>なごみは陽だまりの猫のように穏やかな眠りに落ちていた。
*
「しょうがないヤツだな・・・」
レオは耳掻きを手持ち無沙汰にもてあそびながら、ちょっぴり肩をすくめて、それでも、なごみの美しい横顔を愛しげに眺めている。
陽が傾いて、窓の外が赤く染まる。
ふと、なごみの右手が動いて、レオの股間にかぶさった。
「ちょ・・・」
「んんー、センパイ・・・いじめないで・・・」
なごみが寝息とともに、ムニャムニャとつぶやきをもらす。
「あ、そんなところ、ダメですぅ・・・」
急になごみの手に力が入って、レオ自身を握り締めた。
「あぅ!」
「ああっ、センパイの・・・・イジワルぅ・・・・もっと・・・もっとイジメて・・・」
何やら艶めかしい夢を見ているらしいその声と、時々きゅっと握り締めてくる握力に負けてレオの股間は窮屈なズボンの中で激しくいきり立ってしまう。
顔を熱くしたレオの背中を、じっとりと汗が流れ落ちる。
「センパイ、センパイ・・・センパイ・・・ああっ・・・・はぁんっ!」
なごみが美しい眉を寄せて、ひと際激しくうめき、レオを握るその手に力を込める。


「ぐぐぐ・・・っ」レオは懸命に耐える。
ここで出してしまうわけにはいかない。
やがてなごみの寝息が安静を取り戻し、寝顔にやすらぎが戻っていく。
それとともにレオを握るなごみの手から力が抜けていった。
「あ・・・危なかった・・・・なごみのバカ、とんでもねー・・・・」
冷や汗をぬぐったそのとき、なごみが再びつぶやいた。
「センパイ・・・なごみは・・・幸せです・・・・」
「俺もだよ、なごみ」
小さな声で返して、レオは天井をにらんだ。
こいつのためなら、たいがいの無理は通してやる。
さっきから足の痺れが限界に来ているが、とりあえず、今は死ぬ気でこいつの膝枕になってやる。
*
>二時間後
>「あれ……? あたし、寝ちゃってた……。センパイ、どうしたんですか!?」
>「あ、あし、……足がし……しびれ、しびれひゃふぅぅぅぅ」
>レオは正座に真っ白に燃え尽きていた。


(作者・名無しさん[2005/11/01])


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