イギリス ・アイルランド の 
スコットランド編

2003  8.18〜9.01


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グラスゴー  ( ジョージ広場市庁舎)
10日目  8月27日
グラスゴーは、ロンドンの北西655km、スコットランド中部に有り、スコットランド最大の都市で経済の中心。議事堂は19世紀後半に建てられたイタリアルネサンス様式の豪華な建物で、広場は綺麗な花が一杯でしたが、未だ朝日が昇って無いのでチョット暗いです。


曇り  気温14.4℃  湿度51%
早朝のグラスゴーの町は気温15℃未満でかなり寒い、冬のコートを着て歩いている人も多い。市庁舎の前の広場には鉄道の発明者ジェームス・ワットの銅像が有ったが、ガイドのデビットさんは何の説明もしなかった?鉄道マニアだって聞いたのにな〜

其のとき突然「オッハーーッ!」と声をかけられた、ビックリして振り向くと乳母車を引いた若い女性でした。乳母車の中で可愛い目が見上げていました。若いママは日本語は少しだけ出来るけどプレッシャーになるからッテ慌てて行ってしまった。沢山の史跡や観光施設を見るよりもその国の人々とのチョットした触れ合いの方が、何倍も心に残ります。
セントラル・ステーション 拡大画像
「セントラル・ステーション」確かそういう名前の映画を以前に観た記憶が有リましたが、調べてみたらその映画の舞台になった駅は、ブラジルのセントラルステーションの事でした。セントラルステーションって何所にでも有るのかしら?

グラスゴーのホテルはセントラル・ステーションの構内に有りました。ロンドンやハイランド方面への中継地点になっていて、カラフルな列車が北へ南へと、ここから出発します。セントラル・ステーションで面白いと思ったのは、列車のホームまで車が乗り入れ出来てホームに駐車スペースが有るんです。勿論有料でした(30分で3ポンドだったかな?)。駅構内を大きな荷物を運ばないで済むし、見送りの時も便利で良いな!と思いました。



ローモンド湖畔 (インバルグラス)
一人日本に帰る病人をグラスゴー・エアーポートまで全員で見送って、バスは一路ハイランドへと向けて北上します。
ローモンド湖はスコットランド中北部に有りイギリス最大の淡水湖。民謡「ローモンド湖」等、詩や歌に詠まれてこの地方で最も美しい湖と言われている。細長い川のような形をしており、大小30以上の島々が散りばめられている。スコットランドでは大きな湖をロックと言うそうです。ですからここは「ロック・ローモンド」

天気が良く湖面は鏡のようでした。途中の山にはナナカマドと同じ赤い実を付けた木が沢山目に付きました。日本のナナカマドが赤くなる頃は樹の葉はもう落ちて実だけが残っているのですが、ここのは、緑の葉っぱの樹に真っ赤な実が沢山付いているのでそれは綺麗です。
ローモンド湖拡大画像
晴れ 気温16.3℃  湿度42%
グレンコー
スコットランドで最も美しいと言われるグレンコーは険しい山々に囲まれた渓谷が全長20kmに及び、1692年イングランドに忠誠を誓う文書が遅れた為、この地方の住民が無差別に大量虐殺された悲劇の土地です。
渓谷に流れる川に沿った遊歩道を大きなリュックのバックパッカー達が歩いていました。
バスの中ではスコットランド民謡「アニーローリー」が流れて、
誰とも無く、ハミングが聞えてきます。
拡大画像
グランピアン山脈辺り
パグパイプ

渓谷をバックに、スコットランドの民族衣装に身をかためパグパイプを演奏している人がいました。バスは暫くその場所を通過して臨時停車、5分で戻って来てくださいと言うガイドの声を背中に聞いて道路沿いの路肩を走った走った!

パグパイプの伸びやかな音色が岩と緑の谷間に響き、今、私はスコットランドに居る。パグパイプの音色を運ぶこの風は、今この一瞬でしか味わえない物・・・・・

素晴らしいスチュエーションに感動の余り演奏者の前に置かれたカバンに「志」のお金を入れる事に、トンと気が付かなかったNonkyでした。

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ピトロックリー
フォートウィリアム、ドゥルモチター峠と過ぎ、ブレア城で見学希望者を下ろし残った8人を乗せてバスはピトロックリーの町に来ました。小さな落ちついた町で、スコットランドの御土産物屋が並んでいます。ブレア城に引き返して見学の終わった他のメンバーを乗せてバスが戻って来る間、駅に行ってみました。駅員さんも客も、だあれもいない
ピトロックリーの駅は、花が綺麗に飾られ可愛い駅でした。

晴れ  気温18.7℃  湿度44%
地図拡大画像

今夜の宿泊地ダンディーに向かう途中ウィスキーの蒸留所エドゥヅゥアーに寄りました。小規模の蒸留所で、可愛い建物が並んでいました。丁寧に作られたスコッチウィスキーは土産物屋には置いて無いそうです。ウイスキーの説明をしてしてくれたおじさんはスコットランドのタータンチェックのスカートを履いていました。試飲をして良い気持になり、つい2本もウイスキーを買ってしまった。重かった。

ダンディー泊
ダンディ
8月28日
ダンディーの朝が明けました。今までずっと山間部を回ってきたので、海から吹く潮風に不思議と心落ち着いて、今までに無い穏やかな気持ちになりました。それはこのホテルのせいも有ったのかもしれません。旅行中初めての4つ星ホテルで一泊しか出来ないのがもったいないくらい素晴らしかった。大理石のバスに大きなダブルベッドが二つも、一人で占領して広過ぎて斜めに大の字で寝てもまだ勿体無かった!!エーッ?コレって、とっても気の毒な状態なのかな〜!・・・・・・・・・ドッチでも良いや!

曇り 気温12.2℃ 湿度72%

セントアンドリュース
スコットランド東部、エジンバラの北東99km。海岸に有って保養地。近代ゴルフ発祥の地でも有る。いきなり緑の芝生のゴルフコースが広がっていた。
全英オープンの開かれる場所でも有名。クラブハウスは意外とこじんまりしていたが、全世界のゴルファー憬れの地なんですね!
ツアー仲間の男性諸氏はこぞって、緑のコースに目を輝かせていました。
手前の低い建物はゴルフ用品のショップです。
聖アンドリュース大聖堂跡
4世紀頃、聖アンドリューの遺骨を運ぶ船が沈没して、遺体がこの土地に漂着したそうです。それをきっかけに、多くの巡礼者が訪れるようになり8世紀にアンドレに捧げる教会を建設。12〜13世紀頃には聖アンドリュース大聖堂が出来、16世紀までスコットランドの宗教の中心であったが、宗教改革の際、ジョン・ノックス率いる改革派に徹底的に破壊されて、このような廃墟になってしまったと言うことです。歴史は残酷だな〜

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晴れ  気温16.8℃  湿度55%
大聖堂跡の裏門から外に出てみると、断崖の下に磯が広がっていました。引き潮で剥き出しになった岩場で何か採っている人が居ました。なにをとってるのかな!海を見ると気持ちが安らぐな〜!海からの風邪は冷たくて気持ち良かった・・・・春先の房総海岸のような錯角を覚えました。

バスの出発時間に案の定、男性諸氏は5分も遅刻して現われ、今買ったばっかりのゴルフの帽子を被って、一様に目を輝やかせていました。ゴルフをしないNonkyにはその嬉しさが理解できないのがチョット残念でした。
エジンバラ ホリールード宮殿
ルネサンス様式の優美なホリールード宮殿は、最初にこの建物が建てられた12世紀頃は、ホリールード教会のゲストハウスだったそうですが、イングランドからメアリ御妃を迎えるにあたって宮殿に改装したそうです。当時は高貴な方も一年に一回位しかお風呂に入らないものだったそうですが、この王妃メアリは夜中にコッソリ屋敷を抜け出して、庭の隅に有る浴室で身体を洗ったそうです。今でも薄気味悪い感じですが当時はもっと恐ろしい場所だったのでは無いでしょうか!

エジンバラのガイド「キースさん」は正式なスコットランドの衣装でポーズを取ってくれました。スカートは寒く無いかと誰かが聞いたら、上等のウールを9mも使ったスカートなので暖かいと言っていました。でも下には何にも履いて無いそうですよ!スッポンポン!!ほんとかな〜??
昼食の場所を探して、ガイドブックを片手にヤットこの店を探し出しました。意外と目立つ場所にあって助かった。店の前に有るスコットランド版忠犬八公が目印です。他の店と比べて値段が安そうだったから・・・・・
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雲行きが怪しくなり雨が降ってきた。
店内に入ると、ロックのメンバーの写真が一杯貼ってあって、その筋の仲間が好んで集まるバーの様でした。6人で4人前くらいで充分でした。安かったし味もまあまあ。ギネスビールを入れていたウェイトレスに、店の写真が載ったガイドブックを見せてあげたら、特に感動も無いようで、チョットガッカリ!観光客の多い店なんですねキット!

ファルカーク泊

曇りのち雨 
ファルカーク
8月29日
朝一人で散歩に出ました。車の道を避け住宅地を歩いていると、随分離れた家の中にいる犬に吼えられてしまった。チエッ!!ステキな家だな〜!って立ち止まって見ただけなのに・・・・妖しい奴!と思われてしまった。チェッ!チェッ!

いつのまにか町はずれまで来ていた。左に行けばグラスゴー。右に行けばエジンバラ。今日はスコットランドともお別れ又一路南下していきます。拡大画像

晴れ 気温12.8℃ 湿度72%
風力発電
ファルカークを出発して2時間ほど走った頃、風力発電の風車が沢山有リました。ドンよりとした空の下に、中々絵になる光景でしたが、ビデオからの映像はいまいちダナ〜!
風車拡大画像


標高320m
カーターバー(国境)
イギリスとスコットランドの国境、この岩から向こうがスコットランド、手前がイギリスです。なんか、逆の様に感じますが、「スコットランドへようこそ!」と言う事ですね!バグパイプを吹いている人は自分のCDを売っていました。
この岩の真中に立って両手を広げると身体半分ずつイギリスとスコットランド両方に居る訳ですね!皆さん両手を広げて写真を写していましたよ!
拡大画像
スコットランドともさよならか〜!又来れるのかな〜!
伝統と格式の中でのんびりと歴史を繋いでいる町。コレから先も多分急激な変化は無く、仮に10年後にふたたびおとおずれても、キット今のまま暖かく静かに受け入れてくれるんだろうな!と思いながらスコットランドに別れを告げました。

標高450m  曇り 気温12.4℃  湿度64%    寒かった〜!
                                                                            イギリス3に続く

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