「魔物、嫌い」
「どおして?私は貴女のことが大好きなのに」
「だって、怖いから」
「私は貴女を守りたいだけなのに」
「私は誰も傷付けたくないの」
「貴女を傷付けるモノから守ってあげているのに」
「私がいなくなったら、私の中の魔物は誰も傷付けない」
「誰も傷付けないし、そうしたら、ずっと貴女といられる」
「どうして、傷付けるの?」
「どうして、私を見てくれないの?」
「私は、いつまで、私でいられるの?」
「私はいつまで貴女に嫌われているの?」
「でも、私はみんなといたいの」
「私は貴女しかいらないの」
「貴女は、私を好きになってくれないの?」
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