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【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ9【つよきす】
1 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 06:04:48 ID:ei47iUe80
「きゃんでぃそふと」から好評発売中の「姉、ちゃんとしようよっ!」
「つよきす」のSS&AAネタ投稿スレッドです。

★保管庫
きゃんでぃそふと SS&AA保管庫 (過去ログも保管)
ttp://yellow.ribbon.to/~nechan2/
★前スレ
【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ8【つよきす】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1135744483/

★本スレ
きゃんでぃそふとスレ98
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1138039812/

★関連・過去スレ
こんな柊姉妹は嫌だ!3
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1121685205/
姉、ちゃんとしようよっ!Part15
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1137717745/
つよきす(きゃんでぃそふと)Part118
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1138287825/

★過去スレは保管庫の中にミラー有り

2 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 06:05:38 ID:ei47iUe80
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ きゃんでぃそふとSSAAスレの星5つの誓い
┃1つ、スレはむやみに上げない
┃2つ、作者への感謝を忘れずに。読者への感謝を忘れずに。
┃3つ、SS投下とのリアルタイム遭遇では支援を推奨
┃4つ、気にいらないからって荒らさない
┃5つ、荒らしにストレートに反応しないこと

┗━━━   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ━━
     _ < ここはテンプレの村です      、,
   '´,  `ヽ\_________     '´ '`´ ゙ヾ
   !爪リリ从)ゞ                   { ソ从从シ}
  ノwリ゚ ヮ゚ノル   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    メ(リ;-__-ノリ
   ⊂)个iつ  既にセリフが     \  ノ,'くj `i´lヽ
  .  く/_|j〉  パターン化しちまったな>((  ll_ハ_iJ
      し'ノ    ________/  ゙  i_7、」

3 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 06:06:15 ID:ei47iUe80
        _)___
      '´  ヽ_ヽ
      l、lノノ八l )  <柊家の長女、皆のお姉さん
   ´\ リl|.゚ ヮ゚ノ<⌒> 柊雛乃である。
  ( ● ⊂[ .ヽソ/ ]⊃  .疑問にずばり答えてやろう
.   ヽ/ .└|--|┘
.      . ノl__」
Q、職人さんのSS投下最中に張ってある支援とか、C、私怨etcってなんですか?荒らし?
A、うむ。あれは総じてしえんと呼ばれるものである。
世の中には荒らし対策用の連投規制なるものがあってな。時間によるのだが、
だいたい3回くらい連投すると、規制がかかってしまうのじゃ。これにかかると職人さんが、
続きを書き込めなくなってしまうのでな。すれ住人による手助けが必要になってくるわけじゃ。
お主がりあるたいむでSSが投下される瞬間に出会った時には、是非支援をして差し上げるが良い。
Q、スレにあるSS、AAだけじゃもの足りないです。
A、で、あるか。お主も欲張りな奴よのう。そういう奴のために>>1に書いてあるように、
過去すれのSS、AAを集めた保管庫というものがある。
保管庫の中の人に感謝を忘れずに読みふけるが良い。それでも物足りなければ、
いっそ自分で書いてみるのも我的には面白いと思うがのう。
Q、お嬢ちゃん賢いねー。ほら、キャラメルをあげよう。
おぉ・・・これがまた美味でな・・・って違うわ!我をあなどるでないぞ
         __
           | |  ̄ `ヽ
         ||_    ` 、 粛清……淘汰……
        __)_∩ `ヽ    l
      〃 ,^i^ ヾ  l   i
     i ,ノノ八)〉  i   i ガッ
 .    ゙ヾl#"-ノゝ  l .人_∧∩
      /ヽソ _ン. ノ<  >Д´)/
       l_/r==l l ´-‐'∨   /
       く/l_ゝ

4 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 06:09:23 ID:ei47iUe80
  【投稿ガイドライン】
1.テキストエディタ等でSSを書く。
2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
 名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
 なお、一回の投稿の最大行数は32行、最大バイト数2048バイトです
3.SSの書き込みが終わったら、名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して、
 自分がアップしたところをリダイレクトする。>>1-3みたいな感じ。
4.基本的にsage進行でお願いします。また、長文uzeeeeeeと言われる
 恐れがあるため、ageる場合はなるべく長文を回した後お願いします。
5.スレッド容量が470KBを超えた時点で、
 ただちに書き込みを中止し、次スレに移行して下さい。

6.書き手の方々へ。
 心構えとして「叩かれても反応が無くても泣かない」位の気概で。
 何を書こうが作者の自由。どんな反応を返そうが読者の自由。
 的確な感想・アドバイスレスをしてくれた人の意見を取り入れ、更なる作品を目指しましょう。

5 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 06:16:00 ID:MjuUp/UB0


>>3
> Q、職人さんのSS投下最中に張ってある支援とか、C、私怨etcってなんですか?荒らし?

連投規制は板全体でカウントされてるわけだから、
支援はこのスレじゃなくて、しりとりスレやコピペスレ、雑談スレみたいに
情報としての重要度が低い他のスレに書き込んであげるのがいいんじゃないかな

6 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 09:46:31 ID:BEwu2IMu0
>>5
そんな支援とかをほかのスレに書き込む意図がわからん
理由がスレの消費を抑える、とかだったらいらないでしょ。
余裕がなくなってくれば、次のスレ立てればいいんだから。
あと、支援してくれているかわざわざほかのスレまで見に行く必要が出てきて、
はっきりいってめんどくさいでしょ、それは。
支援が目に見えるところにあれば、やる気も増すってもんですしね。
メリットなしで、デメリットばっかりやよ。

7 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 10:00:31 ID:dfAaZcth0
>>6
AA系板には連投援護用のスレがあるんだよ。

俺は保守とか援護とかSSの間に入っている方がマジでウザイ
つか読みづらくて邪魔。
所詮保守要員なんだから見えないところで援護してやれw

8 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 10:02:43 ID:3l+a48pZ0
このスレは開始当初荒れる呪いでもかかってるのか?
前スレまだ残ってるからそっちでやれ
【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ8【つよきす】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1135744483/

9 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 11:24:47 ID:dYaEugEM0
>>1乙女カレーを献上
>中の人 毎度毎度乙です

10 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 14:12:40 ID:iD+lj/jY0
>>1

あと中の人乙
もっと早く言いたかったんだが前スレで930踏みそうだったので言えなかった
オレはチキンだorz
というわけで>>1GJ

11 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 19:24:34 ID:sOzdXjsk0
「PS2かー、いいなー」

「どうしたの空也?」

「あ、姉様。これですよこれ」

「なぁに、ゲーム雑誌?興味ないわ……はっ!?」

「驚いたでしょ?俺たちもコンシューマーに出てみた…うわ!?」

「ふ……タカヒロ……随分と、舐めてくれたものね…!」

「あわわわ…姉様の負けん気に火が…!」

ピポポポパポ

「もしもし、摩周クン?今すぐ買収できそうなゲーム制作会社を
リストアップして送って!そう…ええ、ハードはPS2よ」

「あの…姉様?」

「なに?今忙しいんだけど」

「コンシューマーというのはですね、いわゆる18禁じゃないわけで」

「わかっているわよ、それぐらい」

「…釘はうてませんよ?」

「 な ん で す っ て ! ? 」

姉しよPS2、挫折の瞬間であった。

12 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 19:25:49 ID:sOzdXjsk0
まずは小ネタから。そして>>1 乙。

13 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 19:47:47 ID:sOzdXjsk0
「ねえ乙女さん…ボクって、そんなに魅力ないのかな…」

「どうしたんだ、いきなり…レオのことか?」

「ち、ちげーよ!あんなヤツ、もう関係ねーよ!関係、ねーけど…なんか、悔しくて…」

「そうか…実を言うとな蟹沢、私もちょっと、悔しく思ってるんだ」

「え…?乙女さん、も…?」

「まあ、私はレオに対して『姉』としてしか振る舞わなかったからな。
 私の女としての魅力にレオが気づかなかったのも、仕方がないのかもな」

「…ボクも、幼馴染みとしてじゃなくて、フツーに女の子として接してたら…」

「どうだろうな。そこまでは私にはわからないが
 幼馴染みの蟹沢にも、魅力を感じる人間はいると思うぞ」

「へ?なんのこと?」

「まあ、いつかわかるだろう。なあ、伊達?」

「へ?スバル?どこに…って、うわ、いつの間に!?」

「…ちぇ、上手く隠れてるつもりだったんだけどな。乙女さんには、かなわねーや」

「うわ、盗み聞きかよ!汚ぇーぞスバル!罰として、今から何かおごれやー!」

「へいへい…こんなんで、『いつか』が来るのかねぇ」

「きっと、来ると思うぞ。頑張れよ」

14 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 19:48:46 ID:sOzdXjsk0
小ネタ2発目。空気とかは読まないし例によって反省もしない。

15 名前:13の続き :2006/01/27(金) 20:08:02 ID:sOzdXjsk0
「ふう…私も、いい加減お節介というかお人好しというか…
 私も、そろそろ私の『いつか』を探してみるかな…」

「何か呼ばれたような気がして、鮫氷新一、参上しましたっ!」

「いや、呼んでないから!
 お前は違うから!違う…違うはずだっ!」

「いきなり否定っ!?なんだかわからないけどスッゲエ寂しいっす!」

「いや、すまない…って、何を謝っているんだ私は!
 まさかな…まさか…」

「じー(熱い視線)」

「そっ…そんな目で私を見るなぁっ!」

ズドーン!

「あ、ありがとうござい、ま、すぅっ!?」

「こ…こんなのは認めん!やりなおしだっ!」

セーブしますか?

「するかっ!」

16 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 20:08:34 ID:sOzdXjsk0
勢いで続きを書いた。ちょっと後悔した。

17 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 20:28:36 ID:78HTrmuS0
>>11 >>13 >>15

GJ!
ちょっと良い話っぽい>>13から>>15への落差がw
フカヒレカワイソスww

18 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 20:49:21 ID:rL/NvdiI0
>>11のラスト3行でハゲワロス
GJ!


19 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/27(金) 21:57:01 ID:WO1B8EfU0
>>11
ラストがキートン山田の声でナレーションされたw

まとめてGJ!

20 名前:犯人はだれだ!2nd(1) :2006/01/27(金) 22:23:45 ID:iBlSaB4k0
「あ〜あ、遅くなっちゃったな〜」
ちょっと用事で学校にいたんだけど、すっかり辺りが暗くなっちゃったよ〜。
さっさと帰って晩御飯食べて、お笑い番組見て、くーやとベタベタしたいよ〜。
「今日は近道を使おうかな〜」
普通は通らない近道。
広い公園を突っ切って行くんだけど、ここってちょっと不気味なんだよね〜。
電灯が少ないから暗くて困るよ〜。
しかもエッチなことしてるカップルとかもちらほらいるから、青少年の教育には良くないよ〜。
でも、ここを使わないとお笑い番組に間に合わないしな〜。
くーやも待ってるし…
「大丈夫だよね〜」
特に気にもしないで公園に入ったけど、やっぱり人が少なくて気味が悪いね〜。
そういえば前にクラスの誰かが痴漢にあったような気がするよ〜。
物騒な世の中だね〜。
そんなことを考えていると…
突然サングラスにロングコートの変質者が現れたよ〜!
「きゃ〜!」
きっとそれはそれは恥ずかしいことをしてくるんだろうね〜。
こうなったら鞄に忍ばせておいたスタンガンで…
「えいっ!」
「おっと」
そんな、不意を突いたのにあっさりとかわされちゃった。
「フフフ…」
「きゃ〜!く〜や〜!」

21 名前:犯人はだれだ!2nd(2) :2006/01/27(金) 22:25:17 ID:iBlSaB4k0
もうみんな夕メシ食べちゃったけど、うみゃのやつはまだ帰ってこない。
そりゃたまには帰りが遅くなることもあるけど、いつもは前もって連絡してるしね。
モエは心配してオロオロしてるし、クーヤも気が気じゃないみたいだ。
「まさか誘拐とかされたんじゃないだろうな…」
「ふむぅ…しかし、うみが誘拐されるとはあまり考えられんがなぁ」
そりゃ言えてる。
うみゃなら、どんな手を使ってでも切り抜けるからね。
でも、さすがにここまで遅いと心配だにゃー。
「ただいま〜…」
あ、ようやく帰ってきた。
さっそくモエがうみゃを出迎えに行ったよ。
「海、大丈夫か!?ケガはない!?」
「あはは、大丈夫だよ、巴お姉ちゃん…」
なんだか元気がないにゃー。
これは絶対何かあったね。
こんな様子のうみゃを見るのは久しぶりだよ。
つーか、これで何もなかったらおかしいよ。
「うみゃ、この瀬芦理お姉さんに言ってみ?アタシがうみゃの悩みを解決してやろうじゃないか!」
「瀬芦理姉さんに言ったら、余計こじれそう…(ボソリ)」
む、タカのやつめ。
お姉さんにそんなこと言っちゃうか。
「そんな失礼なことを言うのはこの口かー?」
「ひはいひはい!」
うりうり、口が倍になるぐらいほっぺたを引っ張ってやる。
「…それじゃ、聞いてくれる?」
「ん、いーよ。どーんときなさい!」
「実は…」

22 名前:犯人はだれだ!2nd(3) :2006/01/27(金) 22:26:52 ID:iBlSaB4k0
「痴漢にあった!?」
「そ〜だよ〜。でもね、とりあえず何もされなかったんだ〜」
「どういうことなの?」
ありゃ、寝ていた要芽姉まで出てきちゃったよ。
「えっとね、『く〜や〜!』って叫んだら、急にビックリしてどっかに行っちゃったんだ〜」
なんだろ、変な痴漢だにゃー。
よし、犯人はわかったぞ!
「クーヤ、アンタでしょ。自分の名前を呼ばれて焦っちゃったんじゃないの?」
「いいっ!?」
「イカ、まさかアンタ…よりによって自分の姉に痴漢を…」
「違ぁぁう!そんなしょうもないことするか!大体、痴漢は中学の時で卒業したさ!」

ひゅぅぅぅぅぅぅ…

「し、しまった!あの…その…」
「容疑者確保。前科持ちと判明」
「わー!待った待った!ずっとみんなと一緒に家にいたじゃないか!俺が犯人なわけないだろ!」
一瞬にして時間が止まっちゃったね。
なんかひなのんがメチャメチャ怖いオーラを発しているんだけど…
「くうやよ」
「は、はいっ」
「1週間の外出禁止を命ずる」
「で、でも…」
「口答えは許さん」
「…はい」
クーヤのやつ、しょんぼりしちゃった。
まー、この程度で済んだんだからガマンするこったね。

23 名前:犯人はだれだ!2nd(4) :2006/01/27(金) 22:30:17 ID:iBlSaB4k0
「でもさ、クーヤの名前を叫んだ途端に驚いて逃げていったってのは妙だよね」
「そうね…まさかとは思うけど、顔見知りの犯行ということはないかしら?」
「それはかんがえすぎではないかのう」
うーん、どうなんだろうなぁ。
そう考えるのは難しいけど、可能性がないこともないね。
「実はね、そこって最近になって痴漢が出てるんだよ〜。
 クラスの子も、何人か襲われちゃったって聞いたんだ〜」
ありゃりゃ、だったら大変だ。
さすがになんとかしてあげないと…
「それにしてもショックだよ〜」
「怖かったろうに…よしよし」
「違うよ、巴お姉ちゃ〜ん。仕留め損なったのがショックなんだよ〜」
「そ、そうなのか」
「次は絶対仕留めてやるんだ〜」
そう言って、ぐっと握り拳を固めるうみゃ。
やっぱりそれほど心配する必要はなかったね。
もう立ち直ってるよ。
「何よりも許せないのは、その痴漢魔よね。女の敵よ!」
「まったくだわ。汚らわしい」
「う、うん…そうだね」
「よもや家族まで巻き込もうとは…これはもはや捨ておけぬ」
「よし、ここはアタシに任せて!犯人はアタシが必ず捕まえてみせる!柊瀬芦理の名にかけて!」
「うむ!せろりよ、その腕を存分に振るうがいい!」
おーし、ひなのんのお墨付きももらったし、さっそく明日から捜査開始だ!

24 名前:犯人はだれだ!2nd(5) :2006/01/27(金) 22:33:27 ID:iBlSaB4k0
今朝はすっきりとした青空、行動を起こすのに絶好の天気だね。
それでは、張り切っていってみよー!
今日は要芽姉の推理を考えて、顔見知り犯行説で調べてみるか。
まずはマシューからってことで、事務所まで行ってみようかね。

「むぅ、それはなんと破廉恥な!そのような輩は許せませんな」
「事情はわかった?でさ、昨日は何してたの?」
「アリバイですか…昨日は秋山さんとお食事に行ってましたよ。
 今月は食費が厳しいらしいので…」
「そーなの?」
「ええ!それがもうおいしくておいしくて…
 健太のために、タッパーに入れて持って帰ろうとしたら怒られちゃいました」
うわー、それってメチャメチャ高いところじゃないの…太っ腹なことで。
とりあえず、そういうことならマシューはウラもとれたから除外か。
とは言っても、マシューはそんなことするような奴じゃないしね。
じゃー次だ次!確かクーヤの親父がこっちに来ていたはず…

「それで、調べているというわけか…」
「そ。アンタだったらさー、いかにもってカンジだから、アタシもアヤシイと思ってんの」
「ふっ…そんなくだらんことは中学の時に卒業したさ」
やっぱり親子だ…しかも堂々と言ってるあたり、さすがとしか言いようがないね。
「大体、昨日はこっちにはいなかったぞ。この女に連絡してみろ。ウラがとれるはずだ」
そう言って、メモを渡してきた。
女の名前と携帯の電話番号が書いてある。
自信満々みたいだし、コイツは犯人じゃないような気がするにゃー。
あとでそこに連絡してみたけど、どうやらアリバイは確かなようだね。
クーヤの友達のダンチョーってやつはもう沖縄に帰ったしなぁ。
ショウは仕事が忙しくてここのところ家に帰ってないし…

25 名前:犯人はだれだ!2nd(6) :2006/01/27(金) 22:36:48 ID:iBlSaB4k0
その日の晩、アタシは今日の捜査結果を夕メシの時に報告した。
早い話、有力な手がかりはゼロ。
そんなにトントン拍子で進むわけないけどね。
「というわけで、顔見知りじゃないと思うんだよね」
「そう…知り合いにそんなのがいても困るけどね」
「そうだのう。ここはひとつ、おとり捜査をするのはどうだ?」
「アタシもそれを考えてたんだけどね、おとりを誰にやってもらおうかなーって」
うみゃは当然ダメだし、ひなのんとタカは体形で論外。モエは見た目が怖いからアウト。
クーヤはある意味いけるかもしれないけど、ひなのんの命令があるから無理だしなー。
「そこで、要芽姉の出番というわけですよ」
「私はしないわよ。そんな汚らわしい奴の相手など…!」
あ、怒らせちゃった…
こうなったら要芽姉はダメだね。
でも、要芽姉は少し考えてから、一つの案を話し出した。
「…ならば、いるかはどう?アレなら別に襲われても問題ないわ」
「あ、それいいかも」
何だかヒドイこと言ってるような気もするけど、ここはスルーしちゃえ。
「連絡しておくわ。明日の夜、例の公園ね?」
「うん」
よしよし、おとりの準備はなんとかなりそうだね。
痴漢が出てくるとは限らないけど、何事もやってみないと。
「お、俺も行くよ!」
「んー、人手はほしいとこだけど、クーヤはひなのんの命令があるからダメ。
 今回はアタシ達に任せときなさいって」

26 名前:犯人はだれだ!2nd(7) :2006/01/27(金) 22:39:45 ID:iBlSaB4k0
その次の日の夜、クーヤを除いて全員が公園に集合した。
「わ、私がおとりで大丈夫でしょうか…」
「大丈夫だって。ちゃんとアタシ達が影で見張っておくから」
「いいからさっさと行けよ」
「は、はいっ!秋山いるか、吶喊します!」
そう言ってトコトコと公園の中に入っていった。
声は良かったけど、さすがに足どりが悪いなぁ。
だいぶ緊張してるんじゃないかな?
よし、それじゃ周辺の警戒をしっかりとしておかなくちゃね。
アタシと要芽姉、モエとうみゃ、ひなのんとタカのチームに分かれて、それぞれが配置についた。
アタシ達はエサを影から護衛。
ひなのん達とモエ達はしげみを動き回りつつ、怪しい奴のチェックだ。
それにしても、本当に人の少ない公園だね。
暗くてちょっと不気味だし、そのせいかエッチなことしてるやつまでいるし。
だから痴漢が出ても大げさに騒がないのかなー。
おっと、そうしているうちにひなのん達から連絡がきたよ。
「せろりよ、怪しい人間がいたぞ」
「サングラスにロングコート、間違いないわ」
「よっしゃ、ひなのん達はそのままそいつを監視しといて。見つからないように気をつけて。
 エサにかかったら、一気にとっつかまえるよ」
「うむ、任せておけ」
そうは言っても、あの二人じゃどう考えても無理だよねー。
まぁエサにさえかかればこっちのもんだからね。
モエ達にも連絡をしておいて、あとは獲物を待つのみ。
要芽姉もどうやら問題の奴を見つけたみたいだ。
「瀬芦理、いるかに誰かが近づいてきたわ。海の言っていた特徴と一致するわね」
「おっ、アイツか。よーし、現行犯逮捕でいくよ」

27 名前:犯人はだれだ!2nd(8) :2006/01/27(金) 22:43:02 ID:iBlSaB4k0
はわわ、夜の公園って本当に不気味ですねー。
お姉様に連れられて、裸にされて野外プレイしたときは本当にドキドキでしたよ。
声は出せないし、いつ人に見られるかわからないし…
でも、それが快感に変わっていくんですけどねー。
それにしても、本当に痴漢が出てくるんでしょうか…
「お嬢さん、こんなところで一人でいるのは危険ですよ」
紳士のような声で後ろから話しかけられました。
ゆっくりと振り返ると…
「きゃー!!」
あからさまな変質者ですよー!
サングラスにロングコート、特徴とバッチリ一致しちゃってますよ!
もしかしてアレですか!?
『やらないか?』ですか!?
『俺のここを見てどう思う?』ですかー!?
どうしましょう、どうしましょうー!
「と、とりあえずここは健太に電話を…あーっ!電池がないー!」
「ふふふ、さぁお嬢さん…」
これはマズイですよ、いるかの一世一代の大ピンチですよ!
もうダメかと思ったその時…
「今だー!いけー!」
まわりから一気に皆さんが駆けつけてくれました!
変質者さんは慌てふためいた後、瀬芦理さんから頭に一撃を受けてダウン。
全員からさらにタコ殴り。
仕上げに布団と荒縄でぐるぐる巻きにされて、完全に身動き一つ取れない状態になりました。
すぐに私は、お姉様に泣きついて行きましたよ。
「お姉様ぁー!怖かったですよー!」
「いるか…なぜ襲われなかったの?そのほうが面白かったのに…」
あのー…冗談ですよね?なんでそんなにガッカリしてるんですか?

28 名前:犯人はだれだ!2nd(9) :2006/01/27(金) 22:45:42 ID:iBlSaB4k0
捕まえた犯人の正体に、アタシ達は開いた口が塞がらなかった。
「まさか親父殿だったとは…」
そう、なんとショウのやつだったんだ。
要芽姉の顔見知り犯行説は正しかったってことだ。
「なんでお父さんがこんなことしたの〜?」
「い、いやな。お母さんとした野外痴漢プレイの感触が忘れられなくてつい…
 でも、ワシは最後までやってないぞ!?ちょっとタッチしたぐらいだけだぞ!?」
…どうしようか、コレ。
さすがのモエも、今回ばかりは目が冷たいね。
「というわけでひなのん、判決を」
「うむ。くうやが1週間の外出禁止だが…これはそれよりもさらに罰を重くせねばな」
「なんで!?どうして!?パパにやさしくしてよ!」
「馬鹿は言ってはなりませぬ。親父殿はうみまでも、その毒牙にかけようとしたことをお忘れか!?
 もはや呆れて物も言えぬわ!」
「おかげで私、心に30針は縫えるぐらいの傷を負ったよ〜(・ε・)」
なんだか余裕が現れてるような言い方だにゃー。
実際、今の乱闘で容赦なくスタンガン押し当ててたし。
「へ?それはワシじゃ…」
「言い訳は無用!まずは連れて帰ろうか。判決は家で言い渡すこととしよう。
 親父殿、警察に通報しないだけでも良かったと思ってもらいたいですな」

家に帰ってからアタシとモエでせっせと庭に穴を掘り、そこにショウを頭だけ残して埋めた。
そしてそのすぐ隣に『馬鹿の末路』と書いた立て札を打ち込んで終了。
これを1ヶ月続けるのがひなのんの判決だ。
会社には『修行に行った』と連絡しておいた。
めでたしめでたし…とはいかない、後味の悪い事件だったにゃー。

29 名前:犯人はだれだ!2nd(オマケ) :2006/01/27(金) 22:48:42 ID:iBlSaB4k0
2週間後…
「話は聞いたぞ。いいザマだな、翔よ」
「なんだ、お前か。まぁ、今回はワシが全部悪いから仕方ないけどな」
「フッ…くだらんことをするからだ」
「そういえば、雛乃が変なことを言っておったな。ワシが海を襲ったとかなんとか…」
「ああ、それか。お前には真実を話してやるとするか…
 簡単に言うと、お前は濡れ衣を着せられたってことだな」
「どういうことだ?」
「知っているとは思うが、お前のところの瀬芦理が痴漢を調べていたのだ。
 俺のところにも来たんだが、俺はその時間に女に会っていたとアリバイを説明した。
 実際は襲われていた時間に、俺は女になど会っていなかったのだがな」
「ほう…」
「その女に前もってアリバイを偽装するように仕向けていたことに気がつかなかったようだな」
「ま、まさか…」
「そう、お前のところの娘を襲ったのは俺だ。
 もっとも、相手はどこの誰でも良かったし、暗かったので最初は気づかなかったが…
 しかし、空也の名前を聞いてしまったから、俺はあせったよ。一応、友人の娘だからな」
「き、貴様…ワシははめられたというわけか?」
「ふっ、結果的にそうなっただけにすぎん。俺の運が良かったということだ。
 もう俺に疑惑の目が来ることもあるまい。それじゃあ、船に間に合わなくなるのでな」
「く、くそっ!動けん!このバカタレー!お前なんぞ自転車にはねられちまえー!」
「ハッハッハ、お前にできるのはせいぜいそれぐらい…」
(ガシャン!)
「ぐほあ!」
「あ、なんだ来てたのか。悪い悪い、轢いちまって。いきなり出てくるんじゃねーよ」
「うぐぐぐぐ…こ、腰が…」
「ピーナッツよ」
「あん?」
「ナイスだ」

30 名前:シンイチ :2006/01/27(金) 22:56:51 ID:iBlSaB4k0
姉しよSSを久しぶりに書きました。
最近はあまり姉しよSSを書く人がいなくなってきたので。
題名に『2nd』とついてますが、最初のは随分と前に投下しました。
次もできれば姉しよでいきたいなぁ…

31 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 00:06:26 ID:P+NiRNK40
>>15ロードするぜ〜

>>30相変わらずGJなんだが姉しよやってない俺には最後の「ピーナッツ」がわからない

32 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 00:16:49 ID:+/9vbJg+0
翔は空也のことをピーナッツと呼ぶだろ
>31は姉しよ2をやり直してきなさい

33 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 01:34:02 ID:l4E0GheTO
>>15
セーブしたらどうなんの…
GJ

>>30
絶対親父殿だと思ったんだけどなあ
GJ

ええい全員GJ!

34 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 09:07:21 ID:z1zer7Ig0
じ〜じぇい

35 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 10:29:58 ID:P+NiRNK40
603 :恐るべき讃岐うどん :2006/01/28(土) 02:25:19 ID:nw1iB4Rr0
 </&"⌒&^>、  
  ノノ(从i')リ'ゝト )  
 (( l、^ ワ゚ iリ  ノノ
 ノノ ⊂(公(つ ((  逆向き、需要あるかな?
    〈l_ヾ>
    i_/ J


36 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 10:30:48 ID:P+NiRNK40
609 :恐るべき讃岐うどん :2006/01/28(土) 02:39:50 ID:nw1iB4Rr0
  </&"⌒&^>、  
  ノノ(从i')リ'ゝト )    大活躍してます
  (( l、゚ ワ゚ iリ ノノ
  ノノ ⊂(公と)(( 
     〈l_ヾ>
     i_/ J


37 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 10:32:31 ID:P+NiRNK40
68 :名無しさん@ピンキー:2006/01/27(金) 01:11:19 ID:CizaxZ4v0
>>50-52ネタバレしすぎw まとめるとこんな感じか

レオ・近衛ちゃんの同級生女Aが顔をカッターで刻まれるというひどいイジメを受ける
→親友の近衛ちゃんが阻止
→近衛ちゃんが囲まれる
→レオ乱入
→二人がひやかされ、近衛ちゃんがつい「レオなんか嫌い」と発言、
 レオ傷つき、それ以来近衛ちゃんはレオに礼を言い損ねている
→ちょっと気になってた近衛ちゃんに嫌われたと思い、レオはヘタレ化、
 近衛ちゃんはそんなレオに苛立ち、レオが昔からなりたがっていた正義の味方を一人で目指す


38 名前:おバカに その3の1 :2006/01/28(土) 11:51:10 ID:MZIukEiI0
ある日の四時限終了目前、俺はいかにしてこの危機を脱するか考えていた。
というのも今、女子連中が調理実習をしているからだ。
すなわちそれはカニの作ったものを食わされるという事実に他ならないわけで。
俺は、チャイムと同時に逃走を図るべく、いつでも動けるように準備をしていた。
そして、授業終了の声がかかり、チャイムがなった瞬間に立ち上がり駆け出した。
対馬レオはにげだした。
「よ〜し、まだレオいるな。こっちコイ」
しかし回り込まれた。
あっさりつかまりました。というか、そもそもカニと俺では機動力が違いすぎる。
どうも教室まで持ってこられるような(クッキーのような)料理ではないらしく、
実習室まで引っ張られてしまった。
そこに用意された料理は、
火にかけてもいないのになぜかボコボコと泡立ち、
何かよくわからない生物の細い足のようなものが見え隠れする、
はっきりいって食えるのかこれというような代物だった。
「なぁカニ、一応聞くがこれなんて料理だ?」
「見てわかんないのかよ、ビーフカタストロフだよ」
待て、とりあえず待て。
「ちょ、カタストロフって、何だその食ったら昇天しそうなネーミングは!?
 普通、ビーフストロガノフだろ」
「そっか? 大してちがわねーって。まぁいいじゃん、
 せっかく連れてきてやったんだからありがたく食えよな」
間違いを指摘してやるがカニはまったく取り合わない。
あっという間にカニはそれを皿に盛り、俺の前に差し出した。
期待に満ちた表情でこちらを見るカニだが、こっちは体が震えてそれどころじゃない。
何だこのプレッシャーは! シャ○か!?

39 名前:おバカに その3の2 :2006/01/28(土) 11:51:58 ID:MZIukEiI0
それを前に俺が躊躇していると、痺れを切らしたのかカニが暴挙に打って出た。
スプーンにそれを乗せて突き出してきたのだ。
「早く食えよな。その、ボクが、あ、あ〜んしてやるから。ほら、あ、あ、あ〜ん」
さすがに恥ずかしいのか頬を染める姿がかわいらし……じゃなくて、
今、スプーンからちょっとこぼれた雫が床に落ちた瞬間、ジュッとか言って床が溶けて穴が開いたぞ、おい。
あまりの事態に唖然として口をあんぐりとさせてしまうと、
それを「あ〜ん」に了承したと取ったカニが、
ものすごくうれしそうな笑顔でスプーンを俺の口に突っ込んできた。
やばい、死ねる。いろんな意味で。
「!!!?!!?!!」
声にならない悲鳴を上げた俺は、今の俺には君の笑顔は眩しすぎるぜ、なんてバカな考えを最後に、
一気に意識を暗転させていくのだった。


ちなみに、あとで聞いた話によると、スバルとフカヒレも犠牲になったらしい。

40 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 11:53:04 ID:MZIukEiI0
今回はカニに、某お父さんの作った伝説の料理を作っていただきました。
ジャイアンシチューとどっちがやばいかなこれ。
当初はバカをやりつつも健気なカニを書いていたはずなのに、影も形もない。謎だ。

41 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 12:10:26 ID:l4E0GheTO
>>40ビーフカタストロフ
怖すぎるよ GJ
恐るべき蟹沢きぬ


42 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 14:33:46 ID:cdr5+RZb0
>>40ビーフカタストロフ
その才能に嫉妬

43 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:30:43 ID:FyOeQ8vH0
GJ!即死エンド以外で最凶かと。

44 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:35:37 ID:FyOeQ8vH0
ss投下します。

45 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:37:06 ID:l4E0GheTO
支援

46 名前:さざ波のおと 1/9 :2006/01/28(土) 16:38:45 ID:FyOeQ8vH0
ある日のこと。
俺と乙女さんは放課後、商店街に日用品の買い足しに行った。
「乙女さん、 荷物持つよ」
「そうか、 頼もしくなったな、お前も、私はうれしいぞ」
油の入ったスーパーの袋を貰い受ける。

この半年、乙女さとの修行は過酷さを極めた。
先週土日の滝修行は本当に泣きそうだった。
外気水温共に二℃、真冬の寒さが身体を切り裂くかと思った。
でもここまで継続したおかげで自分は強くなった。
最近の変化としては今年新調した制服が入らなくなり、
この前今の身体より2サイズ大きい征服を注文したばかりだ。
もちろん乙女さん同伴、乙女さん俺の身体をどこまで大きくするつもりだろ。
俺的には入らなくなったYシャツを来てわざと第二ボタン
まで開けて、ワイルドさをアピールしたいが、
乙女さんにそのことを言ったら、
「お前、 そんなだらしない格好で校内を歩く気か。
大体その胸筋を見せ付けてほかの女がお前にほれたりしたらどうするんだ」
怒られた。
「じゃあ、 乙女さんこの胸筋嫌い?」
俺が指を指して聞く。
「いや…… だから私は…、
だってそれを見せるのは別に私だけでいいじゃないか」
乙女さんのほほは赤く染め上がる。
かわい過ぎるよ乙女さん。

「何さっきからにやついてるんだ?」
「乙女さんがかわいいから、つい」
「お前、人前でなんてことを……、
くすっ! お前ほんとにお姉ちゃんっ子だな」
ほんとのことだよ乙女さん。


47 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:40:04 ID:Bb16DZeo0
sien

48 名前:さざ波のおと 2/9 :2006/01/28(土) 16:41:26 ID:NJimm3Il0
品行方正なカップルである俺たちでもトラブルに巻き込まれる事はある。
正確に言えば片方がトラブルを吸い寄せている気がする。
残念なことにもうそのトラブルの種は俺の視界に入っていた。
「乙女さん、 あそこの和菓子屋で豆大福買ってこうよ」
「ああ、あそこの豆大福は私も大好きだ、
お前、 豆大福が食べたかったのか、なかなかの策士だな」
乙女さんの食い意地は底知れないな。
俺が和菓子屋に向かうため右に曲がろうとした時
乙女さんはぎゅっと握ってる手に力を込めた。
「乙女さん! 」
「レオ、 私があの不良の集団に気づいてないと思ったか、
今日は機嫌がいいが見逃すことはできない、どっかへ
移動させないと行き来の邪魔になる」
「でも、 あれはただの不良じゃないっぽいよ、
なんとなく目がうつろだし、危ないよ、乙女さん」
「大丈夫だ、 いざとなったら実力行使、
心配は要らない」
乙女さんは持っている袋を俺にあずけ、
不良の元へ駆けていった。
もうこうなったら俺にはどうしようもない。
これが乙女さんが乙女さんたる所以
まっすぐで頑固で、でもやさしくて
面倒見のいい自慢のお姉さん。
シスコンもまんざらではないかも。

あの制服この近くの高校ではないな。
「おい! お前らそこで何をしている」
「何って、ただ酒盛りしてるだけだよ」
「なんだと! なぜお前ら高校生が昼間から、
しかも道路で酒盛りをしているんだ、
早く学校へ行け、それができないなら
早くそこをどいて家へ帰れ、ここにいたら邪魔なんだぞ」

49 名前:さざ波のおと 3/9 :2006/01/28(土) 16:42:50 ID:NJimm3Il0
酒臭い。今まででもかなりたちの悪いほうだ。
「じゃまだぁ、お前だって高校生だろ、
ふざけんなよ、俺らはなぁ、みんなから邪魔に
されてよう、ようやくここにたどり着いたんだよ、
そうだろみんなぁ、何様なんだよっ、貴様っ!」
目の前の男は私の制服のネクタイをつかんだ。
ヒューヒューあっちゃんかっこいい。
周りの男たちは声援を送る。
こいつらもう許してはおけない。
「何様とは何だ、学生はつつましく、学生の本分を
なすの務めだろ、どこで邪魔にされたか知らないが、
こんなところでよがって酒盛りをするのはやめろ、
はずかしくないのか!とっととここをどけっっ!」
目の前の男の額からぶわっと汗が吹き出た。
普通なら目を背けたり逃げ出したりするところだが
もはやこの男も正気ではないのだろう。
「じゃあ、ここをどかないっていったらどうなるんだ?」
「無論、 実力行使だ、」
もう腰がぬけているじゃないか、無理をして。

なんか今、すごい怒りのオーラと共に乙女さんの
髪の毛が全部立った気がする。
大丈夫だろうか。心配だな。
乙女さんの前の男がなんか気になるので
目を凝らしてみる。
あいつ乙女さんの真後ろのやつにアイコンタクト
送ってないか?
何か腰の辺りぽんぽんたたいてるし、
後ろのやつ腰の辺りにこぶし二つ分くらいの皮袋がある。



50 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:44:35 ID:l4E0GheTO
志遠

51 名前:さざ波のおと 4/9 :2006/01/28(土) 16:45:36 ID:NJimm3Il0
もしかして、あれ?バタフライナイフじゃないか?
ふざけんなよ。乙女さんがあぶない。

「へー、じゃあお前一人で俺たち9人と戦おうってわけ」
「もちろんだ、私の言うことをきかないいうのなら
野放しにしとくわけにもいくまい」
なんだこいつら、なんでこんな余裕でいられるんだ。
「なら、 仕方ないヒロシやっちまいなぁー! 」
なにっ! 視界にナイフを引き抜く男の姿が映った。
「乙女さん! 、 あぶない!」

ぐさっっ!
「ぐあぁっ!」

世界が暗転した。
目の前でレオが倒れこむ。
きゃああぁぁーーーーーーー。
血飛沫とともに周りから悲鳴が聞こえた。
どうしてレオ、私をかばって、そうか
レオにははじめからナイフが見えてたんだ。
だから。
「ちがう、ちがうんだ、俺は脅しのつもりでそいつの喉元を、」
「きさまっーーーっ!よくもレオをっ!」
ボコッ!
骨を砕く感触を手の甲に感じた。
「逃げろ、逃げるんだ。」
「逃がすか!」
「やめるんだ乙女さん、あいつらはまだナイフを持ってるかもしれない」
「レオ……、 大丈夫か、レオ、ひどい、骨が見えている、くっそ!」
私は制服を破いてレオの右腕に巻きつけた。


52 名前:さざ波のおと 5/9 :2006/01/28(土) 16:46:52 ID:FyOeQ8vH0
だめだ。血が止まらない。
すまない、レオ。私があいつらを注意したばっかりに。
レオを抱きかかえる。腕に巻いた布はみるみる赤く染まり、
額には玉のような汗が。
「はあ……、はあぁ、、はあぁ……」
「レオ、大丈夫か、返事をしてくれ、」
「乙女さん、ちょっと待って、」
レオは使える左手でポケットを探り携帯を取り出していじりはじめた。
「つながった、乙女さん、スバルに状況を説明して、」
「もしもし乙女さん、どうした?」
「伊達、レオが不良にナイフで刺された、傷はかなりひどい
たのむ、力を貸してくれ。」
「なんだってっ! わかった、いまどこにいる」
「松笠中央駅前だ。」
「そうか、そこから1,5キロ北に行くと陸上部でおせわになってる
でっかい病院がある。そこまでレオを担いで走ってくれ。
おれも二人をつれてすぐ行く。」
そうだ、救急車なんて待っていられない。
「れお、少しの間だ、我慢してくれ」

病院にて
「しっかし、いきなりレオがナイフで刺されたってきいたから
僕はてっきりかつあげにあって刺されたと思ったよ、
なんだかんだいってこいつシスコン&へたれだかんな。」
「それが、なんと乙女さんをかばって間合いにとびこんだとはねぇ、
こいつ、熱血なんだか馬鹿なんだかわかんねぇよ、」
「熱血バカだ、しかし、大事に至らなくてよかったぜ、
手術のあと、痛み止めと麻酔薬を打ったけど、
あしたには元気になるってよ」



53 名前:さざ波のおと 6/9 :2006/01/28(土) 16:48:42 ID:FyOeQ8vH0
すまなかったみんな、急な心配をかけて、」
「いいってことよ、レオは無事だったわけだし、」
「そうだよ、乙女さん、だって勝手に飛び込んだのこいつじゃん
乙女さんはぜんぜん悪くないよ」
ゲシゲシと蟹沢がレオの足をたたいている。
レオはさっきから薄目を開けたまま動かない。
まるで人形が寝ているみたいだ。

風がはいってきているな。
そうか、ドアを閉め忘れていたな、私としたことが、

あっ!……あいつは!さっきの!
廊下の先にはさっき私が殴り倒した男がかえりの支度をしていた。
警察官の横で。
そうか、同じ病院だったのか、なぜか肩の力が抜けてしまった。

「…とめさん、乙女さん」
蟹沢が呼んでいる。
「なんだ、蟹沢」
「元気だしなって、別に乙女さんがわるいわけじゃねえじゃんよ。」
「いや、私が悪い。」
「えっ!」
「確かに乙女さんに責任がないわけではない。」
「やめろよ、スバル、そんないい方ないだろ」
「いいんだ、鮫氷、事件に巻き込んだのは私だ。
いまレオを刺した男が警察に連行されている。」
「なんだって、それチャンスじゃん、いまのうちに
デストロイしちゃおうぜ、」
「だめだ、蟹沢、あとは警察に任せよう」



54 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:49:33 ID:l4E0GheTO
紫炎

55 名前:さざ波のおと 7/9 :2006/01/28(土) 16:51:13 ID:FyOeQ8vH0
「なんでだよ、乙女さん、敵は目の前にいるじゃん
レオの敵を討つならいまだよ、なあスバル、フカヒレ」
「気持ちはわからんでもない。」
二人は黙ってしまった。
「話は聞いたぞ」
ガラッ
館長!
「ヘイぞーじゃん。 なんでここにいんだよ
まさかレオのことを聞いて空を飛んできたとか、」
「そうではない、 もともとこの病院はわしの
かかりつけなのだ。 しかしおどろいたわい。
院長と酒を酌み交わしていたところうちの生徒が
運び込まれて、それが対馬だったとはな、
鉄、いろいろたいへんだったな」
「いえ、 ねぎらう労をした覚えはありません。
原因を作ったのは私ですから」
「そう、 自分を責めるな、鉄、
もしかしてと思うが、敵を討つか迷っておるのか?」
「……はい」
「そうか、 ならばここから3キロ西にある竹林にいくがよい。
そこでじっくり考えろ、そうすれば答えは自ずと見えてくる」
「何、そこにいけばなにかあんのか、ヘイゾー」
「何もない」
「なんだよ、それー」
「蟹沢、鉄の気持ちを察してやれ。
この件で一番悔しい思いをしているのは鉄だ。
いま、鉄には一人になる時間が必要なのだ」
「う」
 

56 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:52:46 ID:nHRJBNJN0
C

57 名前:さざ波のおと 8/9 :2006/01/28(土) 16:53:26 ID:NJimm3Il0
 私が見つけたい答え。
「ありがとうございます。館長、ではお先に失礼します」
「ああ、おおいに悩め、鉄よ」

(ここか)
薄暗い道を踏み込んでいく。
ここでは視覚はあまり頼りにならネいかもしれないと乙女は思った。
(冬の夜は寒い。ここに来てほんとによかったのだろうか。)
竹は夜の風に葉をこすり合わせる音で答えた。
乙女は枯葉のじゅうたんの上を進んでいく。
一歩一歩軽い音が乙女の耳をくすぐった。
ほのかな竹の香り、ふくろうの鳴き声、肌に触れる冷気に
乙女は包まれていた。
竹林は一人の傷ついた少女を向かい入れたのだ。
そして竹の葉の歌声は優しく乙女の心を癒し続けた。
しばらく歩くとぽっかりと開いた空間に出た。
乙女はそこの真ん中に陣取りねっころがった。
「すまない、レオ。私はお前を守ることができなかった」
枯葉を数枚むしりとる。
「なにが鉄だ、なにが武士に誇りだ、
結局一番大切な人を私は守れなかったじゃないか」
こぶしを地面にたたきつける。
すると周りの竹には数十の亀裂が走った。
「乙女さん、 一緒に帰ろう」
乙女は立ち上がる。



58 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:56:46 ID:l4E0GheTO
紙円

59 名前:さざ波のおと 9/9 :2006/01/28(土) 16:58:53 ID:NJimm3Il0
「レオ、 どこにいるんだ、レオ。私を迎えにきてくれたのかー」
竹林は答えない。ざわざわと鳴り響く以外は。
「あー、いないんだ」
再びねっころがって今度は夜空を見上げた。夜空には満月がぼんやり浮かんでいた。
ざわざわ、ざわざわ、……
(このおと、何かに似ているな)
しばし考える。
「そうか、波の音か」
乙女はすぐに烏賊島を思い浮かべた。
(あそこはレオと初めてキスをした場所。特訓で熟睡したレオのほほに軽くキスをした。
かわいかった、愛おしかった。)
「レオ……レオ…」
(いつもならこうやってお前を抱きしめていただろうに)
「レオ、私は今お前が愛おしいぞ、、とてもいとおしい」
五分後乙女は寝息を立てていた。
そのころには乙女のほほに一筋の雫がつたっていた。



60 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 16:59:59 ID:l4E0GheTO
姉宴

61 名前:さざ波のおと おまけ1 :2006/01/28(土) 17:01:45 ID:NJimm3Il0
「乙女さん乙女さん」
「……うぅっ」
何でこの人は真冬にこんなところでねれるんだろ。
「……レオ、本当にレオなのか?」
「そうだよ」
乙女さんはいきなり俺に抱きついて押したおした。
「心配したじゃないか…… 心配したんだぞ、もしものことがあったらって。
お前にもしものことがあったら私は……私は……」
俺は乙女さんの目を人差し指でぬぐった。
「大丈夫だよ、乙女さんもうなんともないから」
「それは本当か」
実際そうでもないけど。
「だから帰ろう、俺たちの家に」
乙女さんは安心してため息をついた。
「そうだな、とりあえず腹が減ったな、よし今日は
お姉ちゃんが奢ってやる」
俺たちは出口へ向かって歩き始めた。
竹林は名残惜しそうな歌で俺たちを見送っていた。

62 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 17:04:16 ID:l4E0GheTO
>>61なかなかよかった
だかSSに暗号を混ぜるのは感心しねえなあ
まあなにはともあれGJ

63 名前:さざ波のおと おまけ2 :2006/01/28(土) 17:04:24 ID:NJimm3Il0
「あ、 出てきた、なんだ二人とも元気そうじゃん」
「だからいったろ、しかしまぁ、あの二人この距離にいても気づかないんだな」
「いいなぁ、いいなぁ、すっごくいいなぁ」
「ああ、心配して損しちゃった、ほんと迷惑なシスコンとブラコンね」
「でも、あのふたりすごく似たもの同士のような気がするよ」
「対馬先輩が鉄先輩に似てるんじゃありませんか」
「おっ、いつからそこにいたんだココナッツ、あそこ(竹林)にお前の
仲間が待ってるぜ、仲間に入れてもらえよ」
「うるさい!かにの分際で!」

「レオ、姫たちが来ているぞ」
「今はちょっとな」
「そうか、なら後でゆっくり話せばいい。」
「乙女さん」
「なんだ?」
「答えは見つかったの?」
「ああ、……ちゃんとな」
 いとおしい、ただ一途に。
 これが私の答えだった。
 終わり。


64 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 17:08:12 ID:l4E0GheTO
マジゴメンorz
出直してきます

65 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 17:10:15 ID:faDTKtt10
1レス分だけど投下

66 名前:勇気 :2006/01/28(土) 17:10:48 ID:faDTKtt10
「センパイ」
もう日付が変わろうとしている時間、椰子が部屋に入ってきた。
「どうした、眠れないのか?」
椰子は無言で頷いた。
「お前も今日は色々あっただろうし、それに男1人の家に泊まるのは不安かもしれないけど…もう夜も遅いぞ」
駅前で1人立ち尽くしていた椰子を見つけ、無理やり家に連れてきたのはいいけど…やっぱりまずかったかな?
あのまま放っておくことも出来ないけど、椰子も女の子だ。誰もいない家に突然連れてこられたのだから、緊張もするだろう。
「眠れないなら、一緒に寝るか?」
「良い…ですか?」
「あぁ、もちろん。おいで、なごみ…」
「センパイ…」
なごみは持ってきた枕を横に並べると
「失礼します」
といいベッドに入ってきた。その光景が何だかおかしかったので、ついふきだしてしまった。
「センパイ…笑わないで下さい。すごく…恥ずかしいです」
なごみは目に涙をためて恥ずかしそうにうつむいた。
「ごめんごめん、もっとこっちにおいで。おちついてゆっくり休むといいよ」
家に連れてくると言ったとき、何も言わず黙ってついてきてくれた。繋いだ手を離すこともせず、握り締めてくれた。
お互いの気持ちは分かっている。もう迷いもない。後は俺が勇気をしめす番だ。
俺はなごみをゆっくりと抱き寄せ、頬に優しくキスした。
なごみは体を硬直させ、顔を真っ赤にして俯いている。
今度は中にもぐりこみ、下からなごみの顔を覗き込んだ。目が合うと、きゅっと恥ずかしそうに目を瞑った。
そのまま唇にキスをした。軽いフレンチキスだったがなごみの甘さと柔らかさは十分に伝わってきた。
俺はもう一度キスをするとなごみの頭を撫でた。
「なごみ、好きだ。お前の事が大好きだお前にはちゃんと居場所があるんだ。だから、俺のそばを離れるなよ」
「センパイ…センパイ…。あたし、あたしは…」
「とりあえず今日はゆっくり休もう。まだ俺たちにはたっぷり時間があるんだ」
「…はい、センパイ。…おやすみなさい…」
なごみは俺の胸に顔をうずめるとすぐに寝息を立て始めた。よほど疲れていたんだろう。
俺はその寝顔を見て、ずっとなごみを守り続けることをちかった。もう二度と孤独を感じさせることの無いようにと…。


67 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 17:16:19 ID:faDTKtt10
>>63
GJ!!水をさしたみたいな投下でスマンネ (´・ω・`)
時間が無かったんだ…

本スレの>>788へのお礼SSです。PS2版っぽく…かな?

68 名前:恐るべき讃岐うどん :2006/01/28(土) 19:03:57 ID:cKC6Ihqe0
             _,.ーヽミヽ、_,.
          __, ‐'´;;;;;;;;      '´;;;`ヽ、
         ,r' ;;;;;;;;;;;;      ;;;;;;;;;;ヾ;;;;ト、
        ノク;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ;;;;;;;;;;;i、
        ノ;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;(;;;;;;;;;;;;;;从;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
        /;;;;;;;;│;;;;;;;(;;;;,;;;;;;ヘヽ;;;;;;;_;;;;i;;|;;;;;;!
         イ;│;;;;《;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;ハ从;;;;;;;;i;;;|;;;!
          ! ;;イ;;;; 从(({;;;;/ 二ヾヽヾ;;;;;i;;|;;r
         |{'ト;;;; ゞ!ラ (;|! '´_ヒソ7 ヾ;;|`);;i;;;|
          ヽヾ 、 ,.ヽj     ´ イ;;;ン;;;;i;;;;;|   >>67
                };;; `      /;;;;;;;i;;;;; |   どもです
           ソ;;;;ゝ ー'  /;/;;;;ソ;;;;;; |
             │;;; i;;;;;`  イ /;;;; /|{ ;;;;; i
            从;;;;;;/!;;; ノ  |ソ;;/l イゞ; |
           ,.r'´イ|从r{ゝ  /;;;'-! ,}   ` ヾ、
         r'〈ヾヽ人ヽ| {   _ソ { / __,-== "´>、
         | ヽ{` ゞ、ヽ|,/´==レ'"´,.rー'´フ'´ }
         /  } `=r-r-==ニ二ニノ´ /   !
        /  /   k__{       ヽ レ   r、n,|{、
        /   /   /イ |        }{    } ンヒ! ヽ
       /  /   / / |        ノ    |ヾシ| ハ
       ノ  {   ハ   !       /     ヽ、/! {ヾ、、
      /ヒ== =ヽ }    |      /ニニ=-、.___| !ハ}、
      \/´ ̄ヽ〉|    |   ー==7 ̄``-、__,.l i } リ
       /   |' |、  r!__,. -―'´    /     } |
右目が特にうまく逝ってないのでブルーはいりました
イヤー誰もなごみんに手を出さない理由がよくわかりました

69 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 19:12:21 ID:P+NiRNK40
747 :名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 13:30:30 ID:nw1iB4Rr0
   , -=、  
〃 '´  ̄`ヽ    >>746竜汁ドゾー
 i l ノ从从ゾ      
 | ハ*(゚)-゚ノリ ∬ ∬  
 ルリ〈(lつiつ ヮ ヮ 
  .(ji_| ̄ ̄ ̄ ̄
   し'ノ   

750 :名無しさん@ピンキー:2006/01/28(土) 13:34:08 ID:EwX8c9Om0
>>747
めがね・・・

   , -=、  
〃 '´  ̄`ヽ    >>746竜汁ドゾー
 i l ノ从从ゾ      
 | ハ*-@-@ノリ ∬ ∬  
 ルリ〈(lつiつ ヮ ヮ 
  .(ji_| ̄ ̄ ̄ ̄
   し'ノ   

70 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 20:38:51 ID:P+NiRNK40
>>63出だしと終盤はGJだったぜ

>>66なごみは俺を狂わせる

71 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 20:41:06 ID:P+NiRNK40
前スレの純情土永さん、完成度高いな。GJ

72 名前:バレンタインのお約束 1/7 :2006/01/28(土) 21:38:19 ID:KZoCoA880
 今日も今日とて生徒会。俺、カニ、スバルは竜宮でたむろっていた。
 だが、今日はいつもとちょっと違う日であった。
「いやあ、今年もすごかったなスバル」
「ホントだよねー。今年は最高記録なんじゃね?」
「お前ら他人事みたいに言うなよ。こっちはえらく大変なんだからよ」
 2月14日。そう、本日は聖バレンタインデーである。
 スバルは校内でもトップクラスの美形っつーのはわかってはいたがここまで人気があるとは正直思ってなかった。
「紙袋5つぶんか。100個は超えてそうだな」
「で、どーすんのさこのチョコ」
「……捨てるわけにもいかねえし、今年も頼むわ」
 これで今日からしばらくおやつはチョコに決定。
「ヤーサス、諸君」
「ムサカ」
「もうツッコム気にもならない……、って姫、なにそのダンボール箱」
「んー? もちろんチョコよ。今日はバレンタインデーでしょ」
「何ぃ!? それ全部チョコか!?」
「ウソマジスゲエ……、うわホントに全部チョコだ」
 姫が抱えてきたダンボール3個にはぎっしりとチョコが入っていた。
「まだあるわよ」
「んしょ、んしょ……、ふう、やっと着いたよ」
「悪いわね、よっぴー。ここまで運んでもらっちゃって」
「これぐらいお安い御用だよ。エリー」
 佐藤さんが追加で1箱ダンボールを抱えてきた。
「スゲエな。さすが姫ってところか」
 ダンボール箱4個分か……。いくら女子の数が多いとはいえここまでとは……。
「これで当分お茶菓子には困らないわねー」
 姫ご満悦。っていうかこれ全部食いきるのにどのくらい掛かるんだろう……。
「ふう、よっぴー、お茶入れて。その紙袋はスバル君の?」
「ああ、そうだ」
「へえ、結構あるわね。さすがスバル君ってとこね。……と・こ・ろ・で」

73 名前:バレンタインのお約束 2/7 :2006/01/28(土) 21:40:04 ID:KZoCoA880
 ぬ、姫がなにやら好奇の目でこちらを見ている!
「な、なに?」
「対馬クンはどのくらい貰ったのかなー?」
「くると思ったぜ……」
 こういうイベントで姫が俺をいじらない、なんてことは無い。
「言わなきゃダメ?」
「ダーメ」
 くっ……、姫からは逃げられないようだ。しかも何か複数の視線を感じる。
 まあ、恥じるような数じゃないし、言うか。
「10個」
「あら、思ったより貰ってるのね。つまんない」
「ほー、オメーなんかにチョコ渡すやつがいるなんてな。意外だぜ」
「自分もその中に入ってることを忘れるなよ?」
「で、誰に貰ったのー?」
「な……」
 さすがにこれは言えない、つーか言っちゃダメだよな。
「記憶が定かでございません」
「政治家答弁は禁止ですわー」
「……いつからいたんですか、祈先生」
「対馬さんが貰ったチョコの数を言ったあたりからですわ」
「ほーら早く言え小僧。言わねえと我輩の黄金の嘴 ─ゴールド・ビル─ が炸裂するぜ」
「だから意味がかぶってるって」
「話をそらそうとしないの。……で、誰に貰ったの〜?」
「いや、こういうのは言っちゃダメだって。ねえ佐藤さん」
「でも私もちょっと興味あるな」
「えええ!?」
「ほら、よっぴーも知りたいって」
 く……、ここはスバルに助けを求めて……。
「……」
 スバルまでも興味津々な目で見てる!?
「ほら早く言えやコラ。誰がテメーにチョコやったんだ?」
 くっ……、このカニ後で覚えてろ。

74 名前:バレンタインのお約束 3/7 :2006/01/28(土) 21:43:00 ID:KZoCoA880
 今まさしく俺は四面楚歌。嘘で場を凌ぐか……。
 でも嘘は上手いほうじゃない。乙女さんぐらいしか騙せない。
 言うしか、ないのか……。
「ま、まずカニ……」
「まあ、ボクがあげなかったらレオは悲しい思い出を作ることになるからね」
「いや、お前のせいで悲しい思い出になっている気がする」
「オーイ、どういう意味だコラ。もてないレオのためにこのボクが愛を分けてやってるって言うのに」
「だったら食えるチョコよこせ! 今年のは鉄より硬かったじゃねえか!」
「でも味はずいぶんとマシになってたぜ」
「お前アレ食ったのか!?」
「多少あごが疲れたがな」
 改めてスバルはすごいと思った。
「まずはカニッチ、と。で?」
「う……、浦賀さん、トンファーさん……」
「あの2人は何人かに配ってたわね」
「オレも貰ったな」
「チッ、マナもトンファーもレオなんかにやらなくてもいーのに」
 その他クラスでチョコを配っていた女子3人の名前を挙げる。
「なんだよ、あいつらもレオにチョコやったのかよ」
「レオは体育武道祭やら竜鳴祭で活躍してたからな。人気が上がってるみたいだぜ?」
 そうなのか?それほど活躍した覚えは無いが……。
「ま、どうせ義理でしょ。それでそれで、他は?」
「佐藤さん……」
「あぁん!? よっぴーがレオにチョコを!?」
「ホントなの? よっぴー?」
「う、うん。えっと、エリーにあげるチョコ、はりきりすぎちゃって作りすぎちゃったの」
 佐藤さんには去年も同じように貰ったなあ。
「ふーん。でもよっぴーの本命は私だから。勘違いなんかしたらバールのようなもので殴るわよ?」
「そこまで自意識過剰じゃありません」
 なんか佐藤さんが、少し顔を赤らめてこっちを見ていた気がするが気のせいだろう。
「で、ほかは誰なんだよ」
 スバルもなんか場に染まってきたな。覚えてろよ。

75 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 21:43:35 ID:l4E0GheTO
視遠

76 名前:バレンタインのお約束 4/7 :2006/01/28(土) 21:44:57 ID:KZoCoA880
「祈先生」
「あら祈センセイ、対馬クンにあげたんですか」
「まあ、最近勉強も生徒会活動もがんばってるようでしたから。ご褒美に麦チョコを差し上げましたわ」
「だが、こんなことで浮かれるなよ小僧。祈はあくまで教師としてお前に褒美をやっただけなんだからな」
「痛え! いちいち突っつくな!」
「これで8人目。あと2人は誰なの?」
 う、まずい。
 今まで名前を挙げた人たちは複数に配ってたり義理だとわかりきっていたからいいものの。
 残りの2人はまずい。たとえ義理でも俺にあげたことがばれると面倒なことになる。
「ほらほらー、さっさと言いなさいよ」
 どうにかして逃げよう、と考えているとドアが開く音がした。
「……何してんですか」
「なんだココナッツか。オメーなんかに用は無え」
「あたしもお前なんかに用は無い」
「今、対馬クンが誰にチョコ貰ったかを根掘り葉掘り聞いてたのよ」
「!?」
「今、8人目まで聞いて、次で9人目。なごみんも興味あるでしょ」
「……」
 思いっきり椰子に横目で睨まれた。
 実は残りの2人のうち1人は椰子だ。
 椰子は姫との会話の流れでまだ自分の名が出てないことを察したらしく、あくまで平静を保っている。
「……別に興味無いですね。子供じゃあるまいし」
「そういうこと言うやつが子供なんだぜ?」
「だまれカニ。あたしはさっさと仕事を終わらせたいだけだ」
「今日は特に急ぎの仕事は無いわよ」
「だそうだ。とっととお家に帰って部屋の隅でムカデに噛まれてな」
「お前こそダニに全身噛まれろ」

77 名前:バレンタインのお約束 5/7 :2006/01/28(土) 21:47:08 ID:KZoCoA880
 いつものように椰子とカニが取っ組み合う。
「あの2人はほっといて……、ほら対馬クン9人目は?」
 だが俺は、俺だけは感じていた。椰子から発せられる『余計なことは言うな』的オーラを!
 もう1人のほうを言うか……? いや、こっちも絶対あとで面倒なことになる。
 姫が迫ってくる。
 心なしか椰子のプレッシャーが強まった気がする。
 カニは頬を引っ張られている。
 佐藤さんは有無を言わさぬ笑顔を湛えている。
 スバルはニヤニヤしている。
 祈先生は穏やかに微笑んでいる。
 まさしく俺は絶体絶命。
 だがそのときまたドアが開いた。
「すまない、少し遅くなった」
「乙女さん!」
「ち、いいとこでくるんだからったく……」
 乙女さんが来たので姫は俺への追及を断念したようだ。みんなもおとなしく通常業務を始めた。
 助かった……、ホントーに助かった。
「乙女さん、部活に出てたの?」
「ああ、今年は村田がチョコ争奪戦を制したぞ。……そういえば鮫氷の姿がないな」
 言われて気づいた。フカヒレがいない。
「そういえば鮫氷君、昼休みのころから見なかったね」
「多分あれだな」
「うん、あれだね」
「今年はどこまで行ったかな」

78 名前:バレンタインのお約束 6/7 :2006/01/28(土) 21:48:41 ID:KZoCoA880
「賭ける? 私横浜」
「俺、駅前」
「ボク商店街」
「オレは東京方面」
「わたくしは隣町にしますわ」
「じゃあ、私は近所の駄菓子屋さん」
「おおっ、よっぴー意外とギャンブラーね」
「なんの話をしているんだ?」
「あたしに聞かれても」
 そのときドアを開ける音がしてフカヒレが入ってきた。
「よお、みんな見てくれよこれ」
 フカヒレは紙袋を俺たちに見せた。中にはかなりの量のチョコが入っている。
「ほーお、フカヒレそんなに貰ったのか」
「ああ、ようやく女の子たちも俺の魅力に気づいたっていうか……」
「カニ、左のポケットだ」
「ラジャー!」
 言うが速し。カニは電光石火の速さでフカヒレのポケットから紙切れを掏り取った。
「あ、なにすんだカニ!」
「どう?カニッチ」
「あー、姫の勝ちだね。横浜にある店のレシートだよ」
「やりい♪」
「お前今年は横浜かよ。去年より遠征したな」
「いい加減自作自演はやめろよな」
「うわあああああああああん」
 フカヒレは走り去っていった。

79 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 21:48:54 ID:VrK7OU530
GJ紫煙

80 名前:バレンタインのお約束 7/7 :2006/01/28(土) 21:52:12 ID:KZoCoA880
「オイ、レオ。鮫氷はどうしたんだ?」
「乙女さん……、これ全部フカヒレが自分で買ったものなんだよ……」
「哀れなやつだね」
「去年もそうだったぜ」
「ホント救いがたいわねー」
「まあしょうがないよ、鮫氷君だし」
「よっぴーさらりとひどいこと言いますわね」
「まあ、これも青春ってやつだ」
「情けなさ過ぎますね。まるで知性を感じませんよ」
「……あとで鮫氷には私からチョコをあげよう」
「そうしてやってくれ、乙女さん」
「帰ったらレオにもチョコをあげるからな」
「おにぎりにチョコ入れるのはやめてよね」
「む、やはりダメか」
 する気だったんかい。
「オレもレオにあげるからな」
「いやマジそれはホント勘弁してくれ」
 今年は11個か……。去年より増えたな。
 カニ、浦賀さん・トンファーさんらクラスの娘たち、佐藤さん、椰子、祈先生、乙女さん……。
 そして、近衛素奈緒。
 ホワイトデーはこの面子にお返しするのか……。
 なんか大変なことになりそうだな……。
 なんて思う冬の日の出来事でした。

END

81 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 21:57:01 ID:KZoCoA880
とりあえずバレンタインも近いので思いつきで書きました。
前作が長かったので今回は短くすっきりと、が目標でしたがどうでしょう?
PS2移植記念ってことで近衛素奈緒も名前だけ出してみました。
バレンタインネタはもうひとつネタがありますので近いうちに投下……できればいいなあ。

82 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 21:59:17 ID:VrK7OU530
>>80
素奈緒がどんなキャラか楽しみになってきた!!
スバルはカニの為に命張って食うなんてすげぇな

83 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 22:02:11 ID:z1zer7Ig0
フカヒレが出てこないので気になってたが
そういうことか
GJ!!

84 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 22:28:02 ID:l4E0GheTO
>>80ゴメンスバルが一番笑った
GJ

しかし椰子がねえ、ふーん。
そういやこれって誰ルート?

85 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 22:37:03 ID:P+NiRNK40
>>80すなお、と来たかあ。GJだ。

>>84なごみを愛していないヤツに>>84ナンバー取られてなんかせつない

>レオは体育武道祭やら竜鳴祭で活躍してたからな

ルートはもちろん、すなおルート・・・?
なごみか乙女の変化形で幼馴染みが仲良くやってる状態から3年春にもつれこむとみた

86 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 22:40:59 ID:KZoCoA880
感想どうもありがとうございます。
フカヒレをどうしようかと迷いましたがこれもまたフカヒレかと。
スバルのは狙いました。笑っていただいてありがとうございます。
>そういやこれって誰ルート?
これは強いて言えば幼馴染ルートですかね。
体育武道祭や竜鳴祭でコツコツみんなの好感度を上げたと思ってください。

87 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 22:45:53 ID:l4E0GheTO
>>85
ゴメン
全く気付かんかった。
悪気は無かったんです

そういや他にもあんの?

88 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 22:57:01 ID:KZoCoA880
84>椰子
753>なごみ
くらいですかね。
411>よっぴー
とかもあった気がする。

89 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:00:43 ID:P+NiRNK40
310>さとう
443>よしみ

いや別によっぴーはどうでもいいけど(ひっ、なんか背筋が冷たい


90 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:07:02 ID:l4E0GheTO
姫カニ乙女さん祈先生はないんだ
なんかできないかな

できないorz
なんとか考えて…
そうだ00でレオじゃん

91 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:28:22 ID:P+NiRNK40
たしか つよきすスレのPART40か50くらいに各キャラのスレナンバーがあったような
気がするけど、まあ探すほどのもんでもないが
(5分経過)・・・きせきちゃんがまとめてた

http://www.geocities.jp/whim_tribe/tuyo/47t50.html

※キリ番。
   9:くーナンバー
  61:西崎ナンバー
  84:やしナンバー
  310:さとうナンバー
  443:よしみナンバー
  753:なごみナンバー
  931:フカヒレナンバー
24000:つしまれお
84753:84スレの753。真のなごみナンバー
240753:240スレの753。野心にあふれた究極のなごみナンバー ※つしまなごみ?
310443:310スレの443。これ以上ない至高のよっぴーナンバー

92 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:31:40 ID:4qgJm5SY0
フカヒレの由来がワカンネ。キモイ・・・?

41 で新一ならわかるんだが

93 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:35:21 ID:cKC6Ihqe0
>>92
クサイ
931だよ

94 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:36:29 ID:KZoCoA880
931>くさい
つよきす本編の初日あたりで
祈ちゃんが「9時31分ですのでフカヒレさん答えてください」
という台詞を言ってた。
余談だが本編でフカヒレはザリガニくさいなどとも言われている。

95 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:38:39 ID:P+NiRNK40
  61:西崎ナンバー
これはどういう意味なんだろ

96 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:40:29 ID:xRa0m/kl0
>>92
祈ちゃんのご指名から

祈ちゃんがなぜ931でフカフィレを指名したかは一応ナゾになっているが
931=クサイ からという説が有力

97 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:41:25 ID:xRa0m/kl0
>>95
数学の暗算の答え

98 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/28(土) 23:44:19 ID:P+NiRNK40
ああそんなのもあったねw

99 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 00:58:05 ID:PTs3weanO
と…ともねぇ……
ともねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

100 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 01:43:19 ID:E290dUGW0
>>99
やめろよ、みっともねえ

101 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 01:46:19 ID:PTs3weanO
orz

102 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 01:56:02 ID:ajniwg4H0
>>100
今後使ってもいいか?

103 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 02:40:10 ID:zBy4K4omO
あんまいじめんなよ
>>101がへこんでんだろ。

>>91サーンクス
でも思うんだけどさ
レオのキリ番絶対無理くね

104 名前:猫舌会談 :2006/01/29(日) 03:25:55 ID:Stbtzw+l0
これからとある会議が始まろうとしていた。それは、
「それでは皆様、これより2006年度第三回猫舌の会を始めたいと思います」
というわけだ。
皆が猫舌というこの会。
いわば猫舌の猫舌による猫舌のための会。
そんな人たちが猫舌について語り合う場だ。
んで、
「良いですか皆さん、もし周りに猫舌について偏見などを持っている人がいれば、
猫舌の素晴らしさを大いに語ってあげてください」
この人が会長のベアトリーチェ博士。この会を発足させた暇人。
「会長」
一人の女子学生(?)が手を挙げる。
「なんですか霧夜君」
「ハイ、私の友人は私が猫舌だと知っています。
しかし、猫舌にとってどのぐらいの温度がダメなのかをちゃんと知りません」
「ふむ、確かに猫舌でない人間からすれば分かりにくい事でしょう。
それでは次回はその件について話し合いましょう」
あ、終わった。
全く何の意味があるんでしょうね、この会。

「エリー、昨日はどこ行ってたの?」
「ん?猫舌の会よ」
「またそんな嘘ばっかり」
「ヒドイ、よっぴーは私を信じてくれないのね」
「はいはい、それ以上言うと病院に連れてくよ」
「う、分かったわよ。言わなきゃいいんでしょ」
(ちっ、次は猫舌の会の存在を信じてくれませんって報告しよ)
「エリー、何考えてるの……それより今日はどこ行くの?」
「決まってるでしょ。ハーレムよハーレム」
どこまで猫好きなんでしょうかね、この人。

おっと つ<終わり>

105 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 03:27:56 ID:Stbtzw+l0
ええ、言いたい事は一つだけ

遊びすぎたスマン!!!
そんじゃしばかれる前に逃げまーす。さらば!!!!

106 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 03:59:50 ID:qopktpmg0
猫舌は本当に大変なんだぞ。
ただ熱いものがダメってだけじゃないんだ!
うっかり熱いものを口に入れてしまうと、舌をすぐに火傷してしまって、しばらくご飯がおいしくないんだ!

というわけで俺も猫舌の会入会希望。

107 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:31:59 ID:Cswbv+h70
誰もいないであろうこの時間帯にあえて投下するぜ!
ちなみに初投下&初SSです。

108 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:33:17 ID:R+42J+V30
支援はまかせろ

109 名前:なごみに別れを告げてみた(1/6) :2006/01/29(日) 05:33:18 ID:Cswbv+h70
俺の名前は対馬レオ。言わずと知れた速射砲のレオさ。不本意だけどな。
まぁそんなことはどうでもいい、早速本題に入るぜ。
俺は今付き合っている女性がいる、名前は椰子なごみ。
付き合う前は俺に対して・・・というか誰に対しても愛想のなかったなごみだが
今では実にかわいらしくなっている。まるで子犬のように。
そんななごみが俺は好きだ。ていうか愛してる。マジ結婚したい。ハァハァ・・・
っと、また話がずれてしまった。元に戻す。
なごみと付き合い始めて早数ヶ月。
何の不満もない良い彼女なんだ、なごみは。
料理うまいし、かわいいし、かわいいし、ヌワイスボデーだし、エロスだし。あとかわいいし。
それでも最近はなんと言うか・・・マンネリ気味?
と言う訳で俺たちの関係に刺激を与える為に思いついたことがある。
今日はそれを実行してみようかと。おk?
内容に関して「お前そりゃ鬼畜過ぎるぜ。」とかの突っ込みはノーサンキューだ。
ぶっちゃけ俺も最低な企画だと思う、彼氏として、男として。
それでも俺はやるんだ。それが俺に下った天啓なんだ。神様に言われちゃしょうがないよな?(人それを責任転嫁と言う)
それじゃそろそろ実行フェイズに行くぜ?


110 名前:なごみに別れを告げてみた(2/6) :2006/01/29(日) 05:34:05 ID:Cswbv+h70
今日は日曜日。
乙女さんは土日は気を利かせて実家に帰ってくれてるので今日はなごみと二人っきりになれる。
ていうか今まさに二人っきり。なごみは台所で夕飯の支度をしてくれている。
うん、いいお嫁さんになれるな、なごみは。もちろん旦那は俺で。それ以外は認めない方向で。
とか考えてるとなごみがテーブルに料理を運んできた。
「どうぞ、しっかり食べてください、センパイ」
「あぁ、いただきます」
うん、やはりなごみの料理はすばらしいね。実にうまい。
「やっぱうまいな、なごみの料理は」
「えへへ、ありがとうございます」
とってもかわいらしかったので頭を撫でてあげた。さらにかわいい反応をした。こりゃ良循環だね。
「ごちそうさまでした。ふう、食った食った」
「はい、お粗末さまでした」
まぁそんなこんなしながら夕飯は終った。で、二人で食器を片付けた。
いつもならこの後は、風呂に入ってお注射をうつんだが…今日はあの計画を実行すると決めている。
「じゃあ、センパイ。私、お風呂に・・・」
「いや、ちょっと待ったなごみ」
風呂に向かおうとしていたなごみをすかさず呼び止める。
だってそういう雰囲気になっちゃったら計画が実行しづらくなるからな。
「え、なんですか、センパイ?」
「ん、まぁここじゃなんだから、部屋に行こうか」
「はぁ・・・わかりました」


111 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:35:22 ID:R+42J+V30
 

112 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:39:28 ID:R+42J+V30


113 名前:107 :2006/01/29(日) 05:41:08 ID:AbTmZq7TO
くそっ!PCから書き込めない!
こうなったら携帯から行きます!
あと支援サンクス

114 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:41:23 ID:zBy4K4omO
投下は2分開けるんだ!
っと糸縁

115 名前:なごみに別れを告げてみた(3/6) :2006/01/29(日) 05:41:48 ID:Cswbv+h70
「それで、どうしたんですか?センパイ」
お互いベッドに隣り合わせて腰掛けると早速なごみが尋ねてきた。
「うん・・・ちょっと話があるんだ・・・」
「?・・・なんですか?話って」
「実は・・・・・・えぇっと・・・そのぅ・・・」
冗談とはいえ実に言いづらい。ていうかここまで来といてなんだが正直言いたくは無いな。
いや!待てレオ!これはあれだ、この関係に緊張感を持たせる為にやるんだ!必要悪ってやつだ!
うん!じゃあしょうがないな!必要悪じゃあ誰かがやらないといけないもんな!うん!しょうがない!
「センパイ、どうしたんですか?急に黙って・・・」
「よし!言うぞ!心して聞くんだぞ・・・耳の穴はしっかりかっぽじっておけよ・・・」
「きゃっ!はっはいっ!」
「いや、待て本当にかっぽじらなくてもいい」
「あっはい」
もうびっくりだよ。マジで耳に指つっこもうとしてるんだもん。すんでのところで止めたけどさ。
「で、だ・・・もう率直に言うぞ」
「はい・・・そんなこと言ってるのが若干率直じゃないような気もしますけど・・」
「(無視して)なごみ、俺と・・・別れてくれ!」
うわぁーついに言っちゃったー。どうなのこれは!人としてさ。
ていうかどうするよ本気で別れられちゃったら。ちょwwおまwwそれキビシスwwwww
いやいや、待て。落ち着け俺。俺は気高き獅子の名を冠する男だ。この程度で動じたりしないぞ。



116 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:42:07 ID:R+42J+V30
おk。どうしたものかとおもた。
ファイトォ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*!!!☆

117 名前:なごみに別れを告げてみた(4/6) :2006/01/29(日) 05:42:46 ID:Cswbv+h70
で、なごみの様子は・・・?
「・・・・・・・・・・・・・」
か、固まってる・・・余程ショックだったのか・・・うわ、すげぇ罪悪感。もうバラしとくか・・・
うん、そのほうがいいな。なごみの為にも早く真実を教えてやらねば。
「あ、あのな、なご「センパイ・・・」
わっ急に動き出した。
「本気なんですか?センパイ・・・」
「え、いや、その、あのですね・・・」
「私・・・センパイの線の内側にはもういられないんですか?」
「あの、そのですね。これには訳がありましてですね・・」
「いえ、聞きたくない・・・です・・・センパイは私が傍にいるのはもう嫌なんですね・・・」
「なごみさん?」
ダメだ。まったく話を聞く気が無い。まずい・・・こいつぁまずいぞ。どうする?どうするんだ俺?
「センパイ。わかりました・・・センパイがそう言うなら私は・・・でも・・・」
「でも・・・なに?」
「最後に1つ・・・お願いを聞いてください・・・」
「あ、あぁ。いいぞ」
ってうぉい!ダメだろ俺!このままじゃホントに別れる事になっちまうぞ!
「私がいいって言うまで・・・目をつぶっていて欲しいんです・・・」
「わ、わかった」
うぉぉい!だから早く言えよ!嘘だったって!冗談でしたって!目ぇつぶってる場合じゃねぇよ!
「ありがとうございます・・・センパイ。それじゃあちょっとだけ、動かないでくださいね・・・」
「あぁ・・・」
あれ?目をつぶってるだけじゃなかったのか?いつの間にか動くのもダメになったぞ?

118 名前:なごみに別れを告げてみた(5/6) :2006/01/29(日) 05:43:28 ID:Cswbv+h70
おっと、なんか腕を掴まれたぞ。で、掴んだ腕を後ろに回して・・・反対の腕も同様に・・・。
ガチャリ
おやぁ〜なにか手首にはめられたぞ〜これは…手錠!?
「おっおい!なにするんだなごみ!?」
「え?」
「え?じゃない!手錠なんかはめてどうするつもりだ!?」
「だって・・・センパイが私と別れたいなんて言うから。
 私は嫌です・・絶対に・・・だからセンパイには私のモノになってもらいます」
「な、なごみ・・・」
とんっ
「うわっ」
ベッドに押し倒された!うわ、のしかかってきた!
「センパイ・・・センパイが、いけないんですよ・・・」
「やめてくれ・・・なごみ」
「センパイは、私だけのモノなんです。絶対に、他の誰にも渡さない・・・」


119 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:44:12 ID:R+42J+V30
 

120 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:45:57 ID:zBy4K4omO
おいおい
市塩

121 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 05:55:09 ID:AbTmZq7TO
支援してもらってるのに何故か連投規制・・・orz

122 名前:なごみに別れを告げてみた(6/6) :2006/01/29(日) 05:55:30 ID:Cswbv+h70
「渡さない・・・っと。ふぅ〜疲れた〜今日はここら辺までにしとこっと」
「あれ、どうしたの姫?珍しくパソコンなんか使っちゃって」
「あら、カニッち。あのね〜ちょっと小説を書いてたのよ」
「え、姫小説なんて書いてんの?もしかして・・・BL系とか?」
「ざんねーん。今回は、普通の男女の恋愛ものよ」
「へぇ〜。ねぇ、ちょっと見しちくり」
「あーごめ〜ん。まだ完成してないからちょっと待ってくれる」
「あっそうなんだ、じゃあさ、どんな感じの話なのさ」
「そうねぇ・・・一言で言うと・・・独占欲って恐いわよねって感じ?」
「なんなのそれ」

123 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 06:00:00 ID:Cswbv+h70
終了です。支援、ありがとうございました。
しかし、連投規制…つらいですね。おかげで投下がぐだぐだになってしまいましたorz
それでは評価を見るのがきつそうなので寝ます。
支援、本当にありがとうございました。

124 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 06:04:14 ID:zBy4K4omO
>>122だから2分開けろっつってんだろ!

おっと感想感想
最初レオがフカじゃんとか思った
なのにラストで

オレは姫スキーだぞorz
それは置いといてあんたGJ
なかなか面白かったよ。

しかし>>85がへこみそうだな

125 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 06:12:11 ID:Stbtzw+l0
>>122
少なくともオレのよりはGJ

>>124が若干荒れてるが投下は二分間の間隔を空けるんだとさ。
俺もそんな事知らないときガンガン投下して規制喰らいまくった。
ま、次から気い付けやって事で





126 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 07:22:31 ID:bRrx6EG50
今日は投下多いなw みんな面白かったです。 ホント読むの大変だった。
「なごみに別れを告げてみた」は、なんか惹かれました。
最初見たときホントにやるのか!?って感じでした。
姫の小説オチじゃなくて、そのまま続けた場合もちょっとよんでみたかったですね〜。

>>職人さん
GJ!!!です

127 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 08:26:05 ID:kSBQcOFS0
>>123
完全にフカヒレとよっぴーじゃねぇか。
姫もまだまだだな。

128 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 10:15:08 ID:WL/+MHfs0
みんなGJ!

>ビーフカタストロフ

カールビンソン知ってるヤツがいて嬉しいぜ!w

129 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 10:36:24 ID:E290dUGW0
>>100が受け入れられるとはおもわなんだ
>>102どぞ

130 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 12:49:32 ID:te900j7h0
>>123
ナンカ トテモ コワイカンジガシタヨ


GJ!ypみたいな椰子も好き

131 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 13:18:03 ID:Xv9wWXKIO
>>123
GJ!!
それを読んだなごみの反応が見てみたいな

132 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 15:24:36 ID:Smni3eFV0
>>123GJ こっから派生した色んなストーリーを期待して待つぜ
良いものは二次創作・三次創作を生むものだ
文章がうまいとか構成がうまいとかっていう技術的なものではない
もっと強烈な麻薬的な魅力がある
……「萌え」って要素は幼稚だが、シンプルに強いなと感じた

なごみんなごみん

133 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 15:25:52 ID:Smni3eFV0
>>124
>しかし>>85がへこみそうだな

心配するな。むしろ萌えた

134 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 16:32:12 ID:zBy4K4omO
>>133
心配はしていない
言ってみただけだ

しかし今日はなごみ祭りか?


そういや今週のつよきすはマダカ!?
よっぴー太平洋に吠えろはマダナンカ!?

135 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 16:44:11 ID:Smni3eFV0
おまいが書くんだよお

136 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 16:56:57 ID:zBy4K4omO
オレは今いと賢きカニに挑戦中なんだ!
全然指が動かないんだ!

やっぱ設定に無理があるんかなあ
でも蟹が旬の間には投下したい


137 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 17:24:13 ID:685GUjnmO
なんか知らんがおいとくね
http://j.pic.to/5s222

138 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 17:31:54 ID:zBy4K4omO
やるよやってやるよ!
時間かかっても書き上げるよ!
チクショー!!


>>137サンクス
っていうかこれはずるいだろ
逃げらんねえよorz

139 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 17:58:14 ID:Smni3eFV0
367 :名無したちの午後 :2006/01/29(日) 02:41:43 ID:zsBW2dvG0
FDで「よっぴーの1日」をよっぴー視点で描いた外伝短編作ってほすぃ…

まず朝オナニーから始まって、学校に行ったらレオの皮膚を鑑賞しつつ脳内保管
みんなとの会話の中で、普段のダークよっぴーの心の本音が見れたりすればGJ
(マナちゃんは頭弱いなぁ…) とか (対馬くんとベタベタしないでよね、カニっち…) etc
帰宅してからもレオを想いオナニー、それから火照った体を冷ますために夜中徘徊
就寝したらしたで、机の角オナニー見つかった悪夢で目を覚ます(もちろんあの立ち絵)
そして次の日の朝、今日こそは対馬くんにバックから襲ってもらおうと決意して朝オナニー
以下ループ


#きせきをたどれば何かこんなのもあった気がするが…
>>137携帯の待ちうけ動画ですか?

140 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 18:37:10 ID:nVfDiaXt0
レオ 「…お前って素直じゃないよな」
素奈緒「はぁ?何を言ってるの?私は素奈緒よ?」
レオ 「いや、全然違うだろ…」
素奈緒「失礼ね、違うって何よ!?」

レオ 「まあ、紅茶でも飲んで落ち着け」
素奈緒「あ、ありがとう…まあ、私はこれが正論だってことは譲る気はないわよ」
レオ 「いや、セイロンじゃないぞ?」
素奈緒「何ですって!?どこが正論じゃないと言うの!?」
レオ 「いや、いれたのは俺だぞ?その俺がセイロンじゃないって言ってんだから」
素奈緒「い、入れたって何よ!」
レオ 「お前に今、いれてや…ぐぁっ!?」

ゴイン!

素奈緒「この…スケベッ!」
レオ 「お…俺がいったい何をした…?(ガク)」

141 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 18:38:29 ID:nVfDiaXt0
こういうベタベタなのは早いもの勝ちだと思うので謝らない。

142 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 18:55:02 ID:Smni3eFV0
521 :名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 18:25:15 ID:ts5kNHDp0
>>510
個人的な予想含む素奈緒中心でなら


姫          よっぴー      スバル
 \無関心      |         /レオの敵嫌い
   \ ↓       |        / ↓
↑   \      ↑|レオの敵/↑
姫うぜえ\ 姫の手下| 嫌い /不良嫌い
         \  .嫌い|↓  /
 ←無視   \   | / ←どうでもいいですわ
蟹―――――近衛素奈緒――――――――祈
 泣かすぞ→ /  |  \あの2-Cの担任→
          /   .|    \
       / ↑    .|      \ 
     /後輩    |↑  .嫌い\ ↑
羨望 /文化系   |無関心  ↓ .\関わりたくない
↓ /          |↓        \  嫌い
乙女        なごみ         レオ


143 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 18:56:56 ID:Smni3eFV0
522 :名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 18:26:08 ID:3q3oumiA0
素奈緒と他キャラの関係予想

レオ            シャキっとしろ ⇔ ケンカになるから会いたくない
乙女さん              憧れ ⇔ 手がかからないから興味なし
カニ     レオを駄目人間にするな ⇔ レオの敵、嫌い
姫        やりたい放題むかつく ⇔ 貧乳だから興味なし
よっぴー  姫の手下だからむかつく ⇔ レオと姫の敵、メス豚
なごみん  生意気な後輩、むかつく ⇔ 熱血優等生、ウザい
祈先生      いい加減でむかつく ⇔ めんどくさい、呪う
スバル   レオを駄目人間にするな ⇔ 素直になれない子猫ちゃん
フカヒレ   レオを駄目人間にするな ⇔ 姉貴を思い出すから見たくない
豆花        おまえ日本人だろ ⇔ 無関心
マナ               空気嫁 ⇔ 無関心
村田   姫の件さえなければいい奴 ⇔ 姫の件さえなければいい奴
西崎       逆らわないから好き ⇔ 目立ちたがりだから好き
館長      もっと厳しい処分を! ⇔ その意気やよし、だが断る
土永さん       いつか支配する ⇔ いつか支配する


う〜ん、不遇なキャラだ。


144 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 18:59:09 ID:5Z2w5aLR0
>>141
くっ、前半までは俺も思いついてたのに…!
GJ!

145 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 19:10:58 ID:ruCJbztT0
>>141
ちょ…テラモエス
なごみん一筋だったのが揺らぎそうなくらい萌えてしまったぜ
とにかくGJ

146 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 19:20:43 ID:nVfDiaXt0
>>143
素奈緒と乙女さんの関係はこんなかもしれない。


素奈緒「くっ…なぜ誰も言うことを聞いてくれないの!?…私、間違ってるの…?」
乙女 「くじけるな、近衛!」
素奈緒「あっ…鉄先輩……でも、私もう自分に自信が…」
乙女 「お前が正しいかそうでないか、それはわからない。だが…今諦めれば、お前の正義はそこで死ぬ!」
素奈緒「!」
乙女 「へこたれるな、近衛素奈緒!たとえ険しくても、己の信じる正義は貫き通せ!」
素奈緒「己の…信じる正義……わかりました!私、頑張ります!」
乙女 「うむ、いい目だ。これなら…お前に預けても大丈夫だろう。受け取れ…地獄蝶々を!」
素奈緒「こ、これはっ…!」
乙女 「お前に、次の風紀委員長を任せよう…やってみるがいい!」
素奈緒「はい!」

素奈緒「…というわけでね、対馬君。今度からは風紀委員長として、ビシビシいくからヨロシク」
レオ 「…こんな新キャラいらねえ……」

147 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 19:37:28 ID:UWzvAa2d0
>143
館長のコメント吹いたwww

148 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 19:37:37 ID:nVfDiaXt0
>>143
レオとはこんな感じ?

素奈緒「待ちなさい、逃げるな、対馬レオ!」
レオ 「お前が追いかけてくるからだろ!」
素奈緒「貴方が逃げるから追いかけてるのよ!」
レオ 「…じゃ、逃げるのやめ」
素奈緒「う……と、とにかく…もっとシャンとしなさいよ!」
レオ 「俺がどうだろうとお前には関係ないだろ!」
素奈緒「そ、それは……そうだけど…とにかく、ダラダラしてるレオは気に入らないの!」
レオ 「お前に気に入られるために生きてる訳じゃねーよ!」
素奈緒「わ、私だってねぇ……私だって、貴方なんか……気に入りたくないわよ!」
レオ 「お前、言ってること滅茶苦茶だぞ!?」
素奈緒「わ、私の言っていることは間違ってないわ!」
レオ 「だっておかしいじゃないか!気に入りたくないけど気に入るようになれ、とか!」
素奈緒「だって…もう……ちゃったんだから、しょうがないじゃない…」
レオ 「は?ハッキリ言えよ、聞こえねーよ」
素奈緒「う、うるさい!うるさいうるさいうるさーい!」
レオ 「あ、イテ、やめろコラ…!」
素奈緒「あっ……ちょ、待ちなさいよ…!逃げるな、対馬レオ!」

以下エンドレスループ?

149 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 19:59:07 ID:Zz9fQJYB0
やべえ…なんか素菜緒にだんだん萌えてきてるw

GJ!

150 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 20:56:13 ID:5pmzxqvR0
流れを読まずSS投下します。本当にすいません。

151 名前:ロール 1/2 :2006/01/29(日) 20:57:10 ID:5pmzxqvR0
台所でおでんなべのおでんがグツグツと煮えている。
なんとなく後ろから視線を感じるが、何とか守り抜かなければ俺たちがお仕置きされてしまう。
弱肉強食の柊家においてここは戦場。敵は常に後方にいるのだ。
ともねぇと俺はその視線にいつも戦々恐々としている。弱者ってはかないね。
「ねぇねぇのおとりトラップは生ハムでいいよね」
「うん、 だいじょうぶだと思う」
ともねぇはミンチにキャベツを巻きながら答えた。
「それ、 ロールキャベツ?」
「うん、 そうだよ」
うわ、すごいにこやかな笑顔返ってきた。
「それって、 ロールキャベツを買ってくればよくない?」
「あぅ、 でも作り立てが一番おいしいから、出来合いを
おいておくとなくなる確立が高いんだ」
さすが戦場、完璧な作戦がないと生きていけない世界だ。
でもほんと主婦の鑑みたいな人だよなぁ、この人は。
美人がこういう肉をキャベツで巻くみたいな単純な作業
をしてるとなぜか引き立つというか。
ともねぇを意識してしまうというか。
っていうか、キャベツが肉を巻いている。
キャベツが肉を巻いている。
キャベツが肉を巻いている。
ともねぇのキャベツが俺の肉を巻いている。
ちょっと待て!そんなこと考えてる場合じゃない。ここは戦場なんだ。
ああ、 でも昨日のあれのともねぇの声が大きすぎて頭の中に
響いてる。てか普段ともねぇって大きな声出さないし。
「空也、 どうしたの?」
「いや、なんでもない。続けよう。ともねぇ」
「?」
ともねぇの頭の上に?がうかんでいる。しかし俺の状況は深刻。


152 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 20:57:53 ID:2mleBL4F0
(゚∀゚)=з 素奈緒 イイネ!

153 名前:ロール 2/2 :2006/01/29(日) 20:57:57 ID:5pmzxqvR0
空太郎、頼む静まってれ。今はそんな時じゃない。早くともねぇの
中に入りたいとか言わないでくれ。ともねぇが心配そうにこっちを見る。
「私が面倒見てあげようか?」後ろからドラ猫が話しかける。
結構です。そんなことしたら、ともねぇに怒られます。
ともねぇがさらに困ってるし。
「空也、 苦しかったら休んでてもいいぞ、
お姉ちゃんが全部やるから」
ここでやめたら男が廃る。
「大丈夫、 何ならこの後全部俺に任してもいい」
かっと目を見開く。
「あぅ、 すごいやる気。そうか、すごいな、空也は私の自慢の弟だ」
ともねぇは力強く俺を抱きしめた。
シャンプーのいいにおい。
やめてくれ、ともねぇ、マジで爆発してしまう。
やばい、マジデヤバイ。
「ごめん、ともねぇ、ちょっと待てて」
「あっ、 空也」
俺は台所を離脱した。出る瞬間ねぇねぇと目が合った。
頼むねぇねぇ。俺を素奈緒じゃにないな、君は。見たいな目で見ないでくれ。
久々の出番だ、カナちゃん。嗚呼、俺ってすんごくなさけなー。

この後、おかずの大半をねぇねぇにやられ、ともねぇと二人で姉様から
お仕置きを受けたのは言うまでもない。
終わり。


154 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 20:57:59 ID:55Ow8yTu0
一応私怨

155 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 21:04:43 ID:2mleBL4F0
>>154
だが終わっているw

156 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 21:13:08 ID:5pmzxqvR0
支援ありがたく頂戴いたします。次作の励みになります。
これからもよろしくお願いします。

157 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 21:38:29 ID:ajniwg4H0
>素奈緒じゃにないな

GJ これからもよろしく頼みます ともねぇ いいわぁ

158 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 21:42:46 ID:5pmzxqvR0
ごめんなさい。誤字です。
ダジャレのつもりで最後にいじったら……
素直じゃないな。ですね。
すいませんでした。

159 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 21:44:20 ID:ajniwg4H0
ああ 時事ネタに誤植か 粗あげ すまん
これからは気ぃつけてな

160 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 22:19:56 ID:WL/+MHfs0
>>148
> 素奈緒「だって…もう……ちゃったんだから、しょうがないじゃない…」

テラモエス

161 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 22:32:52 ID:ruCJbztT0
うわああああああああああああああああ
これ以上萌えさせるな…
とにかく>>148GJ
なごみ、俺は耐えるぞ!

162 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 22:44:21 ID:Smni3eFV0
714 :名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 22:14:42 ID:acBpP8YK0
       ┏━━━━━━━━━┓
       ┃ .マジ狩る☆乙女さん.┃
       ┃    制裁!ショー ┃
       ┗━━━━━━━━━┛            スゴーイ>
                バ ーーーーz___
          ┌───-─┐          ン!!
          │''´    ヾ  │       /~ニ)/)
          │ル 从リ从)〉│     ./ ///       ワーワー>
          │ゞ(i[゚]Дノii │     | || |
  ┌─-───┼───-─┘    '´,   `ヽ     ,ノ
  │ くj `i´lヽ .|            |ニfノ从从リ    ミ@゚∋
  └──-──┼──-──┐    ル(リ゚ ヮ゚ノリ___彡 ノ     キャーッ>
          │ ll_ハ_iン? │     く)公iつ | .|
          │ |__l_j   │      0ヽ_ノ   ̄    オトメサーン!>
          └──-──┘  .    し'ノ
           >>702
こんなもんでいい?


163 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 22:45:48 ID:Smni3eFV0
725 :名無しさん@ピンキー:2006/01/29(日) 22:27:13 ID:acBpP8YK0
       ┏━━━━━━━━━┓
       ┃ .マジ狩る☆乙女さん.┃
       ┃    制裁!ショー  ┃
       ┗━━━━━━━━━┛             ……>
                ド ーーーーz___
                    ン!!
                               
          ┌───-─┐     /~ニ)/)  
          │''´    ヾ  │    ./ /// 
           │ル 从リ从)〉│    '´,   `ヽ     ,ノ
          │ゞ(i[-]Дノii |   |ニfノ从从リ    ミ@゚∋
           ├──-──┤    ル(リ゚ ロ゚ノリ___彡 ノ     ……>
┌─-───┐ │ ll_ハ_iン? │     く)公iつ | .|
│ くj `i´lヽ | │ |__l_j   │      0ヽ_ノ   ̄    ……>
└──-──┘ └──-──┘  .    し'ノ


164 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 22:54:59 ID:Iw+CVtjG0
ttp://timimo.blog48.fc2.com/

こんなんあったけど。

165 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 23:29:11 ID:R+42J+V30
>>164

宣伝ですか?
うぜ・・・

166 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 23:33:12 ID:PTs3weanO
声優インタビューのスバル役の人の声とキャラにビックリ&orz

167 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 23:33:29 ID:Smni3eFV0
さすがにガールズサイドはよう読まん

168 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 23:41:10 ID:WL/+MHfs0
>>164
いまいちだね

169 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/29(日) 23:50:16 ID:kAXqpI/X0
スバル女体化じゃねぇの?

170 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 00:07:32 ID:OwhFYuTK0
イマイチどころかイマヒャクだな

171 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 01:24:13 ID:QB35CVsK0
>>148
素奈緒がだんだんシャナに見えてきた!

素奈緒がシャナ系統のツンデレっていいなおい!!

172 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 01:53:23 ID:YiKPwBaI0
レオ 「はぁ…なんでお前とはケンカばっかなのかな……」
素奈緒「それは……レオが私の言うこと聞いてくれないからでしょ」
レオ 「なんで俺がお前の言うこと聞かなきゃいけないんだよ」
素奈緒「そ、それは……レオが変わっちゃったから、よ。変わってほしくなかったのに……」
レオ 「……そんなに変わってないよ、俺は」
素奈緒「ウソ……レオは…変わっちゃったわ」
レオ 「変わったところには気がつきやすいから、素奈緒はそう思うんじゃないか」
素奈緒「!」
レオ 「ん?どした?」
素奈緒「今……素奈緒って、呼んでくれたね……昔みたいに」
レオ 「そうか?ずっと素奈緒って呼んでなかったっけ?」
素奈緒「呼んでないー!お前、とか、オイ、とかばっかりだもん……」
レオ 「そっか……わかった、そこは改める」
素奈緒「……うん!」
レオ 「しかし……素奈緒は変わらないなぁ……」
素奈緒「私だって……少しは、変わったわよ……?」
レオ 「いや、胸とか全然変わってぐぇ!?」

ズガン!

素奈緒「もう、一言多いところは変わってよ!」

173 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 01:54:10 ID:YiKPwBaI0
一人素奈緒萌え作戦実行中なので後悔はない。

174 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 02:01:13 ID:7RNG8Ch40
なあ、このスレの住人たちは俺を萌え殺すつもりか?
まったくこのスレは俺を狂わせるぜ…
書き手の皆さん本当に乙


175 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 02:08:13 ID:G/SqODOI0
24 :恐るべき讃岐うどん :2006/01/30(月) 01:57:17 ID:G14ctwC20
         ,.,.,.,..:;;;;;;;゙゙y゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;:.,;;;lllllllllllll,,....  ...ヽ 
      _,.,.,.:ll゙   〆...................... :::::!illllllll,. ヾ  ..ヽ
    _,.‐丶..〆  / .....................................llllllllll_....i.......:::ヽ
   ,;t..../../   /    {......:..........ヽ......::::llllllllll....i....:::::::i
   i /,,,,i″ ./ 〆 . i............ヾ.....ヾ.ヾ::::llllllllll....i...:::::::i
   :| ;,lll,llll″ / ....イ..........{........ヽヽ........}ヾヽ:::llllllllll.i..::::::::i
  ,.llll゙....::{..i.......{........{.....{.....{...{.....ヽ..ヽ....ヾ::::::::::::llllllll゙:::::::::i
  lllll″:::{..i.......i.........i.....ヽ...ヾ.入.ヽ.....ヽ.ハ.ハ::::__lllllllll::::::::i
  |lllll  :::ヽ........i........ヘ........ヽヾ ヽ/'_,.;;;; リ リ::{゙ヾllllll:::::::i
  ゙lllll, :::::i........i.........iハヾ ヽヾ,.〆,.=l;lllll}  i:::iリ }lllllllllll:::i
   `゙llllll:::::i,........”~≧ゝ‐,.  ” ゙\;!!ソ,  ソ丿:::::llllllllll
    .゙゙lllll:::::- ,rヽ:""llll;      ゙゚゚”`  :! :::::::..::llllllllllll、
     ゝ;;llll、`ヽ:、`:.二ツ           :ハ:::::....:::::: llllllllll
      .llll,;;ヽ、ヽ`゙    ;        ::i: i:::: .....::::: lllllllllll


176 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 02:09:50 ID:G/SqODOI0
     llllヾ゙゙:::::::ハ     `  ,,.     .:::i i:::i...:::::::i llllllllll,.
    .,llll 丶....i:::::i ヽ    ヾ;''゙ ヽ.    ゙ i. ii::i...i::::::i .llilllllll,.
    .lllll′丶....:::::i  :ヽ.,  ヽ....,."  " |′ i::i....i.:::::i  lllllll~
   .lllll″ ヾ....i:::i   `iii i'丶:_  ..''  ...ゝ、 i......i...::i   ゙゜
   lllll゙   i...i..::i      ヽ ゙゙"    ....|;;;ヽ i.....i......i    >>1 !、 誤爆してんじゃないわよ、このイカ
   llllll′  i...i.....i  , .- "゙;_.|      ....;;;ゝ;;i......i.....i,.     ……まあ、スレ建てたことに関しては乙って言ってあげるわ          
  ゙`    .i i....il‐'`;;;;;;;;;,!::::       .... /;;;;:i....i.....i......;,ー‐
      i゙ ゙゙;i i....i;;;;;;;;;;;;;;;;;l::       ;;;;;/;;;;;;;;;i i......i;;;;;;;;;;;;;;;;”,ゝ,. 
     |ヽ i i....i;;;;;;;;;;;;;;;;;;!__     ;;,、';;;;;;;;;;;;;;;;;i i.....i;;;;;;;;;;,,,./″゙゙ゝ
     | ヽi i....i::;;;;;;;;;;;;;;;;;;! ヽ  ー/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i .i....i;;.、""/     ヽ
     |  i i....ト_;;;;;;;;;;;;;;;'ヽ   /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;;;',i....i::i,/      ! 
     !  i...i....i::::::::::`丶,_;;,l,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,;;;;;;;;゙li i゙i,i      ヽー-~ヽ

177 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 02:10:26 ID:G/SqODOI0
     |  i........i ヽ:::::::::::::::::`lyr―--‐:;‐""゙"" /"i i::::i      .ヾ;;;・:ヽ_
    /  i i...i i i;;ll゙:゙:ー:―;_;:::::::::::::::::::::::::::/:::::::i: ::人i,       ヾ:::;;;∨;_ヽ 
    / i i....i: :i;: :    /;R;;| : : : : : : : : : : : : : : リ :ソ i::i、      ヾ;;;;;;;;;;;;ヽ、、
    丿 i i:i;;:: ;;、: : :  ├―|,,、:  : :  : : : :  ::リ: :i .i iヾ        ゞー=≠
    /  i  i:i:: :;;:     /:::::::|::::::″        : :iリ: :i: .i ヾ           /
   /.`   ヽ:;: :     : ;;!:;;;;;;|;;;;:: :      : : : :: :リ:::::i i ヽ      _/

178 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 02:14:57 ID:tS9G6Oas0
誰?

179 名前:恐るべき讃岐うどん :2006/01/30(月) 02:20:35 ID:Q+cW0vDB0
  /     ヽ;: : :   : : /::;;;;;;;|;;;;: : :    : : : : : : :::::::/   |    __/
  丶     丶、: : :  :/:;;;;;;;;|;;;;;;:: :    : : : : : : : :::/    丶 _〜~
   ゙ ヽー_   : : : : : ::;;;:          : : : : : /     ヽ 
あう、ほんとはここまであります
失礼しました

180 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 02:37:22 ID:1SfjH3jh0
発売前からこれほど萌えさせるとは……
……近衛素奈緒……恐ろしい子!

>>172 GJ!

181 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 08:19:11 ID:whnKXjKl0
仕事速ぇえ!!

182 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 09:04:09 ID:YhkTH4fzO
>>137
サンクス
これ聞けば1年は寝ないで頑張れる

183 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 11:51:58 ID:mZHxHsdkO
新キャラなかなか萌ス。
でも、オレPS2持ってないしorz
箱○初ギャルゲーで出してくれませんか?

184 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 19:44:18 ID:mNrNdyKFO
ちょくちょく出てくるスナオとは何者じゃ?

185 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 19:55:09 ID:svjfr46q0
PS2板の新キャラにして新ヒロイン
ゆえに祈先生が弾かれたーorz


186 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:00:07 ID:Jwx2XEGo0
発売前でまだ詳細が完全にわからないキャラでよく二次創作やる気になれるなお前ら。

187 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:14:36 ID:uw+lYRXt0
いまさらなんだけどSSって何の略
Second Scenario? Short story?


188 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:19:13 ID:b2r+imQI0
SSってつまるところ「書かれていないところを妄想する」わけだから
新キャラのSSだって全然OKだよね
まあ想像力がない人にはとても書けないだろうけどねー

189 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:20:05 ID:Jwx2XEGo0
多説有り。
「二次」創作=Second Story
アナザーエピソード=Side Story
ショートショート(ショートストーリー)=Short Story

どれが正解ってことはない。あとはFun Fiction=FFって呼び方もある。
ちなみに俺は『「二次」創作=Second Story』派。

190 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:21:12 ID:M5pEfVg80
>>187
定説は無し。
Second/Side/Short + Story って感じ。
長編の一次創作に対して使う人もいるし。

191 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:25:00 ID:Jwx2XEGo0
>>189>>187へのレスね

>>188
書ける書けないじゃなくて、書くか気になるかならないかの話だよ。
そのすなおというキャラのシナリオプレイする前にSS書いたら、それは作者の脳内補完8割のオリキャラじゃんw

192 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:25:32 ID:uw+lYRXt0
>>189>>190
ありがとう 決まってはいないんですね


193 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:28:21 ID:b2r+imQI0
>>191
じゃあ詳細がわからないイガグリのSSなんて永遠に書かれないなぁ

194 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:35:46 ID:3+mF7zJc0
まあ>>191が仮に書く気になったところで面白いものは書けないだろうな


195 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:51:49 ID:o5fjUd7FO
>>187
samesuga
sinniti
でssだよ

ゴメン

196 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 20:54:11 ID:x98y7K7U0
                \ │ /
                 / ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─( ゚ ∀ ゚ )< さいたまさいたま!
                 \_/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゚∀゚)< さいたまさいたまさいたま!
さいたま〜〜〜!   >( ゚∀゚ )/ |    / \__________
________/ |    〈 |   |
              / /\_」 / /\」
               ̄     / /
ジャナイノ?

197 名前:TAC :2006/01/30(月) 21:29:11 ID:tBRZfgUQ0
初めましてTAC(タック)と申します
少し後、ここに私の初SSを投下します
結構長いので支援よろしくお願いします
強引な展開、下手な文章だと思いますが、読んでいただければ幸いです。



198 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 21:36:00 ID:G/SqODOI0
支援はまかせろ
しかし20レス越えるようならテキストでうpローダにうpのほうがありがたい

すなおSS GJ!

199 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:01:05 ID:bPBI4aBn0
ここのコテの人たちに英字の人が多いのはなんでですか?

200 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:03:21 ID:uw+lYRXt0
それはコテの人にしかわかんないのではないでしょうか?
>>197私も支援します

201 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:03:30 ID:Jwx2XEGo0
>>194
なんでそうなるん?

202 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:06:40 ID:uw+lYRXt0
>>201
煽ってSS書いてもらいたいだけですよ 多分
>>197を待ちましょう

203 名前:キミと歩くこの道を(1) :2006/01/30(月) 22:12:33 ID:lkEsyS900
「おーい! なごみー!!」
俺はなごみを呼んだが返事は無い。
家の中にはなごみはいなかった。
いくら呼んでも、いくら待ってもなごみは現れない。
その時、人の気配がした。
「なごみ!?」
そこに立っていたのはなごみだった。
「なごみ。いるんだったら……」
「センパイ。私は夢を叶えるためにここを出て行きます」
「なごみ……? 何言ってるんだよ?」
「センパイ、さようなら」
そして、なごみはこっちに背を向けて走り出した。
「なごみ? 待て! どこに行くんだよ!?」
俺はなごみを追いかけたが追いつけない。
そして、いきなり目の前が真っ暗になった。
「さようなら……」


「うわあぁ!!」
ここは俺の部屋。俺のベッド。朝になっていた。
体中汗だらけだった。
「センパイ? 大丈夫ですか?」
隣にはなごみがいた。夢だったんだ……。良かった。

そしてまた今日が始まった。



204 名前:キミと歩くこの道を(2) :2006/01/30(月) 22:13:18 ID:lkEsyS900
――Chapter1:幸せな時間――


「センパイ! お帰りなさい!」
大学から帰った俺を迎えたのは、妻……じゃなくって、恋人のなごみ。
まあ、事実上同棲状態なのだが。
そして俺となごみは「おかえりなさいのキス」をした。
今、乙女さんはこの家にはいない。大学進学とともにこの家を出て行った。
たまに遊びに来たりしていたが、最近はあまり連絡を取っていない。
来春、小学校教師になるらしいのだが。
乙女さんが家を出て行った後、なごみが同棲するようになった。
なごみの実家の花屋は現在、再婚した天王寺さんとのどかさんが営んでいる。
なごみは竜鳴館を卒業してから街の一流ホテルのレストランでずっと料理人の修行を続けており、
いつも帰りが遅い。
今日から3日間、なごみは久しぶりの休みをもらっている。

今は秋。
俺は大学3年の半ばを過ぎた。来年の就職活動を考えなければならない。
もちろん2人の夢を忘れたわけじゃない。俺は経済学を勉強中。
なごみはあと数ヶ月で二十歳になる。
「今日は、お鍋ですからね♪」
鍋の時期には早すぎる気がするが、まあいいか。
「……?」
いつも見ているはずのなごみの笑顔に俺は何故か違和感を感じた。
最近何かソワソワした印象を受ける。


205 名前:キミと歩くこの道を(3) :2006/01/30(月) 22:14:01 ID:lkEsyS900
……

「ふー。満腹」
雑炊までしっかりたいらげて満足。
なごみはそんな俺を見ていつも嬉しそう、いや、嬉しいのだろう。
「線の内側」に入った人間にはとことん尽くし、逆に外側には関わろうとしないなごみ。
なごみには悪いが、昔はそんなギャップを楽しんでいた。
だが、最近のなごみは少しずつだが性格が柔らかくなったというか、
「線の外側」の人間にも本来の自分をみせつつある。自分では気づいてないだろうが。
俺はそんななごみを見て俺は嬉しく思う。
「はい、センパイ。お茶どうぞ」
「サンキュ。……なごみ、そういや今日から3日間休みって言ってたっけ?」
なごみには休日はあまり無かった。
修行に明け暮れているにもかかわらず、家事はしっかりこなしていた。
しかしまあ、こんなにまとまった休みは久しぶりだ。
「え? あ、はい」
「そうか……。じゃ、明日出かけようか? 俺は学校もバイトも無いし」
「ハイ! じゃ、お弁当作りますからね?」
「楽しみにしてるよ」
「久しぶりのデートですから腕によりをかけちゃいますから!」
なごみは疲れているはずだが、可愛い笑顔を俺に見せてくれた。

次の日

俺となごみは東京へ遊びに行った。

206 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:15:41 ID:JD0S66oC0
支援ー

207 名前:キミと歩くこの道を(4) :2006/01/30(月) 22:16:15 ID:lkEsyS900
今日は日光がポカポカして気持ちいい日であった。
午前中は街をちょっとブラブラして、大きな公園で休憩をした。ちょうど昼時だった。
「センパイ、お昼にしましょうか?」
昼飯はもちろん、なごみの手作り弁当である。お手軽にサンドイッチ。
まさにデートの理想だ。つくづく幸せな自分は男だと思った。
手軽なサンドイッチといっても妥協しないのがなごみである。
どこで食べるサンドイッチよりも美味い。

午後は主に洋服店をまわった。
「センパイ、これどうですか?」
試着室から出てきたなごみが俺に評価を求めてきた。
パンツスタイルなのだが。似合うには似合う。だが大体そのスタイルなので新鮮味が無い。
「似合いませんか……?」
不安そうな顔でこっちを見るなごみ。そんな眼で見ないでくれ!
店内を見回した俺はある物を見てひらめいた。
「なごみ! これを着てみてくれ!」
俺は見つけた服を取ってなごみに渡した。
「これですか……?」
少し顔をしかめながら渋々試着室に戻るなごみ。
数分後。
なごみが試着室から出てきた。
(オオ―――!!)
黒いプリーツのミニスカートに、白い肩出しセーター。
極めつけは黒いオーバーニーソックスで絶対領域が出来上がった。
白い太ももが眩しい。
「コレ、変じゃないですか?」
「よく似合ってるぞ。なごみ」
「え? そうですか? えへへ」

208 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:16:34 ID:uw+lYRXt0
支援

209 名前:キミと歩くこの道を(5) :2006/01/30(月) 22:17:19 ID:lkEsyS900
照れ笑いをするなごみ。以前は人前ではこんな表情は見せなかったのだが。
それにしてもまだ自分がどれくらい魅力的な外見をしてるのか分かってない。
「よし買ってやるよ」
「え? いいですって。私、多分着ませんし」
なんだかんだで、無理矢理買ってあげた俺。
そして、店から出たときなごみはその格好だった。俺がそのままでいてくれと言ったのだが。
なごみは俺の言うことは大体聞いてくれる。
いつもはスカートを穿くことなんてない。
2人で手をつないで歩いていると、街を歩く男がすれ違うたび振り返っている。
それぐらいなごみは美人だ。
「うぅ。肩が寒いですぅ」
今日は春並みに暖かいのだが、なごみは寒いらしい。
なごみは俺に引っ付くようにして腕を組んで歩いた。
何人もの道行く男達は俺を羨ましそうな眼で見ていた。敵意、殺意まで伝わってきた。
(クソ! 羨ましい)
(オトコの顔、イマイチじゃん?)
(俺の方がカッコいいのにー!)
ハッハッハ。何とでも言いたまえ。


――Chapter2:Dreamer――


夕方までデートは続いた。
そして、帰路についた。
松笠駅に着いてから松笠公園に寄り、俺達はベンチに座った。
時計は7時を指そうとした。

210 名前:キミと歩くこの道を(6) :2006/01/30(月) 22:18:02 ID:lkEsyS900
「めいっぱい遊んだな。さすがにクタクタだぜ」
「……」
「……なごみ?」
「え!? あ…何ですか!?」
「何だじゃないよ。……前からちょっと気になってたんだけど、
 お前、何か隠してないか?」
なごみは下を向いてしまった。どうやら図星らしい。
ダテに4年以上付き合ってるワケじゃない。
まあコイツはすぐに感情が顔に出るから分かりやすいんだが。
「なんでもいいから話してみろよ。な?」
「……帰ってから話します」
なごみはスッと立ち上がるとさっさと歩いて行ってしまった。
急いで俺は追いかけた。
やはり、なごみは俺に隠し事をしていたのだろう。
ただ、簡単な問題では無いことはなごみの表情ですぐにわかった。


家に着いてから、簡単な夕食を済ませた。
それからリビングで、俺となごみは向き合って話を始めた。
「センパイ。これから話すことに驚かないで下さい」
「分かったよ」
一息ついてなごみは話し始めた。

211 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:19:30 ID:qkGSnTZg0
私えん

212 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:19:38 ID:JD0S66oC0
支援♪

213 名前:キミと歩くこの道を(7) :2006/01/30(月) 22:20:52 ID:lkEsyS900
「私、料理修行で海外に行こうと思ってます」
え? そういうこと?
「へー? いいじゃん。行ってきなよ。いい機会じゃん。何日滞在するの?」
「2年です」
「ふーん。2年ね。思ったより短……って2年!!?」
「2年です。その間、日本に帰ることは出来ません」
「2年ってお前……。そんなまた……」
「一週間前、レストランのオーナーに呼ばれて、半年後にヨーロッパにある
 同じグループのレストランへ修行に行かないかって。
 新人を育成するために派遣する目的らしいです。
 認められた人しか行けないそうなんですけど」
そういえば、なごみは上の方々に気に入られてるという話は聞いた事がある。
「向こうは3日間、考える時間をくれました。
 行くかどうかは強制ではありません。
 だけど料理人としてのスキルを高めるには、夢に近づくには絶好のチャンスなんです。」
この休みは考える猶予だったわけか。
「なら、行―――」
「私はセンパイのそばを離れたくない!!」
なごみは立ち上がって俺に抱きついてきた。
「私、いつもセンパイのことばっかり考えちゃうんです!
 だから、だから……」
なごみは涙をぼろぼろ流して俺の胸に顔をうずめた。
「2年も離れ離れになったら、いつか心も離れてちゃいます!
 そうなったら、私、私……。また……居場所を失くして……」
俺は何も言えなかった。

214 名前:キミと歩くこの道を(8) :2006/01/30(月) 22:21:37 ID:lkEsyS900
夢を追いかける代償を払う事になってしまうのかも知れないのだから。
俺にはなごみを引き止める権利は無い。
全てはなごみが決めることだ。俺はなごみの夢を邪魔するような事はしたくなかった。
俺は泣いているなごみをただ抱きしめる事しかできなかった。

それからなごみは疲れてしまったのかベッドに倒れこむとすぐ寝てしまった。
俺の横で寝ているなごみを見て俺は考えた。
俺はなごみに何をしてやれるんだろう。
本当に心は離れてしまうのだろうか?
2年もの間、全く会えない状態になっちまう。
別に海外に行かなくても料理人にはなれる。
しかし、それはなごみのためにはならない。
俺はもちろん離れたくない。だけど、なごみの道を俺が塞ぐわけにはいかない。
俺の答えは……。

俺は夢を見た。
料理人として働いているなごみの姿を見た。
だが、そこには俺の姿は無い。
俺は一人になってしまった。
俺は一人闇の中でうずくまっていた。
いつか見た夢と同じような状況だった。

ふざけるな!
俺はなごみと一緒に夢を追いかけるんだ!
だから……



215 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:23:11 ID:JD0S66oC0
支援?

216 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:23:13 ID:bPBI4aBn0
シェーン

217 名前:キミと歩くこの道を(9) :2006/01/30(月) 22:23:24 ID:lkEsyS900
朝、眼を覚ますと隣で寝ていたはずのなごみがいなかった。
俺は慌てて1階に降りた。
まさか!?
だが、キッチンを見て俺は安心した。
「おはようございます! センパイ」
なごみは朝食の準備をしていた。
俺はなごみに近づいて、力いっぱいに抱きしめた。
「セ、センパイ!?」
俺は安心した。
俺は本当の自分の心が分かったような気がした。
「なごみ。行ってこいよ」
「そんな……? 私は、離れたくない……」
「俺はずっと待ってる。
 なごみが帰ってくるその日までに俺は俺自身を磨いて待っている。
 お前は料理人としての腕を磨いて、お前自身を磨いて、帰ってきてくれ。
 世界を見てこいよ。だから、俺を信じろ。俺もお前を信じる。
 お前の帰ってくる場所はココなんだからな?」
「センパイ……。ありがとう。私もセンパイを信じます……」
「俺はお前がいない人生なんて考えらんない。
 だから、今度はしばしの別れだけど、俺の心はお前から離れることはないし、離れたくない。
 俺はお前を愛してる。だから……」
あーあ。なごみの奴、涙ぼろぼろ流してるよ。
「俺と結婚しよう」
なごみは顔を上げた。

218 名前:キミと歩くこの道を(10) :2006/01/30(月) 22:24:16 ID:lkEsyS900
「本当、ですか……?」
「ウソ言ってどうすんだよ。ずっと一緒にいるんだったら2年なんて大したことないさ。
 一生会えなくなるわけじゃない。ただ、ちょっと時間が空くだけだよ。
 俺はなごみ一筋なんだからな。生半可な気持ちでこんな事言えるかよ!」
「センパイ! センパイ!」
笑顔でなごみは俺に飛びつき、俺は押し倒されてキスの嵐を受けた。
味噌汁の鍋がふきこぼれているのもお構いなしに俺たちは熱い口付けをし続けていた。
指輪の用意はまだだけど、今はこれでいい。


――Chapter3:みんな――


そして3ヵ月後―――

俺となごみは籍を入れた。
俺の親も、のどかさんも天王寺さんもすんなりと俺達の結婚を認めてくれた。
俺は学生結婚だ。大学の友達からえらく驚かれた。
一方、なごみは結婚する事をオーナーに伝えた時、オーナーはただ笑っていたという話だ。

式の会場はなごみが勤めているホテル。
結婚式の料理はこのホテルのレストランで作られたものだ。

なごみのウェディングドレス姿は本当に綺麗で、ただ目を奪われていた。
ホントに結婚するんだなと実感できた。
「なごみ……。すごく綺麗だ」
「えへへ」
なごみは気恥ずかしそうに微笑んでいた。


219 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:24:40 ID:74+Ul/0+0
私えん

220 名前:キミと歩くこの道を(11) :2006/01/30(月) 22:25:08 ID:lkEsyS900
招待客の中には懐かしい面々が揃っていた。
推薦で大学に行き、陸上をやっているスバル。
専門学校を出て、ゲームクリエイターとなったカニ。
現在、ストリートを経てインディーズで音楽活動中のフカヒレ。
幼馴染の3人は一年に何回か会ってるのでそれほど変わったように見えない。
あいつらの中で変わった事と言えばスバルとカニが付き合い始めた事か。
まさかスバルがカニの事が好きだとは当時は驚いた。
今、この2人は東京で同棲生活を送っている。
姫を筆頭とする旧3−Cの面々は久しぶりなせいか皆変わったかのように見えた。
姫はポニーテールをほどいてロングヘアになり、とんでもないブロンド美人になっていた。
佐藤さんも髪をほどき、すっと大人びた雰囲気を持っていた。
今も2人は仲良く一緒に世界を飛び回っている。
浦賀さんは今は女子サッカー界に入り活躍中だ。
豆花さんは今も留学中で、東京の大学に通っている。
イガクリは地元の大学で野球を続けているらしい。
祈先生は今も竜鳴館で教師をしている。たまにそこら辺で会うこともある。
俺の親、のどかさん、天王寺さんはもちろん、なごみの同僚に上司、俺の友達なども来てくれた。
鉄家の人たちも来た。乙女さんとその両親と弟のタクマ、陣内さん。


披露宴の余興では、乙女さんは手品……のはずなのだが、びっくり人間ショーを披露していた。
『このロープを……ん? こ、この! ふん!』
ブチィィッ
何重にも巻かれたロープは一気にちぎられた。
会場からは別の意味でスゴイ歓声が。


221 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:25:11 ID:uw+lYRXt0
詩宴

222 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:25:33 ID:74+Ul/0+0
あれ・・・ちょっと遅かった?


223 名前:キミと歩くこの道を(12) :2006/01/30(月) 22:26:25 ID:lkEsyS900
「何やってるんですか……? 先生」
「あら対馬さん。絶好の機会なので小遣い稼ぎを。今月ピンチですので」
「祈は衝動買いしすぎだからな〜」
祈先生はいつの間にか占いで商売を始めていた。
呆れて注意もできなかった。

「あれ、フカヒレちゃう!?」
「ホントネ!」
フカヒレもギター演奏で余興に参加した。
元クラスメート達はかなり驚いていた。
インディーズで活動していると知らなかった奴は多かった。
少しカッコいいのが悔しい。

余興を終えると、記念撮影が行われた。
全員集合での撮影を終えると、それぞれが記念撮影を始めた。
俺となごみは旧友たちに囲まれ、記念撮影の嵐にあった。
「なごみん! 次は私とよ!」
姫がなごみの隣に立ったのだが、
「何処を触ろうとしてるのですか?」
「チッ、気付かれたか……」
「エリー、何もこんなところで……」
佐藤さんも呆れ顔だった。

「対馬! ウチと写真撮ってーな!」
「私とも撮て欲しいネ!」
俺は浦賀さんと豆花さんに両脇を固められ写真を撮る事になった。
すると後ろから殺気を感じた。
なごみが怒りの感情をむき出しにしていた。
(なごみ! ここは抑えてくれ! 頼む!)
その場は何とか乗り切った。
後でフォローするの大変だったが。


224 名前:キミと歩くこの道を(13) :2006/01/30(月) 22:27:30 ID:lkEsyS900
式も終りに近づいている。
今、女達(未婚)にとっての大イベント「ブーケ投げ」が行われようとしていた。
なごみの背後には殺気立った女達が何人もいた。
「オラー! ココナッツ! こっちに投げろー!」
「なごみん! 頼むわよ!」
「エリー! 人を押さえつけちゃだめだよ〜!」
「ブーケはウチが取ったる!」
「ぜたい私が取るネ!」
「椰子さーん、頼みますわ〜」
そして、なごみは天井まで届くほどに高くまでブーケを投げた。
落下点に急ぐ女達。しかし―――
「はぁっ!」
みんなの頭上を跳ぶ者が1名。
そしてブーケをキャッチした。そして一回転して綺麗な着地を披露。
そんな事ができるのは……乙女さんしかいなかった。
「ありえねー!」
カニが叫んだ。
「ぬかった! 乙女センパイがいたのを忘れてた……」
姫は脇にあったテーブルの足を蹴った。八つ当たりはやめろよ……。
そういえば体育武道祭のドッジボールの時、乙女さん、すごいジャンプ力だったなあ。
「ふっ。まだ衰えてはいないな。次に結婚するのは私だな」
「乙女〜、ついに我輩と結婚する気になったか〜!」
土永さんが乙女さんに向かって飛んで来た。
「私は人間としか結婚しない!」
「オウム差別だ〜!」
土永さんは泣きながらどっか飛んでいった。

225 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:28:44 ID:JD0S66oC0
支援!

226 名前:キミと歩くこの道を(14) :2006/01/30(月) 22:29:12 ID:lkEsyS900
何はともあれ、結婚式は終りを迎えようとしていた。

……

「のどか、どうしたんだい?」
「ちょっと調子が悪いのよ〜」
「ちょっと休んだ方が……」
「そうね〜……うっ!?」
「どうした?」
ドタドタドタ……
「あ! ちょっと! どこ行くんだ!?」

「!? 母さん!」
なごみはこの会場を急に出て行ったのどかさんを追いかけて行った。
俺もなごみを追いかけた。

会場の外の女子トイレの前で天王寺さんがあたふたしていた。
「どうしよう! のどかが……」
「母さん!」
なごみがトイレに入ろうとした時―――
「オエェェっ〜!」
「え……?」

………

一時医務室に運ばれたのだが……

227 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:30:08 ID:bPBI4aBn0
支援

228 名前:キミと歩くこの道を(15) :2006/01/30(月) 22:30:10 ID:lkEsyS900
あの吐き気は「つわり」だったらしい。
本人が「なぜか」持っていた妊娠検査薬が陽性を示したのだ。
明日にでもちゃんとした検査を受けに行くとのどかさんは言った。
式が一時中断していたので、4人で会場に戻った。

会場のみんなが心配そうだったので、俺は事実を皆に報告した。
そして、一気に歓声が上がった。
ちゃんとした検査はまだなのだが……
「なんか向こうが主役になっちまったな(汗)」
「ええ……。でもいいんじゃないですか?」
俺はなごみと顔を会わせ、笑うしかなかった。
のどかさんと天王寺さんは嬉し恥ずかしそうに笑っていた。
なごみもそんなのどかさんの顔を見て嬉しそうに微笑んでいた。


――Chapter4:Believe――


挙式から3ヵ月後―――

式を挙げてから新婚旅行にも行ったし、俺の就職も内定した。
ただ、幸せで楽しい時間が過ぎていった。
だが、俺となごみの短い新婚生活が終わろうとしていた。

国際空港は出国する客で賑わっていた。
なごみは手続きを済ませた。俺はただその時を待っていた。
見送りにきたのは俺、のどかさん、天王寺さん、それに姫をはじめとする旧生徒会メンバー。

229 名前:キミと歩くこの道を(16) :2006/01/30(月) 22:31:01 ID:lkEsyS900
あと30分ほどでなごみを乗せる便の搭乗時間だ。
こんな状況でも「こいつら」のやる事は変わってなかった。
「オメーがいなくなるからせいせいするぜ!」
「何だと!? このカニミソが!」
なごみがカニの頬をつねっている。
「なごみ、そろそろ放してやれ」
「ハイ……」
カニを放したなごみ。カニは今にも泣きそうだった。
「なごみん、頑張ってきなさいよ!」
「椰子。お前の力を試す時だ」
「椰子さん。頑張ってきてね!」
「椰子! お前が帰ってくるまでにメジャーデビューするからな!」
ビッと椰子に指をさしたフカヒレ。
「期待しないで待ってますよ。先輩」
なごみはフッと笑った。
あの〜、皆さん。「対馬なごみ」なんですけど……
「おい、きぬ」
スバルは後ろにいたカニを引っ張り出した。
「……えーと。オメーが帰ってきたら次こそはギッタンギッタンにしてやるかんな!
 まあ、泣いて尻尾巻いて帰ってくんなよ!」
なごみを見てみると、呆気に取られた顔をしていた。
まさかカニに激励されるとは思わなかったからだろう。
「みなさん、ありがとうございました」
なごみは深々と頭を下げた。

230 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:33:23 ID:JD0S66oC0
支援

231 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:34:16 ID:mNrNdyKFO
脂嚥

232 名前:キミと歩くこの道を(17) :2006/01/30(月) 22:34:44 ID:lkEsyS900
「なごみちゃん。頑張ってくるのよ? 帰ってくるときは”妹”も一緒に迎えるわよ〜」
お腹をさすりながらのどかさんはニッコリして言った。
「なごみちゃん、行ってらっしゃい!」
天王寺さんも笑顔だった。
「行ってきます! ”お父さん”」
「私達はこの辺で〜。さあ皆さん行きましょう〜」
のどかさんは俺にアイコンタクトをしてきた。
そして、のどかさんはみんなを先導して帰って行った。
……ありがとう。のどかさん。

俺はなごみと2人きりになった。そろそろ搭乗時間だ。
俺はなごみに近づき、そっとなごみを抱きしめた。
周りは俺達に好奇の視線を浴びせるがそんな事は構いはしない。
「なごみ。サヨナラは言わないぜ? 
 お前が帰ってくる場所は俺の所だけなんだからな。行ってこい!」
「センパイ……じゃなかった。”あなた”、行ってきます!」
そして俺達は軽くキスを交わした。
俺はなごみを放したくない衝動にかられたが、必死で抑えた。
俺が放すと、なごみは後ろを向いて駆け出した。

―――なごみは必死に抑えてきた気持ちを一気に溢れさせながら搭乗口へ駆けて行った。
振り返ればレオがいる。だけど振り返れば決心が揺らいでしまう。
だからなごみは振り返らずただ涙を流し、走るしかなかった―――

なごみは行ってしまった。だけど俺は進まなければならないんだ。
また会う日のために―――

……


233 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:34:54 ID:uw+lYRXt0
子園

234 名前:キミと歩くこの道を(18) :2006/01/30(月) 22:35:42 ID:lkEsyS900
しばらくして気が付くと俺の後ろには佐藤さんがいた。
「? 佐藤さん……」
「椰子さん、行っちゃったね……」
「ああ……」
「対馬君は寂しくないの?」
「寂しくないわけがないよ。
 だけどあいつが頑張るんだから俺も頑張れる。だから大丈夫だよ」
「本当に大丈夫なの?」
「俺はなごみを信じてる。あいつも俺を信じると言ってくれた。
 あいつとの夢を叶えるためにも俺は信じる」
「! 信じる事……か」
「相手をただ信じるだけ―――。相手の気持ちはわからないからな」
「……」
佐藤さんはそれから黙ったままだった。そして、
「それじゃあね。エリーが待ってるから」
「ん、じゃあね。佐藤さん」
佐藤さんはこちらに手を振って出口へ向かっていった。

……


235 名前:キミと歩くこの道を(19) :2006/01/30(月) 22:36:33 ID:lkEsyS900
「気は済んだ?」
「うん。もうスッキリしちゃったな」
「そう? 目の下が赤いけど?」
「もう。エリーったら……」
良美はリムジンの窓の外を眺めた。
(私が入っていく隙は無かったんだよね……。わかってはいたけど……。
 あの2人は信じているから愛し合ってる。信じるから幸せでいられる。
 私も人を信じるよ……。
 対馬君―――)

彼女の一方通行の恋は本当に終りを告げた―――

……

そして俺は空港から出た。
上を見ると、なごみを乗せた飛行機が空高く飛んでいた。
これからお互い辛い日々が始まる。

だけど……

なごみにまた会う日のために俺……頑張るよ……
俺とお前の夢を叶えるために―――



236 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:40:25 ID:bPBI4aBn0
支援

237 名前:キミと歩くこの道を(20) :2006/01/30(月) 22:40:48 ID:lkEsyS900
――Chapter5:それぞれの道――


なごみが旅立ってから1年ほど経った。
なごみは月に2,3回ほど手紙を送ってくれた。
内容は、嬉しかった事、辛かった事、何より会えなくて寂しいと。
国際電話をかけてきた事もあった。
俺と話せる事が嬉しいのか、はしゃいだ声だった。
たまに、帰りたいと言ってくる事があった。
辞めたいと言ってきた事もあった。
そういった時、俺はなごみを叱った。
「お前の夢への思いはそんなものだったのか?」
俺はなごみに問う。
そして、なごみはまた立ち直る。
そして俺は、
「俺もお前との夢のために頑張る。だからお前も頑張れ!」
と言って元気付けてやることしか出来なかった。

俺は、大学を卒業し、経営コンサルタント企業に就職した。
就職したのはいいが失敗ばかりの日々を送っている。
外食業界のノウハウを学び、将来に向けて奮闘中なのだが
辞めたいと思う事が何度もあった。
だが、向こうでなごみが頑張っているというのに俺がヘコたれてたんじゃ
あいつに会わせる顔がない。
俺も頑張る。そう約束したから続けられる。


238 名前:キミと歩くこの道を(21) :2006/01/30(月) 22:41:39 ID:lkEsyS900
俺の周りの連中もそれぞれの道を歩み始めている。
スバルは大学時代前半、スランプに悩まされたが、最後のインカレで見事日本一となり、
ついでに学生新記録を打ち立てた。そして、卒業後は実業団に入った。
カニは春に大ヒットしたゲームの開発に関わったおかげで、次回作の製作に追われている。
この2人は忙しく会う時間をなかなか作れずにいるがお互い支えあっている。
フカヒレはインディーズ部門のチャートでTOP5に入り、更に人気上昇中だ。
乙女さんは去年から近辺の小学校に赴任している。早くも人気教師となったらしい。
面倒見がいいし、優しいからね。子供を蹴ってなきゃいいけど。
姫と佐藤さんは相変わらず世界を飛び回っている。
拳法部の村田はこの前K−1に出ているのをTVで見た。
その隣には専属のカメラマンとして西崎さんがいた。
それと、なごみがいない間にのどかさんは女の子を出産した。
なごみの妹。つまり俺にとって義理の妹ってわけだが。
名前は「かなえ」とのどかさんが命名。
ちなみにかなえという名前は「望み、願い、夢を叶えられるように」
というのどかさんの子供を想う心からつけられた。
のどかさんと天王寺さんは早くなごみに会わせてやりたいと願っている。
当のなごみも妹に早く会いたいと言っていた。

みんな頑張っている。俺も頑張らないと。

5月に入ろうとしていた時。
今日は日曜日で一週間の疲れがどっと出て、ソファーの上でぐったりしていた。
入社して1ヶ月経つのだが、未だに慣れない。
夕方になり、夕飯の準備をしようとしたとき、携帯の着信音が鳴った。

239 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:41:51 ID:G/SqODOI0


240 名前:キミと歩くこの道を(22) :2006/01/30(月) 22:42:28 ID:lkEsyS900
カニからだった。
「もしもし。どうした?」
『レオ! いいからTVつけろ! チャンネルは……』
TVをつけてカニに言われたチャンネルにしてみると、画面にはなごみが映っていた。
「なごみ!?」
『そーだよ! ココナッツがインタビュー受けてんだよ!』
番組名は「世界に羽ばたく若者たち」という30分ほどの番組だった。


『さて、今日はレストラン○○○で料理人として修行をしている
対馬なごみさんを紹介しようと思います』
リポーターがなごみにインタビューを開始した。
なごみはリポーターの問いに淡々と答えていった。
『何度も辞めようと思いました。もう十分だろっ思ってしまう自分がいました。
 ですが、夢のためにここに来たんだと自分に言い聞かせてそれを乗り越えてきました。』
『対馬さんは結婚なされてるそうですね?』
『はい。私の主人は夢を応援してくれてるし、
 主人は一緒に夢を叶えるために日本で頑張っています。
 また会う日のためにお互い頑張っています』
『最後に何か一言を』
『夢を目指すには支えてくれるパートナーが必要な時があります。
 そのパートナーが人生のパートナーだったらなんて幸せな事だと思いませんか?
 今は離れていますが、私は主人を信じていますし、主人も私を信じてくれてると思います。
 夫婦は互いを信じるから愛し合えるのではないでしょうか?』


241 名前:キミと歩くこの道を(23) :2006/01/30(月) 22:43:24 ID:lkEsyS900
そして、番組は終了した。
いつの間にか、携帯の通話が切れていた。
そして、俺の頬には熱いものが流れていた。


――Chapter6:想い人――


機内アナウンスは間もなく国際空港に到着する事を告げていた。
2年ぶりに見た日本の景色。
私の鼓動は熱く高ぶっている。
いろいろ辛かった日々は一時終りを告げて、私は日本に帰ってきた。
2年という月日は私には永遠に感じてしまうほど長かった。
この飛行機は着陸体制に入った。
最愛の男性(ひと)はあそこにいる。
一分一秒忘れた事などない。
私の支えとなってくれている男性。

手続きを終えて、私は自然と早足になっていた。
この先にいるのだろうか?
もちろん、到着時間は伝えてある。
私はセンパイの姿を探した。

……

俺はなごみを乗せた便の到着を告げるアナウンスを聴いて、
落ち着きが無くなってしまった。
焦りつつも、ただ待つしか無かった。


242 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:43:36 ID:G/SqODOI0


243 名前:キミと歩くこの道を(24) :2006/01/30(月) 22:44:13 ID:lkEsyS900
そろそろ手続きを終えただろうか。
もうすぐ来るに違いない。
ずっと逢いたかった。
2年という長い月日。
永遠のように感じた、なごみがいない日々。
それはようやく終りを迎えようとしている。
俺はベンチに座り、ひたすらその時を待った。

……

ツカツカツカ……

下を向いている俺の視界に女性の足が見えた。
見覚えのある靴。
旅行用のトランクも目に入った。
俺はハッとして上を見上げた。
俺の前にはなごみが立っていた。
なごみは驚くほど綺麗になっていた。顔立ちが大人になっていた。
俺は立ち上がり、周りなんて気にせず、なごみを強く抱きしめた。
なごみも俺の背中に腕をまわし、力強く抱きしめてきた。
「なごみ……。一緒に帰ろう……」
「ハイ……センパイ……」

……

移動中、すっと俺となごみの会話が絶える事は無かった。

244 名前:キミと歩くこの道を(25) :2006/01/30(月) 22:45:01 ID:lkEsyS900
まるで2年という月日を埋めるように。
今日、俺はなごみが人間として一回り成長したように感じた。
向こうでの経験がそうさせたのかも知れない。

数時間後、松笠駅に到着した。
時間は夕方とあって、学校帰りの学生や仕事帰りのサラリーマンで溢れていた。
なごみの様子が何か変である事に俺は気が付いた。
「どうした? なごみ」
「いえ……私はここに帰ってきたんですよね?」
「そうだ。お前は帰ってきたんだよ」
「今、気付いたんです。私はこの街が好きだったんだなって」
「そうか……。さあ、早く帰ろう。のどかさんも待っている」
実言うと、今日はなごみが帰ってくるということで、
なごみの実家で食事することになっている……のだが、
のどかさんは料理が出来ないし、天王寺さんもそれほど料理ができるわけでもない。
なので、「たまたま」暇だったあの男にご馳走の調理を依頼しておいた。

……

「まっ、愛するレオのためならこれぐらいはな」
「気持ち悪いからやめれ」
「やっぱりスバルはボクよりレオの方が……」
カニは心配そうな目でスバルを見た。
「………」
「「否定しろよ!!」」
俺とカニのWツッコミが炸裂した。
それはおいといて、テーブルに並んでいるのはものすごいご馳走。

245 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:45:28 ID:G/SqODOI0


246 名前:キミと歩くこの道を(26) :2006/01/30(月) 22:45:47 ID:lkEsyS900
だが、テーブルの隅にはなにやら怪しい物体が。
「それはボクがつくったんだよ? ちゃんと食えよな」
(悪い。俺が目を離した隙に勝手にアレンジされた)
(マジかよ!? 料理ぐらい教えとけよ!)
(俺達も色々忙しかったんでな……)
カニの料理の殺人的マズさは保証つきだ。保証してもしょうがないのだが。
それにしても、スバルもカニも忙しい中よく来れたもんだ。
カニはなんだかんだ言ってなごみに会いたかったんだろうけど。
その他の人らはみんな忙しくて来れない。
ちなみにフカヒレはまだインディーズで活動中で
まだメジャーデビューは出来そうに無いと言っていた。
今日は地方遠征で来れないらしい。
「さあみんなボクの料理食ってくれよ?」
大きくなった「かなえ」を抱っこしているのどかさんと天王寺さんは
身の危険を察知したのか顔が引きつっていた。
なごみは怒りの表情をあらわにしていた。
「こんな物食えるか!! このバカガニが!」
「んだと――! ココナッツ! ボクの料理が食えないのか!?」
「伊達先輩が作ったものに勝手に手を加えるな! 」
なごみはさっきの会話を聞いていたらしい。
俺はなごみを、スバルはカニを押さえた。

247 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:46:15 ID:UsH3+QelO
しえん

248 名前:キミと歩くこの道を(27) :2006/01/30(月) 22:47:07 ID:lkEsyS900
「今度俺が料理教えるからな。今はおとなしくしてろ」
スバルはカニを制した。
「うわーん!」
すると、怖かったのか、かなえは泣きだしてしまった。
「あらあら、びっくりしちゃったのね」
のどかさんはかなえを抱っこしあやした。
なごみはすごくバツの悪そうな顔をしていた。

「では、気を取り直して……なごみ! おかえりなさい!」
俺が乾杯の音頭をとった。
なんやかんやで、お食事会が始まった。


――Last Chapter:キミと歩くこの道を――


しばらくして、のどかさんと天王寺さんはかなえと一緒に寝室へ。
明日も花屋は開くから眠るということだ。
スバルとカニは明日も忙しいということで、帰っていった。
カニは新作ゲームの発売日が迫っているし、
スバルは今年、オリンピックの選考を控えているので時間を自由に取れないらしい。
2人共忙しい中、来てくれたのだ。
あいつらには感謝している。

そして早朝。のどかさん達はまだ起きていない。


249 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:48:19 ID:qkGSnTZg0
そえん

250 名前:キミと歩くこの道を(28) :2006/01/30(月) 22:48:23 ID:lkEsyS900
「そろそろ行こうか?」
「ハイ」
この家を後にした。

……

それから俺となごみはとぼとぼと歩いていた。
「朝焼けが綺麗……」
なごみにとっては2年ぶりの日本の朝焼けだった。
2人でそれをしばらく眺めていた。
「なあ、なごみ」
「なんですか? センパイ」
「お前がいない2年の間、気付いたことがあったんだ。
 なごみの存在は、俺にとってかけがえのない支えになってくれているんだなって。
 それを改めて認識したよ」
「それは……私もですよ」
「互いに支える。それが夫婦なんだよな?」
「そうかも知れない……いや、そうです。だから私は諦めずにここまで来れたんですから。
 竜鳴館にいた時も夢を諦めずに済んだのもセンパイのおかげです」
「俺もなごみがいたから夢を見つける事が出来たんだ」
「センパイ……」
「なごみ」
「ハイ?」
「夫婦なんだからさ、センパイって呼び方、やめにしないか?」
「あ……」
なごみはかなり困った顔をしていた。
夫婦とはいっても、2年は別居状態だったし、
実際の結婚生活は3ヶ月なのだから夫婦という実感は無いに等しい。

251 名前:キミと歩くこの道を(29) :2006/01/30(月) 22:49:38 ID:lkEsyS900
え〜と……。じゃあ……、あなた?」
「……」
すんごい違和感。
「少しずつ慣れて行こうぜ? な?」
「そうですね」
なごみはおかしいのかクスクスと笑っていた。
「さあ、帰ろうか? 俺達の家に」
「ハイ! 私達の家に帰りましょう。あ・な・た♪」
俺はすごく恥ずかしくなった。自分で振っておきながら。

俺達2人は、家路へ就いた。
なごみは今日、レストランのオーナーに挨拶してくる。
この経験はなごみの夢に一歩大きく前進した事だろう。
俺も今の仕事でしっかりと勉強して、夢へ前進させたい。


252 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:49:47 ID:G/SqODOI0


253 名前:キミと歩くこの道を(30) :2006/01/30(月) 22:50:11 ID:lkEsyS900
「なごみ。ずっと一緒にいてくれるよな?」
「当たり前じゃないですか! 私はセ……あなたの傍を離れませんよ?」
「俺もだ。いつか2人で店を開けるように一緒に頑張ろうな」
「ハイ!」

また新しい1日が始まる。

俺達は歩き続ける。
生きている限り、この道が途切れる事はない。
俺はずっと、ずっと、この道を歩いて行きたい。
なごみと一緒に歩くこの道を。

未来へ続く道を―――

〜おわり〜

254 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:51:31 ID:V44ig/NN0
こなあああああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい(ry

255 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:54:15 ID:mNrNdyKFO
アメリカ合衆国のブッシュ大統領が先ほどホワイトハウスにて緊急会見を開きました。内容は「good job !!」とのことです

256 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:54:47 ID:uw+lYRXt0
GJ!!この言葉以外でどう称えられようか

257 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:55:50 ID:bPBI4aBn0
GJ!!です。

>>254
レミオレメン乙

258 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:56:25 ID:bPBI4aBn0
レミオロメンだった。

259 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 22:58:44 ID:JD0S66oC0
GJ!中盤から後半のもたつきが惜しい!

260 名前:TAC :2006/01/30(月) 22:59:07 ID:lkEsyS900
改めましてTACです
最後まで読んでくれてありがとうございました
この作品中の底にあるテーマとして未来、夢などがあります
オリジナルであるなごみの妹の「かなえ」
という名前もそれに基づいています。
「のぞみ」でもいいかなあと思ったのですが個人的にかなえで(笑)
この名前には批判もあるでしょうけど
まあ、こうしてみんなは夢へと近づいていくわけです。

最後にもう一度。読んでくれてありがとうございました。

261 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 23:04:25 ID:74+Ul/0+0
GJ!!!!!

262 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 23:24:16 ID:G/SqODOI0
>>260GJ! 素晴らしい。
これだけの長さにもかかわらず、すらすら読めた。
一つだけすっぱい指摘をしておくと、
「〜だ」調と「〜である」調は混在させないほうがいい。


263 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 23:24:40 ID:QB35CVsK0
>>260
長編乙です〜GJ
スバルとカニの同棲生活もみたくなったぜ

264 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 23:26:40 ID:qdwpQWrK0
GJそれしか浮かばない…

265 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 23:43:23 ID:G/SqODOI0
753 :名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 23:35:47 ID:G14ctwC20

               
            ,,フ' ;;ヾ;ミ;.>〆, , 
          ,rク;;;    ;;;  ;;;;;;`ヽ
        ノ;;;;;;/;;;;;;; ;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;从;;ヾ
        /;;;;;;;;/;;;;;,;/;;;;;;;ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト
         イ;│;;;//;;;/;;;;;;;ハ从;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;r
         《ii;;イ;;;; 巛;;;; ∠ヾヘ_:;i;;;;;;;;;;;;;;;;i
         |{'ト;;;l, {':、ヾ!  '´ヒソク 斤;|`);;|
          {'ヾ ___トヽ__ノ //イ; ン;;;|   
              ヾ ;丶     ハ/;;;;;;;;;;|    
           丿ゝ --   /;/;;;;ソ;;;;|     
             从;;; i;\  イ /;;;; /|{ ;;;i
            |;;;;;;/!;;;''│ /|ソ;;/lヾ;;;;ヽ
           イヾ;;|从r{ゝ //;;イ  `ヾ;ヽ
          / i;;;; i |ゝ ┴|‖|   __=ヽ              
         r'  \ヾヽイ  /|‖| 彡彡 ,へ
         |   ゞ、ヽ|,/===レ'"´,.rー'´'´ }
         /  } `=r-r-==ニ二ニノ´    !
        /  /   k__{      ヽレ   r、ヘ,|、
        /  /   / イ       }   / ンヒ!ヘ
       /  {   / イ       ノ  /ヾシ |ヾヘ
       ノ  {   / │       /   ヽ、/!ヾ、、
      /ヒ===ヽ }   |      /ニミ     |}、
      \/´ ̄ヽ(   |   ー==7 ̄``ミミミミヽ
       /    |、 r!__,. -―'´    /;;;;;;;;;;;;;;ハヽ 

266 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/30(月) 23:49:55 ID:G/SqODOI0
390 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/30(月) 21:49:54 ID:1k8BHhng0
取り合えず、高嶺おいておきますね
                 
つ             |l、 ゙''ミ゙''i、               
              |│  ゙l │              
            | ゙l、 │ ゙l               
              | │ .l゙ .|              
           l゙  `゙゙″ ゙l              
              ,{,      .ト              
              |:\     |              
           |:::::::\  _〕              
             l゙:::::::::::〔゙゙` ゙l              
          ,!:::::::::::::|_,,,,,,|、             
          |::::::::::::::[   ゙l             
             l゙:::::::::::::::|,,,,,,,,--ト            
             |::::::::::::::::l゙    ゙l、           
          |::::::::::::::::::|,,,,,,,,,--┤           
            |:::::::::::::::::::|    │           
         ,!:::::::::::::::::::|    ._,,|,,、          
         |::::::::::::::::::::゙l,-ー''"゛  `''-、_        
            l゙:::::::::::::::::::::::ヽ       `''-、     
         \::::::::::::::::::::::::\        |     
          ‘i、::::::::::::::::::::::::ヽ   ◎ ◎,}     
           `゙゙゙゙゙゙"'''''''''''''''''┴-------ヾ     

267 名前:TAC :2006/01/30(月) 23:53:48 ID:wIVaUba10
じつは今番外編を製作中なのですが
忘れた頃に出るかも


268 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 00:17:25 ID:aKPjZJDRO
>>260
笑いあり涙ありで凄い良かった
言っとくがオレは泣いてないかんな
オレは笑ってたんだかんな
とにかくGODJOB

269 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 00:24:01 ID:DWiKacar0
ツンはだれかいないのか〜
デレばかりでバランスが悪いぞ
GJ!!

270 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 00:24:10 ID:aKPjZJDRO
>>267
忘れた頃だと?
忘れなかったらどうすんだ?
という訳でじゃんじゃんcome
首を長くして待ってます

271 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 01:30:41 ID:opf437sl0
なんか自分の文章に酔ってる感じがした。
一応、GJ

272 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 01:55:21 ID:0w2NxU6e0
文章を読んでてやっぱりリズムがなんかしっくりこないです。
一人称というより箇条書きっぽい部分がちらほらあるように見受けられます。
あとレオの一人称部分はもう少し軽くしていいかも。
重い部分は重く、ギャグ展開のときは軽くすることによって話にメリハリがつきます。

初めてでここまで長いのを書けるのはとても素晴らしいことです。
長編一本書くだけでものすごい労力ですからね。
あとはもっとガンガン書いて、まず文章を書くことに慣れていくことが上達の一歩だと思います。

273 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 02:03:18 ID:j9NeVgOA0
ま・・・まぁ、よくできてるじゃないっ!
ふん!あ、あなたにしては、上出来よ!

274 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 02:27:59 ID:APasIcuz0
>>260
俺も一個だけ
>「センパイ……。ありがとう。私もセンパイを信じます……」
なごみんはちゃんと(ございます)付けるんじゃない?
結構言葉には気を使ってると思うんで。

内容は面白かった。GJ


>>254なぜ粉雪?

275 名前:近衛素奈緒妄想SS 1/9 :2006/01/31(火) 02:56:17 ID:ZJonPJHY0
 こんなこと言うの、自分でもバカらしいと思ってる。でもこれ、マジな、ことだから。
 ―――俺、近衛のこと、好きみたいだ。

 そう言ったら彼女は、今にも泣き出しそうな表情で俺を見た。

 近衛素奈緒妄想SS

「ハ、……なんで、こうなってんだか」
 顔を伏せたまま、おかしそうに、近衛がつぶやく。
 まったく、同感。
 俺の部屋で、近衛と二人並んでベッドに腰掛けて、そして、お互いに緊張してる。そんな状況。
 なんだよ、この状況。
 あの、近衛だぞ? お互いに傷つけ合うような真似をしてしまって、顔を合わせればいつも険悪になって。
 それこそ、この世から居なくなってほしいとすら思ってたあの近衛と、今、こうして。

 跳ね回る心臓の鼓動が、うるさくて仕方がない。
 なんで、俺達はこんな風になってるんだろう。
「ホント、俺達、なんでこうなったんだろうな」
 緊張を吐き出すように、そのつぶやきに応えてみた。
 なんだか、声がうわずった気がする。近衛、変な風に思ったかな。
 ああ、ダメだ。なんかもう、脳が沸騰してる。
 近衛からの返事は、ない。黙ったまま。

276 名前:近衛素奈緒妄想SS 2/9 :2006/01/31(火) 02:57:13 ID:ZJonPJHY0
 沈黙が、耳に痛い。
 心臓の鼓動が、脳に響く。

「ね、え」
「!」
 唐突な、呼びかけ。耳朶を貫く。
 みっともなく、その声にビビって、身体を震わせた。
 顔の表面が、燃えるように熱くなる。
 ああ、俺、こんなチキンだったんだ。
「なんか、言いなさいよ……」
 絞り出すように、ゆっくりと近衛は口を開いた。
 緊張しているのは、彼女も同じだったと、あらためて思う。
 横に顔を、動かす。視線が、近衛をなぞる。
 膝の上にのせた、硬く握った拳。
 よく見れば、わずかに、震えている身体。
 顔は前髪に隠れて見えないけれど、きっと、額の端は既に汗だくだろうと思う。

「なんか言え、っていっても」
 
 こうして、近衛と二人っきり。
 近衛が、俺の部屋に上がってくれて。
 ベッドで隣に、近衛の分の体重がそこにあって。
 だから、もう、この状況は。
 俺は、近衛のことが好きで。
 近衛は、俺のことが、

「そういえば」
「……なによ」
「告白の返事、聞いてない」
「……ッ!!」

277 名前:近衛素奈緒妄想SS 3/9 :2006/01/31(火) 02:58:25 ID:ZJonPJHY0
 好きだと言ったら、彼女は、今にも泣き出しそうに顔を歪ませた。
 ずきりと、胸に痛みが走った。馬鹿なことを言って、傷つけてしまった。
 ほら見ろ。テンションに身を任せると、いつもこういう目に遭う。
 あの時から、わかっていたはずだろう。
 唇を噛み締める。返事は、聞くまでもなかった。
 ごめん、忘れてくれと言って、背を向けた。
 彼女から、この場から、逃げようとした。
 そうしたら、行かないでと、制服の裾をつかまれて。そのまま。
 何を言えばいいのかわからず、二人、長いことうつむいたまま立ち尽くして。
 いい加減、突っ立ったままなのもアレだから、わけのわからないことを、口走ってしまったんだ。
 ウチにこないか。

「アタシ、は……ッ!」
 激情を、押し殺したような声。
「……アタシは、対馬のことなんて、嫌い」
 音が、失せた。
「グダグダ、女々しい言い訳ばかりで」
 恐怖のような、高揚。
「鉄先輩の言うことも、素直に聞かないで」
 聞きたくないのに、耳を澄まして。
「霧夜なんかに、だらしなくしっぽ振って」
 為すがままに、傷を抉られる。
「いつも怯えたまま、何事にも真剣になろうとしない臆病者のことなんか!」
 キッ、と顔を上げて、瞳に涙を滲ませながら。近衛は、

「――――――大ッ嫌い!!」

 叫びつけた。

278 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 02:59:56 ID:fSFNcB9b0


279 名前:近衛素奈緒妄想SS 4/9 :2006/01/31(火) 03:01:38 ID:ZJonPJHY0
 近衛のほほを伝って、ポタポタ、涙がこぼれ落ちる。
 スカートに、シーツに、染みを作る。
「なんでよ」
 ぐしゅ、と腕で顔をぬぐって。
「なんで、アタシのこと好きだなんて言いだすワケ!?」
 きれいな、泣き顔で、俺を睨んだ。
「好きだから」
「ふざけ……!!」
「憧れ、だったんだ」
 思いもよらない言葉に、声をつまらせる。
「ッ!?」
「正論を押し通す、真っ直ぐなところとか」
 時には口うるさくて、うっとおしいだけだったけれど。
「目標に向かって、何があっても頑張ろうとするところとか」
 ソレが過ぎて、ただの意地っ張りになってしまいそうなときもあったけれど。
「そんな風に、自分の意志を持っていて、それをちゃんと貫き通そうとするところとか」
 その意志の強さのせいで、君の素直な一面を、誰も見てくれないままだけれど。
「そんな風に、俺もなりたかったから」

 彼女はまた、顔を歪ませて。

「それを―――それをふざけるなって言ってるの―――!!」
 胸ぐらを両手で掴まれた。
 引き寄せられる。
「アンタだって……」
 彼女の顔が、すぐ、目の前に。
「アンタだって!」
 瞳が合った。
 お互いの顔を、一瞬だけ、映し合った。
 近衛は顔を伏せる。ドン、と俺の胸に額を押しつけて。
 
「前は、そうだったクセに―――!!」

280 名前:近衛素奈緒妄想SS 5/9 :2006/01/31(火) 03:02:46 ID:ZJonPJHY0
 絞り出すような、小さな叫び。
 胸を、抉る。


 もう、涙腺が決壊してしまったのか、近衛はこれ以上言葉を発することなく、泣き続けた。
 彼女の背に腕を回して、背を撫ぜる。
 俺の胸でしゃっくりあげる彼女が、あんまりにも愛おしいから。
「近衛」
 彼女の顔を胸から離す。
 顔を上げたその彼女に、キスをした。
 一瞬、唇を押し当てただけ。何をされたのか近衛が理解するまでに、数瞬。
 彼女の瞳が、真っ赤な怒りに染まって。
「きらい」
 俺の胸が、また近衛に引き寄せられる。
「対馬のことなんか、だいっきらいだ」
 唇を、吸われた。

 服を脱ぎさった彼女が、羞恥に顔を俯かせながら、ベッドの上に佇んでいる。
 恥ずかしいのは、こっちも同じ。
 女性の前に、裸を晒す習慣なんて、持っていない。
「い、いつまで、つっ立ってんの……?」
 掠れた声に、力はない。
 余裕の無さは、お互い様かと、裸の近衛に近付いた。

281 名前:近衛素奈緒妄想SS 6/9 :2006/01/31(火) 03:03:35 ID:ZJonPJHY0
 最初に触ったのは、ふとももだった。
 右手に伝わるすべらかな感触に、顔面の毛細血管が沸騰する。
 左手を彼女の背中に回して、抱きしめる。
 ついばむようなキスを繰り返す。ふとももをさする手はお尻を伝って、いつしか彼女の脇腹まで。
「……ん……ふ」
 こぼれ出る声をふさぐように、また口づける。
 前触れ無く、舌をこじ入れる。
「――ん、ん!?」
 唇をなぞり、粘膜同士をこすり合わせ、唾液を送り込む。
 強く、舌を吸った。
「ん―――!」
 頭の芯が、痺れる。
 ちゅぽっ、とみっともない音を立てて唇が離れた。
 息苦しさに、大きく息をつく。
「は―――……」
 乳房に、右手をそえる。
「あっ」
 もう片方の乳首を、口に含む。
「ふあ……っ!?」
 あんまり強く力を入れすぎないように、乳首を転がす。
 しゃぶりつき、舐め回す。
「ちょ、や、やだ……!」
 不意打ちで、軽く噛む。
「んっ、やだ、やだってばぁ……!」
「……? 気持ちよくない?」
「こ、こんなの、恥ずかしいだけよっ……」
 顔を背けて。
「……キスの方が、いい……」
 拗ねたような、可愛い声。 

282 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:03:50 ID:fSFNcB9b0


283 名前:近衛素奈緒妄想SS 7/9 :2006/01/31(火) 03:16:48 ID:ZJonPJHY0
 唇をふさいで、ねぶり合う。
 吐息を、交換し合う。
 頬を頬を、こすり合わせる。
 心地よすぎて、死にそうだ。

「……そろそろ、いいか?」
 抱きしめながら、囁く。
「……やさしく、してよね」
 溶けたように、濡れた瞳。
 返ってくる囁きは、とてつもなく甘かった。

 指を中に差し入れる。熱く濡れそぼった感触に震えた。
「ひあ……!」
 無造作に、劈をかき回す。
 ビクビクと身体を震わせながら、近衛は感覚に耐えようとする。
 鼻にかかった、嬌声。
 愛液が、したたり落ちる。

「じゃ、入れるぞ……」
「ん……」
 ぎゅっ、と近衛はきつく目を閉じた。
 秘所にあてがう。先端が、触れあった。
 腰を、ぐっと進めた。
 奥に、押し入っていく。
「あ、ぐ……ッ!!」
 悲鳴をこらえた、呻き声。
 近衛を引き裂いている痛みが、どれほどのものかは、俺にはわからない。

284 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:17:26 ID:APasIcuz0



285 名前:近衛素奈緒妄想SS 8/9 :2006/01/31(火) 03:18:30 ID:ZJonPJHY0
「大丈夫か……?」
「大、丈夫、大丈夫だから、止めないで」
 頷いて、口を寄せる。髪を撫ぜてやる
 口づけたまま、腰に力を入れた。
 痛みを紛らわすためか、口の中で近衛の舌が、暴れ回る。
 こちらも、舌を絡ませる。

 そうして、繋がった。
 腰と腰が、密着している。
 近衛の中が、熱い。
 吐息が、漏れた。

「動く、ぞ」
「ん……」
 腰を動かす、動かすたびに、近衛の口から、喘ぎ声が発せられる。
 熱く、締め上げられる。
 脳味噌が、吹っ飛びそうだ。
「対馬、対馬っ、つしまぁっ!」
「近衛っ……!」
 我を、忘れる。
 ひたすらに、他人を求め合う。
 全身に、びっしりと汗が浮かぶ。
 もう、何も考えられない。
 近衛の唇に、自分のそれを押し当てる。
「好きだ、近衛」
「―――わたしも、好きっ!」
 好き、という言葉。
 頭が、真っ白になった。
 近衛の膣内が、収縮する。
 衝動のままに、精を吐き出した。


286 名前:近衛素奈緒妄想SS 9/9 :2006/01/31(火) 03:19:18 ID:ZJonPJHY0
 抱き合って、肩で息をする。
 気怠くて、心地よくて、お互いに、涙をぽろぽろこぼしていた。
「対馬、泣いてる」
「泣いてるのは、そっちだろ」
 胸が、熱い。昔のことが哀しいのか、今のことが嬉しいのか。
「対馬、ごめんね。アタシ、今頃気づいた。―――アタシ、ずっと、ずっと対馬に謝りたかったんだ―――」
 顔をゆがめて、泣く。
 今日はずいぶんと、この娘を泣かせてしまったような気がする。
「俺もだよ。俺も、ずっと、仲直りしたかった」
 涙が、溢れる。
 互いを傷つけ合ったあの日から、
 たくさん傷ついて。
 たくさん迷って。
 ようやく、お互いに許し合えるこの時が訪れたことを、噛みしめる。
 そうして。
「近衛」
「ん……」
「好きだ」
 近衛が愛おしくて、キスをした。

287 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:20:37 ID:fSFNcB9b0


288 名前:201 :2006/01/31(火) 03:21:46 ID:ZJonPJHY0
>>194に(#^ω^)ピキピキときたので、近衛素奈緒をググってみて、即興で書いてみますた。
(日付が変わる頃に書き始めたんで、執筆時間およそ2時間半くらい。2時間半もかかってこれか。しょっぱいな自分)
>>194の言うとおり、どうみても面白いものは書けませんでした。本当にありがとうございました。

289 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:23:47 ID:APasIcuz0
GJ!なんだけど
>「目標に向かって、何があっても頑張ろうとするところとか」
>「そんな風に、自分の意志を持っていて、それをちゃんと貫き通そうとするところとか」
それは姫じゃん。姫のアイデンティティじゃん。キャラかぶっちゃうじゃん

それでも俺は姫が好き。新キャラなんかに靡かんからな

290 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:25:53 ID:HCLhK5nq0
>>288
そうだね。文句たれるだけでやめとけばよかったね。

291 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:26:12 ID:ABb6qmjGO
<288
GJ!!! 彼女は最高よ

292 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:32:37 ID:qmIW/0So0
>>288
なんつーか、セリフと地文のリズムが悪くてHシーンが萌えねえ
っていうか大事なのはンデ期じゃね?
ツンからいきなりHシーンってどうよ?

293 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:35:46 ID:fSFNcB9b0
>>288GJ
おまいさんの言うとおり、キャラがPS2版できちんと提示されてない分
性格付けが難しく、必然的に他人の作品と妄想の方向性が異なってくる。
先に書いた者勝ちというか。
先発の二次創作設定の印象が強いと、後発の二次創作設定が違和感を持たれて損をしそうだ。
難しいところだが、まあ文句だけで作品投下しないやつより100倍マシだ。
あまり萌えなかったが、文章はさすがに手馴れてるな。
GJ

294 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:38:59 ID:ZJonPJHY0
>>289
すまんね。そこらへん全部素奈緒のキャラ紹介の所だけで連想したところなんだけど、
たしかにレオの言動が姫に対するものと変わらんね。ごめんね。

>>290
そうだね。お目汚しごめんね。

>保管庫の中の人
これはさすがに保管する価値無いと思うんで、あぼーんしといてくださいな。
つID:ZJonPJHY0

このスレの皆様。
本当に申し訳ありませんでした。

295 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:41:47 ID:aKPjZJDRO
ほらほら喧嘩しない

>>288よく頑張った

296 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:43:26 ID:HCLhK5nq0
次の人ドゾー

297 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:46:34 ID:fSFNcB9b0
>>296お前の番なんだよお

298 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:49:19 ID:aKPjZJDRO
コラコラ止めなさいっての( °▽°)=◯)`ν°)・;'.、
もっとマターリ行こうぜ

299 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 03:50:19 ID:qmIW/0So0
昨日の一人素奈緒祭の人マダー?

300 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 04:00:59 ID:APasIcuz0
近衛素奈緒は体育祭で出てこなかったので運動神経は悪いと見た!

ゴメンちょっと言ってみたかった

301 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 07:16:24 ID:Qwp9cgge0
>>291
鉄鎖乙

フルメタはあの展開でどういう風に大団円に持っていくつもりなのだろうか・・・
板違い

302 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 07:56:36 ID:Z/e3uUF60
人事ながら、近衛に想像たくましくしてる人を見るとゲームやってて「想像と全然ちがったぁ!」とならないか心配。
そういうのって良くあるから。

303 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 08:48:30 ID:aKPjZJDRO
いい方に違ってたらいんじゃない
オレはタカヒロを信じるぜ!

304 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 12:40:43 ID:DWiKacar0
>>288
GJ!!
んで期がもう少し欲しかったかも
書き始めた理由があれだけど 書いてて結構楽しかったでしょ?
これからも期待してます


305 名前:接近!近衛素奈緒 1/3 :2006/01/31(火) 12:43:33 ID:x8JtrMat0
 午後の家事を一通り終わらせて居間でお茶を飲んでいると、
高嶺が居間にテレビを見にやってきた。
 そうだ、高嶺におめでとうを言わなきゃな。
 「高嶺!お、おめでとう。やったじゃないか」
 「えっ?何がかしら?」
 「嫌だなぁ。私たち姉妹なんだから、け、謙遜なんかしなくて良いんだぞ」
 「え? 何のこと? 謙遜なんかしてないんだけど…。
 また何か尊敬されるような事を気が付かないうちにやっちゃったのかしら?
 さすがアタシね……。でもなんだろう…」
 高嶺は私の言った事がわかってないのか、顎に手を当てて考え始めた。
 あう?私の思い違いだったのかな?
 間も無く海が居間に入ってきたので、確認の意味で聞いてみる事に。
 「海、高嶺のことなんだけど…」
 海に話しかけると、海は高嶺をちらりと見た後、チイィッっと舌打ちをして、
 「あ〜!おめでとう〜。裏切りツインテールさん」
といつもと変わらない調子で、しかし額に青筋を浮かべて言った。
 「ちょっ、ちょっと何よ! 海。アタシが何したって言うのよ!」
 「高嶺お姉ちゃんが陰でこそこそやるのはツインだからと今まで目を瞑ってたけど、
今回ばかりは鶏冠にキちゃったよ〜」
 「海!高嶺の成功を羨む気持ちはわかるけど、お、怒るのはよくない!」
 「だって〜、一人だけ抜け駆けだよ〜」
 「えっ? 成功って? どんな凄い事やっちゃったの? アタシ?」
 「どんなって…。PS2のつ、『つよきす』に高嶺も出るんだろう?
 瀬芦里姉さんから聞いたんだけど、赤い髪のツインテールでツ、ツンデレの女の子が、
新ヒロインで登場するって。……高嶺、だよね?」
 私が問うと高嶺は目に生気の篭っていない、気の抜けた顔で力なくニコリと笑った。
 あぅ、この笑顔から察するに、出演してないんだな。
 ご、ごめんよ高嶺。


306 名前:接近!近衛素奈緒 2/3 :2006/01/31(火) 12:46:59 ID:x8JtrMat0
 「あ、あの娘じゃないかな?」
 あの後高嶺が「アタシのアイデンティティーを真似る奴がヒロインなんて
絶っっっっっっっ対に許せない!とっちめてやるんだから」と興奮しながら
家を出て行ったので、私と海は高嶺を止めるためについて来た。
 今、私の指差す方向では、赤い髪のツインテールの制服姿の女の子が、
クラスメイトらしい男女とラーメン屋台の暖簾をくぐって行った。
 暖簾が邪魔して顔が見えないので、私たちは横隣の屋台へ陣取る事に。
 隣の屋台から例の女の子の顔を横ざまにまじまじと見る。
 「フン!アタシの方がよっぽど美少女じゃないの。で、名前はなんていうの?」
 「う、うん。瀬芦里姉さんの追加調査によると、あの娘の名前は近衛 素奈緒。
 し、身長とか3サイズまで書いてあるよ…。どうやって調べたのかな?」
 「で!3サイズは何?」
 高嶺が素奈緒ちゃんを確認してから、ずっとぴりぴりしている。
 その証拠に、ツインテールを結んでいる青いリボンが
ぴくぴくと天に向かって波打っている。
 「ス、3サイズまでばらしちゃったら、あの娘がかわいそうだ」
 「何よ! 巴姉さんがアイツの3サイズ見るのは良くて、
アタシにはその権利はないってわけ!?」
 「高嶺お姉ちゃん、あんまり大きな声出すと、向こうに気付かれちゃうよ〜?」
 「それもそうね…。ホラ、巴姉さん、3サイズ!」
 「あぅ…、わ、わかったよ。身長は163センチ、
3サイズは上から79、53、77」
 「ホラ見なさい!アタシの方が胸が大きいじゃない」
 「え〜。大きいって言っても、たったの1センチだよ〜?
 それに向こうのほうが高嶺お姉ちゃんより4センチも背が高いじゃない。
 高嶺お姉ちゃんは、タダ背が小さくてまな板なだけだけど、
向こうはスレンダー、って言う言葉がぴったりじゃないかな〜?」
 「ぬぅぅぅ…言いたい放題いいやがって。覚えてなさい!」
 「わ、私は背が小さいほうが可愛くて好きかな」
 「それフォローになってないわよ。巴姉さん。」
 「ご、ごめんよ…」

307 名前:接近!近衛素奈緒 3/3 :2006/01/31(火) 12:50:05 ID:x8JtrMat0
 「それじゃあ、いよいよアタシがアイツをとっちめて、めでたしめでたしね」
 高嶺が目を光らせ席を立ち上がり、隣の屋台に向かおうとしたので急いで止める。
 「た、高嶺!だめだよ。」
 「何よ!勝手に人のチャームポイント真似しやがって、黙ってられないわ!」
 「せっかく絶滅危惧種のツインテールの仲間が見つかったんだし、仲良くしなよ〜。」
 「人を天然記念物みたいに言うなっ!」
 「高嶺、今、せ、接触はやめておこう。このSS書いてる人もあの娘が、
どういう喋り方するのか分からないみたいだし」
 私が言うと、海に羽交い絞めにされて暴れていた高嶺がピクリと大人しくなり、
 「? 何言ってるの巴姉さん? 何よ、『このSS』って」
 「何その気持ち悪い表現。 巴お姉ちゃん、大丈夫〜?」
 「あぅ……、自分で言っておいてなんだけど、何の事だか分からないな」
 「……なんか巴姉さんが変な事言うから、戦意が削がれちゃった。
 あ〜あ、バカバカしい、帰りましょう」
 「そうだね〜。私も次の用事があるし、先に帰るよ〜」
 ・・・

 「何だか、隣の屋台がうるさかったな」
 「フン、放っておけば良いのよ。あんな人たち」
 「くー!」
 ・・・

 海が先に帰ってしまったので、私と高嶺で二人っきり、日の落ちた夜道を歩く。
 高嶺がさっきからしきりに自慢のツインテールを撫でては不安そうな顔をしている。
 「……た、高嶺!私は何が起ころうとも、高嶺のことがだっ、大好きだからな」
 続けてツインテールを愛おしい気に撫でていた高嶺の手を取った。
 「なっ、何よ突然!びっくりするじゃない。」
 びっくりしたのか、高嶺は手を振りほどこうとしたが、私は繋いだ手に力を込めた。
 「いやだ!高嶺と、手を繋いで帰りたい…」
 「……巴姉さんが我侭言うなんて珍しいわね。しょうがない、家の前までよ。」
 「うん!」 
 私が答えると、高嶺もぎゅっと力を込めて、二人でしっかりと手を繋ぎ、家路に着いた。

308 名前:SSD :2006/01/31(火) 12:53:52 ID:x8JtrMat0
新ヒロインが姉貴に似ているという話を所々で見かけたので、コネタを。
同じツインテール、ツンデレキャラとしてはお互いどんな気持ちなんでしょうね。
素奈緒さんの台詞はTG2月号よりマルパクリです。スミマセンorz

309 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 12:54:30 ID:DWiKacar0
私炎

310 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 12:59:23 ID:HCLhK5nq0
>>308
GJ 
隣の屋台でそんな騒いでたら気づかれると思うw

311 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 13:01:40 ID:DWiKacar0
orz
>>308 GJ!! 姉しよ関係の発表が待ち遠しい今日この頃
>>294 価値が無いはずないでしょうが 自分でそういうこといったら めーなの

312 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 13:17:24 ID:fSFNcB9b0
>>308今度はそう来るかw Gj

313 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 14:32:24 ID:aKPjZJDRO
>>308GJ
笑わしてもらいました。

しかしともねえに危ない橋渡らせたなあ

314 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 16:13:29 ID:/mGCiMVZ0
>>288

むしろエロに逃げずにンデを楽しませて欲しかった。
っていうかPS2エロないしw

>>308

GJ!姉貴に付き合わされるのが空也でも面白そう。
「私とあの女とどっちが魅力的!?」みたいな後デレ展開とかw

315 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 17:23:13 ID:mbQLMRuH0
レオ 「そうだ…また誕生日のプレゼント交換しようぜ」
素奈緒「え…?そっか…もう、そろそろだね」
レオ 「実を言うと、もう俺は用意してあるんだ」
素奈緒「そうなの?」
レオ 「ナオさ、前に『船が欲しい』って言ってたろ?
    さすがに船は買えないからさ……だから、これ」
素奈緒「あ……ボトルシップ?」
レオ 「たくさんあるぞ。毎年一隻、作り続けたからな」
素奈緒「これ……作るの、大変なんでしょう?」
レオ 「まあね。これが最初の一隻。完成する前に……
    ナオとああなっちゃって、渡せなかったけど」
素奈緒「そう、なんだ…」
レオ 「でも…いつか仲直りして、渡せるようになるかもと思って
毎年、作ってたんだ。
    最近は、作ることそのものが楽しくなっちゃってるけどね。
    ほら、これも、これもそう、これも……」
素奈緒「……受け取れない」
レオ 「え」
素奈緒「受け取れない…受け取れないわ……!
    こんなに重いもの、私に受け取る資格はない…
    レオは毎年、少しずつ私のために積み重ねてきてくれたのに
    私は……私はっ……!」
レオ 「これはナオのために作った。ナオのことを思いながらパーツをビンに詰めたんだ。
    受け取ってくれるまでは、俺は作り続けるぞ」
素奈緒「……いいの?もらっても、いいの……?」
    私で……いいの……?」
レオ 「これを受け取れるのは……ナオだけだ」
素奈緒「……レオ……ありがとう……」
レオ 「ん。大事にしてくれよ?さて……これで置き場所ができたな。
    次はカティサークにしようかなー」
素奈緒「……は?」

316 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 17:24:43 ID:mbQLMRuH0
素奈緒萌え作戦継続中

317 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 17:38:13 ID:aKPjZJDRO
>>315
途中までええ話やと思っていたのに
最後のレオのセリフで笑った
GJ

318 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 17:56:23 ID:QlkE1rZx0
>>315
PC版では謎のままだったが
レオのボトルシップにそんな秘密があったっていいジャマイカ

っていうか、マジそんな気がしてきたw
GJ!

319 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 18:38:52 ID:HCLhK5nq0
>>315
GJ!
翌日カニとかがボトルシップないのに気づいてまた一悶着ってとこやねw

320 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 20:18:54 ID:fSFNcB9b0
>>315すまん、ひさびさに声だしてわろたwgj

321 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 20:20:44 ID:fSFNcB9b0
71 :名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 16:53:16 ID:2FFxnhJP0
豆花コンボ                    _ ̄ ヽ
                       ,.-、 _ ,-、  > 
                       (_〃/ ^^ ヾノi  ヽ 
                       |/.ハ〈ノノ人))〉i/ \\从 /
                        〈/i」(リ#゚ヮノl/  >  .てヽ  ドガ!!! 
                     ━━ (lつと) ━━/´Y '  \,
                        く/>彡´             *',.`;
                        (./し'             ;.l`ヽ
                                    (_`ヽ_;/ , /;’
                    ///             ’ヽ  ’∴∩;*' '                                                      
                                      と( 、Д,)’;・>>69
                 ///                   ∨ ̄∨
                                          






322 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 20:21:45 ID:fSFNcB9b0

            ┃|         *',.`;
            ┃l|     _ ;.l`ヽ           ,.-、 _ ,-、 
          ∩┫l|   (_`ヽ_;/ , /;’、        (_〃/ ^^ ヾノ 
    ,.-、 _ ,-、 l|从/ ヽ   ’ヽ  ’∴∩;*' '        /.ハ〈ノノ人))〉、 okネ!!
    (_〃/ ^^ ヾノi |  て_   と( 、Д,)’;・>>69     〈/i」(リ゚ ー゚ノリ」、〉 
    /.ハ〈ノノ人))〉i !|  (      ∨ ̄∨‘         ┣⊂)个iつ  
    〈/i」(リ#゚ヮノl |! イY^\ ドガ!!!               ┃ く/_|j〉┗━━
     ┣⊂)个iソ ! |!                       ┃  し'ノ 
     ┃ く/_|jソ、                                       ⊂_⌒~つ。Д。)つ>>69
     ┃  `‐' \_)                                          ∨ ̄∨


323 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(1) :2006/01/31(火) 22:58:04 ID:thpD9XJz0
ここは竜鳴館館長室。
質素な造りではあるが、館長の椅子の後ろには巨大な竜の絵が堂々と飾られている。
センスの有無はどうでもいいとして、見方によってはヤクザの事務所と間違えそうな雰囲気だ。
その部屋の大きな椅子で頭を悩ませているのが館長の橘平蔵である。
「ううむ、このままではいかんな」
少子化の影響は、ここでもその波が押し寄せていた。
確かにこの学校は人気はあるものの、生徒獲得はこれまで以上に厳しくなる一方。
このままでは来年は赤字経営になるのが目に見えてしまっている。
「何かいい手はないものだろうか…」
すると突然、館長室のドアがノックもなしに勢い良く開けられた。
開けた人間は生徒会執行部の佐藤良美だった。
「館長、大変なんです!すぐ来てください!変な人が暴れているんです!」
「うん?しかし、鉄がいるであろう?わしが出向くまでもあるまい」
「でも、その先輩も手こずっているんです!」
「何?…ふむ、この問題を解消するいい手が浮かんだぞ」

324 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(2) :2006/01/31(火) 23:00:16 ID:thpD9XJz0
……突然ですが話は数分だけ遡ります。

「これでどうかな〜?」
「うん、いい考え!これで合同文化祭も何とかできるかも!」
今回、私は学校の代表として、竜鳴館の生徒会執行部にやってきたんだ〜。
内容は、私の学校と竜鳴館との合同文化祭だよ〜。
場所はこっちのほうが広いし便利だから、竜鳴館でやることになったんだよ〜。
それにしても、私は生徒会とかなんかに参加していない、ただの学生なのにね〜。
何で代表になっちゃったんだろ〜。不思議〜。
「それじゃ、詳しい事は後日ということで…日程は変更なしということで」
「OK〜。ゲストは知り合いの芸能人に頼んでみるよ〜」
「わお、いい人脈持ってるんですね」
「それじゃ、今日はそういうことで〜」
私は生徒会を出た後、すぐにくーやのところに直行だよ〜。
今日は巴お姉ちゃん、瀬芦理お姉ちゃん、そしてくーやと一緒に来たんだよ〜。
みんな学校の外で待ってるんだけどね〜。
待っててね、くーやぁ。
トゥルルルル…
あれ、巴お姉ちゃんだ。なんだろ?
「なに〜?」
「あ、あの…なんだか校庭が騒がしいんだ。
 さっき瀬芦理姉さんが無断で入って行っちゃったから、もしかして…」
「海お姉ちゃん、悪いけどちょっと様子見に行ってみてよ」
「う〜ん、くーやの頼みだったら断りきれないよ〜」
また瀬芦理お姉ちゃん、何かやったのかな〜?

325 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:00:35 ID:DWiKacar0
支援

326 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(3) :2006/01/31(火) 23:02:15 ID:thpD9XJz0
「待て、この泥棒!」
「待てといわれて待つアホはいないにゃー!」
なんというスピードだ。
少し本気を出しても、なかなか捕らえられるものではない。
まだまだ世界は広いな。このような者がいるとは…
拳法部も助太刀に来たが、ことごとく敗れ去ってしまった。
ただの食い逃げ犯かと思っていたが、これは骨が折れそうだぞ。
「あの鉄先輩に負けてへんで、あの金髪のねーちゃん」
「本当ネ。あんな苦戦する先輩、初めてみたネ」
む、人が集まってきたな。
他の生徒に危害が及ぶとも限らん、ここは一気に勝負にでるとしよう。
校庭の真ん中までやってきた犯人は、ようやくそこで足を止めた。
「あーあ、キミってしつこいねー。もういいや、ちょっと軽くのしてから帰らせてもらうよ」
「ふっ…できるものならやってみるがいい!」
両者の拳が交わろうかという瞬間、巨大な気配が突如現れた。
「待てーい!そこまでだ。この勝負、わしが預かる」
その声は橘館長だった。
「は?誰アンタ?」
「これは館長…どういうことですか。館長らしくもない」
「ふふふ、強き人間は闘いの中で磨かれるというもの。強くなろうという意志に老若男女は関係ない。
 このような凄まじい勝負は止めるどころか、むしろ推奨するところである。
 しかし、今回はこの勝負を竜鳴館の危機的状況を打破するために使ってはみぬか?
 このまま続けても生徒達に迷惑がかかるというものだ」
「と、いいますと?」
「近々、合同文化祭が当校で行われる手筈となっておる。
 そこで、お主らの決戦の場を用意しようではないか。
 学校間の交流、学校の宣伝、生徒達の製作意欲の向上とも相まって、一石四鳥とも言えよう。
 竜鳴館名物『リューメイファイト』!見事受けてみせるか金髪娘よ!」

327 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(4) :2006/01/31(火) 23:04:15 ID:thpD9XJz0
「ほう、それでその勝負を受けたのか、せろりよ」
「だってさー、あの状況じゃしょうがなかったもん」
「まったく、またくだらないことをしでかしたわね」
夕飯の席でねぇねぇは挑戦を受けることをみんなに話した。
「どーせヒマだったし、丁度いいかなって」
「お姉ちゃんもよくOK出したね」
「私もね、これだっていう出し物がほしかったところなんだ〜。
 あっちの生徒会長なんて、目を輝かせてやる気満々だったよ〜」
ねぇねぇはもはや見世物か…
「なるほどのう。せろりよ、戦に出るからには、柊家の名を汚す事は許さんぞ」
「もちろんだよ。アタシ、一度本気でケンカできる相手がほしかったんだよねー」
バイオレンスな家だよ、ホント…
しかし、ちょっと見てみたいかもな。ねぇねぇが本気で戦うところ。
「じゃ、セコンドはクーヤでお願いね。あ、あとモエとうみゃも」
「うん、任せといてよ」

「乙女さん、本当に大丈夫?」
「ふん、まさかレオは私が負けるとでも思っているのか?」
しかし、俺の目から見てもあの金髪女は乙女さんと互角と見えたけどな。
「確かに奴は強かった。なかなかあれほどの強さの人間はいるまい」
「本気出していたわけじゃないんでしょ?」
「もちろんだ。いきなり全力で戦うわけにもいかないからな。
 どうであれ、雌雄を決しなければ気が済まん。当日で思いしらせてくれる」
「はは…」
「よし、それでは当日に向けて特訓だ。レオも付き合え」
「やっぱりな…」
「それと、当日は姫とレオにセコンドをやってもらうからな」
「仕方ないなぁ」

328 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(5) :2006/01/31(火) 23:06:37 ID:thpD9XJz0
そして、合同文化祭の日がやってきた。
全部で4日間の日程で行われ、最終日で例のメインイベントが行われるわけだ。
当日はケーブルテレビがやってきて生中継、そこでのレポーターなども生徒で行われることとなった。
そのおかげもあってか、生徒達の活気はこれまで以上のものとなっている。
生徒会もヘルプで終始駆け回っていた。
椰子は料理部に行ったし、カニも宣伝活動に大忙し。
何もしないで寝ているのは祈先生ぐらいなものだ。
「うんうん、合同文化祭はバッチリね!」
メインイベントを一番推し進めたのは当然のように姫。
当たり前と言えばそうだが、姫がこんな企画をポイするはずがない。
初日からの大盛況は最終日まで続いていた。
「霧夜さん、こんにちわ〜」
「あら、これはどうも」
「メインイベント、楽しみだね〜」
「ええ、ホント。でも、乙女先輩には勝てないと思いますけど」
「そうかな〜?私は、お姉ちゃんが勝つと思うけどな〜」
「あら、そうかしら」
「そうだよ〜」
「ふふふふふ…」
「えへへ〜」
な、なんか怖い…

329 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(6) :2006/01/31(火) 23:10:23 ID:thpD9XJz0
「雛乃姉さん、着きましたわ」
「うむ、大儀である。飴をやろう」
ここが今日、せろりが戦に出るという竜鳴館であるか…なかなか大層な造りであるな。
なんでも学校公認の異種格闘技大会と聞いておるが。
普段は体育武道祭の時に別の名前で行っておるらしいのう。
「あれですね、雛乃姉さん」
「そのようであるな」
大きく『リューメイファイト試合会場』という幕が出ておる。なにかと派手なことであるな。
我はこのような雰囲気、嫌いではないぞ。
「会場は大変混雑しております!皆さん順に並んでご入場してください!」
それにしてもすごい数の人が見に来るのだな。
「さぁさぁ世紀の対決が幕を開けるよ!
 竜鳴館一の達人・鉄乙女が勝つか、それとも天性の運動神経を持つ野生児・柊瀬芦理が勝つか!?
 どちらが勝つかを予想してがっぽり儲けようぜー!
 今のところ掛け率は4:6で鉄乙女だー!」
学校内であるのに『ととかるちょ』なるものまでやっておるのか。
少々不謹慎な気もするがのう。
「私の占いでは…どちらが勝つかなど、わかりません。
 この勝敗は神すらも予想ができないということです。皆さんの心次第…ということですわ」
「まぁ、我輩たちに頼らず、自分のその貧弱な脳ミソを振り絞れってことだ。
 わかったか、ジャリ坊ども」
「と、土永さんが言っていますわ」
なんと、占いもやっておるとはな。
それにしてもあの鳥、なかなか流暢な日本語をしゃべる鳥だな。
「それでは行きましょうか。席は高嶺がとっているはずです」
「うむ、行くとしよう」

330 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:10:50 ID:DWiKacar0
支援

331 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(7) :2006/01/31(火) 23:13:24 ID:thpD9XJz0
ボンボンボン!

「お茶の間のみなさーん!
 本日はここ、竜鳴館より『リューメイファイト』の模様を実況生中継でお送りします☆
 お付き合いさせていただくのは今を駆ける女優・犬神保奈美とっ!」
「竜鳴館一可愛いと評判の蟹沢きぬでお送りしまーす!チャンネルはそのままだぞオメーラ!」
「知り合いとかにもこのチャンネルにあわせるように今すぐ電話よ☆」
「いやー、それにしても見てよこの人の山!まさかこれほど集まるなんて思いもしなかったぜ!」
「ホントねー。みんなそれだけこの試合に期待してるってことね☆」
「ボクも楽しみだよ!あ、そうそう。まだ席は余裕があるから、近い人は今すぐ来ーい!」
「今ならワタシのサイン色紙をあげちゃうわよっ☆
 それじゃカニちゃん、ルールの説明をお願いねっ。ワタシ、よく覚えてないの☆」
「おっしゃー、任せとけ!今回は超絶バトルが予想されるだけあって、いつもとは全く違うルールだぞ!
 体育武道祭でいつも見に来てる人は要注意だ!よーく聞いとけよ!
 1ラウンド5分、インターバルは1分だ!ラウンド数の制限は一切ねぇ!
 服装は全裸じゃなけりゃ問題ねーぞ!」
「アン、そんな格好だったらただのストリップよ☆」
「手にはオープンフィンガーグローブをつけること!足は靴なんて履いたらアウトだ!
 ただし、サポーターをつけるのは文句ねーぞ!そして当たり前だけど、武器は使っちゃならねー!」
「でも、身近にあるものを使うのはいいのよね?」
「そーだ!弱っちくても、ずる賢けりゃ十分勝てるぜ!カウントは10カウントまで、場外は20カウントまでだ!
 あと、組技になったときはロープエスケープもありだからな!」
「プロレスみたいなルールも混じってるわね☆」
「まー似たようなもんだ!当たり前だけど『まいった』とか言って負けを認めても負けだからな!
 それじゃ、選手控え室のほうを覗いてみるとするぜ!まずは鉄陣営の控え室だ!
 向こうにいるスバル、さっさと覗いてみたれやー!」

332 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(8) :2006/01/31(火) 23:15:34 ID:thpD9XJz0
「もうちょっと言葉使いちゃんとしろよな、子蟹ちゃん。これテレビで流れてるんだぞ?」
『ウ、ウルセー!さっさとしろ!』
「仕方ねぇな…よし、それじゃいくぜ。ここが鉄陣営の控え室です。
 中からはほとんど声は聞こえないものの、時折気合を入れるかのような掛け声が聞こえてきます。
 それじゃちょっと中へ入ってみるとしますか…失礼します」
「おお、伊達か…ってちょっと待て、なんでカメラがいるんだ!?」
「そりゃテレビですから。では試合に出る鉄乙女さん、意気込みを一つ」
「よ、よし。今回は突然試合が組まれることになったが、私も武術家の一人。
 いつどんな場所であろうと、全力を持って戦うつもりだ。
 今日は負けん。勝つのは私だ」
「おお、スゲェ気迫だ…それじゃセコンドにつく霧夜エリカ生徒会長、何か一つ」
「乙女先輩、期待しているから頑張ってね」
「ああ、任せろ」
「以上、鉄陣営の様子でした」

「やる気満々だっぜ」
「闘志がみなぎってるわねっ☆」
「ボクの個人的な予想としては、乙女さんが勝つと思うんだけどなー」
「ワタシは瀬芦理ちゃんだと思うなー。それじゃ、そっちの控え室を覗いてみましょうか!」
「おっしゃぁ!柊陣営の控え室にはフカヒレがいるぜ!
 とっとと突入しやがれバカヤロー!」

333 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(9) :2006/01/31(火) 23:17:41 ID:thpD9XJz0
「こんなところまでフカヒレって呼ぶんじゃねぇ!まったく…」
『うふ☆お・ね・が・い』
「美人に頼まれちゃあ行くしかねぇ。こちらが柊陣営の控え室です。
 なんだか中からは大きな笑い声がしていますが…中に入ってみましょう。
 失礼しまーす!」
「イッキ、イッキ、イッキ!」
「ぷはーっ!よし、次はモエだー!」
「あうぅ、私は…」
「うわ、酒くせぇ!…ど、どうやらできあがっちゃってるみたいです。
 それでは柊瀬芦理選手、今日の試合の意気込みをどうぞ」
「ん?これカメラ?回ってんの?んっとねー、まぁ怪我しないように頑張るよ」
「そ、そうですか。なんでまた宴会なんか始めちゃってるんですか?」
「んー、景気づけに一杯だけ飲んだら、あれよあれよと…」
「…え、えっとですね、それではセコンドの柊海さん、一言お願いします」
「私がついてるから、瀬芦理お姉ちゃんは負けないよ〜」
「…い、以上、柊陣営の様子でした!」

「アン、ワタシもあっちに行きたーい!」
「そういえば犬神さんってあいつらと知り合いなんだよね?
 いつもあんなカンジなんか?」
「そーねー、常識が通じない家庭だってことは保証するわっ」
「そんなこと保証されてもしょうがねーぜ。おっし、それではゴングまであと少し!
 みなさん首を長くしてお待ちくださーい!」

334 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:20:00 ID:HCLhK5nq0
しえーん

335 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(10) :2006/01/31(火) 23:20:27 ID:thpD9XJz0
「大変長らくお待たせしました!
 只今より『リューメイファイト』スペシャルマッチ、鉄乙女VS柊瀬芦理の試合を開始します!
 まずはレフェリーを務める竜鳴館館長・橘平蔵より挨拶を!」
「女だろうが男だろうが、そんなことは関係ない!強き者は、強き者を求める運命にある!
 竜鳴館館長・橘平蔵!」
「ありがとうございましたぁ!
 なお、今回はゲスト兼コメンテーターとして、武術を嗜む御曹司・摩周慶一郎さんをお招きしております!」
「よろしくお願いします。
 柊瀬芦理さんは私の知り合いではありますが、今回は公平に試合を見ていくつもりです」
「ありがとうございました☆それでは、青龍の門より、鉄乙女選手の入場ですっ!」
「お聞きください、この大歓声!白い道着を身に纏い、堂々と歩いての入場!
 セコンド陣と共にリングに近づき…おーっとぉ、その手には名刀・地獄蝶々が握られています!
 リングの前で一礼をし、今リングインです!」
「続きまして、白虎の門より、柊瀬芦理選手の入場です!」
「陽気な音楽と共にやってきました柊選手!セコンドに家族を引き連れての入場だ!
 さっきまで控え室で酒を飲んでたとは思えないほどの清々しい顔!
 粋なはっぴを着てそのままリングイン…おおーっと!」
「柊選手がそのままいきなり向かって行ってランニングエルボー!
 後ろを向いていて不意を突かれた鉄選手ダウーン!でも、すぐにレフェリーに止められたわっ☆」
「いやー、今ので完璧に鉄選手を怒らせちまったぜ。
 観客からはブーイングの嵐だけど、まったく聞いちゃいねーな」

「この馬鹿金髪女!恥を知れ恥を!」
「くー!くー!」

「瀬芦理…まったくとんでもないことをしでかしてくれるわね。…あら、雛乃姉さんは嬉しそうですね」
「ふふふ、甘いぞかなめよ。戦では倒されたほうが負けなのだ。
 卑怯などという言葉は無用の長物。
 うみがせこんどにいるということは、まだまだこの勝負は荒れそうであるぞ」
「ええ、そのようですね」

336 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:21:58 ID:DWiKacar0
リアルタイムだと臨場感ありまくり 始宴

337 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(11) :2006/01/31(火) 23:22:49 ID:thpD9XJz0
くっ…ふざけたやつめ!絶対に許さんぞ!
しかし私も見事に不意打ちを受けてしまった…修行が足りないな。
「大丈夫?乙女さん」
「ふん、あれしきの攻撃で怯む私ではないぞ」
「乙女先輩、祈先生からの伝言を伝えるわ。
 『私達の今日の夕飯のために頑張ってくださいまし』って言ってましたよ」
「夕飯…?何のことかわからんが、励まされて悪い気はしないな。
 とにかく、この勝負は負けるわけにはいかん」
「その意気その意気!」
「頑張ってね、乙女さん!」
この私をコケにしたことを後悔させてやる!

あーあ、奇襲作戦は失敗かー。
「残念だったね〜」
「それにしても、アイツかなりできるよ。
 ちゃんと首の急所を狙ったのに、ほんの少しだけ体を動かして致命傷を避けたもん」
たぶん本人は気づいてないだろうけど、ありゃ本能だね。アタシと近いところがあるかも。
「ねぇねぇ、完璧にしとめる気だったね」
「あぅ…怖いことしないで…」
「何言ってんのモエ!要芽姉やひなのんが見てるんだから、ブザマな姿になるのはイヤだしね」
「さすがねぇねぇだな」
「頑張ってね〜」

338 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(12) :2006/01/31(火) 23:25:59 ID:thpD9XJz0
「両方とも戦闘態勢が整いました!第1ラウンドのゴングを鳴らしましょうかカニちゃん☆」
「おっしゃぁ、任せろや!運命の火蓋は今、切って落とされる!リューメイファイト、レディーゴー!」

カーン!!

「む…何故構えない?」
「アタシの柊流猫神拳に構えはないもんね。
 構えとは単なる防御、アタシの拳は目の前のネズミを喰らいつくすのみ!」
『おーっとぉ!?言ってることは意味不明だが、かなりの自信があるとみたぞー!』
「その余裕を剥ぎ取ってやる!はぁぁぁぁぁ!」
「おぉぉ!?」
『柊選手、凄まじいパンチのラッシュを悉くかわしていきますっ!』
『ありゃーガトリングガンとかいう、拳法部の中村って奴の技だぜ。なんで自分の技でいかねーんだ?』
『いえ、あれは拳法部の皆さんの気持ちに答えたのでしょう』
「あー、ビックリした。そんじゃー次はこっちの番かな?にゃー!」
「な、なんという踏み込みの速さだ!くぅ!」
『スゲー!ありゃ人間のスピードじゃねーよ!』
『これはすごいですね。おっと、柊選手の蹴りが鉄選手の頬をかすめましたよ』
「私に格闘で触れることができるとは…やるな!」
「へっへーん。言っとくけど、まだまだ序の口だよ」
「だが、スピードでは負けていても、パワーはどうかな!?」
『手四つの体勢になったー!力比べかー!?』
『これは鉄選手有利…いや!?』
『急に柊選手が手を外して、すごい勢いで後ろに回ったわっ!』
「そりゃー!」
『ジャーマンスープレックスよっ☆』
「あまい!」
『これを読んでいた鉄選手、体を回転させて華麗に着地だー!』
「ふふふ…楽しい、実に楽しいぞ!」
「そう?そんじゃーそろそろ本気でいくかー!」

339 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(13) :2006/01/31(火) 23:28:49 ID:thpD9XJz0
その後も、両者譲らぬ激しい戦闘が繰り広げられた。
パワー攻撃を主体とし、真正面からぶつかっていく乙女。
その圧倒的な運動量を最大限に利用する瀬芦理。
しかし、クリーンファイトとはいかなかった。
セコンドの海が乙女の足を場外から引っ張って転倒させるわ、毒霧攻撃をするわ、塩を投げつけて目潰しをさせるわ…
レフェリーの館長に注意されても『私は何もやってないよ〜』との一点張り。
姫も対抗して、場外にエスケープした瀬芦理の背中をパイプイスで殴打する等々…
まるでプロレスのヒール同士の戦いのようだった。
それに呼応してか、会場のボルテージはマックスまで高まったのである。

『いやー、色々ありましたけど、ついに第8ラウンドです!』
『まさかここまで長丁場になるなんて思わなかったわっ』
『それにしても、凄まじい闘いですね。少しでも油断すれば反則攻撃の雨あられ…』
『つーか、ヘイゾーのいる意味がねーよ。反則しても全く聞く気がねー』
『両者とも、もはや限界を通り越しているようですね』
『もう二人の体はボロボロねっ。決着は近そうだわ☆』
『さー、いよいよ第8ラウンドのゴングが鳴らされます!第8ラウンドォ!』

カーン!!

「ぐ…うぅ…もう力は残ってないらしいな…」
「へへ…そ、そっちだって同じじゃんか…」
「ならば、この一撃で…最後にさせてもらう…!」
「望むところだよ…さぁ来い…!」
「はぁぁぁぁ!」
「てやぁぁぁあぁ!」

ドグシャアァ!!

340 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(14) :2006/01/31(火) 23:31:03 ID:thpD9XJz0
「う…ぐ……はっ…」
「あ…うくっ…う……」

ドサッ

『ダ、ダブルノックアウート!両者の拳が互いの顔面を捉えたぁー!?』
『なんと…』
『リ、リングではカウントが虚しく数えられていますっ!』
「……9……10!両者ノックアウト!従ってこの勝負、引き分け!」

ウオォォォォォオオオォォォ!

「や、やるじゃんか…」
「ふふ…まさか…これほどとはな…」

『なんという幕切れか!この大勝負は引き分け、それも互いの死力を出し尽くしての引き分けとなりましたぁ!』
『すごい、すごいわよっ!観客も全員総立ちじゃないのっ!』
『いやはや、私もこれほどの勝負は見たことがありません』
『あっと、両セコンドが選手を抱えて退場するようですね』
『観客からは惜しみのない拍手が贈られています!』
『控え室までインタビューに行きたいところですが、ここで時間となりました☆
 それでは、竜鳴館よりリューメイファイトの模様をお伝えしました☆
 みなさん、ごきげんよう〜!』

341 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:34:25 ID:m3GTb5nX0
 

342 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(15) :2006/01/31(火) 23:34:48 ID:thpD9XJz0
試合後、俺たちは互いの健闘を称えあう…はずだったんだけど。
「ちょっと!なんであんな反則ばっかりするのよ!」
「え〜?なんのこと〜(・ε・)」
ま、こんな感じだ。姫もあそこまで反則をされるとは思ってもいなかったらしい。
ちなみに、乙女さんも相手の瀬芦理さんも、病院で一晩安静にしておくように言われた。
俺たちは学校へ戻り、あちらのほうはしばらく様子を見ていくそうだ。
病室が同じになったのだが、割と仲良くなっている。
これが拳で語るってやつなのかな。
「ああ、もう!せっかく乙女さんに賭けてたのに…引き分けだから親の総取りになったじゃないの!」
「あれ?そういえばトトカルチョって誰がやってたっけ?」
「フカヒレ先輩ですよ」
そういえばそうだったな…まさかこいつ!?
「おい、フカヒレ!」
「い、言っとくけどな、元締めは俺じゃないぞ!」
「フカヒレ君、正直に答えなさい。言わないと公衆の面前で裸にひん剥くわよ!?」
こいつを裸にしても、ほとんどの人は喜ばないと思うんだけどな…
「おやめなさい」
「祈先生!?」
「元締めはこの私です。実は、占いで今日の勝負は引き分けと出ておりました。
 私はもしもの時のことを考え、どちらも病院で入院してもいいようにお金を集めていたのです。
 今回はフカヒレさんに、仕事をしてもらったというわけですわ」
「ま、俺も何かしてあげたかったんでな」
「霧夜さんたちには申し訳ありませんが…とにかく、今はあのお二人の治療が先決でしょう。
 治療費は今日貯まったお金から出しますわ。みなさんもよく頑張りましたので、今日は私が夕食を奢ってさしあげます。
 残ったお金を使い、回らないお寿司を皆さんに振舞ってさしあげますわ」
まさか祈先生がこんなことを言うとは、珍しい事もあるもんだぜ。
「…祈先生がそう言うなら…ねぇ?」
「仕方ねぇよな」
合同文化祭も大成功だったし、めでたしめでたしってことかな?
「よーし、乙女さんには悪いけど今日は思いっきり食いまくるぞー!」

343 名前:リューメイファイト!レディーゴー!(16) :2006/01/31(火) 23:37:17 ID:thpD9XJz0
「今回は、久しぶりに熱い勝負ができたぞ」
「そっちこそ、メチャクチャ強かったよ。まだまだ世界は広いにゃー」
「ふふっ、部外者の介入がなければもっと楽しめたのだが…残念だ」
翌日になって改めて、向こうの家族全員が俺たちのところまで挨拶にやってきた。
今回のことのお詫びというかなんというか、とにかくそういうことで菓子折りを持ってきてくれた。
「ホント、おっそろしい反則集団よねー」
「え〜、でもそっちだって反則攻撃してたよ〜」
「そっちが先にやってきたからでしょ!」
「まぁまぁ、エリー」
姫だけはずっとご立腹。昨日からずっとこんな調子だった。
佐藤さんの苦労が目に浮かぶよ。
「ほら、仲直りの握手をしようよ、エリー」
「…フン!」
ふくれっ面ではあるものの、ぎゅっと握手をする姫なのであったとさ。
「ふふふ、雨降って地固まる。これもまた青春ですわね」
「うむうむ。それはそうと、今回の治療費を負担してもらい、こちらも感謝しておるぞ」
この小さい子って一番偉そうなんだよな…風格みたいなものがあるぜ。
「それじゃ、私たちは後片付けがありますから」
「ふむ、それではお暇するとするかのう」
「私はこっちで用事があるから、みんな先に帰っててね〜」
アレ?この人って他にすることあったっけ?
…まいっか。

「本当にうまくいきましたわ〜。治療代と食事代を差し引いても、十分手元には残りますから」
「じゃあ、約束通り分け前は半分ずつということで〜」
「それにしても抜け目のない方ですわね」
「いや〜、それほどでも〜」
「まったく、お前ら両方とも、恐ろしい女だぜ〜」
「土永さん、このことを誰かに漏らしたら焼き鳥にしてさしあげますので、そこのところをお忘れなく」
「安心しろ祈〜。我輩はいかなる拷問にも屈服はせんからな〜」

344 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:41:03 ID:bA9R4Zpi0
 

345 名前:シンイチ :2006/01/31(火) 23:42:09 ID:thpD9XJz0
本当は秋に出す予定のSSだったんですが、
当初はバトル部分がメチャクチャ長くて読みづらいので投下するのを見送ってました…
大幅に短縮し、全体が半分ぐらいの長さになってようやく読めるぐらいになったかなぁ、と。
ダラダラするのはいけないと思ったので。

最後に、素奈緒SSを投下した方々、みなさんGJでした。
どれも目が離せなかったです。

346 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:44:59 ID:m3GTb5nX0
姉しよVSつよきすの対決が学校行事になったような感じ

347 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:45:01 ID:DWiKacar0
支援コメントはやっぱだめなのかな
>>345
GJっ!!!!!! いや〜読みやすくて面白くて 

348 名前:名無しさん@初回限定 :2006/01/31(火) 23:48:16 ID:HCLhK5nq0
海お姉ちゃんが相手に差し入れすれば全て終わるw

いやしかし乙女さんだしなぁw

349 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 00:01:55 ID:+vw1S57DO
エリカと海お姉ちゃんが必死に反則攻撃しまくる姿が浮かんで少しワロタw

350 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 01:03:41 ID:jfbM7UIHO
>>345GJ!
ていうかマジでファンになりました。


>>347あんま長くなきゃいんじゃない?
あと批評しなきゃ
楽しいのが一番っしょ

351 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 01:44:16 ID:FOSoeDqI0
gj

352 名前:SSD :2006/02/01(水) 02:33:39 ID:yQDUPfzt0
>>345
読みながらニヤニヤしてしまいました。
海お姉ちゃんと祈先生最強w
GJです

353 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 02:39:55 ID:FOSoeDqI0
>>347
支援コメントはないほうがいい
たまに先読み的なマナーの悪いのもあり、かといって
線引きも難しいので、ALL×の方向でお願いしたい

354 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 02:53:25 ID:ZL3FhfPO0
>>347
>>350
>>353
その話は前スレで終わっている。
中の人が
「今まで通りでいいんじゃない?」
と言ったんだ。
それでいいだろ?


>>345
ずっと笑ってました。
というわけでGJ!!

355 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 03:40:31 ID:FX8GtcFO0
コメントはないほうがいいけどまぁ、いいんじゃね?
とにかく、作者にSGJを贈呈する!

356 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 15:44:43 ID:6hrvcivs0
>>345
GJ
面白いけど新鮮味がないっていうか、もう一ひねり欲しい気がする。

357 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 21:54:48 ID:1ZpT40lJ0
ひと月ぶりに来ますた。
リハビリになんか書きたいのでよかったらなんかキャラとシチュのお題ください。

358 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 22:02:57 ID:aebf2C4B0
>>357
なごみ
ナース
風邪
看病

359 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 22:05:53 ID:WUoLnI9IO
>>357
つ牛子

注.勇気があるなら

360 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 22:09:28 ID:nurxFBtq0
>>357
アレックス(テンチョー)主役で。

361 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 22:18:21 ID:jfbM7UIHO
>>357
明日虎

362 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 22:52:16 ID:1ZpT40lJ0
>>358 おk
>>359>>361 誰それ?
>>360 それはきつい

363 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 23:00:09 ID:iSgvHe9U0
正直、読んだような話が多くなってきて新しい刺激を求めてるんじゃない?
素奈緒が受けるのもその辺がありそう。

364 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 23:02:52 ID:nurxFBtq0
>>362
>>359は北海道牛子。なごみんを生徒会に誘う前に、名簿の名前だけで
「胸デカそう」という理由でスバルが候補にあげたが顔も牛子だったというアレ。


365 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/01(水) 23:38:42 ID:jfbM7UIHO
>>362
何!明日虎を知らないだと!

乙女ルートでレオが乙女さんにバイトがバレた時に言った偽名です
分かりにくくてスマン

366 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 00:25:02 ID:DU42JuO30
とにかくあれだ、カニを出せ。

367 名前:しちゅー :2006/02/02(木) 00:26:03 ID:lq6d6OOL0
「なごみ、なに作ってるんだ?」
 台所を覗くと、ちょうどなごみが料理の真っ最中だった。なにやら鍋の中身をかき回している。
 毎週末は乙女さんが実家に帰ってしまうので、こうしてなごみが来てくれるのだ。
 料理をしているので、濡れ羽色の綺麗な髪は一括りのポニーテールになっていた。いつもは隠れているうなじが見え隠れして、色っぽい事この上ない。
 しかしエプロンとジーパンってまるで新妻だね。そうすると旦那はもちろん俺なのか……いいなあ。と、いかんいかん。思わずにやけてしまったぞ。
 俺に気付いたなごみは、作業を中断して振り返ると、微笑んだ。
「シチューですよ、センパイ」
「シチューか」
なごみの横から鍋を覗きこむと、なるほど、中身は真っ白な中にも具材の赤や緑がちりばめられたどろどろの液体だった。良い匂いだ。食欲をそそる。
 だが、まあ、実を言うとメニューはさほど重要ではないかもしれないな。
 なごみが作る料理はどんなものでも美味いし、いつ食べても美味い。
 このシチューも本当に良い香りだ。
「美味そうだな」
「もうすぐできますよ。――味見しますか?」
「いいのか? じゃ、ちょっとだけ」
 なごみが小皿に盛り付けた少量をいただく。湯気が立っていて熱々だ。

368 名前:しちゅー :2006/02/02(木) 00:26:33 ID:lq6d6OOL0
「うん、美味い」
 当たり前のように美味い。たまにはちょっとショッキングで刺激的な味が欲しいなーとか、そんな贅沢な悩みさえ生まれてしまいそうだ。いや、美味いにこした事はないけど。
「超美味い」
「いつもそれですね、センパイは」
 なごみが苦笑してしまった。しょうがないじゃん。俺の貧相なボキャブラリーではこの程度のレビューがせいぜいですよ。
 ちょっと悔しかったので、悪戯してみることにした。
「なごみも味見してみ」
「えっ?」
有無を言わさずに口付け。なごみ謹製シチュー味のキスである。
 しばらくの間、そうしていた。なごみは暴れずに俺の唇を受け入れている。その瞳は恍惚としていて、ちょっと危ないほど色っぽい。
 重ねていた唇が離れた。唾液が糸を引いている。ぞくぞくするほど淫靡な光景だ。
「美味かった?」
 俺が聞くと、なごみはうっとりとしながら、こくんと頷いた。
 その仕草があんまり可愛らしかったものだから、頭を撫でてやる。目を細めて嬉しがる様子はまるで子犬のようだ。
 たいていの人間には「潰すぞ」とか「キモイ」とか平気で言うのに、俺に対してはこんな風に甘えてくる。そんなギャップも反則的なほど可愛らしい。
 
 こんな美人で可愛い彼女がいて、やっぱり俺って幸せものだ。毎日のようにそう思う。
 きっと、これからも、そう思う。

369 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 00:28:49 ID:lq6d6OOL0
新しい刺激を求めてるって上で言ってるのに
どっかで見たような話を投下するそれが俺のジャスティス(´・ω・`)

370 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 00:31:22 ID:DU42JuO30
カニ鍋を待ってたらココナッツシチューか!
でも美味いからまぁいいや、GJをあげよう!

371 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 00:31:59 ID:BNsMj51L0
>>369
GJ!
> 「美味かった?」

ここでなごみんに「おかわり」と言わせてほしかったw

372 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 00:35:10 ID:0LBHH81U0
GJ なんだかセンスが新しいな……
オチがないのにシンプルにすがすがしくまとまってるのが不思議だ。

373 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 01:17:39 ID:lq6d6OOL0
ありがとう(´・ω・`)
GJの数だけ俺は涙を流す嬉しくていやほんとハッピーと句読点無しで言ってみる
衝動的に三十分くらいで書き上げた奴だから自信なかったんだが
つーかそもそもつよきすSSが始めてだ罠
他ジャンルではけっこう書いてるんだが
こんな三流SS書きのSSでもイイとか思ってくれた人がいるなら本望です

374 名前:お題「なごみナース風邪看病」 1/3 :2006/02/02(木) 01:20:28 ID:mI5siwDB0
>>358
書いた。掌編ですが。


 前触れ無く体調を崩した。
 九度を超えた発熱。頭痛と嘔吐。身体は熱くほてるのにそのくせ芯は寒い。口の中もいやらしく乾いて身震いが止まらなかった。
 うざい。寝返りをうつことすらおおごとだ。身体が重い。
 なんでこんな毛布やふとんなんか被っているのだろう? からみついてうっとうしい。汗が出るほど熱いんだからこんなものいらない。

 動かすのもおっくうな身体で、思考の中では大げさにもがき、転々とする。
 この苦しみが早く過ぎ去ってしまえと思いながら。
 母さんの顔があたしを覗きこむ。薬? うるさい。そんなもの飲みたくない。黙って寝てるんだからほうっておいて。
 頭がボワッとなっていらいらする。いいから母さんどっかにいって。このままじゃ当たり散らしてしまいそう。
 ああ、また気分が悪くなってきた。苦しい。センパイ―――。

 気がつけば浅く眠っていたようだ。数時間か、数十分か。頭が痛いな。口の中もカサカサだ。
 まぶたがものすごく重い。目をつむっていたら黒い塊に押し潰されてしまいそう。
 参ったな、と思う。こうして黙っていると不安だ。ずいぶん軟弱になっている。風邪のせいだ。
 気持ち悪いけど眠る気にもならない。センパイ、会いたいな。予定が合わなくてもう三日くらい会えてない。そうだ、メールしておかなきゃ。ケータイ、どこだっけ。枕元にはない。
 身体がだるい。とても携帯電話を探す気にはなれない。
 それでも携帯を手に取れないと思うとセンパイへの衝動が膨れあがる。鈍い頭を動かして視線をめぐらす。そうしたら。
「よう、大丈夫か?」
「―――」
 呼吸が止まった。会いたいと思ったその瞬間に会いたい人が目の前にいる。
 ぽかん、と呆気にとられて。
「どうして……?」
「どうしたもこうしたも」
 その声を聞いた瞬間に安堵感が胸に染み渡った。
「なんかぱったりメール来なくなって、しばらく顔合わせてなかった分めちゃくちゃ気になってさ」
 おかげで身体からよけいな力が消える。まぶたが自然に閉じた。もう怖くない。センパイの声を聞く。
「そうしたら、おばさんからお前が風邪でダウンしたって連絡が来るじゃん。すごくビックリした」

375 名前:お題「なごみナース風邪看病」 2/3 :2006/02/02(木) 01:21:39 ID:mI5siwDB0
「ごめんなさい、心配かけて」
「ばか、謝ることじゃないだろ。ってまあ、今は会話はいいんだよ。よけいなこと考えてないで寝てろ。ついててやるから」
「―――はい」
 なによりも、その言葉がうれしい。
「あ、あの……」
「ん?」
「あたしが眠るまで、その、額に手を置いていてくれますか」
「うん、おやすい御用」
 あたしの前髪をかきあげて、おでこに先輩の手が添えられる。
「冷たい……」
 思わず口をついた。
「なごみが熱いんだよ」
 苦笑する声に、小さな安らぎの吐息がこぼれた。
 そうして、無言。センパイの掌の感触だけを頼りに眠りとうつつを行ったり来たり。
 なんだか、すなおに寝てしまうのがもったいないとさえ思ってしまう、幸せなひととき。
 身体が苦しいのは、相変わらずなのだけれど。
「いままで頑張りすぎるくらい頑張ってるからな、そりゃ電池も切れるよなあ」
「……なんですか……? その例え」
「風邪ひいたことは災難だったけど、電池交換する機会だと思えばいいってこと」
「はあ……」
 熱と眠りの中に、まどろんでいく。
「それにしても可愛い寝顔だな」
「なんですか、唐突に……」
「俺が来たのお前が目が覚めるちょっと前なんだけどさ、その時はものすごい怖い顔で眠ってたんだぞ」
「はあ……」
「カニと殺しあってる夢でもみた?」
「……なんで、夢でまでアイツなんかと顔合わせなきゃいけないんですか……」
 意識がぼやけていく。眠りの中ではもう、会話は脳に記銘されずに。言葉そのものがただ直接に、心にストンと落ちていく。

376 名前:お題「なごみナース風邪看病」 3/3 :2006/02/02(木) 01:22:14 ID:mI5siwDB0
「……あたしが寝たら、帰ってくださいね……」
「ちょ、おい。なんだよ、聞きようによっちゃ傷つくぞその言い方」
「センパイに風邪移ったら、あたし……」
「……ああ、そゆこと。でも風邪ひいたらなごみが看病してくれるだろ」
「それはもう……」
「もちろん看病といえばナース服で」
「もちろんです……」
「……マジか? ホントにいいのか?」
「……………………」
「……寝言かよ!?」
「……寝言です……」
「……………………」
 しばらくして、センパイはあたしの額から手をどける。彼の立ち上がりざまに、あたしの頬を撫でるやわらかな感触。
 深いまどろみの泥の中で、あたしへのやさしさそのものの感触がゆっくりと身体に染み透っていく。

 風邪をひいた日の、そんなとあるひとコマ。

377 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 01:23:02 ID:0LBHH81U0
 

378 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 01:29:51 ID:lq6d6OOL0
GJ
掌編読んでるとしゃーわせな気分になってくる
そしてありがとう俺の変なお題で書いてくれて



379 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 01:34:46 ID:0LBHH81U0
あとがきなし? GJ
オチがないのになぜか奇妙にまとまってるな
こうゆう作風もありなのか
レオ病気バージョンも読みたい

>深いまどろみの泥の中で

まどろみの中で、でよくないか。

380 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 01:36:48 ID:mI5siwDB0
ナース出さなかったけど良かったのか?
良かったら誰かもう一個キャラ&シチュお題plz

・エロを書く技量はありません。
・できればメインキャラ(フカヒレ以外)で。
 フカヒレとサブキャラに関しては、二次を書くほどにキャラを掴めている自信が無いのですよ。

381 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 01:59:34 ID:1M1/svtRO
>>373
>>376
GJ

>>376
世界征服後の姫なんてどうよ

382 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:12:16 ID:DU42JuO30
とにかくカニをおくれ

383 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:15:20 ID:1M1/svtRO
>>382そうだったな

ちゅう訳でカニcome
なんかシチュある?

384 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:16:54 ID:DU42JuO30
あ、言い忘れてた>>380GJ

IDがDBなのを記念して俺にそんな趣味は無いが一言。
「カニのパンティーおくれ!!!!!」

俺はこんなんばっかやね!('A`)

385 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:19:33 ID:mI5siwDB0
んじゃカニで。できればシチュもくれ。

386 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:22:13 ID:DU42JuO30
しかし千載一遇の大チャンスなのにいいシチュが思い浮かばねぇ…
時期はもうすぐバレンタインだが何か展開見えてるからパスだ。

うーん、とにかくバカップルの真髄を噛みしめるようなSSが読みたい。

387 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:22:36 ID:1M1/svtRO
>>385
オレが詰まってるので賢いカニと言うのがあるが
使ってみる?

388 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:30:22 ID:mI5siwDB0
シチュって言葉が悪かったかも。
キーワードでも良かったな。雨とか雪だるまとか鉄下駄とかフリッカーとか。

>>387
んじゃそれ拝借させていただきます。

389 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:37:09 ID:1M1/svtRO
ドゾ

ではオレは寺で修行を受けて来る
orz

390 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:39:47 ID:Sx/YqM6K0
>>387
でもそう言うの保管庫にあった希ガス
カニが記憶喪失になるけどなぜか頭良くなってんの。

391 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:44:14 ID:1M1/svtRO
え……そうだっけ?
あれ賢くなってたっけ?
ゴメン誰か確認おねがい

392 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:47:44 ID:Sx/YqM6K0
保管庫調べてきたらやっぱりあった。
『きぬの記憶喪失物語』
ttp://yellow.ribbon.to/~nechan2/tuyokiss/kiokusousitu.html

続き物でかなり長い。

393 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:55:35 ID:DU42JuO30
でもまぁ同じ題材でも書き手によってかなり違うものになるからな。
もし>>387ので行くんならなるべく被らないように注意してけろ。
どんなカニが来るのかオラわくわくしてきたぞ!

394 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:56:10 ID:TJTm9nQ40
あれは賢くはなってないだろ。
バカじゃない≠賢いな訳だし。


395 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 02:59:12 ID:DU42JuO30
まぁとにかく全てはカニの手に委ねられたわけだ。

396 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 03:00:00 ID:jFKbri1c0
そだね。普通になってるだけですな。
それはさておき、PS2版の初回同梱特典のドラマCDと今書きかけのやつの一つとが、ネタかぶったっぽい。
どうしよ。

397 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 03:02:08 ID:Sx/YqM6K0
>>394
ん、そうか。
まぁ職人さんに任せるよ。

398 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 03:04:27 ID:DU42JuO30
>>396
ドンマイ&3時ジャストおめ。
早く寝なきゃな…

399 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 03:06:29 ID:1M1/svtRO
発売前に投下するしかないだろ
早いもん勝ちっしょ
たとえ相手が本家本元であろうとも!

>>397ゴメンいらん気を使わせて

400 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 03:10:24 ID:DU42JuO30
>>394
>>397
てか違ったんかいw
知ったかぶりしてたのがバレるwww
393のは見なかった事にしてくれ。メル欄もw

401 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 03:13:55 ID:1M1/svtRO
すげえ気になるっちゅうねん
何を書いたんだ!!!!

402 名前:388 :2006/02/02(木) 03:17:17 ID:mI5siwDB0
ごめん、眠気がひどくなってきたので寝ます。
今日の日付が変わる前までに投下できたらいいなと制限時間設定して
控えめに自分を追い込んでみる。

403 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 03:19:17 ID:TJTm9nQ40
そういえばちょっと前に出てた。
タイトルに○/○みたいな感じで書いてほしい
ってのメル欄に書けばいいんじゃない。

404 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 03:21:50 ID:1M1/svtRO
頑張って
木の陰から応援してる
おやすみ!!

405 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 10:06:03 ID:lq6d6OOL0
「なめんじゃねーよココナッツ、この単子葉類が!」
「うるさいスベスベマンジュウガニ。潰すぞ」
「マンジュウ!? 今マンジュウっつったか、てめえ。そいつは思わず食べたくなるほどかわゆいボクを皮肉っての発言か、おう!?」
「お前の耳はどこに繋がってる。胃か、それとも腐った蟹味噌か」
「むがー!」
 また始まった。その場の誰もがそう思った。
 もういつもの事なので誰も文句を言わない。言う気力が失せていた。何を言っても無駄だしな。
 だからこの後もいつも通りの展開。
 それだけでは何なので、本日のマーべラス蟹沢はいつにも増して芸術的だったとここに記しておく。

 椰子が弁当を作ってきてくれたので、それを食べる。……お、鳥の唐揚げ。
「お前とカニも飽きないよなあ」
 と、せっかく二人きりだったので言ってみる。
「はあ? いきなり何ですか、センパイ」
 椰子はあからさまに怪訝な顔をした。相変わらず厳しい。嫌われてるのかな、俺。
「いや、相変わらずだなーって」
「カニが勝手に突っかかってくるだけですよ。あたしがやりたくてやってるわけじゃないです」
「ふーん」
 楽しそうに見えるのは、俺だけなんだろうか。……お、チーちく。
「……センパイの方こそ、どうしてですか」
「うん?」
 椰子は何だか思いつめたような表情をしていた。箸が止まっている。
「どうしてカニと友達してるんですか?」
「どうして、って聞かれてもな」
 友達なんだし。
「好きなんですか? カニの事が」
「ぶふー」
 思わず吹いちまったぞちくしょう。ああもったいないもったいない。
 椰子の瞳が、こちらをじっと見ていた。これは冗談を言ってるとかそういう雰囲気じゃないな。しかし何でいきなりそんな事を言い出すんだか。


406 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 10:06:49 ID:lq6d6OOL0
「恋愛感情とかは無いと思う」
「ほんとうに?」
いやに追求してくるな。どうした椰子よ。
 そんな風に見たことは、そう言えば無いんだよなあ。たぶん。どうだろ。カニが彼女になるとことか、ちょっと想像できない。
「まあ、今のところはな。――幼馴染で、いい奴だよ」
「いい奴ですか。あのカニが」
「ああ。バカだけどな」
 今ごろくしゃみでもしてるだろうな、カニ。
 そんな場面を想像して、二人でくすくすと笑った。

「あたしも、たぶん、そう思ってます」
 椰子が仏頂面でぼそりと呟いた。
 どっちに対して? とは、聞かなかった。

407 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 10:10:04 ID:lq6d6OOL0
糸冬

何か凄い衝動的に書いてばっかりだな俺
ていうかタイトル付け忘れた
まあいいかいやよくねーよ


408 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 10:51:38 ID:de7LZIWc0
衝動的だろうがなんだろうがGJ

急にまた自然と笑みがこぼれるようなSSが増えたなキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

409 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 13:52:21 ID:JLB8f1Eb0
続くと飽きるけどな

410 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 16:13:50 ID:0LBHH81U0
gjk

411 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 19:09:30 ID:1M1/svtRO
>>407GJ
ところでタイトルは?

412 名前:キミと歩くこの道を 〜2人でつかむ未来〜 (1) :2006/02/02(木) 22:58:08 ID:I4B42euv0
会場の客席は満員だった。
メダルを賭けた決勝戦のスタートが切られようとしていた。
オリンピックはさすがに違う。
周りのヤツらはオレよりも体格が良いし、速そうに見える。
隣にいた黒人選手がオレを見て、ニヤリと見下したような笑いを見せた。
アジアの選手は確かに劣っているかもしれない。だけどオレにも意地がある。
きぬ、見ていてくれよ。

スタート位置に着く前にオレの頭の中にはここまで来るまでの出来事が思い浮かんだ。

……

「なあ、次があるじゃん?」
カニはオレの隣に腰を降ろし、オレを見つめてきた。
先日、オレは次の大会のメンバーを外された。
ついでに、1年坊にもメンバーの座を奪われた。
オレは飲まずにはいられなかった。

オレは陸上の推薦で東京の大学に進学した。
同時にきぬも専門学校に進学した。
現在、オレときぬは家賃3万の六畳半のアパートで同棲している。
学費免除を受け、奨学金を貰えるようになったから、夜のバイトは不要になった。
きぬもバイトしてるから、生活もそれほど困るような事は無い。

オレは大学2年目に入ってからスランプに陥った。
思うような走りが出来ない毎日が続いた。

413 名前:キミと歩くこの道を 〜2人でつかむ未来〜 (2) :2006/02/02(木) 22:59:31 ID:I4B42euv0
先輩、同期についていけず、後輩に出し抜かれそうになっていた。
そして秋の大会でのメンバーに落選してしまった訳だ。
「スバル! しっかりしろよ!」
カニがオレの肩を掴み、揺さぶってきた。
「うっせえな!!」
オレは軽く押したつもりだった。だけど、華奢なきぬは後ろに倒れた。
「……おい、き……」
「スバルのバカヤロー!」
きぬは部屋を飛び出していった。
オレは最低だ。八つ当たりだ。きぬが言った通り次があるのに。
オレは追いかける事は出来なかった。
酔ったせいか、フラフラしている。
そして、オレはそのままベッドに倒れた。

……

朝、オレは目覚めた。
きぬはいなかった。だが、オレに毛布が掛かっていた。
「帰ってきたのか……?」
テーブルの上を見てみると、おにぎりが2つ置いてあった。
きぬが作ったのだろうか?
おにぎりと一緒に置き手紙があった。

『 何度でも立ち上がれ!  バイトに行ってくる  きぬ 』

おにぎりはとても綺麗な三角形をしていた。きぬがまともに作れる数少ない料理の一つ。
オレはそのおにぎりを手に取り、噛り付いた。
明らかにおにぎりとは違う味覚が口の中に広がった


414 名前:キミと歩くこの道を 〜2人でつかむ未来〜 (3) :2006/02/02(木) 23:00:37 ID:I4B42euv0
「……甘いな。くっくっく」

思わず笑い出してしまった。マンガみたいな間違え方だと思った。

そして、オレはトレーニングウェアに着替えた。
「さーて、一から走り直しますか!」
オレはドアを開け、走り出した。

ごめんな、きぬ。
転んだって何度でも立ち上がってやるよ―――


――それから4年が経った。


最後のインカレでは日本一を飾り、そして今、オリンピックの決勝まで進んだ。
きぬが今まで支えてくれたおかげだ。
きぬだけじゃない。
レオ、フカヒレ……オレの支えになってくれたマブダチ。
今、3人でこの客席のどこかでオレを見てくれている。
オレはスタート位置についた。

415 名前:キミと歩くこの道を 〜2人でつかむ未来〜 (4) :2006/02/02(木) 23:01:40 ID:I4B42euv0
そして―――

……

『見事銅メダルを獲得した伊達選手にインタビューしようと思います!』
オレにマイクが向けられた。
『伊達選手、日本へ帰ったらまずどうされますか?』
『まずはゆっくりと休みたいですね……。おっと、ちょっといいですか?』
オレは、観客席の中に3人がいるのが見えた。
そして、悪いがインタビュアーのマイクをぶんどった。
『きぬ――! オレと結婚してくれ!!』
会場は騒然となった。
『レオ、仲人は頼んだぞ! フカヒレ、式で1曲頼むぜ! 』
(あと料理は椰子に頼まなきゃな)
席の方を見てみると、きぬがこっちに手を振っているのが見えた。

オレの戦いはひとまずは終わった。
しばらくしたら、また戦う日々が来る。
だけど、オレは負ける気がしない。

きぬと一緒だからな―――


〜おわり〜

416 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 23:11:04 ID:0LBHH81U0
gj

>オレは、観客席の中に3人がいるのが見えた。
→オレには、観客席の中に3人がいるのが見えた。
→オレは、観客席の中に3人がいるのを見た。

国語の教師かおれはよ〜

417 名前:TAC :2006/02/02(木) 23:13:12 ID:I4B42euv0
こんばんは。TACです。
今回の作品は「キミと歩くこの道を」の番外編っていうかスバル編です。
あまり詰め込みすぎると長くダラダラしてしまうので、
短くすっきりさせました。
物足りないという人も出てくるでしょうけどね。
これは前作の後の話に加え、スバルときぬの同棲生活のほんの一部を描きました。
つよきす・なごみ編のEDの会話をヒントにスバルの挫折を描きたかったというのも、
コレを書いた動機ですね。
全体的に内容は薄いと思いますが(汗)

実はまだ完結してません。
いっぺんに出すと読んでいられなくなるので分けて出しています。
今は多忙なので忘れた頃にまた出てくると思います。
それでは〜


418 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 23:14:34 ID:BNsMj51L0
ワッチラの里の名物の「甘にぎり」バガにすんでねー!

GJ

419 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 23:15:03 ID:1xmxL06/0
>>417GJ〜
次回『ぼくの、ものすごい復讐!』?

420 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 23:20:25 ID:lq6d6OOL0
GJ
おはぎだってあるしおにぎり甘くても食えるよ
いや嘘
>>408
ありがと
くすりとしてやってくらはい
>>409
ワンパでごめんね。でも俺が書きたいものを書いてるだけだから ごめんね
>>411
ごめん付け忘れたのよ

421 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/02(木) 23:47:15 ID:epKCSd/I0
>>417
GJ!! 甘いおにぎりいいなww

422 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 00:49:17 ID:EZgPaS3iO
>>417
スバルが親父みたいになったときにもうちょっと欲しかったが
そんなのもありかな
という訳でGJ!

423 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 01:55:10 ID:pDHp+DHT0
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1138884689/144-n

のどかさんと一緒にお風呂に入るだろ?そこで毛が生えてないのを確認するわけだ。
それで、保健体育で習うわけだ。「毛が生えるぜ、おじょうちゃんたち」
しかしマイマザーには生えてない!我が一族は生えない家系!?オーノーだズラ!

レオ 「お前まだワンパク一年坊だし、そのうち生えてくるよ!」
なごみ「(母さんも生えてないなんて言えない……)」

なご 「実は、マイマザーも生えてないんです」
レオ 「なんだと!?病気かも知れん!見せろ!」

なご 「(うわー、センパイ、やっぱりヘンタイだー)」
レオ 「そんな目で見るな、悲しくなるから!
    なごみ、俺は本当にのどかさんのためを思って……
    この鉄家に代々伝わる漢方薬を見よ!(以下説明3時間)」

次の日
レオ 「そ、それでわ、のどかさん、あ、足を開いて……(ゴクリ)」

のど 「はーい♪」
天王 「ゴクリ」
なご 「お前は消えろ!」
フカ 「そうだそうだ!」
レオ 「お前もだ!」

レオ 「じゃあのどかさん、塗りますよー♪」(わきわき)
のど 「お手柔らかにお願いしますねー」(ぱかっ)
レオ 「――ジョキャニーナ(理想郷)!」
なご 「・・・センパイ」
レオ 「!! お、おう。任せろ」(ぬりぬり)

424 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 02:11:13 ID:gmBZ4UOo0
( ゚Д゚)イッt

425 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 02:25:04 ID:pDHp+DHT0
167 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:15:32 ID:vcJw54SJ0
>>160続き

レオ (ここから……ここからなごみがっ!)
のど 「なんだか〜、くすぐったくって〜……」
レオ (なごみはここに入っていた!そのなごみの中に俺は毎晩入れている!
     だから……俺もここに入っていいはずだ!)
なご 「……センパイ?」
レオ 「なごみ……コンビニに行って脱脂綿を買ってきてくれ」
なご 「脱脂綿なら、ウチにもありま…」
レオ 「新しいのでないとダメなんだ!新しくて清潔なのが!」
なご 「は、はいっ!」(トタトタトタ)
のど 「あの〜、中断するのなら〜、もう足を閉じ…」
レオ 「いけませんっ!今は薬が乾きかけで……イカン、完全に乾いてはマズイ!」
のど 「まぁ〜…どうしましょう〜?」
レオ 「……ホルモンが…」
のど 「ホル…モン?」
レオ 「女性ホルモンを含んだ液体が必要ですっ!」

426 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 02:35:55 ID:pDHp+DHT0
179 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:32:24 ID:vcJw54SJ0
>>167続き

のど 「まぁ〜…でも〜、そんな液体、ウチにあったかしら〜?」
レオ 「大丈夫ですっ!……え、液体はっ!自分で出せるじゃないですかっ!」(クチュ)
のど 「えっ…?あ、そ、そこは……塗っていただいても…生えな、い、んっ…」
レオ 「……薬を塗っているんじゃありません…のどかさん。液体を…分泌してください」(クチュクチュ)
のど 「で、でも……あ、うん……」(クチュクチュクチュ)
レオ 「すごいですよ……もう溢れてきてる。これなら…乾く間もないです」(クチュズチュ!)
のど 「あ……な、何で…指を奥、にっ……?」(ズチュズチュ)
レオ 「奥のほうがホルモンが濃いんです!……ほら…こんなにネットリしてる…」(ズチュブチュ)
のど 「はっ……うっ……こん、な…なご、み……帰ってきちゃ、うっ」

なご 「…………もう帰ってます」


この辺で。オヤスミ。


427 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 02:45:34 ID:EZgPaS3iO
最後のセリフが面白かった
面白かったが…………

428 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 02:53:44 ID:pDHp+DHT0
186 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:41:38 ID:neMi0Dka0
>>179続き

なご 「言ってくれればわたしが出したのに!」
レオ 「いや、その…」
のど 「ふっ…ん…こういうのは…あ…本人のじゃないとダメなのよね…ね?」
レオ 「そ、そうそう」
なご 「…」
のど 「だから…続けて…」
レオ 「え」
のど 「ん…いいから」
レオ 「は、はい」
なご 「…わたしも手伝います」
のど 「え? …あっ、や、なご…ちゃ…ん」


429 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 02:54:46 ID:pDHp+DHT0
188 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:52:49 ID:Xw32bjad0
>>186続き

レオ (ピコーン!)「そうだ、なごみも下を脱ぎなさい!」
なご 「……は?」
レオ 「重なるの!……こんな風に!」(グイッ!)
のど 「あ、ひゃ……!?」
なご 「うあ……か、母さんの……熱い……」
レオ 「こうすれば!ホルモン液も薬も一度に塗れて一挙両得一石二鳥!」
のど 「ああ……なごみちゃん……いつの間に、こんなに大人に…」(ズリズリ)
なご 「かあ、さ、んっ…!こ、こんなの……っ!」(ズリズリ)
レオ (ピコピコーン!)「そうだ……そろそろ男性ホルモンも塗り込まなければ…」

のど&なご 『早く塗って!!』


430 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 03:03:06 ID:pDHp+DHT0
フカ 「よしきた」

天王寺「オレじゃないのかよ!」


なご 「センパイ、それはヤです」
レオ 「うーむ」
フカ 「いいだろ、別に! 両方とは言わないからさ」
レオ 「そうだ。なごみ、のどかさん目隠しして」
なご 「え?」
レオ 「これだとどっちに挿れられてるかわかんないだろ? なら俺だと思えばいい」
フカ 「あったまいい!」
なご 「ちょ、わたしはいやですよセンパイ」
のど (そういうのも面白そうね)
なご 「ちょっと、お母さん?」
のど 「はーいこれつけましょうね」
なご 「ちょ、やだ、やめて」
フカ 「グッジョブです!」
レオ 「よし…始めるか…」

431 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 03:07:33 ID:pDHp+DHT0
193 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:58:04 ID:neMi0Dka0
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1138884689/193

最後の段落でフカヒレ参加型鬼畜ルートに入って
お客さんが引き気味なので、ここまでになりそうだ。
ちょっと残念。

432 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 03:18:18 ID:pDHp+DHT0
最後の天王寺乱入は転載を自重しよう……
読みたい人だけ読んでくれ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1138884689/197


このスレでは>>429から↓こっちへ繋いで終わろうか

201 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 03:13:32 ID:Gp8Y++bx0

後日
乙女 「レオ、お前……あれは飲み薬なんだぞ?」
レオ 「な、なんだってー!」
なご 「……センパイ…… 潰 し ま す よ ?」

433 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 10:30:23 ID:58cQgxhe0
今さら気付いたんだけどPS版で
祈ちゃんサブキャラに降格してるwww

434 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 10:52:49 ID:H4+eP/Vl0
>レオ (なごみはここに入っていた!そのなごみの中に俺は毎晩入れている!
>     だから……俺もここに入っていいはずだ!)

なにこの超俺理論ハゲワロス

435 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 13:49:42 ID:rF+yleT40
本スレSS転載には突っ込んじゃダメだw

436 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 17:35:24 ID:EZgPaS3iO
レオなんてずっとサブキャラだぞ
それよりPS版って年齢設定あんの?

437 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 18:00:13 ID:KXCA9Whd0
30歳以上の魔法使い限定です

438 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 19:06:48 ID:EZgPaS3iO
全キャラ30歳以上!?
それはきつすぎるだろ
も、もしや土永さんも……

439 名前:おバカに ありえな〜い :2006/02/03(金) 19:27:24 ID:G8465BQB0
「なぁカニ、PS2のつよきすのタイトルってなんていったっけ?」
「んだよ、それくらい覚えとけよレオ。『つよきす Max Heart』だろ」
「ふたりはツヨキス!! って、なんでだよ」

440 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 19:29:23 ID:G8465BQB0
ごめん、反省も後悔もしてる。
そろそろ違うキャラ書きたい。そう思っていたはずなのに。
出来たのはこんな一発ネタでした orz

441 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 20:50:33 ID:V9RSa8dR0
>>417
GJ!
続きが気になりまっす
前作と合わせてGJ

442 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 23:24:22 ID:DoA25LN30
>440
がんばれ

443 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/03(金) 23:34:42 ID:pDHp+DHT0
>>439頑張れ頑張れ

444 名前:鬼退治 1/1 :2006/02/04(土) 03:33:43 ID:dm1bgzFV0
 「チュ…クチュ…チュッ…ぷはぁ! 最高に可愛いぜ、きぬ」
 「レオ、オメーこそ最高にセクシーだぜ」
 俺ときぬが鍵をかけた生徒会室でイチャイチャしていると、
突然誰かがガチャガチャと鍵を開けようとしている音が響いた。
 「お、おい、レオ、誰か来るぜ」
 バチン! と半ば鍵を壊したような音が響くと、入って来たのは
 「佐藤さん……」
 「よっぴー!」
 「あ〜、二人とも探しちゃったよ。はい、二人ともこれ被ってね」
と、鬼の面を強制的に被らされた。
 「佐藤さん、何これ?」
 「やだなぁ、対馬君、今日は節分だよ? 
 二人の中にいるイチャイチャ鬼を追い出してあげるね。鬼は〜外!」
 言いながら、佐藤さんが何か固いものを凄い勢いで投げてきた。
 「痛い痛い痛い!よっぴー、何投げてんだよ!」
 「二人のイチャイチャ鬼は強力だから、豆じゃあダメかなと思ってパチンコ玉を」
 にこりと笑う佐藤さんの目は、全く笑っていなかった。
 「(かにっち…かにっち…かにっち! 対馬君も、私を選ばないで…!)鬼は〜外っ!!」
 「レ、レオ〜、ボク、体力には自身があったけど、もうだめっぽい…」
 「きぬ、あきらめるな! 愛の力さえあればっ、乗り越えられるっ!」
 「あれ〜、まだイチャイチャ鬼が出て行かないみたいだね? 
もうちょっとがんばっちゃおうかな? 私」
 「い、いいいや、なんかもうイチャイチャする気がなくなっちゃったよな?きぬ?」
 「え…? あ、ああ、なんかぜんぜんイチャイチャしたくねーな。レオ?」
 「良かった〜。二人のイチャイチャ鬼が出て行ったみたいだね」
 俺ときぬが絶妙のコンビネーションを見せて答えると、
佐藤さんは満足した顔をして生徒会室を出て行った。
 「…大丈夫か? きぬ?」
 「ボク達よっか、よっぴーのほうに鬼が憑いてそうだよな(ボソ」
 「ん〜? 何か言った? かにっち?」
 出て行ったはずの佐藤さんが、入り口から顔だけ出して笑った。
 「ナンデモアリマセンモウシワケナイデス」

445 名前:SSD :2006/02/04(土) 03:35:28 ID:dm1bgzFV0
ちょっと遅い気がしますが、節分コネタ。
久々のつよきすが、黒よっぴです。
生徒会メンバーも姉達も、ちゃんと豆まきはしたんでしょうかね?
おやすみなさい。

446 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 03:44:15 ID:MwlhT5dg0
GJ
怖い、怖すぎるよよっぴー

447 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 12:17:33 ID:prF/1vyo0
GJ フカヒレ鬼まだ〜?


448 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 12:52:10 ID:XnbIN8l30
ともえ日記

2月3日 金曜日

今日は節分だった。雛乃姉さんは「柊家の門に柊の葉・・・ふふ・・フフフ」とよくわからないけどなんだかうれしそうだった。
だけどイワシは瀬芦里姉さんが頭ごと食べてしまったので本当に葉っぱだけになってしまった・・・。
海と高嶺は「ツインはそと〜 空也はうち〜(・ε・)」「ちょっと痛、痛いってば!なんでアタシが鬼なのよー!」
とはしゃいでいた。あは、二人ともまだ子供だな。
空也が「恵方巻を食べたい」といっていたのでつくってあげた。
みんなも美味しそうに食べてくれたので、本当によかった。(瀬芦里姉さんは相変わらず三口ぐらいでたべちゃったけど・・・)
要芽姉さんは「私はこんなのよりも空也の恵方巻が食べたいわ」とエロスな発言をしていた。
・・・・あう。
そのアトは歩笑ちゃんや帆波さんもヨンでもう一度豆まき。
鬼の役は・・お父さんだった。みんな結構本気で豆をぶつけていた。
ちょっとかわいそうだったけど・・・でも空也を危険な目に合わせたりしてたんだから仕方ない・・・のかな。
だけど海のガトリング豆まき機はちょっとやりすぎだと思う。
そりゃぁ「もっとブツケテ!ハァハァ」とかしてたけど・・・あぅ。。。

そのアト、透子さんや衣瑠香ちゃんたちも交えて大宴会をした。
後始末はいつもどおり私と空也と摩周さんになっちゃったけど、すごく楽しかった。
これからもみんな仲良く暮らしていけたらいいな。あは

449 名前:SSD :2006/02/04(土) 12:57:18 ID:dm1bgzFV0
>448
萌えました
GJ

450 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 17:24:01 ID:r4Vf/VjC0
>>448
ともねえは「空也の恵方巻」でそれがエロスな発言とはわからず
「?」 としているんじゃなかろうかw

451 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 17:42:17 ID:XDsMCWK1O
GJ

きっとともねえはレディコミとかy(ry

452 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 17:47:01 ID:mznjxJPn0
真っ赤になりながらレディスコミック(高嶺所有)を読むともねえテラモエス

453 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 19:02:20 ID:uiDoAljz0
SS投下します。

454 名前:カナチャンアイランド 1/4 :2006/02/04(土) 19:05:53 ID:uiDoAljz0
なんか股間が涼しい。股間だけ滝に打たれている気分だ。はっと目を覚ます。まだなんか眠いけど、サングラスを
していてもここの日差しは目に入ってくる。もっと大きいやつにすればよかった。サングラスをはずして股間が滝に打
たれているのを確認する。ミネラルウォーターが俺の股間に注がれている。空太郎に水浴びをさせているその人
は。
「空也、 起きなさい、もう10時よ。」
姉様がミネラルウォーターを一口飲んで俺に渡す。そんな姉様はかなりセクシー。
「おはよう、 姉様。今日は早起きなんだね。」
ミネラルウォーターを飲み干して、ふたを閉める。姉様は隣のイスに座って足を組んだ。
「正確には、九時半に起きたわ。そしてこうしてあなたの寝顔をみていたの」
「きゃ、恥ずかしい」
あわてて顔を隠すリアクションをする。
「大丈夫よ、ここには私とあなたしかいないわ、誰にも見られてないわよ」
「だから姉様に見られるのは恥ずかしい」
そういわれた姉様は少し困った顔をした。なんか悪いこと言った気がする。
「わかったわ、 今度から気をつけます」
姉様の顔がにやついている。絶対この人はわかっていない。でも九時半起きを早起きといって胸を張っている姉
様がかわいいので許すことにする。


455 名前:カナチャンアイランド 2/4 :2006/02/04(土) 19:06:41 ID:uiDoAljz0
今俺たちがいるのはバリ島近くの無人島、でも設備は行き届いていた。姉様の写真を見たどっかの国のバカ王
子がお近づきの印としてくれたらしい。姉様のスケールの大きさにも驚くけど、その人のバカのスケールの大きさに
も正直驚いた。一度も会ったことないのに。


「静かね」
聞こえるのは波の音だけ、日差しは強いけどテレビで見るような南国の海が一望できた。
「このまま、時間がとまればいいのに」
姉様は波の音にうっとりしている。この人も普段は多忙を極めてるからな。でもこの人のやさしい笑顔はいつも俺
を癒してくれる。
「あなたが望めば、働かなくても十分やっていける貯蓄はあるわ」
「俺は姉様がそばにいてくれるだけで十分だよ」
「困ったことがあったら何でも言うのよ、すべて私が解決するわ」
事実この人はすべての問題を解決してくれそうだ。頼れるときは頼ろう。椰子の実ジュースを飲みながら考えた。
「それにしても敵が多すぎるよね、親父の仕事って」
「そうね、 でも仕事の話はここではタブーよ。大丈夫、キリヤのデータだって私の手中にあるわ」
「そうだね」 
この人といれば何でもやり遂げられる気がする。
「あなたの夢は私の夢、あなたの幸せは私の幸せ。誰にも邪魔はさせないわ」
姉様は椰子の実をテーブルに置いて俺のイスの端に座った。
「ずっとそばにいてくれるのね」
姉様の手が俺のほほをなでる。
「片時も離れないさ」
「浮気したら刺すわよ」
「もう姉様しか見えない」
「四日以上の出張には同伴するわ」
「むしろ大歓迎」


456 名前:カナチャンアイランド 3/4 :2006/02/04(土) 19:11:02 ID:uiDoAljz0
姉様がいきなり俺に抱きついた。椰子の実を落としてしまった。
「くーや、愛してるわくーや」
頬摺りをやめようとしない。姉様は少し泣いていた。この人はこれまでずっと我慢してきたんだと思う。やさしすぎる
この人は、すべてを許そうとして、すべてが許せなくなってしまったんだ。でもやっとその呪縛から開放されようとして
いる。


ピピピ……。家のほうから緊急用の通信のサイレンが聞こえた。
「ちっ、いいところだったのに」
姉様が舌打ちをして本気で悔しがっている。この人らしいけど、ファンの子がこれを見たら幻滅するんだろうな。
「ちょっと行ってくるわね、あなたはここで待ってなさい」
口付けをしてやさしく語りかける。ほんとに器用な人だ。

しばらくしても帰ってこないので様子を見に行くことにした。着替えでもしてるのだろうか。
「……いいわ。徹底的にやって頂戴」
なんか中から姉様の怒気のこもった声が聞こえる。トラブルかな。テーブルにあるノートパソコンをチラ見した。
《氷の弁護士、ついに南の島でとける。婚約者とラブラブ旅行》
どうやらこの旅行がばれたらしい。それで姉様が怒ってるわけだ。話し相手は摩周さんっぽい。日本に帰ったら大
変だろうな。でも摩周さんならなんとかしてくれるはず。俺はノートパソコンを閉じて電話線を抜き取った。
「あ、空也、ちょっとなんてことするの」
「日本のことは帰ってからでいいよ、摩周さんが何とかしてくれるし」
我ながらかなり勝手なこと言ってるし。その言葉に姉様は考え込む。
「そうね、仕返しは摩周くんに任せましょう。明日には東京湾の底にいると思うけど」
なんか俺の知らないところでおそろしいことが起こっているらしい。
「それじゃ、ちょっと、待ってなさい。いまお昼作るから」
姉様がキッチンに向かおうとする。


457 名前:カナチャンアイランド 4/4 :2006/02/04(土) 19:14:49 ID:uiDoAljz0
「姉様、それなら俺が」
「いいのよ、あなたは待ってなさい。私の手料理であなたが喜んでくれることが私の女としての幸せなのよ、しかも
せっかく覚えた料理がもったいないじゃない」
ぐはっ、俺は姉様のその微笑と言葉に完全にノックアウトしてしまった。しかも言いながら照れてる姉様はめちゃく
ちゃかわいい。
仕方なく窓際のベッドに横になる。姉様の幸せそうな横顔をみながら姉様と見る夢の続きを一人考えていた。

おわり。


458 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 19:15:17 ID:DCK/weI60
紫煙

459 名前:カナチャンアイランド あとがき :2006/02/04(土) 19:16:54 ID:uiDoAljz0
駄文すいません。これでも一生懸命かきました。もし手が開いている人がいましたら感想でも書いてください。
次作の肥やしになるよう努力します。


460 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 19:26:59 ID:gI/IxNisO
どこが駄文じゃー!
ふざけた事言ってんじゃねえぞ!
GJ!

461 名前:SSD :2006/02/04(土) 19:32:22 ID:dm1bgzFV0
>>459
>次作の肥やしになるよう努力します。

ならば一つだけ。
話にメリハリがほしいです。

…オイラが言える事ではないですね。
生意気言ってすみませんでした。m(_ _)m

462 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 19:41:01 ID:mznjxJPn0
ちょw写真見ただけで島プレゼントってwww

確か島ひとつ丸々借りられるリゾートってあるからそんなのに脳内変換だな

463 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 20:57:07 ID:prF/1vyo0
556 :恐るべき讃岐うどん :2006/02/04(土) 00:10:57 ID:uHY4RLHV0
                        : :;;:::::::::::: :         
         、,,,,,,.: 丶゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;```:.,,,lllllllll, ヽ 
        : :ll゙            !illllllll      ヽ 
     丶ゝ                lllllllll      ) 
   ┌⌒                   lllllllllli    l  
  │  ,,,,i″       :;,l;;;;;;;;;;;;;;,、゙lz゚ll,,`lllllllllli,,   L 
   :| ;,,ll,llll″:::::;;:::::;;;::;;;;;;:;;l,;;;、;',゙!l,.;;タg,゙li,, lllllllllllll  l 
   ,,illl゙~ill::;;:::;;;;;::;;;;;;;;;;;;;l、ll,;;li,;ュ゙l,.'゙li、,,'lll;   llllllll,li!!  | 
   illll″llll   j;;;;;;;;;;;;;;;;《'!i,'l!r゙ョ゙l,;゙|;「∧∧illllll!!lllllll  ll 
  .|lll  ;lll゙l;;;;;;;;ll;;;;;;,i゜;;;;.iヽ'll、`ヽ`マ,,ll,,lli,.illlll⌒lllllll lll.  
  ゙llll ,llllli,;、;;;llヒ;;;'∧;`;;'i、ヽ!::,,r'', {:;'p;)`|“:゙illl  )iiillllllll    >>543
   `゙lllll!llllli,,;、;ll'F'!,!,i、、   '" '゚ー-゛"‐   :i゙l! 丿iiiilllllllll  フンッ、ご苦労様なんて言わないからね
    .゙゙ll!llllllllRlll゙l゙;'~;rc 、、      ゙゚゚”`    y,::ll゙llll;゙゙lilllllli,、 
     ゝ;;lllli、`ヽ:、_{;:ツ'′           /::,i    llllllllii    
      .llll,;;ヽ、ヽ`"    ;        lllr.!i  `lllll゙llilllilllll   
     llllヾ゙゙l,;丶iヽ     `        ノ:i ill|   llll llllllllll  
    .,llll ヾi、;;llli、: \   「゙⌒ヽ    ゙` . ill  lll、.゙llilllllll     


464 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 20:57:48 ID:prF/1vyo0
    .lllll′ヽ: ;゚、.i、 : :、ヽ.,  ヽ___ヽ  ゙  |′ i"l′ lll  lllllll   
   .lllll″ ヾ  lli   `'l!l'丶:_   ノ  ゝ、 i   i   ゙゜ 
   lllll゙   i  ll     丿  ゙゙゙゙     | :::::゙ゝi.  i  
   llllll′  i   l ._ -"゙:_|         ゝl、`i  i  
  ``    .i  ll‐;;`;;;;;;;;;,!         /]i;:: i  ill'―,ー__   
      i゙ ゙゙;i  l;;;;;;;;;;;;;;;;;l        :_/‐` ;i: i  lil;;;;;;`:'”,レrゝ
     |  i  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;|       ,、';;;;;;;;;;;;;;;; i  li、;;;;;;,,r ″ ゝ  
     |   i  i::;;,!;;;;;;;;;;;;;;|    /";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i i,;;;i;;.、"`     ゝ     
      |  i  iト_;;;;;;;;;;;;;;;'i    /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:',i i,;;ll i : :      \     
      | i   i,l  `丶,_;;, l,〆;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,li ゙l,il,:       :::::;;;ヽ     
      | i  i i;ヽ_    `lyr―--‐:;‐''''“″ /"'i  i,:       ;;;;;;;;;;;‐ヽ  
     /: i: i: i i i;;ll゙:゙:ー:―;  ;_,_____/;;;;;;;;:i: : : 、i,       :: : ::::;;;;;;;ヽ 
    /: :i i:;i;;;i;;;i;°;: :    | R:|;'rl广: : : : : : : : : : : :i : :i i::i、     


465 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 21:28:34 ID:prF/1vyo0
824 :名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 18:25:11 ID:pcif1x1d0
>>823

  '´,ヘ^^ヘ 
  iiイノノハリ)
 >|(リ´ヮ`ノK
  //(`人))ヽ  
 (( /;`_´ヽ))
   `Uノ´ 


466 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 21:41:22 ID:prF/1vyo0
>>454gj 姉しよやったことないけど、要芽がそんなにデレるなら買ってもいいなあ

467 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/04(土) 23:08:32 ID:OQ2ya9pN0
コンシューマーゲーム化するということは……
アニメ化が近いということだろうか?

そもそもこのゲームの正規ヒロインは誰なのか。
並びからすれば乙女だろうけど、
シナリオの内容・構成・完成度からいえばカニだろう。
アニメ版のヒロインは是非カニで。
カニというよりスバルシナリオだし。
武道祭の熱血レオは乙女ルートのが個人的に好きだけどね。
カニをメインに他ヒロインをどう絡ませて作って行くのか。
まだ決まってないけどアニメ化するよなあ

468 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 00:31:54 ID:hcPPgLJ3O
レオの声優誰がするんだろ

469 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 00:53:12 ID:maDY2i6P0
緑○さんは勘弁
合わないよなあ

470 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 00:54:20 ID:jNbCJ3Fm0
ヘルシー太郎が浮かんだ

471 名前:風邪 :2006/02/05(日) 01:50:48 ID:4Fer4hEz0
風邪って辛いな。
「いやほんと辛いわこれ」
 なんて、思わず独り言だ。寂しい。熱がもう酷いものだ。今朝から結果が怖くて体温を測ってない。いけないとは思っているんだが。
 薬も飲んでみたが、いっこうに良くなる気配がない。
(まあ、昨日の今日だしなあ)
 そんなに早く効き目は出ないか。
 乙女さんは気合で治せとか言ってた。無茶いわんで欲しい。だけど一晩中看病してくれた。やっぱり優しいひとだ。
 朝食はなごみが作ってくれた。消化が良くて胃に優しいお粥、梅風味。
 俺が風邪をひいたと聞いて飛んできたらしい。ありがたい。もつべきものは料理が上手くて可愛い彼女だ。さすがに風邪をひいてるときに乙女さんのONIGIRIは遠慮したいしな。気持ちは涙が出るほど嬉しいんだが。
 そんな二人も今はいない。もう登校してしまった。
 なごみは休んででも俺の看病を続けると言っていたのだが、やんわりと断った。何度もこちらを振り返りながら部屋を出ていったなごみの姿が目に焼き付いている。
 乙女さんも心配そうにしていたが、笑って安心させた。もろバレのやせ我慢だったが、乙女さんは単純だしな。と口に出すと危険だが。
 なんにしても、これで独りぼっちである。さすがに堪える。
 病は気から、とはよく言ったものだ。こうして病に冒されているとどんどん気持ちが弱くなっていくのが分かる。
「さびしいなあ」
 うお、また独り言だ。でもこうでもしなきゃ気がおかしくなりそうなんだよ、孤独感で。「なごみー」
 思わず口を突いて出た名前。今ここにいない後輩の名前。
 いいだろ。言うだけならタダだし。
 そういや喉がカラカラだ。体調が最悪なので布団の中から出られない、なので水も飲めていない。


472 名前:風邪 :2006/02/05(日) 01:52:00 ID:4Fer4hEz0
「なごみ、水をくれー」
「水ですね? 待っててください、すぐに持ってきます」
 おお、さすがはなごみだ。かいがいしく看病してくれるじゃないか。センパイは嬉しくて泣けてきたぞ。
「あれ?」
 何かおかしくなかったか、今の。しかし部屋の中を見渡しても誰もいない。空耳か。いや、幻聴が聞こえてくるほどヤバイ状態なのか、俺は?
「とうとう天に召されるときが来たか……」
 まさかこんなに唐突に死ぬとは思ってなかったが……これも人の儚さである。
 さようならみんな。名残惜しいけど俺は精一杯生きたよな。閃光のように。
「さようなら、なごみ……俺は先に逝くよ」
「逝っちゃダメです!」
 と。声が聞こえた。声を聞くだけで幸せになる人の、声が。
 廊下を駆けてきた彼女が何かを大事そうに持っている。
「センパイ、水です。飲んでください」
 なごみ? と、俺は言葉にしようとしたんだが、あまりにも鬼気迫る様子で水の入ったコップを差し出してくるなごみに気圧されてしまった。


473 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 01:52:40 ID:ZdYeVAI50
紫煙

474 名前:風邪 :2006/02/05(日) 01:53:00 ID:4Fer4hEz0
「なんでここにいるんだ、なごみ」
 喉を潤して落ちついたので、聞いてみた。まだ喉は枯れているが、しょうがない。
「なんで、って……もちろんセンパイの看病を」
「そうじゃなくて。授業はどうした授業は」
「途中で抜けてきました」
 しれっ、と言ってのけるなごみ。まるで当然の事だといわんばかりだ。
「お前なあ、」
「やっぱりセンパイの事が心配で。あの、お邪魔、でしたか……?」
 うっ。なごみの表情は見る見るうちに暗くなっていく。
 な、なんだ。そんないかにも「すみませんでしたセンパイ、あたしったらいつも図々しくて……邪魔だし、イタイですよね、こんな女……」とか言いそうな目は。
 だまされないぞ。ここはひとつ先輩として厳しく言ってやらねば、
「邪魔なわけないだろ。なごみが来てくれて本当に心強いし、嬉しいよ」
 ああっ、ダメだ俺は。コンジョーナシだ。でもしょうがないよな、本音だし。
「ありがとな。なごみはいい子だ」
 いつものように頭を撫でてやる。髪がさわさわと、手のひらに伝わる感触が心地いい。
「えへへ」
 嬉しそうに微笑むなごみ。
 うん、せっかく心配してきてくれたんだ。こうしてほめてやるのが当然だ。
「ところで……なごみ」
「はい?」
 湿ったタオルを俺の額に置こうとしているなごみが、小首をかしげた。
 せっかくのいい機会だ。こんな事もあろうかと、用意していた甲斐があった。
「――ナースになる気はないか?」
 クローゼットの中には、男のロマンが詰まっている。


475 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 01:53:27 ID:ZdYeVAI50
紫煙

476 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 01:56:54 ID:4Fer4hEz0
糸冬




477 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 02:00:52 ID:ZdYeVAI50
なるほどなるほどここで終わりか〜…っておぉい!マジかよ!
俺のこの昂ぶる気持ちは一体どこにぶつけりゃいいんだよ!
そうか!俺が書くのか!いや書かねーよ!書けねーよ!

478 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 02:00:54 ID:aNKWWy5B0
ちょw いいとこで終わりやがってww

つづきー

479 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 02:07:55 ID:hcPPgLJ3O
>>478>>477そんなこと言うなよ
>>476
GJ!


当方続き希望

480 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 02:17:51 ID:ZxiuX1dE0
>>474
潰しますよ?センパイ。

481 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 02:25:31 ID:aNKWWy5B0
>>479おまいも同じこと言ってるじゃねーかw
GJなんだけど、GJなんだけどっ

>>480なごみ〜ん。お前に潰されるなら本望っ

482 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 02:31:14 ID:hcPPgLJ3O
>>481オマエは重大な勘違いをしているぜ
しかも二つ
まず一つオレはもう終りかー!
とは言ってない。もう一つは>>480はなごみんではないかもしれない!!

483 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 03:01:35 ID:uvsLvlSQ0
>>482
そういうのをあげあしとりっての

中の人乙(小)

484 名前:保管庫の中の人 :2006/02/05(日) 03:15:47 ID:heDCXgjJ0
前スレ分の更新完了。
コンシュマー化発表くらいからアクセス数がポンと跳ね上がってます。
ほとんどがGoogleかYAHOOの検索で飛んできた感じ。
一般ゲーの板は見たこと無いのでどんなふいんき(ry なのかよく知らないんだけど、
事と次第によっちゃまた人増えるかもしれませんね。

あと前スレで「最近勢い無いんじゃない?」とか言っていた香具師は一歩前へ出ろ。

>>483
お前は俺か? ってくらい早い乙どうも。
その時刻だとたぶんUPしてから1分くらいしかたってないw

485 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 03:24:18 ID:uvsLvlSQ0
おおSSの方も更新できてる
中の人乙(大)

あと「ふいんき」じゃなくて「ふんいき」ね

486 名前:367 :2006/02/05(日) 03:48:22 ID:4Fer4hEz0
何かいっぱいGJもらって嬉しいな
ありがとん

続きなど無いこの世は無情だ
この後はあれだよ
元気になったレオが「うつるとやばいから予防注射しとかなきゃ」とか言って
ナースなごみにぶっとい注射を たっぷりと薬を注入してだな
いやごめん寝るわ
>>484
乙です
>>485
ちゃうねん
なぜか変換できないねん

487 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 03:51:20 ID:037x54HJO
>>484
中の人乙
作者の名前付いていたSSがあった気がしたのは気のせいですか、そうですか


488 名前:保管庫の中の人 :2006/02/05(日) 03:58:21 ID:heDCXgjJ0
>>487
>作者の名前付いていたSS
よくわからんけど「>>579」のことですかね?
それなら「F・C・C」の後ろにくっつけました。

489 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 04:23:00 ID:037x54HJO
>>488
たしか、姫のやつでメル欄に書いてあった希ガス
勘違いだったらごめんなさい

490 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 04:35:34 ID:aNKWWy5B0
中の人の仕事を増やすんじゃない
なんか心当たりがあるなら>>489自分で探してこようぜ

491 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 04:41:08 ID:037x54HJO
>>490
たぶん、過去スレ置き場にある=俺見れない
ごめんなさい、中の人…


492 名前:保管庫の中の人 :2006/02/05(日) 04:49:12 ID:heDCXgjJ0
>>491
Tabキー連打してメル欄ひととおり見てみましたが
怪しげなのは特に見つかりませんでしたねえ。
とりあえず今夜はこれで落ちます。

493 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 04:53:32 ID:037x54HJO
>>

494 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 04:54:52 ID:037x54HJO
>>492
ごめんなさい、中の人
そしておやすみなさい


495 名前:SSD :2006/02/05(日) 05:01:30 ID:JDeRuEGm0
中の人乙です

496 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 06:05:06 ID:hcPPgLJ3O
中の人乙

とは言ってもオレ見れねえorz

497 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 07:49:15 ID:J6f31Y580
カニ成分が足りなくなってきた
誰かカニを書け! 節分小ネタではオレの欲望が収まらない

498 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 08:13:40 ID:s7PLnPnJ0
中の人乙。自分の作品が収録されてると感慨深いねえ。

499 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 09:51:22 ID:ti1ZuQ5c0
こっちのスレは居心地いいねえ・・・・
本スレじゃネタ投下しても反応薄いしさ・・・
俺だけなら「あ、つまらんかったんだな」で済ませるけど、ほとんどの職人がスルーだし
雑談するなとは言わんが、独り言のオンパレードになってるのが・・・・
スマン関係ないな
あらゆる人にGJ

500 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 09:57:45 ID:wFzdknt90
>>474
GJ。それなんてフカヒレ?

501 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 09:59:11 ID:wFzdknt90
>>497
同志がいたぜー!
俺からも頼む!カニを!カニ分を!
昨日の世界不思議発見!見てからずっとムラムラしてた

502 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 12:02:32 ID:8FDmNvRT0
リクエストされたからってポンポン書けるもんじゃないと思うが

503 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 12:05:03 ID:yNh4lSQ90
カニは〜外

言ってみただけだ

504 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 16:10:54 ID:ufq2N0aL0
>>502
昔はリクエストけっこう通ったがな

505 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 17:49:40 ID:aNKWWy5B0
中の人ご苦労様。
訂正して欲しいところがあるんだけどそっちのBBSに書きにいきます。

>>499
こっちのスレが比較的もめないのは、ネタ師兼読者の比率が多いからだと思うんだ。
まあ、このスレにも作品別のスレにも、たまに変なのが現れるのは同じだが、
このスレでは見事にスルーされてるし。

>>497>>501
カニ萌えのネタ師がいたとしても、もう少しインスピレーションの湧きやすいお題を
提供したほうが書きやすいんじゃない?
悪いが俺はなごみん一筋なので、よほど食欲をそそる素材でなければカニを調理する気にならない。

506 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 18:43:06 ID:s7PLnPnJ0
花見ネタなんてどうだ?
花より団子を地で行くやつだぞカニは。

自分で書こうと思ったけど別のネタ思いついちゃったから誰か書いて、なんてことはありませんよ?

507 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 21:29:44 ID:hcPPgLJ3O
誰かオレに支援をさせてくれ!

508 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 21:53:32 ID:RxuZQleiO
もし乙女さんの話し方がイガグリだったら……

乙女「おいレオ〜!おめぇネグダイ曲がってるべ!」
フカヒレ「そんな話し方の乙女も萌え〜!!」



509 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 22:02:44 ID:hcPPgLJ3O
萌えてない萌えてないもんね。
じゃなくて支援させろ〜

510 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 22:38:52 ID:hcPPgLJ3O
サメスガアイがとらえた衝撃の瞬間


「じゃあ佐藤さん、さよなら」
「うん、またね対馬君」

レオめやっと帰ったか。
しかしこれで竜宮にはよっぴー一人。
このドアを開ければ二人の愛の巣が。

ガラガラ

「さあよっぴー、二人の愛を育てよう。ってあら」
「……鮫氷君見ちゃったんだ」
「な、なんのことでありますか?」
「見られちゃったらしょうがないよね」

ガチャッ

「よよよよっぴーって以外とアグレッシブ?」
「本当に口が減らないね」


『ギャアアアアアアア』

「あら土永さん、何か聞こえませんでした?」
「さあな、空耳だろう」


ゴメン反省して来る

511 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 23:07:16 ID:4Fer4hEz0
>>504
実際リク通りのもの書いて住人(読者)を喜ばせてやりたいって気持ちはあるんだが
どーにもこーにも自分が書きたいものじゃないと執筆意欲が沸かんのだわ
この意欲ってのが意外と最重要に近く
こいつが無いのに書いても苦痛なだけだし何よりいいものができない
というわけで俺は今日もなごみんなごみん

512 名前:あなた好みに :2006/02/05(日) 23:29:08 ID:9xS2U6cwO
「なー、レオの好みの味ってどんなんだ?」
「そうだな、甘辛いのがいいかな。なんか家庭の味って感じで。どうしたんだ?ま、まさか何か作る気じゃ…」
「ばっ、ばっかじゃねーの?レオにくれてやるもんなんか何にもねーよ!この自意識過剰野郎がっ」
ボクは走ってレオのもとから去った
バレちゃダメだ。うんめーもん作ってレオを驚かしてやるんだから♪

帰宅し、何にしようかおかしの本とにらめっこした
甘辛い家庭の味か…ふんふん。よし、これしかないだろ!見てろよ、レオ。ボクのあたたかーい愛を受け取りやがれ!


──2月14日、誰もがドキドキワクワクする日──
「レーオっ」
「うおっ、何故か急に寒気が…」
「?ならちょうどよかった。そんなオメーのハートを温めてやるぜ……ほらよ」くぁーっ、テレるぜ。だから早く受け取っちくり…
「っておい!なんだその嫌そうな顔は?オメーはボクの可憐な乙女心を踏み躙る気ですかオイ」
「お前からのプレゼントはロクな物がなくてな。それに何故か拒否反応を起こしてるんだ、多分本能が働いてる模様」
「男のくせにガタガタうるせーな!潔く食べやがれ!」
ボクは包装紙をビリビリに破き、中身の手作りトリュフを摘んだ
「トリュフ?」
「おう……頑張って作ったんだ。食べちくり(////)」

513 名前:あなた好みに :2006/02/05(日) 23:29:53 ID:9xS2U6cwO
「(トリュフってチョコを丸めただけのもんだし、いけるか)見た目も普通だしな。有り難くいただくよ」
レオが初めてボクの料理を自ら食べてくれた……なぁ、ウメーだろ?
「ぶはっ!なんじゃこりゃー!!」
「美味すぎて感動か?そこまでオーバーにリアクションとられるとテレるぜ」
「カニさん…今までお前の料理を食わされたときと同じリアクションなんだが……」
レオがエチケットタイムに突入しそうになったんで引き止めた
「待てよ、レオ!オメー甘辛いのが好きだっつったじゃねーか!」
レオを喜ばせたくて、一生懸命作ったんだよ……
「コレは甘辛いじゃなくて、甘いと辛いだバカヤロー!!」
「甘い+辛い=甘辛い、だろ?」
「このカニ味噌が!大体どうやったらこんな器用なもんが作れんだよ!?」
「よせやい、テレるじゃねーか」
ここでボクが編み出した甘辛いトリュフの作り方を教えてやるぜ!
材料…オアシスの激辛カレー、チョコ、生クリーム
@カレーをスプーン1杯ずつバットの上に乗せ、冷凍
A@が凍ったら、チョコと生クリームをチンして混ぜる
B@に楊枝をブスっと刺してAにくぐらせ、チョコが固まるまでほったらかす

514 名前:あなた好みに :2006/02/05(日) 23:31:13 ID:9xS2U6cwO
「とまぁ、こんな感じ。カレーは家庭的な物だし、オメーの望むものてんこもりだぜ」
「よーく聞け、この甲殻類が。甘辛いっつーのは砂糖と醤油を合わせたりした、甘じょっぱい味付けのことを言うんだよ!」
「う…なら最初からそう言えばいいだろ!バカが難しい言葉をいい気になって使ってんじゃねーよ!」
「お前、あんとき何も作らないって言ったろっ」
こうしていつも通り。今年も告白は出来なかった。けど、ま、いっか

「今年も相変わらず、か」
スバルは後ろから、優しい眼差しで二人を見つめていた

515 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 23:38:03 ID:aNKWWy5B0


516 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 23:39:04 ID:hcPPgLJ3O
支援出来んかったorz

GJ
甘辛いをそうとらえるとは
恐るべきカニクオリティ

517 名前:さくら :2006/02/05(日) 23:43:30 ID:9xS2U6cwO
テンションに身を任せて即席物を初投稿した
今も反省はしていない

明日辺り、反省し始めると思います。ごめんなさいorz

518 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 23:47:09 ID:aNKWWy5B0
爆笑したw GJ


519 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/05(日) 23:50:12 ID:aNKWWy5B0
携帯からだと連投できるのか……

520 名前:さくら :2006/02/05(日) 23:56:15 ID:9xS2U6cwO
>>516さん>>518さん
ありがとです!嬉しい(*^▽^*)

>>519さん
出来ないときも有りますよ〜

携帯厨なので、読みづらいかどうかが判りません…大丈夫でしたか?

521 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 00:08:36 ID:bq7sQs9LO
しかしあれですね
職人さん増えましたね
それに最近コテ名乗る人増えましたね
楽しくなってきましたね
不眠症になりそうだ

522 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 00:21:51 ID:CPtOoMA40
>>520反省しなくていいGJ
>「?ならちょうどよかった。そんなオメーのハートを温めてやるぜ……ほらよ」くぁーっ、テレるぜ。だから早く受け取っちくり…
ここは改行したほうがいいかな
後はそんなに読みにくくは無いかな

>>510結局フカは何を見たんだ?
お前は反省して来い
GJはやれんが乙

523 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 00:36:44 ID:bq7sQs9LO
>>522反省してるっての

フカヒレが何を見たかって?
言えませんよ!恐ろしくて!

524 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 00:56:33 ID:CPtOoMA40
>>中の人
カニママが見れないよ

525 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:03:34 ID:mtl1gftC0
「お花見?生徒会執行部で?」

「そう。新入生歓迎関連の行事も、一息ついたしね。
 たまには息抜きも必要でしょ?」
 
いつものように竜宮に集まった生徒会執行部。
簡単な打ち合わせがすんだところで
お花見に行こうと姫が切り出した。
まあ、確かにこのところずっと忙しかったからなぁ。

「スケジュール的には次の土曜日あたりがいいと思うんだけど」

姫がメンバーを見回す。
特に誰も予定はないようだった。
と言っても……今は祈先生を入れても6人しかいないからな。
スバルは転校、乙女さんは卒業。
新2年生はいまだ椰子一人だし
新入生の加入もこれからだ。

「OK?じゃ、決まりね。場所は……塚山公園でいいわね?
 せっかくみんな揃ってるんだから
 役割分担も決めておきましょうか」

テキパキと役割を振っていく姫。
料理は佐藤さんと椰子。俺とフカヒレで飲み物を手配。
祈先生の車でそれを運搬して……

「ねぇねぇ、ボクはー?」

「カニっちは……」

姫がちょっと困った顔で考えていた。

526 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:06:31 ID:CPtOoMA40



527 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:07:34 ID:mtl1gftC0
「あとやってもらうとすると……場所取りなんだけど?」

場所取りか。女の子がするものでもないと思うが

「よっしゃぁ!任しといちくりー!」

きぬも張り切っているようなので口は出さずにおく。
ま、夜中になったら差し入れでも持っていくか。

そして、帰り道。きぬがいかにも嬉しそうにはしゃぐ。

「花見かー。花見なんて、1年ぶりだぜー!」

……だいたい、みんなそうだけどな。

「……去年は、4人で行ったんだよねー」

そうだった。まだ俺たち4人は生徒会には入っていなくて。
そして、スバルがいて。

「……スバルの飯、美味かったよね」

「そうだな」

「……レオ?」

「ん?」

「キス、しちくり」

きぬの気持ちがなんとなく伝わり
俺は求められるがままに軽くキスをした。

528 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:10:13 ID:mtl1gftC0
そして、前日の夜。

「んじゃ、行ってくるぜー!」

「おう、気ぃつけてなー。俺も後から行くから」

明日は早いので、今から酒屋に買出しに行くことになっている。
それがなきゃ俺も一緒に行くんだけど、仕方がない。
学校前でフカヒレと落ち合い、酒屋でドリンク類を購入。
後は二人でせっせと荷物を祈先生の車に積み込む。

「ふう……今日の準備はこれにて終了!」

「……なんか祈先生のビール多くね?」

「気のせいですわ〜」

さて……きぬはどうしてるかな?ケータイで呼んでみる。

「もしもし、きぬ?いい場所取れたか?」

『あ、うん……去年と同じ場所、とれたぜ』

「今からそっち行くけど、なんかいる物とかあるか?」

『ん〜……別にない。じゃ、待ってるよ、レオ』

?なんか……元気がないような。

何かきぬの様子が気になったが、ここじゃどうしようもない。
コンビニできぬの好きなスナックとか買い込むと
俺は松笠駅へと急いだ。

529 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:11:05 ID:CPtOoMA40
 

530 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:12:14 ID:mtl1gftC0
塚山公園の桜はもう満開だった。
きぬは……さっき去年と同じ場所、って言ってたな。
えーと……あのあたりか?
キョロキョロ見回していると
どこか遠くから、きぬの呼び声が聞こえてくる。

「レオー、こっちー」

声のしたほうに目をむけ、ドキリとする。

ハラハラと舞い散る桜の花びらの下
きぬは、寂しげにポツリと立っていた。

なんだろう。
この、胸が締め付けられるような感覚は。

俺は走った。
きぬのそばに。
少しでも早く、きぬのそばに。
駆け寄って、きぬの手をとる。
どこかに行ってしまわないように。
どこにも行くはずなどないのに。

「……痛いよ、レオ」

「あ……ああ、悪ぃ」

慌ててきぬの手を離す。
きぬは、舞い落ち始めた桜を見つめ
ポツリとつぶやいた。

「……綺麗だね、桜」

531 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:15:33 ID:mtl1gftC0
「……こうやってね……レオと二人っきりで
 桜を見てみたいって、ずーっと思ってたんだ」
 
「夢がかなったな」

「うん……夢がかなったんだ。
 夢がかなったんだけど……なんか、寂しくなっちった……」

「俺は……ずっとそばにいるから」

「うん……変だねボク、どうかしてる……
 一番大好きなレオがそばにいてくれるのに
 寂しいなんて言ったら怒られちゃうね」

ぽす、と桜に寄りかかるきぬ。俺もその隣で桜に寄りかかる。

「桜って、不思議だな」

「……そうだね」

きっとこれからも、毎年桜の花を見るたびに
スバルとすごした花見のことを思い出すのだろう。
桜の花が、魔法をかけるように。
今はまだ、少し胸が痛いけれど。
今はまだ、少し切ないけれど。
いつか、二人きりでも暖かな気持ちで桜が見られるように

「……きぬ」「……レオ」

名前を呼ぶ。抱き寄せる。口付ける。
寂しさはいつか、舞い落ちる桜の花びらに乗って
風に吹かれて散っていった。

532 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:15:59 ID:kthk+f5N0
 

533 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:16:25 ID:CPtOoMA40
 

534 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:17:33 ID:mtl1gftC0
以上。オチなし。

535 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:18:58 ID:CPtOoMA40
ごちそうさまでした
じゃなかった

カニの一年ぶり発言
普通のはずなのに笑ってしまった。謎だ

536 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 01:20:01 ID:kthk+f5N0
いつもならGJというところだが
今回ばかりはCOOLJOBと言いたいっ!

537 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 02:50:18 ID:WNtL/ANd0
なんか切ないな。スバルが去った後すぐにバカップルになっちゃって
それはそれでいいんだが、こういう感傷もあってもいいよな…

GJ!

538 名前:SSD :2006/02/06(月) 03:09:31 ID:ly597iY30
>>534
ホンワカ感動しました。
GJです

539 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 04:13:05 ID:bq7sQs9LO
GJ
他に言いようが無い

しかしあのお題でこれができるんか
素直にすげえと思った

540 名前:保管庫の中の人 :2006/02/06(月) 07:42:59 ID:KgfHtMw60
>>524
ごめ
直しました

541 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 08:35:19 ID:6YBpA6xE0
俺の出したお題がこんな形になるとは思ってませんでした。
こういうしっとりとしたのもいいですね。GJです。

542 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 08:53:39 ID:WQ/5j7ZK0
>>517
GJ!!!
これぞカニクオリティ!!!

>>534
これもGJ!!
カニのバカさを保ちつつしっとりさせるとは恐るべし。
あと気のせいかこのスレの住人はレオ&カニ派よりスバル派が多い希ガス
やっぱレオには代わり(変な表現)がいるけどスバルにはカニしかいないってところなのかな…

とにかくカニスキーの俺には最高の二本でした。つくづくGJ。

543 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:10:05 ID:h4/2DWAp0
テスト終了したので投下します。

544 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:11:35 ID:h4/2DWAp0
「レオッ!そこは駄目だと何度も言っているだr…はうっ!!」
「乙女さん、そんなこと言ってるけど ここピクピクうごいてるよ
 ほんとはここにもほしいんでしょ?」
「はぁはぁ…ぃい加減にしないと許さn」
「ひゃっ!!痛い!やめろ。やめてくれ、レオ!」
「・・・・・」
「そうだね。乙女さんの嫌がることはしたくないし
 ここでやめておくよ」
ヌポッ
(あっ/・…)
「乙女さんの全てを感じてみたかったんだけど…
 しょうがないね」


545 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:14:22 ID:h4/2DWAp0
「レオ、その…なんだ、男はそんなところにも興味があるのか?」
「好きな女の子だったら、体中で愛してあげたいって
 世間一般の男なら誰だって考えると思うよ」
「そうなのか…」
「それにいつも乙女さんに主導権握られてるし、男としてのプライドみたいなのもある」
「ちがうっ!それは姉として、リードしてやる必要があると思ってのことなんだ」
「うん、わかってるよ。でもやっぱりたまにはリードしてみたいかな」
「……あぁ。了解した。今日はレオにまかせる。でも…その…尻の穴はやめてくれないか?」
「わかってもらえてうれしいよ。うん、そっちの穴はもう攻めないよ。
それじゃあ、はじめようか」
 と言ってレオは立ち上がった
「どうしたんだ?」
「あ、ちょっと待ってて」
そしてレオは部屋から部屋から出て行った。裸の乙女を残して
一体あいつは何を考えているんだ。


546 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:18:24 ID:bq7sQs9LO
しえん

547 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:18:50 ID:h4/2DWAp0
「おまたせー!」
 何か持ってきたようだ。黒地の布きれはわかったが、
 重そうなものを後ろに隠している。
 まぁいい。文句の一つでもくれてやろう
「乙女をこんな状態のまま放っておくなんて非常識だぞ」
「ごめんごめん。いや〜、乙女さんから自由にしていいなんて
 許可もらっちゃったから舞い上がっちゃって」
「誰も自由にしていいなんて言ってないぞ。
 あくまでリードして言いといっただけであって」
「いいから、いいから。乙女さん、ちょっと目を閉じて」
 キスでもするのか?そんなことで私が許すとでも思っているのか、レオ。
 結局は許すんだがな
「わかった。途中で目を開けるが照れるなよ」
「よくわかんないけど、いいよ。じゃ、目をとじて〜」
 ん、キスかと思っていたがどうも違うらしい。
 どうやら、さっきの布切れで目隠しをしているようだ。
「はい、乙女さん。いいよ」



548 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:25:40 ID:h4/2DWAp0
「めかくしぷれい というやつだな」
「なんだ乙女さん、知ってるんだ」
「何の意味があるかは知らないがな」
「そのうち分かるよ」
 そう言って、レオは何にもしてこなかった。
「レオ、何もしないのか?」
 返事がない。
「おいっ!レオ聞いているのかっ!」
 むにゅ
「あっ!いきなり何をするんだ!」
 いきなり胸を鷲掴みしてきたので、つい怒鳴ってしまった。またしても返事がない。
 
 ぺろっ
 
 次は首筋をなめてきた。ゾクッとした快感を覚えた
 一応、姉として、抗議しておこう
「いい加減にしろ、一体何がしたいんだ!」
「乙女さん、気持ちよくないの?どこから攻められるか判らないから
 余計に気持ちよくなるはずなんだけど」
「確かに、少し変な気分だが、どこから来るか判らないことはないぞ。気配でレオの位置は把握できる」
「なぬっ!さすが乙女さん。目隠しの意味がないじゃないか」
「せっかくのチャンスだし、どうにかしないと」
 しばらくしてレオに動きがあった。レオは窓を開けたようだ。
 2月の真夜中だというのに気でも狂ったか?

549 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:27:23 ID:bq7sQs9LO
姿艶

550 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:30:58 ID:h4/2DWAp0
「寒いぞ、レオ」
「流石に乙女さんでもこの寒さだと感覚鈍るよね」
「鈍るというより凍えるぞ、裸なのだからな。閉めろ」
「だよね。少しだけ開けとこうか。さ、続き続き」
「まぁレオに暖めてもらうのも悪くないな」
 で、またしても何もしてこない。カチカチと音が鳴っているだけだ。
「レオッ!私を放っておいて今度は何をしている?
 この音はコンピュータか?私ではなくパソコンを触るとは、私に喧嘩売っているのか」
「今縛り方調べてたところなんだ」
「縛り方だと?」
「うん、後で使うから」
「何をだ」
「気にしなくていいよ」
「気になるだr…わっ」


551 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:37:18 ID:h4/2DWAp0
レオはいきなり股間に手を伸ばしてきた。
「どう乙女さん。感覚少し鈍ったでしょ。窓開けて正解だったかな〜」
 と言いながら、掌で股間を擦り付けてくる。
 もう一方の手で胸まで触ってきた。
「一度、乙女さんと目隠ししてHしたかったんだよね。乙女さん、その動き、いいよ」
 私は知らぬ間に腰を振り、レオの手に秘部を押し当てるように擦り付けていた
「レオ、これはちがうんだ。わ、わたしの身体が勝手に」
 もう止まらなくなっていた。やめようと思っても制御することができなくなっていた。
「目隠し効果絶大だね。いつもより締め付けがすごいよ、まだ指も中に入れてないのに」
 胸が切なくなってきた。そう思っていた瞬間
 かぷっ
 レオが乳首に吸い付いてきた。とても強く吸っている。
「レオッ!」
 あまりに強く吸うためレオの頭を引き離す。
 が、レオは口を離すことなく、むしろもっと強く吸い付いてきた。
 我慢できず、逆にレオの頭を強く抱きしめてしまう。
「レオッレオッ!」
 股間をまさぐるレオの手も止まることはなく、私も腰を振るのを続けてしまう。
「いい反応だよ、かわいいよ乙女さん」
 耳が真っ赤になっているのがわかるほど耳が熱い。
 いや、耳だけでなく身体全体が熱くなっているのだろう。



552 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:39:32 ID:bq7sQs9LO
獅縁

553 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:43:08 ID:h4/2DWAp0
すみませんが、ここで中断させていただきます。家庭の事情で申し訳ないです。
中断は2度目だし、こういうSS嫌いな方もいるだろうし
気に食わなかったら叩いておいてください。
できれば夜にでも、続きを投下しようと思います。




554 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 15:44:52 ID:bq7sQs9LO
叩かないから続きおくれ

555 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 16:07:02 ID:jBJjcu1M0
俺たちを焦らすつもりか・・・
続き早くplz

556 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 16:29:41 ID:Ytrr3Iwd0
「うわー…降ってきたなー」

「これは積もりそうだな」

窓の外。チラチラと天から降りてくる白い雪は
だんだんと勢いを増してきて
早くも地面にうっすらと白い絨毯を敷き始める。
乙女さんは窓に張り付いて、外の様子を見つめた後
嬉しそうな顔で振り向いた。

「レオ、積もったら雪合戦でもするか?」

想像してみる。

「……乙女さんとじゃ、雪合戦でも死にます」

「む……失礼なヤツだな。
 私がお前を死ぬような目に
 あわせるはずがないだろう?」

何度も死にそうな目に遭った気が。
それも、数え切れないほど。
が、言い出すとキリがないし逆らうと怖いので
とりあえず黙っておく。

「思い出すなぁ。子供の頃、何度か雪合戦したな」

「……そうだっけ?」

そんな無謀なことをしただろうか?
窓のそば、乙女さんの隣に立つと
落ちてくる雪を見上げながらちょっと記憶を手繰ってみた……

557 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 16:32:16 ID:Ytrr3Iwd0
ビシャッ!

「あいたっ!」

「この、なんじゃくもの!ちゃんとよけろ!」

「むりだよ!ゆきだまがみえないもん!」

「おとこのくせに
 だよ、とか、もん、とかいうな!」

「そんなことしらないもん!いいがかりだよ!」

「また、いったな!」

ズシャッ!

「いたい!いたいよ、おとめねえちゃん!」

「これぐらい、よけられないでどうする!
 ゆみやは、もっとはやいんだぞ!」

「ゆみやなんかでねらわれないもん!」

「もん、っていうな!」

ビシャッ!ドシャッ!

「うわぁん、おとめねえちゃんがいじめるー!」

「これぐらい、なんだ!
 わたしのおっとになるなら、たえろ!」

558 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 16:36:33 ID:Ytrr3Iwd0
……回想終了。

「……思い出しました」

とびっきり、苦い思い出を。

「楽しかったな、あれは」

乙女さんはそうだったみたいですね。

「でも、あの後で母様にこっぴどく叱られたっけ」

「そうだったかな」

「お前、ホントに覚えていないんだな……
 下着までビショビショになって
 ガタガタ震えながら叱られて、それで……」

?急に乙女さんが口ごもり
見る見るうちに顔を赤くしていく。

「……その後、なんかあったっけ?」

「べ、別に何もないぞ?
 な、何もなかったから思い出さなくていい!」

なんかアヤシイな。

「じゃ、思い出さない」

口ではそう言っておいて、俺は素知らぬ顔で
再び記憶の糸を再びたぐり寄せた。

559 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 16:40:43 ID:Ytrr3Iwd0
ちゃぷーん

「ううう、さむい……」

「れおー?ゆかげんはどうだー?」

「うう、まだあったまらないよー」

「そうかー。わたしもはいるぞー」

「え……おとこのことおんなのこは
 いっしょにおふろにはいっちゃ、いけないんだよ?」

「おまえは、わたしのおっとになるんだから、かまわないんだ」

「そうなんだー」

ガラガラ…ザバーッ…ちゃぷん

「ふう、あったかー……れおは、まださむいのか?」

「そんなすぐ、あったまらないよ」

「しかたのないやつだ。
 よし、もっとこっちにこい」

ぎゅ

「わ」

「こうして、だきあっていると、あたたかくなるぞ……」

560 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 16:45:20 ID:Ytrr3Iwd0
……か、回想…終了……

「お、お前、思い出していたな!?」

「な、何も思い出してないよ!?」

「ならば、なぜ赤くなっている!」

そりゃあんなの思い出せば
恥ずかしくて赤くなるってもんだ。

「乙女さんだって真っ赤じゃないか!」

「う……幼かったとはいえ、すでにお前に肌を許していたとは……」

「乙女さんって、昔の方が積極的だった…」

パカン!

「あいたっ!?」

「もう、ランニングにでも行ってこい!」

相変わらず、だなぁ。

「……帰ったら、暖めてくれる?」

「フフン……暖めるどころか……火をつけてやる」

「火ならもう、ずっとついてるよ」

「そうだな……私も、だ……」

561 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 16:53:29 ID:Ytrr3Iwd0
タイトル「雪よりも熱く」。降ってきたので。

562 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 17:01:53 ID:bq7sQs9LO
四月の方が冷えるらしいよ
いつまで鍋の季節が続くのやら

GJ
なんかあったかくなった

今日は投下多いな!おい!!

563 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 17:53:39 ID:l1F2n0m+0
幼レオと幼乙女が風呂場で、ですか。
あれ?なんかムラムラしてきた……

ロリじゃない!ロリじゃないもんね!
GJ!

564 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 18:11:12 ID:wktr1jb+0
>>561
GJ!
たぶんレオはランニングを免除された、と予想w

>>563

……ショタ?w

565 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 18:41:39 ID:d5IU5Ldf0
>>563
只今あなたは

……ショタ?w

認定をされました


しかし読むの大変だった
みなさんGJ!

566 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 18:44:44 ID:l1F2n0m+0
ショタでもない!ショタでもないもんね!

567 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 18:50:26 ID:bq7sQs9LO
>>566ロリでもショタでもない
じゃあなんなのか教えてもらおうか?

568 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 19:16:13 ID:l1F2n0m+0

          ヽ(`Д´)ノ タダノスケベダヨ!!
            (  )   ワルイカヨ!!ウワァァン!!
            / ヽ


569 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 19:23:11 ID:bq7sQs9LO
悪かったよ
ビスケットやるから落ち着けって
つ〇

570 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 19:28:44 ID:d5IU5Ldf0
>>568
これでうまい棒でも買っとけ

つD

571 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 19:34:28 ID:7XWaz7DN0
>>570
お前は優しさが足りない!
俺が足りない分を補充しておいてやろう

つ【5ウォン】

572 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 19:46:43 ID:bq7sQs9LO
優しさってこれ?
つ【バファリン】

そろそろ反省して来る
メンゴ

573 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:09:35 ID:h4/2DWAp0
思ったより症状が軽かったんで早く帰ってこれました。
続き投下します

574 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:10:25 ID:h4/2DWAp0
「風紀委員長がこんなに腰振ってHしてるなんて知ったら
 みんな驚くよね、きっと」
「言わないでくれレオ、止まらないんだ」
「誰にも言わないよ、乙女さん。どう?たまには受けってのも悪くないでしょ」
「そうでもない。まぁ中の中ってところだな」
 二人とも動きを止めることなくそんな会話を続ける。
 実際、私がリードしている時より気持ちいいのだが、
 年下になめられても困るので、見栄を切っておいた。
「そんなこといって、ほんとはもう欲しくなってるんじゃないの」
「な、なんのことだ。私はそんなに淫らじゃないぞ」
 図星を指されて、声が裏返ったか?
 もう我慢できなくなっているのは事実だが、
 姉として乙女としてのプライドがそんなこと認めさせるはずがなかった。
「へ〜、こんなに腰振ってるのにそんなこというんだ」
 レオが意地悪く言う。
「じゃあ、こんなのどうかな」


575 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:18:27 ID:h4/2DWAp0
 レオが私の秘部から手をはずし、体を離す。
 私のそばを離れまた戻ってくる
 さっき隠していたものを持ってきたようだ。
「乙女さん、これ触ってみて」
 レオは私の手をとり、それを握らせる。
 刺す痛みを感じたが、気にせず握りしめた。
 荒縄か。縛り方とは、これのことだったか。
「こんなものをどこにあったんだ?」
「正月、実家に帰る前に乙女さんが門松作ってくれたよね。その残り」
「これで私を縛るのか?いい趣味してるな」
「ありがとう。でも今日はいいって約束だよね」
「そんな約束は一度たりともした覚えはないのだが、
 まぁ今日だけはお前の言うことを聞いてやろう」
 いつもなら許すはずもない屈辱的な性行為をなぜか受け入れてしまう。
 これもこの目隠しのせいなのだろうか。
 身体の火照りが取れていないのもあるのだろう。
 ただ人間としてこれはいいのだろうか
 もくもくとレオは私の身体を縛っていく。
 手を背の後ろに組ませられた私はなにもできなくなった女ということらしい。
 我が弟ながら情けない。こんなもの、すぐに千切ることもできるのだが。
「あ、乙女さん。乙女さんなら縄なんて何の障害でもないんだろうけど、
 プレイの一環だから、野暮なことしちゃだめだよ。乙女なんでしょ」
 私の思考を見透かすとはなかなかやるじゃないか、レオ。だが
「乙女にこんなことをするのか、お前は」
「うーん。それを言われると困るなぁ、まぁ期待しててよ」



576 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:21:41 ID:h4/2DWAp0
 何を期待しろというのだ。縄なんかなくても、さっきのままで十分だったのに。
「いいよ、乙女さん」
 ようやく縛り終えたらしい。
「どんな感じ?」
「体中がチクチクする。まるで奴隷のようだな」
「乙女さん自分の姿見てみたい?」
 といってレオが私の目隠しをはずし、鏡を私に見せた。
「な!」
 レオが縄の一端を持ち、私が縄のもう一端で縛られている。
 驚くほどに奴隷という表現が適している姿だった。尊厳なんかどこにもなかった。
「レオ、もうやめよう。自分のこんな姿を見るのは嫌だ」
「だめだよ乙女さん。 今日だけ は俺が攻めていいんでしょ?」
 そう言ってレオは口付けしてきた。レオが口腔を舌で舐め回す。
 私は抵抗したがすぐに諦め、レオの口腔を舐め返してやった
 どれくらいしていたのだろうか。
 終わったときには二人とも息を切らしていた。



577 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:24:35 ID:jBJjcu1M0
私怨

578 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:29:12 ID:h4/2DWAp0
「……ぁ、ハァ…ハァ、ハァ」
そして、レオは敏感になっている胸と秘部をまた弄ってきた。
「ぁ・・・今日だけだからな・・・・はぁはぁ・・・・今日だけだからなぁ」
 私はもうそれだけしか口にすることができなかった。
「わかってるよ、乙女さんっ!」
「はおっ!」
 一瞬何をされたかわからなかった。
 股の下にあった荒縄を引っ張り上げられたとわかるまで数秒かかった。
 四つん這いになり、ベットの柵に両手をかけ、踏ん張る。
「れ…ぉ、ハうっ!・・・・んぁ!」
 荒縄が食い込んでは離れていく。チクチクした痛みが恥肉にあたる。
 今までの鍛錬ではどうにもなりそうにない種類の痛みだ。
 意識が何度も飛びかけている。
 だが、同時にものすごい快感が背筋を駆け上る。
 
 私はこんな人間ではないはずなのに


579 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:34:01 ID:h4/2DWAp0
「はぁ……アオッ!……あぁっ!…ほぁー…はぁはぁー……すーはー…アアッ!!」

 とめどなく来る衝撃に呼吸がままならない。

「乙女さん、目がトロンとして牝犬みたいだ」

 目隠しを外されたことなんかもう頭になかった。

「れぉ・・・れおっ、もっ…もっとだ」

 私はなにを言っているのだろう。あたまがまっしろだ。


 わたしはこんな人間じゃないはずなのに

 
 レオが荒縄を引き上げ続けた。


「んぁーーーーーっ!!!」


  わたしはもう・・・


580 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:38:04 ID:h4/2DWAp0
「・・・してるよ、乙女さん、好きだっ好きだっ!」
 気がつくとレオが私を激しく突いていた。
「あんっ……れぇ……あんっ……オ?」
「乙女さん、いくよっ!」
 顔にレオの精液をかけられ、だんだんと意識がはっきりしていく。
 身体に力が入らなかった。
「はぁー  はぁー レオ、あれからどれ位した?」
「数えてないからわかんないや」
「そうか」
 
 ああ結局なにもレオは解かっていなかったんだな
 そして私もあんな恥辱を受け入れてしまった
 私も何もわかっていなかったんだろうな
 どうしてだろう  とてつもなく悲しくなってきた

「えっ!?乙女さん、何で泣いてるの?」
「いや、すまない。私が悪いんだ」
「えっ?えっ?えっ?」
レオは混乱しているようだ。レオは何も悪くない。


 今日だけ と言ったのは私なのだから



581 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 20:51:02 ID:h4/2DWAp0
勢いで書いた文章を時間ができたにもかかわらず直さなかった。反省はしている
本当は保管庫にあるウォッチャーズみたいなコミカルなエロを目指したはずなんだけど
文章が勝手に違う方向へ行っちゃったんだよ
エムな乙女さんでコミカルにしたかったんだよ〜
初めてでエロには挑戦してはいけなかったようだ
タイトルは「乙女心崩壊」乙女さんの軽いバットエンドということでお願いします
現時点の俺の作品であるということは認める。さぁ思う存分叩いてくれ
俺の糧にしてやるさ




582 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 21:20:58 ID:+vB3vPXT0
>俺の糧にしてやるさ
んじゃ一つ。ぐちゃぐちゃ言い訳すんな。言いたいことあるなら作品で語れ。
あとがきで何を言おうが、どうせ読者に出来がいいと思われれば誉められ、出来が悪いと思われれば叩かれることは変わらないんだから。

583 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 21:28:02 ID:TMaZD/+BO
>>581
極論を言うと、つよきすに似つかわしくない。
エロあまり好きじゃないけど、これはキャラ違い杉…
俺も未熟だけど、もうちょっと考えてほしかった。

584 名前:GIFT(前) :2006/02/06(月) 22:19:58 ID:w1vQGZKE0
今日は2月14日。バレンタインデー。
学校では女子達がチョコを持って男子に渡す姿が見えた。
当の俺はというと、良美からもらえるはずだったが、
生憎、風邪で欠席らしくチョコを貰えるという期待は遠のいた。
とは言っても、浦賀さんや豆花さんが義理チョコをくれたのでありがたい。
生徒会の面々は期待できないので嬉しい。
カニは殺人チョコを作ってくるので論外とする。

スバルは紙袋2つにいっぱいのチョコをぶら下げてたし、
フカヒレは相変わらず自作自演バレンタインチョコを作ってるし、
乙女さんや姫は女なのに沢山のチョコを貰っていた。

その日は生徒会の仕事も無かったので、そのまま帰宅した。
今日、乙女さんは拳法部の後輩の指導で遅くなるらしい。
ベッドで寝転がっていると、インターホンの音が聞こえた。
「宅配便でーす」
目の前にはやたらでかい箱が。
サインを済ませ、改めて見てみるとやっぱりでかい。
人が入るくらいのでかさの箱だった。
宛名は俺だ。差出人は聞いた事がない人の名前だった。
その場で開けるのもどうかと思ったので部屋へ持って行くことにした。
ずっしりとした重さ。
4,50キロはある。
やっとの思いで部屋へ運んだ俺。腰が痛い。
一体何が入っているのか気になったので開けてみた。
包装紙を開けると一枚のメッセージカードが。
『心をこめて作りました。しっかり味わって食べてね(ハート)』
「???」
俺はフタを開けた。すると―――

585 名前:GIFT(後) :2006/02/06(月) 22:20:47 ID:w1vQGZKE0

「……何やってんだ?」
中には裸にリボンをぐるぐる巻きにした良美の姿が。
「レーオ君☆」
笑顔の良美。
「私を食べてね!」
そして、良美は俺を押し倒してきて、いきなりのディープキス。

そして、そのまま俺は「食べられた」

〜おわり〜


それから、数時間後。
乙女さんが帰ってきた。
「ん? レオ、なんだこのリボンの山は? ほー、そうか今日は大漁だったか!
 さすが私の弟だ。やるじゃないか!」
「ハハハ……」
俺は乾いた笑いしか出来なかった。


586 名前:TAC :2006/02/06(月) 22:22:40 ID:w1vQGZKE0
途中で展開は読めたと思います
バレンタインSSでした

587 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 22:24:28 ID:mtl1gftC0
放課後。
祈先生に頼まれた用事を片付けると
いつものように竜宮へ向かう。
エリカは……もう先に行ってるはずだよな。

ガラリ

「あっ、レオッ!ちょうどいいところに!」

……一瞬、なんだかわからなかった。
見たところ
エリカはパソコンのケーブルで縛り上げられて
身動きが取れないようだった。
他には誰もいない。

「……な…何やってんの!?
 は、まさか……強盗!?」
 
「ち、違う違う……ちょっとね、パソコンとか机とか
 配置換えしてみようかなー、と思って
 色々動かしてたら……こんなんなっちゃった」
 
「なんでまた配置換えなんか」

「ん……レオの机、隣に持ってこようかって……
 い、いいでしょそんなのどうでも!早くほどいてよ!」
 
「はいはい」

思わず苦笑いしながら、エリカに近づく。
あ〜あ、スカートなんかケーブルでまくれちゃって……
パンツとか……丸見え、だな……

588 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 22:26:42 ID:mtl1gftC0
「……レオ?は、早くしてよ……?」

「んー、けっこうゴチャゴチャになってるから
 よーく観察してからでないとね」

「見てるとこ、違わなくない?」

「いや、ちゃんと見てますよ?
 えーっと……ここを、っと」
 
くい

「ひゃ!?ちょ、レオ!?それ引っ張っちゃダメ!」

「?なんでよ?」

「そ、それ引っ張ると……食い込んじゃ、あう」

くい、くい

「でもこれ引っ張らないとほどけないしー」

くいくいくいくいくい

「わ、わざとね!?わざ…う、ちょ……やめ、て…っ」

「おっかしーなー……こっちも引っ張らないとダメかな?」

プルン

「あ……ダメ、だったら……ヤダ、ってば……っ!
 あ、後で承知しないわよ!?」

589 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 22:29:30 ID:mtl1gftC0
「……ここんとこさ……ご無沙汰だったろ?
 カギ、かけてくるからさ……な?」

「う……それは、そうだけど……
 ほどいてくれないの!?」

「ほどきながら脱がせてくのも楽しいかなーって」

「まったく、このエロスマンめ……いいわ、つきあったげる♪」
 
そして数分後。

「レオまでからまってどうすんのよ!」

「いやー……面目ない」

「と、とにかくこれじゃ何もできないわね」

「そうだね。ナニができないね」

「そんなこと言ってませんー!ええい、もう!
 なんとか脱出しなくちゃ……え、いっ!」
 
「ぐあ!?や、やめ!!……つぶれ……っ!」

「も……ちょっとだから……う、んっ!!」

くきっ

「ほぐぁっ!?」

エリカ、脱出に成功。しかし……ナニは当分できなくなりました……

590 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 22:33:42 ID:mtl1gftC0
「エロ」「コメディ」「緊縛」の三題話。以上。

591 名前:俺は同心・対馬レオ(1) :2006/02/06(月) 22:46:50 ID:U0KLKDeH0
時は江戸…
長かった鎖国が終わり、外国文化の波が押し寄せてくる時代…
役職に女性を起用するなど、男女平等の風が吹くころとなってきた。
もはや男尊女卑という言葉は時代遅れとなったのである。
それの兆候はここ、対馬家でも見られるのであった。
「おい、起きろ。さっさと朝食を食べて支度をするんだ」
「わかったよ、乙女さん…ふぁーあ…」
「言っておくが、奉行所で乙女さんなどと呼んだら制裁だからな」
寝ぼけ眼を擦り付けるのは町方同心であり、対馬家の次期跡取り・対馬レオ。
名前が片仮名なのはご愛嬌だ。
両親は鎖国が終了するとすぐに海外へと見聞を広める旅に出かけ、家のことはレオに任せてしまったのである。
そして彼と同居をしているのは、対馬家の遠縁にあたる旗本の鉄家長女・鉄乙女。
武術の達人であり、若くして町方与力に選ばれたほどの才女である。
レオの両親から『息子を頼む』と言われ、結果として同じ屋根の下で暮らすこととなったのだ。
「ほら、朝のおにぎりだぞ。こっちの包みは、今日の昼のおにぎりだからな」
「うん、ありがとう」
すぐにたいらげると、素早く身支度を始める。
いいかげんにおにぎり以外のものを食べたいものだと、レオは思った。
「よし、忘れ物はないな?…っておい!お前、刀を忘れてるじゃないか」
「あ、しまった」
「まったく…それでは武士の名折れだぞ。早くとってこい。
 私は先に行っているぞ。朝の会議に遅れないようにな」
やれやれと肩をすくめる乙女。
ちなみに、彼女が持つ刀『地獄蝶々』は奉行・橘平蔵から譲り受けた由緒ある一品である。
バタバタと急いで刀をとってきたレオは、乙女の後を追いかけて屋敷を後にした。

592 名前:俺は同心・対馬レオ(2) :2006/02/06(月) 22:49:15 ID:U0KLKDeH0
奉行所までの道のりを歩くレオに声をかける長身の人物がいた。
「おっす、レオ」
「ああ、スバルじゃないか。おはよう」
レオと同じく同心である伊達スバル。
父親は浪人であり、毎日フラフラと歩き回っては酒を飲むダメ人間の見本のような人間だ。
無論、父親が原因でスバルが同心であることに異を唱えるものは少なくなかった。
しかし、それを庇ったのは他でもない、レオと乙女であった。
以来、スバルについて文句を言う者はいなくなったのである。
二人はかけがえのない友人であり、その絆は親子以上に固い。
「さっさと行こうぜ、スバル。遅れると乙女さんに何を言われるかわかったもんじゃない」
「そうだな。それじゃ、急ぐとしますか」
そう言ってから、二人は駆け足になった。
無事時間にも間に合い、早速自分達の仕事場へと向かう。
その途中の廊下で、同僚の村田洋平と出会った。
「遅かったな、お前達。また遅刻ギリギリだぞ」
「ちょっと忘れ物があったんでな。
 それはそうと、お前確か奉行所に泊まりだったよな?何か変わったことはなかったか?」
「いや、何もなかった…と言いたいところなんだがな」
「なんだ、洋平ちゃん。もったいぶった言い方すんなよ」
「詳しいことは朝の会議で話す。まずは部屋まで急ぐことだな。
 …対馬、絶対に会議中に腰をぬかすんじゃないぞ」
「は?」
何があったんだろうという顔をする二人を他所に、村田は行ってしまった。
どうやら厠へ行くところのようであった。
部屋に到着すると、筆頭同心である天王寺が何やら落ち着かない様子で座っていた。
「おはようございます、天王寺さん。どうかしたんですか?」
「や、やぁ二人とも…いや実はね…対馬君にも関係あることなんだけど…」
天王寺が何かを言おうとした時、乙女が奥から現れた。
「ようやく来たな、お前達。まぁいい、会議を始めるぞ」

593 名前:俺は同心・対馬レオ(3) :2006/02/06(月) 22:51:32 ID:U0KLKDeH0
「ここしばらく、連続して発生している誘拐事件についてだ。村田、説明を頼む」
「わかりました。昨日、夜中にまたも誘拐事件が発生しました。
 被害に遭ったのは花屋『椰子』の娘・なごみ。
 料理屋『おあしす』で夕食を済ませた後、行方がわからなくなっています。
 母親の話では、娘が先に帰ったそうなのですが…母親は帰ってからすぐに寝て、気がついたのは今日の早朝だそうです」
「ちょっと待て!俺に連絡が来なかったじゃないか!」
「…すまん。あまりにもバタバタしていたものだから…」
「ああ、なごみちゃんは一体どこに消えてしまったんだ…」
「しかし、これで3人目か…それにしても誘拐の後に何も要求をしてこないのが不気味だな」
「確かに。何か他の狙いがあるような気がしてならないぜ」
「とにかく、まずは聞き込みだ。それぞれ二人一組になって回るように。
 それと、今日から見回りも強化することとする。事件が解決するまでだ」
「「ははっ!」」
「よし、それでは行け!」

「それじゃ、俺たちは『椰子』へ行くぞ。急ぐぜ、スバル!」
花屋『椰子』は街でも有名な美人親子が経営している店として、非常に評判がいい。
そこの女将・のどかと恋仲である天王寺としては、今回の一件は気が気でないようだ。
無論、天王寺は挨拶に何度も訪れているのだが、その度になごみは出かけてしまったり、彼を追い出したりするのである。
スバルと乙女もなごみとは面識があるが、母親とは明らかに性格が違う印象を持っていた。
しかし、なごみはレオの前では明らかに違う接し方をするので不思議である。
「こんにちは」
「あら〜、これは対馬様に伊達様〜。お役目ご苦労さまです〜」
「ど、どうも」
彼女の独特な間延びした話し方は、誰もがペースを乱してしまうという。
「天王寺様、すごく心配してくれて〜。気合が入りすぎていて心配なんです〜」
「ええ、あれじゃすぐに倒れちゃいますよ。えっと、なごみは昨日のいつから?」
「えっと〜、『おあしす』に夕食を一緒に食べに行って〜、そこで従業員の人と小競り合いになって〜、
 それから〜、ちょっと待ってくださいね〜、その前に〜…」
こんな調子で延々と話すものだから、恐ろしいほど時間がかかってしまった。

594 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 22:52:06 ID:jBJjcu1M0
試演

595 名前:俺は同心・対馬レオ(4) :2006/02/06(月) 22:54:32 ID:U0KLKDeH0
「次は『おあしす』だな。ついでに人相書もお願いしよう」
料理屋『おあしす』は鎖国終了後、外国からやってきたテンチョーが経営している店である。
誰もがテンチョーと呼んでいるが、本名は実のところわからない。
2階は貸し部屋となっており、ここでは村田を慕う紀子と、河内方面から出稼ぎにやってきたマナの二人が住んでいる。
マナは今回の事件の被害者でもあった。
「ハーイ、オ役目ゴ苦労サマデース!」
このハイテンションなものだから、さっきのペースがいきなり乱されてしまう。
「マナサント豆花サン、マダ見ツカリマセンカー?早ク見ツケテアゲテクダサーイ」
豆花とはたまにここで食事をしている中国人の女性だ。日本の文化を勉強するために来ているらしい。
「まったくだよ。さっさと見つけろよなノロマ」
「わかってるって、カニ。昨日のことを話してくれ」
「んっとねー…」
口が悪いのは従業員のきぬ。
レオとスバルとは幼馴染であり、武士と町人という階級の区別を取り払った仲だ。
カニと呼ばれているのは、いつも蟹の形をしている髪留めをつけているからである。
「またお前、なごみと喧嘩したそうだな」
「な、なんだよ。ボクを疑ってんのか!?ボクがココナッツを誘拐しても何の得にもならねーだろ!」
なぜきぬがなごみのことをココナッツと呼んでいるかは全く不明。
とにかくわかっていることは、この二人はとてつもなく仲が悪いということである。
それでも、なごみがこの店に来るのは料理がうまいからであろう。
「あ、それと人相書をお願いしたいんだけど」
「ちょっと待って。くーを呼んでくる」
そう言うと、きぬは2階へと上がっていった。
紀子はなぜかほとんどの言葉を『く』でしか話さない、超口下手少女だ。
絵を描くのが上手で、たまに外に出ては風景画を描いていたりする。
誰もが惚れ惚れするような、素晴らしい絵を描いているのだ。
「村田様に頼まれて、もう書いたって言ってるぜ」
「なんだそうだったのか。それじゃ、俺たちはもう行くぞ」
「頑張れよー」

596 名前:俺は同心・対馬レオ(5) :2006/02/06(月) 22:57:39 ID:U0KLKDeH0
一度戻ってから昼飯を済ませ、再び聞き込みを開始することにした。
「ここは一つ、あいつのところに行ってみるか」
「あいつか…ま、情報はあいつに任せておけばいいしな」
奉行所を出てから表通りを歩き、そのまま神社への道を進む二人。
その途中の三味線屋にあいつはいた。
「へっへっへ…あっしは新一というケチな情報屋でして…」
「そんなことは知ってるよ、フカヒレ」
「フカヒレって呼ぶんじゃねぇ!」
フカヒレこと新一はきぬと同じく二人の幼馴染。
昔からフカヒレとみんなから呼ばれ続けていた。
四人は小さいころ、よく一緒に山や川へ遊びに行ったものだ。
今は三味線屋をする傍ら、裏ではこうした情報屋もやっている。
「で、何の用だ?どうせ連続誘拐事件のことだろ?」
「おお、さすがだな。よくわかってるじゃねぇか」
「そりゃそうだろ。俺のモノになる美人がまた一人、消えちまったんだもんなぁ」
「アホかお前は」
フカヒレはどうしようもない助平で、一時は女性をつけまわしたとして乙女さんから制裁を受けたこともある。
本当にダメな奴だが、三味線に関しては優れた腕前を持ち、高級料亭で弾いてほしいという依頼もたまに来るほどだ。
「有力かどうかはわからねぇけど、一応情報はあるぜ」
「話してくれ」
「なごみは店を出た後、神社に行ったそうだ。その後の足どりは掴めてないけどな。
 確かなスジの情報だぜ」
「そうか。それじゃ神社に行ってみるとしますか」
「おい、ちょっと待て。報酬は?」
「ああ、そうだったな。春画3枚でいいか?」
「ダメだね、5枚だ。それもとびきりのやつをな。前みたいにとんでもないのはいらねーぞ」
やはり筋金入りの助平だと、二人は思うのであった。

597 名前:俺は同心・対馬レオ(6) :2006/02/06(月) 23:00:16 ID:U0KLKDeH0
神社には非常に有名な巫女がいる。
占いに関しては日本古来のものはもとより、西洋式の占いにも詳しい女性・祈だ。
胸が大きく誰もが振り返るような美人で、彼女に声をかける男は少なくない。
肩にはどういうわけか人の言葉をしゃべる『土永さん』という鳥がとまっている。
「あらあらあら、これはこれは。お役目ご苦労様です」
「こりゃどうも。ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
「私でよろしければ、何なりと」
「昨日、夜中に誘拐事件があってね。『椰子』のなごみが夜中にここに来たって聞いたんだけど」
「おおー、来たぞー。我輩と祈が夜の境内を見回っている時だったなー」
「ええ、そうでしたわね。私の顔を見て、それから占ってほしいと頼まれましたわ」
「で、占った?」
「もちろん。『自分の母親がお役人と付き合っている、一体どうなるんだろう』という内容でした」
「占いの内容って、他の人に言っていいものか…」
「黙れジャリ坊ー。祈がいいと言ったらいいのだー」
「テメェ…鳥とはいえ、手討ちにするぞ!」
刀に手をかけようとするレオを、スバルはすぐにおさえた。
「お前なぁ、鳥に向かって刀を振ろうとするなよ」
「まったく、野蛮な奴だなー」
「それはそうと、その後は?」
「その後は何も…いえ、そういえばなごみさんの後をつけている人が二人ほどいましたわ。
 あの堤燈は確か、両替商の『霧夜屋』のものだったと思います。
 半纏も多分『霧夜屋』のものだったような気がしますわ」
顎に手を当てて、何やら考え込むレオ。
「うーむ、こいつは怪しいな…事件の核心に近づいたって予感がするぜ。行ってみるか」
「当然だろ。そんじゃ祈ちゃん、ありがとうな」
「どういたしまして」

598 名前:俺は同心・対馬レオ(7) :2006/02/06(月) 23:03:21 ID:U0KLKDeH0
二人は神社を後にして、今度は『霧夜屋』へと向かった。
両替商『霧夜屋』は鎖国が終わってから急激に繁盛しだした大棚である。
金銭の管理はもとより、現在は高額な物品の売買も行っているようだ。
先代が病で急死した後、『霧夜屋』の実権を握っているのは長女のエリカであった。
しかし、何かと黒い噂が絶えないのも事実である。
「ごめんよ。ちょいと聞きたいことがあるんだ」
「あ、はい。どういったご用件ですか?」
対応に現れたのはエリカの側近とも言える奉公人の良美。
とても気の優しそうな女性である。
「実はここ最近で起きている誘拐事件のことを調べてるんだけどね。女将に会えるかい?」
「かしこまりました。少々お待ちください」
しばらく待たされてから、二人は奥へと案内された。
奥の座敷には花が沢山生けられており、周りとはまったく違う空間ができている。
そこに女将のエリカが座っていた。
「あらあら、今日はご苦労様です。誘拐事件のことを聞きに来たそうですけど?」
「ああ。昨日、被害者が神社に立ち寄ってから行方がわからなくなっている。
 そこで、ここの店の者らしき人物が被害者の後をつけていたという情報があってね」
「まぁ、物騒。で、ここに犯人がいるんじゃないかと考えている、ということですね?」
「いや、そういうわけじゃないんだが…」
非常に整った顔に、思わずレオは見惚れてしまった。
これほど美しい女性がいるものだろうかとさえ思ってしまう。
(いかんいかん、俺にはなごみがいるじゃないか)
ぶんぶんと頭を振って雑念を取り払うレオ。
「ふふふ、ウチの者を調べるなら心行くまでどうぞ」
「そうか、それならば助かる」
二人はそれからしばらく店の者達に聞き込みを行ったが、これといった証言は得られなかった。
まぁ、何かあったとしたらそう簡単には口を割ることなどないだろうが。
一通りの人間に話を済ませた後、二人は店を出て帰っていったのであった。

599 名前:俺は同心・対馬レオ(8) :2006/02/06(月) 23:06:15 ID:U0KLKDeH0
「ふーん、誘拐事件ねぇ…なんだか面白そう」
「ダメだよぅエリー。危険なことに首を突っ込んじゃ」
「確か女の子ばかりを狙って起きているのよね?それじゃ私も不安だわ(ニヤニヤ)」
「そんなこと言ってる顔じゃないよ」
「ま、そんなことよりも叔父様の行動が気になるわ。絶対何か企んでいるもの」
「うん…」

奉行所に帰った後、一通りの雑務をこなしたレオとスバルは『おあしす』へと夕食のために足を運んだ。
「テンチョー、カレー二人前頼むわ」
「カシコマリマシター」
さすが外国からやって来ただけのことはあり、店の料理は見たこともないものが目立つ。
そのため年配の人間は来ないが、珍しい者好きの若者には人気のある店である。
特に『カレー』なる香辛料の効いた食べ物は大人気だそうだ。
「カレー二人前、お待ちどう様でしたー!さっさと食えや給料泥棒」
「お前、客になんて口の訊き方しやがる」
「まぁまぁ。そんじゃ、いただきますっと」
二人がカレーを頬張っていると、しばらくしてフカヒレも顔を出してきた。
「おう、やっぱりここにいたか。あ、俺にもカレー一人前ね。こいつらのおごりで」
「どうしたんだ、何か用事か?」
「ああ。お前ら『霧夜屋』を調べてんだろ?ちょっと小耳に挟んだ情報があるんでね」
「何だ?」
「あそこの女将のエリカは少々困った趣味の持ち主らしくてな。若くて綺麗な女が大好きらしい。
 ついでに、胸の大きいやつがとびきりな」
「はいはい、そんな程度じゃメシはおごらんぞ。ていうか、絶対おごるか」
「まぁ最後まで聞けって。最近になって夜な夜な、あそこの蔵から女の声が聞こえてくるらしいぜ。
 それも昨日はその声が一つ増えたって話だ」
「まさか…」
「おっと、これ以上はダメだぜ。ひょっとしたら命の危険があるかもしれねぇからな。
 情報屋はある程度の引き際も心得ているのさ。ここからはお前らの仕事だぜ」

600 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 23:07:56 ID:YnRnUoJ00
(  ゚Д゚)⊃旦 < 茶飲め

601 名前:俺は同心・対馬レオ(9) :2006/02/06(月) 23:08:39 ID:U0KLKDeH0
闇夜に月の光が照らす中、川に浮かぶ屋形船が一つ。
船頭は目つきの鋭い浪人が一人、殺気をまわりに散らしていた。
中からは何やら物騒な話をしている人間がいた。
「さて、エリカの奴はどうですかな?」
「見張りからの情報では『霧夜屋』の営業は順風満帆、特に問題はない。
 それどころか、その勢力を伸ばしつつある」
「なるほど…ところで作戦のほうは大丈夫なんでしょうな?」
「ふん、馬鹿馬鹿しい作戦ではあるが、町方は上手い具合に動いてくれているようだ」
「そういえば最近捕らえた女はどうですかな?」
「恐ろしいほど目つきが鋭いが…まぁ美人だから問題ないだろう」
「最後には遊郭にでも売り飛ばせば良い話でございますからな。ヘタに動くようならば殺してしまえば済むこと」
「ああ、その時は任せてもらおう」
「頼みましたぞ、鉢巻殿。あとは二人ほどさらえば良いかと存じます」

光のささない地下室、部屋を照らしているのは蝋燭の炎のみ。
がっちりとした座敷牢には三人の女性が閉じ込められていた。
それはマナ、豆花、なごみの三人であった。
「なんやねん、ええ加減にさらせよ!」
「早くここから出してほしいネ!」
「…くそっ!対馬様、早く来てください…!」

602 名前:俺は同心・対馬レオ(10) :2006/02/06(月) 23:11:34 ID:U0KLKDeH0
三日後、捜査が進展しないことをいいことに次の事件が発生した。
なんと被害者はカニと紀子の二人である。さすがのテンチョーも今回ばかりは慌てていた。
「オーウ、二人ハドコニ行キマシター!?」
「テンチョー、大丈夫か?」
「コンナコトナラ、カニサンニ給料払ウ前ニドコカニ行ッテホシカッタデース!」
いや、心配してるかどうかは怪しいが。
レオとスバル、そして村田の三人はフカヒレの情報を信用することにして『霧夜屋』へと向かっていった。
今回も対応に現れたのは良美である。
「今日はどういったご用件でしょうか、お役人様」
「ああ、もし差し障りがなければ、蔵とか屋敷を改めさせてもらいたいんだがな」
「そんじゃ、上がらせてもらうぜ」
「ちょ、ちょっと!」
人の言うことも聞かずに三人はずかずかと奥へ進んでいった。
途中でエリカと出くわすが、そのまま構わずに調べをはじめる三人。
「言っときますけど、私は何も疚しいことはしていませんわよ」
「疚しいかどうかは調べればわかることさ」
屋敷の中を一通り調べ上げたが、とても女五人を閉じ込めておけるような部屋などはなかった。
ならばと今度は蔵を調べ始めた。
「ここなら地下室とかあるんじゃねぇか?」
「ああ、そうだな。まともに作ってることはないと思うから、隠し扉でも…あれ?」
レオが床の変な隙間を見つけた瞬間、後ろからついてきた良美が棚の物品を落としてしまった。
「も、申し訳ありません!お怪我はありませんか!?」
「あ、いや…大丈夫だよ」
落ちた荷物はレオが気がついた床にのところに乗っかってしまい、調べることができなくなってしまった。
「…まぁ、何もなさそうだな。スバル、帰るか」
三人が帰るのを見送った良美は、気づかれないようにすぐそこの路地にいた侍のもとへと走った。
「良美よ、問題はなかったであろうな」
「はい、鉢巻様。なんとか気づかずに帰ったようです」

603 名前:俺は同心・対馬レオ(11) :2006/02/06(月) 23:14:01 ID:U0KLKDeH0
「ふむ、怪しいな…もしかしたら隠し階段があるのかもしれないな」
「鉄様、ここはいっそのこと『霧夜屋』に踏み込んではいかがかと存じます!」
「そう焦るな、村田。何しろ証拠がない。それでは、非はこちらにある」
「しかし!…こうしている間にも紀子の身に何かあったら…」
「あ、やっぱり洋平ちゃんは…」
「う、うるさい!た、ただ…放っておけないだけだ!そもそも対馬!
 なぜそのまま放っておいたんだ!」
「だ、だってよ…」
奉行所に戻って事の経過を全員に話したが、やはり話は平行線を辿るばかり。
少し脱線をしてしまうのもいつも通りだ。
そこへ客人が来たという知らせを受けてレオが行くと、見たこともない男が来ていた。
「手前は『霧夜屋』で奉公しております、イガグリっちゅう者ですだ」
「イガグリって、本名か?」
「いんや、そういうわけでは…それよりも、お耳に入れておきてぇことがありまして。
 実は良美さんと知らねぇお侍様が、女将様のことで何やらよくないことを企んどるようだす。
 ワナにはめるとかなんとか、そんな話を耳にしちまったんです」
「なんだと!?」
「そんだけじゃねぇです。こないだ、娘っこ二人が夜中に無理矢理蔵に連れて行かれるのを見ちまったんです。
 オラ、怖くなっちまって…」
レオはイガグリを帰し、このことをまとめて全員に説明すると、話はとんとん拍子に進んでいった。
「そういえば、『霧夜屋』には女将の叔父に当たる人物がいたはず。
 あれほどの大棚だ、ワナにはめてでも手に入れたいのは当然のことかもしれませんな」
「ううむ…よし、ここは揺さぶりをかけてみよう」
「どうするんですか、鉄様?」
「まぁ、ここは私に任せておけ」

604 名前:俺は同心・対馬レオ(12) :2006/02/06(月) 23:16:30 ID:U0KLKDeH0
次の日、乙女は『霧夜屋』へと足を運び、そしてエリカと良美を呼びつけた。
「で、今日は与力のお方がどういったご用件でございますか?」
「ああ、実はよからぬ噂を耳にしてな…そこで、それを女将に聞いてもらいたかったのだ」
「あのぅ…私は別に聞かなくても…」
「どうせだからよっぴーもここにいて頂戴。信頼してるんだから」
「いいかな?では話そう。連続誘拐事件なのだが、女将の親族が捜査線上に現れたのだ」
「それって、叔父様ですか?」
「そうだ。誘拐を女将の仕業と見せ掛け、この大棚から追い出すのが目的であろう。
 まだどこに幽閉されているのかはわからないんだが…」
乙女はこの話には普通は関係ないであろう良美に話を聞かせることが狙いであった。
黒幕と良美が繋がっているのであれば、必ずや近いうちに何か行動を起こすと考えたからである。
「なるほど…わかりました、十分に注意しておきます」
「そうか。一応、町方でも見回りを強化するつもりだ。何かあったら、すぐに奉行所に知らせるんだぞ」

「ふふっ…そろそろ行動を起こす時かしら。私をワナにはめようなんて、いい度胸してるじゃない」
「エ、エリー…」
「大丈夫よ、よっぴー。アナタは本当によくやってくれたわ。でも、もう少しの辛抱よ。
 次は私も一緒だから、心配しないで」
「うん…」
「できれば『はーれむ』っていうのも良かったんだけど…仕方ないわよね。
 今度は私がワナにはめる番よ!」
「ねぇ、『はーれむ』って何?」
「うーん…よくは知らないんだけど、どうやら自分の周りを美女で囲むことらしいわよ」
「エリー、おじさんみたいだよ…」

605 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 23:16:57 ID:kthk+f5N0


606 名前:俺は同心・対馬レオ(13) :2006/02/06(月) 23:19:06 ID:U0KLKDeH0
「なんですと!?町方も気づいておったとは…」
「さすがに能無しばかりではないらしいな。
 このままではいかん、証拠を残さぬようにしてさっさと雲隠れしたほうがよさそうだ」
「し、しかし鉢巻殿!捕らえた娘どもは…」
「これだけ町方が掴んでいる以上、足がつくことだけは避けねばならん。
 蔵で殺せば死臭が立ち込めてばれるあろうから、外に連れ出して殺すのが得策。
 死体もわからぬように、土に埋めてしまうとしよう」
「頼みましたぞ。その分、報酬ははずみますからな」
「いいだろう。ついでに、良美も用済みだから斬ってしまうとするか」
「た、大変でございます!」
「なんだ、騒々しい」
「娘達が蔵から逃げ出そうとしています!どうやら女将の仕業のようで…」
「なんだと!は、鉢巻殿!」
「うむ、任せておけ。何人か連れて行くが、構わんな?」

『霧夜屋』を見張っていた村田と岡引は、暗がりの中で誰かが数人出て行くのを目撃した。
やはり、動きはあった。しかし、相手もかなりの数がいるかもしれない。
自分一人ではどうしようもないので、岡引に後をつけるように伝えた後、すぐに奉行所へと駆け出した。
「よし、動いたか。皆の者、支度を急げ!」
レオが、スバルが、天王寺が、村田が、さらにその他の同心が防具を身につけ、十手を掴む。
全員がこれから命を賭けた闘いに赴くのだ。
愛する者を救うため、そして悪を許さんがために。
「生きて捕らえるが御定法だが、手に負えぬ奴には容赦するな!遠慮なく叩き斬れ!」
「「ははっ!」」
奉行所を出たレオ達は闇夜のなかをただひたすらに駆け抜けるのであった。

607 名前:俺は同心・対馬レオ(14) :2006/02/06(月) 23:21:56 ID:U0KLKDeH0
「早く!急いで!」
「ほら、豆花!急がんと追いつかれてしまうで!」
「さっさと走れやココナッツ!」
「黙れカニミソ!」
エリカの計らいで、蔵の隠し地下室から脱出することのできた五人は、ただひたすらに河原を走った。
良美とエリカも一緒に、渡し場へと走る。当然だが、今は夜中なので船頭は一人もいない。
とにかく、今は全員を安全なところへ避難させることが先決だ。
しかし、追っ手はすぐにやって来た。
突然鉢巻から放たれた一本の小柄が良美を狙ったが、それをわずかの動作で見事に回避した。
「あ、危なかった…」
「よっぴー!?よくもやったわね!」
「ふん、町方だけでなく女将も気づいていたとはな。大方、そこの良美からの入れ知恵だろう」
「ククク…アーッハッハッハ!」
「何が可笑しい?今から死に行く者が気でも触れたか?」
「あんた達本当にバカね。よっぴーは元々、私の懐刀よ。
 叔父様のところに潜り込ませ、監視をさせていたのに気づかなかったようね」
「な、何だと!?」
「知らなかったろうけど、よっぴーは『くノ一』なのよ。潜入などはお手の物だわ。
 当然、私は今回の事件の全てを知っていたというわけよ」
「ええい、もはや我慢ならん!貴様等全員、この場で斬ってくれるわ!」
手下数人も全員が揃って刀を抜いたが、それでもエリカは薄ら笑いを浮かべるのみだった。
まるでこの状況を楽しんでいるかのように。
「ホントにどうしようもないバカばっかりね。ワナにかかったのはあなた達だと気づかず…
 いいこと?私達に逃げ場が無いということは、あなたたちもなのよ?
 ここに誘い込まれた時点で、あなた達はもう終わりよ」
「何…!?」
「御用だ!御用だ!」
河原に集まった浪人やごろつきを取り囲むかのように、堤燈を持った奉行所の人間が群がった。
その中央には、与力・鉄乙女の姿があった。
「悪行の数々、最早言い逃れはできんぞ!おとなしく縛につけい!」

608 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 23:22:34 ID:kthk+f5N0


609 名前:俺は同心・対馬レオ(15) :2006/02/06(月) 23:24:08 ID:U0KLKDeH0
しばらくして、河原での大捕物は終了した。
娘達は無事に救助され、エリカと良美も目だった外傷は無い。
そしてなごみはレオの元へと一目散に駆け寄った。
「ああ…対馬様…なごみは…なごみは……!」
「何も言うな。お前が無事なら、俺はそれでいい」
「あ、ありがとうございます…!うっ…うっ…」
「天王寺さんにも、後で礼を言っとけよ?あの人、お前のことを本当に心配してくれたんだからな」
「て、天王寺…様…」
「よかったね、なごみちゃん。これで俺も、のどかさんに顔向けができるよ」
そのやり取りを見ていたきぬは終始ふくれっ面であった。
「チッ、なんでレオの前だとああもおとなしくなるかねぇ、ココナッツは」
「なんだ、子蟹ちゃんは俺だと不服か?」
「…へん!まー、一応礼は言っといてやるぜ。ありがとうよ」
「そいつはどうも」
震えている紀子はすぐに村田に抱きついて、離れようとしなかった。
「むらた、さま…くー……」
「お、おい!は、離れろって!…まったく、心配をかけさせるなよ」
「あり、がと」
で、ほったらかしのマナと豆花はというと…
「あー、みんな男持ちやったんか。羨ましい限りやなぁ」
「大丈夫ネ。マナも、そのうちいい人見つかるネ。三味線屋の新一はどうカ?」
「えー、あの人なんかちょっと気持ち悪いわ」
乙女はこれらのやり取りを見て、本当に満足そうな顔で一言。
「これにて一件落着、だな」

610 名前:俺は同心・対馬レオ(16) :2006/02/06(月) 23:26:47 ID:U0KLKDeH0
「裁きを申し渡す。罪無き娘達をさらい恐怖に陥れただけでなく、
 さらに『霧夜屋』女将並びに良美なる奉公人を殺害しようとした罪、断じて許さん!
 よって、打ち首獄門!ひったてい!」
奉行・橘平蔵の声が御白州に響き渡る。
最終的に黒幕であったエリカの叔父もお縄になり、全ての罪が白日の下に晒されたのであった。
今回の事件がきっかけで、なごみはのどかの再婚に前向きな姿勢を示すようになったということだ。
「結納は〜、なごみちゃんも私も〜、同じ日に行いたいわ〜」
こんなのんきな事を言っているらしい。
また、助け出された翌日の夜には『おあしす』でささやかな宴会が開かれた。
テンチョーも自分のところで下宿している娘全員がさらわれたため、さすがにほっとしているようだった。
「今日ハじゃんじゃん飲ンデ下サーイ!全部ワタシノ奢リデース!」
大食いの乙女がいるせいで、大赤字確定となったらしい。
『霧夜屋』は次の日も当然のように営業を続けた。
後でなぜ良美が『くノ一』であるかをレオが尋ねてみると、
「たまたま知り合った時に、ポロッとよっぴーが洩らしたんですよ。
 ま、今はよっぴーと私は親友ですけどねー。
 でもね、対馬様。どんなことでも、秘密にしておかなければいけないことってありません?」
当然、レオはこんな言い分を信用しなかったが、かといって無闇に首を突っ込んでは危険だと判断した。
他言は無用だと念を押され、一両小判を懐につっこまれたのであった。

こうして、一連の連続誘拐事件は幕を閉じた。
レオ達は今日も見回りを続ける。街の平和を守るために。

611 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 23:29:31 ID:kthk+f5N0


612 名前:シンイチ :2006/02/06(月) 23:30:06 ID:U0KLKDeH0
うあー、なんでなごみんが自分のことを名前で呼んでるんだー…反省。
何か違う事がしたかったんです。それで時代劇。
ろくに勉強せずに時代劇。
時代劇って難しい…多分もうやりません。

支援ありがとうございました。

613 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 23:43:07 ID:BTtPchwg0
>>612
これなんて八丁堀の七人?
ストレートに姫をかたき役にしたほうが面白かったかも。
あと、大棚は誤字ですよね。確か大店のはず。

つーか今日はなんでこんなに投下が多いんじゃー!
まとめてGJ!

614 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 23:52:39 ID:rYBAy4Hv0
>>586
宅配の荷物で人間運ぶのは危険だと思うw

>>590
まさにつよきすクオリティw
姫が何げに可愛くてモエス

>>612
ちょんまげ?スバルもレオもフカヒレもちょんまげなの!?w

まとめてGJ!

615 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/06(月) 23:59:03 ID:h4/2DWAp0
581です
俺が俺である証明が消える前に
糧にするもなにもレス二つで結果キャラ違い杉
まぁ自覚あって投下したわけだからしかたないか
でも反応が無いのはさびしいな ここまでとはorz
みなさんGJです
本格Mな乙女さんを妄想すると乙女心と両立せずにどうしてもコミカルに
もっていけないんです。でエロに逃げる。
言い訳だらけですが、だれか見本をお願いします

616 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 00:11:34 ID:Y+A2bXXv0
>>615
レス少ないのは、タイミングが悪かったね。直後に似たような姫のが投下されてきたし長いのもきたし。
で、俺もつよきすっぽくないと思ったよ。
同じ緊縛ものでも>>590さんみたくほのぼの笑えるやつならつよきす世界になじむと思うんだけど。

617 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 00:12:31 ID:sG5Mbqr/0
>>615
Mな乙女さんなどいない!

618 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 00:13:11 ID:U5yRYrUB0
>>612
GJだったけど、舞台は銀魂っぽいね。
江戸なのに鎖国はしてないって何か違和感があった。
で、だ。町奉行はきったはったはできません。できるのは火盗改メ。

この線で行くんだったら、花の町奉行より貧乏くじの火盗改メにしたほうがよかったね。
名前も平蔵だしw
これなら、館長もっと動かせるよ。

>>613
正解。ごほうびにクッキーやんよw

619 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 00:23:38 ID:vK3dPzZo0
何でこんなに加速してるんじゃあぁ!
スレ立ってからまだ10日なのにもう600オーバーとは…

ええい、皆GJ!

620 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 00:26:27 ID:skgzzndCO
みんなにビスケットあげたいけど手持ちが無い
これで勘弁してくれ
つ【ALLGJ】

>>615そんなへこむな
レス少なくても保管されてから読んでくれる人だっているんだ
自分には分かんないけどさ
たまにポロッとこぼす人もいるんだ
だからそんな気にすんな
それに自分で糧にするっつったろ?オレは次回作に期待するかんな。
ガンバ

それはそうと投下が多いのは嬉しいことこの上無いが
携帯からだと読みにくいorz

おっと長文?メンゴ

621 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 00:34:51 ID:8CFa9hIb0
882 名前: 時給255円 [sage] 投稿日: 2006/02/06(月) 22:58:30 ID:gbFX8LvFO
フカヒレ「完成したぞ、青海苔もってくるから待ってろよ」
30秒後
カニ「フカヒレ遅かったじゃねぇか、もういっこ焼けや」
(引きつる笑顔のれおとスバルは無言)
フカヒレ「えっ、まだ仕上げしてないが・・・」
カニ「食った」
フカヒレ「なぁーにぃ?まだ完璧じゃねぇんだ。今度は、お前ら作ってみろ!
間違えて見ろ、ぶっ殺すからな!」
れお「たかだか、お・・・」
フカヒレ「黙れ!俺の言う通り作ってれば良いんだ!」
スバル「分かったって、でも今日は俺のためのえん・・・」
フカヒレ「うるさい!このメニューだけは譲れん!」
カニ「なんか別人だ。」
れお「このメニューだけはアイツは最強だ、逆らうな」
スバル「ああ、この時だけ最強だ、
多分あの乙女さんも逆らったら平気で10メーターぶっとばされる」フカヒレ「さあー、焼くぞぉ。」
一同と子供達「おー」

以下歌なので省略。


フカヒレ「さあー喰らいやがれぇ」

以上、お好み焼きネタでした。


622 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 00:42:40 ID:skgzzndCO
転載に
反応するなと
言われたが
笑ったオレは
GJ言いたい

オレ心の短歌

……駄作

623 名前:カニママ :2006/02/07(火) 03:28:22 ID:UaPUbNKC0
scene花嫁修行  「愛○プ」

「皆さん、こんにちは。愛の○プロン、司会のシャークです。現在、蟹沢きぬ選手が我々ゲストのために料理を作っております」
「いかん! フカヒレが現実逃避を始めた! フカヒレ! 帰ってこい!」
「エェイ! レオ! 貴様が女の子の手料理を食いたくないか? と言うからついて来てみれば、よりによってカニの手料理かよ! オレを殺す気か!」
そう。現在オレこと対馬レオとフカヒレこと鮫氷新一は現在、蟹沢家の食卓で料理を待っていた。蟹沢きぬ手作りの料理を・・・
「落ち着け。今回はおばさ−もとい、お姉さんがきぬのサポートについているから、そう酷いものは出てこないはずだ」
お姉さんとは、松笠の呂布こときぬのおふくろさんのことだ。
「しかしなぁ・・・。予想の斜め上を行くのがカニだからな。サポートがいるとはいえ、不安だ」
「確かに・・・」
「なぁにをごちゃごちゃと失礼なことを言っているさね」
不安を述べる俺たちの前にきぬが皿を持ってやってきた。その後ろから小皿を手にしたおば−もといお姉さんも。
「あんたたちが不安視している味じゃないはずだよ。なんせあたしが見張ってたからね」
おばさ−もとい、お姉さんが胸を張って答える。
松笠の呂布のお墨付きか。なら安心かもしれん。
きぬが俺たちの目の前に料理を置く。甘スッパ辛い香りが漂う。
「へへ♪ ゆっくり味わいな。蟹沢きぬ特製エビチリだ!」
オレンジ斑模様の海老と豆板醤とケチャップの赤の色の取り合わせがたまらない。
見た目は合格だ。
「おぉ!? これはまさか、期待できるんじゃないか」
「あんたはどこの志村けんですか。失礼だぜ」
きぬが不平を言うが、オレもフカヒレに同意だ。
料理音痴という言葉すら生ぬるかったあのきぬが、まさかここまで綺麗に仕上げてくるとは。
きぬはおば−もとい、お姉さんから小皿を受け取り、エビチリをとりわけていく。
「ハイ、どうぞ。ありがたくいただきな。そしてレオは生まれ変わったボクに惚れ直すがいい」
「心配するな。惚れ直す必要がないほど惚れてるから」
「ハイハイバカップルバカップル」
箸で海老を一尾掴み、チリソースをたっぷりと絡めてやる。そして、箸を口に運ぶ。
「いただきまーす。ハム」

624 名前:カニママ :2006/02/07(火) 03:30:44 ID:UaPUbNKC0
ウ ギ ャ ァ

「に、苦ぇぇぇぇぇぇつ!! 何だコリャー!」
「し、したが、舌がスッパ辛苦い!? 何だこの三重奏は!?」
もだえ苦しむ俺たち。なぜだ? なぜ、こんなに完璧に見えてこの破壊的なまずさなんだ。
眉間のしわもレベルマックスだ。
きぬも俺たちの予想外の反応に唖然としている。
「フム・・・」
見れば、おば−もとい、お姉さんがチリソースを指に絡めてぺろりとなめている。
「あぁ、なるほど。おい出涸らし。あんた、チリソースの仕上げにとろみを出すのに何を使った?」
「へっ? そりゃ、教えられたとおりに水溶き片栗粉を・・・」
「あんた、間違えたね。片栗粉じゃなくて、こりゃ重曹だ」
じゅ、重曹・・・。水溶き重曹でここまでのとろみを出すとは逆に尊敬に値する。
「ふーむ。最後の仕上げ以外の工程は完璧だっただけに残念だねぇ。まぁ、気にしなさんな。
あたしも若いころはよく醤油とお酢を間違えたもんさね」
・・・一つ謎が解けた。きぬの料理ベタはおば−もといお姉さんの遺伝なのだと。
とりあえず、この仕返しはオレのベッドの上でたっぷりとすることにしよう。

625 名前:カニママ :2006/02/07(火) 03:32:53 ID:UaPUbNKC0
愛○プで料理ベタなアイドルはよく小麦粉・片栗粉と重曹を取り違えてたよなぁ・・・
とか、そんな小ネタだけでここまで勢いで書き上げた。反省はしていない。
というか、これじゃカニじゃなくておば−もといお姉さんSSだな。しかし満足している。
カニママしてないという反論は受け付けない。

626 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 04:08:34 ID:skgzzndCO
あえて言おう
カニママしてない!!!
でもおもしろかったのでok
GJです

627 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 08:22:35 ID:8CFa9hIb0
94 :名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 03:56:17 ID:ZRQdE9I70
             _,.ーヽミヽ、_,.
          __, ‐'´;;;;;;;;      '´;;;`ヽ、
         ,r' ;;;;;;;;;;;;      ;;;;;;;;;;ヾ;;;;ト、
        ノク;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ;;;;;;;;;;;i、
        ノ;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;(;;;;;;;;;;;;;;从;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
        /;;;;;;;;│;;;;;;;(;;;;,;;;;;;ヘヽ;;;;;;;_;;;;i;;|;;;;;;!
         イ;│;;;;《;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;ハ从;;;;;;;;i;;;|;;;!
          ! ;;イ;;;; 从(({;;;;/ 二ヾヽヾ;;;;;i;;|;;r
         |{'ト;;;; ゞ!ラ (;|! '´_ヒソ7 ヾ;;|`);;i;;;|
          ヽヾ 、 ,.ヽi     ´ イ;;;ン;;;;i;;;;;|   センパイ、キモイです
                };;; `      /;;;;;;;i;;;;; |    
           ソ;;;;ゝ ー'  /;/;;;;ソ;;;;;; |     
             │;;; i;;;;;`  イ /;;;; /|{ ;;;;; i
            从;;;;;;/!;;; ノ  |ソ;;/l イゞ; |
           ,.r'´イ|从r{ゝ  /;;;'-! ,}   ` ヾ、
         r'〈ヾヽ人ヽ| {   _ソ { / __,-== "´>、
         | ヽ{` ゞ、ヽ|,/´==レ'"´,.rー'´フ'´ }
         /  } `=r-r-==ニ二ニノ´ /   !
        /  /   k__{       ヽ レ   r、n,|{、
        /   /   /イ |        }{    } ンヒ! ヽ
       /  /   / / |        ノ    |ヾシ| ハ
       ノ  {   ハ   !       /     ヽ、/! {ヾ、、
      /ヒ== =ヽ }    |      /ニニ=-、.___| !ハ}、
      \/´ ̄ヽ〉|    |   ー==7 ̄``-、__,.l i } リ
       /   |' |、  r!__,. -―'´    /     } |


628 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 08:29:20 ID:8CFa9hIb0
GJ
「おば−もといお姉さん」は2回まででよろしくぅ

629 名前:時給255円 :2006/02/07(火) 21:30:25 ID:4ayXZ3MbO
本スレで誘導してもらったんで来ました。

どうやら長くなると失敗するらしい。フカヒレをGS味銀英和えにしたら非難が、
やっぱり彼は詠われぬ英雄になってもらおう。

夢オチにしないぜ、次はスバルの以外な趣味編妄想中です。過度な期待は禁物だ。生暖かい目で読んでくれ。

630 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 22:14:22 ID:7MjD9S/q0
>>629
気にスンナ。
ありゃあ、「SSスレに行け」以上の意味はないと思うよ。
俺は好きだったぜ。
愛してたぜ。

631 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 22:18:56 ID:8CFa9hIb0
229 :時給255円:2006/02/07(火) 19:09:52 ID:cNO77FU4O
祭り前に前座で投下!フカヒレ出世捏造するぞ〜。

れお「ふぅ、食ったぁ」
スバル「この旨さ、懐かしさで涙でちまった。」
カニ「も一枚!」
フカヒレ「お、いいねぇ、じゃんじゃん食え」
スバル「少し食いながらで良いが、近況報告とかしてくれねぇか、なんせ7年ぶりだからな」
フカヒレ「このバカップルは説明いらんだろ」
カニ「ひでぇ、この姿煮、で、れおにも報告あるんだ〜。」
れお「?」
カニ「え〜、この度再びこの身に新たな命を授かりました〜。」
れお「ホントか、凄いぞ、今度は?」
カニ「また双子だよ。まさに愛の結晶!」
フカヒレ「と、まあ、相変わらずだ」
スバル「こりゃ、ほっといても安心だ、で、お前はどうなんだ?」
フカヒレ「ん?俺か?実はな、はじめて言うんだが、来月結婚する」
スバル「ふーん・・・!!今、さらっと凄い事言ったが脳内じゃねぇよな?」
フカヒレ「ひでぇな、怒るぞ」
カニ「お、ありえねぇー、で、話しだけは聞いてやんぞ」
れお「どうゆう心境の変化かな〜?とりあえず白状しろ」
フカヒレ「俺さ、前々からバンドやってるの知ってるだろ?」

スバル割り込み「続くからチャンネルはそのままだ!」


632 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 22:20:13 ID:8CFa9hIb0
243 :時給255円:2006/02/07(火) 19:52:58 ID:cNO77FU4O
フカヒレ「続きだ、三ヶ月前に行きつけのライブハウスで、一部のファンとスタッフで打ち上げやったんだ。」
スバル「エンパイア(フカヒレリーダーのバンド)は今は地味に有名だもんな。選手村で流れてたぜ!」
フカヒレ「で、そこちょっとだけ家から遠くてな、途中酔いつぶれちまったんだ、めを醒ましたらな、
絹ちゃん、あぁ、カニとおんなじ名前だな、結構美人で付き合い長いファン兼スタッフの娘の部屋にいたんだ」
カニ「オゥオゥ、ラッキーボーイ早く白状しろ、襲っちまいました〜てな!」
フカヒレ「この際、否定しねぇさ、で、ヘタレな俺はファビョって帰ろうとしたらな、先回りして鍵を閉められたんだ」
れお「え?お前が閉められた?脳内は勘弁しろや」
フカヒレ「シバくぞコラ!でな」

フカヒレ回想
絹「私ね実は新一さんの事をずっと見てた。でも貴方はずっと他の人を見てた」
フカヒレ「ぁ、あれ?お、お絹ちゃん?」
絹「だから黙ってた!でも私ね、もう耐えられない、だから新一さんお願い私をみて!」フカヒレ「!!」
絹「もう私、我慢しない、新一さん!私は・・・」
回想終了
フカヒレ「ここで泣かれた上に服脱がれたら陥落しない男はいねぇよ」
スバル「しっかし、まぁ物好きというか、こりゃ羨ましい限りだ」
カニ「晴れてフカヒレ君はシャークに早変わり、当然受け入れたんだろ〜?罪作りだねぇ」
れお「変な所で遺伝してるな!でもしんじらんね、やったんだろ?」
フカヒレ「ハイ、一旦ベッドに寝かしてな、ルパンダイブしてやりました」
カニ「おぉっと、ここでCMだあ」
フカヒレ「チャンネル変えるなよ!」


633 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 22:21:08 ID:8CFa9hIb0
252 :時給255円:2006/02/07(火) 20:23:45 ID:cNO77FU4O
れお「る、ルパンダイブか」
フカヒレ「で、一週間引きこもりで・・・」
スバル「あぁ、そこのバカップルと変わらんな」
フカヒレ「で、できちまった」
一同「はぁ〜?まじか〜」
れお「来世と同じ事をすんなや、初弾必中か」
フカヒレ「そ、そしたらよ、お絹ちゃんって娘さ、実はマリンレコード(架空大手企業)の社長令嬢だったんよ」
スバル「だから、急にCDでたんか、お前スゲーな。」
フカヒレ「だから仕事やめて今はプロのミュージシャンだ」
れお「くっくっくっ、そうか、お前スゲーな、やっと幸せになったか!」
カニ「よぉし、やらうども!もう一度乾杯だあ」

ハイ、とりあえずフカヒレをシリアス調に美化しました。ごめんなさい、つぎはスバル編を予定します。


634 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:06:25 ID:4y7Pdmfe0
最近、ちょっと悩んでいる。

フカヒレあたりに言わせると

「テメー、そういうのを贅沢な悩みってんだぞぉ!?」

ということらしいが
命に関わることで悩まずにはいられるわけもない。
回避できるものなら回避したいところだが
仮に今は避けられたとしても
いつもうまくいくとは限らない。
何か抜本的な解決案を考えなければならないのだ。

「レオー、今年のチョコは気合入れっから期待しちくりよなー」

ヴァレンタイン・デーは、毎年来るのだから。
そして、俺の彼女は、きぬなのだから。

「対馬くんも、大変だねー。はい、お茶」

「ああ、ありがとう佐藤さん……ホント、悩みの種だよ」

竜宮。まだきぬは来ていない。
佐藤さんの入れてくれたお茶をすすりながら
当日、どう対処したものか頭を悩ませる。

「……カニは、そんなに料理ができないんですか」

黙々と書類の仕分けをしていた椰子が
ぼそっと俺につぶやいた。

「あ?ああ……まあ、いくら惚れていてもアレは……ダメだ」

635 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:08:30 ID:4y7Pdmfe0
いくら愛していても、乗り越えられないものがある。

「カニっちは自覚がないからねー」

「そこなんだよな……自覚がないから、覚えようともしないし」

「カワイソウなセンパイ」

椰子め、嬉しそうな顔しやがって……

「ねえ佐藤さん、それとなくきぬに料理……
 いや、チョコレートの作り方教えてやってくんない?」
 
「え〜……うまくいくかなぁ……」

「たとえばさ、生徒会の女の子で大量にチョコを作って
 全校の男子生徒に配る企画がある、とか言ってさ。
 で、きぬに手伝わせるわけ。どうかな?」

「うーん、なんか騙すみたいで気が引けるけど……」

「そこを何とか、お願いっ!」

「(ドキッ)う、うん…やってみるね!」

「……諦めの悪い…」

「……何か言ったかな、椰子さん?
 そうそう、生徒会の企画ってことにするんだから
 椰子さんにも手伝ってもらうから、ね?」
 
「く……一言多かったか……」

636 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:09:23 ID:8CFa9hIb0


637 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:10:31 ID:tLEhlL7d0
 

638 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:11:00 ID:4y7Pdmfe0
そして、ヴァレンタインデー当日。
覚悟を決めた俺の元に、いそいそときぬがやってくる。

「ほい、レオ……毎年、頑張って作ってるけど
 今年は特に気合入れたからねー」
 
「ああ……ありがとう」

可愛らしくラッピングされた小箱からは
ほのかに甘い香りがする。
果たして……俺の提案は上手くいったのか?

だが、うまくいったかどうかに関わらず
俺はこのチョコレートを食べる。
それだけは心に決めてきた。

包みをあけ、箱のふたを開く。
とりあえず、見た目はちゃんとしている。
ハート型に、ホワイトチョコで
『きぬ&レオ・LAVE』と書いてある。
……洗ってどうするのか。
LOVEぐらい綴り覚えてないのはどうかとも思ったが
とりあえず目をつぶる。

「ささ、冷めないうちに食べちくり〜」

いや、冷めてるだろ、もう。
まあ、とにかく意を決して一口、食べた……

「あ……あれ?……美味い……美味いよ、きぬ!」

「当ったり前よー!何しろ、スッゲー苦労したんだから……」

639 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:12:35 ID:4y7Pdmfe0
「……と、いうわけで、生徒会の企画なんだから
 カニっちも手伝ってね?」

「ん〜、レオ以外に作る気はねーんだけどなー」

「じゃあ、詳しいことは椰子さんに聞いてね。
 うまくすれば、おいしいチョコの作り方を覚えられて
 対馬くんにも食べさせてあげられるよ」
 
「ん……相手がココナッツってのが気に入らねーけど
 レオのためだから我慢すっか」
 
「よし、じゃあまず作ってみろ、カニ」

「うぃーす」

「貴様ぁ!何をやってんだぁ!
 チョコレートにタバスコだとぉ!あうわきゃねーだろぉ!」
 
「このチョコレートにはわが生徒会の浮沈がかかってるんだぞ!
 気合入れてやれい!いいか、チョコレートはな……」

「違うだろ、違うだろ、全然違うだろ!
 クッキングストッーーープッ!
 いいかそこはな……」
 
「私がこの世で我慢できないものの一つは
 チョコレートを湯せんで溶かさないヤツだ!
 直火にかけるのは許さない!」

「そうだ!よーし気に入ったぞカニ!
 厨房裏でセンパイとファックしていいぞ!」

640 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:12:50 ID:8CFa9hIb0


641 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:15:05 ID:4y7Pdmfe0
「……という感じで、よっぴーに騙されるわ
 ココナッツには罵倒されまくるわで
 スゲー屈辱にまみれて作ったんだぜ?」

「そう、だったのか……すまない、きぬ」

「へへ、いいってことよ……
 ボクも、今年こそはちゃんとしたのを
 レオに食べさせたいって思ってたからね」

「うん……ありがとうな、きぬ」

「これからもさ……ボク、ちょっとずつ料理覚えるよ」

「また椰子に教わるのか?」

「ジョーダン!今回はレオのためだから多めに見たけど
 よっぴーもココナッツも、今に見てろよって感じだよ…?」
 
佐藤さん、椰子……すまない。

「ま、あんなヤツに教わらなくても
 料理なら母ちゃんが仕込んでくれてるから
 きっとすぐにプロ級だぜ!」
 
そうだな。
本気になったきぬは、けっこうスゴイ。
まあいきなりプロ級は、無理かもしんないけど。

「じゃ、厨房裏……行こっか」

「……は?」

642 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:16:04 ID:4y7Pdmfe0
以上、ヴァレンタインネタ。ちょっとひねった感じ?

643 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:17:56 ID:tLEhlL7d0
>>642
厨房裏行くのかよ!ハゲワロスGJ!!!

644 名前:カニママ :2006/02/07(火) 23:32:04 ID:UaPUbNKC0
チョットマテ。なごみんはいったいどこの専任軍曹の霊が取り付いてるんだw


645 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:33:20 ID:hFbyhhvd0
カニ+料理=不味い
に持っていかないところが新鮮GJ!ヲチは思わず吹いたw
カニのバカさ加減もよく出てるw

646 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:37:06 ID:UaPUbNKC0
よく見たら、名前欄がそのままだった。
今は反省している

647 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/07(火) 23:41:45 ID:MxEGaw070
>>642
なごみんが…俺のなごみんがテンチョー化してる…
最後、ほのぼのして終わるのかと思ったらアレかw

GJ!


648 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 00:03:27 ID:Nyj0HJ5+0
やべ、すんげぇワロタw
>642は素質ありますねぇ〜……

649 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 00:49:02 ID:030Hy/+r0
最近姫分が足りない
誰か姫SSを書いてくれ

650 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 01:14:50 ID:7kqM+mCrO
>>649

お前が書きなよ
あと、sageれ

651 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 05:27:14 ID:OLoItogp0
ALLGJ&中の人乙

>>642テンチョー化マジで笑った

>>649今書いてるからちょっと待って

652 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:17:19 ID:OLoItogp0
私には夢があった。
世界征服という夢。
世界の頂点に立ち、世界中の富と名声を手に入れるという夢。
人間に生まれた以上は頂点に立ってみたいという野望。

「まさか本当に実現しちゃうとは、恐れ入るよホント」
「あらあ? まさかレオは私を信じてなかったの?」
「いや、だって世界だよ? 無理だと思ってたわけじゃないけど、
こんな早く実現させるなんて思いもしないよ」
「ホントすごいよエリー。だってキリヤカンパニーを手に入れてから、ええと……」
「五年だ。確かに普通では考えられんスピードだが、それだけ姫の意志が強かったという事だろう」
「いいえ乙女センパイ、それだけじゃないですよ。
まあそれもあるでしょうけど、私によっぴー、レオに乙女センパイ。
この布陣で出来ない事なんて存在しない。って私は思ってるんですけどね」
「わ、私は別に何もしてないよ」
「何言ってんのよ。よっぴーの存在が私にとってどれほど大きかったか。とても感謝してるのよ」
「とってもうれしいけど、対馬君がいじけるよ」
「な……そ、そんな事ないよ。佐藤さんがどれだけエリカのために頑張っていたかなんて、
すぐ近くで見てたんだ。情けない話だけど俺以上だよ」
「ホント、妻の手助けもちゃんとできないなんて。ひどい夫よねえ」
「ふむ、少々鍛え方が足りなかったかも知れんな。よし、これからはいつもの五倍で行くぞ」
「ちょ、ちょっと待って。二人とも冗談だよね? 本気じゃないよね?」
「ふふ、冗談に決まってるでしょ」
「そうなのか? 私は本気だぞ」
「いや、だって五倍って」
「何を言ってるんだ。姫が頂点に立ったという事はこれから姫を狙う輩は今まで以上に増える。
出来る事はやっておくべきだろう? 何か起こってからじゃ遅すぎるんだぞ」
「それもそうね。じゃ、乙女さん。ダメな夫ですがバシバシ鍛えてやってください」
「ああ、責任をもって立派な漢に育ててやろう」
「頑張ってね対馬君」
「マジすか。味方ゼロ?」

653 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:19:02 ID:J1moaPVb0
>651
カニカニテカテカ

654 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:19:36 ID:OLoItogp0
私は夢を実現させた。
周囲が驚くほどの早さで。
私も正直これほど早く実現するとは思わなかった。
それに、
頂点に立っても孤独に押しつぶされる事は無かった。
私の周りにはみんなが居てくれた。
本当にありがたい、心許しあえる人が居るという事が。

二度と孤独にはなりたくない。
よっぴーと会う前のような、誰も信じられない環境。

でも、少しだけ懐かしくもある。

っとダメダメ。
マイナス思考禁止。
これからは王として君臨し続けなきゃいけないんだから。

655 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:21:33 ID:OLoItogp0
「エリカ、もう朝だよ」
ん? ああ、もう朝か。それじゃあ今日も一日頑張るとしますか。
『おはようレオ』
? 自分の声が聞こえない?
「あれ? エリカどこだ? 朝からかくれんぼなんてきついよ?」
姿も見えてない? 
『ここよ、ここ』
「? ほんとにどこ隠れてんの? 降参するから早く出てきなって」
!? 触ってるのに気付かない? 
何? いったい何が起きたの? 
「レオ、早く来ないか。朝から仲がいいのは構わんが予定というものがあるだろう」
「乙女さん、エリカが居ないんだけど」
「何?…………ふむ、確かにこの部屋には気配はない。しかし誘拐されたとも考えずらいぞ。
出歩くにしても一声かけて欲しいものだ。全くこまった姫君だなあ」
「どうしたんですか。早くしないとスケジュールが」
「ああ佐藤。それが困った事に、姫はどこかに行ってしまったようなんだ」
「ええ!? でも予定がびっしり」
「仕方ない姫を探すか。なに、このビルの中に居るはずだ」
「何で断言できんの?」
「私はずっと入口付近にいたんだぞ。そして人が出て行く気配はなかった。
なら当然まだ中に居る」
「本当にエリーは……それじゃあ探しますか」
「我が妻ながらホントに……手分けして探そうか」


……みんな行っちゃった。

656 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:24:36 ID:YdTGa05+O
しえん

657 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:34:48 ID:OLoItogp0
一体何が起こったの!?
……落ち着け霧夜エリカ。
落ち着いて考えるのよ。
状況を整理すると、

・私の声は聞こえない
・私を見ることも出来ない
・私が触っても気付かない
以上の三点。
おっと、
・乙女さんが気配を感じれない
以上の四点。

少し動揺してるかな。
とにかくこの状況は、透明人間になったってこと。
…………幽霊だったりして?
どっちにしても非常に困った。
非常に困ったけど、何とかプラス思考でいってみよう。
今しか出来ない事が何かあるはず。

誰にも見えてないことだし、社内の人間の仕事振りでも観察しますか。

658 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:37:48 ID:OLoItogp0
なかなかみんな頑張ってるじゃない。
この調子ならキリヤカンパニーも安泰ね。
『おい、聞いたか。社長が今行方不明らしいぞ』
もう噂が流れ始めてる。
『マジかよ。じゃあこれからどうなるんだ』
『正直きついだろうな。まあ、あの三人が居るからすぐにどうって事は無いだろ』
『それもそうだな。とにかく今は仕事するか』
へえ、あの三人ねえ。なかなか信頼されてるようね。
ま、私が見つけ出した人材なんだから当然よね。
そういえばその三人はどうしたんだろ。


「居たか?」
「いや、こっちには居なかったよ」
「こっちも居ませんでした」
「一体どこに行ったんだ?」
「やっぱ俺、外も見てくるよ」
「外には行ってない筈なんだが、
よし、私も行こう」
「私は仕事の方に取り掛かります。
対馬君、鉄先輩、エリーをお願いします」
「任せておけ。それでは佐藤、こちらは頼んだぞ」
あら、よっぴーは私を探しに行かないんだ。
なんでだろう。
「エリー、一体どこ行ったんだろう……。
そうだ、仕事しないと。エリーに補佐を任されてるんだもん。
こういう時こそ頑張らないと」
なるほどね。

さあて、それじゃあ出て行った二人はどれぐらいで帰ってくるかな。

659 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:39:06 ID:YdTGa05+O
支援

660 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:40:09 ID:OLoItogp0
遅い。
あれから十時間は経ったってのに。
二人とも一体どこまで私を探しに行ったんだか……。
あ、そっか。私は見えないんだから見付かりっこないわね。
それにしても、いつになったら帰ってくるんだろ。


「あ、対馬君、乙女先輩。どうだった?」
やっと帰ってきた。
「いや、どこにも居なかった。まさか本当に誘拐に……」
「もしそうなら犯人から何か要求が来るはずだが。
佐藤、そのようなものはあったか?」
「いえ、今のところは」
「八方ふさがりだな。もしそうでなかったとしても私達に出来る事は無さそうだな」
「待つだけですか」
「きついなそりゃ」
「姫がどこかに行ったのならばそのうち帰ってくるだろう」
私はここに居るんだけどね。
普段知れない事が知れたし、なかなか楽しい一日だったな。

…………どうやって戻るんだろ。
寝て起きたらこうなってたし、また寝たら戻るのかな?

661 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:42:29 ID:OLoItogp0
―二週間後―

「佐藤さん、ここはこれで大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「佐藤、これはこうでいいのか?」
「はい、それであってます」

体は元に戻らなかった。
会社はよっぴーが私の代理で頑張っている。
三人は私が帰ってくるのを待つことにした。

正直思う。
私のすぐ近く。
手を伸ばせば届くところに仲間が居る。
それでも、今の状態は居ないのと同じ。
誰も私に気付かない。
孤独。
二度となって欲しくなかった。
懐かしくもなんともない。

それに、私が居なくとも、
会社はちゃんと機能してる。
世界中が何事も無い様に動く。
私の存在が消えていく。

今、この場所は私が居るべき場所じゃないのかもしれない。
私は…………どこに行けばいいんだろう。


662 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:44:01 ID:YdTGa05+O
支援

663 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:51:18 ID:OLoItogp0
ふらふらと足が動く。
目的地なんて無い。
ただ歩く。

気付くと近くの公園に居た。
ベンチに腰掛け、空を見る。
真っ暗。
周りには誰も居ない。
この公園に私一人。
『何でこうなったんだろ』
つぶやいてみる。
何も変わらない。

よっぴ―に会う前に感じてた孤独はここまできつくはなかった。
一人でも耐えることが出来た。
今感じてる孤独は、耐えられない。
手に入れたものを手放してから気付く。
その気持ちはもう知っている。
持っていたものが奪われる。
この気持ちは知らなかった。
ただ悲しく、寂しく、苦しい。


雨が降って来た。
それでも私はベンチに座ったまま。
上も見れず。前も見れず。ただ下を向く。

雨で目の前の地面が濡れていく。

664 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:51:19 ID:YdTGa05+O
支援

665 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:54:51 ID:OLoItogp0
「にゃー」
ん?
「にゃ?」
子猫?
『私が見えるの? どうしたの? こんなところに一匹で』
「にゃお」
周りに親もいなさそうだし。
『あなたも一人ぼっちなの?』
私も同じ。
『おいでおいで』
「にゃ?」
逃げていかないけど、届かない。
やっぱり私は……。
「こんなとこでなにやってんだ?」
この声は……レオ!?
私が見える様になったの!?
「雨にぬれてびしょびしょじゃないか。お前親はいないのか?」
あ……猫にか。
「かわいそうにな……よし! お前は俺が飼ってやる。ならさみしくないだろ。
名前何にしようか?」
「にゃー」
「ははは、『にゃー』が名前か。そりゃ無しだろ。
そうだな……FEでフィーでどうだ?」
「にゃ?」
「よーし決まりだ。おし行くか」

また誰もいなくなった。
……いつでもレオの隣に居る事は出来る。でもあなたは私が見えないのよね。
それならいっそ…………ずっと一人で。
さよならみんな…………レオ。

666 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 06:57:50 ID:YdTGa05+O
支援

667 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 07:00:05 ID:OLoItogp0
「エリカ、もう朝だよ」
「ん……おはよう、レオ」
「どうしたの? すごい汗だよ」
「え……?」
あれ? 私はみんなから見えなくなってたはずじゃ。
「大丈夫?」
夢……だったんだ。
よかった。
「悪い夢でも見た?」
本当に悪い夢。二度と見たくない。
「レオ、絶対離れないでね」
そう言いながら抱きつく。
「わ! どうしたの急に?」
「絶対に、絶対に私から離れないでね」
「心配しないで。二度と離れたりなんかしないから。
でも今はちょっと離して欲しいかな」
「ああ、ごめん」
「そうだ、一つ言っときたい事があるんだけど」
「なに?」
「この子、昨日拾ったんだけど……飼ってもいいかな」
「どの子?」
「この子」
そう言ってレオが足元から抱き上げたのは、夢で見た猫。
「名前はフィーって言うんだけど」
…………これは夢なの?
「どうしたの、エリカ」
「痛い」

668 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 07:01:06 ID:6fVpdgpRO
氏宴

669 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 07:06:17 ID:YdTGa05+O
支援

670 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 07:13:51 ID:OLoItogp0
申し訳ない。急用?ができてしまいまして
これで終わりです。タイトルは「透明人間」で。

これ書くのに今までで一番時間かかった。
ってんな事どうでもいいですか。
なんなりと感想を書いていただけるとありがたい。

最後に支援サンクス  それでは

671 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 07:17:24 ID:YdTGa05+O
感想
最初と最後はよかったと思う
ただ途中がごちゃごちゃして何がしたいかよく分からなかった
GJではないが乙
あとFEって何?

672 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 07:20:53 ID:6fVpdgpRO
>>670
それなりに良かった
とりあえずgj


673 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 11:06:59 ID:Y9K11j7E0
ちょっとヴァレンタインネタ投下させてくださいね。

674 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 11:09:26 ID:Y9K11j7E0
「おいココナッツ、ボクにチョコの作り方教えろやゴルァ!」
ある日の放課後、竜宮で書類に目を通していたあたしに、カニがこう言った。
「……は?」
思わず耳を疑った。聞こえた言葉を反芻するに、どうやらあたしに頼みごとをしているらしい。
「だから、チョコだよ手作りチョコ!」
カニはソファの上で手足をバタつかせて言い募る。
「それが人にモノを頼む態度か」
あたしは冷たく言い放つ。だいたいどうしてあたしが無礼なカニの頼みをきかなければいけない?
「ちっ、わーったよ。ったく心がせめーなココナッツは」
「潰すぞ」
カニは不承不承といった風に、言い直した。
「ハイハイ。――コホン、『おいココナッツ、妖精のように可憐なボクにチョコの作り方教えろやゴルァ!』 これでいいか?」
「バカかお前は。自分を修飾しただけじゃないか」
「あ? 就職? そりゃー妖精はボクの仕事みたいなもんだけどさ、何言ってんの、お前?」
カニはいたって真顔で言う。もうどうしようもないバカっぷり。
「こっちの台詞だ。ちゃんと義務教育受けてきたか? 人にお願いするときはもっと言い方があるだろう」
「あ!? これ以上どこ直せっていうんだ? 妖精を天使に替えるくらいしかねーじゃん」
「……チョコは自分で作るんだな」
そう言ってあたしは作業に戻ろうと書類に視線を落とした。
「わかったわかった! んじゃ、『おいココナッツ、どうしてもって言うならボクにチョコの作り方を教えさせてやるぜー!』」
「駅前の交番に行け。そして、標準よりもかな〜りコンパクトな脳みそ届いてませんか? ってバカっぽく訊いて来い」
「んだよ。まだ不満かよ? しゃーねえ。『おいココナッツ、ボクにチョコの作り方教えちくり♪』
どーよ。これ以上ビタ一文まからねーぞ」
確かに最初よりは幾分改善されたようだが、それでもまだお願いしているようには聞こえない。


675 名前:Happy Birthday! バン・アレン帯 2 :2006/02/08(水) 11:14:37 ID:Y9K11j7E0
だがこれ以上をこの甲殻類に求めても無駄だと判断したあたしはため息をつきつつ訊ねた。
「……なんであたしなんだ?」
あたし以外にも他に料理のできる人はいるだろうに。佐藤先輩とか。
「お。教えてくれんの? いや、よっぴーとかトンファーとかにも頼んだんだけどさ。
よっぴーはなんか笑顔で消しゴム爆弾とかぶつけてくるし、その他もみんな断られたんで仕方なく」
こいつは……。
「ついでに、この行事に縁の無い気の毒なココナッツにもチョコ作りをさせてやろうというボクの優しい心遣い?」
う。確かに、父さんが亡くなってからはこの行事に参加したことは全くないけど……。何かむかつく。
「く……まあいい。そういう季節だからな。だがお前、何か決定的に間違っていないか?」
「何が?」カニはきょとんとした顔で訊き返す。
「今お前に密着しているのは誰だ?」
あたしの問いに、ソファの上のカニはゆっくりと自分の体にまとわりついているものを見、そして答える。
「んー。レオ?」
「そうだ。おかしいと思わないのか!?」
この二人はあたしが部屋に入る前からこうしてその、あの、えと、ス、スキンシップ? していた。
「なんだと! レオがここに居ちゃ変だってのか!? レオとボクは一心同体だぞ!」
「そうじゃなくて! 普通、チョコの作り方教えるだのとかいう話は贈る相手の居ない場所でするものだろう?」
「んなこと関係あるかボケ! ボクとレオが一緒にいるのは当然のことなんだよ!」
ここでようやくバカップルの片割れが口を開く。
「そうだぜ。俺の傍にきぬが居ない方が不自然だよ」
「なーレオ♪」そういうとソファの二人はまた抱擁を始めた。
……この、バカップルどもが……。
あたしは勢いよく椅子から立ち上がる。そして何も言わずに出口へ向かった。
「おい、どこ行くんだよ椰子」
「帰ります」そういって扉を開け、部屋から出る。
「あ、ちょっと待てコラココナッツ! チョコは?」
「知るか! やる気が失せた。バカップルはバカップルらしく、自分の首にリボン括ってプレゼントでもしてろ!」
そう言うとあたしは思い切りドアを閉めた。
すぐに中からカニの声が聞こえてくる。
「え〜。それ、クリスマスにやったしなぁ……」
って、やったのか!?

676 名前:あとがき :2006/02/08(水) 11:28:24 ID:Y9K11j7E0
はじめにタイトル入れ忘れたorz
と言う訳でレオカニ&なごみんのヴァレンタインネタでした。
バン・アレン帯の誕生日というボケはたまに目にするんですけど、初出は何なんでしょうね。

あ、これで10作目です。前々スレでちょっと触れましたけど、折角なんで次回からコテつけようかと思います。
今もう一本書いてるやつも佳境なので、近日中にニュー俺が!?



677 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 11:41:51 ID:5KeUtXrw0
ここに来てなにやらカニ新作がラッシュしてる! ヨカヨカ

678 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 13:10:38 ID:9g8OUfjM0
>>676
オチ吹いたwww
超GJ!!!

カニスキー&バカップル万歳の俺はもうなんかとても幸せ。
まぁ今年も俺はバレンタインとは無縁だけどやっぱチョコより甘いSSに限るね!

679 名前:夢の代わり 1/2 :2006/02/08(水) 17:16:28 ID:AYCChTFU0
 男は山中にいた。
 眼光は稲妻のように鋭く、鍛えぬいた上半身には無数の傷跡が刻まれている。
 関聖帝君を思わせる見事な髭を揺らしながら、一心不乱に拳を振るっていた。
 男の名は『橘 平蔵』。松笠にある、竜鳴館という学園の館長を務めている。
「誰だ」
 平蔵が拳を止め、気配に呼びかけた。
「精が出るのを、平蔵」
「陣内か、久しいな」
「乙女を預けたときに会ったっきりじゃから、2年ぶりかの」
 好々爺───陣内を一言で表すとしたら、これほどふさわしい言葉は無い。
 それはあくまで、彼を知らないものが抱く印象。
 平蔵は彼を最もよく知る人物の1人であった。
「懐かしいのを、この場所は」
「そうだな、若い頃を思い出す」
 それは同じ夢を見ていた頃の2人。
 地上最強。
 男子なら、1度は憧れを抱き、そして諦めていく称号。
 この2人も、例外ではなかった。
 来る日も来る日も、技を磨き、己の体を傷つけて、見果てぬ夢を追い続けた日々。
 それはいつしか2人は出会わせ、この場所で、何度も拳を交えあった。
『無敵の竜・橘 平蔵』
『最強の虎・鉄 陣内』
 いつしか、世間のものは2人をこう呼び、2人もその名に恥じぬものを身につけていた。
 だが、1人は嫁を貰い、子を授かり、孫にも恵まれ、夢と引き換えに幸せを手に取った。
 そしてもう1人は───。

680 名前:夢の代わり 2/2 :2006/02/08(水) 17:18:16 ID:AYCChTFU0
「若い頃、か。おヌシは昔と変わらんのを。今も全盛期に劣らぬ、いや今が全盛期なのではないか?」
「ふっ、よく言う。お前もまだまだ衰えてはおらんだろう。今でも『最強の虎』のままだ」
 陣内の中には、修羅がいる。それは平蔵が1番よく知っている。
「ならば、やるかの?」
「そのつもりで来たのだろう?」
 不敵な笑みが2人の顔を彩った。
 気が張り詰める。
 常人ならばその場から逃げ出したくなるほどのプレッシャーが、辺りを包んでいく。
 静寂。
 平蔵がゆっくりと構える。
 だが陣内は、息を大きく吐いて首を振った。
「……やめておこう。もうワシはおヌシの鬼には付き合えん。子や孫の顔が浮かんできおる」
「……陣内」
 張り詰めた気が解けていく。変わりに場を覆うのは、もう戻れないことを知った2人の寂しさと───。
「酒を持ってきた。久しぶりに飲まんか? 今日はいい天気じゃしの」
 陣内の手にはどこから取り出したのか、ひょうたんとぐい飲みがあった。
 2人は近くの大木の根に腰を下ろし、酒を酌み交わした。
「ワシは後悔しとらんのだ。夢を得ることはできなんだが、代わりにそれに匹敵するものを得られた」
 そう言う陣内の目は満ち足りていた。
(夢の代わりに得たもの、か)
 ふと平蔵の目に竜鳴館の生徒たちが浮かぶ。
 日に日に成長していく生徒たちを見守り一緒に過ごす日々。
 それはとても暖かくて。
「ふっ……」
「どうした、平蔵」
「んー、儂も年をとったようだのう」
 かつて夢を追いかけた2人は、夢よりも大切なものを手にしていた。

681 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 17:21:14 ID:AYCChTFU0
即興で書いた。館長と陣内さんの関係は完全創作。公式設定は知らん。
眠い状態で書き上げたのでおかしいところもあるかもしれんがもうダメ。寝る。

682 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 17:23:13 ID:l0eVrHi40
>>670いい雰囲気だがオチがすっきりしないような。
子猫のせいで夢オチなんか世にも奇妙な物語なのかわからなくなった。
世にも奇妙な物語でいくなら、夢オチではなくてそれらしい解決があるはず。
ま、でもGJ

>>676声出して笑ったw GJ

>シンイチ スゲーよ、おめー。番外編作家になれるんじゃないか?
一箇所だけ違和感感じる文があったが重箱はつつかんことにするぜ。

683 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 17:27:17 ID:l0eVrHi40
>>680 GJ

684 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 17:29:58 ID:l0eVrHi40
>>641gj
>「じゃ、厨房裏……行こっか」

最後のこのセリフはカニ? レオ?

685 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 17:36:50 ID:l0eVrHi40
>>590GJこーゆーの好きだなあ レオの余裕かましたドジっぷりがw

686 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 17:39:27 ID:l0eVrHi40
>>561GJ 俺はロリではないつもりなのだが・・・gj

687 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 17:40:16 ID:9g8OUfjM0
>>681
しかしとてもエロゲのSSには見えんな…いや、誉めてるんだぞ?
つよきす恐るべし。

688 名前:SSD :2006/02/08(水) 17:42:21 ID:zg5A1W6R0
>>681
こう言う話も好きです
GJ

689 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 21:30:31 ID:pERZhCg50
>684
カニだろ?

690 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 21:36:16 ID:sKxjzwQe0
>>684
うむ。普通に脳内ではカニの声が再生されていたなw

691 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 22:03:05 ID:VIXVEAb10
数えてみたら自分このスレだけで11作書いてたわ
だが反省はしない

692 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 22:09:41 ID:5KeUtXrw0
>>689-690
俺はレオだと思ったがw

693 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/08(水) 23:09:20 ID:pR0cevZA0
>>684
カニ。なごみんに許可されたのはカニだからなw

694 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 00:03:29 ID:ggyvhk3U0
このスレ、3週間もたないかもしれないな
なんつー速度かw

〉〉691
そしてその原因の一つがアンタかwなんだよ11本て

695 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 00:09:04 ID:AMLZCiILO
>>694いいことじゃないの

全ての書き手にGJを
全ての読み手にサンクスを

696 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 01:01:40 ID:QzsC3V+C0
私の名前は「北海 道牛子」。私立竜鳴館の1年生。
よく「ほっかいどう うしこ」と読まれるけれど
本当は「きたみ とうこ」って読む。
友達は「とこちゃん」って呼んでくれる。
背はクラスで2番目に高くて……バストはたぶん、一番大きい。
この胸が目下のところ悩みの種。
口の悪い男子生徒から「うし、うし」と呼ばれたりすると
なんだかちょっと悲しくなる。

「気にすることないよ、とこちゃん」
「アタシらからすれば贅沢な悩みだって」

友達はそう言って慰めてくれるけど
胸が大きいことそのものは私もイヤじゃない。
私がイヤなのは、男の子が私の胸しか見てくれないこと。

私の魅力は、胸だけなんだろうか……?
料理は得意だし、勉強だってスポーツだってまあまあできる。
性格だって、明るいほうだと思う。
今日だって、友達が持ってきた牛さんのお面をかぶって
「モ〜、モ〜」なんて言って遊んでる。

「ねえ、とこちゃん、なんか生徒会の人が来てるよ?」

「生徒会の人?なんだろ?」

「ほら、あの人……あれ?いなくなっちゃった……
 って、アンタいつまでそのお面かぶってるのよ!
 まったく、せっかくの美人がバカみたいよ、それじゃ」

怒られちゃった。
ふう……こんな私にも、いつか素敵な彼氏ができるのかなぁ……

697 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 01:02:50 ID:AMLZCiILO
支援

698 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 01:02:57 ID:QzsC3V+C0
本スレでリクエストがあったんで書いた。後悔も反省もしていない。

699 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 01:04:42 ID:KmhWTWup0
GJって
ちょw もう終わり?
コンジョーナシだなあw

700 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 01:15:34 ID:AMLZCiILO
どっかで見た記憶が……

まあいいやGJ
でもちょっと空腹

701 名前:お嬢のたしなみ応用編 :2006/02/09(木) 01:51:27 ID:ZlS5twj+0
今日はバレンタイン。
俺は何人かからチョコを貰った。
だが、付き合ってる彼女からはまだ貰ってない。
なんせ調理実習で作ったクッキーもくれなかったしな。
そういう性格だって分かってはいるけど、やっぱ欲しいだろ普通。
という訳でレッツトライ。
「エリカ、今日は何の日か知ってる?」
「ん? バレンタインでしょ? それがどうしたの」
「チョコ欲しいなあ」
「あるわけないでしょ。私は忙しいの」
「そうだよね、エリカ大変だもんね。ホントに欲しかったけど、涙を飲んであきらめるよ」
「そこまで大げさにヘコまなくてもいいでしょ。しょうがないわね」
そう言いながらポーズをとるエリカ。
出てくるのは当然バラなんだけど。
「このバラもしかしてチョコ……これもお嬢のたしなみ?」
「応用編よ」
「もはや何でもありだな。ところで、ちょっと右手見せて」
「ちょ、ちょっと」
「このけがどうしたの?」
「自転車に乗ってるときにこけたのよ」
「ふーん、けっこうドジだね」
「うるさいっ!!!」

ビシッ

エリカに当身を食らわせられた。
しかし遠ざかる意識の中で確かに聞いた。

「バラの形に削ってるときに切ったなんて言える訳ないでしょ」

やっぱけっこうドジだ。
それじゃあ俺はチョコの味に期待しながら眠りにつくとしますか。

702 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 01:53:48 ID:ZlS5twj+0
なんかバレンタインネタが続出してたので愛しのエリーで書いてみた。
反省はしてないよ。ホントだよ。

703 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 01:55:57 ID:6DjfpaFT0
GJ!!
この一言

704 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 02:02:03 ID:ZlS5twj+0
>>703ありがたいけどsageて

>>649こんくらいでいい?

705 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 04:23:29 ID:KmhWTWup0
>>702GJこんくらいでいい。>>649に代わり俺が許そう。


706 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 05:51:16 ID:ZlS5twj+0
>>682あれは夢オチではないです。
最後にちょくちょくあるんですけど、猫とか。
>「心配しないで。二度と離れたりなんかしないから。
これとか。分かりずらくてごめんなさい。
あんまし説明入れたくないって言うのがあったんですけど。
読み手無視の考え方ですね。今後気をつけます。

さて、しんどいしお許しも出た事だしもう寝ます。そんじゃ

707 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 06:00:06 ID:AMLZCiILO
>>706それだけで分かれってのがムリだろ

まあでもGJ
もう満腹
でも姫って自転車じゃなくてMTBじゃね?

708 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 06:26:54 ID:fOJg7uWZ0
>695
姫「そして私にはオッパイを」
スバル「なんでやねん」

709 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 06:34:11 ID:AMLZCiILO
>708
フカヒレ「そして俺には彼女を」
スバル「……もう好きにしてくれ」

710 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 10:17:28 ID:6MTqVava0
よっぴー「そして私には対馬くんを・・・」
スバル「・・・」

711 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 11:52:52 ID:4DvZUEd0O
この素晴らしいスレにピースマークを送るぜ

712 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 12:08:25 ID:G9rSoRjn0
きっとかわいいおにゃのこだから…

713 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 16:46:15 ID:KmhWTWup0
>>706 レオ、良美、乙女さんが共謀して姫を無視してたってことか?
キャラがそういうふうに動くかどうかは別にして
世にも奇妙な物語としてはそのほうが面白いけどな。

んでFEは何のこと?

714 名前:時給255円 :2006/02/09(木) 23:49:09 ID:jcchBUo+O
スバル編じゃなく、ハーレムエンドをでっちあげしてみようかと。

7月初旬、朝七時半過ぎそれはやって来た。
乙女「ここの所起こしに行くと、この状態か、何故か言い知れぬ怒りが込み上げてくる」
とりあえず、朝の目覚まし蹴り一発はれおをクッションにしつつまとめて吹っ飛ばす。
れお「いてぇ!」
カニ「ふぁぁぁ、あ、乙女さんウィース」
乙女「ウィースじゃない!蟹沢はとりあえず着替えろ」
そういってカニを部屋に返しこちらに事情聴取を始める。
乙女「ここの所毎日起こしに行くと何故か蟹沢が横に寝ているが説明してみろ」
れお「うーん、それがイマイチわからない、いつもの集まりが終わって寝ているだけだからかな〜、そういや何かヤケに寝付きがいいなぁ」
乙女「そうか、お前がその、引き留めたりはしてないんだな?」
れお「ちゃんと返して寝ている、誤解されることは為てない」
乙女「ふむ、分かった、じゃあ私は先に学校に行ってるぞ」
乙女さんを見送り、この日は少し早めに家を出てみる事にする。

蟹沢家
カニ「言う通りやったけど効果ネェじゃんかー」
マダム「おかしいネェ、普通はもうドツボにハマっているはずなんだけど、出がらし、何かミスは為てないかい?」
カニ「えーっと、まず怪しまれずにれおの飲み物に一服盛る、れおが寝るまでまつ、れおを抱き枕にして寝る」
マダム「確かにミスはない、あ、あんた、薬見せてみな」
カニ「これなんだけど」
マダム「あーた、これバファ○ンだよ、眠気を誘発させるだけだ、最初に渡したこっち(媚薬)を使いな、もう、最初の一歩で間違ってどうするんだい!」
カニ「おぉ、わりいなオフクロ!明日こそれおをボクのモノにするから楽しみにしてろよ」

続く予定、とりあえず最後はどたばたでしめる予定。

715 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 23:56:58 ID:KmhWTWup0
書き上げてから一気に投下したほうが住民の受けがいい予定

716 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/09(木) 23:59:19 ID:sxXjIs0HO
>>714

支援ならするから続きを読ませてくれ!!

717 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 00:22:06 ID:mUsn4KMTO
何ルートか気になる予定

続きcome

718 名前:時給255円 :2006/02/10(金) 02:18:32 ID:5e/mqeUNO
えーっと、一応幼馴染みルートその後、追加要素風味です。

断片を繋げて整合させるのに手間どってます。必ずかきます待っててください。
初心者ネタ師近況
こんな寒い時期に山で射撃すなや、跳弾で草むら燃えた。ぁー、早く富士山からでてぇ。

719 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 02:33:04 ID:mUsn4KMTO
ガンバレ
書き上げたら時給を50円アップしてやるからな

720 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 02:33:57 ID:4s7TiSeo0
どこで何やってだお前w 自衛隊か?

721 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 03:51:00 ID:pOPqOYM/0
>>718マダムに笑った。媚薬ってあんた……
富士山から出たら続きよろしく

>>713自分ではそういう風には考えてませんでした。
でも、読み手の分だけ読み方があるってのも面白いかな、とか思ってみたり。
ってわけで自分で考えてた設定は言いません。もう投下したしね。
FEはFIND ERICAって考えてました。FREE ERICAもいいな。
はいわたくし英語はダメダメです。

>>707ごめんなさい。以後気をつけます。
そうですね、姫はMTBですね……orz


さて、近いうちにまた姫SS投下します。
現在進行中の遊びまくったSSを。
後悔も反省もしそうなので、どうせなら目一杯遊んでやろうかなと。
長文ごめんなさい。そんじゃまた

722 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 04:03:43 ID:mUsn4KMTO
反省も後悔もするんかい!
ってつっこむとこはそこじゃねぇか
姫ってERIKAじゃないの?


まあ目一杯遊んどいで

723 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 04:11:11 ID:mUsn4KMTO
>710
スバル「レオは誰にも渡さねぇ」
レオ「おい」

なんか書かないと負けかなと思って

724 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 17:32:46 ID:ASwC3RcQ0
気持ち悪いから冗談でもそういうのやめろw

725 名前:時給255円 :2006/02/10(金) 18:56:58 ID:5e/mqeUNO
乙女さんのターンから続き、括弧は乙女のモノローグ

行きの通学路
乙女さんは朝の光景を思い出していた。
「まったく蟹沢には困ったものだ、れおも一緒に寝るのを黙認するのにも原因でもあるが、
ここ2週間毎日だ、少し指導しなければならんな・・・
一緒に寝るか・・・、小さい時以来だな」
幼い頃を思いだしてみる
「れおと一緒にねると何か暖かくてぽかぽかして良かったな、
そういえば蟹沢はここ毎日そうやって寝ているな」懐かしい感触を思い出しながら考える
「何か羨ましいな・・・」
十秒後
「羨ましい?・・・私が?蟹沢を?・・・しかしあのぽかぽか、捨てがたい・・・、でも、今のれおと寝るんだぞ?」
少し考える、でも今度考える方向を間違えてしまったらしい。カニの寝ている姿の影響か、自分に甘えて来るれおの図ではなく、
れおに甘えてしまった自分を想像してしまった。恥ずかしい、非常に恥ずかしい。
考えただけでも顔も耳も真っ赤だ。しかもそれが至上に嬉しい事と感じてしまったのがまずかったのか、乙女の心中で何かが弾けてしまった、
そして思った事、れおと添い寝してぽかぽかしたい、勿論自分だけ。
いつもだったらここで理性が働きそこでストップだったが、今回は乙女の心中では満場一致だった。
「今夜、れおにそれとなく話してみよう」
いつもと違う色の炎を瞳にともしながら彼女の歩みは登竜門(校門)へと早めた。

726 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 19:02:40 ID:mUsn4KMTO
支援

727 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 19:28:23 ID:mUsn4KMTO
続きはまだなのか……orz

728 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 22:11:17 ID:kL1GrYWz0
一時は廃れ気味だったがPS2化の影響でで再加熱してるな

729 名前:時給255円 :2006/02/10(金) 22:26:44 ID:5e/mqeUNO
では、続いてはよっぴー。

同じ頃、よっぴーの部屋

「―――っ!!」

いつもの日課、しかしここ一週間は朝に三回とややオーバーペースである。
それもそのはず、今まで特定の異性を己の欲求の対象にしていなかったからだ。
それを考えると自分で少し不思議に思う。けど、しかしそれを考えるだけでも欲望を吹き出す材料にしかならない。
「対馬くん・・・」
思いの人の名前を口にする。また欲望が込み上げる。
「ぁ、でもだめ、学校行かなきゃ」
思考を社交的自分に切り替える。でも今までの様に欲望を抑えるのは容易ではなくなっていた。
「もう、私だめかも。対馬くんが欲しくてたまらないよぉ」
その欲望を振り払う様に再度冷静になる、ここで初めて初歩的なミスに気づく。
「対馬くんって、私の部屋知らないんだっけ」
そうだった、何度も部屋に誘おうとした自分を思い出す。
「今日こそ部屋に誘わなくちゃ」
で、なければ数日中には欲望の虜になり、予想では対馬レオに一方的な欲望をぶつけてしまうだろう。
多分『正気』は保てない、だからせめてその前に、
「れおくん、私の・・・」
熱を帯び部屋をでる。「私の青い鳥になって・・・」
そして、サイは投げられた、今日、私、佐藤良美は対馬レオに告白する。

次はなごみんだぁ、姫はまだ案すら浮かばん〜!何とかします。

次回を待て!

730 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 22:29:16 ID:a2pASAfM0
なぜ「書きためる」ということをしないのか純粋に気になる。

731 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 22:31:31 ID:Ba/TabBL0
>次回を待て!

SDガンダムの付録漫画を思い出しちまった。

732 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 22:39:33 ID:MlUtKRyq0
いいじゃねえか別に。
いちいち。

733 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/10(金) 22:50:59 ID:P0HsIO/I0
wktk

734 名前:今日は『罵煉汰韻』(1) :2006/02/10(金) 23:04:32 ID:xVgLyNf/0
(ピシャーン!ゴロゴロゴロ…)
「雷、か…これからのことを暗示しているかのようだぜ」
「ああ…今年もこの日が来てしまったか…」
「いいか?恨みっこナシだからな」
学校から帰った俺達3人は、じっと部屋で待ち続けていた。
今日は2月14日、ご存知バレンタインデー。
女子が男子にチョコレートをプレゼントする、恋人達のための素晴らしい記念日だ。
しかし、俺達にとっては恐怖の日でしかなかった。
なぜならば…カニから殺人チョコをプレゼントされる日なのだから。
フカヒレでさえこの日にチョコをもらえるのは、カニのおかげでもある。
普通に考えれば今頃家で寂しく現実逃避しているのだろうが、一応こんな奴でももらえるのだ。
今年は生徒会メンバーがとりあえずという形で俺達3人にチョコをくれた。
佐藤さんのチョコが俺に対してのみ豪華だったことは記憶に新しい。
さて、乙女さんは学校では照れくさいのか、帰ってから俺の部屋で渡すということになった。
結果的にカニと一緒に渡すという寸法だ。
「おーっす!冴えないオメーラのために、天使がチョコを持ってきてやったぜー!」
「すまんすまん。待たせたな」
いつもの調子の声と共に2人が部屋に入ってきた。
俺達には2人が悪魔のように見える。
カニの手にはチョコが入っているであろう小さな箱が3つある。
可愛い包装紙で包まれているが、俺達にはそれがパンドラの箱であるようにしか見えない。
乙女さんはというと、包装紙で無理矢理包んだだけの無骨なデザインのもの。
若干手が震えているのは雷のせいだろうか。
「さあ、私達からのプレゼントだ。遠慮なく受け取れ」
受け取っていいのかどうか躊躇いながら、俺達はプレゼントを手に取った。

735 名前:時給255円 :2006/02/10(金) 23:05:14 ID:5e/mqeUNO
えーっと、今、生活している部屋には電話線すら存在しない所です。
携帯で案を文として構築しながら(つまりほとんど即興)でやってます。
パソコンやりながらキャラの口調を自分の文をアレンジするのが楽しいですが、うまく出来てるか、最後まで終わるか心配です。

税金ドロボーって言わないでくれyo―、ま、なるつもりで入ったんだけどさ。

736 名前:今日は『罵煉汰韻』(2) :2006/02/10(金) 23:07:12 ID:xVgLyNf/0
「よし、それじゃそういうことで…今日は解散だな」
そう、いつもならカニにチョコをもらってからすぐに解散のはずだった。
とはいえ、本当に解散するわけではない。
3人のうち誰か1人を処分役にするという、俺達の年中行事なのだ。
カニがいなくなってからくじ引きを行い、ビリのやつがチョコ3つを食べる(もしくは処分する)ことになっている。
最初はちゃんと全員が食べたのだが、あまりの悲惨さに恐怖を覚えた。
俺たちが出した結論は『1つだろうが3つだろうが同じ』というものだ。
解散しようとするとカニは、
「まったく、ボクの目の前で食べるのが照れくさいのか?可愛いやつらだぜー」
とか言って家に帰っていくのだ。
今年もそうなる…はずだった。
そう、今回は乙女さんというイレギュラーが存在するのだ。
「おいおい、なぜ解散するんだ。どうせなんだから、私達の目の前で食べてもらいたいな」
「そーだぜ。いつもボクの前じゃ食べてくれなかったもんなー」
なんてこと言うんですか、乙女さん。
それは俺達に『死ね』と言ってるようなもんですよ。
ほら見てよ、スバルですら脂汗が出てるじゃないか。
「それとも、私のチョコが食べられないとでも言うのか、お前達は」
「いや、その…そういうわけでは…」
「だったら、早く食べろ」
多分ここで撤退をすれば、それはそれは恐ろしい制裁が待っているに違いない。
それはそれで恐怖だ。
「…食べるか、スバル、レオ」
「ああ…」
結局俺達は食べるほうを選択した。
食べなければ『目上の者から受け取ったプレゼントを何だと思っている!』とか言って蹴りが飛んでくるだろう。
それも、いつも以上に容赦なく。骨の1本や2本では済まないだろう。
「そ、それでは…」
まずは乙女さんのチョコに恐る恐る手をのばした…

737 名前:今日は『罵煉汰韻』(3) :2006/02/10(金) 23:10:08 ID:xVgLyNf/0
包装紙を取り払って現れた中身は、三角のチョコが一つ。
これは要するに…
「おにぎり?」
「ああ、そうだ」
ニコっと笑う乙女さんだが、俺達は改めて恐怖を感じていた。これは完全に想定外だ。
だって、よく見るとチョコにブツブツができているんだもん。
それが米であることはすぐにわかった。
おそらくはこういう過程でできたものであろう。

1.米を炊く
2.炊いた米におもむろに市販の板チョコを突っ込む
3.思いっきり混ぜ合わせ、米が茶色になったら握る
4.後は冷やして固めて完成!

なんなんだ、この世にも奇妙なおにぎりは。
絶対マズイじゃん!
「さあ、早く食べるんだ」
すっごく嬉しそうな乙女さん、対する俺達は全身に脂汗。
仕方がない、ここは意を決して食べるとするか!
「「「いただきます!」」」
気合を入れて3人同時にかぶりつく。
そして…
「ひでぶ!」「ちにゃ!」「うわらば!」
当然のように3人同時にダウンした。
乙女さんはどうしたんだという顔でキョトンとしているが、何を思ったのか、
「そうかそうか、倒れるほどうまかったのか!よしよし、正直だなお前達は」
そんな図々しいことを嬉しそうに言ってのけた。
俺達はさらに目撃してしまった。
チョコおにぎりの中にイクラが入っていたことを…

738 名前:今日は『罵煉汰韻』(4) :2006/02/10(金) 23:14:05 ID:xVgLyNf/0
乙女さんとカニに水を持ってくるように頼み、その隙に俺達は殺人おにぎりをわからないように処分した。
具体的に言うと、置いてあった古新聞で何重にも包んだ後にファ○リーズをしてクローゼットの中にポイ。
これなら乙女さんでも気がつかないだろう。
後で松笠公園まで埋めに行かないとな。
乙女さんには悪いが、あんな劇物は人類のためにも処分するのが妥当だろう。
「ほら、水だぞ。なんだ、私達がいないうちに全部食べてしまったのか」
乙女さんとカニが部屋に戻ってきた。何とか気づいてはいないらしい。
水を受け取った俺達は、それを貪るように飲んだ。
途端に力が湧き出てくる。ただのミネラルウォーターのはずなのに。
しかし、真の闘いはこれからだ。
「おーし、次はボクのチョコを食べてくれよな!」
自分で勝手に箱を開けてしまったカニ。
そこには今までに見たこともないオーラを放つチョコがあった。
おそらく、人間の負の感情を固めるとこんなカンジになるのかもしれない。
メインイベントはこれだ。
さっきのなんかは前哨戦にすぎない。
乙女さんが前座だとは、恐るべし蟹沢きぬ。
逃げる事ができない以上、俺達はこれに対し真っ向からぶつかっていかなくてはならない。
チョコ×3 VS 俺・スバル・フカヒレ、6人タッグマッチ時間無制限1本勝負の幕開けだ。
「いくぜ、フカヒレ…」
「ああ…スバルは大丈夫か…?」
「フッ…俺はお前らに会えて本当によかったぜ…」
今から死地へ向かう3人。苦楽を共にした仲間と共に、俺は死ぬ。
こいつらと一緒なら、俺は寂しくなんてない。
(あっちでも、仲良くしような)
そう思った俺達は、3人一緒にチョコを口に入れた…

739 名前:今日は『罵煉汰韻』(5) :2006/02/10(金) 23:15:56 ID:xVgLyNf/0
翌日…
「出席をとりますわ。みなさんいらっしゃいますか?」
「先生、対馬と伊達とフカヒレがいねぇだ」
「欠席するとは、病弱なやつらだなー。少しは我輩を見習えー」
「どうしたのかしら。もしかして、昨日のチョコに誰か毒でも混ぜたんじゃないの?」
「せやったら、鮫氷君は休んだりせぇへんと思うけどなぁ。もらえるわけないんやし」
「それもそうネ。全然説明がつかないネ」
「まさかよっぴーが…」
「そ、そんなことしないよう!」

俺達は1週間、40度の高熱と吐き気、頭痛に悩まされた。
一応病院には行ったけど医者は、
「うーん、風邪ではないんだけどねぇ…どうしたものか」
と言っていた。
とにかく、カニのチョコは想像以上のモノであった。
体内が核の炎に包まれ、血液は枯れ肌は裂け、あらゆる消化器官が絶滅するところだった。
しかし、その苦しみを乗り越え俺達は何とか生き残った。
今、俺は窓の外から差し込む太陽の光を目一杯に浴びている。
スバルとフカヒレも同じ事をしているだろう。
生きていることのすばらしさを噛みしめながら…

740 名前:シンイチ :2006/02/10(金) 23:20:10 ID:xVgLyNf/0
最近、長いSSを投下することが多かったので、今回は短くしました。
3人とも命だけは助かったみたいです。

741 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 00:19:10 ID:HwxU7imyO
>>740
言わせてもらおう
あんたは最高だと
俺のなかではあんたは最高の書き手だと
GJです
それ以上でもそれ以下でも無い

742 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 00:58:52 ID:hWJsjsLj0
劇物扱い(´・ω・)カワイソス

743 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 01:04:29 ID:KAoVL7LL0
イクラがなきゃライスチョコレートじゃね?と思ったが
よく考えたらライスチョコレートは米揚げてあるんだっけ
むしろチョコおはぎか?

744 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 01:15:25 ID:UkQU9jRA0
>>740
うーん いくらカニが料理下手でも、そこまで行っちゃうのは・・・と思ったけど
まぁSSだしいっかって事で自己完結w GJ!

時給255円の人の続きもまってるぜー

745 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 01:48:50 ID:HwxU7imyO
ところで話は160゚ほど変わるんだけど>>712ってどういう意味?
気になって仕方が無いんですが

746 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 01:58:08 ID:KASQeKTb0
>>740GJ カニチョコの仕掛けが・・・・
何かストーリーを補完するものが必要だぞ、と。

>自衛隊 災害救助がないときは、頑張ってSSでボクらにご奉仕すること

747 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 02:03:30 ID:KAoVL7LL0
まあ死なないんだから海お姉ちゃんの手料理よりは全然いいよなw

748 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 02:36:22 ID:x+TKZ6eE0
>>722
貴様は姫のTrueEnd@100回見て来い
スペルでてるから。

>>747
そうだよね。食べるととりさんがみえるもんね。
まぁ、どうやったらそんなもん作れるのか知りたいがな。

749 名前:722 :2006/02/11(土) 07:19:14 ID:HwxU7imyO
>>748
姫のTrueEnd百回……見たいけど
ここのSS読んでるとき吹き出してマイPCが水死したんだよね
とりあえずERICAでいいって事だな
水を差すような発言反省しよう

750 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 10:10:06 ID:KAoVL7LL0
>>748
姫のTrueEnd100回見たら
スペルマ出るのかと思った俺は今起きたところ

751 名前:カニママ :2006/02/11(土) 10:49:29 ID:F32LbP9B0
閃いた!
カニ娘が家出するネタが閃いた!

まとめることができたら投下しよう。
期待しないで待っててくれ

752 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 11:27:30 ID:HwxU7imyO
>>751だが断る
俺の好きなことの一つは、期待するなと言ってるやつに
NO!と断ってやることだ

753 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 13:34:06 ID:gfafMd3U0
素直の期待してるって言えよw

754 名前:時給255円 :2006/02/11(土) 14:20:55 ID:cBdSP21TO
続きだぁ〜!

前日の昼休み 教室
チャコ(なごみクラスメート)「ヤコ〜、今日こそ白状しなさいよぉ」
なごみ「?何、いきなり、弁当食べてる時に」
チャコ、なごみが後学の為に食べ歩きをしていて、たまたま寄った定食屋(なごみ和食ランク現在一位)の娘である。
なごみは旨いものに会うと厨房に入って技を聞きに行くという癖がある、
で、たまたま家の手伝い(メニューの約六割担当)をしていたチャコと意気投合、
以来なごみの数少ない盟友のひとりである。お絹(前に書いたフカヒレ編参照)「そうですよぉ、身体の毒ですよぉ」
なごみ「そ、そんなことない」
チャコ「と、言ってまーた屋上でため息するんだから」
お絹「ここ毎日ですよ、悩みとかあったら言って下さいよ」
なごみ「分かった、もう、一回しか言わないからきちんと聞いて、対馬先輩って女子に人気ある?」
チャコ「あぁ、生徒会の、うーん地味に人気あるなぁ」
お絹「ルックスとは裏腹に少しラフな感じですし」
チャコ「しかも荒事も多少こなすワイルドさもある、こないだヤコ助けてもらったでしょ?」

続きはCMのあと!

755 名前:時給255円 :2006/02/11(土) 14:28:51 ID:cBdSP21TO
後少し付き合ってくれぇ、なごみん編続き

なごみ「あ、あれは・・・」
チャコ「ウチのクラスメートでも何人か狙っているのもいるしねぇ、ふーん分かった、いじめるのはここまで」お絹「えっ?えっ?
なごみ「なんか負けた気がする」

その夜、なごみの部屋
バフッ
布団にくるまってため息をする。
「そんなに顔にでてるかなぁ」
しばらく考える、いつの間にか考える事は対馬レオの事になっていた、最初は何故自分を生徒会のメンバーに入れたのか、だったのが今は、
「対馬先輩、好き嫌いあるかな」
前はここいらで思考をカットしていたが今はもう止めない。
「明日先輩にあったらなんて言おう」
多分いつもの通りになってしまいそうだ、またため息をつく。
今考えても仕方ない事だ、今日のところは寝よう。
パサッ
寝返りをうつ
「いつかは・・・」
静かに夜は更けていく。


アカン、かなり難しい、今回は反省します。おとなしく車の整備行ってきます。

756 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 15:13:47 ID:HwxU7imyO
やっぱり素直に言おうと思う
期待して待ってます
>>755だけじゃなく全ての書き手を!

757 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 15:29:53 ID:KASQeKTb0
なごみんにあだ名があって女の子同士で恋の悩みを相談してるよ、おい
原作から離れてるがこれはこれでGJ!

758 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 15:46:25 ID:hWJsjsLj0
>>756
やっぱ人間、素直が一番だよね。うん。
俺も期待してるよー!

759 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 16:09:06 ID:+HKRO4p70
なごみんがやけに柔らかいな
たぶんクラスじゃ皆「さん付け」 だと思うがw

760 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 16:16:51 ID:p6D2nU2e0
>>745
>>712だけど、これは>>711へのレスで
>>711の元ネタブランキージェットシティの曲「悪い人たち」のサビの部分をモジったもの。
以前も青山ゆかりスレで同バンドVoのネタをカマしてる香具師がいたが、
どうやらつよきす信者(しかも乙女派w)のなかに浅井健一オタがいるらしい。
…関係ない話でスマソ。

761 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 16:36:40 ID:KASQeKTb0
>>91

713 :名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 15:24:38 ID:m952gxXH0
なごみが753で。
乙女さんは018?
んじゃ、カニはくぁに。ってことで強引に92?
スバルは386で。よっぴーは43か。
く〜は、9&99&999でOKか。
豆花は10と8で108?

745 :名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 17:42:45 ID:gF2zvknBO
乙女:>>554
きぬ:>>23
エリカ:>>421
なごみ:>>152
祈:>>252
良美:>>522

はいはい50音50音

784 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/06(月) 19:50:59 ID:BUVMNk/B0
N.Yashi Get!
790 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/06(月) 20:16:57 ID:oEf54FET0
>753に続いて>784もなごみんのレス番となりました

762 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 17:43:13 ID:lCuj85R80
>>760
さらに元ネタがあって、アフタヌーンで(確か)EDEN描いてる人の読みきりのタイトルだったりする。
「きっとかわいい女の子だから」

763 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 17:51:25 ID:Kh4lpfhfO
一等自営業(小林源文)版つよきす

フカヒレ「ひでぇこれだよ」


ごめんwwwww

764 名前:時給255円 :2006/02/11(土) 18:16:57 ID:cBdSP21TO
えーっと、やはり指摘を受けてしまいましたか。
かなり悩みました、れお周りの幼馴染みの友情もテーマにありそうだったんで同志みたいな感じの人もいたらなと、
最初の取り付く島無さすぎだと書きづらいんで変えてしまいました。

柔らか過ぎた、反省します。盟友(ポンヨウ)、いい響きだ。

765 名前:逆襲のフカヒレ1 :2006/02/11(土) 18:33:14 ID:I6Np6MSt0
初投下

たまにはフカヒレの家で遊ぶのもいいかって話になり
オレとスバルとカニでフカヒレの家に向かっていた。

「なんか、フカヒレの家行くの久しぶりじゃね?」
「いつだったか忘れたけど、前行った時は部屋の中ぐちゃぐちゃでエロ本が散乱してたな」
「もし部屋キレイだったら、ボク、ギャルゲのパッケの中のCD全部入れ替えたり、
 マンガの巻数バラバラに並び替えるからね」
「そーいうことめーなの、ってフカヒレだからまぁいいか」

そんな雑談を話しながらやがてフカヒレの家まで到着し、
そして呼び鈴を鳴らす。

「はーい、お前達よく来たな、まぁあがってくれ」

フカヒレに促されるまま、俺達はフカヒレの部屋へ行った。

「うわっ、マトモになってんじゃんよー」
「まぁな、部屋が散らかってると、見たいエロ本があってもすぐに見つからなかったからな。
 整理整頓した方が便利だって最近気付いたんだ」
「・・・」

流石フカヒレだ、少しでもまともになったと思った俺がバカだったぜ

766 名前:逆襲のフカヒレ2 :2006/02/11(土) 18:34:13 ID:I6Np6MSt0
「おーおーギターも飾っちゃって、こっちにはギャルゲがめっちゃあるし」
「ギターとギャルゲは俺の生きがいだからな」
「このギャルゲだけ丁寧に本棚に飾られてんな」

そのギャルゲのパッケージに触った瞬間

「触るな!」

フカヒレらしくも無い、威圧感を含ませた声が部屋に響いた
すぐにフカヒレは元に戻り

「わ、悪かった、だがそのギャルゲは初回限定でプレミアも付いてる俺の宝なんだ
 今後は触れないでくれ、それに触られると前後不覚になる」

オレもボトルシップという趣味を持っていたのでフカヒレの気持ちは理解できた
スバルは素直にその言葉を聞いてる、カニは一応聞いているがやや不満そうだ

767 名前:逆襲のフカヒレ3 :2006/02/11(土) 18:35:35 ID:I6Np6MSt0
その後は雑談したり、四人でゲームをしたりして遊び

「ちょっとボク、トイレ行ってくる」
「一人で大丈夫か?俺の家は出るぞ・・・」
「怖くない、怖くないもんね。と、トイレ行ってくる」

カニは顔を引きつらせながら、部屋から出て行こうとする
カニは恐怖心なのだろうか、なんだか歩きがぎこちない。

「あっ!」

カニが躓き、転びそうになる。
なんとか転ぶのを避けようと近くにあった本棚に勢いよくつかまる
本棚は揺れ、そしてフカヒレの大切にしていたギャルゲが本棚から落ち、下にあったギターの上に落ちる
不幸な事に本棚の最上部に置いてあった地球儀も、落ちてきた。
加速度を増し、そしてギャルゲのパッケージを潰し、その下にあったギターも真っ二つに割れた。
皆、その出来事にしばらく呆然とし、

「フ、フカヒレごめんな、ゆるしちくり」
「フフフフフフフフフフフフフフ・・・」

ヒカヒレは不気味に笑っている

768 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 18:36:54 ID:UkQU9jRA0
紫煙

769 名前:逆襲のフカヒレ4 :2006/02/11(土) 18:37:34 ID:I6Np6MSt0
「オイ!レオこいつはやばいぞ」
「ああ、雰囲気がいつものフカヒレじゃない」

フカヒレの周囲には負のオーラが纏い、目に見えるまでになっていた
フカヒレが声にならない声を叫んだと思った刹那、フカヒレの髪の毛がなぜか金色の逆毛になった

「許さん、許さんぞ貴様等!」
「カニも謝ってるんだし、ゆるしt」

突然光の弾が喋っている俺に向かって飛んできた。
咄嗟に避け、俺のいた場所を見ると、壁に光の弾と同じ大きさの穴が出来ていた

「マジかよ、こんなの当たったら死ぬぜ」
「バラバラにしてやるぜ、二度と笑えないようにな」
「どうする?レオ、カニ」
「逃げるしかねーべよ」
「同感、今のフカヒレはマジで危険だ」
「地球もろともこなごなに撃ち砕いてくれるぞーーーっ!!!!!」

逃げようとしてるオレ達に、フカヒレは意味の分からない言葉を叫びながら続々と光の弾を飛ばしてくる
なんとか避けながら玄関まで到着した。
それまでにも続々と光の弾が飛び交い、フカヒレの家は穴だらけになっている。

770 名前:逆襲のフカヒレ5 :2006/02/11(土) 18:39:29 ID:I6Np6MSt0
「玄関抜けたら避けやすくなる、近所を気にして攻撃しなくなるかもしれない、兎に角フカヒレの家から出よう」
「オーケー坊主。抜けたら各自散会して逃げるぞ」
「しぶといゴミ共だ、これで終わりにしてやる。ギャリック砲!」

今までのとは比べ物にならない位の光の弾がオレ達に飛んできた

「伏せろ!」
「玄関抜けたら避けやすくなる、近所を気にして攻撃しなくなるかもしれない、兎に角フカヒレの家から出よう」
「オーケー坊主。抜けたら各自散会して逃げるぞ」
「しぶといゴミ共だ、これで終わりにしてやる。ギャリック砲!」

今までのとは比べ物にならない位の光の弾がオレ達に飛んできた

「伏せろ!」

オレ達はなんとか伏せて、光の弾を回避した
その時、玄関が突然開き

「ただいま〜久しぶりに帰ってきたよ、シンイチ元気にしてた?」

フカヒレの姉さんが帰ってきたみたいだ。危ない、あんなの直撃したら死んじまうぜ。

「破ッ!」

え、マジで?フカヒレの姉さん光の弾を片手で弾いた
ぶっちゃけありえない

771 名前:逆襲のフカヒレラスト :2006/02/11(土) 18:41:09 ID:I6Np6MSt0
「ね、姉さん!」
「シンイチ、帰郷してきた姉にいきなり熱烈な歓迎してくれるわね」
「い、いや姉さん、帰ってくるなら事前に・・・」
「家の中もボロボロだし、私の部屋まで来なさい」

いつのまにフカヒレの髪は元に戻り、震えている。トラウマ発動したな

「シンイチに用があるから、悪いけど帰ってね」
「ちょっと、レオ、スバル、カニもうちょっといろよ、頼むよ」
「フカヒレ、人に頼む時は様付けろよ、あと敬語使え」
「く、くそ。カニ様どうか、もう少しだけ家でおくつろぎ下さい」
「うははは、情けね〜んじゃ。可憐な美少女を危険な目に遭わせた事を反省しろよ。
 ボク帰るね。レオ、スバル行こうぜ。お姉さんさよなら〜」
「ちょ、お前等薄情だぞ!って俺が喋ってるのに帰ろうとするな」
「シンイチ、ウダウダ言ってないでさっさと来る」
「ヒイッ」

フカヒレはフカヒレの姉さんに襟首つかまれて奥の部屋まで連れていかれた。
さて帰るか。

「おねーちゃんやめてよー。人間の可動範囲超えてるよぉ〜」

フカヒレの叫びが聞こえてくる南無フカヒレ、オマエの事は忘れないぜ

「なぁ、レオ」
「ん?」
「フカヒレ、悪いことしたか?」

772 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 18:46:04 ID:lCuj85R80
さすがにこれは・・・・

773 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 18:47:35 ID:HwxU7imyO
>>772GJと言いたいのか?

774 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 18:51:28 ID:lCuj85R80
違うけど。

775 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 18:59:42 ID:HwxU7imyO
俺は正直に言うぞ
>>771初投下でこれを投下したその勇気にGJだ
次回作に期待するぜ!

776 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 19:20:02 ID:HwxU7imyO
書き忘れ
>>760>>762説明感謝します
スマンね関係無いこと聞いて


777 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 20:01:52 ID:yi70AVsz0
ワロタ

778 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 21:02:29 ID:l8kXxje50
光弾撃って部屋の中で回避できるってフカヒレの部屋が広すぎるのか
それとも弾速が遅すぎ……


気円斬か!

779 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 21:07:55 ID:zBYJaRD+O
>>760 そういや前スレぐらいに「ディズニーランドへ」のパロが投下されてたな

780 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/11(土) 23:24:11 ID:KASQeKTb0
gj

781 名前:時給255円 :2006/02/11(土) 23:51:07 ID:cBdSP21TO
姫編行ってみよう

前日の夜、姫の間

かなり大型の模造紙をひろげ何やら書きこんでいる姫、題名はこうだ
『エリカの夏休みハーレム計画』
どうやらそのプランを立てているみたいだ。
ポンッ!きゅーー、きゅきゅ!
最初は集中して書きこんでいたがだんだん楽しくなってきたせいか鼻唄を歌い始める
「知らないことがぁ〜♪おいでおいでしーてるぅ♪でぇかけよぉー口笛吹いてさ〜♪
びっくり(ハプニングセクハラ)しようよあららのら♪
調べて(いたずら)納得♪うん!そうか!おもしろ対馬を見てみよぉ〜♪
探求ぅ〜発見〜対馬くん〜♪っと、かんせ〜!」
どうやらハーレム計画の最初の捕獲対象者はれおらしい。
「意外に対馬くんたら、私のツボにズッポリなのよねぇー、明日は逃がさないわよぉ。
栄えある「ハーレム」入居者1号にしてあげる、覚悟なさい」
どうやら今回は恋愛というよりもいたずら(セクハラというか逆レイプ)目的である。
間違った方向性だが本人は本気で取り組んでいるところが救い様がない。
「最初のひとり(異性はれお、同性はよっぴー)は可愛い(ルックス)のに限るわぁ」
違う路線のダメ人間の夜は更けていく。
祈編に続く(キートン山田風)

姫好きな人ごめんなさい、ギャグに走りました。とりあえずわがままというか身勝手と理不尽を付け加えてみました。

歳バレネタ。チョーさん元気かなぁ。

782 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 00:38:37 ID:lipSMX5o0
お前ってやつは・・・


783 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 01:16:16 ID:UcAOZUctO
俺は姫好きだけど今後の展開によって許そうと思う
しかしあれだホームアローンを思い出した

784 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 06:48:44 ID:xYMWoJ9U0
何か最近みんなおかしな方向へ逝っちゃってる希ガス

785 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 07:43:48 ID:Y7yNMTYJ0
みんなって言っても、たまたま二作続いてるだけだが

786 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 10:39:35 ID:UmRxW9e30
>>781
懐かしすぎるな。
「探検、発見、僕の町〜♪」


787 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 12:44:30 ID:Y7yNMTYJ0
いつの時代の鳥なんだ

788 名前:時給255円 :2006/02/12(日) 13:13:37 ID:i21m+YUfO
祈編いきます

前日の夜、祈の部屋
祈「47、48、49、あらあらあとひとりで記念すべき50人目ですわ」
土永「おーぅ、そいつはめでたいなぁー、祈よぉ、そんで今度の獲物はどんなヤツにするんだぁ?」
祈「土永さんたら殺るき満々ですわねぇ、でしたらいつも通りお手伝い願いますわ」
土永「あたぼぅよぉ、俺はお前のためだったらなんだってしてやるぜぇ」
祈「はい♪では今度の記念すべきお相手は、前々から決めていたのですが対馬くんにしました」
土永「あのジャリボゥイか、確かに祈好みの童顔だがなぁー。む、どぅしたぁ祈ぃ」
祈「今度のお相手を決定した途端に物凄い胸騒ぎを感じましたの」
土永「そいつは占って詳しく調べたほうが良いんじゃないか〜?」
十分後 占いを三回やった後
祈「まずいですわね、明日にでも決行しないと二度とチャンスがないとでましたわ」
土永「いつも通りやれば楽勝よぉ」
祈「土永さん、どうやら明日は本気でかからないと望み薄とも出ています、しかも気の流れも物凄い不安定ですので土永さん、
明日は朝から第一戦闘配置(コンディションレッド)発令します」土永「祈がマジになったぁ、任せろ、お前の望み通りに事を運んでやる。うでがなるぜぇ」

次回、学校どたばた編「姉さん、事件です(フカヒレ的に)」をお送りします。
最初マナを攻略出来ると思っていたのは私だ。一言いろんな意味ですまん。

789 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 14:00:03 ID:zUqxRrjO0
>>788
別に無理に6人分書かなくても

790 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 14:35:37 ID:UcAOZUctO
>>789ハーレムなのに一人抜けたらさみしいじゃない

しかしたまにはこんな連載みたいなのもいいかなとか思う今日この頃

791 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 14:45:18 ID:3gRMMYp+0
人数分のSSといえば「スバルのお話」「なごみのお話」書いた人はまだこのスレに居るんだろうか。
この人の書くバレンタインSSとか読んでみたいんだがなあ。降臨してくれぬものか。

792 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 15:52:19 ID:UcAOZUctO
>>791俺は「誰の書いた」と言うよりみんなのを見たいな

まさか!
みんな2月14日に投下する気か!?
もしそうなら今から楽しみー。読みごたえありそー。

793 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 16:42:55 ID:Y7yNMTYJ0
ちょ、勝手な期待すんなw

794 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 16:48:03 ID:LVskDmAO0
>788

若本ボイスを脳内再生(w

795 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 17:38:06 ID:2xMhyc0s0
バレンタインに投下できればいいんだがなー。今書いてるの予想以上に長くなってる。
しかも仕事もあるし。いつ完成することやら。

796 名前:時給255円 :2006/02/12(日) 22:19:39 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編1、スタート。

で、朝、登竜門(校門)付近
れお「?、ヤケに機嫌が良いじゃないかカニ、何か良いことあったか?」
カニ「へへぇ、解るか〜、解るかぁ?今まで長年身近にあっても手に入れられなかったものが今夜手に入るんですよ」
れお「ふーん」
カニモノローグ「ヲイちょっと待てやゴルァ、お前の事言ってんのになんて淡白な反応しやがんだ〜!」
れお「あ、乙女さんおはよう」
乙女「おはよう」
乙女モノローグ「あ、今言ってみるか、いきなり押し掛けるのも何だしな」
乙女「れお・・・」
カニ「れお〜」
れお「何だ?ふたりでハモッたりして」
カニと乙女「今夜・・・」
乙女「蟹沢?またれおの部屋で寝ようとしてるな〜?」
カニ「いいじゃんかよぉ、れお気にすんなって、突っ込んだの乙女さん?」
乙女モノローグ「この際だ、蟹沢にもきちんと指導せねばな」

今回は少し書き溜めた(メール機能を使って)ぜぇ、一番書きたかった辺りだぜぇ、途中までだがちょっと付き合ってくれぇ。続く!

797 名前:時給255円 :2006/02/12(日) 22:27:50 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編2

乙女「そうだ、蟹沢には悪いがその役目はそのまま私に譲り渡して貰うぞ!」
れおモノローグ「おい、今サラッと物凄い事言ってのけたぞこの方は」
乙女モノローグ「はっ、勢いで言ってしまった、でもこのまま引き下がれん!」
カニ「むぅっ!いくら乙女さんでも譲れないよ!れおと寝るのはこのボクだかんね〜!」
れおモノローグ「言い合いを始めてしまったか、お!良い所で佐藤さんが来た助かった」よっぴー「あ、対馬くん、かにっち、鉄先輩おはようございます」
れお「おはよう、丁度良い所に来てくれた、あの二人がちょっと言い合いを始めちゃって悪いんだけど仲裁に入ってくれない?」
よっぴー「対馬くんのお願いなら、断れないなぁ、行ってくるね♪」

カニ「だぁかぁらぁ、今日は、ぜぇーったいボクが寝るの〜!」
乙女「だめだだめだ!ひとり締めはずるいぞ、ちょっとぐらい良いとは思わんのか!」
よっぴー「あのー、対馬くんに頼まれて仲裁に入ろうかなって思うんですけど、何の話しで言い合いしてるのですか?」
乙女とカニ「れおと寝る事について」
少し考えるよっぴー、ポクポクポクポク、ちーん!

まだちょっと付き合って頂戴!続く!

798 名前:時給255円 :2006/02/12(日) 22:32:55 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編3

よっぴー「なぁんだ、簡単な事じゃないですか!間を取って今日は私が対馬くんと寝るという事で」
れお「ちょっと待った、貴方もそんな事を(笑顔で)おっしゃる訳ですか」
れおモノローグ「何だか嬉しいが、この言い合いの矛先がこちらに来る気がする。逃げるなら今しかない!」
とりあえず、建物の中に入ってしまえば乙女さんの大技は飛んで来ない!
後ろをみずにスペースランナウェイだ!
カニ「あー、れおが逃げやがった〜!」
乙女「逃げるとは卑怯だ!今日はきっちり白黒付けて貰うぞ!」
よっぴー「もぅ、対馬くんは私のものなのになぁ」
お、前にいるのはスバル
れお「スバル!ワリィが後を頼む!訳は後で話す!」
スバル「お、おう」
ドドドドドドっ!後ろを振り向いたスバルにいきなり不幸が襲いかかる。
乙女「伊達!邪魔だ!」
スバルに乙女さんの右飛び蹴りがヒットし吹っ飛ばす
スバル「ありがとぉー、そしてさよぉならああああぁ」
れお「スバルぅー!」
チクショウ、こうなったら運動部部室辺りは入りくんでいるから、そこで撒いて竜宮で隠れてよう。

ここで白状します。ぶっとぶスバルの台詞を書きたかっただけです。続く。

799 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 22:34:00 ID:+W50DNWK0
支援!おもろい

800 名前:時給255円 :2006/02/12(日) 22:40:12 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編4

何とかここでやり過ごして・・・
姫「お嬢様ヤクザキック(→K)!」
れお「グハッ!姫?何でこんなとこに?」
姫「ん〜、今日って土曜日(後付け設定)だし授業よりも仕事を優先しよっかなって」
れお「そうか、少し休ませてもらって良いか?」
姫「良いわよぉ」
れおは姫の許可を受けた矢先に不幸にも無造作に机の上に置かれた模造紙をみてしまった。
『エリカの(以下略)』、しかも一番のゲストに対馬レオ(つまり自分)の名前がデカデカと載っている。
姫「見たわね」
れお「みました」
反射的に竜宮のテラスまで逃げるしかしここは二階、まずい、これは姫も追跡者にするフラグを立ててしまったか
姫「どうせ、そのうち捕まえる予定だったから、今捕まっちゃいなさい」
れお「そうやって笑顔で六連ゴムスタングレネードを取り出して来ない!」
姫「さあ!逃げてご覧なさい!」
あぁ、そうかいじゃあとことん逃げてやるよ、ここの高さ、日々のトレーニングで行けるかも知れん!逃げるなら今しかない、180度ターン(↓×)『□ 飛び出す』
れお「イヤァ」
姫「意外、まさかここから逃げるなんて、コラッ待ちなさい!貴方は私のハーレムにはいるべきなのよー!」
ハイ、解る人が解るネタです。まだちょっと続く。

801 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 22:45:22 ID:u2OLfXGa0
>>798
スバルよりフカヒレが飛んだほうがしっくりくるが、面白いから許す。

802 名前:時給255円 :2006/02/12(日) 22:50:40 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編5

ヤバい、更に厄介な人物を追跡者に加えてしまった、オレは周りにいるよりはべらす方が好きなの!
スバル「れお!」
れお「スバル!平気か?」
スバル「あんまり良くねぇが、この騒動一体何だぁ?」
れお「実は(説明中略)なんだ」
スバル「ヒュー♪そいつは罪作りな野郎だなぁ、安心しろ、言ったろ何時だってお前の味方だ」
れお「ワリィ、巻きこんじまって」
乙女「見つけた、短時間でまさかここまで逃げてるとは、れおー!とまれー!」
ここで気弾を撃ちますか、せめて人間の出来る行動の範疇内で追いかけて下さい、
ちゅどーん
逃げるれおの前方で気弾が爆発する
乙女「止まらんのなら次は当てるぞ〜!」
乙女さんはもう一発気弾を打ち出す、今度は命中コースだ、まずい避けられない!
スバル「れお!ここは任せろ!」
れお「ま、まさか、やめろ部活帰りの軽装じゃいくらお前でも」
後ろをみると、もうスバルが気弾のコース上に割って入って防御の体制に入っている
スバル「忘れたぁ?オレは不可能を可能にする男だって!」
れお「少佐ぁぁぁ!」ちゅどぉぉぉん!
スバル「やっぱり無理でしたぁぁぁぁ〜!」

ハイ、もうお解りの貴方、そうです。これがやりたかった、
え?続き?まだ書いてません先2〜3行位しかやってません。今日はもう燃え尽きた
姫分とよっぴー分が不足気味なんで一通りキャラ出したら見せ場を作ろうかなと。もう寝ます。

803 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 23:03:29 ID:UERFK4sv0
>>802
ちょっと待て!! ここで終わりは放置プレイにも程が有るぞ!!
スバルの「ありがとぉ、そしてさよぉならああぁ!!」の真吾スバルにマジ笑ったww

まぁいいか。とりあえず乙

804 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 23:04:40 ID:+W50DNWK0
>>802
作品とコメントを一緒に書くのがお前の悪いクセだ

805 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 23:06:42 ID:VeKHyIpd0
時給255円さんにこのスレ紹介してよかったと思った
GJ






806 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 23:29:42 ID:Z0AeNLHm0
ゴメン、ほとんどの元ネタがわからない

807 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/12(日) 23:52:03 ID:UcAOZUctO
>>806
metoo

でもおもしろかった
続きが気になりながら……寝れるかな
気になって寝れなさそうな予感

808 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 00:26:52 ID:SW//hBc10
面白い。面白いんだけど、なんでレオがひらがななんだろう。
おれも元ネタわかんないや。

809 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 00:30:01 ID:taCmMXSv0
とりあえず、注釈というか、いちいちコメントつけてくるのがうざい
大して面白くないのに、テロップをつけて無理に笑いをとろうとするテレビ局並みにうざい

810 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 00:44:02 ID:2An0aZ090
ごめん時給255円には悪いが>809の気持ちが結構分かる

811 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 00:46:01 ID:bK/SQVHK0
>>810よ、>>804である俺の気持ちも一緒にわかってくれ

812 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 00:56:52 ID:SvjDGOV80
>>811
俺だけはお前の気持ちが痛いほどわかる。
わからない奴は、クズか俺じゃない奴のどちらかだ。

813 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 01:10:18 ID:NaSvjc9zO
クズは言い過ぎだろ

人それぞれ好みが違うんだしさ
それに次にいかせってんなら全部投下してから言えばいいじゃん

と言ってはみたが空気悪くしたらゴメン
反省がてら寝ようと思う

814 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 01:45:00 ID:cVXvvibL0
さあ、時給255円は破天荒な面白さで良作に求められる
書き手のマナーを破ることができるのか?!

刮目して待て!!

815 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 01:47:03 ID:9wcUHSK20
いや、破っちゃ駄目だろ。

816 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 02:21:02 ID:rBuXfxYO0
そんなのもありだろ
斬新なスタイルと受け取ろうと思う

>>106サンクス
好評か不評かわかんないけど反応があったことがうれしい
しかしたった二週間でどんだけ進んでんだ
読むの大変だっつうの
みんなgj

817 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 02:22:23 ID:rBuXfxYO0
sage忘れたスマソ
イヤホントごめん

818 名前: ◆Bq62nCtegs :2006/02/13(月) 02:58:39 ID:keqjvnzc0
スバル「お前もオシャレせにゃあな。このままじゃオレのエンディングになるぜ?」

レオ「望むところだ!」

スバル「望むのー!?(がびーん)」

819 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 04:44:10 ID:NaSvjc9zO
深夜に声を出して笑い隣の人に怒られたorz


そういやさ、それぞれのキャラのテーマってなんなんだろうね

820 名前:時給255円 :2006/02/13(月) 06:02:54 ID:VQUf11MzO
ご指導ありがとうございます。

そうですねぇ、マナーは守らんと、事後の行動はSSをもって反映させてもらいます。

参考にほかの方のSSも読ませていただいて貰ってますが、気が付くと普通に読んで笑っている俺ガイル。
サマーソルト・ジャスティス食らってきます。

821 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 06:37:49 ID:u52HqwNe0
>>820

人はそれを「イカ・サマー」(いかさま)と呼ぶ。

822 名前:時給255円 :2006/02/13(月) 08:40:24 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編6

スバルの尊い犠牲によって土煙が発生し、上手く撒けた様だ、よし、現状の把握と整理を兼ねて、屋上で休憩しよう、
現在、外を捜索しているのは、さっき撒いた乙女さん、海兵隊の様に颯爽と駆け抜ける姫、後の二人はどこか室内を捜してる訳か、
バラバラに捜索してる分エンカウント率は高いが、それぞれ目的が微妙に違いかつ独り占めという魂胆の為、
仲間(?)を呼ばれる心配はなさそうだ。
なごみ「先輩、どうしたんです?顔色悪いですよ?」
忘れてた、ここには椰子がいたんだ、
れお「あぁ、ちょっと学校を半周走っただけだ」
なごみ「そ、そうですか」
あらまた新鮮な反応、いつもだったら下で怒っている騒動をつついてくるはずだ、
なごみ「先輩、横、良いですか?」
れお「ぁ、構わないけど」
ますます様子がおかしい、いったいどうしたんだ?

続くぅ!

823 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 08:44:40 ID:RKxlXqV10
なごみんが呼ぶときは先輩でなく、”センパイ”だ。

824 名前:時給255円 :2006/02/13(月) 08:48:14 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編7だっけ?

やけにしおらしいというかなんと言うか、
なごみ「あの、先輩、先輩は食べ物に好き嫌いありますか?」
れお「何だ、やぶからぼうに、ぅーん、特に無いかな、ぁ、ここんとこおにぎりが三十日続いてるからおにぎり意外ならいいなぁ」
なごみ「そうですか、私、趣味で料理やってるんですけど、もしよろしければ味を見て貰えませんか?」
意外だ、意外過ぎる!今までの態度から今の状況と趣味ではギャップがかなりあるな、
れお「迷惑じゃなければいいよ」
なごみ「では、今夜にでも家に食事でもいかがですか?」
む、そうきたか、全くその事で揉めてるから私は逃げてるのに困った娘っ子だよ、ま、これはこちらの都合だが
れお「あ、いや、ちょっと今夜ってのはまずいかも」
なごみ「ぇ、何か都合でも」

続く!

825 名前:時給255円 :2006/02/13(月) 08:54:29 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編8

カニ「待てやゴルァ、ココナッツゥー!
れおは今夜はボクと一緒にあまーいボゥイみーつワールドな時間を過ごすから、ココナッツはお呼びじゃねぇよーだ」
れお「何かアメリカンだな、しかも幼馴染ネタとは意味深だな、つーか、いつからいたんだよお前は」
カニ「今夜にでも食事でもいかがですかってとこ、今夜もクソもあるかー、れおはボクんだぞ〜!」
なごみ「黙れサワガニ!食事に誘うのは私の勝手だ!お前に指図される筋合いはない!」
カニ「てんめぇ、このごに及んでボクの事チビっていいやがったなぁー!」
れお「いや言ってねぇだろ」
なごみ「ああ、言ったさ先輩からてを引くのはお前だカニ!」
れお「言ったんかい!ってお前ら少し落ち着け、な?」
カニ「んだとぉ?てめぇ〜!もう、我慢ならねぇ、ブチのめしちゃらあ!」
なごみ「上等!ここでお前にどちらが優れているか身をもって教えてやる!」
れお「諦めた、どっちも怪我させるなよ」
カニ「れおが言うならボクそうする!ココナッツありがたく思えよ!」
なごみ「それはこっちの台詞だ、先輩、カニは私が何とかしますんで、その」
おぉ!まだ良心的なキャラがまだいらしたよ奥さん、

続く

826 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 08:55:29 ID:/DNOX1S00
文章、上手く書けね('A`)

827 名前:時給255円 :2006/02/13(月) 08:58:05 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編9

なごみ「埋め合わせは先輩で決めて下さい」
やっぱりか、でも今はありがたい、遠慮なく逃げさせてもらいますか
れお「そのうちな、あんま期待すんな、やれやれ」
少し問題を先送りした感じだがとりあえず屋上からおりよう。

続く

828 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 09:58:05 ID:cVXvvibL0
おもろいけどちょっと心配になってきた
後半グダグダになりそうやがなw
頑張れ

829 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 12:57:51 ID:SGwVO4WA0
すでにgdgdな気もするが
ガンガレ

830 名前:時給255円 :2006/02/13(月) 13:53:56 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編10

校舎の二階、俺達の教室がある階まで降りた、時間はもう二時限目の半ば、
今日は生きて家に帰る事を考えよう、ん?あそこに何か落ちてるのは、
こ、これは伝説と詠われたエロ本と全国ブルマ大百科関東編!なんて俺的ストライクど真ん中のチョイス!
周りを見回す、居たよ男が、2ーAに珍しいスケベ担当の柿崎!
柿崎「対馬じゃねぇか、これ、どうみるよ」れお「これか、正直困ってる」
柿崎「どうしてだ?まさかアウトコースだったからか?」
れお「逆だもろストライクど真ん中だ」
柿崎「そうかぁならば今、ちょっとだけ見るかー!」
何かの縁に導かれた漢二人はその本に吸い込まれるが如く座り込む
柿崎「スゲー」
れお「おおおお!」
その時だった、前方から二つの鉄のわっかが飛んできた、
それは俺には届かず向かいで本を見ていた柿崎に当たろうとしていた、あ、弾ちゃーく、今!
カシッカシッ!
それぞれのわっかは柿崎の足に弾着ししっかりと捕えていた
柿崎「今は授業中だ誰もこんな、うっ、うわあああぁぁぁ・・・」れお「か、柿崎ぃぃぃ〜!」
突然引きずり込まれる柿崎の先には、少し困った顔をした佐藤さんがいた、ぐ、罠か!

続くっ!

831 名前:時給255円 :2006/02/13(月) 13:56:58 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編11

よっぴー「ぁぁ、外れちゃった、対馬くん私の為に大人しく捕まってね♪」
ね♪、じゃない何なんだ、あのICPOの日本人警部ばりの捕獲術は!
とりあえず手には戦利品(?)のエロ本二冊を持って逃走した
よっぴー「対馬くん待ってよぉ、それは私が対馬くんにしてもらいたい事が全部載ってるんだから恥ずかしいよぉ」
まさか貴方の口からそんな素敵な言葉を聞けるとは思わんかった、
しかし、手錠を振り回しながら追いかけて来ないでください。コワイです!
お、曲がり角右に曲がって、よし!死角に入ったぁ、もう一度〜ん?どこかの部屋から手だけ出しておいでおいでしてる。
この際仕方ない助けてもらえるなら!そしてその部屋に飛込んだ。よっぴー「あーあ、見うしなっちゃったぁ、
対馬くん捕まえたら家で裏手四十八手全部やって貰おうかなって思ったのにな」
魅力的なお誘いだが、一日でそれだけやるのは勘弁してもらいたいです、はぁ、佐藤さんは撒けたか。

続く

832 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 14:42:51 ID:4vquIs310
携帯で小出しっていうの、ちょっと考えて欲しい・・・

833 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 15:05:51 ID:2eE+E2C20
まあ、俺たちはいいがまとめのサイトの中の人が大変なんじゃなかろうか。
小出しにするよりできるだけまとめて投下するべきだろう。

834 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 15:45:33 ID:nwYIb+xR0
柿崎って誰?

835 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 16:06:48 ID:NaSvjc9zO
さあさあ柿崎が誰かというトトカルチョ
オリキャラがかたいよ

836 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 16:16:14 ID:nwYIb+xR0
>>835
いや、オリキャラなんだろうなとは思ったんだけど
赤王先輩や姉しよの摩周くんみたいに元ネタあるんだろうか、ってことで

837 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 16:21:44 ID:WufTWHq50
くだらん

ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%BF%E5%B4%8E%E9%80%9F%E9%9B%84
柿崎は↑参照

838 名前:時給255円 :2006/02/13(月) 17:04:17 ID:VQUf11MzO
朝早くの(異常にひまな)仕事の間の暇潰しで適当こいて書きました。テンションに左右される癖はなおさんとなぁ。
キャラに言わせたい台詞の為に色々捏造しました。自分で思うんですよ、やりたい部分とどうでも良い所のむらっけが異常だと反省中。

で、広げた風呂敷をどう畳もうか困ってます。ちゃんとオチというかエンディングを迎えられるか心配です。

勢いとはいえご迷惑おかけします。まだ続く予定です。どうぞ可愛いがってくださいな。


839 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 17:39:22 ID:VEFURlDj0
柿崎って……マクロスかよ!
懐かしいなオイ
今でもあの犬死シーン(TV版、劇場版両方)が頭に甦る…
ちなみに柿崎が死んだ後、主人公が「柿崎ぃぃぃ〜!」って叫びます


840 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 17:59:11 ID:NaSvjc9zO
元ネタ分かってたらあと1.5倍は面白いんだろうが
てかパロのオンパレードだな
>>839説明あざーっす
俺の携帯からだと見れんのよ

841 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 18:54:49 ID:WufTWHq50
「テンションに身を任せる」を履き違えてる人が多すぎ。
いつからこれは免罪符がわりのフレーズになったんだ?

842 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 19:00:40 ID:A8AtdTaZO
もうはっきり言う。

ウザイ。



843 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 19:04:31 ID:cEsbD0vs0
罪だというなら罰を与えればいい。
お前さんなりの罰を与えて、それで止まるかもしれないし
お前さんの罰には何も強制力はないから止まらないかもしれない。

俺は罪だとも何とも思わないから何も言わない。
テンション流され大いに結構。


844 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 19:14:36 ID:NaSvjc9zO
>>841そもそもテンションの意味が張力・緊張なので
テンションに身を任せると言う言葉自体が間違っている
とあげ足をとってみる

845 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 19:17:37 ID:TKZJiqEU0
とりあえず雛乃姉さんこの場を納めてください。

846 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 19:17:58 ID:me8DWFAa0
>>844
テンションに身を任せるのが間違いなら

テンチョーに身を任せてみればいいじゃない

とテンションに流されて言ってみるテスツ

847 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 19:38:57 ID:NaSvjc9zO
>>846それはきびしい

そういえば誰もテンチョーSS投下しないな
おっと俺はしないぞ
撃沈したからな
しかしテンチョー……でかすぎる壁だ

848 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 19:49:41 ID:qWl5u4jz0
>>845

      /V!
      ! ゚・゚)
    ミZ)__ノ
    〃 ,^i^ ヾ
   i ,ノノ八)〉  ◇ 
   ヾゝ゚ ヮ゚ノゝ/◇◇   みんな頑張るのじゃ
     /'ヽソ/´|)  ◇ ◇彡 
   . レ/ 水トJ
     〈/l_ゝ

849 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 20:57:26 ID:cVXvvibL0
115 :名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 16:44:37 ID:4WWT1bHJ0
       ─丶丶                                  ,__
     /      ヽ                              /    ヽ
   /         i     消防署のほうから来たぜー!     r       ; ゝ
   ,"        ,,、゙l                            │  i     ;;;;ヽ
  .,!:      ,,/″ ヽ              _           /  i      ;;;;゙i 
  ヽ      /    ヽ      ,, -‐'""゙`゙゙゛``   `ヽ、        i   i       ;;;;|
    `' i、,, ソ`      ヽ   /              ` 、    .r'   ゙ヽ ..._,,  - "
      ゙i         `、 /                 ヽ,   /       :;;;;;;;;;/
      ゙l、         v″                  ゙i、 ,/;       :;;;;;;;/
         i、           ,i                    ::;;v;;;       :;;;;;,i
       i         i               _.,,,,,、     ::;;i;;       :;;;;i
       l        :|     ,,--- 、   r,,-''''''ヾi,     :;;i::    :;  :;;;;;|
       |         ,イ     i il゙゙゙六`゙l  ゙l゙ ○ リ.!     :;;i;;:    :;:.  :;;;,l
       |        <       ヽ!__二.,i゙  丶─ ''       :;;|;;:.    :;;: :;;;;;|
          !               ̄ ̄____         :;;;;;:、  :;;l: :;;;;;:i
        ヽ,        `iiゥ  ,,,   i'゙iVVVVVi゙i         :;;;;;;;:.  ;;;|: ;;;;,/
           | ヽ      '!liii,,ll|i,;;i!''   ゝヒニニニニiィ'         ::;;;;;;;;:. ::;;i:;;;,/

850 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 20:57:56 ID:RKxlXqV10
そのAAかなり前に既出だぜ?

851 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 20:58:09 ID:cVXvvibL0
           |  ` .,,,,,,, ,illi. ゙クl||l!,;;ii,,                 :;;;;;;::;;;: :;;;;|;i'    誰か呼んだ?
         ヽ  ゙゙",ri|l!' ill!.rl!ll;i!`'li,                 :;;;;: :;;;;;;;;;l'
          ヽ ,il!l!゚ ,ril!  i|l!゙l!lli、iP                  :;;;: ':;;|;;/
           `、゙゙ lll!,ili,,villliil ``  .,,,  ,,;;,,     ゙"iliiiii,, ,,    ;;: :;i/
             i    .゙iill!.,ll,:"  .,,,ill!',,il!!!l'     :illlllllllllllii:, ,    :;: :;l
            |    ゙゙!!llii゙゙゚ .'゙゙゙'i!,il゙ll,,       ゙゙~゙゙゙" ゙"    :;. ;/

852 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 21:00:48 ID:cVXvvibL0
あ、保存されてたっけ? レオすまねー

853 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 21:03:22 ID:RKxlXqV10
ttp://aavideo.s11.xrea.com/cgi-bin/aadb/select_form.cgi
保管庫と↑で”つよきす”辺りで検索すれば、本スレで出てくるAAは大体ある。

854 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 21:11:16 ID:SvjDGOV80
>>813
ギャグなんだ。
「クズ」か「俺じゃない奴」の「どちらか」なんだから。

お前さんは「俺じゃない奴」。だから「クズ」じゃない。
じゃあ俺は? ・・・答えは「クズ」じゃん!?

っていう。・・・あーあ、説明させないでくれよぉ

855 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 22:32:10 ID:bK/SQVHK0
俺だけがお前の気持ちをわかってやれる。
つーか普通わかるから大丈夫

856 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 22:55:55 ID:cVXvvibL0
すまんが>>812>>854の日本語がぜんぜんわからん
国語だけは常に学年で上位一桁だった俺の頭がどうかしたのだろうか

>「クズ」か「俺じゃない奴」の「どちらか」なんだから。
>お前さんは「俺じゃない奴」。だから「クズ」じゃない。

なんでそうなる????????

857 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 22:59:51 ID:NaSvjc9zO
>>854ゴメン
俺はバカなんで少しでも捻られると分かんなくなるんだ
ホントゴメン

俺謝ってばっかだゴメン

858 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 23:09:10 ID:flxLClz70
まあ論理学的には間違ってるな。
1)「クズで、かつ俺じゃない奴」
2)「クズで、かつ俺」
3)「クズでなく、かつ俺じゃない奴」
4)「クズでなく、かつ俺」
の四つの集合のうち「クズ または 俺じゃない奴」を満たすのは
「クズである」か「俺じゃない奴」のどちらか片方でも成立したとき。
その条件に合うのは(1)(2)(3)。
両方成立しても条件を満たすってことを見落としていたのが>>854の敗因だ m9(・∀・)

859 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 23:44:06 ID:cVXvvibL0
× その条件に合うのは(1)(2)(3)。
○ その条件に合うのは(1)(2)(4)。

しかし、そーゆー話なのか?
「クズ または 俺じゃない奴」という二者択一の設問であっても、
「クズ = 俺」という前提が示されていれば
>>854の意図したジョークが成立しただろうが

「クズ = 俺」という前提が示されてないのに
「俺でない、よってクズでない」という解に辿り着くのが不可能だろ

860 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/13(月) 23:49:43 ID:NaSvjc9zO
頭のいいやつの考えることは分かんねえな
とスバル先生の名言を言ってみる
決してスバルがバカだと言いたいわけではない
てかスバルって賢い方だと思ってる
ただ心に残ってたので書いてみた
謝る気は無い

861 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:03:24 ID:VbkzwVff0
頭がいいのにここがSSAAスレだってのを忘れて
知識ひけらかしてるように見えてや棚
でも姫だったら許す

862 名前:誕生日とバレンタイン(1) :2006/02/14(火) 00:03:42 ID:7YKAjoKE0
「あ〜あ、今年もこの日が来ちゃったか…」
今日は2月14日のバレンタインデー。同時に、アタシの誕生日でもある。
でも、イカがいるせいでみんながほとんど忘れちゃってるのよね。
イカが修行から帰ってきて初めての2月14日なんか、もうみんな完璧に忘れてたもの。
みんなイカにチョコをあげることで頭いっぱいなんだから!
あの時なんて、一人寂しく自分で誕生日を祝ってたわ。
「…なんだか無性に腹が立ってきたわね」
とりあえず居間に行って、イカを発見。
ああ、もう!イカを見たら余計に腹が立ってきたわ!
「イカ!ストレス解消の道具になりなさい!」
「な、なんだよいきな…」
「うっさいわね!くらえー!」
新必殺技・トラースキック高嶺スペシャル!(ドゴォ!)
「おげぁぁぁ…」
あら、壁にぶち当たっちゃったわ。イカの奴、完璧に目を回しちゃってるじゃないの。
ま、別にコイツがどうなろうと知ったこっちゃないわ。
「あー、スッキリした。やっぱいざという時は、イカをいじめるのに限るわねー」
「また高嶺お姉ちゃん、くーやをいじめたね〜?」
「う、海…」
ヤバイわね、こいつに見つかっちゃうなんて…
「じー」
「な、何よ…」
「うぅ〜…仕方がないから今日は許しておいてあげるよ〜。ほら、くーや大丈夫〜?」
「う、うん…な、なんとかね」
…な、何なの?
すっごい不気味じゃない!海が報復をしてこないなんて!
絶対何かあるわ!油断しないように気をつけないとね…

863 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:05:06 ID:VbkzwVff0
歯炎

864 名前:誕生日とバレンタイン(2) :2006/02/14(火) 00:07:13 ID:7YKAjoKE0
雛姉さんと要芽姉様が仕事、海が学校に出かけていった。
巴姉さんとアタシは今日は講義はないし、イカと瀬芦理姉さんは当然のようにヒマ。
昼ご飯を済ませて何をしようかと考えていたら、部屋に巴姉さんがやってきた。
「た、高嶺…買い物に行かないか?」
「いいわよ。荷物持ってくれるなら」
「あぅ…べ、別にいいよ」
「そう?それじゃ行こうかしら」
どうせヒマなんだし、ショッピングでも楽しもうかしら。
しかし外に出てみると…全然楽しむ要素なんてどこにもない。
そこら中でカップルがイチャイチャしてる。
チョコを渡す奴までいて、もうイライラしてくるわ。
「あ、あの…高嶺…空也にチョコレートを買っていかないか?バレンタインだし…」
「何よ!あんな奴にチョコなんか買わなくていいわよ!あったまきた!もう帰る!」
「た、高嶺!」
みんな結局そうなのよ!どうせアタシの誕生日なんか覚えてないんだわ!
イカにチョコをあげることしか頭に無いんだから!
やっぱり今日は部屋でじっとしておくのが一番だわ!

家に帰って部屋に戻ると、隠してあったチョコを手にとってため息をついた。
「…どうしようかしら、コレ」
前の日にチョコはこっそり買っておいて、自分の部屋のあるところに隠しておいた。
ど、どうせ弟なんだし…もちろん義理だけどね、義理!
そんなの当たり前よ!
いきなり帰っちゃったけど、巴姉さんどうしてるかな…悪い事しちゃったな。
…なんだか疲れちゃったから一眠りしようっと。

865 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:09:02 ID:FUipCClBO
施塩

866 名前:誕生日とバレンタイン(3) :2006/02/14(火) 00:09:49 ID:7YKAjoKE0
起きたらもう夕方だった。
かなり寝ていたみたいね。体中がなんだかダルいわ。
「はぁ…」
イカに渡すはずのチョコ。かわいいラッピングをしてもらったのに…
「なんだか渡す気がなくなってきたわね…」
ゴミ箱にでも投げようかとした時、一階から瀬芦理姉さんの声が聞こえてきた。
「おーい、タカー。メシだよー」
「はーい」
チョコを捨てるのをやめて階段を下りてくと、どういうわけか明かりがついていない。
恐る恐る居間まで近づいてみると…
「タカ、誕生日おめでとう!」
(パン!パン!パン!)
やかましいクラッカーの音が鳴り響き、一斉に明かりが点灯した。
お隣も来てるし、机の真ん中には大きなケーキが乗っている。
「え?え?何なの、コレ…」
「何を言っておる、今日はたかねの誕生日であろう?だから誕生日ぱーてぃーをするのだ。
 ほなみとぽえむも呼んだのだぞ」
「いつも高嶺の誕生日、情けないことだけど忘れてしまっているでしょう?
 だから今年からは盛大にやろうと決めたのよ」
「クーヤに感謝しなよ?言い出したのはクーヤなんだから。
 でないとアタシ、本当にタカの誕生日忘れるところだったんだから」
「イカ…」
「いやぁ、だって前なんか誰も覚えていなかったんだもん。だから…」
なんだ、アタシったらそんなことも気づかずにイカや巴姉さんに…
そうか、だから海もあの時何もしないで許したんだ。
ヤダ、なんだか涙が出てきちゃった。
「あ、ありがとう…」
「泣かないでよ、高嶺ちゃんっ!ほら、誕生日プレゼント☆」
「姉さんと一緒に買いに行ったの…」
中身はアタシが前から欲しかったかわいいブローチだった。
どうしよう、こんなに嬉しい誕生日って生まれて初めてだわ。

867 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:11:16 ID:VbkzwVff0
しえん

868 名前:誕生日とバレンタイン(4) :2006/02/14(火) 00:11:51 ID:7YKAjoKE0
その後は、いつものように呑めや歌えやの大宴会。
どうやら全員がすでにイカにチョコを渡しているようだった。
「ねぇ、イカ」
「ん?どうしたの?」
「あ、後で部屋に来てくれないかしら?その…チョコを渡すから…」
「いいよ。俺も姉貴にプレゼント渡すから」
イカもプレゼントを買ってたんだ…
ふふふ、これからはちょっといじめるのを軽くしてあげようかしら。
「ほれ、タカも飲め飲めー!」
「あ…巴さん、私からバレンタインチョコ…あげる…」
「い、いいの?」
「うん…」
「あらあら、ぽえむちゃんは巴ちゃんにお熱なのね☆」
「まるもちょこれーとをもらって、大層ご機嫌だのう」
「ギュッシュベル(訳:まーな。くれたのは巴とぽえむとひなのんだけだけどよ)」
「くーや、くーや、くーやぁ。はい、チョコレートキッス〜」
「う〜ん、あま〜い…ってお姉ちゃん!もう酔ってるだろ!?」
「こら、うみゃ!抜け駆けはひどいぞー!」
「ワタシもワタシも!」
「アナタはやらなくてもいいでしょう?目障りだからさっさと消えてくれないかしら?」
「いやーん、要芽ちゃんこわーい」
こんな調子でパーティーは盛り上がっていった。
今日はアタシにとって、忘れる事のできない一日になりそうね。
ありがとう、みんな。
ありがとう、イカ。

869 名前:誕生日とバレンタイン(オマケ) :2006/02/14(火) 00:15:01 ID:7YKAjoKE0
「おーい、姉貴。入るよ」
「どうぞ」
イカが部屋にやってきた。
海と瀬芦理姉さんと帆波さんはまだ下でどんちゃん騒ぎをしている。
要芽姉さんは雛姉さんと一緒に、雛姉さんの部屋で静かに呑んでいるようだ。
巴姉さんとぽえむはすでに疲れて、巴姉さんの部屋で寝てしまった。
ちょっと気に入らないけど、今日ぐらいはいいわよね。
「そ、それじゃチョコを…」
「いや、俺が先に渡すよ」
「あら、そう?」
それにしてはプレゼントらしきものを持っていないわね…
ポケットにでも入れているのかしら?
「じゃ、ちょっと後ろ向いてて」
「へ?いいわよ」
なにやらゴソゴソとしているけど、何をやってるのかしら?
「いいよ、こっち向いて」
「プレゼントってな…キャアァァ!」
何で裸になってるのよ!コイツ、バカじゃないの!?
「そう!姉貴へのプレゼントは俺自身さ!
 バレンタインと同じ日なんだから、今日の夜はお互いの姉弟愛をこうして温めようと…」
「こ、こ、こ………このバカー!!!!!!」

ドグシャーン!!ガチャーン!

「ぐわぁぁぁぁぁ……うげっ(ドサッ)」
「なんだー!?クーヤが素っ裸で落ちてきたぞー!?」
あ、窓から落ちちゃった…
でもいいわ、あのエログロイカ!乙女心ってやつを何だと思ってるの!?
ちょっとでも軽くしようとか思ったアタシがバカだったわ!
明日からはもっともっといじめてやるんだから!覚悟しなさい!

870 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:15:59 ID:/vagzt7Y0
あい、GJ

871 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:16:47 ID:7e+MsYkg0
試演

872 名前:シンイチ :2006/02/14(火) 00:18:28 ID:7YKAjoKE0
実際のところ、誕生日が2月14日の女の子ってどういう気持ちなんでしょう?
いや、男もか。
今日はもう寝ます。

873 名前:SSD :2006/02/14(火) 00:19:21 ID:3RLdbvdx0
オチにやられました
GJ、流石です

874 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:23:18 ID:BOICApIs0
なんつーかもうお腹イッパイ

誰かサプライズください

875 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:23:43 ID:FUipCClBO
最近投下多いぞー
別に文句を言いたいんじゃなくてGJと言いたい

>>861俺も許す

876 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:27:39 ID:/vagzt7Y0
すでに437KBか……まあ、まだ平気だな

877 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:36:28 ID:FUipCClBO
中の人大変そうだな
本当にお疲れ様

はやく直れマイPC
保管庫が俺を呼んでいる

878 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 00:44:49 ID:KGxZrpGP0
>>869声だして笑った あやうく清水を見逃すところだった

879 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 01:10:44 ID:Q5sAqU460
結局バレンタイン投下はできそうに無いなぁ。
明日の仕事を終えれば3連休が取れるし、書き上げちまおう。
てなわけで新スレが立つ頃に長いの投下します。

880 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 02:51:27 ID:Ij4liVHv0
ちょっと前に言った遊びまくったSS投下します
グダグダしてると思われるのでそういうの嫌いな人は読み飛ばし推奨
そんじゃ投下

881 名前:姫のリボン 1/5 :2006/02/14(火) 02:54:28 ID:Ij4liVHv0
今日は特になんでもない日。
「エリカ、一緒に帰ろう」
「ごめんレオ、今日はクラブに顔を出す予定なの」
そういえばエリカはテニス部だったな。
「そっか、なら待ってるよ」
「ありがと。そうだ、レオ見ていく?」
「何を?」
ブルマ?
「今日は試合形式なのよ。私が勝つ姿でも見にこないかって言ってんの」
「自信満々だね」
「ここのレベルぐらいじゃ負ける気しないわ」
「そういやちゃんと見た事無かったかも」
「はあ……愛されてないなぁ」
「そ、そんな事無いよ。わたくし対馬レオは世界で一番霧夜エリカを愛しています!!」
「はいはい、分かった分かった。じゃ、行くわよ」
「な、流された。それなら目一杯応援してこの熱い思いを証明してみせる!」
「そ、がんばってね」
なんか……逆じゃないか?


グラウンドに到着。
エリカはクラブのみんなに挨拶に行った。
「こんにちわ」
「あ、姫。こんにちわ。それはそうと今日第一試合キャプテンとだよ」
「ま、問題なし」
「それでも、この前負けたときとはまるで別人みたいよ」
「ふーん。少しぐらい楽しめそうね」
聞こえてくるぞ、凄まじいほど自信に満ちた声が。
って言うかキャプテンに勝った事あるんだ。
一番強い人がキャプテンやるもんだと思ってたけど。

882 名前:姫のリボン 2/5 :2006/02/14(火) 02:57:08 ID:Ij4liVHv0
これから第一試合が始まる。
始まるんだけど、開始前からネットの上で火花が散っていた。

「霧夜さん。この前は負けましたけど、今回は勝たせてもらいますよ」
「その自信はどこから出てくるんですか? 当然今回も勝たせてもらいますから」

……女って怖え。
しかしあれですね。
やっぱりブルマに目が行きますね。
スバルあたりが、
「ナイスブルマ!!」
とかって言いそうですね。
「おい、反応なしかよ!」
「! スバル!! いつのまに!?」
「お前が姫に見とれてる間だ。アツアツなのはいいがたまには俺も見てくれよ?」
「伊達君マジでやめてくれません? それよりお前部活は」
「今日は部活は休みだよ対馬クン。で? 今どっちが勝ってんだ?」
「……すまん、ブルマ見てたから分からん」
「おいおい、ヒドイ彼氏だな」
「いや、でも始まったばっかだし」
「まあ、今のとこは姫不利ってとこだろ」
「なんでそうなるんだ? 別に普通に打ち合ってるようにしか見えないけど」
「よく見てみろ。姫が打ったボールは全部相手の範囲内だ」
「いや、俺はエリカを信じる。最後に必ず勝つってさ」
「はいはい、まあゆっくり観戦しますか」

883 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 02:57:27 ID:FUipCClBO
仕猿

884 名前:姫のリボン 3/5 :2006/02/14(火) 03:02:13 ID:Ij4liVHv0
信じられない。
私が打つボール打つボール全部キャプテンのとこに飛んでいく。
しかもキャプテンは開始位置から一歩も動いてないなんて。
明らかにこの前の試合とは別人。
「どうしたんですか霧夜さん。試合前の自信はどこに行ってしまったんですか?」
「別にどこにも行ってませんよ。
 ただこの前があっさり過ぎたので少し楽しませてもらってますけど」
「その割にはもう4ゲームも落としてますよ」
「もう少しぐらいなら大丈夫ですよ」
「その強がりもいつまで聞けますかね」
確かにこのままじゃヤバイ。
霧夜エリカが負けるなんて許される事じゃない。
それに……今日はレオも見てる。
絶対に負けられない。
いくつか考えが浮かぶがどれも今の状況を打破できるものじゃない。
唯一つを除いては。
……あんまりしたくないんだけど、しょうがないなあ。

885 名前:姫のリボン 4/5 :2006/02/14(火) 03:05:11 ID:Ij4liVHv0
「しょうがないですね」
そう言いながらエリカがリボンを解いた。
とたんに空気が変わった。
あれはヤバイ。俺の全身がそう告げる。
「一体何が起こったんだ?」
「ただエリカはリボンを解いただけだが、これでエリカの勝ちだ」
「なんで言い切れんだよ」
「なぜ言い切れるか? リボンを解いたエリカの魅力度は106万!!!
 常人に勝てる相手じゃない」
「魅力度って……そういう勝負じゃねえだろ。しかしありゃマジでヤベエぞ」
エリカってリボン解くと雰囲気変わるというか。
しかし今まで、ここまで空気が変わる事は無かったぞ。
一体なぜ?


見える!
ボールがではなく、ボールの縫い目を。
「キャプテン、その技の正体見切った!!」
「な、何!!」
「ズバリ、ボールに回転をかけ私が打ったあともキャプテンの元に飛んでいくようにしていた」
「くっ! し、しかしそれが分かったところでどうなると言うんですか」
「それだけ分かれば十分。今の私の運動能力は普段の二倍。負ける要素は無し!!」
「ふ、ふん。あなたはあと2ゲーム落としたら負けなんですよ」
「今がたとえマッチポイントでもキャプテンの勝機はゼロです」

886 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:05:54 ID:FUipCClBO
糸延

887 名前:姫のリボン 5/5 :2006/02/14(火) 03:07:26 ID:Ij4liVHv0
試合が終わった。
結果は6ー4でエリカの勝ち。
今は二人で帰路についている。
「お疲れ様」
「ありがと」
「大丈夫? 足元少しふらついてるよ」
「そうなのよね。運動能力は上がるんだけどその分疲労がね」
「無理にしなくてもよかったんじゃない」
「嫌よ!! 絶対に負けたくないもの!!!」
「ホント、負けず嫌いだね」
「いいでしょ別に。で、どうだった?」
「何が?」
「私の勝った姿は」
「最高だったよ」
「当然ね。ところでレオ」
エリカの顔が急に赤くなった。
「一つだけ聞くけど正直に答えて」
モジモジとするエリカ。
ドキドキするが、ちょっと待て。
この光景には覚えがある。
頼む。言わないでくれ。
「あ、あのさ……」
もし言われたら俺は。
「スバル君とは、本当にただの友達よね?」
気がおかしくなってしまう。

888 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:11:20 ID:FUipCClBO
オチはそれかい
orz
GJ(グリフィスジョブ)

889 名前:姫のリボン 6/5 :2006/02/14(火) 03:13:47 ID:Ij4liVHv0
「答えて! 本当にただの友達よね!!」
やめてくれ。そんな真剣な目で俺を見ないでくれ。
「ああ、そうさ。ただの友達だよ」
「よかったあ」
「どういう意味?」
「だって、私の試合中ずっとスバル君と話してたでしょ」
「うん、そうだけど。てっきり俺はまたエリカの同性愛好きかと」
「BLは確かに好きだけど……」
「まだ好きなんだ」
「でも、レオを取られるのは嫌なの! だから、聞いてみたかったのよ」
「大丈夫だよ、心配しすぎ。スバルとは親友だけど、そんな展開にはならないよ」
エリカ。聞き方が悪すぎるよ。

890 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:19:53 ID:Ij4liVHv0
ゴメン寝てた。
さてこれで一人姫祭り無事終了。
ってこんなに間の空いた祭りも無いか。

これを投下したことに後悔は無いが反省はしてみようかなと思っている。

ともあれ支援サンクス。

さてもうネタが無くなったんで読み手に戻ろうかなと。
またネタが出来たころに来ます。そんじゃ!!!

891 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:22:16 ID:zhSwR1au0
>>890
gjgj!!

892 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:23:26 ID:KGxZrpGP0
GJ ブルマなのか、スカート+スコートじゃなくてブルマなのか

こんにちわ→こんにちは(ごきげんよう)

893 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:29:17 ID:Ij4liVHv0
>>892
>ブルマなのか、スカート+スコートじゃなくてブルマなのか
あれですよファンクラブのときのフカヒレの報の時ブルマだったんで

>こんにちわ→こんにちは(ごきげんよう)
素直に反省

すなおで変換したら一瞬素奈緒になった。
マジで吹いた。

894 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:33:41 ID:FUipCClBO
ちょっと待て
続きがあるとは聞いてないぞ
クソッ!オレをはめやがったな!!
チクショー!!!
また来るよ!ウワァァン!!

895 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:36:16 ID:KGxZrpGP0
>あれですよファンクラブのときのフカヒレの報の時ブルマだったんで

ああ、そうだっけ

>こんにちは

重箱すまん。
昔、テストの答案の採点のバイトをしてたことがあってな・・・
こうゆうの、指摘するかどうかいつも迷うんだが

896 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:37:56 ID:Ij4liVHv0
あちゃー報告が報になってる。ま、いっか。

>>894ゴメンゴメン寝てたんだって。
まあ、本当は一人ぐらいハメル気だったけどさ。
でも最初に言ったっしょ?
遊びまくったって。

897 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 03:40:53 ID:Ij4liVHv0
>>895
気にしてないから気にしないで

「こんにちは」はいつも迷うんでこういうのはありがたい
て訳でサンクス

898 名前:時給255円 :2006/02/14(火) 07:58:16 ID:90ho4D5tO
姫分が補充されたぁ、姫の書き方はこうやるのかぁ。
「グッジョブ!」
さ、軍曹(サージ)?

終劇に向けてまとめ中、とりあえず投げ出さず最後までやろうと思う。

テンチョーの労働基準法のくだりがあるが、現在公務員である自分は昨日12時間労働(残業手当なんてない)だった、
ここで言いたい、雇主ガ国ノ公務員デモ、ザルデース!

899 名前: ◆Bq62nCtegs :2006/02/14(火) 10:07:33 ID:PxVrXyj10
カニ「レオー、こんな時間にどこ行くんだ?」
レオ「なにかね、私は忙しいのだ。これからなごみと…」
カニ「コ、ココナッツと!?」
レオ「若さと・・・。」
レオ「情熱と・・・。」
カニ「待てー!!」

900 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 10:39:22 ID:/vagzt7Y0
>>890
GJ
リボンを解いて能力が上がる理由をギャグにしないで
何か心理的な理由(レオがらみで)をつけたほうがよかったね

901 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 12:34:47 ID:wL/JiVVd0
巧いとは思うがネタに新鮮味、面白さが足りないしオチの落差が小さい。
萌え狙いならもっと徹底したほうがいい。

902 名前:890 :2006/02/14(火) 17:47:48 ID:Ij4liVHv0
>>900>>901
コテも名乗ってない名無しの、
しかもお遊び企画とかぬかすような作品に真剣な感想感謝します。
>>900そこまで考えてませんでした。orz
>>901自分半端者なんで今はコレが精一杯です。
あと図に乗った発言しますが、どの辺が巧いと感じたのかなど書いていただけるとありがたい。
自分の長所も短所もわかんないんですよね。

まあ次は脳みそねじ切れるぐらいひねってみます。

ではそろそろ退散しないと、終わった作品の話グダグダとしてんのもなんなんで。
そんじゃ

903 名前:高嶺・空也 1/2 :2006/02/14(火) 17:56:14 ID:3RLdbvdx0
 今日はアタシの誕生日、バレンタインデー。
 イカが帰ってくるまではパパに姉妹みんなで市販のチョコを買って
プレゼントしただけで、どちらかと言うと私の誕生日のイベントのほうがメインだった。
 でもイカが沖縄から帰ってきてからというもの、
姉さん達や海(巴姉さん除く)がイカにチョコをあげる事に関して
微妙に牽制しあっているような気がする。
 皆そんなにあのエロイカの事が好きなのかしら?
 アタシとしては一応、悪魔で 義 理 としてイカにチョコあげるけど、
渡すところを他の姉さん達や海には何となく見られたくない。
 どうやって渡そうかしら…?
 ……お使いでも頼むついでにお駄賃としてあげる形で渡そっと。
 イカの携帯に電話をかける。
 トゥルルルルルルルルル……ガチャ
 「あ、イカ? ちょっとアタシの部屋まで来なさい!」
 返事を聞かずに電話を切ると、間も無くイカがやって来た。
 「な〜に〜、姉貴? 俺、今ともねえの料理手伝ってて忙しいんだけど?」
 「今晩のアタシの誕生パーティーの準備? 関心ね。
 でもちょっとこの紙に書いてるもの、今すぐに買って来てくれないかしら?」
 買い物のリストを差し出すと、受け取ったイカがそれを見て大げさに驚いた顔で、
 「えぇぇぇぇえ!? これ本当に今必要なのかよ?
 駄菓子ばっかりじゃん」
 「良いからアンタはアタシのいうこと聞いていれば良いの!
 ホッ、ホラ、お駄賃にそこに置いてある紙袋のなかっ、中身、くれてやるわよ!」
 「姉貴がお駄賃くれるなんて珍しいな……」
 言いながら紙袋を手にとって中身を見たイカがこっちを見て、
 「はっは〜ン」
と、にやりと笑った。
 「なっ、何よ!?」
 「いやいや、なんでもないよ」
 そう言いつつ、ニヤニヤしているイカ。
 「くぅぅぅぅ。良いからとっととそれもって買い物行け!」
 ・・・

904 名前:高嶺・空也 2/2 :2006/02/14(火) 17:59:55 ID:3RLdbvdx0
 イカはそれから一時間ほどで買い物から帰ってきた。
 「ほら、頼まれたもの全部買って来たよ。俺、もうともねえの手伝いに戻るよ?」
 「うん、いいわよ」
 「じゃあ準備ができたら呼ぶから」
 イカがアタシの部屋を出て行った後、イカが持ってきた買い物袋の中を物色する。
 すると中に明らかに駄菓子とは違う、きれいに包装された小さな箱と封筒が。
 「何かしらね、コレ?」
 手にとって包装を解いて箱を開けてみると、中身は結構有名なブランドのマニキュアだった。
 封筒の中には手紙が入っていて、内容は、
『姉貴の愛、確かに受け取ったぜ。
 ちょっと皆より渡すタイミングは早いけど、誕生日プレゼント。
 ちなみに今のお使いのついでに買ったんではなくて、
ねぇやに選ぶの付き合ってもらって、ちゃんと前々から用意しておいたんだぜ』
 「……イカの癖して、なかなか味な真似してくれるじゃない」
 って何でアタシ、ニヤけてるのかしら。
 ……とりあえず、パーティー始まるまで時間あるし、塗ってみようかな。
 ぺたぺた………
 「あら、結構いい色じゃないの」
 淡い、でもどこか大人っぽい感じの赤ピンク。
 フフン、アタシが早速このマニキュア塗ってパーティーに出ると知ったら
空也、どんな顔するかしら。
 って、何でアタシはイカのことなんか考えちゃってるのよ!
 たっ、多分誕生日だからうかれちゃってるのね!アタシ。

 しばらくしてマニキュアが乾いた頃に、瀬芦里姉さんが珍しくドアをノックして、
 「タカー? パーティーの準備できたよ。おいで〜」
 「うん、今行くわ」
 答えながら、やっぱり笑顔で綺麗に彩られた爪を見ている自分に気がつく。
 ……はぁ、今日ぐらいは自分に正直になろうかしら。
 「……イカが、空也がアタシの爪を見てどんな顔するか、楽しみね(ボソ」
 言って顔が真っ赤になるのを感じ、言うんじゃなかったと後悔しながら、
逃げるように自分の部屋を出て居間に向かった。

905 名前:SSD :2006/02/14(火) 18:01:36 ID:3RLdbvdx0
バレンタインSSです。
姉貴にとっては複雑な一日なんでしょうね。

バレンタインネタを書くに当たって、どうあがいても他の職人様の真似になってしまうので、
あっさり目に仕上げて見ました。
今夜の前菜にどうぞ。

906 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 18:04:23 ID:FUipCClBO
GJ!オードブルですでに満腹寸前
腹ごなしに走ってくる

907 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 18:23:59 ID:YRusNtU2O
もうね、なんていうかこれだけしか言えない訳ですよ!!
みんなGJ!!


908 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 19:45:34 ID:KGxZrpGP0
gj うっとうしい高嶺がこの上なく可愛く見えてくるな
時間ができたら姉しよするか・・・

909 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 21:19:14 ID:KGxZrpGP0
1000スレ時点での試算

453kb÷908レス=0.498kb
0.498kb×92レス=45.898kb
453kb+45.898kb=498.898kb

970kb到達は34レス後の942レス目くらいだが、レス数消化とkb消化がほぼ同時なので
スレ立ては>>950レス目くらいでいいかな

910 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 22:07:00 ID:DU+LlpNw0
>>905
おっきした。
下品でごめん

911 名前: ◆Bq62nCtegs :2006/02/14(火) 22:09:20 ID:PxVrXyj10
フカヒレ「乙女さんっておにぎり作るの上手だよね」
カニ「ほんと、乙女さんのおにぎりおいし〜い!」
乙女「まあ、おにぎりはあらゆる物の基本だからな!
       この竜鳴館だって言ってみりゃおにぎりみたいな物さ!」
カニ「すごーい!」


レオ。oO(滅茶苦茶いってるーーー!!)

912 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 22:27:52 ID:KGxZrpGP0
フカヒレ「乙女さんの粛清蹴りは凄すぎるよね」
カニ「ほんと、乙女さんの蹴りは土星が見えるもんね!」
乙女「まあ、蹴りは土星を見るために生み出されたようなものだからな!
   この竜鳴館だって言ってみりゃ蹴りをくらって土星を見るために建てられたようなものだ」
カニ「すごーい!」


レオ。oO(もう何でもありありありありーべでるちだな)

913 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 22:31:57 ID:LCsWzp4b0
『スバル、今年は何個だった?』

『さあな。ほとんどカニに持っていかれちまってわかんねえ。そういうレオはどうよ?』

『んー、カニだろ、乙女さんだろ…佐藤さんに、祈先生に…』

『なんだよ、結構もらってんじゃねえか』

『……姫だろ、椰子、浦賀さん、豆花さん……あ、西崎さんもくれたな。9個か』

『で、坊主としちゃあ誰が本命なんだ?』

『いや……本命からは、まだ』

『そうか。じゃあ10個目だ。受け取れ、レオ』

『ああ……俺からもあるんだ、スバル……はい、これ』

『嬉しいことしてくれるねえ』



「……ちょっとよっぴー、セリフにもっと感情を込めて読んでくれない?」

「エリー……書いた台本私にまで読ませるのは勘弁してほしいんだけど……」

「ま、しょうがないか…いよいよ次は対馬クンが責めのラブシーンよ!」

「え、ちょ……実演つき!?」

914 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 22:36:18 ID:/vagzt7Y0
>>913
二重ヲチGJ!

915 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 22:48:21 ID:1KvWUVzP0
>>913
実演部分を是非w
GJ!

916 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 22:49:47 ID:efqYQP610
>913
「・・・すごいことになってるな。。。
  あの二人の仲がいいのは知っていたがまさかあそこまでとは・・・
   いや、男同士は非生産的だ!あ、しかし当人同士が愛し合っているのでは・・・
   私は・・・私はどうすればいいんだ!」



姫とよっぴーの声色に聞き耳を立ててる乙女さんでしたw
勝手に続けてごめんぽ

917 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 23:34:15 ID:DPHa3TNj0
今日につよきす起動するとなんかあるの?

918 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/14(火) 23:36:13 ID:/vagzt7Y0
>>917
まだ間に合うから急いで起動するんだ!

919 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 00:44:44 ID:U4tmspIYO
俺はどうすればいいんだorz

920 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 00:47:13 ID:FLw9CxU20
気長に1年待てw

921 名前:さよならゴキブリ、そして… 1/3 :2006/02/15(水) 01:15:57 ID:xBJ/f4Ss0
………
「オーなごみさん、今日は上出来デシタ、しかし、まだまだデース」
「はい、もっと頑張ります」
(カサカサカサ…)
「店長、最近、音がしません?」
「アーきっと、ゴキブリデスネ…厨房裏で良く出て来マース」
「…ゴキブリですか?」
(カサカサカサ…)
「(………!)
あー噂すれば出て来ヤガッタ、ぶっ殺してやるコノヤロー」
「店長、私にまかせて下さい」
「あ、言った!なら、なごみさんに任せマース」
「は、はい
 ―――――動くな、潰すぞ」
(^ω^;)  ⊂二二二二(;^ω^)二二⊃ぶーん
「よし、潰す―――――――」

922 名前:さよならゴキブリ、そして… 2/3 :2006/02/15(水) 01:16:31 ID:xBJ/f4Ss0
………
「ぱぎゅ」
「どうした?カニ」
「いや何でもねぇーよ…ちいっとその…トイレ借りんね」
「カニ、どうしたんだろうな?スバル」
「さぁな…」
「ところでさ…」
「って、俺の事は、無視かよ…
くー―、今日は、これで帰させてもらうぜ…あの娘が俺を待ってんだ」
(カサカサカサ…)
「(………!)
 止まれフカヒレ、そして、下を絶対に見るなよ…レオ、バット借りるぜ」
「あぁ…」
「し、下だと…………! あぁ〜ん お姉ちゃん〜ゴキブリをそんな所に使わないでよ〜」
「じっとしてろ、フカヒレ、今、楽にしてやるぜ…」
「ちょ…ス、スバル…冗談だよな?hahaha」
「俺は、いつだって本気だぜ…」
「(^ω^;)」
( ゚д゚)
(゚д゚ )
( ゚д゚ )
「こっちみんな」
カキ―――――ン
「あぁ…ああああくぁwせdrftgyふじこlp;@:」
「おそk…ん?フカヒレ、どうしたんだ?アハハ、こいつ口から泡吹いてやがる」
「ち、外したか…」
「お前達、うるさいぞ」
「ごめんなさい、乙女さん」

923 名前:さよならゴキブリ、そして… 3/3 :2006/02/15(水) 01:17:14 ID:xBJ/f4Ss0
………
「全く、賑やかな奴等だな…」
(カサカサカサ…)
「(む……!) ほーら、そんな暗い所に居ないで出て来い、この根性無しが…」
(^ω^) ⊂二二(^ω^)二二⊃ぶーん
「よーし、良い子だな…今、外に逃がしてやるからな
 

 って言うと思ったか」
(^ω^;)
「万物、悉く切り刻め
 地獄蝶々―――――――――――」

924 名前:340 :2006/02/15(水) 01:18:16 ID:xBJ/f4Ss0
流れブッタ切っての初投稿です。
姉しよやってて思いつきました。
初投稿で、「ゴキブリ」ネタをやるのはどうかと思いましたし、
つよきすは、もうフカプレしかないので(ry、店長の日本語とかどうだったけ?等と難しかったですが、迷わず投稿しましたorz

今では、反省してます。

他キャラの…
姫:中の人が同じだけに、止まるのかな思いましたけど、自分の中での姫では、想像できないのでやめました。(スバルに怒られそうだな…
よっぴー:書いててスカトロになったので止めました。

また、思いついたら書きます。
ノシ

925 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 01:24:35 ID:U4tmspIYO
フカヒレアワレ
GJ

しかし一年は流石に……o rz

926 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 01:37:10 ID:Mi1ReaTT0
>>925
つ フカフィレプレイヤー

それかOSの日付変えれば聞ける

927 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 01:51:27 ID:U4tmspIYO
俺のパソは水死している
こんなことになるならSS読みながらジュースなんてのむんじゃなかったと後悔している
しかし後悔は先に出来ないんだよなあ

928 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 07:57:52 ID:4oTzGDL60
フカフィレプレイヤーの人に感謝・・・!

929 名前: ◆Bq62nCtegs :2006/02/15(水) 09:58:39 ID:fcqDFbgp0
カニ「イヤッホー!!メシだ、メシだー!!」
レオ「お!今日はカレーおにぎりだ!」
カニ「ヒュー!すごいねレオ!どうやって握ったのかスゲー謎だな!!
      お!よっぴーはトンカツだな!」
よっぴー「うん!」
カニ「フフフ!今日は皆ラッキーだね!さぁてお楽しみ!ボクのは何だァー」

カニ「ヒャッホー!!メガネだ!メガネ!メガネ弁当だー!!」



カニ「フカヒレのメガネケースだよ。。。。ちくしょう。」

930 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 13:45:09 ID:v4/1/ZxT0
>>919
PCの日付設定を変えたら許さないんだからね

931 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 17:23:51 ID:U4tmspIYO
>>930信じてくれ。俺は絶対そんな事しない!

932 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 19:57:04 ID:Ph/XmB8T0
>>931
んで、どうだった?
スペシャルボイス

933 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 23:02:57 ID:U4tmspIYO
>>最高だった。って違う違う。
見てません!>>980の命を賭けてもいい。

934 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 23:06:33 ID:U4tmspIYO
>>933>>932

てか俺フカヒレのキリ番踏んでんじゃんo rz

935 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 23:29:29 ID:3HRxFyiG0
もしも・・・・なごみんがテンチョーの言うことを聞いてしまったら

テンチョー「よーし気に入ったぞお前!厨房裏で蟹沢をファックしていいぞ!」
なごみ「お断りです」
カニ「断んのかよ!」
レオ「突っ込むところはそこじゃないだろ」

〜シゴキ終了後

なごみ「・・・・」
レオ「アレ?椰子、どうしたんだ?もしかしてまたカニを・・・」
カニ「や、やんのかココナッツ!どっからでもかかってきやがれ、相手してやるぜぇ」
なごみ「では遠慮なく ・・・・チュッ」
カニ「!?もがっもががーー!?<ズキュゥーーーン!>」
レオ「なにぃ!?」
カニ「な、何しやがるテメー!は、初めてだったんだぞ!」
なごみ「・・・・テンチョーが厨房裏でファックして良いといった」
カニ「え・・・待てよ・・・お前、まさか・・・・」
なごみ「アノ時はカレーに夢中だったから断ったけど・・・今なら・・・」
カニ「よ・・よせ、ココナッツ!とりあえずもちつけ!話せばわかる!」
なごみ「・・・・最近蟹沢センパイを見てると胸が締め付けられるんです・・だから、いいですよね<ガシッ!>」
カニ「ちょ・・・まてよ!うわ、うわぁぁぁ放せー助けてーレオー!」
レオ「( ゚д゚)」
なごみ「こっち見んな。・・・・・ということなので、センパイ少し待っていてください」


レオ「( ゚д゚ )・・・・ハッ!流石は椰子!俺に出来ないことを平然とやってのける!ソコに痺れる憧れるゥ!」

936 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 23:36:02 ID:jYWYgLOMO
>>935
吹いた
GJ!!

937 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 23:43:16 ID:U4tmspIYO
>>935
つ【レッドカード】

窒息しかけた
GJ

938 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/15(水) 23:53:35 ID:yCvJnUSN0
>>935
正しくは

レオ「いや、そこは怒るところじゃないからな」

GJ

939 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 00:03:02 ID:bjf9o17CO
>>938アレは名言だからねぇ
入れたかったんだと予想
例え原作と違っていても!

940 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 00:30:40 ID:dGJbGQcWO
つよきすボイスなるものをダウンロード






なごみの罵倒ボイス集でしたorz
なごみスキーだけど凹むわ…

941 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 01:27:55 ID:bjf9o17CO
なごみスキーなら凹むんじゃない!
つっても俺はなごみスキーじゃないけどね
しかしもう940か
あと何kb?

942 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 01:40:07 ID:T26AHobY0
今464kb
長編投下する予定の人が新スレまで投下を控えていて
雑談系の短いレスが多めなので、このままだと普通に1000まで行く

943 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 01:40:30 ID:O1dkwRIx0
ガシャン!

「む、しまった、私としたことが……
 レオもレオだ、ゲーム機をこんなところに放り出しておいて。
 う、画面が消えてしまったようだな……」

ttp://www.candysoft.jp/ane/chara/20050203.jpg

「仕方がない、繋ぎなおしておこう……
 つまり、アレだ、この……色の通りに繋げばいいはず……だな?
 いや待て……この妙な形のものはどこに繋ぐんだ?
 ……そもそも、コレはテレビに繋ぐのか?」

「VIDEO IN ……つまり、映像の入り口だな。
 これはゲーム機だからビデオは関係ないはずだが……
 同じ色の端子がついているな……繋いでよいのだろうか?」

「やや!?なんだ、何か出てきてしまったぞ……
 これは確か……CDとかいうヤツだな?
 音楽が入っていると聞いていたが…これはゲーム機ではないのか?」

「やれやれ……やっと全部繋がったぞ。
 ん?なんだ……『初期化しますか?』……
 よくわからんな。こういうときは不用意に触らぬほうが……
 う、しま……った……画面を見ていたら……デジタル酔いが……」

ポチッ

「あ」

レオのゲームクリアまでの道のりは、果てしなく遠い……

944 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 01:54:01 ID:bjf9o17CO
ほうほう
して続きは?


>>942サンクス
1000までいっちゃうのか
979までには終わって欲しい
他人の命賭ける度胸無いしなぁ

945 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:12:37 ID:wzYM1rzk0
次スレは?

946 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:18:43 ID:O1dkwRIx0
「それでは、ワタシ配達行ってキマスヨー?
 なごみサン、カニサーン、後ヨロシクお願いしマース」

「うぃーす」「行ってらっしゃい」

「ふい〜、テンチョーも妙なこと考えるよなー。
 何もバレンタインに配達サービスなんてさ」

「……それを注文してくる客がいるのにも驚いた」

「留守番なんて、ボク一人で十分なのに
 なんでオメーなんかバイトで雇うかね」

「うるさいゾエア。悔しかったらお前カレー作ってみろ。
 ところで……ずいぶん保温しっかりして行ったけど
 どこまで配達なんだ?」

「ん?えっとねー……三崎口?」

「み、三崎口って……テンチョーの乗っていったのって、原付だよな?」

「……そだね」

「あの人、道とか詳しいのか?」

「さあ?」

「……もう店閉めるか」

ttp://www.candysoft.jp/ane/chara/20050210.jpg

「HAHAHAHA!気分は絶好調ー!!」

947 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:31:52 ID:WQ8Q/9k10
次スレ
ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1140023988/l50

948 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:39:50 ID:2EX1SOxt0
ああ、新スレ立っちゃったなあ。乙です。
しかしまだ長編完成してない……。
なんとか土曜までには完成させる予定です。

949 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:44:18 ID:3TFmHTRv0
異変は、その夜起こった。


「はあああぁぁっ!」

ズガーンッ!!

「グギャーッ!?」

光に包まれたジガの拳がクロウの胸元に叩き込まれる。
断末魔の悲鳴を上げながら、人気のない砂浜を吹っ飛ぶクロウ。
海上に達したところで轟音をあげて爆散し、消し飛ぶ。

「ともねえ、残り一体!」

石つぶてでジガを援護していた空也が叫んだ。
こくり、とうなずき、最後のクロウを見据えるジガ。
その視線に、残されたクロウがたじろぎ、じりじりと後ずさっていく。

「逃げる!?ともねえ、早く……!」

ジガが間合いを詰めようとしたその時だった。
クロウが両腕を広げ天を仰ぐ。
あたかも祈りを捧げるように。

「なんだ?……命乞いか?」

一瞬、ジガは攻撃をためらい足を止めた。
それは、後から考えれば幸いだったと言えよう。

950 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:46:46 ID:3TFmHTRv0
ズゥン!

「うぁっ!?」

まるで見えない巨大な手にはたかれたように、ジガが後方に吹き飛ぶ。

「ともねえっ!?」

ガシッ!

空也が我を忘れてジガの後ろに回り、支える。
が、吹き飛んできた勢いを止めることができず
そのまま砂埃をあげて一緒に吹き飛ばされてしまう。
僕となった空也は常人を越える力を発揮するのだが
吹き飛ばされたジガの勢いをなかなか止めることができない。
岸壁に叩きつけられる寸前で、なんとか踏みとどまっていた。

「あ、ありがとう…空也……」

強烈なダメージを受けたため、ジガの纏身は解けてしまい
空也が抱きかかえるのは元の姿に戻った巴だった。

「ともねえ、怪我は!?」

「うん…なんとか、平気」

「よかった……しかし、なんだ、今のは?」

二人は自分たちを吹き飛ばした元凶を改めて見つめる。
そこには、異様な光景が広がっていた。

951 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:46:53 ID:bjf9o17CO
乙!
だが見れん!
なぜだ!!!

952 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:49:08 ID:3TFmHTRv0
輝く月と瞬く星々の他は、何も映さない漆黒の夜空。
その暗い夜空を切り裂くように、天空から紅の光が降り注いでいた。

どこから発せられているのか、目を凝らす。
中空に浮かぶ、小さな赤い光点。
その点から光の帯は降り注いでいた。

巴にはわかった。
今しがた自分を吹き飛ばしたのは、この光であることが。
それは圧倒的なパワーと、身震いするほどの悪意を秘め
近くに降り注いだだけでジガに纏身した巴を吹き飛ばしたのだ。

赤い光が照らし出すものは、先ほどのクロウ。
いや……先ほどとは違う。
むく、むく、と
ブルブルと震えながらうずくまるクロウの体が
光に照らされて膨れ上がっていく。

「な…なんだありゃあ!?」

「ギ…ギ……ギ……ッ!」

紅光を浴びるクロウの体は、うずくまったままでありながら
今や小山のような巨体になっていた。

やがて、光は忽然と消えた。
何事もなかったかのように、中空にはただ赤い点が浮かぶ。

だが……その光に照らされていたクロウは
巨体のままだった。

953 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:50:40 ID:bjf9o17CO
さえぎってゴメンorz
支援

954 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:51:20 ID:3TFmHTRv0
何倍、いや、何十倍になったのだろうか。
その巨体が、呆気にとられた巴と空也の前で
ゆっくりと……ゆっくりと、立ち上がる。
その動きだけで、風が起き砂が舞い上がる。
はじめ、二人にはその大きさがはっきりとはわからなかった。
クロウまでの距離と、見上げる角度がその巨大さを告げたとき

二人はただ、絶望だけを感じていた。

その鳥とも人ともつかない足だけで
トラック1台ほどの大きさがあった。
身の丈はおそらく4、50メートルはあるだろう。

「バカな……こんな…バカなっ……!」

かすれた声で空也が叫ぶ。
クロウがゆっくりと、足下の二人を見下ろす。
その顔が不気味にゆがむ。

笑っていた。

もはや取るに足らない存在となった二人をあざ笑いながら
クロウが、片足をゆっくりあげる。
踏みつぶされる……
逃げられない……!

「空也っ!」「ともねえっ!」

955 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:53:32 ID:3TFmHTRv0
恐怖に身をすくませながら、互いを守ろうとでもいうように抱き合う二人。
巨大な足に月光が遮られ
二人がその陰にすっぽりと覆われたとき

ひゅん

夜の闇を切り裂くように、砂浜を白い影が疾走る。
白い影は、今まさに二人を踏みつぶそうとする足の下を
風のように駆け抜けた。
巴と空也、二人を抱きかかえて。

「何やってるの!?」

「…イドッ!?」

ズシン!と重い地響きを立てて踏み込まれた
巨大なクロウの足を後目に
イドが抱きかかえた二人を離れた場所に下ろす。

「た、助かった…」「あ、ありがとう…」

イドは礼を言う二人には目もくれない。
くるり、と素早く身を翻すと、苦々しげに言葉を吐き出す。

「戦いの最中に腑抜けるなんて、らしくないわね……とはいえ…」

巨大化したクロウを見上げる。

「…なんなのよ、あれ。あんなサイズじゃ全然OKじゃないわよ」

956 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:55:07 ID:bjf9o17CO
支援

957 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:56:11 ID:O1dkwRIx0
紫煙

958 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:56:32 ID:3TFmHTRv0
「わ、私たちにも何が何だか……」

「こう、空から急に赤い光が降り注いで……」

「…赤い光?」

「うん。クロウがその光を浴びたら、あんな風に……」

「っと、お喋りは後!」

二人を踏み潰し損なったことに気づき
クロウが周囲を見回し始める。
だが、物陰に潜んだ3人に気づくことはなかった。

やがて、諦めたのか再び天を仰ぎ出す。
と、その全身に
先ほど浴びていたような赤い光を纏いはじめた。

「…な、なんだ?」

クロウを包む赤い光は次第に強くなり
その輪郭をおぼろにしていく。
もう、元の形がわからないほどに光を増してから

ひゅう、ん

「き……消えたっ!?」

3人の目の前から、闇に溶けるように
クロウは消え失せてしまった。
後に残された巨大な足跡を、風が吹き抜けていった。

959 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:59:07 ID:3TFmHTRv0
「ど…どうなってるの、あれ?なんなのよ、いったい!?」

理解を超えた異変に苛立ちながら、クロウの居た場所まで跳躍するイド。
空也もあわててその後を追う。

が、巴は動かない。

「……ともねえ?」

空也が振り向く。
巴は、見ていた。
中空に浮かぶ、赤く光る点を。

それは、小さな玉のようだった。

「……透子さん、あの玉を!」

巴が赤い玉を指し示し
イドが見上げるのと同時に
赤い玉はスーッと高度を上げ
暗い夜空に吸い込まれると
やがてその瞬きすら見えなくなった

「な……なに、あれ?」

「あう……わからない、けど……」

巴の顔が、不安に曇る。

「何か……悪いことが起きそうな気がする」

960 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 02:59:34 ID:bjf9o17CO
支援

961 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 03:01:09 ID:3TFmHTRv0
赤い玉は、かすかに明滅しながら
中空を音もなく滑るように飛んでいく。

さしあたり、目的は果たした。
だが、ここではない。
ここが、居るべき場所ではない。
相応しい場所へ。
己がやってきた場所へ。

新たな力が、また送られてくる場所へ。

備えなければならない。
力を蓄えなければならない。
その時は、近い。
赤い玉は、速度を上げた。

そして、誰知ることもない夜の闇の中
赤い玉の後を、無数の黒い陰が続く。
バサバサと、不吉な羽音を立てながら。

クロウ。
どこにいたのかというほど、その数は多い。
それらが皆、赤い玉に付き従うように飛んでいく。

山を越え、海を渡って目指すその先は……


烏賊島、だった。

962 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 03:03:49 ID:O1dkwRIx0
私怨

963 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 03:04:08 ID:3TFmHTRv0
同じ頃

「どうしました、土永さん?」

「んー……いや、なんでもないぞー?」

「嘘が下手ですわね」

「むう、見抜いたか。恐ろしい女よ……
 祈ー、明日は学校、休んだ方がいいぞー。
 ズル休みでも何でもいいから、松笠には行くなー」

「そうはいきませんわー。そろそろテストも近いですし……」

「……なんだ、また小僧と逢い引きかぁ、ああん?」

「違います。ホントは行きたくないんですけど
 館長から何か直々にお話があるとかで……」

「ほ〜う、祈は日頃の行いが悪いからなぁ〜。
 まあ、平蔵のそばにいるなら、問題ないな」

「?なんで館長がそばにいればいいんですの?」

「気にするな。我が輩も、明日は乙女についてないとならん。
 我が輩がいないときに何があっても、狼狽えるなよー。
 ……気をつけてな、祈」

「?なんですの、改まって?」

「なんでもない……なんでもなければ、それでいいんだ……」

964 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 03:06:02 ID:bjf9o17CO
支援

965 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 03:06:35 ID:3TFmHTRv0
以上、スレ埋め企画「時を駆けてきた少女」「純愛土永さん」の続き。
PC変えたらトリップコードわかんなくなっちゃったから名無しになったけど気にしない。

966 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 03:09:41 ID:bjf9o17CO
クロウの狙いはへいぞ……いやいやまさかな

GJ

967 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 03:11:31 ID:O1dkwRIx0
>>965
ちょ、1スレで1話ってw
慌てて保管庫見にいったよGJ!

968 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 04:12:00 ID:bjf9o17CO
で?
今回は何について議論すんの?

969 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 04:30:36 ID:T26AHobY0
今回のお題は、中の人とSEENAさんの交際疑惑についてです。

>>963 CJ 完結してるの?

>>947さんかい? 早い、早いよ。乙。

970 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 04:55:25 ID:bjf9o17CO
>>969バカ!冗談でもそんな事書くな!!
中の人、SEENAさんすんません

しかしお題なんも思い浮かばんな

ならば最近BJをあまり見ないという件について

971 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 05:03:32 ID:73jgixqJ0
>>970>>969の元ネタは「対馬クンとなごみんの交際疑惑について」という姫君の発言だ。
そうですよね?

BJ最近見ないのは質が上がってるから?

972 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 09:59:47 ID:C8grMlfg0
BJの判断基準はなんだ?
1 本作品とかけ離れている 2 推敲不足 
3 作品の整合性の欠如
4 個人的には面白くはなかったが、作品としては認めるという主観的な判断

そもそもBJと書く利点がわからない
冗談の通じそうな作品・書き手だったら いいと思うけど

973 名前: ◆Bq62nCtegs :2006/02/16(木) 10:15:55 ID:3Om7ZCR30
レオ「じゃあこうしよう。"クイズ"で勝負だ。
   俺が勝ったら、その姫のブロマイドは俺のモノだ。
   だけど万が一、お前が勝ったら……みんなさぞかしガッカリすると思うよ (ハァ…」

村田「(か……感じ悪い――――!!) (ガビーン」

974 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 10:53:13 ID:AsFDFEgGO
次レスまだ〜??

975 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 11:39:00 ID:btwUvdiKO
呼んだ?

976 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 14:01:25 ID:USKlHr7a0
>BJ最近見ない
駄作(と自分が思うもの)が投下されたとしたら、わざわざ反応返さないでスルーするのが普通じゃね?

977 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 14:03:12 ID:rdiM1G3P0
BJはそこまで定着しなかったから・・・ とオモ

978 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 14:21:39 ID:PYin+pQv0
そもそもBJが何の略だかわからない

979 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 15:41:39 ID:bjf9o17CO
ゴメン
お題が思い浮かばなかったんで思ったことを聞いた
今ではそれなりに反省してる
>>978BJはBADJOBのはず

980 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 15:47:24 ID:bjf9o17CO
そだそだ携帯からだと次スレ行けないんだ
てわけで誰かHELPME

981 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 15:51:28 ID:PYin+pQv0
>>980

hつければいいの?

http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1140023988/l50

982 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 16:08:51 ID:bjf9o17CO
ありがとー!!
マジで感謝します。

983 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 16:37:39 ID:mSOMlawC0
実は bud(つぼみ)job の略であり今後に期待すると言うこと……とか

984 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 16:42:14 ID:bjf9o17CO
それいいな
採用したいと思ったのは俺だけ?
でも皆に定着しないとわけわからんだろ
俺もCJってなんなのか知らないし

985 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 17:39:28 ID:2EX1SOxt0
CJはcool jobじゃない?

986 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 17:47:37 ID:USKlHr7a0
GJの派生種類作るよりも、GJとかだけじゃなく、
この台詞/場面/描写が良かったとか、なんか作品の中身に触れた一言を添えてやった方が作者にもわかりやすくていいと思うんだが。

987 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 18:49:27 ID:bjf9o17CO
そりゃそうか

しかし早く埋めないとなぁ

988 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 20:49:12 ID:C8grMlfg0
基本的に中傷以外ならOKじゃね 書き手も読み手も
ただし 作品以外でスレの雰囲気を壊すようなら許さん

989 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 20:57:31 ID:rdiM1G3P0
今479kbか。 普通に1000行くな。

>>986
それこそ人それぞれじゃね? リアルタイムで見てて勢いで書く人もいるわけだし。

>>988
中傷かぁ。。 これも定義が難しいんだよね。
作品を愛するが故、あまりに見てられないSSに対して、一言言ってやりたい! って気持ちも分かるが、荒れそうな気もするのし。。
スルーが良いのかなぁ?

990 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/16(木) 23:57:46 ID:bjf9o17CO
つっても最終的には今まででいいんじゃね?
って結論になるんだろうなぁ

991 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 00:13:58 ID:YdCs1Rah0
例えば、「自分は自演なんかしてないのに自演扱いされた」とかいきなり言い出して、
ファビョった挙句に他の住人の立場を悪くするようなレスをするのは論外だな。
スレの雰囲気ぶち壊し

992 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 00:29:27 ID:NHGPPrpl0
warosu

マァまた現れたら叩きゃあいい
現れないでほしいってなら同意だが
いもしない相手を叩いても得はありゃせんよ

993 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 00:31:41 ID:RAXDQZgLO
そんなやついんのか?
まあマナーを守りつつ書きたいこと書くんだけどね
でも優劣と関係ある発言ってのは線引きムズいぞぉ

994 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 00:36:14 ID:NHGPPrpl0
>993
こうするともっとよくなる とかはアドバイス
ここんとこが本編と違う とかは意見
ここんとこが俺の姉貴とは違う とかはかわいい要望
次はこんな姉貴を書いてください とかは少し調子にのってるけどかわいい要望
こんな姉貴は姉貴じゃない とかは審議ランプ


要はどんなレスをする時も画面の向こうに人がいるって自覚してりゃいいんじゃね

995 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 00:52:25 ID:RAXDQZgLO
その辺は分かんのよ、ギリギリ
ただたまに
最近つまらんのばっかだったけど久しぶりに良作だったとか
ここ数ヶ月で一番とか
本人は思ったこと書いただけで悪気は無いだろうし
そんな事言うなよとか無粋な事も言いたくないじゃん
スレ埋めだから書きたいこと書くけどさ、
俺なんかはそんな事でヘコムたちなんよ
で、書くのやめよっかなとか地味に思ったりするわけ
別に誉められないからやめようと思うわけじゃないぞ
ただじぶんに無力感を感じるわけ
で、最終的には俺にしか書けないもんもきっとあるよなって思うわけ
ただ立ち直りが遅いタイプなんよ
俺みたいなやつばかりでは無いと思う。むしろ少数派かもしれないが
そういうやつがいるってことを言いたかったんよ
ダラダラと長文になったが謝りません!

996 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 00:56:40 ID:NHGPPrpl0
何かを誉めるときに他の何かを貶めてしまう人はいるね
語彙が少なかったり配慮が足りなかったり
原因は色々あると思う、調子に乗っちゃうときもあるし

書き手としても読み手としても、設定上のミスを教えてくれるのはありがたいと思っている
書き直しが許されるなら、だが

まとめると >995に同意

997 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 01:05:59 ID:NHGPPrpl0
埋めついでに
書き手も自分の作品を読んでる相手にも人格があるんだってことをわかってれば平気かと
そういう人は仮に下手でも成長するから

逆にちょっと何か言われたくらいで捨て台詞を吐いてしまうような人はダメだと思う

998 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 01:08:09 ID:2I8r1XCn0
>>995
何が言いたいのかよくわからん

999 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 01:08:21 ID:NHGPPrpl0
あと今は意図的に文体を変えてますんで
「お前みたいに作文のイロハもわかってない奴が何を」と言わんでくださいネ


1000 名前:名無しさん@初回限定 :2006/02/17(金) 01:08:30 ID:RAXDQZgLO
書きたいこと書いてすっきりしたし
同意してくれた人がいるのはうれしい
が、誰か見てんのか?
二人だけじゃ議論の意味ねえじゃん
スレ埋めしねぇぞ!?
とか言いたいけど流石にガキっぽすぎるので埋めようと思う
願わくば一人でもこのやりとりを見てくれることを

1001 名前:1001 :Over 1000 Thread
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。


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