prologue
好きな人がいます。
とてもとても、大好きな人がいます。
この想いが届くなんて思っていません。結ばれるなんて思っていません。
だって、許されるはずもない恋だから。
でも、でも神様。
彼の側にいることを許してください。
ずっと、弟のままでいいから、側にいさせてください。