エリカとは外食のついでに日常生活品の買出しにも付き合ってもらった。
お腹を満たした後、近くのドラッグストアに寄る。エアコンの効いた適度な室温が気持ちいい。
トイレットペーパー…キッチンクリーナー…まな板3枚…あとは明日の朝食とアイスでも買ってくか。
脳内のメモを確認しレジに向かおうとする俺にエリカが声を発する。
「あっ、ねぇレオ?あとでこれ使ってみない?」
エリカが買い物カゴに投げ込んだ物は、薄いピンクのプラスチックの容器に透明な液体が入っていた。
「これは…ベビーオイル…?何に使うの?」
わかってるけど一応聞いてみた。
「顔が赤いわよ」
フフッと微笑むエリカ。ああ、こういうやりとり星の数ほどしてきたような気がする。
それにしてももう少し恥じらいとか無いんだろうか?
あ、勃起してる。

―――帰宅
歯を磨いて、早速風呂に入る俺。
するならここだろ。ベッドであんなもの使ったら後始末とか大変だからな。
エリカには"一緒に入ろうよ"と声を掛けておいた。まあ言わなくてもわかってるだろうが。
"トイレ済ませるから、先に入ってて"と言われたのでこうやって体を洗い、湯船に浸かってわくわくしながら待っているわけだ。
間もなくして脱衣所に端麗なシルエットが浮かぶ。風呂の扉は知っての通り、向こう側がぼやけてはっきりとは見えないようになっている。
にも拘らず、エリカの身体は凸凹が浮き彫りになっており、扉越しでもそのスタイルの良さが一目でわかるほどだった。


ガラッ!(扉が開いた音)
状況が状況だけに神経が研ぎ澄まされているからか、こういう何気ない日常的な音にドキリとする。
完璧な肢体には申し訳ないが、それ以上に彼女が手に持っている物に目がいってしまった。あった。アレが。
ちょっと安心した俺をよそに"待った?"と一言だけ発してシャワーを浴び始めるエリカ。
"別に"と返したが、自分の耳でもわかる程に声が裏返っていた。
湯船に浸かったまま自慢の恋人を眺める。その身体がシャワーの水を美しく弾く様を見ているだけで勃起にさらに熱がこもった。
無意識にペニスに手が伸びる。
余談だが、エリカと一緒に風呂に入るときは白い・・・というか中が見えない入浴剤を使っている。
もう幾度となく見られてるが、何か違った恥ずかしさがあるからだ。エリカの体が見えないというデメリットもあるが。
シコシコと数回手を動かしたところでハッと我に返る。勿体無い勿体無い。

シャワーを浴び終えたエリカが、「あ゛〜」という声とともに39度の湯に身を沈めて俺と肩を並べる。
毎度のことながら心臓がさらに高鳴る。
お互い無言。
チラッと横目でエリカを見ると、室内の環境もあってか顔がほんのり赤く蒸気している。リボンは解いていない。

………目が合ってしまった。

特別なことでもないのに慌てて視線を外す俺。この後の展開が読める、読めるぞぉぉぉ。
おそらくエリカがニヤニヤ笑いながら"何見てたのかな〜?"とかそんな類の言葉を投げかけてくるだろう。
ここは一発"可愛くて見とれちゃった"とでも返すか?う〜ん、よくよく考えれば自爆しそうな気がするな。
そんなことを考えているうちに時間が過ぎていくのだが…思考とは裏腹にエリカは口を開かない。

と次の瞬間、俺は体に電流が走ったように立ち上がった。エリカが驚いた顔でこっちを向く。
エリカがその手でそ〜っと湯船の中の俺のペニスに触れたのである。湯が白いせいで全く気づかなかった。
亀頭に指の先がちょんと触れただけなのに…俺もそろそろ限界かもしれない。
そして、気が付けばエリカが自分の目の前につき出された俺の立派な一物とにらめっこしていた。
今度は雷に打たれたように浴槽に舞い戻る俺。何やってるんだ一体。


俺がこんな醜態を晒しているのに、エリカはため息ひとつ漏らさず元の方向に向き直る。
どこまでいじめっこなんだ、何にも言ってくれないなんて。…なんてきつい空気なんだ。
もはや強行作戦にでるしかない。エリカに襲い掛かろうとしたその時、
「さ〜て、そろそろ上がろっかな」

「バカなーーーーーっ!!!」
俺の声が浴室に良い感じに響いた。ついでにまた立ち上がった。
数秒の沈黙の後、エリカが声を出して笑い始めた。
「あははははは、ごめんごめん、ドア開けるなりレオのすごい顔が目に入ってさあ」
「な、何だと!?」
すごい顔ってどんな顔だろう。
「そのあとの仕草なんかもう可愛いったらありゃしない」
心底楽しそうに舌をまくしたてるエリカ。
一気に脱力した俺は、わざと咳払いをしその場に座る。
「紳士を愚弄しないで頂きたい」
お得意の台詞である。
「紳士は今にも飛び掛ってきそうな眼光を女性に向けないわよ?
 ましてや襲い掛かろうととするなんてもってのほかだしねー」
「ぅ…」
やっぱり勝てないな…。
「ま、これ以上いじめるのも可哀想だし、お望みどおり始めましょうか?」
「お願いします…」

「フフ…お待たせしました。ちゅっ」
エリカが胡坐を掻いた俺の上に腰を落とし、右手はいきり立ったペニスに添え、もう片方の手を俺の首に回しキスをしてきた。
たわわな乳房が水面すれすれで挑発しているかのように揺れる。地球のような碧眼が見つめてくる。
「んっ…さっきはちょっとしか触れなかったけどすごい熱いね。お湯より熱いんじゃない?」
「そうかもね」
最初は自分の気持ちとは裏腹に、唇をそっと合わせる可愛らしいキスから。
エリカは唇だけに満足することなく、身を乗り出して額や目にもキスの雨を降らせてくる。
それだけでも物足りないようで、耳から頬まで酸素に触れている部分全てを舐めてきた。
無論、ペニスを刺激する手も休んでいない。
「はぁ…はぁ…レオぉ…ちゅ」
「ん…れろ」
興奮も高まってきたので…というか随分前から興奮してる気がするがこちらから舌を入れる。
「あっ…んぅぅ…んっ…」
待っていたかのようにエリカの舌が俺の舌を味わってくる。それと同時に手コキの方も激しさを増した。
お互いの唾液を交換していると、溢れた唾液が顎を伝って汗と一緒に湯船に混じる。
「あふっ…はぁ…あむ…んん…ぷはぁっ、どんどん熱くなってるよ?…んっ」
いつもの挑発的な眼つきで満足げに笑う。

「ぅ…くっ……!」
エリカのシャワーシーンやその他諸々で興奮していたため、達するのにそう時間は掛からなかった。
キスのほうにも意識が向いているせいかエクスタシーは軽いものだった。
「あは、ビクビクしてる。ひゅる…んむぅ」
「エリカ…あっ…んくっ…」
射精が軽かったため『萎える』という事が少しも無い。尚も竿をしごき続けるエリカ。
キスがとても心地良いので、そのまましばらくお互いの唇を堪能していた。エリカも行為をやめようとしない。


「ふぅ…んゆぅ…あっ!?」
頃合を見計らい、俺はエリカの身体を抱えながら立ち上がって湯船から出た。
エリカが爪先を床に下ろしてもキスは続いていた。そのままオイルの入った容器に手を伸ばす。
「んちゅ…ぅぅ…レオ…んふっ…あっ…んはぁ」
やっと唇を離すと、エリカが俺の持ってる容器を手に取った。
「これがそんなにしたかったの?」
こくこくと頷く。
「ま、私が買ったんだけどね。これどれくらい出せばいいんだろ?」
「貸してよ」
キャップを開け、上からエリカの張りのある胸にさーっと垂らす。俺の体にも掛ける。
「…ふーん、ぬるぬるね。じゃあレオ、横に…」
自身に纏わり付いた液体を手で伸ばしているエリカをよそに、俺はすかさず後ろに回り込みその輝いている両胸を掴んだ。
「ふぁっ!?ちょ、ちょっと!?」
遠慮なくその弾力を味わう。やりたかった。
「く…ぁんっ!…コラぁ!まだ調査が進んでないでしょっ!!」
「エリカ、すごいよコレ…ほら」
先ほどのキスのときに俺の胸板に当って硬くなった乳首をつまむ。強弱をつけるのも忘れない。
「ひあぁ…あぁ…だめだってば、レオ…ぁ…んむっ」
顎に指を当てて首を後ろに向かせ、唇を奪う。当然のことながら手は胸を弄り続けている。
またこの体勢だと俺のペニスは必然的にエリカの豊かなお尻に触れることになる。
ぷりぷりした感触が気持ちいいので擦り付けるようにして腰を動かす。
「んぅ…くふぅ…ちゅっ…んあぁっ!」
「エリカ…このままいいよね?」
返事も聞かずにエリカの花弁に亀頭をあてがい、一気に奥まで押し込んだ。
「ああぁ、レオっ待ってって!はぁんっ!」
いやらしい音と共にエリカの嬌声が浴槽にこだまする。
ここまでの前戯もあってか、かなりぐちょぐちょしていた。


「ぁあ…ん、はぁ…何してんのよ…」
さっきまでは完全に自分が上位に位置していたのに、反撃する暇も無く一気に挿入まで事を進められお姫様はちょっとお怒り気味だ。
だが膣の中はそんなことなど全く関係なしに、いつもどおりの名器っぷりを俺に教授してくる。
「く…きつ」
ただでさえ狭いのに、エリカが脚を閉じているため、さらに締め付けが強まる。
「ちょ…エリカ、ちょっと脚開いて」
「嫌」
「えぇ!?なっ…何を…うっ」
「ぁっ…フフフ」
エリカが脚を閉じたままお尻を左右に振ってきた。キュッキュッと床と足が擦れる音がする。
ペニスが左右に振られ、規則的に刺激される。このままペースを掴まれるのも嫌なので、負けじと胸を揉み腰を前後に動かす。
俺にしか聞かせないエリカの艶めいた声が、熱い呼吸と共に聞こえる。
「んうぅぅ、あっ!…はぁ…生意気ね…ぁあん」
「く、エリカ…そんなにしたら…っ…」
ただでさえオイルで足が滑りやすく不安定な姿勢を維持するのが辛くなってきたのか、エリカは股を開き壁に両手を付くと、
そのまま俺の腰の動きに合わせて自分の腰を振る、という攻撃に転じてきた。
彼女が本来の攻撃的な性格に戻ってきたようだ。俺より優位に立っていることで満足げな笑みを肩越しに向けながら絶頂に導こうとしている。
今日までの禁欲生活で理性などほぼ皆無だった俺が昼間、いきなりエリカを激しく犯したことを根に持っているのかもしれない。


「ふぅんっ!…あっ、あっ、あっ!…あぁ…レオ、そろそろっ…イっ…キそうなんじゃぁない?」
エリカの絶妙のフォローに俺は自然と、その可憐な身体を腕で抱き寄せ唇を合わせる。
俺もエリカも床に対してほぼ垂直に立ち結合していた。そのまま重力とは反対に何度も突き上げる。
「れろ…んぅぅ、エリカ…もう…」
「ひぁぁ…ちゅ…んはっ、レオ…!もっと、ぁはん!突いて…いいよっ」
風呂場の照明を反射して、眩しい光を放つエリカのお尻は度重なる俺の体当たりのせいかほんのり赤くなっていた。
そんなお尻に変な興奮を覚えていたときに、不意に届いたエリカからのキスがとどめだった。
「…っ…!」
「ん、く…はああぁぁぁぁぁっ!!」
エリカの乳首を刺激しながら、我慢せずに自分の精を子宮に注ぐ。
脱走する獲物を一匹も逃がさないように、全てを搾り取るようにエリカの膣が締め付けてくる。

「はぁ…はぁ…レオ、いっぱい出てるわよ。出来ちゃったらどうするの?」
繋がったまま…そういいながらキスしてくる。
「安全日なんだろ?全然構わないけどね」
ペニスを引き抜くと、ドプッと大量の白い液がエリカの太い腿を伝った。
「ふぅ…次から次へと、…やってくれたわね」
ビタッとエリカに押し倒される形で床に背中をつける。胸が高鳴るのはやはり俺がMだからだろうか。
「ンフフ…やっぱりこれよね」
俺に覆いかぶさるようにしてキスを落としてくるエリカ。混合液が付着した身体が密着して気持ちいい。
そのまま俺の身体に舌を這わせながら身体を下にずらしていく。エリカの舌が乳首に到達すると、ビクッと震えてしまった。
「レオここ弱いよね〜、れろっ…」
汗と唾液とオイルにまみれた乳首を吸われる。エリカはそのまま自身を俺の隣に横たえ、手でペニスをも刺激してくる。
湯船の中でされたときとは違い、オイルのぬるぬるが加わり快感が増す。
「くっ…う、エ、エリカ…!」
「んぅ…何?…何かしてほしそうな顔ね…じゅるっ」
「…うん、む…胸でしてほしい」
いいパスが来たので意外と素直に言えた。しかしこれまでの俺の蛮行を考えると、拒否されても仕方ない。
「レオが何か頼める立場にいるとでも思ってるの?」
思ったとおりだ。レモンでも絞るかのように手を激しく動かされる。


「ぐっ…だ、だよね」
「というか、こんなので挟んだら5秒でイッちゃうんじゃない?」
そう言って自分の巨乳を、俺のわき腹に押し付けてくる。
「もう何回か出してるから、いくらエリカのテクがすごくてもそんなことはできないよ」
「(…ピクッ)」
んん???
「言ってくれるじゃない。竜鳴のあらゆる胸を揉んだ私にかかれば…まぁ5秒は無いとしてもどれだけ保てるかしらね」
流石俺だ。だがなんか少し怖い。

俺が脚を開いた場所にエリカがうつぶせになる。すぐにパイズリを始めるのかと思いきや、エリカは目の前の孤立した物を口に含んだ。
「あむっ…ん…ちゅぽ…じゅぽ…ぁふっ…ん…精子がちょっと付いてたんだけど」
「あ、ごめん。洗ってなかった」
尿道をぺろぺろと舐めながら、上目遣いで俺の表情を窺っている。
「別にいいんだけどさ…ぺろ…くちゅ…んふ…っはぁ…じゃ、綺麗になったところでそろそろメインに移りましょうか」
オイルの容器を手に取り、少し乾いてきた自分と俺の身体に液体を追加するエリカ。
身を乗り出し、俺のペニスを押しつぶすようにしてたぷたぷした乳房を落とす。
「イカせてあげる」
両胸にエリカ自身の指が食い込み、ギュッとペニスを包み込まれると、今までとは別次元の快感が走った。
「くぅぅ…ちょ…すご…」
俺は悶々としながら背中を浮かせる。
「……なんか羨ましくてムカツクからさっさと出しちゃいなさい」
忘れていた、こうなった経緯を。この淫らな時間を楽しむためには、かなりの忍耐と精神力が必要だった。
俺の身体に胸を押し付けるようにして上半身を激しく前後させるエリカ。
「はぁ…ふふふ。ちゃんと現場を見なさいよレオ」
「うっ…く」
天井を仰いでいた首に力を入れ股間の方を見ると、酷く淫靡な光景が目に入った。
角度を変え、さらに時折乳首を亀頭に擦りつけてくる。
「んっ…ふぅ…ぁっ…れろ」
今度はペニスを立てて先端に吸いついてくる。その間にも胸のピストンが止むことは無かった。


「くふ…意外と頑張るじゃない……んあっ!?ちょ、なにを!?」
無意識に俺はエリカの上に乗っていた。お互い正乗位の時の姿勢である。
「ま、またこんなことしてっ…!……いいわよ、あとでどうなってもしらないから」
エリカなら抵抗できただろうが、あえて俺に委ねてくれたようである。
おっぱいは今もエリカが支えていた。すぐさま腰を動かし始める。非常によく滑るためあまり力まずに済む。
エリカの胸に腰を打ち付けると、エッチな音と光景が同時に脳内に流れ込んだ。
谷間から亀頭が規則的に顔を出す。ぱんっぱんっという音と共に官能が高まっていく。
「なんだか必死ね〜レオったら。こんな体勢でもあくまで私がイカすんだからね。レオはあんまり動かなくていいわよ」
言いながら手で自分の乳房を押さえつけペニスを刺激してくる。熱い摩擦が起こり始めた。
「はぁ…ハァ…エリカ…!」
動かなくていいなんて難しいことを言わないで欲しい。最後のスパートを駈けがむしゃらに腰を打ちつけると、俺は盛大に射精した。
数回にわたり精液が周辺に飛び散る。勿論、エリカの美しい顔も汚していた。
「んっ…うあっ!…あ…熱い…ハァ…あぁ」
「……」
見下ろせば、愛しい女性の顔が俺の精子にまみれている。それはエリカの綺麗な肌よりも白かった。
「ふぅ……少し口にも入っちゃったわよ」
射精直後のペニスをエリカの口元に持っていくと、ちょっと俺を睨みつけながらも口に含んで綺麗にしてくれる。
ある種の支配欲を満たし変な征服感に駆られた俺だったが、そんなものはいとも簡単に打ち砕かれることとなる。

相変わらず俺のペニスは萎える気配など微塵も見せなかった。エリカの顔を洗い流し、キスをしてあげる。
途端、今度はエリカが俺に馬乗りの状態になっていた。俺たちの関係に最も似合う体位かもしれない。


「んぅ、ぁ…くふぅ…ん…ンン…ずじゅ…ぶはぁ」
上下が入れ替わってもキスは続いていた。滝のように注がれるそれを従順に胃の中へと送る。
唇を離すとエリカは間髪いれずに自分の身体を前後し俺に擦りつけてきた。所謂ソープなどでよくやる行為である。
全身が蕩けてしまいそうな感覚に意識が遠のく。
「エ…リカ、こんなのどこで覚えたの?」
「思いついたからやってみたんだけど、どう?…フフ…気持ちいいでしょう?私ったら流石ね」
目と口を三日月形にしながら俺に問いかけ、不定期に唇を合わせてくる。
「うん…気持ちいいよ」
またこんなことをしていてエリカ自身も感じないわけはない。勃起した乳首の移動を、文字通り肌で感じる。
手は暇を持て余してるのでエリカのお尻を揉んであげた。
「ひぅん…ぁ…はぁっ…まったくこの私にこんなことしてもらってるなんてレオは幸せ者ねぇ」
つくづくそう思う。

「フゥ…それじゃ、このまましてあげるわ」
もう少しこの未知の感触を楽しんでいたかったが、そんな我侭を言ってはまた怒られてしまうだろう。
少し身体を浮かせたエリカが、股のほうに手を伸ばして俺のペニスを掴み自分の秘部へと運ぶ。
遠くから見てもわかるほどキラキラと濡れているそこに、まず亀頭がゆっくりと埋まっていく。
まだ己の一部しか入ってないのに、すごい勢いでそこがきゅうきゅうと締め上げられた。
「ん…あ…レオ…いくよ……ふぁんっ!」
エリカが一気に腰を落とし、俺のペニスがすっぽりと納まった。お互いの息遣いが荒くなる。
「うぐ、ハァ…ハァ…エリカの中…すごいよ、熱いし…」
「うん…はぁ…レオのもっ、ホント元気ね…」
俺が落ち着くよりも先にエリカが腰を振るわせ始めた。俺と下半身をくっつけたまま縦横斜めに動かす。
「んァッ…あぁ…あっ、あっ…くっ」
俺の上で淫らに腰をくねらせるエリカ。興奮が異常なほど高まりすぐにでも射精してしまいそうだ。
「ハァ…はぁん…あ、言っとくけど私がイクまでレオもイッちゃだめだからね」
「そ、そんなの無理だよ…」
「口答えしないで…ン…ナイトなら頑張りなさい…ふふふ」
理不尽なことを言われながら乳首を指で摘まれ呻き声を上げる俺。
「じゃ、じゃあエリカも自分でイキやすいように努力してくれよ」
「いやよ」
「くっ」


エリカが腰の動きにピストン運動を加えてきた。美しい胸が美しく揺れている。
俺も反撃するべく、その胸を下から持ち上げるように揉む。
「ああん!…ひあっ!…んっ…ぁあっ!」
突然の攻撃に俺の手を振りほどこうとするエリカだが力が入らないらしい。それどころか俺の手に自分の掌を重ね、一緒になって動かしていた。
その間も執念なのか腰の動きを止めようとしない。むしろそれは激しさを増している。
「エリカ…ぅくっ…ちょ…エロすぎ」
「っ…レオの、あん!せいでしょ…あっ、あっ、あっ…だめ…っもう、やめなさい…あふんっ」
俺は今更気付いた。エリカがイクまで我慢しなくても、俺がエリカをイカせればよいのだ。
エリカはペニスが抜け落ちるギリギリのところまで腰を持ち上げ重力のままに落としてくる。連続したピストンを何とか耐え、俺も突き上げを始める。
「ふぁっ…あああ、だめだって…んあっ、そんなにしちゃ…」
自分の胸への刺激をやめさせるためか、俺に倒れこんできたエリカを受け止め支えてあげる。

「ぁぁ…はぁ…はぁ…レオ…んっ」
エリカの両耳に手を当て俺から唇を奪う。
俺もイキそうになってたことだし、一時休戦かと思いきや、"何やってるの?"と言わんばかりにエリカは舌で俺の口をこじ開けてくる。
「ん…じゅる…ぁ…あふっ…くちゅ」
現在の行為は、先ほどのソーププレイに結合が加わったものだ。俺ももう長くないだろうと悟る。
抵抗される前にエリカのお尻に手を回し、中指を第一関節まで一気に挿入した。
膣の締め付けが更に強まる。
「ひああぁ!…や、やめ…!…レオ…あぁん!…」
流石に一番の性感帯を刺激されては体勢を変えざるを得ないのか、俺の顔の両側に手をつき四つん這いになるエリカ。
豊かな乳房が目の前に現れたので遠慮なくかぶりつく。アナルに入った指をぐりぐりと動かすのも忘れない。
「あぁぁ…だ…だめだってば!…ひぅっ…んあぁ」
そうこうしているうちにエリカが再び俺の胸に落ちてきた。張り詰めた乳肉がムニュッと押しつぶされる。


「くあ…レオっ…そんなに…アン!、したら…変になっちゃうって…」
「いいよ…く…変になってよ」
頂上に向かって加速するべく、俺たちは同時に腰の動きを再開する。
「んあぁ!…はぁっ…ぁあっ!…く、こんな…ふあぁ」
「ハァ…エリカ…出すよ…」
「うん…!はああぁ…きてっ…!…んぁ!…んむ、あふっ…ずちゅ」
エリカに舌を奪われると、全身がエリカと融合でもしているような感覚に陥った。
拡張された穴へもう一本指をねじ込む。それがエリカにとっても俺にとってもとどめだったようだ。
もはや俺のペニスが入っていることなど奇跡に近いほど狭くきつくなった膣内が、すごい収縮をみせる。
「あっ!あ、ぐ、ぅんあぁぁっぁぁぁ!!!」
「あうっ…!!…うぁ、ぁ…」
極限に硬化したペニスから大量の精液が溢れているのがわかる。
お互いしばらくそのままの姿勢で、時折キスを交わしながらエクスタシーの余韻に浸っていた。


繋がったままキスなんてしていたものだから、俺のペニスはいとも簡単に復活してしまっていた。
その後は、シャワーで身体を洗いあってから二人とも迷わず部屋へ向かった。


(作者・名無しさん[2007/06/22])


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