で、朝、登竜門(校門)付近
れお「?、ヤケに機嫌が良いじゃないかカニ、何か良いことあったか?」
カニ「へへぇ、解るか〜、解るかぁ?今まで長年身近にあっても手に入れられなかったものが今夜手に入るんですよ」
れお「ふーん」
カニモノローグ「ヲイちょっと待てやゴルァ、お前の事言ってんのになんて淡白な反応しやがんだ〜!」
れお「あ、乙女さんおはよう」
乙女「おはよう」
乙女モノローグ「あ、今言ってみるか、いきなり押し掛けるのも何だしな」
乙女「れお・・・」
カニ「れお〜」
れお「何だ?ふたりでハモッたりして」
カニと乙女「今夜・・・」
乙女「蟹沢?またれおの部屋で寝ようとしてるな〜?」
カニ「いいじゃんかよぉ、れお気にすんなって、突っ込んだの乙女さん?」
乙女モノローグ「この際だ、蟹沢にもきちんと指導せねばな」


乙女「そうだ、蟹沢には悪いがその役目はそのまま私に譲り渡して貰うぞ!」
れおモノローグ「おい、今サラッと物凄い事言ってのけたぞこの方は」
乙女モノローグ「はっ、勢いで言ってしまった、でもこのまま引き下がれん!」
カニ「むぅっ!いくら乙女さんでも譲れないよ!れおと寝るのはこのボクだかんね〜!」
れおモノローグ「言い合いを始めてしまったか、お!良い所で佐藤さんが来た助かった」よっぴー「あ、対馬くん、かにっち、鉄先輩おはようございます」
れお「おはよう、丁度良い所に来てくれた、あの二人がちょっと言い合いを始めちゃって悪いんだけど仲裁に入ってくれない?」
よっぴー「対馬くんのお願いなら、断れないなぁ、行ってくるね♪」
カニ「だぁかぁらぁ、今日は、ぜぇーったいボクが寝るの〜!」
乙女「だめだだめだ!ひとり締めはずるいぞ、ちょっとぐらい良いとは思わんのか!」
よっぴー「あのー、対馬くんに頼まれて仲裁に入ろうかなって思うんですけど、何の話しで言い合いしてるのですか?」
乙女とカニ「れおと寝る事について」
少し考えるよっぴー、ポクポクポクポク、ちーん!


よっぴー「なぁんだ、簡単な事じゃないですか!間を取って今日は私が対馬くんと寝るという事で」
れお「ちょっと待った、貴方もそんな事を(笑顔で)おっしゃる訳ですか」
れおモノローグ「何だか嬉しいが、この言い合いの矛先がこちらに来る気がする。逃げるなら今しかない!」
とりあえず、建物の中に入ってしまえば乙女さんの大技は飛んで来ない!
後ろをみずにスペースランナウェイだ!
カニ「あー、れおが逃げやがった〜!」
乙女「逃げるとは卑怯だ!今日はきっちり白黒付けて貰うぞ!」
よっぴー「もぅ、対馬くんは私のものなのになぁ」
お、前にいるのはスバル
れお「スバル!ワリィが後を頼む!訳は後で話す!」
スバル「お、おう」
ドドドドドドっ!後ろを振り向いたスバルにいきなり不幸が襲いかかる。
乙女「伊達!邪魔だ!」
スバルに乙女さんの右飛び蹴りがヒットし吹っ飛ばす
スバル「ありがとぉー、そしてさよぉならああああぁ」
れお「スバルぅー!」
チクショウ、こうなったら運動部部室辺りは入りくんでいるから、そこで撒いて竜宮で隠れてよう。


何とかここでやり過ごして・・・
姫「お嬢様ヤクザキック(→K)!」
れお「グハッ!姫?何でこんなとこに?」
姫「ん〜、今日って土曜日(後付け設定)だし授業よりも仕事を優先しよっかなって」
れお「そうか、少し休ませてもらって良いか?」
姫「良いわよぉ」
れおは姫の許可を受けた矢先に不幸にも無造作に机の上に置かれた模造紙をみてしまった。
『エリカの(以下略)』、しかも一番のゲストに対馬レオ(つまり自分)の名前がデカデカと載っている。
姫「見たわね」
れお「みました」
反射的に竜宮のテラスまで逃げるしかしここは二階、まずい、これは姫も追跡者にするフラグを立ててしまったか
姫「どうせ、そのうち捕まえる予定だったから、今捕まっちゃいなさい」
れお「そうやって笑顔で六連ゴムスタングレネードを取り出して来ない!」
姫「さあ!逃げてご覧なさい!」
あぁ、そうかいじゃあとことん逃げてやるよ、ここの高さ、日々のトレーニングで行けるかも知れん!逃げるなら今しかない、180度ターン(↓×)『□ 飛び出す』
れお「イヤァ」
姫「意外、まさかここから逃げるなんて、コラッ待ちなさい!貴方は私のハーレムにはいるべきなのよー!」


ヤバい、更に厄介な人物を追跡者に加えてしまった、オレは周りにいるよりはべらす方が好きなの!
スバル「れお!」
れお「スバル!平気か?」
スバル「あんまり良くねぇが、この騒動一体何だぁ?」
れお「実は(説明中略)なんだ」
スバル「ヒュー♪そいつは罪作りな野郎だなぁ、安心しろ、言ったろ何時だってお前の味方だ」
れお「ワリィ、巻きこんじまって」
乙女「見つけた、短時間でまさかここまで逃げてるとは、れおー!とまれー!」
ここで気弾を撃ちますか、せめて人間の出来る行動の範疇内で追いかけて下さい、
ちゅどーん
逃げるれおの前方で気弾が爆発する
乙女「止まらんのなら次は当てるぞ〜!」
乙女さんはもう一発気弾を打ち出す、今度は命中コースだ、まずい避けられない!
スバル「れお!ここは任せろ!」
れお「ま、まさか、やめろ部活帰りの軽装じゃいくらお前でも」
後ろをみると、もうスバルが気弾のコース上に割って入って防御の体制に入っている
スバル「忘れたぁ?オレは不可能を可能にする男だって!」
れお「少佐ぁぁぁ!」ちゅどぉぉぉん!
スバル「やっぱり無理でしたぁぁぁぁ〜!」


スバルの尊い犠牲によって土煙が発生し、上手く撒けた様だ、よし、現状の把握と整理を兼ねて、屋上で休憩しよう、
現在、外を捜索しているのは、さっき撒いた乙女さん、海兵隊の様に颯爽と駆け抜ける姫、後の二人はどこか室内を捜してる訳か、
バラバラに捜索してる分エンカウント率は高いが、それぞれ目的が微妙に違いかつ独り占めという魂胆の為、
仲間(?)を呼ばれる心配はなさそうだ。
なごみ「先輩、どうしたんです?顔色悪いですよ?」
忘れてた、ここには椰子がいたんだ、
れお「あぁ、ちょっと学校を半周走っただけだ」
なごみ「そ、そうですか」
あらまた新鮮な反応、いつもだったら下で怒っている騒動をつついてくるはずだ、
なごみ「先輩、横、良いですか?」
れお「ぁ、構わないけど」
ますます様子がおかしい、いったいどうしたんだ?


やけにしおらしいというかなんと言うか、 なごみ「あの、先輩、先輩は食べ物に好き嫌いありますか?」 れお「何だ、やぶからぼうに、ぅーん、特に無いかな、ぁ、ここんとこおにぎりが三十日続いてるからおにぎり意外ならいいなぁ」 なごみ「そうですか、私、趣味で料理やってるんですけど、もしよろしければ味を見て貰えませんか?」 意外だ、意外過ぎる!今までの態度から今の状況と趣味ではギャップがかなりあるな、 れお「迷惑じゃなければいいよ」 なごみ「では、今夜にでも家に食事でもいかがですか?」 む、そうきたか、全くその事で揉めてるから私は逃げてるのに困った娘っ子だよ、ま、これはこちらの都合だが れお「あ、いや、ちょっと今夜ってのはまずいかも」 なごみ「ぇ、何か都合でも」

カニ「待てやゴルァ、ココナッツゥー! れおは今夜はボクと一緒にあまーいボゥイみーつワールドな時間を過ごすから、ココナッツはお呼びじゃねぇよーだ」 れお「何かアメリカンだな、しかも幼馴染ネタとは意味深だな、つーか、いつからいたんだよお前は」 カニ「今夜にでも食事でもいかがですかってとこ、今夜もクソもあるかー、れおはボクんだぞ〜!」 なごみ「黙れサワガニ!食事に誘うのは私の勝手だ!お前に指図される筋合いはない!」 カニ「てんめぇ、このごに及んでボクの事チビっていいやがったなぁー!」 れお「いや言ってねぇだろ」 なごみ「ああ、言ったさ先輩からてを引くのはお前だカニ!」 れお「言ったんかい!ってお前ら少し落ち着け、な?」 カニ「んだとぉ?てめぇ〜!もう、我慢ならねぇ、ブチのめしちゃらあ!」 なごみ「上等!ここでお前にどちらが優れているか身をもって教えてやる!」 れお「諦めた、どっちも怪我させるなよ」 カニ「れおが言うならボクそうする!ココナッツありがたく思えよ!」 なごみ「それはこっちの台詞だ、先輩、カニは私が何とかしますんで、その」 おぉ!まだ良心的なキャラがまだいらしたよ奥さん、

なごみ「埋め合わせは先輩で決めて下さい」 やっぱりか、でも今はありがたい、遠慮なく逃げさせてもらいますか れお「そのうちな、あんま期待すんな、やれやれ」 少し問題を先送りした感じだがとりあえず屋上からおりよう。

校舎の二階、俺達の教室がある階まで降りた、時間はもう二時限目の半ば、 今日は生きて家に帰る事を考えよう、ん?あそこに何か落ちてるのは、 こ、これは伝説と詠われたエロ本と全国ブルマ大百科関東編!なんて俺的ストライクど真ん中のチョイス! 周りを見回す、居たよ男が、2ーAに珍しいスケベ担当の柿崎! 柿崎「対馬じゃねぇか、これ、どうみるよ」れお「これか、正直困ってる」 柿崎「どうしてだ?まさかアウトコースだったからか?」 れお「逆だもろストライクど真ん中だ」 柿崎「そうかぁならば今、ちょっとだけ見るかー!」 何かの縁に導かれた漢二人はその本に吸い込まれるが如く座り込む 柿崎「スゲー」 れお「おおおお!」 その時だった、前方から二つの鉄のわっかが飛んできた、 それは俺には届かず向かいで本を見ていた柿崎に当たろうとしていた、あ、弾ちゃーく、今! カシッカシッ! それぞれのわっかは柿崎の足に弾着ししっかりと捕えていた 柿崎「今は授業中だ誰もこんな、うっ、うわあああぁぁぁ・・・」れお「か、柿崎ぃぃぃ〜!」 突然引きずり込まれる柿崎の先には、少し困った顔をした佐藤さんがいた、ぐ、罠か!

よっぴー「ぁぁ、外れちゃった、対馬くん私の為に大人しく捕まってね♪」 ね♪、じゃない何なんだ、あのICPOの日本人警部ばりの捕獲術は! とりあえず手には戦利品(?)のエロ本二冊を持って逃走した よっぴー「対馬くん待ってよぉ、それは私が対馬くんにしてもらいたい事が全部載ってるんだから恥ずかしいよぉ」 まさか貴方の口からそんな素敵な言葉を聞けるとは思わんかった、 しかし、手錠を振り回しながら追いかけて来ないでください。コワイです! お、曲がり角右に曲がって、よし!死角に入ったぁ、もう一度〜ん?どこかの部屋から手だけ出しておいでおいでしてる。 この際仕方ない助けてもらえるなら!そしてその部屋に飛込んだ。よっぴー「あーあ、見うしなっちゃったぁ、 対馬くん捕まえたら家で裏手四十八手全部やって貰おうかなって思ったのにな」 魅力的なお誘いだが、一日でそれだけやるのは勘弁してもらいたいです、はぁ、佐藤さんは撒けたか。

第一保健室
さてと、手招きをした人物は、
祈「お待ちしておりましたわ」
祈先生だった、
れお「む、この状況下でこの展開」
危険を察知し再び逃走に転じようとした俺は元来たドアに向かうはずだった
れお「か、体が勝手に!」
祈「無駄ですわ、中級の誘導、拘束魔術をほぼ無詠昌でかけました、もうにげられませんわ」
土永「小僧、祈のお目がねにかなったからって調子づくなよぉ」
れお「な、なんだってー」
後で聞いたら占いでここまで予想し罠を張っていたらしい、そしてジリジリとよって来る祈先生、
今日はその素晴らしい胸がたまらんですたい。しかし、現状を他の追跡者に後で何されるか分かったもんじゃない
もがく俺に土永さんが挑発する
土永「震えてやがるぜこいつはよ、手柄を立てちまえばこちらのもんよ!」
そして何故か襲ってきた、あのごっつ痛いクチバシは勘弁、反射的に右ビンタを土永さんに当てる
土永「うわああぁぁ」祈「よくもジ、土永さんを!さ、大人しくなさって下さいねー」
そう言ってまさに襲われる瞬間、事態は転じた。


姫「フリーズ!ぁ、祈先生もいる、やったあ、揉みごたえ抜群の祈先生もまとめてゲットでチュウ!」
六連スタングレネードを構えて姫が佐藤さんをつれて突入してきた
れお「何か複雑な気持ちだがサンキュー姫」よっぴー「エリーずるいよぉ、またひとりで特する気?」
姫「んもう!よっぴーだって対馬くんみうしなったから一緒に探そうって言ったから」
よっぴー「それはそうだけど、ちょっとだけ目立ってずるいかなって」
姫「これで頭数は揃いつつ有るわ、前哨戦に対馬くんと祈先生を頂くとしますか」
よっぴー「対馬くんの初めては私の担当よぉ」
姫「大丈夫!ファーストキスだけ貰うから、あとは対馬くんはよっぴーの好きにして構わないわよ」
よっぴー「やった!対馬くん今日は私といろんな事をしあいっこしようね」
もはや突っ込みを入れる余裕はない、何やら話しが進んでいるがどうやら襲われるのは変わらないらしい、
出鼻をくじかれた祈先生は、早速姫に胸を揉みしだかれている、いい景色だ、


もう理性を飛ばして状況を楽しもうと思った矢先に更に乱入者が突入してくる。
姫「曲者!」
何かの気配を察知したのかグレネードを構え臨戦体勢になったが手持ちのグレネードはまっぷたつに斬れた、
乙女「姫!まだまだだ。しかも私をさしおいてれおに手を出すとは不届千万!この地獄蝶々のサビにしてくれる!」
姫「ちっ、お邪魔虫、でもこっちには対馬くんを確保しているというアドヴァンテージがあるわ」
乙女「無駄だ、悪いが力ずくで押し通る!」
ボクも巻き添えですか、とりあえずボクの話しも聞いてくれるとうれしいな(もはや現実逃避)
カニ「ゴルァ、れお〜!愛しのボクを置いて逃げるとは、後でどうなるか覚悟してんだろうなぁー!」
なごみ「センパイ!大丈夫ですか!あ」
八時だよ!全員集合〜、お、終りだぁ。


第一保健室に集合された、生徒会執行部女性陣御一行様は一通り自分たちの主張をした後にこっちを向いて口々にこう言った。
乙女「れお、覚悟はいいか?」
祈「今回は残念ですがこうすることで妥協しておきますわ」
よっぴー「対馬くんが私を狂わせたのがいけないんだからね」
なごみ「センパイ、今日は我慢してくださいね」
カニ「れお、この苦難はボクたちの愛で乗り越えられるから我慢しろ!」
姫「という訳でこの女たらしをスマキにして竜宮に吊るしま〜す」
瞬く間にスマキにされ竜宮で吊された、正直今日はスバルみたいにぶっとぶ事が無いだけましらしい。

帰り道
今日は、嬉しい事があった反面、非常に疲れた。まさか自分を想ってくれる異性があんなにいるとは驚きを越して出来すぎだ。
れお「でも、なんで俺なんだ?」
スバル「ん?何か言ったか?今日は、フカヒレの代わりにぶっとびまくって身体中いてぇ」
れお「あ、ぁぁ、すまないな、巻き込んじまって」
スバル「いいって、それよか今日、フカヒレ見なかったな」
れお「そういやみてねぇな、おおかた徹夜でネットゲーム廃人になってるんじゃ」
スバル「だな、じゃ帰るか、頑張れよ色男!」
そうだな、何かこれから大変な気がする。ま、ほどほどに頑張るか。


エピローグ

八月中旬 いか島
遅れ馳せながらバカンスを兼ねての生徒会執行部の合宿にきている、
相変わらず女性陣のアプローチは激しい、しかし、その内にこの六人の中と付き合う事になるだろう、
こういう事には、はっきりしないといけない例え誰かが傷つく事になってもだ。
フカヒレ「しっかし、ここしか出番がないと泣けるよりも呆れるな」
カニ「まぁ、気にすんなって、存在感薄いのは今に始まった事じゃねぇだろ!
ヘイゾー、カメラの用意まだ〜?」
ヘイゾー「まぁ、あわてるでない、お前は忍耐を覚える事をしてみろぉ、我が侭は嫌われるぞぉ」
姫「対馬くん、そうなの?」
れお「のーこめんと♪」
スバル「小僧、近頃からかう事を覚えやがったな、成長してるな」
なごみ「センパイ、時々イジワルです」
よっぴー「私はそんなこと無いもん!」
祈「みなさ〜ん、そろそろ集合してくださ〜い」
乙女「写る時は目をつぶるんじゃないぞ」
ヘイゾー「んじゃまぁ、写すぞ〜」
一同「は〜い」
ヘイゾー「若さってのは眩しいな、太・陽・拳!」
パシャッ
みんな揃っての写真だ、これからも一緒に笑って行く仲間でいたい、例え短い期間でも、一緒に笑っていた証だ。
一生忘れない。


(作者・時給255円氏[2006/02/13-19])


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