「乙女さん」
「なんだ?」
「疲れた」
「黙れコンジョーナシめ」(最初に戻る)
今日は乙女さんと2人きりで夏休みバカンス、の予定だったんだけど
現状は ←進行方向 俺−紐−船(in乙女)
これは何時ものシゴキではないのでしょうかマイハニー
「あっちの島に着いたらおねえちゃんの手料理を食べさせてやるからな」
「どうせおにぎり一択dグエッ」
思いっきり紐を引っ張られた。勘弁してください
手を抜いたら沈められかねないので全力で泳ぐ事にする
まだ烏賊島まで行けと言われるよりマシと思おう(当初はそのつもりだったらしいが

久々の陸地の感触を確かめていると
「レオ、昼食の魚を取りに行くぞ。なに潜って捕まえるだけだからすぐだ」
ここまで来て自給自足ですか
「安心しろ、御飯はちゃんとあるぞ」
「も、もしやリュックの中身は…」
「うむ、炊飯器だが…握っておいた方が良かったか?」

結局魚取りの殆どは乙女さんの鷲掴みになった
なんだか蛍光色とかトゲトゲとか怪しい魚ばっかりだったけど。
普通に焼いてるから大丈夫なんだろう、きっと
『焼けば大丈夫だろう。後は気合だな』
何か聞きたくない言葉を呟いてるようだが聞かなかったことにしよう
まぁ焼き魚と御飯を一膳も乙かも…
ニギニギニギニギ
って乙女さん何をしてるんですか
「新鮮な魚を具にしたんだ、たくさん食べろよ!」
一生おにぎり人生なのだろうか?ここはcoolに割り切っておくぜ
「ナイスオニギリ」「ナイスオニギリ」
何か違う気もするがもういいや。おにぎり万歳


それから2人でイチャついたり、イチャついてみたり、イチャついておいた
もちろんたっぷりとスキンシップ込みだ
人目を気にせず外でベタベタするのもいいもんだな。バカップルもいいかも
そろそろ帰ろうという事になったが、乙女さんが片付けをしてくれるらしい
「お姉ちゃんに任せとけ、レオは先に船の方に行っててくれ」
その優しさに甘えて船の前に立ち…
今が好機、手にするは油性ペン、思い描くはちょっとしたイタズラ
少年の心を忘れない対馬レオ健在(カキカキ
「何をしている?」
即バレかよ!少年の心(と体)は爆発寸前(ガクブル
「こ、これは…」
乙女さんは顔を真っ赤にして言葉を続ける
「こ、これではその夫婦みたいではないか」
「あ」
「何だ気付いてなかったのか。まったくお前は乙女心が判っていないな」
ちょっと残念そうだ。
「でも娶ってくれるって約束したんだしこれはこれで」
「逆だがそれはいい。鉄レオとすべきではないのか?」
そっちなのね。将来を再確認できたんで俺的にはオッケー!
「望むのなら別に私は今すぐでも…」
「え、何かいった?」
「なんでもないっ!」
幸せそうで何より。俺も幸せだけど、2人で幸せが一番だね乙女さん

海岸には対馬乙女丸と書かれた船が悠然としていた。


追記 帰り道は機嫌の良い乙女さんが引っ張ってくれたが
   漁船を抜いていきましたよ?あなたはヒトですよね?


(作者・名無しさん[2007/02/23])


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