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〜約百年前の事件の真実〜 制作者:昭和DLさん 正直そもそも作者自身がその事件について全然知らないので 実際現実に起こったこととはかなり食い違ったり、訳若布(わけわかめ)なことよく出てきます そこは注意してください それは…何時のことかよくわかんないけど、約百年前にロンドンだったかイギリスだったか知らないけどとりあえず事件が起こったらしい それは惨たらしい事件で、女性の全身がバラバラにされるというものである。それも全てハサミによるものだった……。 人々はその犯人をこう呼ぶ。 そして今日もまた被害者が現れるのだった…… 「またやられている。ジャック・ザ・リッパーの野朗だ」 「今日でもう五人目だぞ…」 そこには数人の保安官の姿が。今日も例の切裂きジャックの事件を調査に来たのだ。 女性の手足は胴体から切離され、さらにはクビちょんぱと来たものだ。 町の人々はいつも脅えて過ごす日々。最早こんなことはやってられないと痺れがピリピリと。そのストレスはいつ爆発してもおかしくはなかった。 おや? そんな街中、一人平穏を保ち、その上妙なファッションの男がいた。 黒と赤の服を着ていて、肩には訳のわからんものがついていて、頭には角の被り物!? を被っていた。 はっきりいって変人だ! 変態だ! ファッションセンスずれ過ぎ!! そんな訳の分からぬ男の周りは皆引いていた。確実に引いていた!! そりゃそうだ。こんな格好していればな。 そんな男は一人孤独に、何処かへと立去った…。 彼の名はジャック・クワンガー。普段は探偵としてその生活を生きている。 しかしそれは仮の、表だけの姿。一度夜が来れば凶悪な殺人犯へと姿を変貌させる。 もうお分かりのように、彼こそが切裂きジャック、ジャック・ザ・リッパーなのである。 探偵であって殺人犯。昼と夜のように、全く正反対の行き方だ。 しかし彼には思いもよらないことがおこる。これからその正反対の生活が融合し、自滅へと追込んでゆくことが…… 今日も彼は探偵として仕事をする。しかしそれは裕福とは言えない。 正直彼はあまり有名でもなければ実績も上がらない。 殺人鬼には探偵など無理なのだろうか……? …いつも抱いている疑問が今日は一層悩ませる。 だって今月の生活費大ピンチなんだもん。 そんな時だった。彼の宿舎でもある事務所のドアにノックの音が転がった。 「……大事件の予感! これは飢え凌ぎになるな」 彼は勢いよく、光の速さで 「どちら様ですか?」 そこにいたのは一人の女性。とても美しく、それは並の男ぐらい落とすことなど容易い事だろう…。 今回の依頼は特上だぜぇ…ゲヘヘヘヘヘヘヘ…… いや、あんた馬鹿? ジャック君。 下心丸見えのニヤニヤ表情を浮かべ多少なり体を触りながら接待用のソファに座らせる。 ニヤニヤとエロ顔浮かべ依頼人の話をまず聞く。 ………… ………… ………… …………………!? ………… ………… ………………………………!!? ………… …その内容は驚くべきなのだろうか? 恐るべきことと言うべきだろうか? ……切裂きジャックの事件解決の依頼だった。 彼にとっては酷な事だった。自分で自分を捕まえるということになるだろう。 …無理に決まってんだろ!! だが断わるわけにもいかない! 今月の生活がかかってるんだ!! 「ではお願いしますよ。ブーメル・クワンガーさん」 ……偽名を使っている彼を名指しで呼び言い残した。 さて、今回の依頼はこうだ。 美人な女性連続殺人事件から依頼人の身を守るべく、その事件を解決することだった。 …馬鹿め。その真犯人がすぐ目の前にいるとも知らずに。美しき女性の、それも貴様のような奴を切裂けるとは、何たる快感!!! 彼は変態だった。筋金入の変態だった。 …今夜は大量だぜぇ! ゲヘゲヘ さて、そう言うわけで護衛(?)を頼まれたブーメル・クワンガー、本名ジャック・クワンガーは獲物にひとまず自分の事務所で一晩過すよう言う。 そして調査へ行くフリをして事務所をあとにした。 クククククククク…… さて、今夜の夕食の前座に過去の殺人現場へと行こうとして、凶器である頭の被り物の角を舐めたときだっただろうか。 そいつは彼の前に現れた。 ……生涯、二番目か三番目程に遇いたくなかった人物に出会ってしまう。 さっきまでは狂気に満ちていた表情は一瞬にして驚きの表情に変わった。 名を、グラビティ・ビートブードと言ったかな…… | ||
制作者コメント 管理人コメント |
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