場所を気軽に訪れてはいけないのだと。
だけど雁夜は来ていいと言った。うちは確かに魔術師の家だけど、俺はお前と仲良くしたいからと。その言葉は真実だと私は信じている。何より、私は雁夜のことが大好きだから。

「いらっしゃいませ、時臣」
「おじゃまします、雁夜」

今日も私は雁夜に誘われるままに、学校帰りにそのまま雁夜の家に足を運んだ。
正面からこの屋敷に入ることは出来ない。何故なら雁夜のお父さんは雁夜とは違うから。私は雁夜の友達だけど雁夜のお父さんにとっては他家の魔術師。見つかったら遠坂の魔術を奪われてしまうかもしれない。
だから、玄関の前で一回別れ、帰るふりをして家の裏からこっそり入るのだ。扉なんかないから、高い塀の隅っこにぽっかりと空いた穴を入り口にして。雁夜が壊したのではないらしいけれど、その穴は私や雁夜くらいの子供ならば簡単に通れるくらい広かった。
そこから敷地内に入り込んで、一階にある雁夜の部屋の窓からこっそり上がり込む。こんなの全然優雅じゃないとは思うのだけれど、でも、とても楽しかった。
──雁夜と私と、二人だけの秘密。


おやつを食べて、トランプゲームをして、他愛もない学校の話をして。それはとても楽しい時間だ。特に雁夜が用意してくれるおやつは、私の食べたことがないものばかりで面白い。3メートルもある長いグミを出してくれた時には、年甲斐もなく二人で振り回したりして遊んでしまった。
雁夜といるときだけは、厳しい魔術の修行もいつか私の両肩に押しかかってくる遠坂家という重圧も、全て忘れることができた。

「あーまた負けたー!!」

持っていたカードをバラバラに投げながら、雁夜が仰向けに倒れる。

「何でだよちくしょー」
「だって君、わかりやすいんだもの。ジョーカーが手元にあるときに、ずっと凝視してるんだよ」
「げ、そんなことしてたか、俺」

ばりばりと黒い髪の頭をかきながら、バツの悪そうない顔で雁夜が口をとがらせる。たまらずに私は吹き出した。

「笑うなよ時臣ぃ」
「ふふふ……ごめん、雁夜」
「あーもー、神経衰弱は確かに記憶力勝負だけどよ、ババ抜きなら運だから勝てると思ったのに」

七並べは雁夜のゼロ勝二敗。そこにババ抜きの一敗が加わって、完敗だ。私は雁夜の投げ捨てたカードを拾い集めて、とんとんと四角くまとめる。

「次はなにしようか?」
「トランプなんてやめやめ。俺、もうお前に勝てる気しねえや」

じゃあどうしようか、と言いかけた私の前で、あ、そうだと言いながら雁夜が身を起こした。

「そうだ、そうだった。今日はお前に見せたいものがあったんだ」
「見せたいもの?」
「そうそう、ちょっと待ってろよ……、あった、これだ!」

雁夜は近くに置いてあった鞄をごそごそと探ると、じゃーん、と口で効果音をつけながら一冊の本を取り出した。
古びた革表紙の、日本語ではないどこかの言葉で書かれたタイトル。見てくれはただの古い洋書だけれど、私にはわかった。それから伝わってくるものを感じ、身震いをする。

「か、雁夜、それって」
「お、読めるのか時臣?そう、うちの魔術書!」

からりと笑った雁夜は、そんな爆弾をさらっと落とした。
『うちの』魔術書。つまりは、間桐の魔術書ということだ。それを、こんなにもあっさり遠坂である私に見せてくるなんて──。

「よ、読めるわけじゃないよ。それから強い魔力を感じるんだ。でも、何でそんなものを君が……」

雁夜と魔術の話をしたことはない。他家の魔術師同士だし、何よりも雁夜は魔術というものを嫌っているらしいのだ。雁夜は間桐の血を受け継いでいるのに能力が高くないそうで、そのせいでお父さんに疎まれているのだという。それで、魔術というものそのものがもう嫌いになってしまったのだと。
だから雁夜が魔術絡みのものを持っているなんて思わなかった。しかも、それをこんなにあっさりと取り出すなど。

「んー、蔵の中から出てきたんだよなあ。誰も使ってねえ古い箱だし、スゲー古いものだけどさ、おもしろそうだろ?」
「でも……」
「いいじゃねーか!うちでこんなもん使うやついねえし、お前の勉強にもなるんだろ?」

興味もあるだろ、と雁夜がいたずらっぽい顔を浮かべて囁く。
他家の魔術書。自家のものですらまだそう数を見たことのないような、専門的な本。見たくない、わけがない。

「──だろ?」

頷いた私の前で、雁夜がニヤリと笑った。











たのしい たいむ★らぐ
綺礼×時臣(時間差/潮吹き)



粘膜接触による魔力供給。
初級の魔術師である綺礼にとっては覚えておいて損はないし、何かの時には役立つだろうから、と言われて座学にて教示されたそのどう穿った見方をしてもセックスとしか聞こえない方法について、実技で教えていただけませんかと言ってみたのは、ただの思いつきだった。
初級の魔術師ではなく今それをすることに意味はなく不測の事態に弱い師がどのような反応をするか、興味があったのである。

「ふむ、実技か……」

だが、顎に指を当て考え込んだ時臣が、

「──いいよ。では、やってみようか」

そんなに簡単に頷くなどという反応は、想定外だった。

「学ぶことに熱心な弟子を持って、私は幸せだ」

目を細め嬉しそうに笑う時臣へ、何だかよくわからないもやもやした感情を持て余しながら、綺礼は、ありがとうございますと頭を下げた。

「それじゃあ、今夜にしよう。それまでに準備をしておこう」
「今夜、ですか?私は今からでも構いませんが」

その方が彼が慌てるところが見られるのではないかという下心を隠した言葉だったが、時臣は首をふる。

「儀式には相応の事前準備が必要だよ。そうでなければ、何が起きるかわからない」
「そういうものですか」
「そういうものさ、綺礼」

それにね、と、彼は彼らしくもなく少しだけ悪戯な顔をして。

「──シャワーをね、浴びておかないといけないだろう?」



真夜中、ノックの音を合図に綺礼は部屋を出る。そこには燭台を手にした時臣が立っていた。
真紅のバスローブ。綺礼などが着たら趣味が悪いどころの騒ぎではなくなるようなデザインのそれを絶妙に着こなすのが、時臣という男である。普段は服に隠れた、手首が細い。

「では、行こうか」
「はい」

時臣の後について地下室へ向かう。長い階段の途中の扉にはきっちりと鍵をかけ、念の為に魔術でさらに上から閉じる。その術は綺礼に委ねられた。先日教わったとおりに魔力を込めれば、魔力に反応して一瞬鍵が光りかちりと小さな音がした。上出来だ、と時臣が満足気に微笑む。
残りの段差を降りれば、そこは時臣の工房だ。時臣がさり気なく鳴らした指に反応してろうそくたちが一斉にゆらりと火を灯す。

「……ここで、するのですか?」
「家のものたちに見られたい儀式ではないからね」

綺礼の問いに、時臣は苦笑を返した。

「いえ、そうではなく」
「うん?」
「床は、固いのではと」
「……」
「……」
「……」
「……マットレスでもお持ちしましょうか」
「あっ、ああ、頼むよ」

取ってつけたようなにこやかな笑顔。やっぱりこの人何も考えていなかった、と綺礼はため息をついた。心の中で。
いつだってそうだ、彼はあと一歩のところで何かしら抜けている。それは綺礼が埋めればいい穴ではあるのだろうが、それを頼りにされすぎるのも困りものだ。今のように優雅に微笑まれていると、そんなことを考えてしまう。──だが、もしかしたら、そうは見えないだけで意外と動揺したりしているのだろうか。だとしたら、優雅という仮面に対する綺礼の評価は改めなければなるまい。それは今のところ綺礼の中で、なくても全然構わないものという最低評価しか得られていないからだ。
時臣に一礼して、綺礼は先ほどかけた魔術を解き一旦上へ上がった。少し迷った結果、物置へと向かって客室用の予備のマットレスを三枚ほど拝借することにする。そして、もう一度地下へ。マットレスは重くはないもののかさばるから、片手で施錠の魔術をかけるのには、少し苦労をした。

「時臣師」
「ああ、綺礼。ありがとう。そこへ敷いておくれ」

改めて工房内を見てみれば、いつも中央に鎮座している大きな机が端に寄せられており、空いた床は掃除され何やら魔法陣が刻まれている。昼間時臣の言っていた準備というのは、これのことなのだろうか。
綺礼はその上へマットレスを二枚並べて敷く。もう一枚敷くほどの場所はなかったから、とりあえずこれは予備とすることにしよう、と壁に立てかけた。

「これでよいですか」
「ああ、十分だよ」

それでは始めようか。まるで普段の講義を始めるような気安さで時臣は笑い、バスローブの帯をしゅるりと解いた。



「んっ……」

仰向けになった綺礼の上に、時臣が座っている。二人共、もちろん裸だ。脱いだ服は、綺礼は床に放ってしまったが、時臣のものは几帳面にもたたまれて机の上に乗っている。
寝転ぶ綺礼の腰とそんな彼に跨る時臣の尻の位置はぴったり合って、時臣が腰を下げればその後孔に綺礼の男根がぬる、ぬる、と少しずつ埋まっていくのが見えるだろう。
粘膜接触による、魔力供給。
負担の大きい女性役をやろうと自ら言い出したのは時臣だった。来る聖杯戦争でもしサーヴァントと魔力供給を行うことになるのなら、綺礼がサーヴァントへ魔力を注がねばならないから、そちらの経験を君はつけるべきだ、と。時臣が言い出さなくても彼を押し倒す気でいた綺礼であるから、その申し出は願ってもないものだった。
が、予想外だったのはその後。
本来ならば、慣れぬ時臣の後ろをじっくりほぐし巨根と呼んでも差支えのない自分のものを無理やりねじ込み獣のように犯して耳元で淫語を囁き彼の余裕と優雅を剥いでやろうという気でいたのだが、時臣は綺礼を優しく仰向けにし、ぬるぬるする何かを纏った手で綺礼の男根を手早く扱いて勃たせ、そして自ら腰を下ろしてきたのだ。既に後孔は柔らかくほぐれていて、時臣は自分でそこを広げながら綺礼を飲み込んだ。全ては、綺礼が唖然としている間に終わってしまったのだ。

「ふぅ……、どうだい、綺礼?」

やがてぺたりと綺礼の腹の上に腰を下ろした時臣は、平然と笑った。綺礼の人一倍大きなものを、普通ならば咥えない位置で咥え、なのに時臣の余裕は崩れない。息の乱れも殆ど無く、ろうそくのゆらゆら揺れる明かりに体の凹凸を浮かび上がらせながら、時臣は静かに微笑んでいる。





とりあえず壁穴にハマって色々される時臣師が見たい
そんな煩悩から生まれました。
壁穴×時臣師作品がいっぱいあればいいのに…!!

あと表紙に雁夜さんがいるのに
本編ではショタでしか出番がないという
かなりの残念仕様。

在庫等の最新情報はpixivを御覧ください。

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