俺が○をつけたいのは答え1だが……。
 あせることはない。近衛は明日も来てくれるというし、乙女さんが帰ってくるのはまだ先だ。
 ガッついてると思われるのもシャクだ。ここは紳士的に接しよう。
「対馬?」
「ン、いやなんでもない。送るよ」
「別にいいわよ。まだそんなに遅くはないし。それほど遠くもないし」
「俺は本当の紳士を目指しているんでな。送る」
「……ン、じゃあ、送ってもらおうかな」
 2人して家を出る。話しながら歩けば、もう駅前に着いてしまう。
「ここでいいのか?」
「ええ、家は駅のすぐ向こうだしね」
「わかった。……じゃあ、また明日」
「うん。明日も今日と同じ時間に行くからね。早く起きなさいよ」
「手厳しいね。まあ、善処するよ」
「まったく……。おやすみ対馬」
「ああ、おやすみ」
 去っていくツインテールを見送る。途中で一度、こっちを見たが、すぐに雑踏に消えて行った。
 ……なんだか甘い気持ちになった。
 ……近衛は結構積極的なとこもあるけど、基本は乙女さん同様真面目で規律正しいヤツだ。
 貞操観念も固いとこがあってもおかしくはない。あせらず時間をかけていこう。
 先人は言った。『恋愛とは戦争である』。
 もう一人の先人は言った。『戦場では臆病なほど慎重なくらいで正しい』。
 ンッン〜名言だなこれは。結論が出たとこで帰っか。
「……」
 椰子がいた。
「お前……、いいかげん夜中ほっつき歩くのやめれば?」
「余計なお世話です。センパイ」
「俺はお前が」
「ウザイです」
「心配で」
「キモイです」
 とりつくシマもねえよ。紳士への道は厳しいぜ。


 …………………………………………
 そんな感じの日々が3日程続いた。そろそろ次のステップに進みたいが……。
 いや、紳士たるものガッついてはよくない。クールに事を運ぶんだ。クールにな。
 5日目。そろそろいいか……? いやいや、まだまだゆっくりといこう。
 7日目。そろそろ……。いや(ry
 …………………………………………
「俺はチキンだ……」
 気が付けば夏休みも終わりそうだよ。乙女さんが帰ってくるまであと2日だよ。
「やれやれ。まだプラトニックな関係のままなのかよ」
「スバル……」
 合宿から帰ってきたスバルに相談。今日近衛は部活だ。……夕方には来るけど。
「いいからテンションに身を任せて押し倒しちまえ。このままじゃずっと進展しねえぞ」
「それは……、強引にいって嫌がられて嫌われたりしたら……」
「バカ野郎。付き合ってるんだろーが。嫌がられることはあるかもしれねーが、
 嫌われたりはしねーよ。いいからいってみろ。案外、押し倒されるの、待ってるかもよ?」
「そ、そうか……?」
「まったく青臭いねえ坊主は。ほれ、お守りだ」
「お守り……ってこれは」
 俗にいうゴム、すなわちコンドーム。1箱、12個入り。
「今日を逃すと当分そんな機会はねーぞ。それが使われることを祈ってるぜ」
 ……そうだな。今日が時間的にもラストチャンスだろう。ならば、俺は、漢になる!
「……よし、いってみるか!」
「オーいいねー。青春だねー」
「にしてもお前、いつも持ち歩いてんの?」
「病気をうつされるのはゴメンだからな」
 ……アダルトなヤツだ。
 ピンポーン。
「あ……、近衛かな」
「じゃ、邪魔者は去るとすっか。健闘を祈ってるぜ」
 スバルは窓から去っていった。
 ……よし。今日は、今日こそは決める! 決めてみせる!


 …………………………………………
 いつものように夕食を食べ、片づけをする。
 ここまでは普段どおりにする。あんま見え見えなのも、かっこ悪いからな。
「よっし、片付け終わり!」
「どうしたの? 今日はやけにテキパキとしてるじゃない」
「早くお前とイチャイチャしたくてな」
「そ、そう」
「あ、俺トイレ行くから、先に部屋に行っててくれ」
「あ、うん。わかった。今日の対馬、なんだかいつもと違うわね……。……あ、もしもしお母さん、あのね……」
 …………………………………………
 とりあえず用をたして2階へ。部屋に入る前に一呼吸。
 ゴムはある。シーツも取り替えておいた。……よし、勝負の時だ。
 行くぜ!
 近衛はいつものようにベッドに座っている。ターゲット、ロックオン。
「あ、つしまン……」
 何も言わずに、言わせずに近衛の唇を塞ぐ。
 いつもより情熱的に、いつもより官能的に、近衛の唇を隅々まで味わいつくすように、愛を伝えていく。
「ン、ン、ン……。プハッ、な、なにいきなりウンッ……」
 一呼吸おいて、すぐさまもう一度接吻、いわゆるキス。
 今度は舌を使う。近衛の唇をこじ開け、白い歯を、歯茎を舌で嘗め尽くす。
 甘い。近衛の甘ったるい口腔内分泌液の味が、俺の舌を通して全身に伝わる。
「ンー! ちょ、ちょっと待って、息が……ア、ン……」
 待たせん。熱い。今の俺は熱いのだよ。近衛をきつく抱きしめる。
 よし、今度は舌を舌で絡め取ってやる。
「この……」
 再度唇を塞ぎ、こじ開け、口腔内へ進入を試みる。すると。
「ン!? ン、ン……」
 こいつ……! 反撃してきた!?
 攻め込もう、としていた俺の舌が、俺の口腔内で攻撃されている!?
 気が付けば攻守が逆転していた。
 俺の口腔内に近衛の舌が蠢いている。
 歯茎、頬の内側、歯の裏まで嘗め尽くされ、舌も絡まれている。


 ク……、ちょ、これはたまらん。いや、気持ちいいけど、たまらん。思わず、顔を引いてしまった。
「ハァ、ハァ……」
「フゥ、フゥ……」
 2人して呼吸が乱れている。
「ハァ、な、何をいきなり……」
「フゥ、そ、それはこっちのセリフよ! いきなりキスしたかと思えば、あんなこと……」
「……あんなことって?」
「あ、あんなことっていうのは……え、と……、こ、こういうことよっ!」
「ン!?」
 再び近衛の攻撃。普段のコイツそのままの、激しく、熱い舌の動き。
 なろォ……。負けるか!
「ン……、ンン……!」
 舌を舌で押し返す。そのまま中間地点で、舌を絡ませあう。
 ……客観的には3分ほど、主観的にはかなり長い時間、絡ませ合ってただろうか。
 呼吸を整えるため、少し顔を離す。
 2つの舌から糸引く、唾液の輝きが、なんだかとても淫靡だった。
 フゥ。
 呼吸を整え、改めて、ジッと近衛を見つめる。
 近衛も俺を見つめ返してくる。
 勝気な、それでいて潤んでいる瞳。吸い込まれそうになるほど美しい。
 瞳を見ているだけでもう俺の心は昂ぶった。
 数時間前のスバルの言葉が俺の頭の中に響いた。
 ……よし、押し倒す。
 準備はいいか? 俺はいつでもオーケーだ。
『ちょっと待て!』
『クールレオ……』
『いいのか? 本当にいいのか? 焦るな。夏休みが終わろうともチャンスはいくらでも作れる』
『……そうかもしれないな』
『よし! レオ。それでいいっ! それがBEST!』
『だが断る』
『ナニッ!!』


『覚悟とは!! 暗闇の荒野に!! 進むべき道を切り開くことだッ!
 真の覚悟はここからだッ! レオ! 腹をくくれッ!』
 …………………………………………
 勢いに任せてベッドに押し倒した。
 近衛は何も言わない。ただ、黙って俺を見つめている。
 ……オーケーの意思と受け取った。
「……ンン」
 もう一度唇を重ねる。同時に胸へと手を伸ばす。
 服の上からもわかる乳房の感触。
 もうそれだけで、俺の息子はロケットダイブしたいと訴えている。
 ……待て待て。ここはじっくりといこう。
 近衛は照れているのか、顔を赤らめている。
 ……可愛いな。
「近衛」
「な、なに」
 急に声をかけられて驚いたのか、びくっとした。
 やっぱりコイツも緊張してるのかな……。
「服、脱がすぞ」
 と言いつつもすでに手は服の中。
「……いいよ」
 上着とスカートを脱がす。女の子の服を脱がせる……。これだけでもかなりの興奮だ。
 下着姿の近衛さん。思わずさんをつけてしまった。白い素肌がまぶしい。
 胸はやはり控えめなものの、脚線の美しさはどこぞの芸術品のようだ。
 俺も上着を脱ぎトランクス1枚になる。
 腕から脇まで、肩からへそまで。手で、近衛の素肌をなぞっていく。
「ハゥ、フゥ……」
 近衛もだんだんと息遣いが荒くなってきている。
 なんかもう、触っているだけで近衛と1つになってるような気分。
 上半身から下半身へ。近衛の股間に手を近づけ、下着の上からデリケートな部分に指を置いてみる。
 この世のものとは思えないほど、柔らかな肉の感触が伝わる。
「アンッ」


 ビクっとした。やはりここは敏感らしい。
 そしてもう1つ確認。……濡れてる。
「……感じてたんだな」
「な……! デリカシーのないこと言わないでよ」
「う、スマン」
「ったく……。ムード出してよね」
「ン、気をつける」
 仕切りなおすように、軽くキス。
「下着も、とるぞ」
「う、ん」
 近衛を生まれたままの姿にする。
 目の前に、近衛の裸体。俺の心臓が大きく波打った。
 シミのない白い素肌。スレンダーな肢体。見事な脚線美。胸は……これはこれで。
 思わず見とれてしまう。
「ちょ、ちょっと……、あんまり見ないで……」
「え、なんで」
「アタシ……、そんなにスタイルよくないから……」
 そう言って手で胸を隠す。やっぱり胸はコンプレックスなのか。
 そんな気にすることないのに。
「近衛」
 胸を覆い隠している手を優しくどける。
 再び露になる乳房。正直そんなに大きくない。……でも。
「綺麗だよ」
 そう思った。本当に。
「あ、う……」
 声にならない声。緊張か、それとも照れか。
「本当に、綺麗だ」
 心のそこから言う。そして再びキス。
「あ、あはは……。アタシ、なんか……」
「ん、何?」
「幸せ……」
「そっか。俺もだ」


 お互いの愛を確かめるように再度キス。
「対馬、大好き」
「俺も近衛が大好き」
 近衛だけ全裸なのも不公平だな。
 トランクスを脱ぎ、自分を解き放つ。
 すでにペニスは辛抱たまらん、とばかりに破裂寸前だ。
「う、わ……」
 驚愕の声をあげる近衛。
「男のを見るの……初めて?」
「う、うん」
 ……なんか、じっくり見られてるな。
「あ、あんまマジマジと見るな」
「アンタだってアタシのじっくり見たでしょ」
「う……」
 近衛にじっくりと見られる。くあ、これ恥ずかしいな。
「ね、ねえ」
「何?」
「触ってみても、いい?」
 な……。コイツ、やっぱ積極的だな……。
「よ、よかろう。あんま力入れんなよ」
「ン。じゃ……」
 近衛の手が俺のペニスを包む。
「あ、熱い……」
 肥大化したペニスは、すでに破裂寸前。ヤバイ、それ以上触られると……。
「こ、近衛。もういいだろ」
「え、う、うん」
 危ねえ。挿れる前にイクとこだった。
 もう挿れても大丈夫かな……? いや、できるだけ苦痛は和らげてやりたい。
 首筋へ舌を這わせる。そして全身を愛撫していく。
 近衛の体を味わいつくすように、指と舌を動かす。
 白い腕も、綺麗な足も、胸も、全身を愛撫する。
 そこでわかったこと。


 乳房を、特に乳輪周りを舐めてみる。
「ハァ、ハァ……」
 ツンと立った乳首をつついてみる。
「ハゥッ!」
 明らかに他と反応が違う。近衛は乳首あたりが弱いらしい。
 よし、ここを重点的に攻めてくれる。
 乳首を舐めてみたり、指の腹で撫でたり。
「ハァッ、アッ、アゥ」
 いちいち反応してくれるのが嬉しい。
「ちょ、ちょっと対馬」
「何?」
「な、なんでそこばっか……ハゥッ」
「ん? 気持ちよくない?」
「う……、気持ちいいっていうか、くすぐったいっていうか……、なんかヘンになってくるの!」
「それ多分感じてるんだよ」
 そう思うと自信出てきた。もっとやってやれ。
「アッ、ハァッ、ダ、ダメ、ホントに、ホントにヘンになるから! お願いやめて……」
 ……なんか犯してるみたいだ。それはそれで興奮するが、コレぐらいにしたほうがいいだろう。
 よし、いい感じに緊張もほぐれてきた。
 そろそろいこう。近衛の秘裂を撫でる。
「……ッ」
 よし、濡れてる。挿れても大丈夫そうだ。
 スバルからもらったコンドームを開封。袋を破って装着──したいのだが。
「ぬっ……」
 くそ、うまくいかん。もたついてるわけには……。
「……なにやってんのよ。こういうときくらい、パッとやりなさいよ……」
「うぐ」
「まったく……。ほら貸してみて。えーと、こうして……」
「痛! 力入れすぎ!」
「エッ! ゴ、ゴメン……。……よし、これでいいかな」
「悪いな」
「いいわよ別に。対馬はやっぱり対馬、ね」


 ……ちょっとむかついたんで乳首を攻撃。
「ハァゥッ! そこだめだって──ン」
 非難の声を上げようとした唇を塞ぐ。そして見つめ合う。
「……じゃ、イクぜ」
 近衛は、黙って首を縦に振った。
 近衛をベッドに寝かせ、足を開く。女性器が露になる。
 思わず生唾を飲み込んだ。
 初めて生で見る女性器。汚れのない秘裂からは愛液がトロトロと流れていた。
 その秘裂にペニスをあてがい、軽く腰を突き出す。
「……ッ!!!」
 愛液のおかげか、膣口にスムーズに入った。
 亀頭を包む近衛の肉。とても温かい。いや、熱い。
「フゥ、フゥ、フゥ……」
「近衛、痛かったら言ってくれ」
「フゥ、フゥ……だ、だいじょぶ……」
 額に汗が浮かんでいる。とても苦しそうだ。
 頬を軽く撫でてあげる。そしたら近衛は軽く笑ってくれた。
 近衛への愛おしさが溢れてくる。同時に早く挿れてしまいたくなる。
 早る気持ちを抑え、ゆっくりと膣を侵攻していく。
 すさまじい圧迫感がペニスを包む。
「ンアッ……」
 先端部分に手ごたえを感じる。おそらく、これが処女膜だろう。
 これを貫けば、近衛は少女から、女になる。
 そして俺も大人の男へ。
「近衛……、イクぞ。力、抜いて」
「つ、しま……。うん……」
 腰をさらに前へと突き出した。
 プツ、プツン……。
「ふあっ、ああああああ!!」
 破瓜の痛みに近衛が耐え切れず叫ぶ。
「近衛……! 大丈夫か?」
「ア、ハァッ、ハァッ、ハァッ……」


 息も絶え絶えで、その顔から、どれほどの苦痛を味わっているのかが伺える。
「ハァッ、ハァッ……。な、なんとか……。……はは……」
 苦しそうだ……。でも近衛は少しだけ、ほんの少しだけ嬉しそうに笑った。
「つ、対馬と1つになれた……。……幸、せ……」
「! 近衛っ!」
 もうなんと言っていいか。なんだかよくわからない感情が流れ込んできた。
 俺は近衛を抱きかかえ、その唇を奪う。同時に、奥までペニスを差し込んだ。
「ウ、ンッ……、対馬……!」
 近衛の体の温もりと、膣内の温もり。
 気づけば、俺はすでに発射していた。
 近衛の中は、それほどまでに快感で──幸福だった。
 俺たちは繋がったまま、何度も何度も、激しいキスを繰り返した。
 …………………………………………
 何分ぐらい抱き合ってただろうか。
「近衛……、一旦、抜くぞ」
「う、うん……」
 引き抜く。
「アゥッ」
 傷に当たったのだろうか、近衛が反応した。
「あ、スマン」
 引き抜いたペニスに絡む愛液と、血液。それこそまさに純潔の証。
 それを俺が奪ったのか……。俺も同じだが。
「近衛、大丈夫か」
「うん、少し痛いけど……。平気」
「そっか。スマねえな」
「? 何謝ってんのよ」
「いや、痛かったろ。上手くできなくて、悪い」
「初めてなんだから上手くできなくて当然でしょ。謝ることないわよ」
「そ、そっか……」
「確かに痛かったけど……。それ以上に幸せなんだから」
 そう言って、ツインテールが俺の胸にぶつかってきた。
「ああ……。俺も幸せだ」


 愛しい彼女と1つになる。本当に幸せだ。
「じゃ、もっと幸せになろう」
「ハイ?」
「ゴムまだあるから。体、大丈夫だよな?」
「ア、アンタねえ……。せっかく余韻に浸ってたのに、ムードぶち壊すこと言わないでよ!」
「ムードなんて物はな」
 思いっきり、情熱的なキス。
「コレだけで十分さ」
「……そうね。対馬」
「何?」
「幸せにしてね!」
 後はもう俺たちは、感情に、テンションに身を任せ、お互いを求め合った。
 …………………………………………
 窓の外が明るくなってきた。
 一晩中やってたのか……。
 スバルから貰ったゴムも全部使い切っちまったし。
「ZZZ」
 近衛が俺に抱きついて、寝息を立てている。
「さすがに疲れたか」
 寝顔をじっくりと見る。
 烏賊島のときはそんな余裕なかったからな。
 ……幸せそうだな。この幸せを守っていかないとな。
 あ、一応スバルに「勝った」とだけ報告しとこ。
「さて……俺も寝るかな」


オマケ

 午前10時・オアシス。
「今日は暑いなフカヒレ。……にしてもレオもようやく男になったか」
「あ? レオがなんだって?」
「なんでもねー。ところでお前昨日何してたんだ?」
「それがよう。新作のエロゲ買ったらバグだらけでさ。修正パッチも2.5Gあるんだぜ。ふざけてるよなぁ」
「……そっか。まあ、たまにはいいことあるだろうさ」
「なんだその哀れむような目は! そういやカニ帰ってきたな」
「は? カニが帰るのは明日だろうが」
「1日予定を早めたんだとよ。駅で乙女さんと一緒になったって言ってたぜ。メール来てなかったのか?」
「なんだと……? ゲ、ホントだ。マズイ!」
「オ、オイどこ行くんだよ」
「悪い。急用だ。金払っといてくれ」
「オイ、待てよスバル!」
「ヘイジャップ。金を払ってけヤ。2人分だゼ」
「ちくしょおおおおおおおおおおおおお」
 …………………………………………
「乙女さんも1日早く帰ってきたなんて偶然だね」
「レオがちゃんとやっているか心配だからな。帰ったぞー」
 シーン。
「レオー、いないのか?」
「まだ寝てんじゃね?」
「まったくあいつは。しょうがないやつだな」
「よーし、ボクフライングボディアタックかましてやろっと」
「それじゃあ私は新作の関節技で制裁してやろう」
 がちゃり。
『レオー、起きろー! ……!?』
「ZZZ……対馬……ピーナッツバター……」
「う、うん……なんだ騒がしい……。……? ……!? ……!!
 うっ、きゃあああああああああああああああああああああああああ!!!」
 対馬家前
「あーあ、間に合わなかったか……。がんばれよ、レオ。……いろいろとな」


(作者・名無しさん[2006/06/30])


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