今日は静かだ。カニはバイト、スバルは陸上、フカヒレは…どうせ二次元だな
ベッドの上で転がりつつ漫画を読む。
こんな時いつもなら
「レオ!まったくまた漫画か。読むなとは言わんが(ry」
と有り難い説教を拝聴するところだが、部屋から出てくる気配は無い
遡る事少々…

「くっ、最近の包丁は精度がなってないな」
イヤマナ板ゴト刻マレテルノトハ関係無イト思イマスヨ?
「まぁ経験だよ。一朝一夕にはできないさ」
あれ肩を落として何か考えてる。微妙に嫌な予感
何か決心したような真面目な顔で俺を見つめ
「レオ、ボトルシップを私『絶 対 駄 目 だ』」
・・はっ、つい。しかしアレは神聖不可侵なのは乙女さんも判ってる筈だけど?
「そうじゃない、お前のボトルシップが大事なのは判ってる。
作り方を教えて欲しいんだ」
???もしやついにその趣味に目覚めてくれましたか!?
「手先の訓練にいいんじゃないかと思ってな…どうしたレオ?」
いいんだ孤独な趣味ってかっこよくね?頑張れ俺

そんなこんなで前に時間潰しにとカニに与えたら3分持たずに飽きられた
入門キットを渡したんだが大丈夫かな?
「私が不器用などではない事を見せてやろう」
とか言ってたけど…ちょっと見に行ってみようかな
「むぅーっ!!(ドンッ」
唸り声と…衝撃音?なにかと階段を下りていくと
「レオ、少し出かけるぞ。夕食には戻る!」
飛び出していく乙女さん。道場破りでも来たのかな?まぁいいや。
ならば 二 重 底 開 放 タ イ ム だ !


さすが乙女さん食事時間には遅れずに帰ってきた。
「(もぐもぐ…)む、お前失礼な事考えていただろう」
「いいえ滅相もございません」
「まぁいい。ロードワークついでに見せるものがあるぞ」
はて、何か嬉しそうではあるがなんだろう?
鍛えるのにいい階段見つけたとか、そんなのだろうなぁきっと
そのうち鉄筋肉とかになっちゃうよ…
「心の内が言葉になってるぞ…制裁っ!」
「ぐはぁっ!」

その後海岸に連れて来られポカーンとしている俺に満面の笑みで
「どうだ、すごいだろう!」
乙女さんは自信満々だ。何も言わずにいると
「どうだ、すごいだろう!!!」
なんか声が大きくなってるんですけど。
経験上俺はこれ以上黙ってると主に足が飛んでくるのを知っている
「うん。よくできてるね。一人で作ったの?」
「あぁお姉ちゃん頑張ったぞ。レオに作って見せると約束したからな」
確かに目の前には船がある。ボトルに入ってなくて2人は乗れそうだけど
「ボトルシップを作るんだったよね?」
「あ、あれはほんの少し小さかったからな。大は小を兼ねるとも言うじゃないか。
夏休みにはこれで遊びに行くぞ!」

海岸には乙女丸と書かれた船が悠然としていた。



追記 後日、といってもだいぶ後だけど乙女さんに呼ばれていったら
    少し雑だけどちゃんとボトルシップ完成していた。
    さすが有限実行の人だ……渡したのと違う気がするけど


(作者・名無しさん[2007/02/23])


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