秋の夜長
寝室の電気をすべてつけると俊は有無を言わせずブラウスを剥ぎ取る。
スカートに手をかけ足先から抜き取る。下着だけの姿にさせると蘭世をヘッドボードにもたれさせる。
「・・・こっち・・・・どうしてこんななんだ・・?・・」
指先でパンティの中心部をつつく。
「・・・んん・・はぁん!・・・ああ・・」
俊はポケットのスイッチをオンにした。
「ああああんん!!・・・だめぇ・・・・」
背筋が反り、蘭世の声があがる。
その声にもう我慢できないといった様子で俊はふくらみを覆ったブラをずらす。
可憐な乳房があらわになるとそれにむしゃぶりついた。
その先端は固くしこって、俊はそれを舌先で転がしたり、かんだりして蘭世をいたぶる。
「ああ・ああああ・・・・ん・・ふくぅ・・・ん・・・ん・・・・」
断続的に続く蘭世の喘ぎは俊の理性も飛ばすほどのいやらしさがあった。
・・・こんな声・・・初めてだ・・・・
俊は改めて自分の妻の隠された部分を掘り起こすことに専念した。
「・・はぁ・・・ん・・・ん・・・やぁ・・・・だめぇ・・・もぉ・・・・・」
蘭世の声がひときわ高くあがると小さく震え、全身から力が抜ける。
荒い息を吐きながら蘭世は俊に体を預けた。
「・・・いいんだろう・・?・・・」
耳元で俊がささやくも蘭世には届かない。絶頂を迎えた蘭世の体ではまだそれが
動きをやめない。
熱に浮かされたような眼で俊を見つめるだけ。

その焦点はあっていないことは明らかで、それでも俊を映す瞳に吸い込まれてしまいそうになる。
俊は深い口付けを施しながら蘭世の意識回復を待った。
微妙な振動は蘭世を狂わせて、そして俊をもとりこにしていくようだ。
緩やかに蘭世の視線が定まっていく。
「・・どうした・・?・・・」
「・・あ・・わ・・たし・・その・・・」
羞恥にうつむき加減にたどたどしい言葉を紡ぐ。
「・・・あっ・・・!!・・・あ・・・」
「?」
蘭世の秘めた部分に埋められたそれは相変わらず動きをやめない。
そればかりか果てたばかりの蘭世の体を苛み、快楽の中へと引きずり込もうとしている。
蘭世はふとそのとき、自分ばかりがあられもない、生まれたままの姿にされていることに
気が付き両手で体を抱きしめる。
俊はその蘭世の腕を軽くつかみ、強引にはがす。
「見せてくれよ、おまえのすべて・・俺に・・・」
熱っぽい、いつもの俊からは想像も出来ないような言葉が蘭世に与えられる。
俊もまた、快楽の中へいっしょに連れて行かれていた。
明るい部屋の中で一糸まとわぬ蘭世をベッドに埋もれさせて、俊は理性を失い始める。
「・・・脱がせてくれよ・・・」
俊は蘭世にささやき、指先はふくらみの頂点をいたぶっている。
「・・・・・・」
無言に蘭世は俊の服に手をかける。少しづつ、ためらいながら俊の上着のボタンをはずす。
袖から腕を抜くのに俊の方へ体を寄せると、その瞬間を狙ったように俊の唇が蘭世の首筋を舐め上げる。
「・・くぅ・・・・あ・・ん・・・」
のけぞりながら、蘭世が喘ぐ。
「・・まだ・・・終ってないぜ・・・・」
「・・・い・・じわ・・・るぅ・・・もぉ・・・だめぇ・・・・・」
際限なく続く愛撫の波、蘭世の胎内はすでに蕩けきり、何も考えられない。
俊に言われるがまま、服を脱がし、愛撫に溺れる。
「・・・下も・・だぜ?・・・」
熱いまなざしで蘭世を見つめる。
・・・・こんなこいつは・・・みたことがない・・・
自分の女の中にある見知らぬ女、どれだけ隠されているんだろう。自分の知らない蘭世なんて考えたくない、すべてそう自分にはすべてさらけ出し、与えて欲しい。
わがままな感情が俊を支配する。
蘭世は俊のズボンのボタンをはずす、がどうしてもその下のジッパーを下ろすことが出来なかった。
そこは布の上からでもわかるほど張り詰めていたからだ。
「・・・・ね・・・ぇ・・・あの・・」
俊はスイッチを手に取るとボタンの動かした。
「・・ああ・・やぁ・・・何・・なにしたの・・・だめぇ・・・・」
微妙な動きをしていたそれが急激に蘭世の奥底で動き出した。
「・・おしおきだ・・・・ちゃんということ聞けよ?」
「・・・す・・る・・からぁ・・・・おねがい・・・とめてぇ・・・・・!!!」
蘭世の返事に満足したように動きを弱める。
「・・さあ・・」
俊は下半身を蘭世に向ける。蘭世はジッパーに手をかけ、引きおろす。
薄い布越しの怒張が、誇らしげに蘭世にアピールする。
「・・・・して・・くれよ・・・・・」
その俊の問いかけがわからない蘭世では無いもののためらいはどうしても付きまとう。
「お仕置き・・・欲しいのか?いやらしいやつだな・・・・」

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