■エロゲネタに戻る■ 元のスレッド 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ4【つよきす】
1 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 03:58:42 ID:9ZvMuaWl0
「きゃんでぃそふと」から好評発売中の「姉、ちゃんとしようよっ!」、
「つよきす」のSS&AAネタ投稿スレッドです。

★保管庫
きゃんでぃそふと SS&AA保管庫
ttp://yellow.ribbon.to/~nechan2/
★前スレ
【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ3【つよきす】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1127410234/
★本スレ
きゃんでぃそふとスレ94
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1128781539/
★関連・過去スレ
【姉しよ】きゃんでぃそふとSSAAスレ【つよきす】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1111336364/
【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ【つよきす】(実質Part2)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1125938586/
姉、ちゃんとしようほっ!SS&AAネタスレ part3
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1090147206/
姉、ちゃんとしようよっ!SS&なりきりネタスレ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1079724057/
柊雛乃だがお前らに一言いいたい事がある
http://www2.bbspink.com/erog/kako/1057/10571/1057137971.html
こんな柊姉妹は嫌だ!3
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1121685205/

2 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 03:59:57 ID:cwwpVKak0
またなりきりか!

3 名前:sage :2005/10/13(木) 05:38:07 ID:hLNt8XKv0
フカヒレになりたい。

4 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 06:42:29 ID:PXjHUd8E0
さっきのSS続きマダー(・∀・)??
俺はこういうドタバタ系大好き。
職人さんガンバッテ!!

5 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 07:28:39 ID:unlZ1Csu0
ID:FxOZs8ds0さん
GJ!!

6 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 08:48:17 ID:FpBTbGMJ0
さっきのは保管庫に入るよね?
うpロダわかんねからこっちに投下してほしいんだけど…ダメ?

7 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 08:55:56 ID:Zn+qh91t0
>>6
ttp://www.fileup.org/

8 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 09:50:58 ID:QFXOfGh+0
SS良かったよ〜超力作だね〜自分も触発されて描きたくなったよ。

とりあえずGJ!

9 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 09:56:23 ID:roJHGK3t0
予告があったから来てみたらすごいボリュームだね。
グッジョブだ。

10 名前:保管庫の中の人 :2005/10/13(木) 10:26:59 ID:p+pgBzX+O
>>6
捕獲完了してますのでご安心を。

11 名前:前スレ744 :2005/10/13(木) 10:49:33 ID:ixDP/qbm0
ああ、ちょっと目を離したら次スレに移行してますね。
>>1乙です。
FxOZs8ds0もGJです。面白かったですよ。深夜にお疲れ様でした。
自分がなごみSS投下したときのことを思い出しました。

それから前スレで拙作村田SSに色々指摘してくださった方々ありがとうございました。とても参考になりました。
ちゃんと読んでもらえるってのは嬉しいですね。

では、今日休みなので続き書いてきます。


12 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 10:53:37 ID:ixDP/qbm0
うわ、敬称消えちゃってた。
FxOZs8ds0さん でした。失礼しました。

13 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 11:32:27 ID:DpKxV0eO0
FxOZs8ds0さん、見させてもらったよ。
すごくおもしろかった。GJ!。
まぁ、正直1回で張るにはたしかに長すぎるようなきがしないでもないが
3日おきに3回くらいに分けて張る分には問題なかったのではないかと。
かなりおもしろかったし。完結してから落とそうとしたのがあれだったねw

次作も頑張ってくださいな、スレ汚しではないからそう凹むな!!

14 名前:sage :2005/10/13(木) 12:20:54 ID:zH1FFo150
 前に某所に書いた小ネタなど書いてみる。

「レオーっ! ボクが作った特製クッキー持ってきてやったぞ。歓喜の涙に溺れながらはいつくばって喜びな!」
「いらん。捨てろ」
「何いっ! 即答かよ!」
「お前のはクッキーじゃない。ただの毒物だ」
「そんな事ないもんね! スバルやフカヒレは涙流しながら美味い美味いって喰ってたもんね!」
(スバル・・・フカヒレ・・・無茶しやがって・・・)
「で、あの2人は今どうしてる」
「保健室で寝てる」
「・・・やっぱりただの毒物じゃねぇかっ!」

 勢いでやった。今は反省しているorz。

15 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 12:26:55 ID:24GOfdTO0
いいかヒヨッコども、SSってのは短いからSS(ショートシナリオ)って言うんだ、余裕で
30kb超えるとかはもうSSとはいわねぇ。 そ、それはともかく中身はGJなんだからねっ、ふんっ。

と土永さんが言ってますわー。

16 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 12:39:54 ID:zH1FFo150
 しかもsage間違えたorz。逝ってきまつ・・・

17 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 12:42:34 ID:WxAY86Rw0
>>15
いいか鳥類、SSというのはショートシナリオの他に
サイドストーリーとも読むのだ、30kb超えても余裕でSSだ。
それはともかく中身は当然GJだ。

って乙女さんが言ってました。

18 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 14:58:54 ID:1SyN/cmy0
このスレでの初になっちゃうが、初めて書いてみたSS投下しても良いかな?

19 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 15:39:16 ID:DMztO8zB0
>>18
どぞ〜

20 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 15:45:35 ID:1SyN/cmy0
んじゃいきます。
カニルートのエンド後、在学中、なごみルートであったような、学校でのギター演奏&路上での絡みがあった設定です。

21 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 15:46:26 ID:DMztO8zB0
>>20
支援〜

22 名前:とりあえずタイトル未定 :2005/10/13(木) 15:48:56 ID:1SyN/cmy0
今日もいつものレオの家での夕食会だ。スバルがいなくなり、カニがレオと付き合いだし、あまつさえ結婚までしてしまい、その回数こそ減ったものの、俺達がレオの家で集まるのは変わらなかった。飲むものがジュースから酒には変わったが。
「しかし意外だな。椰子はお前的に超ダウトなんじゃねーかと思ってたんだがな。今だにすげーキツイ性格じゃん、確かにすげーきれいにはなったけどさ。」
「まあそうなんだけどね。落とせばなついてきそうな気がすんだよな。」
「何だ、お前まだココナッツ狙いなのか?やめとけやめとけ、あいつの性格の悪さはこの僕が保障してやんぜ。大体、フカヒレとココナッツが仲良くデートしてる姿なんて想像もできないね。現実見ろよ。」
「くうっ、確かに想像できない自分の妄想力がうらめしい。」
「しかし、何でまた椰子狙いかね。お前、生徒会でなじられてたくらいだろ?椰子とのつながりは?」
「愛だよ、あ〜い!大体ここでもたまに会ってるじゃないか、最近だって。」
「毎回相手にされてないけどね。」
「絶対幸せになってやる〜。」
と、そんなところで今日の集まりはお開き。今日は早めに帰ってゆっくり眠って、明日の仕事が終わってからの路上ライブに備えよう。


23 名前:とりあえずタイトル未定 :2005/10/13(木) 15:50:05 ID:1SyN/cmy0
実はあの二人には話していないが、スバルが去り、レオとカニが付き合いだしたのを機に、前からしてみたいとは考えていたものの、勇気が足りずにできなかった路上ライブをやり始めていた。
なんでかはしらないけど、昔から、椰子は夜、ずっとそのそばにいたため、当初から俺の演奏を聞いてくれている。今では頻度は減ったが、それでもたまに現れる。実は俺が路上デビューしようと思ったきっかけに、聞いてくれたあいつの感想って一因もあったりする。
ただ、俺は演奏に必死で、話しかけたことはない。演奏が終わった後とか、声をかけてみたいとは思うんだが、夜のあいつは何だか、いつも以上に近寄るなオーラが出ているようで、中々近寄ることすらできない。
そんなこんなで、きれいだからってことだけじゃなく、椰子が気になっている自分がいる。
もちろん、あの顔でセンパイ☆とか、えへっ☆って感じでかわいくしゃべられたら俺は萌え死ぬ!なんてことも考えてはいるが・・・・想像もできん。
寝るか。


24 名前:とりあえずタイトル未定 :2005/10/13(木) 15:52:01 ID:1SyN/cmy0
「フカヒレさーん、今日はなにやるんですか〜?」
「今日は『お前がナンバー1だ』から始めるよ。」
まだまだだけど、最近では自分でもそれなりにうまくなってきたと思うし、それなりに固定ファンもついてくれて、やりがいがある。恥ずかしいのは変わらないけど。

・・・・

演奏していると、また椰子が橋に寄りかかっているのに気がついた。

・・・・

今日は中々良い演奏ができた。汗が心地よい。
ライブが終わったが、椰子は興味なさそうに相変わらず橋によりかかって空を見ている。何か声をかけるきっかけになるようなもんでもあればな・・・そうだ、あれがあったか。久しぶりに勇気を出すいい機会かもな。


25 名前:なごみ :2005/10/13(木) 15:54:42 ID:1SyN/cmy0
高校を卒業し、マイマザーの花屋を手伝うようになった。再婚話は叩き潰してやったからか、天王寺の奴も最近はほとんど来ない。それでもいまだにあきらめていないようだ。あきらめの悪いやつ。うざい。なんてきもい。しかし、
「それもあるけど。」
夜空を見上げながら考える。料理の道を進んでみたい。その気持ちが花屋をきりもりしている今でも心の中でくすぶっている。
最近は料理の道に進めないのにもかかわらず、料理をがんばっている自分に対する矛盾に苦しむ自分がうざい。
そんな気持ちをはらせぬものかと昔のように外を出歩き、気を紛らわせようといつもの場所に来るが、それでも考えてしまう。一体自分はどうしたいのか。何にもわからない。うざい・・・


26 名前:フカヒレ :2005/10/13(木) 15:55:49 ID:1SyN/cmy0
「いよっす、椰子」
うわっ、すげー嫌そうな目でこっちみやがった。あいかわらずこえぇ。姉ちゃんのトラウマが一瞬でかけだぜ。
「ちょっといいか?」
「嫌です。」
うっ・・・小気味良いスピードで断られる。うわー、相変わらず話しかけんじゃねーよオーラがすげーぜ。スカウターが爆発しちまいそうなくらい上昇してやがる。
けど、いつもはここで引いてしまうが、今日は少し覚悟を決めている。
「あのさ、俺、いつもそこで路上ライブやってるじゃん?でさ、今度、ライブハウスで演奏することになったんで、初めの方から聞いてくれてる椰子にさ、聞いてみてほしいんだよ。これ、チケット。来れたらでいいからさ、お願い!来てくれないか?」
椰子の手にチケットを押し付ける。
「うざい。消えろ!」
「うわっ、ごめんなさい!」
ひえ〜、やっぱり無理か。というかもう体が逃げ出してる。
残念。椰子に感想聞いてみたいのは本当なんだけどな。


27 名前:なごみ :2005/10/13(木) 15:57:56 ID:1SyN/cmy0
空を眺めていたら、向こうで路上ライブをやっていたフカヒレ先輩が声をかけてきた。何か言っていたが、今は機嫌が悪い。うざい。おっぱらった。
手にはライブのチケットとやらが入っている。さすがにポイ捨てするのは気が引け、とりあえずポケットの中にねじ込んでおいた。
「そろそろ、帰るか・・・」
心の中のもやもやは全然晴れない。


28 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 15:59:32 ID:iJdz7Tp60
支援〜

29 名前:フカヒレ :2005/10/13(木) 16:01:53 ID:1SyN/cmy0
ライブ当日。
路上では結構な場数をこなした俺だが、やっぱ緊張する。ライブハウスの人の入りを見ると正直すげー怖い。
しかしそれでも気合が入るのは確かだ。
「やっぱり、好きだからな。」
今回それなりに自信がつけられたら、次はレオたちも呼んでやろう。びっくりするかな。やべ、でもあいつらに見られると思うと今以上に緊張するぜ。特にカニには何言われるかわかりゃしねえ。
「シャークさーん、出番でーす。」
「あっ、はっ、はい!」
ついに俺の番だ。



30 名前:フカヒレ :2005/10/13(木) 16:04:26 ID:1SyN/cmy0
壇上に出ると少しパニくったが、前の方にいつも聞いてくれている人たちがいてだいぶ緊張が解けた。
「こんにちは、シャークです。と言っても、普段はもっぱらフカヒレって呼ばれてるんですけどね。ライブハウスで演奏するのは今日が初めてで、緊張してます。」
話しながら会場内を見渡してみる。
!!!
一番後ろの壁に寄りかかるようにして椰子がいた。
来てくれたのか。
こりゃ下手な演奏できないな。
(よしっ、今までやってきた成果、見せてやるぜ!)
気合が入った。
「では、一曲目行きます、『ハンズ・オブ・グローリー』。」


31 名前:なごみ :2005/10/13(木) 16:09:13 ID:1SyN/cmy0
最悪だ・・・
いらいらして、つい母さんにあたってしまった。
仕事の合間に作っていた煮物を失敗しただけなのに。
最近の心のもやもやでむしゃくしゃしていたのが少し出てしまった。
母さんが悪いわけではないのに。
外へ飛び出す。駅前のいつもの場所に歩いてく途中、ポケットに手をつっこむと、くしゃくしゃのチケットが出てきた。日付を見ると今日だ。
「・・・行ってみるか。」
少しは気晴らしになるかもしれない。足をライブハウスの方に向けた。


32 名前:なごみ :2005/10/13(木) 16:11:54 ID:1SyN/cmy0
ライブハウスの中に入り、ドリンクを受け取って、一番後ろの壁に寄りかかる。
今まで演奏していたバンドの番が終わったようで、場内は少し騒がしい。
壇上を見ていると、フカヒレ先輩が出てきた。場内が少し静まる。どうやらちょうど良いタイミングだったようだ。
何やらちょっとしゃべった後、演奏を開始した。
「っ!!」
うまい。驚いた。正直、最近は近くにいても別に聴いていなかった。郵便局で働いているのも知っていたから、ただの趣味なのだろうと思っていたが、これはもう趣味の範囲は超えている。
初めて聞いた、あの、外で演奏しても恥かかないないレベルとは格段にレベルが違った。
「やるじゃん。」
ついつぶやいてしまった。


33 名前:フカヒレ :2005/10/13(木) 16:14:36 ID:1SyN/cmy0
演奏後、
「ふーーーーっ。」
楽屋で息を一気に吐いた。
緊張したーーーっ。でも、やっぱ良かった。いつもより良い演奏ができた気がする。よしっ、今度はレオたちも呼んでやるか。
「シャークさーん、知り合いって人が、そこに来てるんだけど、通す?すげー美人だよ。」
「もっちろーん!美人ハァハァ。」
「こんばんは。何変な声出してるんですか?」
入ってきたのは椰子だった。
「椰子か。って、来てくれたんだな。サンキュー。」
「チケットありがとうございます。演奏、聞かさせていただきました。」
「そっ、そうか。どっ、どうだったかな?」
「かなり上手くなったじゃないですか。」
「言いたいことは言うタイプな椰子にそう言ってもらえると何か自信が出てくるね。ありがとよ。」


34 名前:フカヒレ :2005/10/13(木) 16:18:59 ID:1SyN/cmy0
「けど、フカヒレ先輩、これだけ上手いんだったら、プロ目指すのもありだったんじゃないですか?成功するかまではわかりませんが。」
「うっ、まあね。確かにそれも最初は考えたんだけどさ、俺の家の場合さ、姉ちゃんが東京に出て行っちゃったから、俺が残って親の面倒みなきゃなってのがあってさ。」
「で、郵便局に勤めたんですよね?それなのにこれだけ上手くなってるって事はかなり努力したんじゃないですか?」
「そりゃね。大変だったけどさ、親のせいにして逃げたくなかったから。俺は確かに、就職はしたけど、だからといって好きなことまで否定しなくてもいいじゃん。」
一息つく。
「趣味で終わってもいいからさ、やれるだけはやってみようって思ってさ。まあ、仕事と両立させてるわけだからそれなりに辛いけどね。でも、やっぱ好きなことだからさ。」
「ん?」
椰子が驚いた顔でこちらを見た後、うつむいた。
そして、笑い出した。


35 名前:なごみ :2005/10/13(木) 16:21:59 ID:1SyN/cmy0
驚いた。まさか心の中では馬鹿にしていたフカヒレ先輩がこれだけ考えていたなんて。
「ははははっ。そうですね、簡単なことだったんですね。」
「?」
負けてられない。
・・・やってみるか。
そう決心した途端、胸のもやもやが晴れていった。細胞が踊りだす。
あぁ、なんだかんだいってあたしはやっぱり料理をやりたいんだって改めて気づかされた。
別に花屋を手伝いながらでもいい、それでもやれるとこまでやってみよう。その後はその後だ、そこで悩めばいい。
「やれるだけやってみますか。」
「あ、うん?」


36 名前:フカヒレ :2005/10/13(木) 16:25:15 ID:1SyN/cmy0
いきなり椰子が明るくなった気がした。
「ところで、これからも夜は路上で演奏するんですか?」
「ああ、するよ。まだまだ練習が必要だからさ。」
「それじゃあ、やるとき教えてください。差し入れにお弁当作って持って行くんで、味の批評をしてくれませんか?」
「マジ!もちろんオッケー!女の子の手作りのお弁当キター!」
ってやべ、こんなん椰子に言ったら怒られるか!?
あれ?別に普通の顔だ。
「あくまで味の批評ですからね。そこはちゃんとしてもらいますよ。あと、何か食べられないものとかあったら後で教えてください。」
「あ、うん。すげー楽しみにしてる。」
「はいっ」
笑顔でそういって、椰子が楽屋から出て行った。
やべ、今の顔は反則的にかわいかった。きれいだなとは思ってたけど、あんなかわいい笑顔もできるだなんて、マジでやべーな。しかし椰子の弁当か、本気で楽しみだ。もしや俺の時代到来か!?
「よっしゃ、絶対幸せになってやる!!」
とりあえずはレオに自慢かな。顔のにやけが止まらなかった。


37 名前:フカヒレファン :2005/10/13(木) 16:31:56 ID:1SyN/cmy0
一応ここで終了です。フカヒレがやっとなごみんとフラグ立てることに成功したってとこですが。
フカヒレだとレオみたいな爆発力が想像しにくいんで、一気にいけるのはここぐらいまでが限界でした。
この後としては、一応残ってる天王寺フラグの消化や、フカヒレ姉の登場などで事態が進行していくのではないかと妄想したりしてます。
フカヒレ好きなんで幸せになってほしいです。まあ、薄幸なフカヒレも好きですがw
駄文スマソ。


38 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 16:49:51 ID:DpKxV0eO0
ごめん、次やるときにはこまめに改行してくんない?
読みにくい……。

39 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 17:31:21 ID:SZe4lyIk0
>>37 GJ レオだって大してなごみに何かしてやれてたわけじゃねーからなー。
あんがい、フカのほうがお似合いかもなー。

ちょっとジェラシーも感じるんだがw
フカごときに嫉妬してどうすんだ、俺

40 名前:フカヒレファン :2005/10/13(木) 17:37:00 ID:1SyN/cmy0
>>38
了解。失礼しました。o(_ _)o

41 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 17:49:19 ID:q6olKQhD0
何? この幸せなフカヒレ? 俺は認めないよ? フカヒレはヘタレだからフカヒレなんだろ?

つまり俺がいいたいことは(*^ー゚)b グッジョブ!! ということだ

42 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 18:06:17 ID:Zn+qh91t0
>>41
ヘタレなときはフカフレ
かっこよくなるとフカフィレに進化する

43 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 18:43:14 ID:roJHGK3t0
フカヒレなんぞになごみんはあげねえ、ぺっぺっ。

44 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 19:18:52 ID:KXB5O2jR0
GJだがジェラシー感じてしまう・・・

45 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 19:24:44 ID:1WuTicTQ0
お前等いい感じでダメ人間だなw
俺もだけど…

46 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 20:12:40 ID:dQNckPZL0
最近はいろいろ触発されてか、新しい書き手さん増えてますね。
ただ、書いてみたけど1レスでの行数制限、容量制限とかがわからなくて
書き込みに苦労してる人もいるようなので
次スレではテンプレにその辺の案内も盛り込めれば良いなと思いました。

具体的にはSS投稿スレッド@エロネギ板
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1122734008/

の1みたいな感じのを作ったらどうでしょうか。

47 名前:パクってきたぜー :2005/10/13(木) 20:42:03 ID:SZe4lyIk0
「きゃんでぃそふと」から好評発売中の「姉、ちゃんとしようよっ!」、「つよきす」のSS&AAネタ投稿スレッドです。

  【投稿ガイドライン】
1.テキストエディタ等でSSを書く。
2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
 名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
 なお、一回の投稿の最大行数は32行、最大バイト数2048バイトです
3.SSの書き込みが終わったら、名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して、
 自分がアップしたところをリダイレクトする。>>1-3みたいな感じ。
4.基本的にsage進行でお願いします。また、長文uzeeeeeeと言われる
 恐れがあるため、ageる場合はなるべく長文を回した後お願いします。
5.スレッド容量が470KBを超えた時点で、
 ただちに書き込みを中止し、次スレに移行して下さい。

★保管庫
きゃんでぃそふと SS&AA保管庫
ttp://yellow.ribbon.to/~nechan2/

過去スレ >>2-4辺り

48 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 20:44:59 ID:yW7hCFnl0
前スレの最後ワロスwwww

片方の乙女さんはねぇやの変装ですか?

49 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 21:37:13 ID:SZe4lyIk0
305 :名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 21:17:43 ID:n3RNgUuF0
スバル作ってみた
          __r、__
     __シ-=ーフ-、>-``ニ =-
     `ーィ‐'´    ̄      \
      /              い、
     /            ヾ、  }ヽト、
   // /   ,.  i  l | ヾ、 、 三ヽ \ l
   "| ィ |l  /|  ト ヾ、从 \ ミニ= i!
   i l| リ 从ヽ、 l| ミ上ヽ、ト、_t、ミ‐、 r|
   |r| ハ  -ト川 | ´|,-t‐ァz トそ) ノ)! 
    ヽト,ヽ| <七ト、{ヽ{  `"´  i |-'/ |
      ヽ ト、ヽ` ト\      1 ノ´ 〈
       t| } ヽ、`       |/|Hンノ\_
         |l  |\ー ‐'´ /リ |ソ/``li、ミミー_
         }   {  ヽ、 , /  | !/  li `ヽ、ミヽ
          l从レ´/  ヽ,  川|    ||ト、  ``ー、 _
         >トリト、}'ヽ  /  ∧    |l  `ヽ、    _`ヽ
       / /  | 〉 /  { l\   ||     ,> ´   |、
       { |r'´   レ/V  // / \l|     /      7、
        !ヽ、    ヾヽ / /  -=‐ー=   l     _,ハ、
       ヽ ヽ、    ヽrイ         ヽ!    ヽ   ヽ




50 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 23:00:09 ID:SZe4lyIk0
411 :名無しさん@ピンキー:2005/10/13(木) 22:56:38 ID:xEhlYuvl0
     ,、-‐''" ̄`'ー、,
   // ,´-'''''''‐-、 `‐、
  /         ヽ、」、lヽ、
 /    ヽ ヽ、    ヽ+lオxyx、
i´   l   ヽ ヽ、_,ゝヽ  ヾfア fy`○、,
{    ヽ ヽx''´,.,ィニ‐ヾヽl`fシ,ヽ○、``
'、 l '、',x+ \ヽr' ̄` i`リ iスy!ヾ``    >>409がんばっちくり
 l ヽヾ、 r‐‐ ヾ   (つl l リl○、
  ヽ、ヽヽヽ  、  ,.、   /l リ  !ヾ  
   ヽ`fyl(つ  <ノ , ' !l/リ     カニサワ 
     ○,、 i`i'r‐-イ  リr,ー、 / 〃/
    '"!`lW'//__   _./::;;;;;;/`/  ,..-´
       ,//  `  ´/::;;;;;;/ |  |
(ずれたらゴメス)


51 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 23:12:11 ID:FiRUV1Fy0
なごみSS投下します。
大丈夫かな?

52 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 23:12:54 ID:yW7hCFnl0
おー、がんがれー

53 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 23:13:00 ID:FiRUV1Fy0
「はぁ〜」
思わずため息が出てしまった。
九月下旬になっても残暑がまだ厳しい、
もっとも私はなぜか暑さに耐性があるみたいだからそんなに気にならない
いまあたしはベッドにうつ伏せに寝転がって料理の本を眺めている。
といっても自分のベッドじゃなくてセンパイ家のセンパイのベッドで
でもセンパイ家にはあたしかいない
センパイはいま3泊4日でスウェーデンに修学旅行に行っている。
今日は土曜日なので鉄先輩は実家に戻っている。
センパイがいない間も家の掃除などをしないといけないから合鍵を使って家の中に入った。
もちろん事前にセンパイに了解はとってある。
カニのように不法侵入するようなまねはしない。
「はぁ〜」
またため息がでた。
センパイは一昨日出発したから明後日には日本に帰ってくる。
それでも今日入れてあと二日はセンパイに会えない
「寂しいな・・・」
センパイと付き合いだしてからこんなに長い間会えなくなるのは初めてだ。
夏休み中はあたしがお盆で二日居なかったのを除けばずっとセンパイの家にいたし
夏休みがあけてからは平日は学校で週末はセンパイの家にいたから毎日会っていたことになる。
センパイといるのがいるのが当たり前のように思っていた。
だからセンパイと会えないとすごく寂しい
センパイに会えないからか好きな料理にも今ひとつ身が入らないし、
さきっから手にしている料理の本の内容もまったく頭に入ってこない。
「はぁ〜」
本日何度目かのため息と共に持っていた本を投げ出し布団に顔を押し付けた。
センパイの匂いがする
汗とセンパイの体臭の混ざった匂い
他の人間のなら不快でしかないだろうがセンパイのはそうは思わない。


54 名前:レオ不在 :2005/10/13(木) 23:16:29 ID:FiRUV1Fy0
こうしているとセンパイに包まれたような気分になる。
暖かくて、父さんに抱かれているときのような心地よい気分
それでもやっぱりセンパイに直に触れてもらいたいと思ってしまう
センパイの手で唇であたしの体に触ってもらいたい。
「はぁ〜」
またため息が出た
もっとセンパイに包まれたい
そんなことを考えていたらふとあたしの目にセンパイの制服が目に入った。
少しぐらいならセンパイも許してくれるかな
あたしは意を決して制服を手に取るとそれを抱きしめてまたベッドに寝転がった
思ったとおりセンパイの匂いがする
気持ちいい
匂いをかいでいたらなんだか瞼が重くなってきた。
今日はこのまま寝てしまおう
センパイ早く帰ってきてください、そしていっぱい愛してください。
そんなことを思いながらあたしは眠りへと落ちていった。


55 名前:前スレ856 :2005/10/13(木) 23:19:55 ID:FiRUV1Fy0
以上です。
また短いですがご容赦を
前スレ>>847のアイディアを参考に書いてみました。
あと最初のに題名入れ忘れましたが題名は「レオ不在」です

56 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 23:21:40 ID:sc3+9PJg0
てっきりオナるかと思いました。

GJ。

57 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 23:44:25 ID:KXB5O2jR0
俺漏れも。
GJ!

58 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/13(木) 23:50:37 ID:SZe4lyIk0
みじかっ・・・・コスプレでもするのかと思ったけど・・・でも、まあGJだ

59 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 00:00:03 ID:A1WCPD7a0
レオの制服着てるところをカニに目撃されて・・・っていう展開を幻視した

とにかくGJ!!!!

60 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 00:01:46 ID:Y7R/N1MF0
>>55
GJですけど、ここで終わるのはもったいないですよ。
続きを書いてみたら?

61 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 00:05:17 ID:4xprxJSG0
GJ! でもたしかに勿体無いかも。いろいろ展開考えられますしね。
やっぱり制服は着てほしかったかな。なごみんって結構男装似合いそうだし。

62 名前:前スレ856 :2005/10/14(金) 00:07:45 ID:r764qao80
>>59-61
OKその展開で書いてみる
でも、明日は仕事だから投下できるのは
明日の夜中になりそう

63 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 00:44:58 ID:4xprxJSG0
では、ここで俺が投下しますね。
勝手にやっているレオ以外一人称シリーズ。
土永さん、なごみん、村田に続く第四弾です。

64 名前:ある日の対馬夫人 1 :2005/10/14(金) 00:47:40 ID:4xprxJSG0
目が覚めた。ベッドの隣はもうカラだった。もう日が高いらしい
枕もとの時計を見ると十時を回っている。
今日は早く起きられたぞ。
欠伸をしながら居間へ。テーブルの上には簡単な食事が用意してある。
子供たちもレオが幼稚園に送って行ってくれた筈。レオ、大儀であった! 愛してるぜ。
さー、こっからはボクが頑張る番だもんね。
両頬を平手で叩いて、気合を入れた。
顔をザブザブ洗い、歯を磨く。くぅ、レオの香り消えるのが名残り惜しいなぁ。
夕べの激しかったレオを思い出してついニヤニヤしてしまう。
で、毎朝恒例の儀式。デッドのCDを大音量でかける。やっぱりこれを聴かないと一日が始まらないね。
隣からババアの怒鳴り声。うるせーなぁ。返事代わりにフライパンを投げ込んでやる。お、怒声が止んだぞ。
心地よい音に身を任せながら、手早く身支度。
レオはスッピンでも可愛いって言ってくれるから、化粧は最低限で済ます。めんどいし。
その後はチラシチェック。何しろウチには育ち盛りが四人もいるからね(含レオとボク)。
できるだけ安くあげて家計を助けて、レオの負担を減らしてやらなくちゃ。
一通り目を通して今日の獲物を決定する。メインはタイムサービスの鶏肉だなっ。
と、そこで玄関でチャイムが鳴った。

65 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 00:49:26 ID:cjj+rBiV0
隣のババアって……・まさかろ、呂布……?

66 名前:ある日の対馬夫人 2 :2005/10/14(金) 00:51:33 ID:4xprxJSG0
「はいよー」
出てみるとフカヒレだった。
「何だオメーかよ。毎日毎日よく来るな」
「しゃーねーだろ、仕事なんだから!」
そういえばフカヒレは郵便局で働いている。
「じゃ、なんでわざわざチャイム鳴らすんだよ。郵便受けあんだろ。
……ホントは美人妻とムフフな展開を期待して通ってるんじゃねーのか?」
「美人妻って誰が?」
「ボクだよ、ボク!」こいつの目はビー玉ですか?
「はっ、有り得ねー! 俺にとってお前はカニであって女じゃないの。だからそんなことは考えもしないぜ」
「カニゆーな! ボクは対馬きぬ! もうカニじゃねー!」
「わかったわかった。とにかく、お前に手ぇ出したら海に沈められるだろ。
俺は死ぬときは巨乳で窒息死か巨尻で圧死って決めてるから」
コイツの妄想の方が百倍有り得ねー。つか、女を胸でしか評価できないとは、相変わらず人間失格だな。
レオを見習えよ。夕べだって美乳だって褒めてくれたんだからな。
「じゃ、俺もう行くから。……って忘れるとこだったじゃねーか! ホラ郵便」
「ご苦労。お、フランスからきてる」
「フランス?」
「ほらこれ」
「エアメールじゃん。どれどれ、ってきっちりUSAって書いてあるぜ」
バカかフカヒレ。仕方ねー。ボクが親切にも教えてやんよ。まったく、これでよく郵便局員が務まるもんだ。
「よく見ろよ。これフチが赤青白になってるじゃん。これがフランスの国旗の色だ。トリコロールっていうんだぜ」
何故だかフカヒレはそのまま黙って行ってしまった。
居間に戻ってフランスからの手紙を開けると、姫からだった。
姫はよっぴーと一緒に世界を飛び回っている。
どうやら二人は今ニューヨークにいるらしい。
へぇ、ニューヨークってフランスに移籍したんだな。また一つ賢くなった。今夜レオにも教えてやろうっと。
手紙によると、年末には帰国できそうなので一緒に食事でもしたいとのことだった。
これでまた豪勢なメシが食えるぜ。たのしみー♪

67 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 00:53:49 ID:1GaFjb+F0
>>59
カニは修学旅行どうしたんだ?

68 名前:ある日の対馬夫人 3 :2005/10/14(金) 00:57:03 ID:4xprxJSG0
さて、軽くブランチをとったあとは夕方まで家事だ。
洗濯機をフル稼働。何しろみんな汚すからね。容赦なくどんどん放り込んでいく。色柄物もキ・ニ・シ・ナ・イ!
それから掃除機をかけながら家中を駆け回る。今はもう慣れたけど結婚したばっかの頃は大変だったなぁ。
色々モノぶっ壊したりして、レオにも迷惑かけたし。幸いボトルシップは無事だったけど。
……もし壊してたら今頃リコンしてたかも。考えただけで背筋が寒くなるぜ。
今日は襖を破った程度であとはなんのトラブルもなく掃除完了。
頃合いを見て洗濯物を中庭に干していく。いい天気で助かった。
ずらりと労働の成果が並んで風に揺られているのを見ると、すごく気分がいいな、へへん。
ボクもすっかり主婦ってコトかな? いくつか洗濯前と色が変わってるのがあるけど、ま、いいか。
家の片付けやしつこいセールスマンの精神を破壊などしているうちに四時になった。そろそろ買い物に出かけよう。
いざ出陣!
タイムサービスが始まる五時まで商店街をぶらつく。適当に野菜など諸々の食材をゲット。
ついでにココナッツの花屋を覗いてみる。のどかさんが店番しているようだ。なんとなく苦手なのですぐに立ち去ることにする。
つーかあの人めちゃめちゃ若い。初対面のときと殆ど外見変わってねーし。
時計を見ると五時十分前。
いよいよタイムサービスが迫ってきたぜ。ワゴンが良く見える位置に陣取り、五時を待つことにする。
「ふん、誰かと思えば貴様か、出涸らし」ボクの隣に現れたのは馴染み深いババアというかボクの母親だった。
「んだよ。なんか用かババア」
「別にお前になど用はない。わたしが用があるのはあのワゴンの中の鶏肉さね」そういうとババアはニヤリと笑った。
ちっ、コイツもボクと同じ狙いか。腐っても鯛。コイツは百戦錬磨だからやりづらいんだよな。これで強敵が増えたわけか。

69 名前:59 :2005/10/14(金) 01:01:39 ID:A1WCPD7a0
>>67
書き込んでから矛盾に気づいたorz

割り込んでスマソ


70 名前:ある日の対馬夫人 4 :2005/10/14(金) 01:02:08 ID:4xprxJSG0
「ところでオメー、その頭どうしたんだ?」
ボクは気になっていたことを訊ねた。ババアは何故か頭に包帯をグルグル巻いていた。オアシスのテンチョーみてーだ。
「ああ、今朝、何故か突然ウチにフライパンが飛び込んできたのさ」
「そりゃおっかねえな。今の世の中何が起こるかわからねーな。せいぜい気をつけろよ」
「忠告痛み入るよ出涸らし」
そういうとババアはおもむろに買い物カゴの中からフライパンを取り出すとボクの脳天に振り下ろした。
避ける間も無く、ボクは一撃を食らってしまった。
「あぐべッ!」凄まじい衝撃。目から火が出るたぁこのことだ。
つーかこのババア、このためだけにわざわざフライパン家から持ってきやがったのか!?
頭を抑えて蹲るボクに向かってババアは言う。
「今の世の中何が起こるかわからないから、せいぜい気をつけることだね」
「つぅ〜。……テメー、ボクを殺す気かよ!」
「まさか。貴様ごとき殺すほどの価値もないぞ、出涸らし」
「ムカ。ところで、いい加減ボクのこと出涸らしって言うの、やめろよな」
「なんで?」
「ボク一人だけならいいけど、そしたらレオは出涸らしの旦那ってことになっちゃうじゃん。子供たちは出涸らしの子か?
冗談じゃねーっつーの! レオや子供たちがバカにされてるのは我慢できねー!」
そうだ。レオはボクをお情けで女房にしてくれたわけじゃないんだ。
子供たちだって、ちょっと行儀悪いけど決して出涸らしの出涸らしじゃない!
ババアは満足げに笑って、
「ふん。貴様にしては上出来だよ。おや、そろそろ五時だね。ではこっちで勝負といこうか、きぬ」
「望むところだ!」
タイムサービス開始を告げるアナウンス。ボクらの戦いが始まる。

71 名前:ある日の対馬夫人 5 :2005/10/14(金) 01:05:27 ID:4xprxJSG0
ワゴンに群がる主婦たち。ババアは次々と雑魚を蹴散らしていく。まさに重戦車。
ボクはその漁夫の利を得る。ババアが荒らした辺りから良さそうなものをゲット。
手当たり次第にカゴに確保する。まず確保。これ基本。選別は後からゆっくりやればいいんだ。
ボクの視界に一つの鶏肉パックが飛び込んできた。今まで別のパックの下に隠れていたんだろう。
アレは10グラムは多く入っていると見たぜ!
当然手を伸ばした。同時にパックに伸びてくる手。
「これは渡せんな」
「テメ、ババア!」ババアとかち合った。
お互い鶏肉パックをつかみながらにらみ合う。
「離せよ。肉が痛んじまうだろ、ババア」
「こっちの台詞さ。出、じゃなかった、きぬ」
「うぬぬぬぬ」ババアは一歩も譲らない。勿論、ボクだってこれをヤツにくれてやるつもりなど頭毛ない。
レオと子供たちに腹いっぱい食わせてやるんだ! 
その一心でババアを威嚇する。
だが敵もさるもの、百戦錬磨の通称松笠の呂布。
鶏肉には細心の注意を払いつつ、ボクに向かって高速でヒジの連撃を放ってくる。
「いだっ! いでででで! テメー、何しやがる!」
ボクもやられっ放しではいられない。ババアの足を容赦なく踏みつける。
「ぐッ! やるな、きぬ!」
他のボンクラ主婦どもの低レベルな争いを尻目に、ボクたちは一つの鶏肉を挟んで死闘を演じていた。
水面下で行われるヒジと足の応酬。視線で交わされる駆け引き。
「さっさと諦めやがれ!」
「貴様こそ!」
ここでババアが勝負をかけてきやがった。パックを自分のほうに引き寄せにかかった。
負けてなるかとボクも自分の陣地にパックを呼び込もうと力を込める。

72 名前:ある日の対馬夫人 6 :2005/10/14(金) 01:10:21 ID:4xprxJSG0
ぐ、マズイ。力の勝負になればこっちが不利だぜ。
ボクは最後の賭けに打って出ることにした。
素早く体勢を入れ替え、ババアの膝の裏を軽く蹴る。
「あ」瞬間、ババアがバランスを崩した。チャンス!
間髪いれず鶏肉を抑えているババアの右手首を下から拳で跳ね上げた。
体勢を崩していたババアは成すすべもなく、鶏肉を離す。よし、貰った!
空中に舞う鶏肉。あとはこれをキャッチすれば……、待ってろよレオ! 美味い唐揚げ食わせてやるぜ!
だが、そこに現れた黒い影。
「ごちそうさま」
鶏肉を受け止めたのは黒髪ヤンキー娘。
「テメーココナッツ! それを渡しやがれ!」
ココナッツはニヤリと笑い、パックをカゴに仕舞い込む。
「今日は出遅れてしまったので半ば諦めていたんですが。良い物をありがとうございます、対馬夫人」
そういうとココナッツはスタスタとレジに向かってしまった。
呆気にとられるボクとババア。
「あの小娘、なかなかやるな。完全に気配を絶っていた。我々の勝負の決着を待って隙を窺っていたのだ」
ババアはしきりに感心している。いや、そうじゃねーだろ。
でもでも、ボクはこのままじゃ腹の虫が収まらないもんね。
ココナッツの後を追いかけ、背後からゴボウでケツを殴打してやる!
「ひやうっ!!」
素晴らしい手ごたえ! 場外ホームランだぜ。ゴボウが砕け散ったが、まあいい。
「おおう、せくすぃーな声あげやがって。マゾか、マゾなんか!?」
「カニ、貴様……」ココナッツが尻をさすりながらガンを飛ばしてくる。

73 名前:ある日の対馬夫人 7 :2005/10/14(金) 01:16:01 ID:4xprxJSG0
凄い形相でこちらに歩み寄ってくると、ヤツはボクの頬を両手で鷲掴みにして捻り上げた。
「いがががが! いはい、いはい!」
「マーベラス蟹沢……!」
「ふぉくふぁふぁにふぁふぁひゃへー! ふひまふぃぬだ!」
「ふふ、さぁ、早く泣くがいい」
ココナッツはボクの頬を餅でもこねるようにぐにぐにと引っ張る。
正直いてー。でも、泣かない、泣かないもんね! レオ、ボクに力を貸してくれ!
「お前ら、なにやってんの。めちゃめちゃ目立ってるぞ」
ココナッツはぱっとボクの頬を離す。
慌てて振り返るとそこには愛しのマイスイートハニーが。これが愛のぱぅあーか!
「レオ、お帰りーっ!」
ボクは夢中でレオにしがみ付く。
「ぐはっ、このタックルは効いたぜ、きぬ! でも、お前の愛を感じたぜっ!」
「レオ〜!」
ボクたちはしっかと抱き合った。
「今日はもう仕事は終わりか?」
「ああ。外回り終わったんで、このまま帰れるぞ」
「こんにちは、センパイ。相変わらず暑苦しいくらい仲いいですね」
ココナッツは仏頂面でレオに挨拶すると、今度はしゃがんで、笑顔で「こんにちは」
レオは子供たちを連れていた。幼稚園から引き取ってきてくれたらしい。
「おねいたん、こんにちはー!!」「こんちにわー!!」うちの子らも元気に挨拶する。
オイオイ、こんな単子葉植物に挨拶なんて、勿体無いぞ。かるくシカトで十分だ。
「いつも元気だね」ココナッツが子供たちの頭を優しく撫でる。
「おいココナッツ。いくらウチの子がきゃわゆ〜いからって、誘拐とかはカンベンな」
「だれがするか。泣かすぞ甲殻類」
睨みあう。この腐れココナッツが。いつか本当に埋めてやる。
「まー、そこらへんでやめとけよ、二人とも」そう言ってレオが仲裁に入る。
「やめとけー」「やめー」子供たちもレオの真似。
「け、命拾いしたな、ココナッツ」
「では、あたしはこれで失礼します、センパイ」
「うん、じゃあな椰子」
「シカトかよ!」

74 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 01:17:01 ID:iyanYkUQ0
支援じゃあ

75 名前:ある日の対馬夫人 8 :2005/10/14(金) 01:21:45 ID:4xprxJSG0
帰り道。四人で手をつないで歩く。
子供たちが幼稚園で習ったという歌を披露してくれた。
会話は尽きない。
幼い頃からずっとずっと想っていたレオと結ばれて、家庭を作って子供も授かって、
フカヒレや観葉植物も近くにあって、これ以上ないくらい幸せ。
ボクもレオも子供たちも、いつも笑顔だ。
今度オリンピックに出るスバルも、これならきっと喜んでくれるよな。
「で、きぬ。今晩のメニューは?」
「おう、鳥の唐揚げだぜ。って、聞いてくれよ。
あの腐れココナッツのヤツ、ボクが必死の思いでゲットした鶏肉強奪しやがったんだぜ!」
「あははは。相変わらずだな、お前ら。すっかり商店街の名物じゃん」
「それ、気分ワリー。あんなのとセットで扱うなよな」
「まぁ、そういうなよ。お前だって椰子とは結構電話とかメールとかしてんじゃん」
「う……。だってアイツ料理うめーんだもんよ」
折角だから色々聞いてレオに美味いもん食わせてやりてーし。
確かにそういうとこや、子供たちを可愛がってくれてるとこはちっとは感謝してるけど、
「でもアイツは所詮ココナッツだからな。ボクらとは相容れない存在なのさ!」ボクは拳に力を込めた。
そこでレオが吹き出した。
「あー、なんで笑うんだよ、レオ!」ボクが拳を振り上げる真似をする。
「うひゃ、逃げろ!」レオはおどけて駆け出した。
何メートルか先でレオが、
「おーい、ウチまで競争だぞ〜!」
「おー!」「まってーおとーたん!」
子供たちも走り出した。あ、コラ、そんな走ったら転んじまうぞ。
「ほらきぬ、置いてくぞ!」
「おかーたん、おそいー」「おかー!」
やれやれ。みんな子供だなぁ。……でも、こんなのも悪くない。思わず笑みが零れる。
「くそーっ待ちやがれーっ!」
ボクも、駆け出した。大切な家族のもとへ……!

76 名前:あとがき :2005/10/14(金) 01:24:02 ID:4xprxJSG0
蟹沢きぬではなくて対馬きぬ視点SSです。
俺が初めて投下した「かわらないもの」の前日譚という位置づけですね。
カニの平凡ながら騒がしく幸せな日常がうまく表現できていればいいんですが。
きぬがところどころで難しい言葉使ってますが、これは視点人物補正ということでw 
勿論、頭毛はわざとです。
村田SSと同時に予告した姫SSは諸般の事情(というかほぼ自分の技量不足が原因)で頓挫中です。
これはいつか別の形で仕上げられたらいいなと思っています。
次回作ですが、いつも同時に二、三本平行して書いているので、どれが先に仕上がるかは自分でも分かりません。
進行具合から予想すると戦隊モノになるでしょうか。

77 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 01:25:38 ID:UFRjV+rb0
GJ!!
リアルタイムで読んだのは初めてだぜ。

78 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 01:26:49 ID:IId/J5rB0
gj

79 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 01:27:59 ID:iyanYkUQ0
ハイアーザンザサンGJ!!

80 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 01:46:19 ID:bQv3MIG80
乙っぱいが1つ
乙っぱいが2つ
乙っぱいが3つ…

乙っぱいがNつ

81 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 01:51:59 ID:IId/J5rB0
ちょっと教えれ。SS投下中の「支援」って何のこと?
どんな役に立ってるの?

82 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 01:53:32 ID:cjj+rBiV0
連投には規制が掛かることがあるんだよ

83 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 02:12:27 ID:IId/J5rB0
ああ、連投の規制ってタイムだけじゃなかったのか。なるほど

84 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 02:50:49 ID:VLudi6uG0
乙っす。相変らず芸が細かいというかさり気ない所で色々と凝ってるなぁ。

85 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 04:53:35 ID:NLzRjZrbO
どれもGJ!
だが俺もフカヒレにじぇらすぃーがw
やっぱレオじゃないと…な人間なんかな俺w

86 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 05:28:15 ID:kMVkAFmF0
>>76
GJ!
こういう『その後』のストーリーって大好き!
ありがとう、と言わせてくれ。

87 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 06:06:02 ID:IclKCY/00
フカヒレと椰子がくっ付いたとしても、どこまでいけるかはまったくの未知数だね
レオは根が熱いからなんとかできたけど、フカヒレは根がヘタレだからなあ
フカヒレが椰子に父性を感じさせれば勝機は見えてくるが
はたしてフカヒレにそれが出来るかどうか・・・

88 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 09:28:50 ID:oR9yE0ub0
フカヒレはあれだ、青いザリガニ、あれを擬人化させるんだ。
祈ちゃんの怪しげな術ならできるさ。
しかし俺の妄想力では転入してきてフカヒレに「ご主人様〜」とか言って
周りをパニックに陥れるとか、
カニに異常に警戒心をあらわすとかそれぐらいしか思いつかんorz


89 名前:フカヒレファン :2005/10/14(金) 11:44:16 ID:9+0RKZfN0
うわっ、フカヒレにジェラシー感じてる方が多いですね。
正式題名「夢の続き道」で決めたんですが、これは「フカヒレ、初めて嫉妬されるの巻」
の方がいいのかもw
一応続き書いてるんですけど、これは投下は止めといたほうが良いんですかね?
ちなみに俺も毎日公式でなごみんに投票してたなごみんファンなので、
フカヒレ如きになごみんはもったいないって気持ちわかりますw
ただ、カニルートで料理人にならずに花屋やってるなごみんを救いたいって気持ちも大きかったんで
なごみんファンの方はそういう視点で見ていただけるとうれしいかも。

>>88
その意見採用させてもらっていいですか?少し妄想浮かんだんで。
ちょっと書いてみたいです。

90 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 11:52:09 ID:XDvcQued0
>>76
GJ!
是非姫も頼む。
このまま凍結というのは勘弁な。


91 名前:88 :2005/10/14(金) 12:14:49 ID:oR9yE0ub0
>>89
うお、なんか書いてくれる人が
ぜひお願いします!
読んでみたいっす!

92 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 14:31:37 ID:AyrcjwQK0
>>76
とても素晴らしかったワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
「レオと子供たちに腹いっぱい食わせてやるんだ!」
カニらしい愛情のつまった台詞で(・∀・)イイ!!です。
子供を可愛がるなごみんも(・∀・)イイ!!
この2人の掛合いは楽しくて微笑ましくて(・∀・)イイ!!

暖かい気持ちになれました。ありがとうございました。

93 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 15:26:27 ID:WQzokvz80
>>88
書くのはいいけど、もうちょっと書き方とかメリハリとか工夫してほしいな
あのままで続編はちょっと…

94 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 16:30:02 ID:bQv3MIG80
う〜( ・ω・)
誰か姫のSSを書いてください〜
もう姫が頭から離れません〜

95 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 19:30:02 ID:H+ITPRXj0
>>89
いまさらながらGJ
あと、途中ででてきたフカヒレの歌、最初のはわかんなかったけど、
「ハンズ・オブ・グローリー」って横島だよな?
中の人つながりってわけか、そんな小ネタもよかったぞ。
次作も楽しみにしてる

96 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 19:43:19 ID:cjj+rBiV0
バンドに無かったか?ハンズオブグローリーって
美神のはそれ引っ張ってきたパロだった気が

97 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 20:47:07 ID:JU5r0AFN0
「お前がナンバーワン」も中の人(ベジ太)つながりだから「ハンズオブグローリー」も横島でいいんじゃね?

98 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 21:19:15 ID:/UMsbNI50
>>89
音楽一本に絞って頑張ってるフカフィレになら、
なごみんあげても良いと思うカニスキーの俺。w
郵便局員を腰掛けにして、メジャーデビュー目指してる、
って言うのが、俺的カニルート後日談のフカフィレなので。

99 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 21:44:36 ID:cjj+rBiV0
そういえばフカヒレってどんなの弾くんだろ?
ゆずとかあんな感じなのかな?

100 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 21:56:16 ID:by/6/vJf0
>>99
言われてみるとそう思う。
あとスピッツとか、コブクロとか、そんなイメージ。

101 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 22:06:52 ID:ut5z4abY0
人気投票結果が出たな。
よっぴが四位なのは納得いかん!!

102 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 22:28:15 ID:b01Czfun0
やはり暗黒面が強烈過ぎたんじゃないの?

103 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 22:56:40 ID:cjj+rBiV0
・゚・(つД`)・゚・姫……

104 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 23:41:12 ID:Dp/6Jx7J0
なごみ強いな。
いや、人気あるとは思ってたがここまでとは。
>89 つづきいらない

105 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 23:54:18 ID:kMVkAFmF0
>>99
神奈川つながりでやっぱゆずじゃね?
イイ相方が見つかったらそのうち12万人集められるようになるかもw

106 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/14(金) 23:58:43 ID:P4RGKbG6O
>>103 霧夜エリカは最高のツンデレだぜ。今回はだめだったが、最高のツンデレが、普通のツンデレに劣るはずがないだろ。

107 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 00:33:22 ID:zJFT2MOh0
598 :名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 00:18:49 ID:y/YGuQDx0
>>585

         , - ' ´ ̄ ``  、__
        ィ            ヽ○ヽ.
    ,  '⌒○ /     、ヽ    ヽ○ヽ.
  /   ○  i   /l/|_ハ li  l i   li ハ
. // 〃 /l  i|j_,.//‐'/  lTト l、l   j N i |
 {イ  l  / l  li //___    リ_lノ lル' lハ. ソ  
  i| /レ/l l  l v'´ ̄  , ´ ̄`イ  !| ll,ハ
  ハ| ll∧ハヽ ト、iつ r==┐iつ/l jハ|    あなた乙しちゃいますよ。ドーーーン!
      レ'¨´ヽiへ. _ 、__,ノ ,.イ/|/ ノ   
      {   ⌒ヽ_/ } ー‐<.__  ′ 
      ヽ,   /、 〈   |:::::::| `ヽ 
       {.  ハ ヽ Y`‐┴、::::v  l 
       |iヽ{ ヽ_ゾノ‐一’::::ヽ. | 
       |i:::::`¨´-- :::......:...:.:.::.}| 


108 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 00:46:03 ID:zJFT2MOh0
603 :名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 00:23:16 ID:+SNl227Y0
>>585
        _,. -──=ニヽ、
         /レ'´       `ヽ、
        //乳 / , ,、 ヽ ヽヽ ト、
      /0蟹 j_ノ_/ハHl、_j l lN
       〈0イ ´|/l/   `ヘノ} jrく)j
     r‐ヶハl  o⌒r─ォ⌒o,ハヽ〉  乙わはー
     Y//,ハ>、j>l、_ノ.イレ1l レ′  …じゃねー、乙だぜー
        \l l//` ` ̄´ j l レ'
         _>しょぎょうレ'´
      (__ゝ、むじょう |
           \     l
              `ーr-、ノ
            し


109 名前:89 :2005/10/15(土) 01:01:30 ID:KxWcauXD0
フカヒレの歌は中の人つながりで選びました。
俺もフカヒレの歌は>>99>>100の人に近いイメージですね。

>>93
了解しました。他の職人の方々を見習って、がんばりたいと思います。

>>88の方の設定でのSS、前編だけですが完成しました。
後編もプロットは完成しているんですが、
長くなりそうなんでとりあえず前編だけ投下しても良いでしょうか?

110 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:08:24 ID:ltgvwMYg0
GOGO

111 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:17:57 ID:YO4Lupua0
>>109
あのネタですら長くなるのかw

112 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:20:17 ID:KxWcauXD0
「ううっ、それにしてもお腹がすいたぜ。レオ、何かかわいらしい僕への貢物はないんか?」
昼休み前の最後の授業を前にして、カニがうるさい。
「俺が持ってたビスケットはさっき食いつくしちまっちゃったじゃねーか。もうねえよ。」
「ぐうっ、確かに。くそう、この腹の減りを何で満たせばいいんだ。堪えられねー。」
「淑女がはしたない。大体昼飯まで、あと祈ちゃんの授業だけだろ。我慢しろよ。」
「今日は二度寝しちまったから朝飯食べてねーんだよ。
我慢するのがいつも以上にきついぜ。」
「我輩がいいことを教えてやろう。いいか、我輩は昔そういう時、
水で腹をふくらましてごまかしたものだぞ。」
気がつくと土永さんが側に浮いていた。横に祈ちゃんも来ている。
だからいつの時代の鳥なんだ、これは・・・
「あらあらカニさん、お腹が減っても、私の授業はきちんと受けてくださいね〜。
でないと島流しですわよ。」
教師なのに軽く脅しだ。
「レオ〜、僕の目の前においしそうな鶏肉が浮いてるよー。焼いて食ったらうまそうだ。」
「ぬうっ、この小娘、我輩を食おうとするとはふてー野郎だ。
我輩を魅力的に感じるという気持ちはわかるが、
我輩の体は乙女に捧げると決まっているんでな。残念ながら、お断りだ。」
この鳥も何を言ってるのやら。
「カニ、それはめーだぞ。5つの誓いを忘れたか?」
「あー、あれね。」
「あらあら、何ですの、それ?」
「祈先生、もう授業のチャイムなってますよー。」
佐藤さんがつっこむ。
さすがクラス唯一の良識派。
他の奴らは好き勝手に遊んで気にしちゃいない。
「仕方ありませんわねー、気になるので、授業が終わったら教えてもらいますわよ。」
「とりあえず、この飢えた甲殻類が耐えられてるうちに授業終わらせちゃってください、先生。」

113 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:23:16 ID:KxWcauXD0
昼食を取り、一息ついていると祈ちゃんが戻ってきた。
「それで、その誓いってのは何なんですの〜?」
「実はかくかくしがじか(青いザリガニエピソード説明)というものなんですよ。」
「あの時は本気で悲しかったなあ。
くそ、生きていたら今頃は美人になったキャロットの恩返しで、
うはうはの青春だったはずのに。」
成長しないやつだ。
「なるほど、今でもフカヒレさんがザリガニ臭いのはそういうことがあったからなんですのね〜。」
さらりとひどいことを言う。
「えっ、俺ザリガニ臭いの?今はコロンもつけてるのに・・・」
あっ、フカヒレ泣きそう。
「いじめはありません。」
飄々とした顔だ。
「と、冗談はさておき、実際の匂いという意味ではありませんわ。
そういう匂いというか、気配がついてまわってるってことですの。」
「い、い、祈ちゃん、そっ、そっ、それはお化けってことかな?かな?」
「二度繰り返すなよ。大体そこまで怖がるなよ、今昼だぜ。」
「な、何言ってんだよ、怖くない、怖くないもんね!」
そう言いながら俺の左腕にくっつくカニ。
まあ、自分が食っちまったんだもんな。怖さも倍増か。
「ん〜、そういうのじゃなくてですねー、何と言いますか、
残留思念みたいなものですかしらね〜。」
「どういうことですか?」
「何か無念でもあったんじゃないかと思いますわ。
ところでですね、私この問題片付けられるかも知れませんわ。
ちょうどこの前ある本で面白い術をみかけまして、
試してみたいと思っていたところなんです。
この問題の解決にはちょうど良さそうですわ。」

114 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:26:18 ID:KxWcauXD0
「それって俺のザリガニ臭とやらがなくなるってこと!?先生、ぜひお願いします!」
「ぼ、僕もお願いするよ、近くにそんなんつけた奴がいるなんて耐えられないからね。
怖いわけじゃないからね。」
いちいちこっちを見て断らなくていーっての。
「しかし祈ちゃん、その術って危険性とかはないの?」
さすがスバル、大事なところは抑えてくる。
「まあ、何かあってもフカヒレさんですし。」
「そういえば確かにそうだね。」
確かに問題ないわ。
「なあ、俺らって友達なんだよな?」
フカヒレが何か言ってるけど誰も気にしない。
「では、今日の生徒会が終わった後、校庭で儀式を行いますわ。皆さん、宜しいですわね?」
「は〜い。」

115 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:27:40 ID:KxWcauXD0
生徒会の活動後、生徒会の面々が校庭に集まっていた。
乙女さんは部活に行き、椰子は興味がないそうで帰ったが、
姫は「こんな面白そうなイベント見逃せるはずないじゃない。」と言って残り、
佐藤さんは「対馬君残るんだよね?じゃあ私も見ていこうかな。」と残った。
集まる前にフカヒレが、祈先生に何かの書類に拇印を押させられていたけど、
誰も気にしない。気にしたら負けだろう。
「では、始めますわね。」
校庭にはもう、魔方陣のようなものが書いてあった。
いろいろな粉みたいなものとかがその中心の箱に入れられて置いてある。
「先生、あの箱に入っているものは何ですか?」
「人体を構成する元素ですわ。」
「何でそんな物が入ってるんですか?一体何をやるんです?」
「フカヒレさんのザリガニの復活式ですわ。要は体を取り戻させてあげて、無念をはらさせてあげれば良いわけですから。
ですけど、私が読んだ本には人体の説明しか載ってなかったので。
まあ、ザリガニなんて小さいですし、人のものの分だけあれば多すぎるくらいで何とかなると思いますわ。」
適当な。
「って先生、本当にそんなことできるんですか?っていうかそれって確か禁忌に・・」
「シャーラーップ、対馬君!
いいじゃない、とりあえずやってみれば。こんな面白そうなことそうそうないわよ?」
「いいか、坊主、物は試し、という言葉もある。
できるかどうかわからないならとりあえずやってみる、ってのも、漢ってもんだぜ。」
「と、土永さんも言ってますわ。」
いいのかそれで。


116 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:29:11 ID:ltgvwMYg0
巨乳の錬金術師キター

117 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:29:11 ID:zJFT2MOh0
sien

118 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:30:11 ID:KxWcauXD0
「材料はもうほとんど揃えてあります。あとは・・・、カニさーん。」
「ん、何?先生。」
「ちょっとちくってするけど、許してくださいね。」
そう言って祈先生はカニの指に針をさし、血を一滴その材料の中に入れた。
「いたっ、痛いじゃん、祈ちゃん。何でこんなことするのさ。」
「カニ、それぐらいで泣くなよ。」
「泣いてない、泣いてないもんね。」
目にはうっすら涙が浮かんでるけど。
「ザリガニさんは一応、カニさんの血肉になったわけですから。魂の情報というやつです。」
相変わらずよくわからんが。
「それではいきますわね。フカヒレさん、その材料の横に座って、
ザリガニさんのことを考えてくださいまし。」
「あっ、はい。」
箱の横にフカヒレが座る。
祈先生はその魔方陣の端に手を触れた。
「うわっ!」
「きゃっ!」
その瞬間魔方陣の中に雷撃が走った。
魔方陣の外にいた俺たちにまで衝撃が少し来た。
中ではフカヒレがしびれている。
「ら、らめぇ! 電気! 電気きちゃいましゅ!電気ビビビビビって通ってるのぉ!」
「フカヒレさん、落ち着いてくださいまし。そこまで強い電撃ではないはずですわ。
私の方を見て、ザリガニさんのことを考えるんですわ。」
「はっ、はいっ!」
どうやら大丈夫なようだ。

119 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:31:15 ID:KxWcauXD0
と、そこでフカヒレの顔が一気ににやけた。
フカヒレの目線を追ってみると、地面に座っている祈先生の胸の谷間が丸見えだ。
「フカヒレさん、その集中力ですわ。」
「ああ、キャロットが生きていれば人間になって、
あんな胸で、あーんなことやこーんなこと、あまつさえそんなことまで。
キャロットー!」
いいのか、ほんとにこれで?
「きましたわー!」
いきなりフカヒレがもだえ始めた。
「にこんでにこんでにこんで・・・」
「何を?」
「できますわ!」
「とっ・・・とけちゃうー!」
フカヒレが一際大きな声をあげ、箱が爆発した。

120 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:33:53 ID:KxWcauXD0
「ううっ」
視界は一面の白だ。
幸い衝撃はほとんどなく、煙がたくさん吹き出ただけだったようだ。
「みんな大丈夫かー?」
「僕は大丈夫だよ。」
「ふっ、この私があの程度のことでなにかあると思う?
よっぴーも私がかばってるから大丈夫よ」
「というわけで私も無事です〜。」
「我輩も無事だぞ。」
「俺も大丈夫だぜ、レオ。お前こそ大丈夫か?」
「大丈夫だよ。」
「私、持っていかれてしまいましたわ・・・」
「な、何をですか?」
「買ったばかりのネックレスです。等価交換とか何とか変な奴に言われまして。
まだほとんど使ってませんのに。」
どうやら大丈夫のようだ。
約一名返事がない。
「おい、フカヒレは大丈夫なのか?」
「わからねえ。煙が晴れねえと。」
と、いっているうちに煙が晴れてきた。
「フカヒレ、無事か?」
スバルと二人で駆け寄ろうとする。
なぜか晴れてきた煙の中心には二つの人影があった。

121 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:36:09 ID:BCQOaj530
  _、_
( ,_ノ` )y━・~~~

122 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:36:40 ID:KxWcauXD0
「ええっ!?」
「大丈夫ですか、ご主人様?ご主人様!ご主人様!?」
フカヒレを抱きかかえるようにして声をかけているのは見たことのない青髪、
青い目をしたものすごい美少女(中学生くらい)。
しかも巨乳で、なぜかメイド服姿ときてる。
「( Д ) ゜ ゜」
「お前も中々凄い顔芸ができるね。」
「おい、スバル、これは一体どういうことだ?」
「俺にだってわかんねーよ。」
スバルが肩をすぼめる。
「どうやら、復活式が変な風に成功してしまったみたいですわね。」
祈先生がなにやら嬉しそうに近寄ってくる。
「どういうことですか?」
「まず、結論からいいますとですね、あれはザリガニさんですわね。」
「えーーーーーっ!」
皆の声がはもる。
「ザリガニさんの体を構成している時にですね、フカヒレさんのザリガニさんへの思い、
脳波が変な風に作用してしまったようですわ。
あれはフカヒレさんの理想のザリガニさんなんだと思いますわ。」
「って、ザリガニじゃないし。全然。」
姫が普通のツッコミしてる。
この事態にはさすがの姫でもついていけていないのか。
「とりあえず、気絶してるフカヒレさんも連れて、皆で竜宮に戻りましょう。」
確かに。ここじゃ落ち着けない。
フカヒレを抱えているザリガニさん(仮)に、
フカヒレを安静にできる場所に連れて行くというとしっかりついてきた。

123 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:38:57 ID:KxWcauXD0
「ええと、あなたはザリガニさんで良いのかしら?」
フカヒレを竜宮のソファに寝かせ、佐藤さんが皆の分のお茶を入れてくれたところでついに姫が切り出した。
「いえ、あたしの名前はキャロットです。」
「そーいや、フカヒレのザリガニの名前ってキャロットだったよな。」
「確かそうだったよ。僕も覚えてるもんね。おいしかったなー。」
「っ!・・・・・・」
カニの台詞に恐怖の思い出が蘇ったのか、がくがく震えだすキャロットちゃん。
ちょっと飼い主に似てるかも。
「カニ、いくらなんでも当人?えーと、当ザリガニか?の前でその話はやめろ。てか謝れ。」
「うっ、確かに。あの時は悪かった。許しちくり。」
「ううっ、はい。」
カニから一番はなれた席に移動したキャロットちゃんだが、何とかうなずく。
「信じられねーけど、ホントみたいだな、こりゃ。」
スバルの台詞に同意するしかないようだ。
「だから、さっきから私はそう言ってますわー。」
怪しげな儀式をした張本人に言われましても。
「フカヒレさんの変な脳波と、おそらく私の魔方陣の不備、
そして大気中に漂う電波が作用してこんなことになってしまったんだと思われますわ。
どうやら、ザリガニさんのもとからあった残留思念がメインの人格で、
みかけはフカヒレさんの妄想、言葉とかの情報はフカヒレさんの魂からコピーしたようですわね。」
キャロットちゃんはぽかーんと祈先生の説明を聞いている。
正直、俺らの対応もあんまし変わんないけど。


124 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:42:33 ID:KxWcauXD0
「つ、つまりこの子は正真正銘、フカヒレ君が昔飼ってたザリガニということなの?」
姫が何とか最初に理性を取り戻した。さすがだ。
「だからさっきからそう言ってますわー。」
「しかし落ち着いて見てみると凄い子ね。美少女で巨乳でメイド服なんて。
くーっ、持ち帰りてー。持ち帰ってとりあえず乳揉んで遊びてー。
フカヒレ君、案外やるわね。見直したわ。」
変なところで感心するな、姫。
佐藤さんがエリーのこれは病気だからって目線を送ってくる。
「ううっ・・・」
危険を感じ取ったのか、姫からも遠ざかる。正しいぞ、キャロットちゃん!
危険感知能力は飼い主よりも確かなようだ。
歩きながらフカヒレの寝ているソファに近づく。
「あ、あの、ご主人様は大丈夫なんでしょうか?」
「あっ」
全員、すっかりその存在を忘れていた。
「大丈夫ですわ〜。ただ、今日は魂にまで負担がかかりましたし、
多分明日までは目が覚めないと思いますけど。」
「そうですか。」
まだ少し不安そうな顔ではあるが、ほっとした顔をする。
「しかし、この後どうするよ?フカヒレは俺たちが連れて帰るとして、この子は。
さすがにフカヒレの家には連れてけないし、レオの家も今は乙女さんいるからなあ。」
「はーい、はーい、私つれて帰りまーす!
私の家は大きいから一人くらいつれて帰っても問題ないしー。
セキュリティーもばっちりだから安全よ。」
一番怖い人がセキュリティの中にいるわけですが。
「ここは私が連れて帰りますわ。調べてみたいこともかなりありますし。」
まあそれが一番妥当か。

125 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:45:04 ID:zJFT2MOh0
しえん

126 名前:あおのきせき(前編) :2005/10/15(土) 01:46:25 ID:KxWcauXD0
「で、でもご主人様の傍を離れるのは!」
「フカヒレさんは今日は起きませんし、あなたがいても何もできませんわ。
それより、あなたは魔術で生まれた存在。
すぐに消えてしまう可能性もあるのですよ。
とりあえず、私についてきて今後のことを話してみるのが得策だと思いますわ。」
「・・・はい。」
おおっ、大人の説得力。さすがだ。
キャロットちゃんも少しは状況が理解できているようだ。
「じゃ、もう遅いですし、とりあえず俺らはフカヒレ連れて帰ります。
少し頭も冷やしたいですし。」
「私もよっぴー連れて帰るわ。このままじゃ何か収まらないもの。
よっぴー、今日は寝かさないわよ。」
「ちょっ、ちょっと、エリー、それは何かひどいよー。」
「では、また明日、ですわ」
「ご主人様をよろしくお願いします。」
竜宮を出て、それぞれ帰途に着く。
元々常識とはかけ離れた人がまわりに多いおかげでそこまで驚かないですんだが、
それでも凄い日だった気がする。
一体明日からどうなるんだ・・・
フカヒレを抱えたスバルとカニとの帰路、
これまた凄い日になるであろう明日へと思いをはせた。

とりあえず、前編 完

127 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:47:55 ID:BCQOaj530
>>126
乙。祈ちゃんはすっかりドラ○もんだなw
そこまでできるんなら憩をフカーツさせてもいいような気もするがw

128 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:50:07 ID:rkWLrjC+0
GJ

オチは祈先生が蟹の変わりにカニバッタとかグロじゃなくて良かったw

129 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:50:40 ID:zJFT2MOh0
あとがきはないのか、そうかgj

130 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 01:54:54 ID:YO4Lupua0
>>126
GJ
メイド服はどこから構成されたのか激しく気になるがw
しかしオカルトっぽいものでは祈、肉体的なものでは乙女さん、金銭や物質面では姫と
なんでもありのドラ○もんやらせるには人材に事欠かないなつよきすはw

131 名前:89 :2005/10/15(土) 02:00:01 ID:KxWcauXD0
>>112-126
とりあえず前編投下です。後編、土日はちょっと忙しいんで、
投下できるかわかりませんが、
なるべく早めに投下させていただきたいと思います。

>>126
それはお約束ということで許してくださいw

>>127
まあ、錬成したのは結局ザリガニだからということで。
あの乳を持っていかれたら俺も耐えられませんw

132 名前:89 :2005/10/15(土) 02:04:43 ID:KxWcauXD0
レス番間違えたorz
上の>>126>>127で、>>127>>128です。

>>130
言われてみれば。
大気中に漂う電波を集めたということで許してくださいw


133 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 03:40:39 ID:Sz8IrTpf0
>>131
GJ!!
続きが楽しみです
フカヒレのデレてる時の言葉、期待してます

134 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 05:03:17 ID:7qJKtOfV0
俺は知らない、指が勝手にやった事だから

『あるアニメにインスパイアされて』

ある日の午後、スバルと一緒にボ〜っとしているとスバルが…
「なあレオ、俺実は…ゴム人間だったんだ」
「…はあ?」
正直俺はあの時点で別の話題に変えるべきだったんだ…
「何言ってんだスバル?…ゴム人間った何の冗談?」
「レオ…俺がそう簡単に冗談を言う奴だと思うか?」
「いや、思わない」
だからこそ気付くべきだったんだ、スバルの目が普通じゃ無いって…
「そうか、信じてくれるのか…」
「あ、ああ、しかし驚きだな、スバルがゴム人間なんて」
「ちょっと待っててくれ、今それを証明するから」
そう言って何故かゴム製の水泳キャップを被るスバル、だから気付くべきだったんだ、スバルの言うゴム人間は『俺の考えている』ゴム人間じゃないって、そもそもスバルは『実喰って変身する男』『鼻毛で戦う男』』はあってもゴム人間は無かったんだ・・・あれを除いて
「出来たぞ・・・レオ、ハァハァ」
「そ、それは何の冗談だ・・・スバル?」
「何って・・・決まっているじゃないさ、ゴム人間さ、ハァハァ」
そう言うスバルの格好は・・・一言で言うなら『全身ゴムの拘束着』を着たはっきり言って・・・
「変態じゃねーか、どこがゴム人間だよ」
「どこって、どこから見てもゴム人間じゃないか・・・見てくれよこの質感、これぞ至高の美」
「う、嘘だ、そうなる為には莫大な金が必要な筈だ」
「それは・・・姫がさ『変態ばっかで嫌だから代わりに行ってくれ』って・・・そしたら『祝福』されたんだ」
姫のバカーーーー、と言うか姫も行った事あるのかよー
「さあ、レオ・・・楽しもうぜ」
「な、何を・・・・」
「もちろん・・・俺と一緒にこの質感をだよ」
そうやって迫ってくるスバル・・・いーやーーーーーーーーーーー

135 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 05:50:08 ID:43o/6AgU0
実喰って変身する男→ベターマン
鼻毛で戦う男→ボーボボ
かな

136 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 10:14:26 ID:m3gHAm0D0
ザリガニキター
なんというかたった5行の妄想を元にここまで……
gjです。

137 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 12:21:34 ID:klyx9uvn0
>>89
超GJ!
続き期待してますよ

138 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 12:23:49 ID:klyx9uvn0
あ、スマソ
>>131のほうがいいか


139 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 17:25:50 ID:0Q/ebE8h0
>>135
なるほど中の人つながりか
そういやスピードグラファーのゴムユーフォリアも中の人同じだったな

140 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 17:32:22 ID:3+vBBcz70
中の人など

141 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 17:55:24 ID:I/ggXM2A0
いない!

142 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 18:50:32 ID:zJFT2MOh0
265 :名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 15:02:00 ID:z0+vb+BQ0
                      ,. -─- 、
                       ,ィ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::ヽ.
                 /.;.:.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:::::::ヽ
                    /.://.:.:/.:/!.:.:.l.:.i.:.:.ヽ:::r-ハ
                  1::ir!:l.:il::_Ll_::i:li-i‐‐-::ヽゞi:i
                |i::::VlィN:VヽNヽ、 _ヽミri|   Partシックスナイン-62〜♪ ・・・・・・?
                   Vヽハ x==ミ ヽ '´ ̄` !j:!ハ  
                 ト〉∧     ,     ':l::|:lj             _
      ( ヽ          {i::i|::lヽ   r‐┐  /:/:ル′           /./
      ヽ ヽ.          Y:::::l:::l>、 ー' ィ/〃j:|               / /
     _,ノ  ヽ.      ,. -Vトハ从 ィl`¨´ .ト 从Hぅ- 、_      _/  . ヽ._
  ⊂二_     ,ト、___, <  ヽヽ ヽ_   _/ / //`ゝ_>, -‐' ´ ,  /  ノ `二⊃
  , -─ '_ . ヽ ヽ    `ぃ  iiヽ.ヽ、_ヽ ´/ / /! // /     ゝ..__    、 \
  ー ¨/,  _,..ノ、       i i リ ` -ニ.∨ =イン′! i !、     _/    \ ヽ. ヽ-’
    ー' / /    ヽー----| i リ       [r] ̄     i l | `r一 i´         ヽ_}ヽ_〉
      ‐'       ト、   〃 {     | |      }、ぃ〃  /
             ヽ.ヽ/ ィ^i       !  !     j\ヽ._/
               `´   ',    l  i      /    ̄


143 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 18:51:19 ID:zJFT2MOh0
                     l    l   l    /
                     |     ト、 ./|     |
                       l     ト、 /| .  |
                     /     |ヽ / |    ヽ.
                  /\__ \_/____>.
                /:::::::/`ー┬─┬‐┬ T´:::ハ
               ./:::::/:::/:/:://:::::;.ィ'"  .ヽ、,|::::|::::'、
               .,':::::/:::/:/:/::∠,,,,,,_,...--‐'´゙>:::::l,
              /:::::/::/://:::/         / `'、::,l'、
              .,'::::/::/:/;'_;;ハ、;         ;/     ゙ト;l,
             /::::/:/::/;r'    \    /       |〈!
            /l:::;':/:::;イ      `'ドr=/        |:::l


144 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 18:52:07 ID:zJFT2MOh0
462 :名無しさん@ピンキー:2005/10/15(土) 18:46:04 ID:y/YGuQDx0
                 _,,./^"          ^^^v、  ^8-、_
               ,,q0f゚゜                ^ 、   .\,,
              .;(r[゛                    \。    ヽ、
            ,,r)(゛           。          "`、   .ヽ-、く
           う[[^    ./゛   .;./    _   __。-.       、.ヽ))。
        __。ll6l゚゛__/ ./゜,,r" `、r"  __,,pll"  ノヾ          \.ヽ\ 
     __ ..]__,,bf゛,,g[゛ ,,d゙、_g(゜__/l゚  ggll][゛ .;gf"              ゝヽヽ
    g゛^)]gg;;8][゚g][( gll[./,,g[./glll゚ ./]][[゜ gd"      ./         ゚。];;)
 。. ./゚゚l;,;,[゚゚]][[g[][.l.;g;,;,l゚゚]][゚][]]]ll9qg[メノ゜__p8^      ,,g[゛           ]ll[.l、
./H]g,,ggg。.[dg]0[gH;,;,[゚p[)V[う"(./t^7゜g/;;(t    ,, g][[       .l     〈ll|
./ ];,;,ll;,;,;;,,゚l;,;,]][く]][](g[゚l[ノ./゜fノ)^-,/./`、;;"   ./gllll[゜ ./  l.  |   .。〈[|
kH(^]]し^);;;;;,;,[]]( U[gり゚,,/   /〈(、 ./  d(  __く)゙、00[  J[  /   〈    ][]][.l
.;/ ゚l;,;,;,;,]0[゚g;,;,,,/[/ ]]]llg,,.l゜  ./  .;y〉、 g9l゚./)^)[  /g(..l d゜  g[    f:.:.[.l
/g;;gt)[゚ll゚〈l゚./]][[゛ 7]゜   ^゚゚]4bgg,,   」| :l「4゙、/ ]-、_H9 :l ][  H]゜__  .;....:.:.0
 ヾ^^^`、f゜f9[゜  g[        ^^^  .l ヒ./Y」 / ...[ :l][ll[〈H[[  yg]〉 ;;[ _ g:.:.[)゚。
     .l7ll[/゜ g][             H]|゜[/  .lし]][|]g[[./り;,;,][.;f(,,/y....;,;,(dll


145 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 19:06:23 ID:zJFT2MOh0
     〈gll゜./ll][              「d( /  _.l!.;[[ 0[4[]d9[;,;,ll[p[,,g[]....;,;,ggll[
     f[7 gb:.:.[gし              [  ,,g。 .lH[ ]][゚l[Y]]][[....:.:.0]]....;,;,;,;,;,;,[[
     " ,,d[g;,;,g:.:.l.                 .\l.| .l[゙:、゚〈l゚]0]][;,;,[]....:.:.;,;,]9;,;,[^
     ヾl゚0[l゚:.:.][[]、       ノ         .\[,, ゜ 7/l゚g[];,;,[g:.:.:.:.;,;,[g]]]゚゜
      .l"ト.l]ll[].l]l.      。.            ゚゚lllg,,/゚。くg;,;,][]ll;,;,;,;,;,;,[d[]]^-,
         "「 [ll](      `、             ゚゚lllg;,;,[[8g;,;,[;,;,[]]4(゚lf-.
;,;,:.:.:.:.;,;,;,;,;,;,;,;,;;;;;;;;;;;;;;;;[^、                 ___;;g;,;,;,;,くgllし[g;,;,し5[|
:.:.........:.:.:.:.;;;;lilililililii;i;[゜  )、              __gllll[][]ll[[゜-^__xll;,;,[し゚l[.\
:.:.:.:.:.:.:.:.](^]]]]]]]]ll[゜   \。____     ____,,,,,,gpf"^ 〈g:.:.llllllllll(Hgg][][]][[゚l]g、
:.:.:.:.:.:.;,;,[              `、;,;,]ll]]:.:.:.:.;,;,[゚^ ./d:.:.[(,,;,;,;,;,[]gg;,;,llg;;;;;;;;;;;;][
:.:.:.:.:.:.i.i.[     ^ ゝ      gi.i.[./[]];,;,[[",,.;g"gl゚g[[]p;,;,][,,__;,;,]ll]gg;,;,][^[`、
:.:.:.:.;,;,;;;;" ^-,          glilii;i;[/,,d[]ydd5p[[イ゛ヾr".;];;;;;;;;][[ ][]]][]゜,,〉
;,;,:.:."^        .ヽ|   .llilililii.i.[(゛"^゚。(-^ノ゙、    f[  ]7 /゜./""`、
;;;;[           .lrヽ    .li;i;i;i;i.i.]g          .l〉gし[  ^)4)゛
][し.-  __,,,,,,,,,,__  -、`、.l    _;;;;i;i;i;i;;;;;、         ^^^



146 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 19:17:58 ID:A0mcpQPOO
『かにかにどこかに』


僕は最近、そう言って笑っていた彼女のことを良く思い出す
彼女の面影を強く残す娘が、同じ年頃に成長してきたからだろうか
弟とも良く喧嘩をし、まるであの時の僕らを見ているようだ
時というものは残酷で
あの時の少女も最早思い出となってしまった






松笠の呂布
昔そう呼ばれる女性がいた
そして今その名前で呼ばれるのは
かつて僕が愛した女性だ

147 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 19:46:51 ID:Gf/kkIzj0
うっ…

148 名前:FxOZs8ds0 :2005/10/15(土) 19:54:55 ID:PCg1BcAm0
感想を下さった方々ありがとうございました。
内容自体は不評じゃなかったのでちょっと安心しています。
お礼ついでに昨晩完成したSSを投下します。
前回より少ない量なので大丈夫ですよね?
今回はまったりペースで。

149 名前:FxOZs8ds0 :2005/10/15(土) 19:56:01 ID:PCg1BcAm0
今日は、珍しく朝から雪が降っている。
寒冷前線がこの地方まで下がってきたらしく、
天気予報によると数日は大雪が続くらしい。
そして昼休み、
食堂は外のテラスが使えないせいで混んでいて、
遅れてきた俺たちは席に座る事が出来ずにいた。
「仕方ないから、パン買って教室で食おうぜ。」
フカヒレの提案にうなずく。
ちなみに今日の昼食は俺とフカヒレだけだ。
スバルはこの寒い中、陸上の遠征合宿中。
一週間は帰ってこない。
カニはいつも通り、女友達との食事。
席はしっかり確保したらしく、今は優雅に昼食をとっている。
「俺たちの分の席まで、取ってくれてたらよかったのに。
気が利かないやつだぜ。」
そんなカニをフカヒレはジト目で見ながらつぶやいた。
「仕方ないって、こんなに込んでるとは思わなかったし。
おとなしくパンを買って戻るぞ。」
実際、外の席が使えない事を考慮しても、
驚くぐらい込んでいた。


150 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 19:56:16 ID:m3gHAm0D0
リアルタイムキター

151 名前:◇コタツな関係 オープニング :2005/10/15(土) 19:57:50 ID:PCg1BcAm0
教室に戻った俺たちは、ようやく食事を始める。
「今日は待ちに待ったエロゲーの発売日だぜ!
あー、幸せだなぁ。生きてる喜びを感じるよ。
俺は今日から愛に生きるんだ!」
フカヒレがパンを胸に抱きしめながら話し出す。
どうでもいいけど、そんなに大声で話すなよ。
周りのやつら引いているぞ。
「今日という日をどれだけまったことか・・・」
いまだに続けているフカヒレを無視して
俺はパンを食べ始めた。
「なんだよ、つれないな。
せっかく喜びを分かち合おうとしてやっているのに。
それが分からないなんて、かわいそうな奴だ。」
おまえの方こそかわいそうだよ。
でも、俺は優しいから言わないでおいてやる。
そこへカニが戻ってきた。
「いやー、食った食った。
こんな寒いときはあったかいうどんにかぎるぜ!」
ちくしょう、自慢しやがって。
「うらやましいだろー?」
「別に。」
顔を背けてつぶやく。
「へ、強がり言っちゃって。
それよりフカヒレ、パン潰れてんぞ。」
既にフカヒレのパンは原型をとどめていなかった。
「なにー!?」
目を見開いて叫びだす。
今まで気が付かなったのか?

152 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 19:58:55 ID:HO2Q6FY50
>>148
ダラダラした書き方はやめて欲しい
そんだけ

153 名前:◇コタツな関係 オープニング :2005/10/15(土) 20:01:04 ID:PCg1BcAm0
昼休みも終わる頃、姫がこちらの方へ近づいてきた。
「対馬ファミリー、マイナス一名。
今日は、大幅に戦力ダウンしてるわねー。」
ずいぶんな挨拶だ。心外だぜ。
「どこがさ?」
俺は姫に反論する。
「大幅にルックス係数が下がってるわよ。」
容赦なく告げられた。
でも、・・・否定できない。
なんかくやしいぞ。
「男は顔じゃない、心さ!」
強がりを言ってみる。
「それはそうと、対馬くん達にお願いがあるの。」
姫はあっさりとスルーする。
別に突込みが欲しかった訳じゃないが、ちょっと寂しい。
「何?」
おそらく生徒会関係の仕事だろうけど、一応聞いてみる。
「この書類を今週中にまとめておいて欲しいの。」
姫は書類の束を手渡してきた。
「何?これ。」
書類の束はかなりの厚さだ。
受け取ると目を通してみる。
「3年生の進路の最終調査表。
誰がどこの大学を受験するか、就職するかをまとめるのよ。
これがアンケート用紙で、こっちのがデータ表ね。」
姫はてきぱきと説明を続けた。


154 名前:& ◆0KaKbxr9Z2 :2005/10/15(土) 20:03:11 ID:PCg1BcAm0
「集計を取ってデータ化しておいて。
やり方はこっちのプリントに記入しておいたから。
あと、去年までのデータもあわせての再編集もね。
それは竜宮に置いてあるから。
このデータは学校のパンフレットにも使われるから責任重大よ。」
う、そういう責任の重い仕事はなんか嫌だな。
プレッシャーを感じてしまう。それに、すごい作業量だ。
「これって今まで生徒会でやってたの?
普通は学校側でやる内容だと思うんだけど。」
疑問に思って尋ねてみる。
それに姫はあっさりとうなずいた。
「そうよ。竜鳴館は生徒の自主性を重んじるって大義名分のもとに、
こういった面倒くさい仕事を生徒会にまわしてくるの。」
ぴっと指を立てて言ってくる。
それは、確かに絵になるんだけど、そう断言されてもなぁ。
「というわけで、お願いね。」
「えー、なんだよそれぇ!」
それにカニが不満の声を上げる。
「理不尽だ!」
フカヒレも後に続く。
「しょうがないでしょう?頼りにしているんだから、
期待にこたえてよね。」
姫がウインクをしてエールを送ってきた。
でも、俺はその手にはのらないからな。
「ま、しょうがねーな。
ボクが有能なのがいけないんだしな。」
「まかせときなって!頼りになるとこ見せてやるぜ!」
でも、二人はあっさり納得する。
さっきは嫌がっていたくせに、バカは単純でいいよな。
「対馬くんもお願いね?」
「うん、まかせといてよ!」
俺もバカの一人だった。

155 名前:& ◆0KaKbxr9Z2 :2005/10/15(土) 20:06:09 ID:PCg1BcAm0
やはり名前欄が文字化けしてしまいます。
もし文字化けしていても、タイトルは
◆コタツな関係 オープニング ですので。

156 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:06:27 ID:zJFT2MOh0
変だな

157 名前:◇コタツな関係 オープニング :2005/10/15(土) 20:09:34 ID:PCg1BcAm0
やっと今日の授業も終わって、時刻は放課後。
俺とカニはさっそく仕事に取り掛かるために
竜宮へと向かっていた。
でも、フカヒレはここには居ない。
「フカヒレは?」
予想は付くが一応聞いてみる。
「帰ったぜ。なんでも、
今日発売のエロゲーが俺を待っているんだと。」
やっぱりか。
「あのやろう、ゲームが発売された日はいつもそれだな。」
あれだけ姫に大見栄張っていたのに。
「ま、フカヒレを当てにするのが間違いなんだ。
その点、ボクは頼りになるよなー。」
それはそれで不安なんだよな。
カニはこのテの作業は苦手だから。
「ま、期待しているよ。」
話し相手ぐらいにはなるだろうと思って頷いておいた。
俺たちは竜宮へ着くと、部屋の鍵をあけて中へと入る。
「おかしいな。暖房が効いてない。」
昨日来たときはついていたんだけどな。
誰かが消したのだろうか?
「いつもはこの時間はついているはずなんだけどな。」
ちなみに竜鳴館は全校舎に冷暖房を完備している。
最新の設備で、時間設定しておくと
自動でオン・オフを切り替わる優れものだ。
だから、この時間ついていないのはおかしい。
「う〜、さ、さみーぜ!レオ、早く暖房つけちくり。」
カニが震えながら言ってくる。
確かに、かなり寒いな。
「ああ、ちょっとまってろ」
そして俺はスイッチへと手を伸ばした。

158 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:11:41 ID:gB1+k5q00
続き楽しみ(・∀・)

159 名前:& ◆0KaKbxr9Z2 :2005/10/15(土) 20:11:46 ID:PCg1BcAm0
スイッチを入れる。あれ?オンになってるぞ。
怪訝に思ったが、一旦オフにして入れ直す。
しかし、反応が無い。
もう一度オフにして、再びスイッチを入れた。
やはり反応は無い。
「壊れているのか?」
俺は首を傾げた。
「レオ、なにやってんだよ?早くつけろって!」
カニが急かしてくる。
「どうも、壊れているみたいだ・・・。」
反応の無い空調機を見上げる。
「はあ?なに言ってんだよ。
どきな、今度はボクがやってやるよ。」
カニが俺を押しのけた。
「ほれ、ポチっとな」
自身満々にスイッチを入れるが、やはり反応が無い。
何度もオン・オフを切り替えるが、結果は同じだった。
「えー!なんだよ、まじで壊れてるじゃないか!」
とたんにカニは騒ぎ出す。
しかし、今はそれにかまっている場合ではない。
「緊急事態だ。このままだと凍えてしまう。」
絶望を隠しきれずに、俺はカニへと振り返えった。

160 名前:◇コタツな関係 オープニング :2005/10/15(土) 20:14:01 ID:PCg1BcAm0
しかし、そこにカニの姿はなかった。
慌ててあたりを見回すと、
いつの間にか出入り口の方へと移動している。
なんて行動の早いやつだ。
「こんな寒い中で仕事なんて出来るかー!
というわけで、ボクは帰る!レオ、あとはよろしくな?」
そういい残すと、カニは回れ右をして部屋を出て行った。
やっぱりそうきたか。
「おい、待ちやがれ!逃げるな!」
慌てて追いかける。
すると、カニは素直に立ち止まった。
やけに物分りがいいな。
いつもは最後まで抵抗するくせに。
なんか不気味だ。
「てい!」
油断していた俺はカニに足払いされて盛大にひっくり返る。
顔を地面にぶつけてしまい、あまりの痛さに声もでない。
「ふ、レオ、聞こえていたらてめーのバカ正直さをのろえよな。」
顔をおさえて蹲っている俺に、カニが冷たく告げてきた。

161 名前:& ◆0KaKbxr9Z2 :2005/10/15(土) 20:15:47 ID:PCg1BcAm0
俺は顔を抑えたままカニを見上げた。
カニは冷ややかな笑みをうかべている。
「なに、バカだと?」
バカにバカ呼ばわりされるとは納得がいかない。
「そう、バカさ!」
聞き返した俺に向かって、
カニは自身満々に断言する。
「カ、カニ…、おまえは…」
ようやく痛みも治まり、立ち上がってにらみつけようとする。
が、既にカニは廊下の曲がり角まで辿り着いてしまっていた。
「ふっ、レオは良い幼馴染だったけど、
あっさり信じるのがいけないのさ!」
お前・・・、最初からこうするつもりだったのか?
「・・・カ、カニ・・・。謀ったな!カニ!!」
カニは勝ち誇った笑みを浮かべる。
そして再び走リ去り、廊下の向こうへと消えていった。
「あばよー!」
声だけが聞こえてくる。
「頼りになるんじゃなかったのかー!」
俺の魂の叫びは、結局カニには届かなかった。

162 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:15:52 ID:zJFT2MOh0
 

163 名前:◇コタツな関係 オープニング :2005/10/15(土) 20:18:16 ID:PCg1BcAm0
しかたなく、俺は一人で書類の整理を始める。
あまりの寒さに登下校用のコートを着るが、
じっとしているせいもあってかぜんぜん温まらない。
あまりの寒さに手は悴んでるし、
足なんてさっきから震えている。
「まずいな、このままでは凍死してしまう。」
俺は絶望にくれていた。
そこへ祈先生がやって来た。
「あら〜。なんか寒いですわね〜。
対馬さん、暖房つけてくださいな。」
身震いしている俺に向かって告げてくる。
「さっさとしろよ、坊主。気がきかねえな。」
オウムまで一緒かよ。
「今、壊れているんです。」
俺は正直に言った。
どうする事もできないし。ああ、俺は無力だ。
しかし、そう答えると祈先生はショックを受けたみたいだ。
そしてこちらに向かってくる。
「な、何ですか?」
思わず腰が引けてしまう。
だって、祈先生無表情なんだもん。
「そういえば急用を思い出しましたわ〜。
と、いうわけで、対馬さん。
代わりにこの書類をまとめて置いてくださいな?」
祈先生に、これまた厚いファイルを手渡された。

164 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:21:37 ID:gB1+k5q00
誰が暖めてくれるのかな?(;´Д`)ハァハァ


165 名前:& ◆0KaKbxr9Z2 :2005/10/15(土) 20:22:21 ID:PCg1BcAm0
「なんで?もともと先生の仕事ですよね?」
内容は俺達のクラスの進路調査だった。
「どうせ、もともと眠りに来ただけですし〜。
さすがに職員室では堂々と眠れませんから〜。」
当然のように祈先生が言う。
「最初から人にやらせる気だったんですか!」
突っ込みを入れるが無視された。
なんだか最近スルーされてばかりいる。
「今日中に職員室に提出ですわよ〜。」
そして、無情にもそう言われてしまった。
「勘弁してくださいよ。」
こんな量、一人で今日中に終わらせるなんて無理だ。
それに、俺には姫に言われた仕事もある。
何とかして断りたいんだけど。
「やい、小僧。生徒の分際で教師である祈に口答えするきかー?
我輩がありがたい話を聞かせてやる。
いいか、若い頃は苦労は買ってでもしろといってな、」
そんなもん買いたかねえ!オウムはひっこんでろ!
寒さのせいもあってか、気が起っていた。
しかし、気をそらしてしまったのがいけなかったのだろうか。
「と、いうわけでよろしくたのみましたわよ〜。」
そう言い残して祈先生は部屋を出て行ってしまった。
「祈先生、待ってくださいよ!」
慌てて追いかけるが、既にその姿はない。
いつもはトロいのに、風のような速さだ。
ちくしょう、どいつもこいつも人にばっかり押し付けやがって!
いくら温厚な俺でもいい加減頭にくるぜ!

166 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:26:26 ID:zJFT2MOh0
 

167 名前:◇コタツな関係 オープニング :2005/10/15(土) 20:26:57 ID:PCg1BcAm0
もうあきらめて、俺は仕事をしている。
本当は場所を変えればいいのだろうけど、
必要な資料はここに置いてあるのでそうもいかない。
流石に全部を抱えて持っていく事は出来ないし。
肩を落として思わずため息を吐く。
「神様、俺、何か悪い事でもしましたか?」
普段信じていない神様にまでもすがってしまう。
それだけ今の俺は追い詰められていた。
すると、部屋の戸が開く音がする。
「なんだ、寒いな。暖房つけていないのか?」
声がした方へと振り向くと、
そこにはすごい大きさの段ボール箱を抱えた乙女さんがいた。
乙女さんは部屋の隅にその箱を置くと、こちらへとやって来る。
「ひょっとして鍛錬か?確かに効果はあるだろうが、
無理はよくないぞ。」
ああ、その優しさが身にしみる。
「いや、暖房が壊れていて・・・。
それより、その段ボール箱何?」
さっきから、それが気になっていた。
「コタツだ。」
胸を張って乙女さんは告げる。
当然のようにいわれても・・・。それに、何でこたつ?
「乙女さん、それどうしたの?」
不思議に思って尋ねてみる。
「ああ、生徒会の備品を買いに商店街へ行ったんだがな、
それを買ったら福引の券をもらったんだ。
せっかくだから引いてきたわけだが、
そうしたら幸運な事にそのコタツが当たったわけだ。
しかし、暖房が壊れていたならちょうどよかったな。」
神は、俺を見捨ていなかった!

168 名前:& ◆0KaKbxr9Z2 :2005/10/15(土) 20:28:18 ID:PCg1BcAm0
「乙女さん、ありがとう!」
こんなにうれしい事は無い。
思わず涙ぐんでしまう。
「頼りになるのは乙女さんだけだよ!」
乙女さんの手をとって、感激を態度で伝えた。
「おいおい、大げさだな。」
乙女さんは苦笑いを浮かべている。
「いや、今は乙女さんが女神に見えるよ!」
比喩なしで本当にそう思う。
そう言ったら、今度は恥ずかしそうに上目使いになった。
「そうか?ちょっと恥ずかしいな。」
ひょっとしてテレているのか?
なんか新鮮な感じがする。
それより、これでようやく温まることができるぞ!
喜びのあまり、思わず小躍りしてしまう。
「喜んでくれたなら、なによりだ。」
乙女さんは満足げに微笑んだ。
結局、祈先生から頼まれた書類は、
乙女さんにも手伝ってもらったおかけで
何とか今日中に終わらせる事が出来た。
そして、その日から俺の受難?は始まったんだ。

169 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:30:00 ID:zJFT2MOh0
 

170 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:32:16 ID:PCg1BcAm0
1/3ほど投下完了。
これからヒロイン+αそれぞれのエピソードに入ります。
前回のアドバイスを参考にして、
残りは時間を置いてから数回に分けて投下します。

171 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:35:03 ID:gB1+k5q00
>>170
乙です。GJです。
楽しみです。はやく読みたい。よっぴーに暖めてもらいたい(;´Д`)ハァハァ

172 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:35:25 ID:zJFT2MOh0
遠慮せず一気に来い

173 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:36:15 ID:l0nWQU9u0
あぁ、最終的に全部投稿するなら別に時間明けても意味ないぞw

174 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:36:32 ID:9Yetcov30
名前欄に◆は直接打てないよ

175 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:37:12 ID:zvoWa3Fp0
オープニングだけでも面白いのに…
最近の職人はなんたる、な〜んたる発育か!

176 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:53:59 ID:cxBAW9fo0
>>170
今までの部分を3レスぐらいにまとめるとよくなるかな

177 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:55:44 ID:cxBAW9fo0
>>170
今までのところを3〜4レスにまとめると面白くなると思う。ガンガレ。

178 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 20:56:15 ID:cxBAW9fo0
ごめん、ダブッたw

179 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 21:02:46 ID:KxWcauXD0
>>170
GJ。 
楽しみにしてます。

180 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 21:39:36 ID:FspZBvIC0
ダレモイナイ・・・投下するなら今の内?


181 名前:ふたり :2005/10/15(土) 21:43:15 ID:FspZBvIC0
雨。
無機質な音をたてて、道行く人達に降り注いでいる。
傘をさして歩く人。屋根のある場所で雨宿りをする人。小走りに行く人。
その数多くいる人達の中に、彼女はいた。
昔は一人で。今は・・・・・二人で。

佐藤良美。それが彼女の名前である。

「良美、帰ろっか」
放課後。対馬レオが彼女のもとへといつも通りに行く。
一緒に帰宅。それが彼等の日常となっていた。
彼女――佐藤良美は窓の外へと視線を向ける。
雨が降っていた。雨の音は放課後で賑わっている教室内にまで
聞こえてくる。豪雨とまではいかないが、かなり激しいのは確かだ。
「う〜ん・・・」
良美は考える。これ以上激しくなる前に帰るべきか、
それとも教室で少し時間を潰して雨が弱くなってから帰るべきか・・・。
「帰ろっか、レオ君」
あっさりと結論を出す。
「ん。それじゃ行こう」
「うん」
レオはぎこちなく微笑み、良美は嬉しそうに表情を輝かせた。


182 名前:ふたり :2005/10/15(土) 21:44:47 ID:FspZBvIC0
「あ、レオ君あれあれ!あの女の人!」
「お!TVで見たことある。確か・・・氷の弁護士!」
「すっごい綺麗だよねー」
「つれっぽい二人もすごいな。同じ事務所の人か?」
他愛も無い会話。特に意味も無い会話。
だが二人にとっては幸せなひとときであった。
「んー、この小物入れ、なんかいいなぁ」
「・・・よしみぃ、それ昨日も見てたじゃんか」
「何度見てもいいものはいいの」
放課後は、いつも二人で色々な場所に行っている。
デートかどうかは当人達にもはっきりとは分からない。
だが、二人だけの時間だということは確かだ。

恋人関係となった当初、二人はただただ身体を重ねる日々を過ごしていた。
場所を選ばず、時間を選ばず。己の欲求を満たす行為ばかりをしていた。
たが、いつのころからか、そういった行為から離れていってしまう。
飽きたという訳ではない。それ以上のモノを二人は欲していたのだ。
身体を結ぶ関係から、心を結ぶ関係へ。
それが二人の望んだことだった。


183 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 21:44:49 ID:XkzO+dIQ0
>>170
本筋に関係ないギャグを入れすぎて締まりがなくなってしまってるね
ここまでの「あらすじ」を考えてみるといいかもしれない。

184 名前:ふたり :2005/10/15(土) 21:47:40 ID:FspZBvIC0
二人の日常は良美の家で終わりを告げる。
「うー・・・ご馳走様」
「はい、お粗末さまでした。・・・あ、レオ君、お茶飲む?」
「それじゃ遠慮なく。あ、今は何か熱いお茶でも飲みたい気分」
「うん。了解したよ」
サッとお茶を出した後、テキパキと食卓の上に並べられた食器を片づける良美。
レオはそれを眺めながら、ぽつりと呟く。
「なんか俺達って、夫婦みたいだなぁ」

ガチャッ!!

食器を落としてしまう良美。何故か顔が真っ赤だ。
「あ〜ぁ、やっちゃった」
思わずレオは苦笑を浮かべる。立ち上がり、彼女の傍まで行く。
「だ、だって!レオ君がいきなり変なこと言うから!」
顔を真っ赤にして抗議する良美。
「変なことか?」
レオは食器を片しながら訊ねる。
良美はプイッとそっぽを向く。耳まで真っ赤だ。
もう一度レオは訊ねる。
「なぁ・・・変なことなのか?」
今度は真剣な表情で。良美の瞳を真っ直ぐに見つめてくる。


185 名前:ふたり :2005/10/15(土) 21:49:15 ID:FspZBvIC0
こういう時、いつも彼女は思う。

ズルい。レオ君はズルい。
こういうことを言われたら、私は何も出来なくなってしまう。

恥ずかしさのあまり何も言えない良美を、レオはキュッと抱きしめる。
彼女は思わず「あっ」と声を漏らす。
レオは抱きしめ、良美は身を預ける。
二人はただそれだけでお互いの意志を理解していた。

貴方がいるから闇の中でも歩き出せる。
君を支えるために俺は強くなれる。
貴方がいるから怖くはない。
君と共に前へと歩き出す。

心も身体も二人は一つ。
だがそこに依存性はなく、それゆえにとても強い絆。
だからこそ言える。
二人は恋人だ――と。

186 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 21:50:10 ID:zJFT2MOh0
 

187 名前:FspZBvIC0 :2005/10/15(土) 21:52:55 ID:FspZBvIC0
とりあえず完。
短くまとめることを目標にしてたんで、やや無理矢理な感じはあります。
次の機会があれば、もっとマシなの作りたいです。

188 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 21:55:22 ID:gB1+k5q00
>>187
(・∀・)イイ!!よっぴーの幸せ物は素晴らしく(・∀・)イイ!!
最高です!GJです!愛してます!!
またよっぴー書いてください。

189 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 21:57:39 ID:YO4Lupua0
>>187
乙〜。
逆にこれを序盤として、たとえばレオが事故で一時的にセックスできなくなってしまうとか
そういう展開があってもいいかな〜。

190 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 22:00:16 ID:zJFT2MOh0
この写生的で落ちのない文体は見覚えがあるぞ・・・・
そうだ、なごみのSSで丁度こんなのがあった。
きっと、あの人だ・・・GJ

>>170 色んな声があるけど、ま、とりあえず好きに書け。
最初はそれでいいんだ。

長い文章を書くだけ書いて、はじめはもったいないと思うかもしれないが、
そこをガマンしてマゾヒスティックにガリガリ削っていくと、
自分が書きなれてきたなと実感できるようになってきて、
それが案外楽しくなっきたりもするもんだよ。

191 名前:FspZBvIC0 :2005/10/15(土) 22:08:06 ID:FspZBvIC0
>>188
あくまで「とりあえず完」なんで。
一応これの続きモノは考えてたりします。
まだ構想レベルでしかないですけど・・・orz

>>189
もう良美の体質は改善されている、という設定で書いているんで、
189氏のいう展開は厳しいかもしれない^^;
でもSSでエロ分が足りないと私は思ってましたからねー・・・
もしかしたら別のキャラでそういうのを書く・・かも?

192 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 22:14:24 ID:KiEZI0W20
>>170
必要ないところで改行してる。

193 名前:188 :2005/10/15(土) 22:21:17 ID:gB1+k5q00
>>191
楽しみにしてます。スウェーデンでの幸せそうな顔が忘れられない。
もっともっと幸せなよっぴーが見たいです。

194 名前:FxOZs8ds0 :2005/10/15(土) 22:39:50 ID:PCg1BcAm0
感想を下さった方々ありがとうございます。
アドバイスを参考に、削れる所は削って修正してみました。
それでは続きを投下します。


195 名前:コタツな関係 乙女の場合 :2005/10/15(土) 22:40:35 ID:PCg1BcAm0
今日から本格的に姫に頼まれた仕事に取り掛かろう。
顔を叩いて気合をいれていると、乙女さんがやって来た。
3年生はちょうど受験戦争の真っ只中なのだが、
一足先に推薦が決まっている乙女さんは暇なのか、
今でも頻繁に竜宮に顔を出す。
「なんだ、今日はレオ一人か。蟹沢や鮫氷はどうした?
姫に仕事をまかせられているんだろう?」
乙女さんが不思議そうに尋ねてくる。
「カニは寒いからって帰った。フカヒレはズル休み。」
「しょうがない奴らだな。今度会ったらお仕置きしてやる。
それはそうと、一人ではたいへんだろう?
よし、部活が始まるまで私が手伝ってやろう。」
「え、いいの?」
思わず聞き返す。
「ああ、昨年は私がやったからな。」
へぇ、そうだったんだ。ちっとも知らなかった。
「ありがとう、乙女さん。」
「私はレオのお姉ちゃんだからな。弟が困っているのは見過ごせない。」
乙女さんもコタツへと入ってくる。
そして、冷え切った足をくっつけてきた。
「あったかいな、レオ」
微かに頬を染めて言う。しかし、俺はそれどころではない。
「俺は冷たいよ!」
「まあ、いいじゃないか。お姉ちゃんとのスキンシップだ。」

196 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 22:40:39 ID:GWxeu4GO0
なかなか手厳しいレスが多いですなあ。これがツン期か……。

>>170
GJ。楽しませてもらってる。

197 名前:コタツな関係 乙女の場合 :2005/10/15(土) 22:43:01 ID:PCg1BcAm0
「もっと違うやり方がいい!」
「贅沢言うな。それに、年長者には従うものだ。」
さすが体育会系。
「そんなの理不尽だ!俺は断固として戦うぞ!」
でも、俺は自分の主張をつらぬいてみせる。
それが男らしいってことだぜ!
すると、乙女さんから笑みが消えた。
「ほう、ま、かわいい弟にそう言われるのもなんだしな。
よし、こっちへこい」
腕まくりしながら立ち上がる。何か嫌な予感がするぞ。
「疲れているだろ?お姉ちゃんがマッサージしてやるぞ。
なに、軽いスキンシップだ。」
「え、いいよ。そんなに疲れてないから。」
後ずさりながら断る。
でも、乙女さんはじわじわとにじり寄ってくる。
「遠慮するな。さあ」
そしてついに捕まってしまった。
「ぐうぇぇぇぇぇぇー!」
あまりの痛さに声を出してしまう。
「男ならこのくらい耐えてみせろ。軟弱者め。」
乙女さんは嬉々としてマッサージ?を続ける。
乙女さんって、じつはS?
「何か不穏な事を考えているな?そんな奴はこうしてやる!」
「びえぇえええぇぇぇぇぇぇ!」
再び、俺の絶叫が部屋に響いた。
もう乙女さんに刃向かうのはよそう。
地獄を見ることになる。
ちなみに、その後確かに疲れは消えていた。

198 名前:コタツな関係 きぬの場合 :2005/10/15(土) 22:45:20 ID:PCg1BcAm0
今日の放課後も、俺は竜宮へとやってきた。
鍵は開いていたが、部屋の中には誰も居ない。
怪訝に思いながらも明かりをつけて中に入り、コタツへと直行した。
「電気がついたままになっているじゃないか。」
節電は大事なんだからな。
でも温まっているなら丁度いい。
俺はコタツに勢いよく足を突っ込んだ。
「ぐえ!」
足に感じた違和感とともに、奇妙な声が聞こえる。
俺はコタツ布団をめくってみた。
「カニ?」
コタツの中で、カニが丸まってプルプル震えている。
「なにしやがる、レオ!モロに鳩尾にきまったぞ!
もし何かあったらどうするつもりなのさ?レオだって困るだろ!」
「わ、悪い。カニがいるのに気が付かなかった。」
すごい剣幕のカニに圧倒され、素直に謝る。
「へっ、それで許してもらおうなんて、あめーんだよ!」
むっとするけど、悪いのは俺だし・・・。
「じゃあ、どうすればいいのさ。」
ここは我慢して聞いてみた。


199 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 22:47:36 ID:zJFT2MOh0
 

200 名前:コタツな関係 きぬの場合 :2005/10/15(土) 22:47:40 ID:PCg1BcAm0
「そうだな・・・それじゃあ、け蹴ったお腹をさすっちくり。」
「こうか?」
言われた通りに実行する。
「ひゃ、い、いきなりすんな!一言ことわれよ。」
「なんだよ、注文多いな。」
「うっせー、レディには色々あんだよ。」
「そんなものなのか?」
納得してしばらくさすり続ける。
「どうだ?そろそろ痛みはとれたか?」
「う、うん。それじゃあ、この辺でゆるしてやるよ。」
カニは珍しくしおらしかった。
「でも、さっきの話だけど、何が困るんだ?」
「だから、ナニ・・・」
声が小さくて聞き取れない。
「なんだって?」
もう一度聞き返す。
「あー、もうしつこいな!
そんなんだから女にもてないんだぜ!」
カニの言葉がグサッと心に突き刺さる。
俺はダメージを10受けた。

201 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 22:47:41 ID:m3gHAm0D0
>>197
贅沢言うな が、 蟹沢 に見えた。orz
そんな、俺はなごみんが一番のはず……

202 名前:コタツな関係 きぬの場合 :2005/10/15(土) 22:50:45 ID:PCg1BcAm0
「人が気にしている事を・・・」
カニはなおも続ける。
「せっかく許してやるつもりだったけど、
もう怒ったもんね。乙女さんに言いつけてやる!
レオに傷物にされた〜って。」
そ、それは勘弁してくれ!
乙女さん、人を信じやすいんだからな!
そんな事言ったら俺が×××な目にあう。
「勘弁してくれよ。な、このとおり。」
カニの前で手を合わせて頭を下げる。
「それじゃあ、おごり一回な。」
「は?カニめ、調子こいて何言いやがる。」
「じゃあ、乙女さんにいいつけてやろ。」
ちくしょう、人の弱みに付け込みやがって。
「わかったよ、おごればいいんだろう?」
「そうそう、人間素直が一番だよ。」
カニは優越感にひたっている。
いつか仕返ししてやるからな!
結局、オアシスでカレーを三杯もおごらされてしまった。
しかも、ドリンク、デザート付。
はあ、明日からこづかい、どうしよう?

203 名前:コタツな関係 なごみの場合 :2005/10/15(土) 22:52:45 ID:PCg1BcAm0
今日は竜宮に椰子が来ていた。
何でも、乙女さんに呼び出されたらしい。
その乙女さんだが、今は職員室へ行っている。
椰子は大人しく待つつもりなのか、コタツで本を読んでいた。
「椰子、暇ならこの仕事手伝ってくれないか?」
「嫌ですね。何であたしが。」
うん、いつも通りのそっけない返事だ。
「いや、一人だときついし。」
「だからといってなれなれしいですよ、センパイ。」
椰子は視線を本へと戻した。
こいつは・・・。ふん、いいさ。
どうせ駄目もとで言ってみただけだから。
しばし無言の時間が続く。
居心地が悪くて身じろぎをしてしまう。
その時、椰子の足に触れてしまった。
「センパイ、足、くっつけないでくれます?」
こっちを睨み付けてくる。
「なんだよ。別に足が触れたぐらいいいだろ。」
「センパイ、キモイですよ。」
・・・ここは我慢だ。俺は年上だしな。
「そうかよ、悪かったな」
おとなしく足をずらす。
「あ・・・、」
「ん?今度はなんだよ?」
「いえ、別になんでもありません。」
椰子は、再び本を読み始めた。

204 名前:コタツな関係 なごみの場合 :2005/10/15(土) 22:54:37 ID:PCg1BcAm0
しばらくすると、足に何かの感触を感じた。
「センパイ?」
椰子が半眼になってこっちを見ている。
「わ、悪い」
どうやら、また足をくっつけてしまったらしい。
俺は慌ててもう一度足をずらした。
そうしてしばらくすると、また足がくっつく感触がする。
本当になんだってんだ?いったい。
もう一度ずらす。
くっつく。 ずらす。 くっつく。 ずらす。
またくっつく。
「・・・椰子?」
俺の足は既にコタツから追い出されてしまっている。
こいつ、何か俺に恨みでもあるのか?
「椰子、足がくっついてるぞ?」
あきらめ気味に声をかける。
またあの嫌な笑みで何か言うつもりなのだろう。
俺はいつものように身構えた。
しかし、予想外な事に椰子ははっとした様子で固まっている。

205 名前:コタツな関係 なごみの場合 :2005/10/15(土) 22:56:11 ID:PCg1BcAm0
「どうした?」
俺が尋ねると、椰子は急速に顔を赤くしていった。
「あ、あたしこれで失礼します!」
そして立ち上がり、そのまま走り去ってしまう。
「なんだよ、変なやつだな。」
どうでもいいけど、乙女さんを待っていたんじゃないのか?
そこへ、ちょうど入れ替わりに乙女さんがやって来た。
不思議そうに椰子が走り去った方を見ている。
「さっき椰子が慌てた様子で走っていったが、何かあったのか?」
「さあ?見当も付かないよ。」
本当に心当たりがない。
「そうか。それじゃあ、用事はまた今度にするとしよう。」
でも、乙女さんはそれで納得したようだった。
しかし、なんだって言うんだ、まったく。
俺は椰子の不可解な行動に思いをはせ、
ため息をひとつ吐くと仕事を再開した。

206 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 22:56:44 ID:zJFT2MOh0
 

207 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 22:58:24 ID:PCg1BcAm0
手直しした分を投下しました。
残りも修正してから投下します。

208 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 23:01:38 ID:zJFT2MOh0
GJじゃんじゃん投下してくれ

209 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 23:17:23 ID:Gf/kkIzj0
なごみんがヤバイ…かわいすぎ

210 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 23:52:56 ID:zJFT2MOh0
733 名前: 482 [sage] 投稿日: 2005/10/15(土) 23:08:38 ID:y/YGuQDx0
                  ,,./            ^^^v、  ^8-、_
                , /                 ^ 、   .\,,
              .「/                     \。    ヽ、
            ,,「/                        "`、   .ヽ-、
           「/     ./    .;./    _   __-         、 \
          「/゛__/ ./     r"   /"  ノヾ           \.ヽ\ 
        __/f  / ,,d゙    /   /゛   /"              \ヽヽ
       zZ/   /  ll[.   ./    /   /"      /            )
      rf /   f  ;,    f     ノ  /^      ,,/              l
  ___-(⌒c / [ f   p[ [ f     7 /;;     ,, /        .l      |
 デ-(⌒zZ lN ] l  [゚l[ノ./゜f r   /`、    ./  l      l  |      |


211 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/15(土) 23:53:52 ID:zJFT2MOh0
 Zガ f⌒くX l (  l ノ,,/   /〈 《  /  i    _く   [     /   |      l
  ZラX:;;ノ   ,,/[/ . \ l  N/  .;y〉、  l         /    l       l
   Wシ /    7]゜    ^^^===,,   」   「 /  l     l     l       l
     N   / l         ^^^  .l   /  /  l    〈      /      lxl
      カ ノ  l             l  |  /  .l    /     l     lxXl
      ニ  キ l              「 ( /  Nl l  /      /     lxX」   疲れた・・・こんなもんでどーよ
      サ ヌ i l               l  ,,   .l /  [゚     l     lxXl
      ワ/  / l                 .\ |/ .l[゙:    /     lxX>
      r/ i / l        f          .\[,, ゜ 7/  /     /xX>
       N l  l      。.             lll ,,/゚。く  /     /xX>
         NVWl      `              ゚゚ll N  ;,;,    /Xx>
_________________________^、                   /,;,;,くノ//  YV/xx/
      、──/  \                __/ ノ゜-^ノ  xxvV>.>
     /;;;;;;/     \,,,,____        __,,,,,,,iill /^^^^^' XvV lx>
    /            ^^^^^^^^X^^^^^^^   ノ   ノ   v (..;;;)
    l    ─^ ゝ        /\WN  ノ  ノl シスコンrく化(..:;;)N
    \─^    |      /;;;;;; \ レレレノレ レオ  (..,::蟹) l::;l
   :."^        .ヽ   /\;;;;;;;;;;;;; \         /::;;;;;l /M
  /         .lrヽ     \;;;;;;;ゝ  \       ケガニ
  .-  __,,,,,,,,,,__  -、`、.l___──''''    」



212 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:10:26 ID:/M9HDlye0
>>207
もしかして、携帯で書いてる?

213 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:13:26 ID:fIuHLOW00
>>212
ケータイだとIDの末尾がOになるんじゃなかったかな(普通は0)

214 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:26:32 ID:9kdDJNXN0
>>212
待たせてごめんなさい。夕食を食べに出かけていました。
もうすぐ修正が終わりますので、そしたら投下します

215 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:28:10 ID:9kdDJNXN0
↑ID変わっていました。
FxOZs8ds0です。

216 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:41:01 ID:9kdDJNXN0
ようやく修正が終わりました。
文章をかなり削ったせいで読みづらくなったかもしれませんが、
とりあえず投下を開始します。

217 名前:こたつな関係 エリカの場合 :2005/10/16(日) 00:41:46 ID:9kdDJNXN0
「あら、どうしたのこれ?」
久しぶりに竜宮へとやってきた姫が
不思議そうにコタツを指差して聞いてきた。
「乙女さんが福引で当てたんだって。」
「ふーん、さっすが乙女先輩ね。勝負運が強いわ。」
それは同感。実際、この前もクジを当てていたし。
「でも、暖房が壊れていていたから本当に助かったよ。」
「あ、それはカニッちから聞いているわ。
修理も手配しておいたから、今週中には直しに来るはずよ。」
さすがに姫はそつがない。
俺じゃあどうしたらいいのかわからないもんな。
祈先生には伝えたんだけど、その事について音沙汰ないし。
もしかして忘れてしまってるんじゃないのか?
「やっぱり姫は頼りになるね。」
そんな姫に感心してしまった。
「当然でしょう?」
姫もコタツに座る。
「対馬くん、お茶もってきて。」
そして、これもまた当然といったように言ってきた。
まあ、姫の頼みは断れないし、仕方がない。
俺はコタツから出て、お茶を入れるために流しへと向かった。

218 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:41:47 ID:bX56Q6SL0
よかよか!
バッチこーい!

219 名前:こたつな関係 エリカの場合 :2005/10/16(日) 00:43:46 ID:9kdDJNXN0
お茶を入れ、湯気を立てている湯飲みを姫に手渡す。
「ちょっと、私が猫舌なの知っているでしょう?冷ましてよ。」
仕方がないので冷蔵庫まで氷を取りに行き、湯飲みに入れる。
「なんか手抜きっぽいけど、まあいいわ。」
姫はため息を突くとお茶を飲み始めた。
「まあまあね。でも、お茶だけだと何だか物足りないなあ。」
顎に手を当てて、しばし考え込む。
そして突然目を見開くと、思い出したように言ってきた。
「対馬くん、みかん買ってきて。」
本当に唐突だな。
「何で?」
「せっかくコタツがあるんだから、当然でしょう?」
「だから何でそうなるの?」
「解らないの?それが日本人の心ってものよ。」
そんなものか?思わず首をひねった。
「でも、なんで俺が。」
「生徒会長命令よ。なに?私の言う事が聞けないの?」
理不尽だ。でも、姫は言い出したら聞かないからな。
仕方なく買いに出かける事にした。

220 名前:こたつな関係 エリカの場合 :2005/10/16(日) 00:45:14 ID:9kdDJNXN0
外は雪が降っていて、相変わらずひどく寒い。
コタツで温まっていた体もすっかり冷えきってしまった。
俺はみかんを買い終えると、急いで学校に戻る。
帰ってきたときには、姫はコタツにもぐりこんでいた。
こちらに気づいた様子は無い。
「買ってきたよ。」
呼びかけると、コタツの中から這い出してくる。
「ご苦労様。」
姫は袋を受け取ると、すぐにみかんを取り出して、
既に用意されていた籠へと入れ始めた。
時々首をひねって位置を換えながら、山盛りになるまで積んでいく。
そしてようやく納得がいったのか、笑みをうかべて頷いた。
「よし、完璧!」
満足そうにつぶやき、それを眺めながら湯飲みに口をつける。
「くぅ〜!やっぱりコタツにはぬるい緑茶とみかんよねー。」
なんか親父くさいよ。
「普通は熱いお茶じゃないの?」
「何よそれ。私が黒といったら白も黒なの。」
なんて滅茶苦茶な理屈だろう。
でも、それが姫の姫たる所以だ。
俺はひとり納得した。

221 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:46:38 ID:bX56Q6SL0
俺も猫舌!

222 名前:こたつな関係 エリカの場合 :2005/10/16(日) 00:47:06 ID:9kdDJNXN0
姫はみかんを籠から取ると、早速むき始める。
そして、一切れつまんでこちらに差し出してきた。
「はい、あーん。」
思わず視線で問い返す。
「これはごほうびよ。」
そんな俺に、姫は告げた。
「光栄に思いなさい。私にこんな事させたの、
男では対馬くんが始めてよ。」
やばい、顔が熱くなってきたぞ。
「対馬くん、顔真っ赤よ?」
姫はにやついている。
でも、せっかくだし食べさせてもらう。
「おいしい?」
黙って頷く。
「そ。男って単純よねー。」
その言葉には反論したくなるが、
どうせ口では勝てないので黙っておいた。
でも、確かにうれしかったのは内緒だ。

223 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:48:25 ID:bX56Q6SL0
この後もっと凄い事させられるとも知らず…w

224 名前:コタツな関係 フカヒレの場合 :2005/10/16(日) 00:49:01 ID:9kdDJNXN0
今日も相変わらず俺一人だ。
みんな寒いからって早々と家に帰っているのだろう。
そこへ、携帯にフカヒレからのTELがかかってきた。
『レオ、た、大変だ!』
「久しぶりだな、フカヒレ。最近学校に来ないし、
電話かけても連絡取れなかったし、今まで何やってたんだ?」
どうせエロゲーだろうけど。
「おまえ学校休みすぎだぜ、祈先生怒ってたぞ。」
『そんなことより聞いてくれ!』
フカヒレが追い詰められた様子で言ってくる。
いったいどうしたんだ?
俺は姿勢を正してフカヒレの言葉を待つ。
『ゲームはクリアしたんだけど、
は、ハーレムルートが無かったんだー!』
電話の向こうでフカヒレの絶叫が響いた。
断言しよう。こいつは馬鹿だ。
『ちきしょう、だまされたぜ!
前作、前々作はハーレムルートあったのに〜!
信じていた俺がばかだったのか?裏切られた気分だ・・・。
ああ、俺の心はすっかり冷え切ってしまった。
寒い、寒いぜ!レオもこの気持ち、わかってくれるだろう?』
「別に。こっちは暖かいからわからん。」
あきれてコタツに潜り込む。
『何、ま、まさか、レオ。おまえ、俺が居ない間に〜!』
フカヒレが何か言っているが無視だ。
『う、裏切り者〜!』
何を勘違いしたのか、再び叫びだす。
「バカ言っていないで、明日はちゃんと学校に来いよ。」
冷たく告げると、俺は容赦なく電話を切った。

225 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:51:55 ID:bX56Q6SL0
フカヒレかよー!…まぁいいや

さっきからやってんだけど
連投規制阻止の支援って本当に効果あんのかな?

226 名前:コタツな関係 祈の場合 :2005/10/16(日) 00:52:35 ID:9kdDJNXN0
俺は今、パニックに陥っていた。
確か、放課後になって祈先生が来たところまではよかったんだ。
でも、今は・・・。
祈先生!む、胸がコタツに載っています!
健全な青少年には刺激が強すぎる。
フカヒレだったら既に鼻血を出しているだろう。
まちがいない!
その視線に気づいたのか、祈先生は妖艶な笑みを送ってくる。
「スケベですわね、対馬さん。」
やめて!そんな目で俺を見ないでくれ!
慌てた様子の俺に、祈先生は心底楽しそうだ。
「そんなスケベなやつは、我輩がこうしてやる!てい、ていっ!」
「いたた、痛い、痛い!」
ちくしょー、鳥類の分際で!
祈先生のほうを向くと、
さらに胸の形が変わるくらいまで押し付けていた。
「フフフ・・・」
今、ニヤリと笑わなかったか?
もしかして、か、確信犯? 男の純情を弄ばれた?
「どちくしょー!」
俺は男泣きに泣きながら部屋を飛び出した。
「これだから、童貞君イジメはやめられませんわ〜」
「祈、教師が生徒をいじめてどうする?」
「イジメははありません。」

227 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:54:42 ID:LkXkSA9g0
エロいよ祈先生

228 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:54:54 ID:9kdDJNXN0
>>225
効果あるみたいです。
出来れば支援をお願いします。


229 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:55:28 ID:bX56Q6SL0
非処女氏ね!  。・゚・(ノД`)・゚・。ウワーン

230 名前:コタツな関係 良美の場合 :2005/10/16(日) 00:55:49 ID:9kdDJNXN0
今日は姫が会議に行っている間、
佐藤さんに英語の宿題を教えてもらえる事になった。
正直、ひとりでは解らない所だらけなのですごく助かる。
「それじゃあ対馬君、始めようか。」
佐藤さんは俺の隣に腰を下ろした。
狭いのでどうしても密着してしまうが、
佐藤さんは別に嫌がってはいないようだ。
でも佐藤さん、む、胸があたっているよ。
「どこが解らないの?」
佐藤さんが近づいてくる。
「ここだよ。」
「えっ、どこ?」
なおも近づいてくる。
「こ、ここ・・・。」
さらに胸が押し当たる。
いけない、気になって集中できない。
平常心、平常心。よし、落ち着いぞ。
俺はなんとか宿題を続けた。

231 名前:コタツな関係 良美の場合 :2005/10/16(日) 00:56:52 ID:9kdDJNXN0
佐藤さんに手伝ってもらったおかけで、
宿題は快調に進んでいく。
そしていると、ふと佐藤さんが口を開いた。
「こうして二人でコタツに入っていると、
何だかエッチな気分になってくるよね。」
俺は自分の耳を疑った。
あの純情な佐藤さんの口からこんな言葉が出るなんて・・・。
「やだ、私ったら。」
佐藤さんは自分が何を言ったのか気が付いたのか、
頬を赤く染めていく。
その仕草は、同い年とは思えないくらい色っぽい。
やばい。色々とやばい。
「どうしたの、対馬くん?」
「な、何でもない。」
「? 変なの。」
笑ってごまかした。ふー、危なかった。
でも、何とか乗り切ったぞ!

232 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:56:53 ID:bX56Q6SL0
>>228
イエッサ!

>>229の本音はメ欄よw

233 名前:コタツな関係 良美の場合 :2005/10/16(日) 00:57:47 ID:9kdDJNXN0
そこへ、ようやく会議が終わったのか、姫が戻ってきた。
「よっっぴー、やっと終わったわ。」
「ごくろうさま、エリー。」
佐藤さんがねぎらいの言葉を掛ける。
「あー、疲れた。何か甘いものが食べたいわね。
そうだ、今日も寒いからお汁粉でも飲みに行かない?」
「あ、それいいねえ。」
いつのまにか、そういう事になったらしい。
「よーし、決定!対馬くんも一緒にどう?」
俺にも聞いてくる。
「せっかくだけど、また今度にするよ。」
「あっそう。それじゃ、行くわよ、よっぴー」
「う、うん。それじゃ対馬くん、またね。」
佐藤さんは残念そうだった。
「ばいばい」
俺は手を振って二人を見送る。
正直一緒に行きたかったけれど、出来ない理由があった。
「俺はこの宿題をやり遂げないといけないんだ。」
そう自分に言い聞かせる。
・・・ごめんなさい、
正直に言うとアレが起っていました。

234 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:58:28 ID:LkXkSA9g0
エロいよ良美ちゃん

235 名前:コタツな関係 竜鳴館館長 橘平蔵の場合 :2005/10/16(日) 00:59:12 ID:9kdDJNXN0
今日も仕事をやっていると、珍しい事に館長がやってきた。
「仕事がんばっているな。結構結構。その調子ではげめよ。」
そのまま視線を下に下げる。
「お、こたつではないか。日本らしくて実にいいぞ。
よし、ちょっと待っていろ。いいものを用意してやる。」
それだけを告げると、館長はそのまま部屋を出て行った。
疑問に思うが、すぐに仕事を再会する。
そうして暫く時間が過ぎて、ようやく仕事が一段落ついた。
外を見ると既に日が暮れている。
「今日はもう帰ろうかな。」
けれど、さっき館長に待ってろって言われているし、
黙って帰えるのもなんか怖い。
仕方なく、もう少しだけ待つことにする。
しかし、なかなか館長は戻ってこない。
「いい加減待ちくたびれたから、もう帰ろう。」
なかなか来ないのでもういいやと立ち上がったとき、
ようやく館長が戻ってきた。

236 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 00:59:28 ID:bX56Q6SL0
エロスw

237 名前:コタツな関係 竜鳴館館長 橘平蔵の場合 :2005/10/16(日) 00:59:53 ID:9kdDJNXN0
館長は両手に大量のビニール袋を抱えている。
「なんです、それ。」
「ふ、まあ見ているがいい。」
荷物を抱えたまま、備え付けのキッチンへと向かった。
なにやらごそごそと始めたが、なんだろう?
やがて、きびきび動いていた館長がカセットコンロを持ってくる。
ん、カセットコンロ?続けて土鍋を持もってくる。
「なんです、これ?」
「見て解らんか?鍋だ。」
館長は自身ありげにフタを空けた。
そこには魚介類をふんだんに使った味噌仕立ての鍋が、
ぐつぐつと美味しそうな音をたてている。
「頑張っている事への褒美だ。遠慮なく食べるがいい。」
館長もコタツに座ると、お椀へ中身を豪快に盛る。
「さ、食え」
俺はあっけにとられてそれを受け取った。
館長は自分の分もつぐと、早速食べ始める。
「ん、我ながらうまくできた。」
その言葉を聞き、俺も食べ始めた。
おそらく、相当高級な具材なのだろう。すごく美味しい。
でも、むさいおっさんと二人で食べているせいなのか、
味のわりには感動が薄かった。

238 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:00:29 ID:bX56Q6SL0
館長はやっぱ凄いね!

239 名前:コタツな関係 暖房直ったよ! :2005/10/16(日) 01:00:43 ID:9kdDJNXN0
今日は、姫が手配してくれていた電気屋さんが来てくれた。
これでようやく暖房が使用できるようになり、
竜宮の環境も大幅に改善された事になる。
そして、俺の仕事もここ数日の努力の甲斐もあり、
ようやく終わろうとしていた。
最後の書類をまとめ終え、チェックを済ませて完了だ。
「やっと終わったー!」
背筋をのばして思いっきり伸びをする。
やりとげた!という充実感と共に一気に疲れが押し寄せてきた。
思えば、ここ数日は何かと苦難の連続だった気がする。
でも、何とか耐えきったぞ!
そして、俺はあることに気が付いた。
暖房が直った事で、コタツはその役目を終えてしまったのだ。
いつまでも此処に置いて行くわけにもいかないだろう。
「仕方ないよな・・・。」
寂しい気持ちを押し隠し、俺はコタツを片付け始めた。

240 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:01:54 ID:LkXkSA9g0
エロいよ館長

241 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:02:16 ID:dTN01BeY0
館長まで出てくるとはw
想像以上だぜ。GJ!

242 名前:コタツな関係 エピローグ :2005/10/16(日) 01:02:21 ID:9kdDJNXN0
その日の夕方、俺は暖房のきいた部屋でテーブルに座っていた。
今は何もやる気がしない。この空虚な気持ちはなんだろう?
一人自問自答を繰り返す。
そこにスバルがやって来た。ようやく合宿が終わったのだろう。
「よ、帰ってきたぜ。オレがいなくて寂しかったか?」
「スバルか・・・」
久しぶりだというのに、反応の薄い俺が気になったのか、
スバルがこちらを覗き込んでくる。
「どうした、レオ。いつもの元気が無いようだが。」
心配そうに聞いてきた。
「大丈夫か?」
「スバルが居ない間、色々あって疲れた・・・。」
部屋の隅に片付けられているこたつを横目で眺める。
スバルもそちらへと視線を向けた。
「ん、何だこれ?」
「ああ、コタツ。」
俺はそっけなく答える。
「なんでコタツがここに?」
「乙女さんが、福引で当てたんだ。」
「ふーん、そうか。」
スバルはすぐに興味をなくしたようだ。
俺は改めてコタツに視線を向ける。
共に過ごした日々が脳裏をよぎっていく。
もう使う事も無いだろうけど、ずいぶんお世話になった。
『短い間だったけど、アリガトな。』
俺は心の中で感謝の言葉を送った。

―END―


243 名前:コタツな関係 おまけ スバルの場合 :2005/10/16(日) 01:03:03 ID:9kdDJNXN0
後日談。
「乙女さん。このコタツ、もらっていってもいいかな?」
「ん?ああ、いいぞ。」

今度こそ終わり

244 名前:あとがき :2005/10/16(日) 01:03:50 ID:9kdDJNXN0
ツンデレのツンも書きたくなったので書きました。
今も反省していません。

というわけで、自分なりに「ツンからデレへの移行期」を
書いてみたつもりです。
ルートは幼馴染ENDの前から分岐している設定。
ちゃんと伝わってくれたらいいのですが。

245 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:04:13 ID:bX56Q6SL0
もうちょっとオチが欲しかったけどGJ!

246 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:05:42 ID:bX56Q6SL0
きぬたんかなごみんのデレデレSSを期待し床につきます。
それでは、おやすみ!

247 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:11:43 ID:xs2wAzJl0
>>244 うん十分面白かったし、ボリュームもあった、gjだ。
エリカ編が話として一番整っている。あと、
>味のわりには感動が薄かった。
で吹いた。
コタツをめぐる哀愁が実に日本的でよい。
おひげモッサモッサしてやろう。

248 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:13:20 ID:9kdDJNXN0
お礼を忘れていたのでもう一度。
感想をくれた方々、
色々アドバイスを頂きありがとうございました。
おかけで文字化けの問題も解決しました。
しかし、もう少し文章力を身に付けないといけないですね。
今回、つくづくそう思いました。
暫く修行してきますので、
機会があったらまたアドバイスお願いします。

249 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:13:21 ID:sct85Tz70
なんか心が温まった。GJ!!

所でフカヒレ、何つよきすやッてんだよw

250 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:18:00 ID:9kdDJNXN0
>>249
やっぱり分かりました?
さりげなく書いたつもりだったんですけどw

251 名前:76 :2005/10/16(日) 01:24:15 ID:xobgI95j0
今書いてる戦隊モノが一向に捗らないので気分転換に来て見たら
大作が投下されてますね。GJです〜。
ああ、俺も館長書きたくなってきたですよ。

252 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:37:49 ID:sct85Tz70
>>250
俺も貴殿のフカフィレと同じ事を考えたからさ!w
前作前々作はあったのに、ってなw

253 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 01:57:50 ID:WPauOyTt0
芸が細かいねw
新鮮で楽しめました。GJ!

254 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 02:13:47 ID:wyd4vUMO0
>>243
GJ!(・∀・)イイヨイイヨー
読んでるうちによっぴー(;´Д`)ハァハァ からコタツ(;´Д`)ハァハァ に変わった

255 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 02:49:59 ID:kjB5ue4X0
>>243
GJ!!
う〜ん………姫(;´Д`)ハァハァ

256 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 03:23:41 ID:7C1cD+x/0
あれ?でも姉しよって最初ハーレムルートあったっけ・・・?

257 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 04:06:09 ID:bX56Q6SL0
つよきす2、出たらハーレムルートほしいね。

258 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 04:09:49 ID:sct85Tz70
姉しよの時みたいなバッド臭いのならむしろ要らんが。

259 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 04:21:54 ID:bX56Q6SL0
姉しよやった事ないからわからん(^^;

260 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 04:34:56 ID:sct85Tz70
姉しよのは、
レジスタンスが理想の国を求めて戦い続け、
気がつけば誰もいない瓦礫の山で一人高笑いしてました、
って感じ。

261 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 05:06:28 ID:kjB5ue4X0
ぬぅ…。
初めて自分で作ったSS出すべきか…。

262 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 05:08:26 ID:sct85Tz70
GOGOGOGO!!

263 名前:homukuru@ :2005/10/16(日) 05:15:31 ID:kjB5ue4X0
「もう卒業か…短いようだが長い3年間だったな…。」
そんなことを俺は考えていた。
この学園に入り、一人の人に憧れ。
恋をした。
そしてある強い想いを手に入れた。


264 名前:homukuru@ :2005/10/16(日) 05:16:04 ID:kjB5ue4X0
いつものようにベッドでお互いの関係を示したような姿勢で横になっているとき。
姫がいきなり尋ねてきた。
「対馬クン?」
「なに?姫、吸ってほしいなら吸うよ?」
「違うって!もう!」
ちょっと怒らせてしまったようだ…。
「ゴメン。ゴメン。冗談だよ。」
「どうしたの?姫。」
「…。」
「ん?」
姫が黙り込むなんてめずらしいな…。
「……対馬クンが竜鳴館を卒業したら、
どうするのか聞いたことないなって思って…。」
「う〜ん。そりゃあずっと姫の手助けするるもりだよ。
姫の盾となって、剣となって。」
「うん。ありがと。ちょっとそれが気になっちゃって…。」
「なんで?」
「対馬クンが他にやりたい事があったら、
それを止められる自信ないし、応援したいから…。」
「姫…。ありがとう。」
そっか。そんな事考えてたんだ…。
いつもはこんな考え方しないのに…。


265 名前:homukuru@ :2005/10/16(日) 05:24:38 ID:kjB5ue4X0
「俺のやりたい事は姫とずっと一緒にいることだから。
どう考えても他の事がやりたいって気持ちが、
姫と一緒にいる事より上にくる事はないから。」
「よかった…。あなたがそばにいなくて、私と同じ世界を見れないなら、
上を目指す意味なんてなくなる気がして…。」
そこまで考えてくれてたのか。
「ごめんね。もう忘れていいわよ。私らしくないわよね。」
「俺は忘れないよ。姫が『あなた』って言ってくれた事。」
「ちょっと!そこなの!?おかしくない!?」
姫の顔はちょっと赤くなってるのが見えた。
「冗談。冗談。」
「もう!忘れていいから!私は寝るわ。おやすみ…。」
「うん。おやすみ…。」
チュ。
なぜかおれは胸にキスしていた。
これはこれでもうお約束になってるのかも。
「姫、やっぱり寝るの早!」
「ずっとその言葉忘れはしないよ。
君のその言葉だけで俺はこの先ずっと君を守っていける気がする。」
「ありがとう。神様。今俺の横にいる人とめぐりあわせてくれて。」


266 名前:homukuru@ :2005/10/16(日) 05:43:29 ID:kjB5ue4X0
次の日の朝
「よっしゃ!今日からも頑張るぜ!」
「はぁ…。なにまたやる気になってるんだか…。」
「学校いかないの?遅れるわよ!」
「オッケー!今行く!」
乙女さんは今でも拳法部に朝と放課後に顔を出している。
乙女さんは去年の11月くらいからなぜか実家に戻ることになった。
まあ理由はほとんどわかってるんだけどな。
「あ!乙女さんだ。」
その人の事を考えてると現れるってのも…。
「おはよう。レオ。姫。今日も元気そうだな。」
「うん!おはよう。」
「ええ。おはようございます。」
「乙女さん今日も放課後に特訓おねがいします!」
「あぁ!いいぞ!『私と一緒に夕日までダッシュだ!ついて来い!』
っていうのをやってみるか!」
「わかったよ。乙女さん!」
「姫。レオが俄然やる気なんだが?何かあったのか?」
「べ、別に何もないと思いますよ?」
姫、声がちょっと焦ってるよ…と心の中で言ってみる。
『よっ!レオ!姫!』


267 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 05:46:40 ID:eKEmQJCl0
 

268 名前:homukuru@ :2005/10/16(日) 05:48:09 ID:kjB5ue4X0
幼馴染's の登場だ。
「よっ!カニ!スバル!フカヒレ。」
「おはよう!対馬クンのいない対馬ファミリー諸君。」
「それじゃもう対馬ファミリーじゃないじゃんか!」
カニがいっちょ前にツッコミを入れる。
「おい!なんで俺の名前だけビックリマークじゃねぇーの!?」
フカヒレが何かを言っているようだが、気にしない。
「今日も二人で登校か?熱いね〜。」
スバルがからかってくる。
「まあね。」
「当然よ。」
二人揃って華麗にスルー。
「くっ!強くなったな。お前ら…。」
「乙女さ〜ん。レオが冷たいよ。」
「ケッ!イチャつきやがって!僕もうやってられない!」
『アハハハ!』


269 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 05:49:45 ID:eKEmQJCl0
モイッチョ。シエン。

270 名前:homukuru@ :2005/10/16(日) 05:51:39 ID:kjB5ue4X0
それぞれが騒いでいる。これはこれで大好きな空間だ。
もうすぐそれぞれがそれぞれの道を歩むことになる。
俺の道には姫というパートナーがいてくれる。



この学園に入り、一人の人に憧れ。
恋をした。
そして誓った。
その人と共に人生を歩むことを。
この後どんな人生が待っていようとも。


271 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 06:00:03 ID:eKEmQJCl0
ほんのり甘くてドキドキ酸っぱい。

272 名前:homukuru@ :2005/10/16(日) 06:07:18 ID:kjB5ue4X0
これで終わりです
短いですがどうでしょうか?
ほんとの素人なもんですみません
設定とかがめちゃくちゃなので…。
こんな物でも喜んでいただけたら幸いです

>eKEmQJCl0
支援感謝です

273 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 06:15:34 ID:sct85Tz70
和んだ



274 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 08:31:24 ID:bX56Q6SL0
>>260
よ、よくわからんがなんか恐ろしいな…

>>272
GJ!
やっぱ『その後』系は大好きだな〜俺♪
姫ファンはさぞ狂喜乱舞する事だろう!!!


     ♪  Å
   ♪   / \   
      ヽ(´Д`;)ノ   
         (  へ)    
          く       



   ♪    Å
     ♪ / \   
      ヽ(;´Д`)ノ  
         (へ  )    
             >    

275 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 09:15:27 ID:NqkM4uNq0
厳しい事言うと姫らしくない言動がいくつかあった気ガス
それを差し引いても激しくGJだ!
厨房裏で俺をファックしていいぞ(*´д`*)

276 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 10:11:15 ID:zXswDaRJ0
>>272
(・∀・)イイヨイイヨーGJでした。
よっぴーがどういう状態なのか気になった。


277 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 10:37:10 ID:v2JxeXr70
>>272
GJ!
厨房裏でフカヒレをファックしていいぞ!

278 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 11:47:51 ID:ahiRSYf5O
昔思い描いていたこと、今それが目の前にある
魔法使いなんて呼ばれたことも今では懐かしい思い出だ
もしあいつに出会っていなかったら、今でもそう呼ばれていたのだろうか

幼馴染みのあいつらは今でも元気でやっているようだ
レオ達はそろそろ三人目が生まれるらしい
スバルは今は母校竜鳴館で陸上のコーチをしている
相変わらず女子校生にも人気のようだ、羨ましいやつめ









俺は父親のように月給泥棒と呼ばれながら
蟻のようにそれを持ち帰る日々を送っている

279 名前:homukuru@ :2005/10/16(日) 14:09:13 ID:kjB5ue4X0
>>273-277
どもです。ありがとうございます。
よっぴーや祈りちゃんのことは書けませんでした
思いついたことを3時間くらいで
まとめたものなので。
あと姫がこんな行動をとったらどうなるんだろう
と思って書いたものですので
姫らしくない言動はそのせいです

280 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 14:24:41 ID:PNx9irC+0
乙女「ふざけるな>277!タマ落としたか!」
レオ「ちょ、乙女さん?!」

281 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 14:29:07 ID:xs2wAzJl0
>>279gj >>278続くのか?

282 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 16:06:24 ID:ahiRSYf5O
>>281
そんな気はまるで無かったが
続いて欲しいのか?

283 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 16:30:29 ID:54tbfFos0
>>278

フカフィレ……幸せなのかよく分からん(w

284 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 17:05:57 ID:f3VPxhcb0
>>278はフカヒレか?

285 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 17:23:54 ID:V4okD1M50
>284

どこかの誰かと結婚した郵便局員フカヒレだろ?

286 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 17:44:37 ID:K3U0w+ds0
>>278
イイヨイイヨー
こういう微妙に救いが無いくせに救われている話大好きよー
GJだ

287 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 20:50:16 ID:X2hCyA7O0
「ファービー」のコピペにフカヒレをあてはめてみたら、腹がよじれるかと思った。
すごい勢いで飛んでいくフカヒレワロス

……ナデナデってことで、まずはじめになごみんをあてはめたときは本気で凹んだがorz
なごみんは、「ファー…ブルスコ…ファー…ブルスコ…ファ-」とか言わない。
モルスァ!

288 名前:その名は『sea』(1) :2005/10/16(日) 20:51:25 ID:u78bDYl+0
姫がキリヤコーポレーションを制圧してから数年…
最強のボディガードである乙女さんに守られ、敏腕秘書のよっぴーを従えて、そして顧問弁護士には『氷の弁護士』柊要芽もいる。
そんな姫を俺は常に支え続けた。
世界でも陸上選手として有名になったスバルと独占契約を結び、そのスバルはCMにひっぱりだこ。
さらにカニが勤めている大手ゲーム会社を買収し、エンターテイメント方面でもその勢力を拡大させている。
自らの覇道を突き進む姫を、俺はどれほど素晴らしいと思ったことだろう。
しかし、どの世界にも『目の上のタンコブ』はいるものだ。
摩周財閥にすら匹敵する勢力を持ったキリヤコーポレーションだったが、それはあくまで表面上の話。
世界でもわずか人間しか知らない、影の実力者がこの世界には存在しているのだ。
俺達がその存在に気づいたのも、ここ数ヶ月前の話。
先代から姫への忠告があったのだ。
判明しているのは『sea』という名前のみ。
『sea』の名は世界のあらゆるネットワークの奥深くに存在し、事実上、世界を裏から操っているのである。
正体は当然のこと、活動目的や資本金などのあらゆる情報が不明とされる謎の人物。
「私が世界を頂くには、間違いなく最大の障害となるわね」
「姫ならできるだろう。私は期待している。レオも姫を支えてやるんだぞ」
「もちろんだよ」
「でも、本当に『sea』って何者なんだろうね」
柊弁護士も『sea』については何も知らなかった。
しかし、恐るべき強敵であることに間違いはないだろう。
まだ向こうからの接触はないが、潰されるのは相手か、それとも姫か。
この見えざる相手に、姫の闘争心に火がついたことは言うまでもない。
「どちらにしろ、私の敵になるならば容赦はしない。徹底的に叩き潰してやるわ!」

289 名前:その名は『sea』(2) :2005/10/16(日) 20:55:08 ID:u78bDYl+0
「社長、おはようございます」
「ハロー、みなさん」
いつものように乙女さんと共に出勤し、まずは社員一同に激励のバラを渡していく姫。
俺は姫の後ろにくっつき、常に背中を守る役に徹する。
そのまま一緒に社長室に入ると、しばらくしてよっぴーが慌てふためいた様子で入ってきた。
「よっぴー、ノックぐらいしなさいよ」
「ご、ごめんね。実はこんなメールが届いてたんだけど…」
よっぴーはプリントアウトした紙を姫に手渡した。
そこには要約するとこのように書いてあった。
なんと、あの『sea』が直接姫に会って話がしたいというのだ。
日時はこちらが指定すれば、それにあわせると書いてある。
ただし、場所は向こうが指定するという寸法だ。
文章は日本語で書いてあったが、それだけで『sea』が日本人であると決め付けるのは早計だろう。
なにせこっちは本社が日本にあるんだから。
「まさか『sea』のほうからコンタクトをとってくるとは…」
「これはチャンスね。相手の正体を見極めることができれば、それだけこちらも潰しやすくなるわ」
「直接会うんだよね。大丈夫かなぁ…」
「安心しろ、佐藤。もし姫に危害が及ぶような事態になったら、この私が蹴散らしてくれる」
「頼りにしてるわよ、乙女センパイ」
どうやら姫は接触する気満々のようだ。
少々心配ではあるが…まぁ乙女さんがいるから問題ないだろう。
もちろん、俺もついていくけどね。
「よっぴー、後でいいから『sea』に連絡しといて。会合をすることをね。」
「うん、いいよ」
「それと、この話は今ここにいる4人だけの話よ。他言は無用。いいわね?」

290 名前:その名は『sea』(3) :2005/10/16(日) 20:59:08 ID:u78bDYl+0
数日後『sea』に指定された場所に姫と俺、それに乙女さんが行くことになった。
よっぴーは危険なので連れて行かないことにした。
最悪の場合、姫を亡き者にしようと画策しているかもしれない。
乙女さんがボディガードについてくれているとはいえ、全く油断はできなかった。
指定されたのは都内の高級ホテルの最上階の一室。
『sea』は先に到着していたようで、フロントで確認を済ませた俺達はその部屋へ向かうこととなった。
名前には『近藤花子』と書いてあったが、きっとこれは偽名だろう。
最上階までエレベーターで行き、そのまま廊下を歩くとその部屋のドアの前に黒尽くめの男女が立っていた。
大きなサングラスをしており、表情を窺い知ることは難しい。
不意に、男の方がこちらに話しかけてきた。
「霧夜エリカ様ですね?」
「ええ、そうよ。『sea』は部屋の中かしら?」
「お待ちしておりました。会談の前に少々よろしいでしょうか?」
男が合図を送ると、今度は金髪の女の方が姫に近寄り、ボディチェックをしていく。
そしてさらに、俺と乙女さんにも同じように調べだした。
姫は当然のように不快だったが、相手も慎重であることは言うまでもない。
「失礼しました。それでは中へお入りください。ただし、お連れの方は廊下でお待ちを」
「それはできん。私とこの者は姫の警護を担当している。わけのわからん相手に対し、そのような真似ができるものか」
乙女さんが当然ともいえる反論を口に出す。
こういうのは信用が大事なんだろうが、姫にボディチェックをしている時点でそんなものは詭弁だ。
「…わかりました。しばらくお待ちを」
そう言うと、男は部屋の中に入っていった。おそらくこのことを『sea』に伝えているんだろう。
少しした後、男が部屋から出てきて金髪の女と小声で話し合ったからこちらに向き直った。
「それではそちらの男の方だけどうぞ」
「むう…仕方ないな。レオ、頼んだぞ」
「大丈夫。乙女さんにしごかれてるんだ、ちょっとのことなら問題ないよ」
「頼むわよ、レオ」
俺と姫は男に促され、部屋の中へと入っていった。

291 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 20:59:19 ID:sct85Tz70
海お姉ちゃんVS姫キターーー

292 名前:その名は『sea』(4) :2005/10/16(日) 21:02:17 ID:u78bDYl+0
部屋の中は真っ暗だった。
男が懐中電灯を足元に照らし、それを頼りに前に進んで、俺達を机の前のソファに座らせた。
「で、問題の『sea』はどこにいるのよ?」
「目の前にいますよ〜」
突然、俺達の前から声がした。どうやら、机の向かい側に座っているのだろう。
すごく間延びした言葉使いに、ちょっと祈先生を思い出す。
今の声で『sea』は女性であるということはわかったが…
「すごくのんびりした声なのね。もっとピシッとしているのかと思ったわ」
「ごめんなさいね〜」
俺達を照らしている光のおかげで『sea』の姿がうっすらと見える程度だ。
顔までは判別できないし、おそらくは本人もサングラスをかけるなどして簡単な変装をしているだろう。
「さて、霧夜さんに話があるっていうのは、この前のゲーム会社の買収についてなんですど…」
「ああ、アレね。エンターテイメントにも進出する絶好の機会だったから、手に入れたまでよ」
「あの買収のおかげで、私がすごく楽しみにしていたゲームが開発中止になっちゃったんだよね〜」
「は?」
「だから、そのゲームの開発を再開してくれないかなーってお願いをしようと思いまして〜」
それってたしかカニが企画していたゲームだよな…
ん?そんなことのために姫を呼んだのか?
ただでさえ多忙なスケジュールの合間を選んできたっていうのに…
「ふざけないで!何よそれ!?そんなことのために私を呼んだの!?」
うわ、メチャクチャ怒ってるぞ…こんなに声を張り上げるのは久しぶりじゃないか?
そりゃ、姫が怒るのも無理はないけど。
「うーん、確かにそう思われてもしかたないけど、私も楽しみにしていたし〜」
「帰りましょ、レオ。ここで話すことは何もないわ」
「わ、わかった」
そう言うと、姫はガバッと席を立った。

293 名前:その名は『sea』(5) :2005/10/16(日) 21:06:26 ID:u78bDYl+0
『sea』についていた男にドアまで連れて行くように姫は命令した。
そしてドア前に着いた時、姫は『sea』に向かってまた怒鳴ったのだ。
「まったく、あの『sea』がこんな変人だったとは思いもしなかったわ!」
言えてるな…それだけのためにここまでするなんてどうかしてるぜ。
「そんな悪口言っちゃいけないな〜、お姫様。ゲーム開発の再開は別にいいけど、変人は撤回してもらいたいよ〜」
「何よ、当たり前のことを言っただけじゃない!」
「私がその気になれば、お姫様を社会的に抹殺してもいいんだよ〜」
「姫に何かする気か?そんなことは俺がさせないぞ!」
姫を守る騎士である俺としては当然のことだ。そんな脅しには屈しないぞ。
「君もすごい忠誠心だね〜、対馬レオ君。その人の恋人なんだっけ?」
「!?な、なぜ俺の名前を…」
「悪いけど、お姫様を取り巻く人たちのことはほとんど把握してるよ〜。
 秘書の佐藤良美さん、外で待ってるボディガードの鉄乙女さん、他にも色々と…」
「な…ちょっと!私のよっぴーに手出ししたら許さないわよ!」
アレ?姫、俺は?
「じゃあ、謝ってよ〜。変人って言ってゴメンナサイって。私はそれだけで十分だから〜」
しかし、ここで怯む姫ではなかった。何より姫は相手にナメられるのが大嫌いだ。
「なんで私が謝らなくちゃいけないの?そっちがその気だったら、こっちもアナタを潰しにかかるわよ。
 それぐらい、そっちも覚悟はできてるんでしょうね?」
「もちろん。でも、絶対無理だと思うな〜」
「その言葉…後悔しないことね」
姫はそう言い残すと、俺を引っ張って部屋から出てしまった。
廊下では乙女さんがきょとんとした顔で俺達を出迎えた。
「どうしたんだ、姫?えらく怒鳴り声が聞こえたが」
「いや、乙女さん。それは本社に帰ってから追々…」
「む、そうか」
最後に姫は外で立っていた金髪のボディガードをギロリとにらみつけた後、その場を後にした。

294 名前:その名は『sea』(6) :2005/10/16(日) 21:11:31 ID:u78bDYl+0
本社の社長室に戻った俺達は、事の顛末を乙女さんとよっぴーに話した。
「そ、そんなことのためにエリーを呼び出したなんて…」
「まったく、非常識にもほどがあるな」
さすがの二人も、今回のことについては呆れ顔だ。
確かに、今まで妙なヤツラからの陰湿な圧力や接触はあった。
でも、今回は明らかに違う。思いっきり私情での接触だった。
『sea』はもしかして普段からあの程度のことで裏から世界を掌握しているのだろうか?
そう思うと寒気がする。要するに『sea』の気分次第でいつでも世界を作りかえることができるということだ。
「それで、エリーはどうするの?」
「決まってるじゃない。あんな変人、真っ向から勝負してやるわ!
 この私をナメたことを、絶対に後悔させてやるんだから!」
「そして潰した後はその座をそっくりそのまま頂く、ということかな?」
「さっすが乙女センパイね。もちろんよ」
余りにも敵は強大、しかしそれに真っ向から立ち向かうことを決心した姫。
成り行きはかなりアホくさいけど、姫がいずれ世界の全てを手に入れるには最大の障害だ。
ただ単に、初対面が早すぎたというだけのこと。
今はまだ俺達には対抗できるだけの力は持っていないかもしれない。
それでも、例え何年かかろうと『sea』はいつか必ず潰す。
ここにいる一同が、そう心に決めた瞬間だった。
「俺は姫にずっとついていくよ。安心してくれよな」

295 名前:その名は『sea』(7) :2005/10/16(日) 21:13:12 ID:u78bDYl+0
「あ〜あ、結局無理だったか〜。でも変人は酷いよね。そんなのは貧乳ツインテールで十分だよ〜。
 今日はごめんね、くーや。お姉ちゃんのワガママに付き合ってくれて〜」
「だから最初に無理って言ったじゃないか。」
「だって〜」
「そう言えば、お姉ちゃんが楽しみにしていたゲームって何なの?」
「『怒素恋』っていう美少年相撲ADVだよ〜。せっかく楽しみにしてたのに〜」
「…あ、そう…(ボツになってよかったんじゃないか?)」
「それに、くーやが期待していたゲームも再開してもらおうかなーって思ったのに…」
「そうだったんだ…お姉ちゃん、ありがとう」
「うみゃ、もう済んだの?今日はボディガード役をやってあげたんだから、依頼料は奮発してよね」
「え〜。ちょっとまけてよ〜」
「例え身内でもまけはしない。それが私の『柊探偵事務所』だよ」
「仕方ないな〜。じゃあ、今から帰りに3人でお寿司食べに行こうよ〜」
「おっ、やったー!うみゃのおごりだよね!?」
「普通ならくーやだけおごってあげるけど、今日は仕方ないよね〜」

296 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 21:17:29 ID:kjB5ue4X0
支援やで

297 名前:シンイチ :2005/10/16(日) 21:17:45 ID:u78bDYl+0
コラボネタ第2弾です。姫後日談。
こういう話って構成がすごい難しかったです…
なんか海お姉ちゃんが違う人になってるような気もするし。
次は…できればなごみんを目指して頑張りたいです。

298 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 21:29:41 ID:bX56Q6SL0
>>297
ドスコイワロスw
GJ!

299 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 21:59:25 ID:bX56Q6SL0
あのさ、ちょっと前にフカヒレ関連でゆずの話題出てたじゃん?
今まで良く知らなかったんだけどあれを機にCD借りてみたんだよね。

そしたらなんか姫とデレる事なくそのまま卒業しちゃった後
みたいな状態にぴったし(?)の曲があったんだよ…

「ねこじゃらし」って唄なんだけど
ググったら歌詞出てきたんで載せてもいいかな?スレ違い?

300 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 22:00:16 ID:kjB5ue4X0
GJ!!
おもしろかった〜

301 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 22:10:08 ID:xs2wAzJl0
>>291 そういうのはめーなの
>>297 gj

302 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 22:10:10 ID:YhB6J/EO0
なんか海お姉ちゃんがただのDQNっぽくなっちゃって複雑だよ…

303 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 22:27:01 ID:ahiRSYf5O
クロスオーバーGJ

ただ、基本的にお姉ちゃんはくーやにしか興味がないと思うので
そこが違和感かな

304 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 22:30:35 ID:zk38AxLO0
無断でねこじゃらしを貼ってみる
ttp://www.utamap.com/showkasi.php?surl=A00776

305 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 22:41:29 ID:aLKO+gRR0
GJ!!

だけどレオのよっぴーへの一人称が…
仕様ならしかたないけどね。

306 名前:シンイチ :2005/10/16(日) 23:10:56 ID:UbKJGfY90
みなさん指摘してくれてありがとうございます。
お姉ちゃんの扱い方とよっぴーの呼び方に反省…

307 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/16(日) 23:32:47 ID:5D91vO0a0
そう言えばよっぴーがレオに気があるぽい理由にレオ(と乙女さん)だけよっぴーと呼ばないってのが
複線的にあると思ってたんだけど見事に関係なかったなぁ…。

308 名前:76 :2005/10/17(月) 00:54:15 ID:vSU8P7F20
こんばんはです。
異動になってしまって今後SSに費やす時間がとれないかもです。
今書いてる奴を投下したらしばらく書けなくなりますので、一応報告まで。

309 名前:SSD :2005/10/17(月) 00:57:55 ID:RWRjzwvC0
>>297
ドスコイの為にキリヤ呼び出す海お姉ちゃんワラタ。

さて、また3連作、クロスオーバでリンク行きます。
今回はどちらかと言うとつよきす成分強いです。
でも、眠いので今日は一本だけでカンベンしてください。
それでは行きます

310 名前:299 :2005/10/17(月) 00:58:22 ID:WoRuAe3X0
やっぱどう考えてもスレ違いだからうpとかはやめとこ…(←目欄)
そして歌詞貼ってくれた>>304サンクス。

姫SSでハイになってる所にあの曲は反則だった…w
妄想ふくらむふくらむw

311 名前:SSD :2005/10/17(月) 00:59:25 ID:RWRjzwvC0
>>308
あれ?今から投下ですか?
被りそうだったらおいら、失礼なので明日にしますが・・・?
どうしましょうか?

312 名前:76 :2005/10/17(月) 01:04:14 ID:vSU8P7F20
投下はまだ先になります。ちょっとブルー入ってて続き書ける精神状態ではないので。
是非投下してください。

313 名前:SSD :2005/10/17(月) 01:10:14 ID:RWRjzwvC0
>>76氏 
異動がやはりショックなのでしょうか・・・(´・ω・`)イ`
作品のほうはぜひ完成さてください。

それでは一本目「新しい友達」行きます

314 名前:新しい友達 1/16 :2005/10/17(月) 01:13:42 ID:RWRjzwvC0
 「おーっす!乙女さん、おはよう!」
 朝の校門前、ボクは乙女さんに元気良く挨拶をする。
 「おお!蟹沢元気がいいな。
それに最近登校時間に余裕があるじゃないか。えらいぞ。
ところで、レオはどうした?一緒じゃないのか?」
 「しらねー。今頃ボクの部屋に入って、
ボクを起こしてるつもりにでもなってるんじゃないの?」
 「全く、あいつはせっかく私が起こしてやったのに、
今頃そんなことをしていると言うことは、あの後二度寝したな。」
 「少なくとも、ボクはまだ今日レオを見てないよ。」
 「見かけたら説教だな。」
 レオの奴が乙女さんに怒られる姿を想像すると、うきうきしてくる。
 ざまーねーぜ!
 校門の横をすり抜け、教室には向かわずに校舎裏へ行く。
 校舎裏の学校の敷地の隅の隅、普段は人が足を踏み入れないような
茂みの中を目指す。
 その中にうずくまる影に、ボクは今日も挨拶をする。
 「おーっす!ダニー!今日も元気か?」
 中からでてきたのは、最近学校に迷い込んできた不細工な中型の犬。
 犬種は分からないけど、一応ボクの中ではザッシュってことになってる。
 尻尾をフリフリボクに飛び掛ってきて、ボクの顔中をなめるダニー。
 「お、おいおい、うれしいけど、朝からそれはやめちくり。」
 ダニーを落ち着かせると、後ろから声をかけられた。
 「あー、カニち、おはようネ。今日はまた学校に来るの、早カタネ!」
 「おーす、トンファー!ダニーのご飯ならもうあげたよ。」
 「さすがカニち!」
 ダニーはボクが出したスナック菓子みたいなドックフードを
うれしそうに尻尾を振りながら食べ始めた。
 「ところでさ、マナは?」
 「マナはまだ見てないヨ。キト、今日も遅刻するじゃないカ?」
 「しょーがねーなーマナは。ボクだって最近になって
ダニーの為に早起きするようになったのに。」

315 名前:新しい友達 2/16 :2005/10/17(月) 01:17:05 ID:RWRjzwvC0
 ダニーは一ヶ月ぐらい前に、竜鳴館の敷地内に現れるようになった野良犬。
 この珍しい来客者はすぐに学校中の話題になった。
 だけどいつか誰かが狂犬病だの、保健所で処分だのって言い始めたのが原因で、
当時の生徒会で、この犬をどうするかと言う話が持ち上がった。
 「誰か飼い主でも探せばいいんじゃね?一応、首輪はしてるんでしょ?」
 「誰もフカヒレ君に意見は聞いてませーん。
ところで、私からの提案なんだけど、このまま保健所って言うのもアレだし、
誰か飼う事のできる人いないかしら。
首輪はしてるみたいだけど、刻まれた文字もかすれて読めないらしいわね。」
 「ひ、姫に無視された・・・しかも同じ意見を堂々と後から言われた・・・。」
 フカヒレがいじけているが、何事もなかったかのようにボクが手を上げる。
 「何で姫が飼わねーの?姫んちなら余裕で飼えそうじゃん!」
 「却下。私、犬より猫のほうが好き。どうせ飼うなら、猫。
それに自分から議題に上げて置いてなんなんだけど、もう犬には興味ないから、
後はよっぴー、任せたわよ。」
 「えっ?わ、私?そんなぁ、こまるよぅ。」
 言い終わる前に、姫は竜宮を出て行った。
 「本当に行っちゃった・・・。
えーっと、それじゃあ、何か意見あるかな?」
 「はいはいハーイ!よっぴー!俺、意見有るよ!」
 「鮫氷君は黙っててね。他に意見ある人?」
 「よっぴーにまで・・・しかも露骨に冷たくされた。
でも、なぜかそれがカ☆イ☆カ☆ン!」
 生徒会メンバーの中で犬を買える人間はいなかったので、
とりあえず地元保健所に竜鳴館生徒会が「保護」したという形で届出を出しておいた。
 最初の内は一般生徒も犬を見かければお菓子を上げたり
可愛がっていたけど、不細工なのが災いしたのか、
一週間もすると誰もかまわなくなった。
 ボクもいつの間にか犬の存在すら忘れてた。

316 名前:新しい友達 3/16 :2005/10/17(月) 01:20:09 ID:RWRjzwvC0
 ある朝、レオのアホのせいで、ボク達は四人は遅刻寸前、というか、ほぼ遅刻確定。
 間に合うかどうかぎりぎりだったから、四人で通学路を全速力。
 「はぁっはぁっはぁっはぁ、おい、スバル、カニ、お前ら早いよ!」
 「はぁはぁっ、へ〜。あの二人は頭空っぽな分、運動神経はすごいからな。」
 「でも、お前は運動も勉強もダメじゃないか。フカヒレ。」
 「あー!それを言っちゃあお終いだぜ!それを言っちゃあよ!」
 後ろでレオとフカヒレがバテてる間に、先に校門の様子を見に行った
スバルが帰ってきた。
 「やっぱりダメだったぞ。校門、閉まってた。
・・・やるか、フォーメーションB。」
 「やるしかないだろう。」
 ボク達は校舎裏側の塀のところまでやってきた。
 前に乙女さんに見つかったのを教訓に、
塀の向こうは学校敷地の隅の隅、本当に人気のないところ。
 フォーメーションBを華麗に決める。
 スバルが塀を乗り越えてきて、着地すると同時に言う。
 「急いで校内に入らないと、また乙女さんに見つかると面倒だ。」
 「そだね。じゃいこっk・・・」
と走り出したボクの視界の隅に、誰かがいるのを捕らえて、
思わずボクは立ち止まってしまった。
 レオやスバル、フカヒレはもう走っていってしまったし、
誰だろうと見てみると、トンファーがしゃがんで何かをしているのが見えた。
 しゃがんでこっちに背を向けているトンファーに近づいて、声をかける。
 「トンファーも塀を乗り越えてきたクチ?」
 一瞬びっくっと体を震わせ、トンファーが振り返る。
 「ああ、何だカニち。もうビクリさせないで欲しいネ!
チガウヨ。ワタシ、遅刻なんてしないヨ。」
 「じゃあ何やってんの?」
 と覗き込むと、例の犬がトンファーが持ってきたらしいエサを食べている。
 「モウ誰もこの子の世話しなくなたネ。
だからワタシ、この子のごはん、世話してあげてるヨ。」
 トンファーが犬の頭を撫でながら楽しそうに言う。

317 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:20:51 ID:WoRuAe3X0
いじめはありません

318 名前:新しい友達 4/16 :2005/10/17(月) 01:23:12 ID:RWRjzwvC0
 トンファーは偉い、と思った。
 ボク達生徒会が一応保護という形を取ったものの、
もう誰も犬のことを覚えてる人間はいなかった。
 それをトンファーはこの不細工な犬を気にかけて、エサをやってる。
 ボクもちょっとは見習わなきゃダメかな。
 「トンファー、とりあえずさ、HRに遅刻しちゃうから、教室行こうぜ。」
 「もうそんな時間かネ。ダニー、またお昼に来るヨ。」
 「ダニー?ずいぶん立派な名前だね。」
 「なんとなくつけたヨ。それじゃ行こカ。カニち。」
 「あー、それとさ、トンファー。」
 「何?」
 「ボクも・・・ダニーの世話、手伝うよ。お昼一緒にここ来ていいかな?」
 「そんなこと聞くなんて、カニちらしくないネ。
ワタシダメ言ても、カニちは来るネ。」
 「ダメって言われても、来るつもりだったけどね。行こうか!」
 ・・・

 朝のトンファーとのやり取りを、レオ達は気が付いていないようだったし、
僕も何となくわざわざ言わなくてもいいや、と思って言わなかった。
 その日のお昼になって、ボクとトンファーが校舎を出ようとすると、
マナが声をかけてきた。
 「何や、二人していそいそと。どこ行くつもりや?」
 「あー、五月蝿いのに見つかったな。犬のところだよ。」
 「犬?犬って・・・あの四本足の?」
 「ホラ、二週間ぐらい前に、学校に迷い込んできた犬の事ネ。
マナも当時は可愛い可愛い言てたネ。忘れたカ?」
 「・・・・・・そういえばそんな犬がいたような。
なんかよう分からんけど、ついて行ってええか?」
 「どうせボク達がダメって言っても来るんだろ?」
 「あったり前やん!ウチはどこまでも二人に着いていくで!」
 結局三人でダニーのところに行くことになった。

319 名前:新しい友達 5/16 :2005/10/17(月) 01:26:10 ID:RWRjzwvC0
 例の場所まで行くと、ダニーが嬉しそうに尻尾を振って、
トンファーめがけて走ってきた。
 「ダニー。お腹すいたかネ?これお食べ。
こっちに置いておくのは、夜の分ネ。」
 ダニーはトンファーの出したエサにはすぐに手をつけず、
お座りしてからボクとマナを見た。
 「ボクは蟹沢きぬ。よろしくなダニー。」
 「ウチは浦賀マナや。お前、立派な名前やな。」
 ボクとマナが自己紹介をすると、分かったかのようにダニーが
 「バウ!」
と吠えた。
 それから初めてダニーはエサに口をつけた。
 「この子、とてもお利口さんネ。
多分、前の飼い主さんが、よほどちゃんと躾けたネ。」
 「カニよりかお行儀いいんちゃう?」
 「ボッ、ボクだって流石に犬よっかは行儀いいよ!」
 「とてもそうとは思えないネ。」
 「ところでさ、トンファー。
ダニーは何時までもこのままにしておくつもりはないんやろ?
新聞部に掛け合って、飼い主募集の広告でも出したらどうや?」
 「おお!マナが珍しく頭よさげな発言!」
 「・・・ワタシもそれは考えたけどネ、
どうもそうしない方がよさそうな気がするヨ。」
 「何で?」
 「ダニーが来てちょとした時、
一部の生徒が保健所で処分処分て騒いだ時期があたネ。
ちょうどその頃ネ。生徒会が保護したのは。」
 「・・・そういえばそうだね。
そんな声も上がってるってよっぴーが言ってた気がする。」
 「ダニーの話が落ち着いて、騒いでた生徒も何も言わなくなたネ。
彼らも多分、ダニーの存在、忘れてるネ。
でもここでまた広告出したラ・・・」

320 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:27:42 ID:BB5KoRI30
 

321 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:28:44 ID:WoRuAe3X0
チャマ「さぁさ、やってまいりました!
    本日のオープニング、一曲目は…DANNYぃ−!」

マス&ホセ「ダニー!、だにーダニー!」

322 名前:新しい友達 6/16 :2005/10/17(月) 01:30:16 ID:RWRjzwvC0
 「確かにそうやな。ウチもダニーの事、人に言わんよう気をつけな。」
 「じゃーさー、どうするわけ?」
 「カニちは確かパソコン詳しいネ?」
 「うん、普通にやってる人よりかは詳しいよ。」
 「インターネットで、外部に飼い主募集の広告出すのはどうかネ?」
 「おお!さすがやな、トンファー。あったまええなー。」
 「じゃあボク、早速やってみるよ。
飼い主が見つかったら、生徒会には事後報告ってことで。」
 「ウチ、考えたんやけど、トンファーだけがエサ持ってくるの、
お金かかって大変やろ?当番制にせぇへん?」
 トンファーが豆鉄砲食らったような顔でマナを見ている。
 多分、ボクも今同じ顔してる。
 「な、なんなん?二人して豆が鳩鉄砲食らったような顔して?」
 「マナ、それを言うなら鳩が豆鉄砲ネ。」
 「なーんだ。まともな事言うと思ったら、やっぱりいつものマナだ。」
 「ワタシ、マナがまともな事言うから、変になたかと思たヨ。」
 「こっ、このくらいの間違い、みんなするやろ!?なぁ?」
 マナがダニーのほうを向くと、ダニーが顔を上げて、首を横に振る。
 「ほら、ダニーもしないって言ってるぜ!」
 「ハハハ、マナ、顔真っ赤ネ!」
 「んもう!うっさいなー!」
 「バウ!」
 ・・・

 こんなことがあってから、ボク達はダニーの世話を交代でするようになった。
 何も秘密にすることはないんだけど、
ボク達三人はこのことを誰にも言わなかった。
 
 今日はボクが当番だから、投稿もいつもよりちょっと早めにしたんだ。
 マナは今日は遅刻だろうけど、当番の日はちゃんと遅刻せずにエサ持ってくる。
 ダニーは不細工な犬だけど、今じゃその不細工さが可愛い。
 レオもこんな風に従順だったら、もうちょっと僕がかわいがってやるのにな。

323 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:31:33 ID:WoRuAe3X0
…うーむ、眠い。
もう支援できそうにない…明日読ませていただきまsuZzz...

324 名前:新しい友達 7/16 :2005/10/17(月) 01:33:33 ID:RWRjzwvC0
 ネットで飼い主募集の特設HPを作ってずいぶん経つけど、
やっぱり外見のせいか、飼い主希望者はまだ現れてない。
 「カニち、もうそろそろHRの時間ネ。教室いコ。」
 「そうだね。じゃねー、ダニー。また昼に来るからね。」
 「バウ!」
 ・・・

 昼休みになって、いつものように三人でダニーのところへ。
 ダニーがまたまた嬉しそうに駆け寄ってくる。
 「バウバウ!」
 「おおお、お前、落ち着けって。ホラ、エサだよ。」
 エサのお皿にドックフードを出す。
 ダニーはちゃんとお座りをして、ボク達に一言
 「バウ!」
と言ってから食べ始める。
 「そういえばさ、明日は休みだから、続けてボクが当番だよね?」
 「そうネ。休みの日の当番は、前日の当番が続けてやる決まりネ。」
 「じゃあ、今の内に夜の分と明日の朝の分だしとかねーと。」
 こうして分けて出しておいても、ダニーはちゃんと決められた時に
決められた分だけを食べるから、ボク達としても世話しやすかった。
 ・・・

 家に帰り夕飯を食べ終えた後の、部屋での優雅なひと時。
 どれ、レオの部屋に行く前に、メールチェックでも・・・と。
 ピロリロリン♪
 おっ、知らないアドレスからメールが来てる。
 タイトルは『犬の飼い主募集見ました』
 ・・・ってことは!?

325 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:34:48 ID:BB5KoRI30
 

326 名前:新しい友達 8/16 :2005/10/17(月) 01:36:50 ID:RWRjzwvC0
 メールを開き、中身を読んでみる。
 「ふん・・・ふむふむ・・・・・・おおお!」
 読み終わってすぐに、トンファーに電話をかける。
 とぅるるるるるるるる・・・
 「あ、トンファー、やったぜ!
ダニーに興味持ってくれた人がいてさ、月曜の放課後に見に来てもいいかって!」
 電話の向こうのトンファーも興奮している。
 「・・・うん!・・・・・・えっ、あ、そうか。そういやーそうだね。
飼い主が見つかったら、お別れ・・・か。
・・・うん、え?明日おめでとうパーティ?
ま、まださ、ダニー引き取ってくれるって決まったわけじゃないんだし、
そういうパーティーは早くねぇ?
・・・うん、そだね。じゃ、あしたやろっか。うん、じゃね。」
 電話を切る。
 ダニーの飼い主候補が見つかって嬉しいはずなのに、
ボクを急に焦りのような感覚が襲った。
 「ふーっ。」
 ドサッとベットに倒れこむ。
 あー、なんかもやもやする。
 レオの部屋に行く気も何だか失せた。
 今日はこのまま寝てしまおう。
 目を閉じると、嬉しそうに尻尾を振るダニーの姿が思い浮かぶ。
 「・・・寝よ。」
 電気を消して布団にもぐるといつの間にか眠ってしまった。
 ・・・

 翌日。
 今日は朝から三人でダニーのところに集まって、
散歩やら何やらをしてすごす予定。
 休日といえども部活動やってるところがあるから、ボク達は
何の問題もなくダニーのところまで行くことができる。

327 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:37:46 ID:kkkXaHkX0
行け!SSD!俺に構わず行くんだ!

328 名前:新しい友達 9/16 :2005/10/17(月) 01:39:05 ID:RWRjzwvC0
 きちんと今朝の分のお皿からエサを食べていたダニーが、
ボク達の姿を見るなりいつも通り走り寄って来た。
 「バウ!」
 「おっ、ダニー、今日も元気やな!」
 「ダニー、おはようネ!」
 「・・・おはよう、ダニー。」
 頭を撫でると、ダニーはうれしそうに尻尾を振る。
 「あんな、ダニー。聞いちくり。
昨日、おめーの飼い主希望者からメールがあって、月曜に見に来てくれるって。」
 「くぅーん」
 ダニーは分かったのか分かってないのか、寂しげな声で鳴いた。
 「ま、まぁ兎に角、今日はそれを祝ってぱぁって騒ごうや!」
 「そうネ!ダニーが食べ終わったら、まず、ダニーの体キレイにしようネ!」
 トンファーが犬用ボディーソープを取り出す。
 「さっすがトンファーやな。用意がええ!」
 「う、うん。そだね!今日はパーッと騒ごうぜ!」
 「バウ!」

 ダニーが朝食を食べ終わった後、学校の水道でダニーを洗う。
 水をかけられてもボディーソープでボクとトンファーにごしごしやられても、
ダニーは全く暴れない。
 「おめーは本当に頭がいいな。
ボクよりか頭がいいって言うのは認めないけど、ボクの一歩手前までは来てるね。
そこだけは認めてやるよ。」
 ダニーをごしごしと洗いながら言っていると、後ろから
 「ほれ、ダニーの泡を落とすで〜!」
と、マナがホースでボクとトンファーごとダニーめがけて放水してきた。
 「マナ!冷たいネ!」
 「てめー!何やってんだー!」
 「あはははははは!なんっか楽しーなー!これ!」
 「バウワウ!」
 ・・・

329 名前:新しい友達 10/16 :2005/10/17(月) 01:41:34 ID:RWRjzwvC0
 日が高く上がる頃には、松笠公園まで皆で散歩しに来ていた。
 ある程度散歩をし、トンファーが作ってきた弁当を皆でベンチに座って食べていると、
目の前を村・・・村岡とクーが急いで駆け抜けていった。
 クーを見て、あるアイディアが浮かぶ。
 「クー!」
 「くー?」
 呼び止められてクーが振り返る。
 「あのさ、ボク達とダニー・・・この犬の写真とってくれよ!」
 「カニち!ナイスアイディアね!西崎さん、ワタシからもお願いするネ!」
 「ええなー。ウチからも頼むわ!」
 クーが一瞬走り抜けて行った村・・・何とかのほうを振り返るが、
 「いい、よ。」
と言ってくれた。
 早速ダニーを中心に取り囲むようにボク達が並ぶ。
 「はい、チー・・・ズ!」
 カシャッ!
 「おい西崎!急に消えると思ったらこんなところで何やってるんだ!
時間がない、行くぞ!」
 「ごめん、ね。」
 クーを探しに来たらしい村越にクーが引っ張られていく。
 「ありがとうな!クー!」
 「西崎!おおきに!」
 「ありがとうネ!」
 「バウ!」
 「ボク達ってさ、何気なくダニーの写真、
HP用の奴以外持ってなかったからいい記念になったね。」
 「そうやなー。最後の最後で、いい思い出や。」
 「あ、そっか。これが最後の写真かも知れんね・・・。」
 「マナ!本当に空気読めないネ!」
 トンファーがボクに気を使ってくれたのか、マナを叱る。
 「い、いいんだよトンファー。後半日、ダニーと遊び倒そうぜ!な、ダニー!」
 「バウ!」

330 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:42:00 ID:BB5KoRI30
 

331 名前:新しい友達 11/16 :2005/10/17(月) 01:43:52 ID:RWRjzwvC0
 その後は、いろいろなところをダニーと周り、空が赤く染まる頃には、
学校にダニーを戻し解散となった。
 別れ際、ダニーは寂しそうな顔をしてたけど、不細工なのでキマっていない。
 「そんな悲しそうな顔すんなや。また明日な!」
 「そうヨ!カニち。ダニーはまだ明日までここにいるネ。」
 「あ、そっか!ダニーは明日もいるんだ・・・。」
 ・・・
 
 家に帰り、夕飯を食べ、ベットに突っ伏す。
 「あー・・・なんかな。」
 意味もなく声がでる。
 ふと部屋の隅に目をやると、ダニーのために買ったドックフードの箱がある。
 「・・・夜のガッコは怖いけど、ダニーをもう一回見て来ようかな。」
 
 外に出ると、もう日はとっぷりと暮れていた。
 この時期になると、夜の風はもう冷たい。
 学校に行くと、校門はまだ開いていて、体育館錬のほうに電気がついているのが見える。
 部活をしているところがあるのかな?
 ダニーのところまで行くと、寝ていたらしいダニーは起き上がって、
またまた嬉しそうに走り寄って来た。
 「バウ!」
 「おめーはちゃんと挨拶ができて偉いな。
・・・風がちっと寒いけどさ、ボクと二人っきりで散歩行くか?」
 「バウ!」
 ・・・

 ダニーと並んで歩く。
 お互い何も言わない。
 丘のほうへ歩いていくと、大きい公園が見えた。
 木が生い茂っていて、松笠公園とは全く別の雰囲気。

332 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:44:42 ID:BB5KoRI30
 

333 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:45:18 ID:0sxVPixi0
ダニーとカニが付き合う予感…。

334 名前:新しい友達 12/16 :2005/10/17(月) 01:46:06 ID:RWRjzwvC0
 「・・・ダニー、あそこ行ってリードはずして遊ぶべ。」
 「・・・クーン。」
 なぜかダニーが乗り気でないようだ。
 「ほら、行こうぜ!」
 ダニーがしぶしぶついてくる。
 
 公園に入ると、あたりに人気は全くない。
 街灯の下でダニーのリードを首輪からはずす。
 フリスビーを投げるとダニーは急いで取りに行くが、
そのまま帰ってこないで、遠くからボクのほうへ吠えている。
 昼間フリスビーで遊んだ時は、すぐに戻ってきたのに・・・?
 「おいダニー!それ持って戻って来いって!」
 「バゥ!」
 「・・・ったく、しょうがねーなー。」
 ダニーの元へ走り出そうとした瞬間、
 カチカチッ!
 頭の上の街灯が、急に点滅し始めた。
 ビックして思わず立ち止まり、見上げる。
 「なっ、なんだよ。びっくりさせやがって。」
と、正面に視線を戻すと、目の前にはでかい図体をした着ぐるみ?
 鳥の頭をして、手には映画で見た怪物のような、長い爪がついている。
 「グルルルルルルルル・・・」
 この唸るような声・・・人間じゃない!?
 「ばっばっばっ・・・化け物だぁー!」
 思わず尻餅をつくと、頭のあった場所を化け物の腕がブォンとなぎ払う。
 尻餅をついてなかったら・・・。
 こいつ、ボクを殺す気だ!
 で、でもボクはこれからどうやって逃げるんだ?
 化け物が一歩一歩近寄ってくる。
 立ち上がろうにも腰が砕けて力が入らない。
 ダメだ――――レオ!
 思わず目をつぶる。

335 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:47:56 ID:9VScUNu/0
クロウキター!!!

336 名前:新しい友達 13/16 :2005/10/17(月) 01:48:36 ID:RWRjzwvC0
 「ゲェエエエエ!」
 化け物が悲鳴を上げている。
 目を開けると、ダニーが化け物の腕に噛み付いている。
 「ガウガウガウ!」
 「ダッ、馬鹿!逃げろダニー!」
 化け物はダニーを振りほどくが、ダニーは化け物に向かって再び飛び掛る。
 すると、ダニーが化け物の体に到達する前に、化け物がダニーをなぎ払う。
 「きゃぅん!」
 ゴッっという鈍い音とともに、飛ばされ、ダニーはピクリとも動かなくなった。
 「・・・ダニー!?」
 飛ばされたダニーに声をかけるが、やはり動かない。
 この化け物が、ダニーを殺した?
 今までのダニーとの思い出が、走馬灯のように頭を駆け抜ける。
 化け物がまた一歩近づいてきた。
 キレた。
 今なら不思議と腰に力も入るし、実際立ち上がることができた。
 この鳥頭!ボク達のダニーに!
 「何をするだー!ぜっっっってぇゆるさねぇ!」
 勝てる勝てないの問題じゃない。
 ボクはこの鳥頭を絶対にボコボコにしてやる!
 と、瞬間!
 バキィッ!
 今度は紫色の光がどこからともなく飛んできて、鳥頭に直撃した。
 「ゲェェェェエエ!」
 飛んでいく鳥頭、それに見とれていると、後ろからヘルメットをかぶった兄ちゃんが
 「おい、ここは危険だ。ここはあの人に任せて避難するぞ!」
 といってボクの手を引っ張る。
 あの人?

337 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:50:10 ID:0sxVPixi0
しえーん

338 名前:新しい友達 14/16 :2005/10/17(月) 01:51:19 ID:RWRjzwvC0
 見ると、紫色に輝く、人型の・・・虫が背筋をピンと伸ばし、鳥頭のほうを見ている。
 確かに、あいつなら鳥頭に勝てそうだ。
 だけど、ダニーの敵を討つのはボクだ!
 走り出そうとした瞬間、ヘルメットが僕を羽交い絞めにする。
 「何やってんだ!ほらこっち来い!危ねぇから!」
 「離せよ!ダニーはボクたちの犬だったんだ!それをアイツが!
ボクが敵を取るんだ!」
 何だこのヘルメット野郎!すげぇ力で、全く身動きが取れない。
 紫の虫男は動かなくなったダニーのほうをちらりと見ると、すごい勢いで鳥頭との間合いを詰めた。
 そして、立ち上がりかけた鳥頭をボッコボコにする。
 思わず見とれてしまって、体中の力が抜ける。
 途中、何でか急に虫男がうずくまってピンチになったりしたけど、
ヘルメットの援護のおかげで、必殺技らしいのを鳥頭に食らわせる。
 ドガァァァアン!
 鳥頭が派手に爆発すると、虫男が地面に膝をついた。
 それを合図に、ボクは我に返った。
 ボクは遠くで動かなくなったダニーをちらりと見てから、
ヘルメット野郎と虫男のところまで行った。
 「おめーら・・・あれか、せいぎのみかた、って奴か?」
 ヘルメット野郎が事務的に答える。
 「まぁ、そんなようなもんだ。今日のことは心の中にとどめておけ。
何も見なかったことにしろ。」
 ・・・ダニーの事もあるのに、そんなこと、できるわけねーじゃん・・・。
 「まぁ、命助けてくれたし、ボクもそこまで馬鹿じゃないからそうするけどさ、
欲を言えば・・・もうちょっと早く来て欲しかった・・・かな。」
 自分でも目に涙が溜まっていて、声が震えてるのがわかる。
 虫男は息を切らしながら、ボクの事を見つめている。
 「別に攻めてるわけじゃないんだぜ。
これ以上、ダニーのような不幸な奴を出さないでくれよな。
・・・それと、助けてくれてアリガトウ。」
 ボクはそれだけ言って、ダニーの元へ行った。

339 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:53:06 ID:BB5KoRI30
 

340 名前:新しい友達 15/16 :2005/10/17(月) 01:54:00 ID:RWRjzwvC0
 ダニーはピクリとも動かない。
 ダニーに触ってみると、まだ暖かかったけど、骨が折れているせいか、
体がぐにゃっとして、正直気持ち悪いと思ってしまった。
 どうしたらいいんだろうな。
 見ると、いつの間にか虫男とヘルメット野郎は消えていた。
 ・・・トンファーとマナに電話しよう。
 電話では、ダニーが死んだということだけど伝える。

 電話を終えると、すぐに二人がけつけてきた。
 「はぁっはぁっはぁっ・・・カニち・・・」
 「なっ!ダニー!こっ、こんなん、・・・・・・・こんなんってありか!?」
 マナが変わり果てたダニーを見てボロボロと泣き出した。
 ボクは今見たことを、嘘偽りなく話した。
 勿論、他の人間に言うつもりはない。
 「・・・信じられない話だケド、カニちが嘘をつくとは思えないネ。」
 「ウチも、信じるで・・・せやないと、こんなひどい死に方、どうやってするん?」
 「あ、あのさ・・・ごめん。
ダニーは危険なの分かっててボクを公園から連れ出そうとしたのに、
ボクが分かってなかったから・・・」
 ボクがそこまで言うと、トンファーがボクを抱きしめた。
 「カニちは何も悪くないネ!カニちは、がんばったネ!」
 マナもボク達を抱きしめる。
 「ウチらに可愛がられて、ダニーも幸せだったと思うで。」
 「うっ・・・う〜・・・えぐっ。」
 それからボク達三人は、静かに泣いた。
 ダニーの遺体は例の場所まで持ち帰って、三人だけでダニーを埋葬した。

 月曜になって、飼い主希望者の人が来たから、
ボク達はダニーが「事故」にあったと説明した。
 希望者の人はそれを聞くと、わざわざダニーのお墓に手を合わせて行ってくれた。

341 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:55:45 ID:0sxVPixi0
今、全米感動の涙であふれている!

342 名前:新しい友達 16/16 :2005/10/17(月) 01:57:32 ID:RWRjzwvC0
 それから数日、ボクは未だに早起きしてしまうが、
例の場所に行っても勿論ダニーは駆け寄ってこない。
 早起きの疲れが出て休み時間に机に突っ伏していると、
レオがボクを揺さぶり起こす。
 「なんだよーレオ。うるせーな。ボクは眠いんだよ!」
 「お前最近何だか元気ないよな。
・・・それはともかく、西崎さんがお前と浦賀さんとトンファーさん呼んでるぜ。」
 「んあ?」
 顔を上げると、教室の外でクーが手を振っていた。
 三人でクーのところに向かう。
 「・・・で、何か用?クー?」
 「しゃしん、でき・・・たよ!」
とクーがボク達に封筒を一枚ずつくれた。
 空けてみると 
 「あ、こないだの写真や!」
 ダニーと皆で散歩した日、クーに撮ってもらった写真だった。
 写真の中では、ボクもトンファーもマナも笑顔だ。
 ダニーは相変わらず、不細工なアホっ面をして写っている。
 「これがほんまに最後の写真になってしもうたな・・・。」
 「くっ・・・」
 「カニち・・・。」
 トンファーがボクを心配そうに見る。
 「アハハハハハハハハハハ!」
 「うわ、カニが狂いおった!」
 「馬鹿!ちげーよ、見ろよこのダニーの顔!アハハハハ、ヒー苦しい!」
 「そういやぁ、面白い顔して写っとるね。」
 「・・・」
 トンファーは何も言わずに笑ってるボクの頭を撫でてくれている。
 でも、これで何だか吹っ切れた。
 何だかまたダニーに助けられちったな。
 お前はやっぱり頭の良い、良い奴だな。ダニー。

343 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 01:59:04 ID:BB5KoRI30
gj

344 名前:SSD :2005/10/17(月) 01:59:52 ID:RWRjzwvC0
犬の名前がダニーなのは、「何をするだー」がやりたかったから。
まだつよきすキャラは書きなれないので、正直((;゜д゜))ガクガク ブルブルです。

二本目「村田洋平、がんばる!」は眠いので明日投下します。
支援、ありがとうございました。
涙が出るほどうれしいです。・゚・(ノД`)・゚・。


345 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 02:01:27 ID:9VScUNu/0
マナ並に空気読めないこと言うけど…
僕にすればよかったんじゃない?
じゃないと悲しいよ…

346 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 02:04:03 ID:+clVPHp+0
燃やされないかとひやひやしながら見てたけど……そうか………・゚・(つД`)・゚・

GJですた。

347 名前:76 :2005/10/17(月) 02:12:38 ID:vSU8P7F20
犬好きなんで堪えました。
激しくGJです。

348 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 02:16:11 ID:0sxVPixi0
このやろう!
俺を泣かしてそんなに楽しいか!
GJ!!

349 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 03:51:08 ID:YrpPck3K0
>>344
GJ。
欲を言えばダニーが死ぬのは

カニ、クロウに襲われる→ダニー助けるも重症に→ジガ助けに来る→クロウ、敵わずと見て再びカニに→瀕死のダニー、身を挺してカニを守って死亡

ぐらいのほうが泣ける。

350 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 05:10:07 ID:1JWzwYrW0
何をするだー!は笑ったぜ、目論見どおりだなw

おりゃ手っきり字がの地のからで何とかなるのかと油断して読んでたよ、
そうだな、何でもご都合主義が通ればいいってもんじゃないし、こういう話も時にはありか。

351 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 05:12:20 ID:1JWzwYrW0
な、なんで誤字っぷりだー!ぜっっっ(ry

おりゃ手っきり字がの地のからで>おりゃてっきりジガの血の力で

ね、眠気か、ヤバイ、今日からまた仕事だってのに

352 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 09:09:36 ID:5j8d4aUU0
お、おれもダニーがともえねえの使い魔になるんだと思ってた・・・
そんで某犬のようにサポート犬としてともねえと一緒に戦っていくんだと・・・

くっそうダニー!!・゜(ノд`)゜・

353 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 09:45:10 ID:pkOcMTCPO
GJ(^.^)b
やはりダニーの引き取り手ってともねぇだったのかな?

354 名前:SSD :2005/10/17(月) 11:55:42 ID:RWRjzwvC0
それではそろそろリンク二本目
「村田洋平、がんばる!」行きます。

これと「新しい友達」は三本目にリンクしますので
あわせて楽しんでいただければ幸いです。
少し長いですが、お付き合い下さい。

355 名前:村田洋平、がんばる! 1/16 :2005/10/17(月) 12:00:12 ID:RWRjzwvC0
 今日一日も無事に終わり、帰りのHRをしていると、
いつものことだが、2−Cの教室の方が五月蝿い。
 一週間の終わりの今日、いつも全力を出して生きている僕からすれば、
週末は疲れが溜まっていて、ちょっとしたことで頭にきてしまう。
 今日だってこれから拳法部の練習があるというのに。

 帰りのHRが終わり、廊下で西崎と週明けの委員長会について
話していると、2−Cの教室のほうから、伊達とフカヒレが歩いてきた。
 僕はさっき2−Cが五月蝿かったことを思い出して、伊達に声をかける。
 「伊達。ちょっと良いか?」
 「おっ、洋平ちゃんじゃない。どうしたの?」
 「お前達のクラス、どうしていつもあんなに五月蝿いんだ?
佐藤さんが注意してダメなら、伊達、お前は影響力あるんだから、
皆を静かにさせてくれないか?」
 「何でオレがそんなことしなくちゃいけないんだよ。」 
 「お前は僕がライバルとして認めている男だ。
それ位の事はできるだろう。」
 「オレは洋平ちゃんにライバルとして認めてもらわなくても良いよ。
それに、俺は他の人間が騒ごうがわめこうが、関係ないしね。
オレ、部活あるから行くぜ。
フカヒレ、じゃ、また今夜な。」
 伊達が一緒にいたフカヒレに別れを告げて立ち去ろうとする。
 「・・・ふっ、お前がこんなだから、
対馬や蟹沢もどうしようもない奴になっちまったんだろうな。」
 僕の目の前を通り過ぎようとしていた伊達が、
僕の台詞にピクリと反応する。
 西崎が僕のシャツの裾を引っ張っている。
 ・・・分かっている、僕も言い過ぎたかと今になって反省している。
 が、そんなことお構いなしに、伊達は
 「オレや他の人間のことはどう言おうが勝手だがね、
カニやレオのことを馬鹿にしたら、ゆるさねぇぞ!」
 伊達がすさまじい殺気を放って睨み付けてくる。

356 名前:村田洋平、がんばる! 2/16 :2005/10/17(月) 12:03:38 ID:RWRjzwvC0
 難儀なことだ。
 このままでは伊達と喧嘩になってしまう。
 僕もボクシングではなく喧嘩でなら伊達には勝てなくもないと思うが、
僕もただでは済まないだろう。
 だが、こうなってしまった以上、仕方がない。
 伊達が体をこちらに向けて、拳を握ったのが見えた。
 仕方がない、覚悟を決めるか。
 と、僕も拳を握った瞬間
 「そこの二人、待て!」
 その言葉に、僕と伊達の体が一瞬動かなくなる。
 この図太い声は、見回りの鉄先輩ではない。
 ようやく体が動くようになって、振り向くと、立っていたのは
橘館長だった。
 「その勝負、儂が預かった。
儂も勝負事は大いに結構だと思うが、
ルール無用の残虐ファイトは戦場のみで良い。」
 館長がのっしのっしと歩み寄ってくる。
 「どうだ?この勝負、儂に預けてみないか?」
 「館長が、そうおっしゃるなら。」
 僕は反射的に答えてしまっていた。
 伊達もしぶしぶうなずく。
 この人の提案に逆らう人間なんかいたら、見てみたいものだ。
 「そうだな。勝負方法は・・・二対二の市内場所当てレース、なんていうのはどうだ?」
 「えっ・・・場所当てレース?って言うか、二対二?
俺と西崎さんも含まれてるって事?」
 館長からの意外な提案に僕もびっくりしたが、フカヒレが一番驚いていた。
 「そうだ。お前らだって当事者だろう?
ちょうど明日は休みだ。
明日一日使って、儂が市内にばら撒いたヒントをたどって、
最終的に先にゴールに着いたほうが勝ちだ。
勿論、儂も鉄とお前らを徹底的にサポートするぞ。」
 ・・・館長、昨日やっていたテレビに影響されましたね。

357 名前:村田洋平、がんばる! 3/16 :2005/10/17(月) 12:13:26 ID:RWRjzwvC0
 西崎のほうを見ると
 「クー♪(たのしそう♪)」
とニコニコしているし、伊達も館長の提案に勢いを殺されたのか
 「じゃ、それで良いんじゃない?」
と半ば呆れた感じで言った。
 「よし、決まりだな。
それでは明日、朝九時に参加者は校門に集合。遅刻は厳禁だ。
ぬわぁっはっはっはっはっはっはぁ!」
 館長はのっしのっしと去っていった。
 伊達が肩をすくめて僕の事を見る。
 「何だか、変なことになっちまったな。
館長がああ言った以上、オレ達も喧嘩するわけには行かない、か。」
 「そうだな。だが伊達、明日は負けないぞ!」
 「オレだって負ける気はないぜ。な、フカヒレ。」
 「って、本当に俺も参加しなきゃいけないのかよ!」
 「くー♪」
 西崎はなぜか嬉しそうだ。
 ・・・

 翌日、指定された時間に校門に行くと、館長と鉄先輩が待っていた。
 「それにしても館長、また変なことを思いついたものですね。」
 「なぁに、これも儂の教育の仕方よ。」
 「おはようございます。館長、鉄先輩。」
 「おはよー、・・・ござい、ます!」
 「うむ!二人とも元気が良いな。
それにしても、もうそろそろ時間だが、まだ残る二人が来ていないな。」
 いっそのこと遅刻でもしてくれたら、僕としては楽なんだが・・・
 振り返ると伊達がフカヒレを引きずりながら走っている。

358 名前:村田洋平、がんばる! 4/16 :2005/10/17(月) 12:17:05 ID:RWRjzwvC0
 「ほら、フカヒレ、もうすぐそこだから走れって!」
 「ばっ・・・はぁ・・・はぁ・・・スバル早すぎ!」
 指定時間十秒前になり、二人がぎりぎりで到着した。
 「館長、乙女さん、スミマセン。スバルの奴が支度をぐずって・・・」
 「・・・フカヒレ、お前よくそんな嘘がすらすらと出るのな。
オレ、良くお前の友達やってられると自分を褒めてあげたいよ。」
 館長は二人のやり取りをお構いなしに、
懐から封筒を二つ取り出し、話し始めた。
 「まぁなにはともあれ、参加者は全員そろったわけだ。
早速だがルールの説明をする。」
 ルールは至極簡単なものだ。
 館長から手渡される封筒の中には、ある場所を特定するヒントが入っている。
 ヒントの正解となる場所に行くと、次のヒントが入った封筒がある。
 これを繰り返して行き、ゴールまで先にたどり着いたペアの勝ち、というわけだ。
 勿論、僕達のペアと伊達たちではゴールまでのルートは異なっている。
 橘館長と鉄先輩は、僕達の様子を要所要所で確認してくれるらしい。
 「それでは両チーム、儂からの封筒を開けたらスタートだ。」
 西崎が館長からもらった封筒を空け、中に入っていた紙を取り出す。
 僕がそれを横から覗き込むと、紙には
 『砂漠の真ん中、アメリカから来たインド人が癒してくれる』
と書かれている。
 「・・・なんだこれは?
西崎、何か心当たりあるか?」
 僕の言ったことが聞こえたのか聞こえてないのか、黙って考えている。
 「スバル!これ俺とカニがよく行くライブハウスのことじゃね!?」
 「でかしたぞフカヒレ!
洋平ちゃん、お先に!」
 伊達とフカヒレが先にスタートする。

359 名前:村田洋平、がんばる! 5/16 :2005/10/17(月) 12:20:04 ID:RWRjzwvC0
 「ぐっぐぐぞー!西崎!僕達のヒントのほうはまだ分からないのか!」
 「わかった・・・よ。たぶん、かれーやさん。」
 「カレー屋?」
 「うん、まえにわたし・・・こうほういいんで、しゅざいしたこと、ある。」
 「よし!兎に角そこへ行ってみよう!
案内は任せたぞ!」
 「くー!」
 走り出した西崎に、僕が続く。
 「お互い、第一のヒントが示す場所が、分かったようだな。」
 「フフフ、館長、楽しそうですね。」
 「まぁな。男に生まれたからには、
こう言うことで楽しまなくてどうする、鉄よ!」
 「・・・館長、お言葉ですが、私はこれでも乙女なんです。」
 ・・・

 ボクと西崎が走り出してから、ずいぶん経つが、
一向に目的地に着く気配がない。 
 「西崎!まだなのか?もうずいぶん走ったぞ!?」
 「くー?」
 西崎は急に立ち止まって、きょろきょろと辺りを見回している。
 「・・・お前まさか、迷ったのか?」
 「ごめん、ね。」
 やれやれ、難儀なことに西崎の方向音痴が出た。
 「そのカレー屋の大体の位置を教えろ。
そこまで僕が連れてってやるから、そこからなら流石に迷わないだろ?
どこなんだ?そのカレー屋は?」
 「どぶざかどおり・・・」
 「ドブ坂通りだと!?
ここからだと学校をはさんで全く逆方向じゃないか!」

360 名前:村田洋平、がんばる! 6/16 :2005/10/17(月) 12:23:10 ID:RWRjzwvC0
 「おこって、る?」
 西崎が申し訳なさそうに上目遣いで僕を見る。
 ええい!そんな目で僕を見るな!
 てっ、照れるじゃないか。
 って僕は何を考えているんだ!
 「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!いいから、僕について来い!」
 僕が西崎の手を引くと、西崎は嬉しそうに頷いた。

 迷ってしまったせいで、もう日が高く上がってしまっている。
 お昼ちょっと前ぐらいだろうか。
 ドブ坂通りを目指して、休日で込んでいる松笠公園を走りぬける。
 途中、ベンチのところに2−Cの蟹沢+数名がいたが、無視して走りぬける。
 それどころではないんだ。
 それから少し走っていると、後ろを走っているはずの西崎の足音がしない。
 振り向くと、西崎は蟹沢たちを相手に、写真を撮っていた。
 急いで西崎のところまで戻る。
 「おい西崎!急に消えると思ったらこんなところで何やってるんだ!
時間がない、行くぞ!」
 「ごめん、ね。」
 僕がまた西崎の手を引っ張る。
 「ありがとうな!クー!」
 「西崎!おおきに!」
 「ありがとうネ!」
 「バウ!」
 蟹沢たちが西崎にお礼を言っている。
 走りながら西崎に言う。
 「全く、お前も少しは断るということを覚えろ!」
 「でも、よろこんでた、よ。」
 「・・・わかった、今はもうこの事については何も言わん。」
 そんな嬉しそうな目で見られたら、こう言うしかないじゃないか!
 ・・・

361 名前:村田洋平、がんばる! 7/16 :2005/10/17(月) 12:26:36 ID:RWRjzwvC0
 西崎が言っていた例のカレー屋「オアシス」に着いて中に入り、
ターバンを頭に巻いた外国人風の店主に声をかける。
 「スミマセン。昨日ここへ、髭がもっさもっさの人が来て、
何か置いて行ったりしませんでしたか?」
 「アー!ヒゲモッサモサってワタシの事ですかー!」
 「いや、確かにあなたも髭もさもさですが・・・」
 「HAHAHAHAHA!ジョウダンデース!
何かって、これのことですネー!?」
 店主がエプロンのポケットから封筒を取り出し、ボク達に見せる。
 「そっ、それです。それをいただけませんか?」
 「それと、昨日のその人から、お代もすでに頂いていマース!」
 「お代・・・というと?」
 「その人が、封筒のことを尋ねてきた人間がいたら、
ここで一番辛いカレーを完食した後に渡すように言われてマース!」
と、店主がカウンター越しに真っ赤なカレーを一皿置いた。
 「よーへー、がんばっ、て。」
 「やっぱり僕が食べることになるのか!」
 目的地ごとにこう言うお題があるようだ。
 今頃伊達たちも苦労してるだろう。
 ・・・

 唇と舌が腫れ、ひりひりとした感覚が未だ残るが、
やっと手に入れた第二の封筒を空けて、中の紙を取り出す。
 紙には
 『UFOによる誘拐、実は人間の手によるもの。』
と書いてある。
 「くー?」
 西崎は全く分かっていないようだが、僕にはどこの事かすぐに分かった。

362 名前:村田洋平、がんばる! 8/16 :2005/10/17(月) 12:30:03 ID:RWRjzwvC0
 「これは駅前のゲームセンター、UFOキャッチャーのことを言っているんだ!」
 「よーへー、すごい!」
 へへへ、なんかこう、良い気分だな。
 西崎に褒められるというのは。
 ・・・って別に僕は 西 崎 に褒められたのが嬉しいんじゃない!
 あくまで褒められたという事実が嬉しいだけだ!
 「どーしたの、よーへー?かお、まっか。」
 「うっ、うるさい!とっ、兎に角、行くぞ!」
 僕はまた西崎の手をとって走り出した。
 ・・・

 あれからボク達は、いくつものヒントを解き明かし、
その度お題をクリアーして行った。
 それにしても何時までこのレースは続くのか、
もう日が傾き始め、風も冷たくなってきた。
 さっきもらった新しい封筒を空け、中の紙を取り出し、
西崎と二人で覗き込む。
 そこには
 『ゴールは烏賊島の高台。専用ボートが松笠公園にある。』
とヒントではなく、直接的に書かれていた。
 「やっとゴールだが、烏賊島か・・・。」
 「がん、ばろ!」
 「そうだな。ここまで来たんだ!やってやる!」
 ・・・

 松笠公園に着くと、海べりの立て看板に
『竜鳴館館長、橘平蔵所有物につき・・・』
と書かれている。
 すぐそばには手漕ぎボートが二艘。
 ということは、これで烏賊島まで行けって事か?

363 名前:村田洋平、がんばる! 9/16 :2005/10/17(月) 12:34:07 ID:RWRjzwvC0
 「ぼーとだ♪」
 西崎は先ほどまでの疲労が消し飛んだかのように、嬉しそうにボートに乗り込んだ。
 ・・・当然、僕が漕ぐ事になるんだろうな。
 杭にかかっていたロープをはずしてボートを出し、漕ぎ始める。
 ボク達がボートを出してすぐ、陸のほうから伊達とフカヒレの声が聞こえた。
 追いつかれる前に、急がなくては!
 ・・・

 今、お互いのボートは沖に出て、距離は20Mといったところだろうか。
 先に出た分、ボク達がリードしている。
 「おい洋平ちゃん!少しは休んだらどうだ〜!?」
 ボートを漕いでいる伊達は全く喋らないが、フカヒレの野次が五月蝿い。
 日がかなり西に傾き、海面をきらきらと輝かせている。
 僕はずっとボートをこぎっぱなしで疲れているが、
西崎はそんな僕を見て、なぜかニコニコしている。
 海風が吹きぬける。
 「きれー、だね。」
 僕は答えない、その代わりにオールに力をこめてボートを漕ぐ。
 まだ烏賊島までは半分をやっと越したぐらいだろうか。
 西崎がきらきらしている海面を写真に収めている。
 西崎がシャッターを切る音と、僕と伊達のオールの音しか聞こえない。
 あと少しだ!あと少しで終わる!


 「ボートに付けておいた発信機からの信号が、
後三十分もすれば烏賊島につく位置まで来た。
鉄よ、もうそろそろ儂等もクルーザーに乗って、島まで行ったほうがよさそうだな。」
 なにやら難しそうな機械に向かっていた館長が、私に言う。
 「しかし館長、予定では日が暮れる前に終わるはずだったのでは?
もうそろそろ日も暮れてしまいますが?」
 「それは鉄、お前の鍛え方が足りぬというものよ。
まぁ、儂ももう少し普段から厳しくしなくては、と反省しているよ。」

364 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 12:34:41 ID:X541k1Cm0
支援!

365 名前:村田洋平、がんばる! 10/16 :2005/10/17(月) 12:37:09 ID:RWRjzwvC0
 私と館長が竜鳴館から松笠公園近くのヨットハーバーまでやって来るころには、
日が暮れてからだいぶ時間が経っていた。
 館長がクルーザーを停泊させているところまで私を連れて行くと・・・
 「なにぃ!儂の、儂のクルーザーがない!儂のどらごん号が!」
 「・・・どうしますか?館長?このままでは村田たちには追いつけませんよ。」
 「盗まれたのかも知れん。立派なクルーザーだったからなぁ。
・・・仕方ない霧夜に電話だ。」
 館長が携帯電話を取り出し、ダイヤルし始める。
 とぅるるるるるるる・・・
 「もしもし?橘平蔵だぁ!霧夜、頼みがある。
基地内の者に頼んで、ヘリを一台回して欲しい。
・・・無理?リューメイのタチバナという名前を出せば、簡単だ。」
 「館長・・・むちゃくちゃですね。」
 私は改めて、この人の偉大さを知った気がした。


 烏賊島の船着場に先にボートを到着させた僕達は、急いで高台へと向かう。
 伊達たちもすぐに後を追ってくる。
 日はもうとっくのとうに暮れてしまっているので、島は闇に包まれている。
 暗闇の中、僕は西崎とはぐれない様、しっかりと手をつないでいる。
 「こっちの茂みの中を行ったほうが、近道だ!」
 僕達が道をそれると、伊達たちも付いて来るのが気配で分かる。
 このまま行けば、僕達の勝ちだ!
 茂みの中を走り抜けて、少し木々が開けたところに出る。
 走りやすくなったと思いスピードを上げると、
突然目の前に何か大きなものが落ちてきて、僕はそれにぶつかってしまった。
 西崎ごと、僕は尻餅をつく。
 「痛っ!いったい、なんなんだ・・・?」

366 名前:村田洋平、がんばる! 11/16 :2005/10/17(月) 12:40:10 ID:RWRjzwvC0
 顔を上げると目の前にいたのは、鳥の頭をした、でかい・・・人間?
 「グルルルルルル・・・」
 何だこれは?
 これも館長の演出か?
 危険を察知した僕は立ち上がり、
西崎を引っ張り起こすと同時にサイドステップを取る。
 すると今まで僕と西崎が立っていた所に怪物のパンチが放たれ、後ろの木に当たる。
 木は当たり前のようにメキメキと音を立てて倒れた。
 「よ、よーへー。」
 西崎の声が震えている。
 「「何だこいつは!?」」
 追いついてきたらしい伊達とフカヒレが、声を上げる。
 その声に気を取られた怪物が一瞬、伊達たちのほうを見た。
 瞬間、僕は得意の蹴りを怪物の顔面に放った。
 勿論、怪物相手に勝つ気はない。
 怯ませて、その隙に逃げるのだ。
 ボグゥッ!
 蹴りはきれいに怪物の顔面にヒットした。
 が、全く効いている気配がない。
 怪物は奇妙な低い声で笑っている。
 「みんな!にげ・・・!」
 瞬間、僕は怪物の攻撃に吹き飛ばされた。
 「ぐはぁ!」
 「よーへー!」
 西崎が僕に駆け寄ってくる。
 「洋平ちゃん!フカヒレはそこの茂みにでも隠れてろ!」
 「い、い、言われなくたってそうするやい!」
 気が遠くなりそうな痛みの中で、フカヒレがヘタレ発言をしているのが聞こえる。
 怪物が一歩一歩僕に近づいてくる。
 「ちっ。」
 伊達が走り出し、怪物にとび蹴りを放つ。
 が、怪物の腕になぎ払われ、伊達も吹き飛ばされた。

367 名前:村田洋平、がんばる! 12/16 :2005/10/17(月) 12:43:12 ID:RWRjzwvC0
 「うげぇ!」
 伊達はそのまま後ろの木に叩きつけられた。
 「伊達!大丈夫か!くそぉぉぉ!」
 怪物がもう一歩僕のほうへよって来る。
 悔しいが、とてもじゃないが立ち上がれない。
 先ほどの痛みがひどすぎる。
 どうする?
 僕にはどうしようもないのか?
 ―――と
 西崎が僕と怪物の間に立ち、両手を広げ僕をかばう姿勢をとった。
 馬鹿な!
 早く逃げろと言おうとしたが、声にならない。
 後ろから見た西崎の手は震えている。
 怪物が腕をスッと持ち上げた。
 こいつ、西崎を突き殺すつもりだ!
 何とかしなくては!
 西崎を死なせるわけには行かない!
 だが僕の体は全く言うことを聞かない。
 僕が今までしてきた厳しい練習は、修行は何のためだったんだ!
 西崎一人守れないようじゃ、何にもならないじゃないか!
 怪物が突きを放つのが見えた。
 「西崎ぃー!」
 瞬間!
 ガシッっと突然現れた紫色の何かが、怪物の放った突きを横から掴んで止めた。
 掴まれた怪物の腕から、ゴリッと鈍い音が響くと同時に、怪物が叫んだ。
 「グケェェェエ!」
 紫色の男が、怪物の腕を握りつぶした!?
 「二人とも、早く離れるんだ!」
 後ろを見るとヘルメットをかぶった男が、僕と西崎を怪物と紫男から引き離す。
 「あんた等いったい、なんなんだ!」
 「・・・」
 ヘルメット男は答えない。

368 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 12:45:45 ID:NKByPc7V0
初遭遇!&支援!

369 名前:村田洋平、がんばる! 13/16 :2005/10/17(月) 12:46:14 ID:RWRjzwvC0
 紫男のほうは、怪物を圧倒的な力でボコボコにしている。
 荒削りだが、華麗な連撃。
 どうやったら、あんなに強くなれる?
 やがて紫男が必殺技らしいのを放つ。
 必殺技が怪物に当たると
 バガアァァァァン!
 爆発とともに地面にクレーターができ、怪物が消えた。
 その音に我に返り、西崎のことが不安になる。
 そういえば、西崎は無事なのか?
 あの角度からだとよく分からなかった。
 「西崎!?無事か?」
 見ると、西崎は震えながら、僕に笑顔を作って見せた。
 「よ、よかった・・・」
 情けないことに、僕は声が震えているのが自分で分かった。
 西崎の手を取る。
 「よーへーも、ぶじ?」
 「ああ、僕は大丈夫だ!この通り!」
 腕を動かすが、正直無事じゃない。
 ふと紫男のほうを見ると、なにやら新しく現れた白い人影と話をしている。
 白い人影がシュッと消えると、膝をついていた紫男も立ち上がった。
 紫男が消える前に、どうしても聴きたいことがある。
 「待ってくれ!・・・どうやったら、どうやったら強くなれる!?」
 紫男は無言で僕のほうを見ると、何も言わずに白い人影を追って言った。
 「なぜだ・・・なぜ教えてくれない!
僕は今回のことで実感した。もっと強くならなくては、と!」
 そう言う僕を見たヘルメット男がボク達に近寄ってきて
 「・・・あの人の強さの秘密はな、優しさだよ。」
 それだけ言うとヘルメット男も紫男の後を追って、
暗闇に覆われた木々の中へ消えていった。

370 名前:村田洋平、がんばる! 14/16 :2005/10/17(月) 12:49:33 ID:RWRjzwvC0
 「優しさ、だと・・・?」
 僕は混乱していた。
 優しさが強さ?どういう事だ?
 考えていると、西崎が繋いだ手にぎゅっと力をこめて言った。
 「よーへーは、さいしょ、わたしをまもって、くれたでしょ?
もう、じゅうぶん、つよいとおもう、よ?」
 「西崎・・・。」
 西崎の目は諭すように、まっすぐと僕を見ている。
 「・・・正直、僕にはあいつの言葉やお前が言ったことが今はまだ分からない。
だから、僕はこれからもっともっと修行して、その答えを見つける!
いや、絶対に見つけてやる!」
 「やっぱり、よーへーはつよいよ。」
 フカヒレが伊達を担いで僕達のそばまで来た。
 「まぁーこうなっちゃったからには、レースはお開きだな。」
 「おまえ、今まで隠れてたクセに、何まとめようとしているんだ?」
 「こうでもしないと、俺の見せ場はないの!」
 そういったフカヒレの声を掻き消すかのように、上空にヘリの爆音が響く。
 館長たちの迎えか?
 レスキュー隊員のような人間が降りてきて、
ボク達を一人ずつヘリに引っ張りあげていく。
 ヘリには『US AIRFORCE』と書かれていたので一瞬不安になったが、
乗り込むと館長と鉄先輩が乗っていた。
 僕は館長に見たままの事を話すと、館長は
 「それは是非とも見ておかなければならないもだな。」
とヘリのパイロットに島を一周する様に告げた。

 ヘリが紫男達の姿を確認したのは、それから少し後のことだった。
 サーチライトで紫男達を照らすと、すぐに白い人影は消え、
紫男はヘルメット男に担がれて森の中へ消えていった。

371 名前:村田洋平、がんばる! 15/16 :2005/10/17(月) 12:52:45 ID:RWRjzwvC0
 「館長、今の、わたしには人間に見えませんでしたが。」
 鉄先輩が館長に意見を求める。
 「ふむ・・・。」
 館長は少し考え込むと
 「いいか、お前等。今日見たことは夢だと思って忘れろ。
パイロット、勿論お前もだぞ。米軍は知りたがりだからなぁ。」
 「ア、アイアイサー!」
 「館長!なぜです!」
 「鉄よ、確かに姿形は人間ではなかったがな、お前にはまだアレの本質が
何か分からんか。まだまだ修行が足りんな。」
 「・・・はい。精進します・・・。」
 それだけ言うと、館長は船着場へをへりを飛ばすようにパイロットに命じた。

 砂浜に降り立つと、館長が驚きの声を上げる。
 「おお!儂のどらごん号が!
恐らく、さっきの異形たちが乗ってきたのだろう。
儂等はこれで帰る、パイロット、お前は先にヘリで帰って良いぞ!」
 「アイアイサー!」
 それだけ言うと、僕達を残してヘリは帰って行った。
 船に動けない僕と、気絶している伊達が担いで載せられる。
 「村田、お前こんなでは、だらしがないぞ。
明日からはもっと練習を厳しくしてやる。」
 「鉄先輩・・・流石に明日は無理です。」
 「そんなことはないぞ、それ!」
 鉄先輩が気合を入れて怪物に殴られた部分を叩く。
 すると
 「あれ?動く・・・?」
 「こんなものは気合でどうにかなるものさ。」
 向こうでは館長が、伊達に同じ事をしている。
 気合を入れられた伊達はすぐに目を覚まし、辺りをきょろきょろと見回した。
 「・・・あれ?もう終わったのか?」
 「あー、終わったぞ。後は儂のクルーザーで帰るだけだ。」

372 名前:村田洋平、がんばる! 16/16 :2005/10/17(月) 12:56:46 ID:RWRjzwvC0
 その館長の台詞を聞くと、伊達は
 「そっか。全員無事だったようだな。」
と僕達を一瞥した。
 「伊達、お前は対馬ファミリー以外がどうなろうと、知ったことではないんだろう?」
 「ああ、そうだぜ。」
 「では、なぜあの時怪物に向かっていった?」
 「さあな。気が付いたら体が動いてた。
・・・ここは寒いな、船室で休ませてもらうぜ。」
 それだけ言うと、伊達はフカヒレと共に船室へ降りて行った。
 「ボートは仕方ないが、発信機は回収したし、置いていくとするか。
本来ならお前たちは回収せず、喧嘩しようとした罰として
「島流し」とする予定だったのだがな。
まぁよい、それでは、出港!」
 館長が恐ろしいことをさりげなく言って、クルーザーを出港させる。
 
 クルーザーが沖に出ると、冷たい夜風が船上を駆け抜ける。
 西崎が海に浮かぶ月をカシャカシャと撮っている。
 元気な奴だ。
 「おい西崎、もう風引くから、船室へ降りるぞ。」
 「そー、だね。」
 僕の声に反応し振り返った西崎が、背景の水面で光る月明かりのせいか、
その・・・いつもより可愛く見えた。
 いつでも冷静な僕をこんな気持ちにさせるとは、
月夜に魔力があると言うのもなんとなく納得できる。
 「くー♪」
 西崎が僕の手を取り、船室へといざなう。
 その手から伝わる体温を感じ取り、僕は絶対にもっと強くなろうと決心した。 

373 名前:SSD :2005/10/17(月) 12:59:47 ID:RWRjzwvC0
洋平ちゃんはつよきす男子の中ではフカヒレと一位二位を争うぐらい好きです。

「村田洋平、がんばる!」は「新しい友達」とリンクしているので、
一日に二箇所にクロウ、ジガたちが現れたことになりますが・・・。
詳細は三本目「長い一日」を夕方投下するので、そちらで。

支援、ありがとうございますm(_ _)m

374 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 13:06:38 ID:dZ8WYHkB0
むぅ、長いのに無駄がない…GJ!
だが村越は鱶鰭の事をさめすがって呼んでた気がするよ。

375 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 13:18:45 ID:9VScUNu/0
夕方だなんて…生殺しだorz
なにはともあれGJだ!
厨房裏で村枝のファックを見学してきていいぞ!

376 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 13:40:43 ID:yDXpyUtJ0
前半のレースってあんまり意味ない希ガス。
烏賊島行かせたいからなんだろうけど…
いろいろ変なんでもうちょっと推考したほうがいいように思う。

クロウがどらごん号強奪がなんとなく笑えた。
飛べよ、お前w

377 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 14:13:32 ID:Iq6sGU8n0
村岡はほんとにツンデレだね(・∀・)

378 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 14:22:10 ID:UJu5jWhg0
船使ったのは空也達だと妄想してみる

379 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 14:37:03 ID:YrpPck3K0
>>378
普通に泥棒だw
しかも乗って帰らないしw

380 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 14:52:50 ID:UJu5jWhg0
>>379
まぁ、あれだ
クロウが逃げたから追いかけるための緊急措置ってことでいいんじゃねw
ルパンの銭型もたびたびやってるみたいにw

381 名前:SSD :2005/10/17(月) 16:58:53 ID:RWRjzwvC0
>>374
そうなのですかっ!orz
OHP村田洋平サンプルボイスで「フカヒレと一緒にいたあの男・・・」と言っていたので、
フカヒレの方が洋平ちゃんにとって通り名なのかと思ってました。

>>376
なるほど・・・こう言うお叱り的意見は参考になります。
他にもありましたらオネガイシマス。

三本目「長い一日」行きます。
前の二本がこれにリンクするので、あわせてお楽しみください。

382 名前:長い一日 1/18 :2005/10/17(月) 17:01:09 ID:RWRjzwvC0
 夜の人気のない海岸、纏身した私は握り締めた右手に力をこめる。
 右手の拳が紫色に妖しく光る。
 それを見てふらふらと立ち上がったクロウが逃げようと、天高く飛び上がった。
 私は拳に力をこめたまま飛び上がり、クロウとの間合いをつめ、
 「やああぁぁぁぁ!」
 拳を突き上げる!
 拳がクロウの背中にめり込むと、クロウの体から紫色の光が放たれる。
 「グエェェェェ・・・。」
 私が砂浜に着地すると同時に――
 ズガアアアァァァン!
 頭上のクロウが爆発を起こした。
 纏身を解くと体が急な脱力感に襲われ、思わずひざを砂浜についた。
 フルヘルメットをかぶった空也が駆け寄ってくる。
 「襲われそうになった人は家に帰しておいたよ。
・・・ともねえ、大丈夫?」
 ヘルメットを脱ぎながら空也が心配そうに聞いてくる。
 空也自身の提案で目撃者が空也の顔を判別してはまずいと、
空也はヘルメットで顔を隠しながら私の手伝いをしてくれるようになった。
 「うん、私は大丈夫だ。空也こそ怪我無いか?」
 とは言うものの、実は結構辛い。
 「俺はぜんぜん大丈夫だよ。
それにしてもともねえ、ちょっと疲れた顔してるよ。」
 「あは、私は大丈夫だよ。本当に。」
 最近、クロウの出現が頻繁になってきた。
 今回も今月だけでもう三匹目だった。
 この脱力感・・・疲労が溜まっているのかもしれない。
 「って言うか透子さんは何やってるんだ。
ともねえが戦ってるのに、あの人の姿最近ぜんぜん見ないぞ。」

383 名前:長い一日 2/18 :2005/10/17(月) 17:05:02 ID:RWRjzwvC0
 「いいんだ。透子さんにもなにか事情があるのかもしれないしな。」
 「・・・まあ、今日はもうゆっくり休んでよ。
明日の家事も俺が全部やるからさ。」
 「えっ、でもそれは・・・」
 「いいから、帰ろう。家に。」
 空也が私に手を差し伸べる。
 「・・・ありがとう。」
 その手をとって、ラスカルのところまで二人で歩いた。
 ・・・
 
 それから数日はクロウの出現もなく、いつもどおりの穏やかな日々が続いた。
 今日は休日だし、皆も思い思いにすごしている。
 午後に入り庭の手入れを終えると、雛乃姉さんが玄関から出てきて、私に声をかける。
 「ともえよ!庭いじりは終わったのか?」
 「うん!終わったよ。」
 「それでは、これから我と一緒にちと出かけぬか。
面白いものを見せてやるぞ。」
 「分かった。今行くよ。」
 簡単に支度を済ませて、外の人力車の席で待つ雛乃姉さんの隣に座る。
 「そいじゃあ雛様、行きやすぜ!」
 「うむ!」
 人力車の先端がひょいと持ち上げられる時の、体が斜めになるようなこの感覚、
そしてぽかぽかした午後の日差しと秋の匂いのする風が気持ちいい。
 「姉さん、見せてくれる お、面白いものって何かな?」
 「ふふふ、まるが、な。」
 嬉しそうに笑う雛乃姉さん。
 「マルがどうかしたの?」
 「まぁ、楽しみにしておれよ。」

384 名前:長い一日 3/18 :2005/10/17(月) 17:08:06 ID:RWRjzwvC0
 間もなくすると、雛乃姉さんのバイト先の神社に着いた。
 まず始めに私達はお社に参ってから、裏手の今は使われてない社務所の前まで来た。
 その旧社務所のすぐ裏は雑木林しかないので、あたりには人気は全くない。
 「もうそろそろ、だな。」
 雛乃姉さんが懐中時計を取り出しつぶやく。
 「あぅ・・・面白いものって、なんなの?」
 「まぁ、そうあわてるでない。間もなく来る・・・ほれ、うわさをすれば、だ。」
 と、姉さんが旧社務所の屋根の上を指差す。
 そこから―――
 「ギュッギュギュー!(待ってたぜ、ひなのん!)」
 マルが顔を出し、雛乃姉さんの胸に飛び込んできた。
 「おーお、これまるよ、そう慌てるでない。お前が言ってた例の友達は?」
 「えっ、友達!?マルに?」
 思わず友達と言う言葉に反応してしまった。
 「ギュルギュッギュ(もう来るぜ。)」
 マルが今し方自分が出てきた旧社務所の屋根に顔を向けると、
バサバサと羽を羽ばたかせやってきたのは緑色の鳥。
 インコかな。
 マルがそのインコの元まで飛んで行き、何か話している。
 マルの言っていることを了解したのか、インコが私達の近くの木の枝まで
飛び移り、私達の顔を一瞥すると、
 「おーう、お嬢さんたち元気にやってるかい?我輩は・・・」
と話し始めた。
 「うわっ、こ、このインコ喋ったよ。」
 「ともえよ、インコは喋るものだぞ。」
 「でっ、でも人マネしているって言うか・・・」
 「こぉら!人が話をしているのに割り込むんじゃねーよデカイねーちゃん。
それに我輩はインコじゃなくてオウムだ。」 
 「あぅ・・・ごめんなさい。」
 オウムは私が謝るのを確認すると、ゴホンと咳払いをして、背筋を伸ばした。
 「我輩は土永、と飼い主から呼ばれている。
土永さん、とかつっちーと呼んでくれていいぞ。」

385 名前:長い一日 4/18 :2005/10/17(月) 17:11:38 ID:RWRjzwvC0
 「我は柊雛乃である。まるが世話になっているようだな。
例を言うぞ。飴をやろう。」
 「柊巴です。オウムさんとお話が出来る日が来るって・・・あは、夢みたい。」
 「お前さんがひなのんかい。この間酔ったマルが
『ひなのん愛してるぜー』って叫んでだぜ。」 
 「ギュルギュッギュギュウル(それは言わないって約束だろ!)」
 マルが何を言っているかは分からないけど、みんな楽しそうだ。
 種の違う生き物がみんなで仲良く話をしている・・・なんか本当に夢みたいだ。
 雛乃姉さんが辺りをきょろきょろと見回し、言う。
 「ところでつっちーよ。
おぬしの飼い主も来ると言うような話を聞いていたのだが?」
 「ああ、祈は、我輩の飼い主のことだが、
今日は急用が出来て来れなくなった、とか言っていたが、我輩は知っている。
どうせまた近所のスーパーでお菓子の安売りでもしているのだろう。」
 「お菓子がだっ、大好きなんですね。」
 「あー、祈はお菓子のためならなんだってするぞ。
だけどそれじゃああんまりだと言うんで、
得意の占いでお前さんたち二人のことを占ってたぞ。」
 「占い、か。で、なんと出たのだ?」
 土永さんがまたゴホンと咳払いをして言う。
 「祈が言ってた事をそのままの言葉で伝えるぞ。
『雛乃さんはこれから当分何事もなく平和ですわね。病状も極めて良好。
それからもう一人、雛乃さんの妹さんが今日やって来ますが、
そちらの方は鴉とカミキリムシに注意ですわ。』」
 ・・・

386 名前:長い一日 5/18 :2005/10/17(月) 17:15:03 ID:RWRjzwvC0
 それからしばらく四人・・・二人と二匹で話してから、
私と雛乃姉さんだけ先に帰ることに。
 空が赤く染まり、風も冷たくなってきた。
 私も土永さんとお友達になれたのは嬉しかったけど、
飼い主の人の占いの「鴉とカミキリムシに注意」って・・・。
 人力車の座席で考え事をしていると、雛乃姉さんが心配そうに声をかけてくれた。
 「どうしたのだともえよ?つっちーが言っていた事が気になるのか?」
 「うん・・・い、いや!なんでもないんだ。
あ、明日のごみ捨ての時にきっ、気をつけなきゃなって思って。
ほら、鴉って言ってたでしょ?」
 「ふむぅ!やはりそういうことか。
最近のカラスは知恵が出てきたというからな。気をつけろよ。」
 「・・・うん。」
 違う。鴉は間違いなくクロウのことだ。
 とするとカミキリムシはやはり・・・。

 家の玄関を空けると、空也が出迎えてくれた。
 空也はすぐに私を部屋に連れて行き、
部屋の周りに誰もいないことを確かめて障子戸を閉めると、
真面目な顔で私のことを見つめた。
 あぅ・・・照れるなぁ。
 「・・・ともねえ、何顔真っ赤にしてるの?」
 「だって空也が・・・。」
 「いや、別に何をしようって訳じゃないよ。
今日は午前中にねーたんのところに遊びに行ったんだ。
で、久しぶりにねーたん得意の占いをしてもらったら・・・」
 「鴉とカミキリムシに注意・・・」
 「なっ、何で分かったの?」
 「ん、いいんだ。続けて。」
 「ねーたんは鳥達と白い悪魔って言ってたけど、
白い悪魔ってさ、透子さんのこと・・・だよね?」
 やっぱり、空也も同じ事を考えてたんだ。 

387 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 17:15:28 ID:9W4ytLWH0
>>376

おまいが推敲して書けよw

388 名前:長い一日 6/18 :2005/10/17(月) 17:17:59 ID:RWRjzwvC0
 「で、気になってちょっと町に出てみたんだ。
すると町で透子さんを久しぶりに見かけたんだ。
追いかけて話を聞こうと思ったんだけど、まかれちゃった。
ごめんねともねえ。」
 「いや、いいんだよ空也。」
 占い名人で名高い歩笑ちゃんも土永さんの飼い主さんと同じ事を。
 二人の占いが外れてくれればいいんだけど・・・。
 ・・・

 何が起ころうと夕飯の支度だけは欠かしてはいけない。
 家の外で死人を出す前に、まず家の中の平和を保たなくちゃな。
 鍋で炒めた肉と野菜にそのまま水を入れて煮込む。
 今日は何時クロウが出るか分からないから、簡単にカレーにした。
 鍋を火にかけて五分、まだまだかなと思っていると―――
 キンキンキンキンキンキン―――!
 クロウ出現のサインが頭に響く。
 急いで火を止めエプロンを脱ぎ、近くに置いておいたロングコートを手に取り、玄関まで走る。
 途中居間の前を通るときに、テレビを見ていた高嶺に
 「ごめん!高嶺、私出かけなきゃいけないから、料理続き頼む!」
と言っておいた。
 高嶺が何か反論していたが、聞いているヒマはない。
 ラスカルのエンジンをかけると、ヘルメットをかぶった空也がやってきて
ラスカルの後ろにまたがり、私の腰に手を回した。
 ここまで二人に会話はない。
 嫌な事だけど、もう慣れてしまった。
 私の腰に回ってる空也の手に私の手を添えて、心の中でつぶやく。
 お姉ちゃんが、守ってやるからな。
 感覚からすると、今日の出現地は少し遠そうで、鎌倉から出るかもしれない。
 アクセルを吹かして、ほとんど日の沈んだ薄暗い町にラスカルを走らせる。
 ・・・

389 名前:長い一日 7/18 :2005/10/17(月) 17:21:09 ID:RWRjzwvC0
 だいぶ走った。
 もう日は地平線の向こうに沈み、辺りは闇に包まれている。
 見慣れない町の人気のない広い公園。
 バイクを近くに止め、二人でクロウを探す。
 どこかで犬の遠吠えが聞こえ、そっちの方向を見ると、
電気の切れかかった街頭がチカチカと点滅している。
 その下に見える二つの影。
 アレだ!
 女の子だろうか、小さな影が何か叫んでいる。
 「なにをするだー!ぜっっっってぇゆるさねぇ!」
 今にもクロウに飛び掛らんばかりの勢いだ。
 ヘルメット越しの空也と顔を見合わせ、お互いにうなずく。
 「纏身!」
 紫色の光が私を包むと同時に、クロウに向かって走り出す。
 空也は女の子を保護、避難させる役。
 走って距離を詰めた勢いをそのまま体重に乗せクロウに飛び蹴りをする。
 バキィッ!
 「ゲェェェェエエ!」
 蹴りを食らったクロウが吹っ飛んでいく。
 着地して空也が女の子を避難させているのを確認する為に二人のいる方向を見る。
 すると女の子が何か叫びながら、空也の戒めを解こうと暴れている。
 「何やってんだ!ほらこっち来い!危ねぇから!」
 「離せよ!ダニーはボクたちの犬だったんだ!それをアイツが!
ボクが敵を取るんだ!」
 女の子の目線の先には、ピクリとも動かない犬。
 あのクロウ、犬を!
 一瞬、昔ウチで飼ってた『マル』のことが頭に浮かんだ。
 同時にお腹の底から声が響いてくる。
 『殺せ・・・クロウを・・・殺せ』
 キッとクロウが吹っ飛んでいった方向を見つめる。
 ふらふらとクロウが立ち上がろうとしている。
 ここで一気に、カタをつける!

390 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 17:21:40 ID:3nAj6bu80
支援

391 名前:長い一日 8/18 :2005/10/17(月) 17:23:30 ID:RWRjzwvC0
 立ち上がったばかりのクロウの顔面に、容赦なく右ストレートを打ち込む。
 次は左でわき腹を、続いてミドルキックで反対側のわき腹を。
 かろうじてクロウが右腕で放ってきた一撃は、私に届く前に
その腕を下から弾いて折ってやった。
 「クワァァァ!」
 折られた腕を持って、クロウが苦しそうに悶えている。
 その滑稽な姿に、思わず鼻で笑ってしまう。
 お腹の底から、何か黒いものに包まれるような感じがして、気分がいい。
 このまま全身、真っ黒に包まれようか。
 さて、次はどうしてやろうか、どうやったら効果的にダメージを与えられる?
 どうやったらクロウを痛めつけてやれる?
 どうやってこのクロウを苦しめてやろうか。
 どうしたらこの快感を得られるか――――
 
 ・・・って、私は何を考えているんだ?
 クロウを苦しめる?
 違う、私はただ、皆を守るために戦っているんだ。
 決して楽しんでいるわけではない。
 でも・・・
 『フフフフ・・・殺せ!・・・殺せ!』
 お腹の底からのあの声が、笑っている。
 気持ちよさそうに。
 「う、うわあぁぁぁぁ!」
 訳が分からなくなり、頭を抱えてうずくまる。
 わ、私はこのまま、指輪に本物の怪物にされてしまうんじゃないか?
 私は確かに、一瞬、クロウ退治を楽しんでいた。
 視界の隅で倒れていたクロウが立ち上がったように見えたが、それどころではない。
 眩暈がして、世界が渦を巻いたようにぐるぐると回っている。
 どうしてしまったんだ私は?

392 名前:長い一日 9/18 :2005/10/17(月) 17:26:22 ID:RWRjzwvC0
 ふらふらのクロウが、ジャリジャリと音を立てて近づいてくる。
 もうだめかもしれない。
 ダメならそれでもいいかもしれない。
 このまま私が別の怪物になってしまうなら、いっそ―――
 と、何かが私のすぐそばを駆け抜け、クロウに体当たりした。
 まだ視界がはっきりと定まらないがそれを見て、
名前が思わず口から漏れる。
 「空也・・・」
 「ともn・・・ジガ!何をやってるんだ!
俺を、皆を守ってくれるんじゃなかったのか!」
 空也の叱咤で目が覚める。
 そうだ!今は考えてる時間じゃない。
 今までもたくさん時間をかけて考えてきて、出た結論が「皆を守るために戦う。」
 悩むのは後でいい。
 今はとりあえず――――
 空也に飛ばされかけたクロウが、態勢を立て直しこっちに向かってきた。
 今はもう視界もクリアだ。
 立ち上がり、右手に力をこめると、拳が紫色に光りだす。
 クロウはかまわず突進してくる。
 「えやぁぁぁぁぁああああ!」
 メメタァと拳がクロウの顔面にめり込むと、クロウが体内から光を放ち―――
 ドガァァァン!
 爆発した。
 クロウを倒して、思わずひざを地面につく。
 「大丈夫?ジガ?」
 空也が心配して聞いてくれる。
 体中がしびれる感じがして、辛い。
 襲われそうになった女の子が、私達の近くまで歩み寄ってきた。
 「おめーら・・・あれか、せいぎのみかた、って奴か?」
 空也が事務的に答える。
 「まぁ、そんなようなもんだ。今日のことは心の中にとどめておけ。
何も見なかったことにしろ。」

393 名前:長い一日 10/18 :2005/10/17(月) 17:29:25 ID:RWRjzwvC0
 「まぁ、命助けてくれたし、ボクもそこまで馬鹿じゃないからそうするけどさ、
欲を言えば・・・もうちょっと早く来て欲しかった・・・かな。」
 女の子が目に涙をためて、声を震わせ続ける。
 「別に攻めてるわけじゃないんだぜ。
これ以上、ダニーのような不幸な奴を出さないでくれよな。
・・・それと、助けてくれてアリガトウ。」
 女の子が犬の死骸のところに戻り、立ち尽くしている。
 何で私はもっと早く駆けつけてあげられなかったんだろう。
 ・・・兎に角、今は纏身を解かなくちゃ。

 空也に肩を貸してもらって、人目に付かないところに移動する。
 「纏身、解除」
 纏身を解除すると、混ざり方がいつもよりひどいのが分かった。
 「うぅぅぅ・・・。」
 「ともねえ、大丈夫?」
 空也がヘルメットを脱いで心配そうに私を見てくれる。
 「う、うん。ちょっと疲れたけどね。
バイクを運転して帰るぐらいは出来るよ。」
 とは言った物の、正直ちょっと休みたい。
 「いや、今すぐは無理でしょ。ちょっとそこのベンチで休んでいこう。」
 空也は私をベンチに座らせてくれると、すぐにコーヒー牛乳を買ってきてくれた。
 空也が私の隣に座る。
 コーヒー牛乳の中では牛乳が多めに入っているお気に入りの奴。
 それをぐびぐびと飲む。
 「っぷはぁはぁはぁ・・・ふぅ。」
 少し体がが落ち着いた。
 「空也、ごめんな。私、戦いの途中に、変になっちゃって・・・」
 「いいよ。ともねえは体を張って戦ってくれてるんだ。
本当なら俺が変わってあげたいぐらいだよ。
だからさともねえ、辛いことがあったらいつでも言ってくれていいんだよ。」

394 名前:長い一日 11/18 :2005/10/17(月) 17:32:26 ID:RWRjzwvC0
 「ありがとう空也。」
 空也を抱きしめる。
 「ちょっと、このままでいていいか?」
 「うん。気が済むまで抱きしめちゃってよ。」
 こうしていると落ち着く。
 私はこの暖かさを守らなくちゃいけないんだ。
 それをもう一度胸に刻み込む。
 空也を離し、頭を撫でる。、
 「さて、私も落ち着いてきたし、かえr」
 と言い掛けた瞬間、
 キンキンキンキンキン――――!
 「と、ともねえ・・・今の・・・」
 このタイミングで、また新しいクロウ。
 しかも感覚からすると今度の位置は
 「さっきのと比べると、ここから近いな。」
 立ち上がり、バイクに乗る準備をする。
 「ともねえ!今の体力じゃ無理だ!」
 空也が立ち上がり私に抗議して来た。
 私は空也の頬を優しく撫でて、にっこりと笑う。
 「ありがとう、でも、行かなくちゃな。」
 「・・・分かった。」
 空也もヘルメットをかぶる。
 二人で再びラスカルにまたがると、発信源の方に向けて走り出す。
 ・・・

 広い海辺の公園に出ると、大きな満月が空に浮かんでいる。
 大きな戦艦型の博物館が公園にあり、その近くでラスカルを止める。
 しかし、
 「ともねえ、信号の発信源は、ここじゃないよね?」
 「うん、暗くてよく見えないけど、海の上、多分島かなにかがあるんじゃないかな。」

395 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 17:35:24 ID:onyv7x+X0
 

396 名前:長い一日 12/18 :2005/10/17(月) 17:36:05 ID:RWRjzwvC0
 「島!?でもどうやって・・・。このバイクじゃいけないよ?」
 「あぅ、そっ、それもそうだな。
あ、あっちにヨットハーバーがあるみたいだぞ。行って見よう!」
 すぐ近くにヨットハーバーの柵があり、それを乗り越えて中に入る。
 ヨットハーバーにはさまざまな船があったが・・・
 「あぅ、どうしよう。まさか盗むわけにも行かないし・・・。」
 「ともねえ!人命とヨット、どっちが大事!?」
 「そ、それは人の命に決まってるじゃないか!」
 「じゃあこれでいいね。」
 空也はそう言って、一つのクルーザーに乗り込んだ。
 「いいのかなぁ・・・。」
 クルーザーにはどらごん号と書かれていた。
 なんかかわいらしい名前だな。
 「で、でも空也、どうやって操縦するんだ?
いや、その前に、鍵がないじゃないか。」
 「それはね、ここをはずして中の線のこれとこれをあーして、そう!」
 空也が操舵室の一部をいろいろいじると、クルーザーのエンジンがかかった。
 「く、空也!今どうやって・・・」
 「ま、親父との修行の旅も無駄ではなかった、ってことで。
・・・勿論犯罪には使わないよ!」
 お父さん、空也に何を教えたの?
 
 クルーザーが発信源に近づくまで、慌てていても仕方がない。
 空也が、一度しか操舵したことないって言っていたけど、操舵してくれることになった。
 その間私は体を休める。
 そういえば空也が歩笑ちゃんから聞いた占いの結果は
「鳥『達』に気をつけろ」ということだった。
 実際、今夜二匹目のクロウが待ち構えている。
 そうするとやはり白い悪魔、カミキリムシとも戦うことになるのかな。
 できればそれは避けたい。
 少しすると舵を握っていた空也が叫んだ。
 「ともねえ!島が見えてきた!あそこからだよ!」

397 名前:長い一日 13/18 :2005/10/17(月) 17:38:37 ID:RWRjzwvC0
 島に着岸した時、手漕ぎのボートが二艘船着場にあった。
 ということは、やはりこの島にも人が!?
 空也と二人で信号の発信源を探す。
 島の内部は木々が生い茂り暗闇立ち込め、探すのが難しい。
 発信源まで近づくと、木々の向こうから何人かの人の声が聞こえる。
 「伊達!大丈夫か!くそぉぉぉ!」
 やはり人がいる、纏身しなくては。
 空也を見つめる。
 「空也、お姉ちゃんは、どんな風になっても、いつでも空也を守ってやるからな。」
 空也が真剣な顔でだまって頷く。
 「纏身!」
 二回目の纏身。
 同時に発信源のほうに走り出し、クロウとの間を詰める。
 現場は木々が開けてちょっとした広場になっていた。
 目に入ってきたのは制服らしい服に身を包んで倒れてる男の人と、
その前に立ち両手を広げ、クロウから男の人を守ろうとしている女の子。
 女の子の目の前のクロウが、女の子にパンチを繰り出す!
 「西崎ぃー!」
 瞬間!
 ガシッ!
 私が追いつき、寸でのところでクロウのパンチを横から掴み止め、そのまま握りつぶす。
 ゴリッという嫌な音ともにクロウが叫ぶ。
 「グケェェェエ!」
 「二人とも、早く離れるんだ!」
 ヘルメットをかぶった空也が、二人を引きずって避難させる。
 私は握りつぶした腕を手前に引き、クロウの顔面に頭突きをする。
 左手でお腹にパンチ、クロウの手を離し、右足でハイキック。
 側頭部を蹴られたクロウは勢い良く地面に倒れる。
 またお腹の底から『クロウを殺せ』と声が聞こえる。
 だけど、私はもう声に飲み込まれない!

398 名前:長い一日 14/18 :2005/10/17(月) 17:40:56 ID:RWRjzwvC0
 飛び上がり、滞空中に右手にエネルギーをためる。
 二度目のパープルストライク。
 目標は真下で倒れているクロウ。
 上昇する勢いが消え、下降に入る。
 『殺せ!殺せ!殺せ!』
 狙いを良く定め、クロウが射程距離に入った瞬間
 「負けるもんかぁぁぁぁあ!」
 真下に向けてパンチを放つ。
 バガアァァァァン!
 爆発とともに地面にクレーターができ、クロウが消えた。
 同時にお腹の底からの声も消えた。

 「っはぁはぁはぁはぁ・・・」
 流石に、体力が持たない。
 空也はうまく避難させただろうか?
 ちらりと後ろを見ると、さっきの男女のほかに、木にもたれかかって
気絶してるらしい赤い髪の学生、もう一人は茂みに隠れて震えてるようだ。
  空也は私が見ているのに気が付いたのか、走り寄ってきた。
 「大丈夫、全員無事っぽいよ。無傷ではなさそうだけど。」
 「そうか・・・よかった。」
 「ジガ、大丈夫?」
 「あは・・・はぁ・・・はぁ・・・だい、じょうぶだよ。」
 「あらあら、もうそんなに疲れちゃったの?OKじゃないわね。」
 突然、場の雰囲気に似合わない明るい声がした。
 前に視線を戻すと
 「透・・・イド!」
 「まぁ、疲れてもらうためにわざと観戦してたんだけどね。
それにしても、相変わらず攻撃が鋭く強力ね。ジガさん。」
 「あんた!今までジガが一人で戦ってきたのに、何やってたんだ!」
 空也が叫ぶ。
 「フフフフ、相変わらず熱いのね。そういうところOKよ。」
 イドが辺りを見回す。

399 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/17(月) 17:43:24 ID:7luHNIsB0
しうぇんするYO!

400 名前:長い一日 15/18 :2005/10/17(月) 17:43:40 ID:RWRjzwvC0
 「でもここは目撃者が多すぎるわ。
何も私も見世物になりに来たんでは無いの。
他の場所、そうね、島の反対側にでも行きましょう。」
 倒れている学生たちのことを言っているんだろうか。
 イドはシュッと軽く跳躍し、木々をわたって行ってしまった。
 私も行かなくちゃ。
 立ち上がった瞬間、
 「待ってくれ!・・・どうやったら、どうやったら強くなれる!?」
 青い髪の、女の子に守られていた男の子が聞いてきた。
 でも、私には答えられない。
 私は強くないから。
 男の子の顔を見て、返事をせずにイドの後を追った。

 そこはさっきの広場と似たような、木々の合間に出来た広場だった。
 イド・・・透子さんがそこで待ち構えていた。
 私が広場に立つと、イドが話し始める。
 「最近クロウが大量に出始めたのもトモちゃんも知ってるでしょ?
それに際して、とてもOKな事があったのよ。」
 「と、とてもOKなこと?」
 「そう、とってもOKな事よ。」
 空也が少し遅れて追いついて来て、私の隣に立つ。
 「クロウの出現位置が、ある程度予測できるようになったの。
いうなれば、出現予知って所かしら。
最初はちゃんと真面目に、トモちゃんの目もあったし、
出て来たクロウをやっつけてたのよ。
でもそうしている内に、やっぱり欲しいなぁって思ったのよ。
トモちゃんのはめてる指輪が。」
 やっぱりそうだった・・・。

401 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/17(月) 17:46:34 ID:7luHNIsB0
ガンバ!!

402 名前:長い一日 16/18 :2005/10/17(月) 17:46:35 ID:RWRjzwvC0
 「トモちゃん、今日戦ってて、分かったでしょう?
体の中から聞こえる声と、それに従ったときの快感。
クロウを殺せって言う、あの声よ。
その快感をわかってもらうために、最近ずっとクロウを放置して
トモちゃんに戦ってもらってたんだから。」
 横に立つ空也にだけ聞こえるぐらいの声でつぶやく。
 「良いか空也。私の纏身が持ってる間に、ここから逃げるんだ。」
 とても今の私では透子さんと戦えない。
 もともと戦うつもりは無いが、今の状態では空也を巻き込みかねない。
 だから、僕としての力がある間に―――
 「今日もあらかじめ二体クロウが出るって言うのは分かってたのよ。
場所も、今回は時間も分かったわ。」
 「何言ってるんだよともねえ、そんなこと出来るわけないだろ。」
 空也がささやき返してくる。
 やはりそう簡単には聞いてくれないか・・・なら
 「ちがうんだ空也、クルーザーを、ちっ、近くに持ってきて欲しいっていう意味だ。
今のままじゃダメなのは、分かるだろう?」
 「・・・分かった、行ってくる。」
 「こんなチャンス、利用しない手はないじゃない?
・・・って空也君、逃げようなんて、OKじゃないわね。」
 空也が体を反転させると同時に、話を進めていた透子さんの
声のトーンが変わった。
 同時に、広場の周りを黒い雲のようなものが囲った。
 良く見ると・・・
 「全部、蜂!?蜂の塊・・・!?」
 「なっ、何でこんなにたくさん。一人で五体ぐらいしか僕に出来ないのに・・・?」
 「女王蜂よ。二人が来る前に、女王蜂を僕にしておいたの。
他の蜂たちは女王蜂の僕、女王蜂は私の僕、ってわけ。」
 最悪だ。
 これでは空也を逃がすどころか、ここから出られない。
 完全に、閉じ込められた!?

403 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 17:48:12 ID:9W4ytLWH0


404 名前:長い一日 17/18 :2005/10/17(月) 17:50:10 ID:RWRjzwvC0
 「ふふふ、今まで楽しかったわよ、空也君、トモちゃん。
せっかく一度はお友達になったんだから、蜂に刺させて殺すなんてことはしないわ。
私が一思いに、ね。」
 じりじりと透子さんが近寄ってくる。
 私は纏身を維持しているのも辛い状態。
 空也は僕としての力が有るけど、とてもじゃないけどこの危機からは・・・。
 あきらめちゃダメだ!
 絶対に何か方法があるはず。
  @夢見る少女巴は突然一発逆転の方法を思い浮かぶ
  A新しいお友達が助けに来てくれる。
  B助からない。現実は非情である。
 こうして考えている間にも、イドが一歩一歩近づいてくる。
何としてでも、空也だけでも守ってみせる。
 ぜったに、あきらめるもんか―――
 突然辺り一帯を強い風と爆音が包んだ。
 バラバラバラバラバラバラバラバラバラバラバラ・・・・
 見上げると、大型のヘリコプターが一機。
 その側面には
 「ゆーえす、えあふぉーす・・・米空軍!?」
 同時に強力なサーチライトで照らされる。
 「べ、米軍!?・・・今日は引くわ。目立つのはOKじゃないんでね。
運がよかったわねトモちゃん。」
 周りを囲っていた蜂たちが、いつの間にか消えていた。
 イドが走り出す瞬間、振り返って
 「逃げようとは思わないことね。私の学校にはあなたの妹さんが通っているのだし、
そうでなくても私は空也君から住所を教えてもらっているのよ。」
 次の瞬間には、イドは視界から消えていた。
 「ともねえ!俺達も逃げよう!米軍に捕獲なんかされたら何されるか!」
 空也が私を担いで、森の中へ入っていく。

 本格的に米軍に捜索されたら絶対に見つかってしまうと思っていたが、
しばらく森の中に身を隠していると、米軍ヘリはどこかへ行ってしまった。

405 名前:長い一日 18/18 :2005/10/17(月) 17:54:20 ID:RWRjzwvC0
 纏身を解くと、とてもじゃないけど立ち上がれなかった。
 座っているのも辛い私を空也は、お姫様抱っこしてくれたんだ。
 空也の胸を通して伝わってくる体温。
 今日一日、がんばって本当によかったなぁ・・・。

 船着場に戻ると、クルーザーが消えていた。
 もしかするとあのヘリに乗ってた人の中に、あのクルーザーの所有者がいたのかな。
 仕方がないので、残った手漕ぎのボートで帰る事に。

 海には大きな満月が浮かんでいて、風は冷たい。
 辺りにはオールが水をかく音と潮の音以外何も聞こえない。
 私はボートに寝かせてもらいコートを体に布団のようにかけ、
船の縁に頭を乗せて、ボートを漕いでくれる空也を見ている。
 夜の海を滑るよう進むボートで、男の人と二人っきり・・・
 憧れてたシチュエーションの一つなのに、私は体を動かすことすらできない。
 「・・・今日昼間な、雛乃姉さんとマルにできた新しいお、お友達
って言うのを見に行ったんだ。」
 空也は答えない。
 「相手は、良く喋るオウムさんだったよ。
でもさ、何でイズナとオウムと人間がなっ、仲良く出来るのに、
人間とクロウ、そしてに、人間同士だと仲良く出来ないんだろうな。」
 ちゃぽっとオールから水が滴る音がする。
 「そうだな・・・。
大切なのは『皆で仲良くしよう』という意志だと思うよ。
その意志さえあれば、例え今回は仲良く出来なくてもいつかは仲良く出来る日が来るよ。
ともねえは仲良くしようとしているんだからね。違うかい?」
 「・・・そんな日が来るといいな。」
 そう言って私は目を閉じた。
 今日は疲れた。
 空也ごめんね、お姉ちゃん、先に寝かせてもらうよ。
 長かった一日がやっと終わる。
 静かな水音が辺りに響いた。

406 名前:SSD :2005/10/17(月) 17:56:32 ID:RWRjzwvC0
結局最後はジョジョネタで締めました。
今回の連作、一つ一つが長かったですね。反省しています。
そんな長さにめげず、三つとも読んでいただけると涙が出ます。

昨日の夜からお付き合いくださった方、
支援してくださった方、本当にありがとうございます。
また思いついたら書かせていただきます・・・。

407 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 17:57:02 ID:9W4ytLWH0
全米が涙してる

408 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/17(月) 18:04:38 ID:7luHNIsB0
禿しくGJ!!!
も一個前のSSの方だけど
「・・・あの人の強さの秘密はな、優しさだよ。」
この言葉に涙流れた…

そしてともねぇがかぁいい!!

また読ませてほしいです

409 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 19:35:28 ID:9Yd/i+sO0
全英は号泣し、全豪は拍手喝采した。


まあ純粋にGJ!乙!ってことです。

410 名前:すきよっ 1 :2005/10/17(月) 21:41:36 ID:qN4mWKY70
「ふぅー」
諸々の雑務を終えて私は一息ついた。
キリヤを自分の物にするのに2年、結構いろいろ大変だった。
世の中思った通りには動かない、それを身をもって知らされた。
私にいろいろ託して表舞台を降りた人、権力争いに負けて消えた人、
いろんな人たちの怨念やら希望やらを私は背負い込んだ。
「結構疲れるもんねぇ」
独り言をつぶやいてから思う。私らしくない。
竜鳴館にいた頃はもっと強気だったはずだ。こんな事で世界を自分の物にできるのか。
「(霧夜エリカ、気合いを入れろ!)」

コンコン
「エリカ、入るよ」
そう言いながらレオが部屋に入ってくる。
「お茶持ってきたよ」
「ありがと」
ぬるそうなちょうど良い温度のお茶が置かれる。
「ん〜〜おいし、レオもすっかりあたし好みなお茶入れるようになったわね」
「そりゃあ、愛情たっぷりですから」
「んふふ」
やっぱりこうやってレオと話しているのは気分が良い。
レオは、私がレオと世界の両方を手にできるはずだと言ったけど、
レオの存在がより私を世界に近づけている気がする。
それほど、レオは私にとって大切な人になった。
昔から大切だったけど、今はもっと大切。
「それより、どうしたのさ?なんか疲れた顔してるよ」
やっぱりわかっちゃうかぁ。
「ん〜まぁね、キリヤは私の物になったけど、結構こたえてるわけよ、この私でも。」
「そっか」

411 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 21:41:51 ID:S2o/IfIj0
だれか、前スレの868の奴を再うpしてくれんか・・・・

412 名前:すきよっ 2 :2005/10/17(月) 21:42:24 ID:qN4mWKY70
なんだか素っ気ない返事。でも、なんかもじもじしているレオ。何か隠し事でもしてるんだろうか?
「なんか隠し事してない?あ、私なんかに飽きてよっぴーの方が良くなったとか?」
笑えない冗談。私自身にとっても笑えない冗談。でも、口から出てしまう。
「いやいやいやいや、そんな分けないでしょ。でも、やっぱわかっちゃうか。よし」
ん?なんか気合い入れてるし。なんだろ。

「結婚しよう」
え?え?え?えええ?
「この指輪、エリカにとってはそんなにスゴイ物じゃないかもしれないけど、
俺の想いだけはたっぷり詰まってるから。だから、受け取ってほしい!」
あ・・・。
「エ、エリカ。ど、どうしたのさ、そんなに泣いて。お、俺そんなに変なこと、い、言った?」
涙が止まらない。涙が止まらない。
言ってくれるわ、レオのくせに・・・いや、レオだからね。
いつだって、私のココロを理解してくれて、いつだってその先を行く。
「だって、だって」
「いままで、エリカが抱えてきたモノ、俺にも少し分けてくれ。一緒に抱えていけば、もっと楽になるよ。」
顔が真っ赤っかだったのを見られたくなかったのだろう。そういって、レオは私を抱きしめる。
言葉なんて出ない。出せない。
ただ、レオのぬくもりを感じた。


413 名前:すきよっ 3 :2005/10/17(月) 21:43:31 ID:qN4mWKY70
「で、どうして急に、そんなこと言おうと思ったの?」
少しだけ落ち着いてからレオに聞いてみた。
「うん、エリカ、キリヤまとめてから、余り笑ってなくて、つらい顔ばかりでさ。
だから、何とか元気づけたかったんだけど、あ、でも、
だからって気持ちが中途半端ってわけじゃないぞ!
指輪自体は実はちょっと前に買ってたんだけど、その・・・・なかなか渡せなくて・・・あー、何言ってんだ、俺」
こういうところはレオっぽいなぁ。でも、そんなレオも好きなんだと改めて実感。
「ふふん、いいわ、レオ、世界をみせてあげる。私の一番そばで、ずっと、ずっと!」
私が好きなレオ。誰よりも好きなレオ。どうしようもなく好きなレオ。
だから、一言言わせて。いつも言ってるけれど、また言わせて。
「すきよっ」

おまけ
「うー。エリーの一番とられちゃったよぅ」
「佐藤、私だって弟を姫にとられた気分なんだぞ」

414 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 21:45:03 ID:qN4mWKY70
あとがき
姫に全てを捧げます!
て感じでがんばってみました。
反省はしていません!

415 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 21:46:27 ID:vSU8P7F20
反省の必要なしです。GJ!

416 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/17(月) 22:19:59 ID:7luHNIsB0
YES!YES!
GJ!GJ!
やっぱり姫よね!

417 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 22:24:17 ID:+clVPHp+0
乙J

418 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 22:39:13 ID:A8iuwnGu0
まったく…どいつもこいつもGJだぜ!!!

419 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/17(月) 23:02:44 ID:QzQ9VxPS0
超GJ!

420 名前:FxOZs8ds0 :2005/10/17(月) 23:35:32 ID:caJQ2aXH0
姫 蝶サイコー! 
GJです。

>>411
再upしました。
ロダとパスは前回と一緒です。
uporg217476

421 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 00:23:22 ID:8r39b8fq0
>世界をみせてあげる。私の一番そばで
レオはいつか自分の指の爪を食い剥がすほどの忠誠心を見せる時がくる気がした。

422 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 00:50:26 ID:QJxmI9hk0
なにそのフォージ

423 名前:氷の剣 :2005/10/18(火) 01:41:26 ID:mKnukto00
 「あれ?」
 「え?」
 「あっと、えっと」
 「なんだ、知らない子か」
 「こ、こんばんわ」
 「こーんばーんわ」
 「は、はじめまして?」
 「怖がらないでよー。何もしないからさ。ここにこうして、いるだけ」
 「は、はぁ」
 「んー」
 「えっと」
 「ん、どうしたの?」
 「いえ、珍しいなって思って。普段、こんな時間にここに来るの、わ、私だけっていうか」
 「へーそうなんだ。え、何時?」
 「12時です、夜の」
 「うわヤッバ! ひなのんに怒られるなーこりゃ」
 「あ、あはは」
 「んで、アンタは何でこんな時間に、こんな場所に?」
 「わ、私ですか? 海が好きなんです」
 「なーんも見えないのに? 変わってるねー」
 「そんなことないですよ。それに、それが、いいんですよ」
 「ん、そうなの?」
 「あの闇のように、溶けて、消えて、なくなっていくようなのが」
 「ふーん」
 「あの」
 「ん、何?」
 「その、膝は」
 「ああ」
 「その、何て言うのか」
 「私ねー」
 「?」

424 名前:氷の剣 :2005/10/18(火) 01:44:01 ID:mKnukto00
 「ずっと幸せになりたかったんだ。幸せに、幸せになりたかった。だから弟が帰って来た時、今度は絶対に離さないって、これを逃すと幸せになれないんだって」
 「幸せ、ですか」
 「でも、断ったから。悲しかったから」
 「その、膝にあるのって、やっぱり」
 「私ってバカかなー?」
 「えぇ?」
 「やっぱりバカなんだよね。正直に答えて欲しいな」
 「えっと」
 「どうなんだろう、ゴメンね」
 「その、あの、いいえ」
 「いいえ?」
 「同じことをしたと思います。私も、でも、思っても、きっと勇気がなくて、私は自分をそうしたんじゃないのかな」
 「ふーん」
 「だから、凄いと思いますよ」
 「そっか、ま、どうでもいいんだけど。もうこれで空也は私のもの。要芽姉のものじゃない。何処にもいかない、ずっとここにいるんだ」
 「私は、邪魔ですね」
 「え、そうでもないよ」
 「邪魔ですよ」
 「そうかな」
 「邪魔ですから、お幸せに」
 「ありがとう、それでさ」
 「はい?」
 「アンタには、殺してでも奪い取りたいものって、ある?」


 はじめて書き込んだのがこんなんでいいのかな。地の文のない変な作品で気に障ったらスイマセン(´・ω・`)
 地図的にありえない遭遇だったりもしますが許してください
 それでは。

425 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 01:45:24 ID:saVKkEDR0
よくわからない


426 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 01:46:43 ID:8vVJf8ty0
よっぴーとねぇねぇだな

427 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 01:55:31 ID:DctPKF5o0
膝の意味が良く分からんのは俺がねぇねぇのBADに踏み込んだことがないからか

428 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 01:58:11 ID:RvKP8Nxz0
雰囲気はいい

429 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 02:03:47 ID:OtPzKoxB0
(´・ω・`)←これいらんから

430 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 02:20:10 ID:RwZxkXls0
>>414
(・∀・)イイヨイイヨーGJでした。

431 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 02:22:55 ID:RwZxkXls0
>>424
俺もつよきすしかやったことないからよくわかんなかった・・・。
説明補完してもらえると嬉しいです。

432 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 02:40:04 ID:G9nTjqee0
ねぇねぇしかわからんかった

433 名前:89 :2005/10/18(火) 03:05:46 ID:0d9su/nL0
遅くなりましたが、「あおのきせき」後編が完成しました。
投下させていただいて、大丈夫でしょうか?

434 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 03:12:09 ID:LRaba/3t0
バッチこーい!щ(゚Д゚щ)

435 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:14:14 ID:0d9su/nL0
「起きろレオ、朝だぞ。」
「うーん、寝たりない。」
「起きないと蹴るぞ。」
それは嫌。
「おはよう、乙女さん。」
「何だ、しゃきっとしない顔だな。早く顔を洗って来い。」
昨日はあんなことがあったせいか、夜なかなか寝付けなかったのでまだ眠い。
「鮫氷もまだ起きていないようだな。」
「乙女さん、起こしてくれない?」
フカヒレは昨日、俺の部屋に連れてきて泊まらせた。
フカヒレの親も一泊の外泊くらいよくあることなので気にしないだろう。
(ほとんどうちで遊んでそのまま寝ちまったときだが。)
乙女さんには昨日の話はしておらず、ただ疲れて眠ってしまったと伝えてある。
あの話を乙女さんにうまくできる自信がない。
下手をしたら嘘をついたと思われて蹴りがくるだろうし。
「おい鮫氷、朝だぞ、お前もいい加減に起きろ。」
それでも中々起きないフカヒレ。
祈先生、今日には起きるって言ってたのにな。
「情けないやつだな。」
乙女さんはそう言いながらフカヒレの体を持ち上げた。
「活ッ!」
掛け声とともにフカヒレの首筋に手刀を叩き込む。
「うぐっ。」
さすがにこれは効いたか、フカヒレが目を開けた。
「おはようレオ。俺、首筋がすっげー痛いんだけど。何かあったのかな?」
「お前が中々起きないから乙女さんが活を入れたんだよ。」
「そうだ、鮫氷、もう朝だぞ。お前の分の朝食も用意してある。早く下に下りて来い。」
「ううっ、ありがとうございましたー。」

436 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:15:58 ID:0d9su/nL0
「やっぱお前がうらやましいよ、レオ。あんな美人に毎朝起こしてもらえて、
さらにご飯まで作ってもらってるんだからな。」
「現状確認もせずいきなりだな。」
「そういや何で俺、レオんちで寝てるんだ?
昨日は、昨日は、ううっ、思い出せない。
生徒会の仕事を終えて竜宮を出たとこまでは覚えてるんだが。」
記憶がぼやけてるか。まあ、確かにそれでもおかしくないような状況だしな。
「竜宮出たとこで疲れて寝ちゃったんだよ。何かあったのか、お前?」
「あー、そういや一昨日明け方近くまでエロゲやってたからな。そのせいかも。」
うまく説明する自信がない俺の嘘をあっさり信じる。
つーかお前そんなことしてたんかい。
どうせ学校に行ったら祈先生か姫が実物片手に説明してくれるだろう。
それに任せるのが賢明そうだ。
二人で下に下りていき、俺だけカニの部屋に向かう。
「おはようございます、お姉さん。」
「良かったら嫁にもらってくれない、アレ?」
「名古屋がある県は名古屋県だとか言ってるようなアホな娘はちょっと。」
「そうよねぇ、私がオトコでも絶対イヤだもん。」
マダムと恒例のあいさつ。
2階へ上がる。
「おい、朝だぞ、カニ。」
「うー、おはよ。」
蹴りをいれるとのそのそと起きてくる。
「うむ、おはよう。」
「おー、そういやレオ、僕今日すげー夢みたぜ。
フカヒレのザリガニがさ、メイド美少女になって復活すんだよ。」
「それは凄い夢だな。と、言いたいところだが残念ながら現実だ。」
「うっ、やっぱりあれ、現実なのか。」
一応実体があっても、一度死んでたもんだもんな。
こいつはやっぱ苦手なのか。

437 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:17:34 ID:0d9su/nL0
自宅に戻ると乙女さんはもう出かけていた。
フカヒレと用意されていたおにぎりを食べ、学校へ向かう。
「なあレオ、フカヒレにはもうあのこと教えてあるのか?」
カニがひそひそと話しかけてくる。
「いんや。何か記憶もぼやけてるみたいだし、とりあえずごまかしておいた。」
「どーすんだよ、一体?」
「とりあえず学校行ってからでないとな。
祈先生が昨日あの後どうしたのかも重要だろうし。」
「確かにそうだね。」
「おーい、二人で何こそこそ話してんのさ?」
「何でもない、何でもないからね。」
よけー怪しいよ。
「いや、昨日お前がぶっ倒れちまって大変だったなって話だよ。」
「ああ。そりゃ悪かった。」
そんな話をしているうちに乙女さんが立つ校門が見えてきた。
教室に着く。
朝のあいさつを交わして席に座ると姫がこちらを見てにやにやしている。
どうしたんだ、一体?
「はいはい、HRはじめますわよ。」
祈先生が教室に入ってくる。
「ぶっ!」
俺とカニ、スバルが同時に吹き出す。
教室に入ってきた祈先生の後ろについているのは、
まぎれもない、メイド姿のキャロットちゃんだった。
「お、お、お、お!!!!!」
教室中に巨大などよめきが走る。
「はいはい、静かにしてください。」
「ええいひよっこども、ぴよぴよとさわぐな!」

438 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 03:19:41 ID:RwZxkXls0
支援

439 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:23:58 ID:0d9su/nL0
「レ、レ、レオ、すげーかわいい子が入ってきたぞ!
しかもメイド服!?何たる、何たるスペックか!
転校生か?くそっ、何で俺は家からパンを咥えて飛び出なかったんだ!
ゲームなら確実にフラグが立つのに!」
お前の元ペットだ、あれは。
「この方は霧夜さんのお友達で、キャロットさんといいますわ。
昨日、霧夜さんを尋ねてきたそうですが、
日本の学校の雰囲気というものを知ってみたいとの事で、
このクラスにお試し転入することになりました。
皆さん、仲良くしてあげてくださいましね。」
「キャロットです。よろしくお願いします。」
「す、すげーべ。外人さんなのに日本語ペラペラだべ。」
フカヒレの頭がベースになってるらしいから、むしろ日本語しかしゃべれんだろ。
なるほど、姫がさっきにやにやしていた理由はこれか。
昨日のうちに先生と打ち合わせしてあったのか。
確かにキャロットちゃんの容貌でこれならつじつまがあう。
しかし何故にメイド服のままか。
「キャロットさんのお試し転入の話は急でしたので、制服が間に合いませんでしたわ。
今日の彼女が私服なのは、許してあげてほしいですわ。」
「お、お、お、お!!!!!」
はいと返事しているようだが、おたけび(男子生徒の)にしか聞こえない。
しかしあれを私服で通すか。さすがは祈先生だ。
「それではですねー、キャロットさんの席は」
クラス中の男子の目が光る。野獣の目だ。
「フカヒレさんの横の席にいたしますわ。」
フカヒレに殺意の視線が飛ぶ。
「ひいっ。」
あ、ぶるってる。
「それではキャロットさん、席についてくださいまし。」
注目をあびながら席に向かうキャロットちゃん。

440 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:30:50 ID:0d9su/nL0
しかし席まで進み、フカヒレの方を見て立ち止まる。
「ん、なになに?俺の顔に見ほれた?」
「ご主人様!無事でよかったです。」
そう言ってフカヒレに抱きついた。
「え?え?え?」
事態を把握しきれないフカヒレ。
「お、お、お、お、お、お、お!!!!!!!!!!」
これまでで最大の驚きとどよめきが教室中に走った。
「いいかげんうるさいぞ、2−C!」
2−Aの村田がドアを開けて文句を言ってきた。
が、
「な、な、な、・・・」
メイド姿の美少女に抱きつかれているフカヒレを見て言葉を失った。
その横で西崎さんがぱしゃぱしゃと写真を撮っている。
俺とスバルでキャロットちゃんを説得し、いったん席に座らせる。
フカヒレはどうやらあまりのことに脳がスパークしたらしく、
男子生徒の殺意の視線の中で意識を失ったかのように呆然としている。
「な、なんやて。フカヒレに抱きついたやと!?」
「い、今フカヒレクンのコト、ご主人様言わなかタネ?」
「フカヒレのくせにうらやましいべ。」
ざわめきの止まらない教室。
「はいは〜い、もうHRの時間は終了ですわよ。
皆さん、気持ちはわかりますが、授業を始めますので落ち着いてくださいまし。
これ以上騒ぎますと、皆さん島流しですわよ。」
祈先生の一言で何とか静まる。
しかしこれ、この後どうするのさ。
スバルに目線を送ると、こっちを向き肩をすくめた。

441 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 03:31:51 ID:RwZxkXls0
フカヒレに幸せがキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!

442 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:34:36 ID:0d9su/nL0
1限が終わり休み時間に入ると、キャロットちゃんは女子生徒に、
フカヒレは男子生徒に囲まれた。
キャロットちゃんの横には姫がつき、主な質問は姫が答えている。
質問に答えながらキャロットちゃんをニヤニヤ見てる姫。
メイド服のままなのはもしかしてこのためか?
フカヒレの周りはパニック状況で何が何だかわからん状態だ。
スバルとカニを引き連れ、授業を終えた祈先生にたずねる。
「え〜と、どういうことなんですか、この状況?」
「どういう状況って、見たままのとおりですわ。」
「いや、それだけでわかれってのは無理があるよ、祈ちゃん。」
ナイススバル。
「まあ、今日はちょうど良いことには3限が自習ですし、竜宮に集まってくださいまし。
フカヒレさんへの説明とあわせて、説明させていただきますわ。ここでは無理そうですし。」
後ろを見ると二つの人の塊が見える。
「確かに。」
「ではでは、そういうことで。」
まあ、3限を待つしかないか。

2限終了後、キャロットちゃんとフカヒレを連れて行こうとした俺たちに、
またも二つの人の塊が立ちふさがった。
「こりゃどうしたものかね?」
何とかならないものかと話していると、二つの塊が同時にうなりをあげた。

「キャロやん、さっきフカヒレに抱きついた時、ご主人様言わんかったか?」
さすが浦賀さん、中々皆がつっこめないところをあっさり来るわね。
しかもいきなりキャロやん!?
とりあえず日本語がまだ微妙にわからないのよとかごまかそうとした、そのときだった。
「ご主人様はご主人様ですが?」
あっさりと隣から爆弾(こえ)が放たれた。

443 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:37:52 ID:0d9su/nL0
混沌状態に陥った教室。
「フ、フ、フカヒレ、どういうことだべ?」
「ご、ご主人サマ?な、ナニの話ネ!?」
「フカヒレ、フカヒレー!お前だけは、お前だけは信じてたのに!
こうなったらお前を殺して俺も死ぬ!」
どういう理屈だ。
「みぎゃー!!」
男子数人にもまれ、悲鳴をあげるフカヒレ。
しかしやばい。これでは本当にフカヒレ危ないぞ。
「スバル!」
「あいよ、坊主。」
スバルに救出を頼んだそのときだった。
「ご主人様、危ない!」
人の塊からするりと抜け出たキャロットちゃんがフカヒレの前に躍り出る。
「え、え?キャロットさん?」
守られて呆然としてるフカヒレ。
「大丈夫ですか、ご主人様?」
「あ、うん。大丈夫です。」
なぜに敬語か、フカヒレ。
その姿にフカヒレを囲んでいた面子も呆然としている。
「はーい、はーい、そこまで。この件は生徒会があずかるわ。
皆にもあとで説明するから、ここはちょっと失礼しますよ。
ほら、対馬君たちもぼさっとしない。祈先生から聞いてるでしょ?
二人を連れて竜宮へ行くわよ。」
「あ、ああ。」
二人を連れ、呆然とするクラスメイトを残して竜宮へ向かった。

444 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 03:40:33 ID:RvKP8Nxz0
しえん

445 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:42:28 ID:0d9su/nL0
フカヒレの腕にはキャロットちゃんが巻きついている。
胸が押し付けられてるせいかフカヒレの顔はデレデレだ。
くそ、元がザリガニとわかっていてもうらやましい。
「何だ、うらやましいんか、お前?あんな肉の塊がうらやましいんか?
ほれほれ、そんなんだったらこの僕の美しい形の胸を味わいやがれ!」
カニがひっついてくる。
いや、全然アレと違うし。くそ、フカヒレに敗北感・・・
こんな日が来るとは。
「な、なあレオ、これってマジにどういうことなんだ?
俺の時代がついに到来したということなのか?」
ある意味正解。しかし本人に聞いてみろよ、このへたれが。
「いや、だって人違いとかだったらきついし。少しでもこの幸せをかみしめてーんだ。」
「これからするのはその話だ。竜宮まで待て。」

竜宮へ着くと祈先生はすでに部屋の中で待っていた。
「集まりましたわね。それではとりあえず、
キャロットさんの話をフカヒレさんに説明させていただきますわ。」

かくかくしがじか(昨日の内容説明中)

「つ、つまりキャロットが本当に恩返しに来てくれたということ!?
君は、キャロット、キャロットなのか?」
「はい!キャロットです、ご主人様。
3回目の脱皮のとき中々皮が抜けなくて苦しんでいる私に、
必死に声をかけてくださいましたよね、覚えてらっしゃいますか?」
「ああ、ああ。覚えてる。覚えてるよ。あの時は大変だったから。」
「あの時、私は思ったんです。ご主人様に恩に返したい。
何とかご主人様の願いをかなえてあげたい、と。
ただ、あの時は話すこともできなかったですし、
何かをやってみようとすることもできずに、世を去ることになってしまいました・・・」
皆、ジト目でカニを見る。

446 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:47:56 ID:0d9su/nL0
「ごめん、ごめんなさい。僕、そんなこと何も考えずに・・・」
「いえ、良いんです。仮に私があのまま生きていたとしても、
結局何もできなかったと思います。
むしろあのおかげで、こうやってご主人様に恩返しできる機会ができたともいえますし。」
いい子だ。
「そして、その願いと言うのを聞いた私が、昨日霧夜さんと相談しまして、
今回の転入というお話になったんですわ。」
「ちなみにメイド服のままなのは私の趣味ね。」
やっぱりかよ。しかも言い訳とかもなしかい。
さすが姫。
「本当に、キャロットなんだな。
しかしそうなると、俺の人生ばら色ハッピー決定!?
人生っていいな、青春っていいな!
いや〜、レオ、悪いな。俺、先に大人の階段てやつ、上らせてもらうわ。」
くっ、フカヒレのくせに。
「けど、キャロちゃん、そのご主人様っての止めにしない?
いくらなんでも不自然すぎると思うわよ。」
「それが良いのに・・・」
ぶつぶつつぶやいてるフカヒレは華麗にスルー。
「では、なんとお呼びすれば良いのでしょう?」
「とりあえず、新一くんくらいにすれば良いんじゃないかなと思うけど?」
「それでは新一様、ということではダメでしょうか?」
「ま、それなら何とか妥当と言える範囲かしらね。」
と、そこで3限終了のチャイムが鳴る。
「それでは皆さん、4限の授業がありますし、事情もわかったようですから、
早く教室に戻ってくださいな。」

447 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:51:10 ID:0d9su/nL0
教室に戻ると、すぐに授業が始まった。
4限の時間中、フカヒレはキャロットちゃんの方を見てはにやにやしていた。
ちなみにクラス中の視線は、
授業そっちのけでそのフカヒレとキャロットちゃんに注がれていた。

4限の授業が終わり昼休みになると同時に、姫がすばやく動いて注目の二人を確保した。
「はーい、質問は一人ずつね。いっせいに聞かれるとわけわかんなくなるから。」
フカヒレとキャロットちゃんを後ろにし、集まってきたクラスメイトに声をかける。
「えーと、キャロットサンは何でフカヒレクンのことご主人様ヨンダネ?」
「彼女、日本語をちょっと変わった自己流で覚えたのよね。
だから、ついそれがでちゃったのよ。対馬君やフカヒレ君は昨日、
私が彼女を生徒会に連れてったから、皆より先に会ってたのよね。」
「なるほどネ。」
「そして、彼女が俺に一目ぼれというわけさ。
いや、彼女とは運命の出会いだったね。HAHAHAHA。」
あまりにうそ臭いフカヒレの台詞の方がまだ現実味があるってどうよ?
その後もフカヒレとキャロットちゃんの関係への質問が乱れ飛ぶが姫が華麗に流していく。
しかし、質問がネタ切れになってきたそのとき、またも浦賀さんの質問が引き金となった。
「なあ、キャロやん、キャロやんは何で日本にきたん?」
その質問を聞いたキャロットちゃんがはっとしたようにフカヒレに顔を向けた。
「新一様、私と楽しいこと、しましょう!」
「「なっ!」」
クラス全員の声がはもる。
「なっなっななななななな。。。」ピューッ、ばたっ。
フカヒレ、感極まったか鼻と耳から血を噴き出してぶっ倒れやがった。
「きゃー!新一様!新一様!どうしたんですか!」
君の台詞のせいだよ!

448 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:55:20 ID:0d9su/nL0
「ちょっ!対馬君、伊達君、フカヒレ君を保健室に!キャロちゃんも!」
スバルと一緒にフカヒレを抱え、
生徒会の面子+キャロットちゃんは、
またも呆然としているクラスメイトを残して走り去った。

とりあえずフカヒレを保健室の先生に見せた後、竜宮へ連れてきてソファに寝かせた。
「しかしフカヒレ君もヘタレ極まりないわねえ、あれくらいの台詞で。」
いや、それは仕方ないかも。俺もあんなこといきなり言われたら。
「まあフカヒレの場合、仕方ないかもね。今までの人生が人生だかんね。」
「あの、あの、新一様は大丈夫なんでしょうか?」
「まあ、大丈夫でしょ。ただの貧血?ショック?どっちかわかんないけど、
どっちでもたいしたことないわよ。」
「またフカヒレさんが倒れてしまったらしいですわね。」
祈先生が入ってくる。
「クラスの方はどうでした?」
「かなりの騒ぎなっていましたわね。
キャロットさんは今日はもう戻らない方が良いと思われますわ。
少し話したいこともありますし、フカヒレさんとキャロットさんのことは私に任せて、
皆さんは授業に戻ってくださいな。放課後になったらまた来てください。」
姫が自分は残ると言ったが祈先生に却下され、
後ろ髪を引かれながらも、皆で教室に戻った。
教室ではやはり質問の嵐にまきこまれたが当の二人がいなくなったおかげか、
問題は明日以降といった空気が流れ、なんとかごまかすことができた。

449 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 03:59:27 ID:1qWPDaLp0
今日はここまで読み飛ばした

450 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 03:59:43 ID:0d9su/nL0
放課後、全員で竜宮へ向かう。
今日は生徒会がないため、椰子と乙女さんはいない。
二人には悪いがちょうど良い。
竜宮に到着し一番にドアを開けると、祈先生が鋭い視線でフカヒレと、
フカヒレの横で看病をするキャロットちゃんを見ていた、
あんな目線できる人だったんだ。しかしなんでそんな目であの二人を?
「もう、何立ち止まってんのよ対馬君。」
後ろから姫が俺を押しのけて入っていく。
こちらを向いた祈先生はもういつもの祈先生だった。
全員が部屋に入ると、ちょうどフカヒレが目を覚ました。
「う〜ん。」
「新一様!良かった!」
「おはよう、フカヒレ。大丈夫か?」
「あ、ああ。俺、何か凄いこと言われた夢見たよ。」
それ、夢じゃない。
「キャロットさん、あなたの台詞は誤解を呼びますわ。」
「誤解、ですか?」
「はい、そうです。あなたの心残り、
あなたがフカヒレさんにしてさしあげたかったことを、
ここの皆さんにもきちんと説明してさしあげなさい。」
「はい・・・。」
「私の心残りは新一様が私の世話をしてくださりながら、
私に話してくださったことでした。
楽しいことをしたい。皆と遊びたい。やっぱり皆で楽しく遊びたい。
新一様は私の世話をしながら、よくそうつぶやかれました。
何度私がそのお相手をいたします、そう言いたかった事でしょう。
しかしあの頃、私にそうすることのできる力はありませんでした・・・。」
「キャロット・・・。」

451 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 04:03:18 ID:0d9su/nL0
「あの人間不信になっていた頃、か。なるほどな。」
そうだったのか、フカヒレ・・・。
「ですから私は新一様にせめてもの恩返しに、
あの時の願いをかなえてさしたげたかったんです。」
キャロットちゃんの無念って、そういうことだったのか。
「ううっ、いい話じゃない・・・いいわ、皆、今日は遊ぶわよ。
小学校の頃に戻ったつもりでね。そうね、まずはおっぱい鬼なんてどうかしら?」
キャロットちゃんと祈先生の胸を見て姫が提案する。
なにその魅力あふれすぎる遊び!?くわしく!
「エリー、ここは女の子だけじゃないんだよ。」
「くっ、確かにそうね。じゃあ定番でおにごっこ、とかかしらね。」
「でもまだ学校には人いるし、最初は室内でできる遊びの方が良いんじゃないか?」
「言われてみれば確かにそうね。じゃあ、とりあえずここで遊べるものにしましょう。」
皆の思いだした遊びを遊び倒していく。
いす取り、ハンカチ落とし、フルーツバスケット、そんなところを繰り返し遊ぶ。
この年になっても意外に楽しいな、実は。
「新一様、楽しいですか?」
「ああ、楽しい、楽しいよ、キャロット。」
フカヒレも満更でもなさそうだ。
キャロットちゃんと並んで幸せそうに遊んでいる。
ちなみに意外にも、一番勝ち残るのが多いのは佐藤さんだったりする。
勝負事ってわからないもんだな。
「じゃあそろそろ学校に残ってる人減ってきたし、外の遊びに切り替えましょうか?」
負けず嫌いが刺激されるのか、姫はノリノリだ。
「よーし、次こそは僕が一番になるもんね。」
皆で外に出ようとしたその時だった。
「うっ・・・」
キャロットちゃんが胸を押さえて倒れる。

452 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:05:43 ID:tMVaq16+0
支援

453 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 04:06:40 ID:0d9su/nL0
「な、キャロッ、ぐっ!」
キャロットちゃんが倒れたのを支えたフカヒレだったが、
そのまま自分も胸を押さえて崩れ落ちてしまう。
「だ、大丈夫、二人とも?」
皆で二人に駆け寄ろうとしたそのとき、祈先生がつぶやいた。
「もう拒否反応が出てしまいましたか・・・。」
「どういうことですか、先生?」
「あの後判明したのですが、キャロットさんの魂のほとんどは、
実はフカヒレさんの魂の半分でできているのです。
キャロットさんの元の魂ともなじんでいましたし、もう少し持つかと思いましたが・・・。
もともとザリガニの身であるキャロットさんの身体と、
魂が適応しきれていないのですわ。」
「そんな・・・。」
「さらに、フカヒレさんにも魂が半分になった影響がでてきてますわ。
昨日の眠りや先ほどの気絶、そして今。身体への影響が大きくなってきていますわね。」
「じゃあ、どうすれば!」
「残念ながら、どうにもなりません。このままでは二人とも危ないですわ。
早くフカヒレさんにキャロットさんの魂を戻しませんと。」
「それじゃ、キャロットはどうなるんです?」
フカヒレがキャロットちゃんを抱え、胸を押さえながら何とか上半身を起こす。
「残念ながら仕方ありませんわ・・・。
昨日の段階でキャロットさんと話し合いは済んでいましたの。先ほどの状況を見て、
キャロットさんが自分で魂を返せるように身体に印を書き込みました。」

454 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 04:13:10 ID:0d9su/nL0
「そんな!」
「新一、さま。」
「な、なんだい、キャロット!?」
「楽し、かったですか?」
「楽しかった、楽しかったよ!だから、だから・・・・!」
「なら、私は、満足です。早く、新一様に、私の魂を。」
何で、何で笑顔なんだよ、キャロット!
「泣かないでください、新一様。もともと私は一度死んだ身です。
新一様への恩返しの願いは叶えることができました。
もう思い残すことはありません。」
「そんな、キャロット!せっかく、せっかく生き返ったのに!」
キャロットの身体が光り始めた。
「ただ、少しだけ欲が出ちゃいましたかも。
もう少し、新一様といろいろやってみたかった、です。
悪い子ですね、願いが叶ったというのに。」
「そんなことない、そんなことないよ!
もっと、もっとお前もせっかく人間になれたんだから、もっとお前だって楽しいことを!」
「私は楽しかった、です。少しだけでも、新一様と一緒にいれて。
また新一様に会えて。どちらにしろ、私はもうだめ、なんです。
それに、今度の最後は新一様の手の中。幸せです。」
キャロットの身体がどんどん光に包まれていく。
「でも!でも!」
「新一様、私の最後のわがまま、かな。ごめんなさい。」
口にやわらかいものがぶつかった。

「あは、やっちゃった。ご主人様、笑って、くれますか?」
「ああ、ああ。」
フカヒレが涙を流しながら、笑顔を作った。
「良かった・・・」

455 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:15:38 ID:V83HS/sN0
>>423-424
こういう想像力を掻き立てられる黒い話も大好きなのでGJ。
ねぇねぇは1のBAD後ですね。
ということは膝ってのは…

456 名前:あおのきせき(後編) :2005/10/18(火) 04:17:31 ID:0d9su/nL0
そうつぶやいた途端キャロットちゃんの身体が砕け散り、
その光の粒子がフカヒレの身体へ吸い込まれていく。
「キャロットーーーーーーっ!」
フカヒレの絶叫が竜宮にこだました。
「もう、フカヒレさんは大丈夫ですわ。」
祈先生のその言葉が引き金となり、そのまま号泣するフカヒレ。
俺たちは何も言えず、ただ立ち尽くす。俺たちも皆涙目だ。
しばらくフカヒレの泣く声だけが竜宮にひびく。
しかし耐え切れなくなったのか、姫がついに声をかけた。
「ああ、もう、フカヒレ君!いい加減にしなさい!
キャロちゃんは言ってたでしょ。『笑って』って。
そんなんじゃキャロちゃんが成仏できないじゃない!」
そういう姫も目は赤い。
「フカヒレさん、キャロットさんは昨日私に話してくださいましたわ。
フカヒレさんが笑顔で自分を見てくれるのが一番、うれしかった。
その笑顔が大好きだった、と。」
その言葉を聞いてフカヒレが泣くのを止め、こちらに背を向ける形で立ち上がった。
「なあ、レオ、さっき、俺の中にはキャロットが入っていったよな?」
「あ、ああ。」
「てことは先生、俺の中にはキャロットの一部も入っていったんですよね?」
「はい。キャロットさん自身は成仏されましたが、
フカヒレさんの魂にはキャロットさんの形が刻まれましたわ。」
「ですよね。なら、キャロットの分まで楽しく、笑って生きてやらなきゃいけないな。」
そう言ってこっちを向いたフカヒレの笑顔は、目が赤いのに、確かに輝いていた。
そして、その笑顔でフカヒレが叫んだ。
「よーし、絶対幸せになってやるぜ!」


『Isolation』

457 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:19:13 ID:BW1cjULg0
全世界が泣いた
。・゚・(ノД`)・゚・。

458 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:20:23 ID:JV569tWw0
GGGGGGGGJ!

459 名前:あおのきせき(後編)エピローグ :2005/10/18(火) 04:21:30 ID:0d9su/nL0
「もうあれから3日、か。」
あれから3日がたった。あれだけ騒いだクラスの連中も、
キャロットちゃんは親の都合で急遽自分の国に帰ってしまったと姫から聞き、
ほとんど冷めてしまった。
けれどフカヒレはまだ学校に来ない。
「ああは言ったけど、やっぱりまだこたえてるんだろうな。」
「おっはよー。」
「っておい、そう話した途端来ましたよ、こいつは。」
「いやー、新作のエロゲが多くてね。まいった、睡眠不足だわ。
もう、萌え萌えよ。君望の水月って子とかさ、
あと他のゲームだけど、海ねえちゃんって子がまたいいんだわ!」
横でカニが突っ伏してる。
「おい、ちょっ。」
スバルにとめられる。
「レオ、あれがあいつなりのごまかし方なのさ。不器用なやつだよ、ほんと。」
そのとき、西崎さんが教室に入ってきた。
「あ、あの、これ・・・この前の、しゃしん。」
そう言ってフカヒレに写真を渡した。
写真にはフカヒレと、フカヒレに抱きつくキャロットちゃんが写っている。
フカヒレは写真を見て少しうつむいた。
しかしすぐに笑顔で振り向く。
「さーて、人生どんどん楽しんでいかなきゃいけないから忙しいよな。
今日は帰り、ゲーセン行こうぜ!」
「・・・そうだな、楽しもうぜ!」
俺たちも負けずに、笑顔で答えた。

460 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:22:14 ID:RvKP8Nxz0
じーじぇー!!

461 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:25:00 ID:BW1cjULg0
>>433しかし超GJ!!
ただレオ始めその他の連中がお邪魔だった気も…
なんで学校連れてきたんだ祈ちゃん(´Д`)

一日しかないってわかってたんなら
フカヒレと二人っきりにさしてあげりゃ良かったのに…

462 名前:89 :2005/10/18(火) 04:26:18 ID:0d9su/nL0
>>435-459
これにて「あおのきせき」、完結です。
すいません、少しだらだら書きすぎました。もう少し短くまとめる努力が必要でした・・・。
あおのきせきは、フカヒレに舞い降りた「青の奇跡」、
そしてフカヒレの心に刻まれた「青の軌跡」を主軸に展開させました。
楽しんでいただけたら幸いです。
楽しい妄想をさせてくれた、設定を頂いた>>88
支援など、付き合ってくださったスレの皆様、どうもありがとうございました。

463 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:26:41 ID:QbHs4SJj0
GJ!

だがフカヒレよ、その精神状態で君望はやめとけ。

464 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:27:59 ID:BW1cjULg0
>>459
おお、エピローグまで!乙でした。
しかしフカヒレは姉にトラウマあるのに姉しよプレイできるのか…?

465 名前:89 :2005/10/18(火) 04:31:32 ID:0d9su/nL0
>>463>>464
言われてみれば・・・
すいません、思いついた青髪・青目のヒロイン、そのまま書いちゃいました。

466 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:32:33 ID:BW1cjULg0
あ、なるほど。
本当はエロゲなんかやってないって言う暗示だったのか。
恐れ入った。

467 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:33:23 ID:G9nTjqee0
がんば!

468 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 04:33:58 ID:BW1cjULg0
>>465
しまったかぶった(´Д`;)
皮肉じゃないYO!

469 名前:連投規制喰らった :2005/10/18(火) 04:53:04 ID:BW1cjULg0
むしろキャロちゃんの面影を探してたのか…
よけい泣けてきた 。・゚・(ノД`)・゚・。

470 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 05:08:43 ID:8r39b8fq0
フカヒレが、フカヒレがいい男だ、さすが横島ボイス。
だがしかしせっかくがせっくすに見えた俺は既にフカヒレ不信。

471 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 06:32:17 ID:DYS0nQBq0
GJ!
すげぇよかったっす!
フカヒレ、がんばって幸せになれよ

472 名前:SSD :2005/10/18(火) 06:45:09 ID:2id5Qu470
さてと・・・おいらもザリガニ飼おうかなっと。

473 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 08:01:10 ID:pDZgAKgx0
ふと思った。
レオとかにはデキチャッタ婚なのか。

まぁ高校2年の分際で「レオの子供生むつもりだもん」って抜かすヤツだからな。
デキ婚でも問題ないか。
でも、在学中に妊娠してしまって、一騒動って言うネタもありだな。

プロット組み立ててみるか。

474 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 11:07:21 ID:DgTbwwIV0
膝って何だっけ?

475 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 11:28:17 ID:C5xNdfhu0
>>459
フカヒレENDキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!!!!!!!!!
Gjです!!!!

476 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 11:30:09 ID:C5xNdfhu0
>>423
の話がまったくわからん・・・。・゚・(ノД`)・゚・。


477 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 12:49:00 ID:DgTbwwIV0
>>423
あー、やっとわかった
ねぇねぇBADEND直後、ねぇねぇが空也を膝に乗せている所によっぴーが来たという設定か。

478 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 13:16:11 ID:C5xNdfhu0
ねぇねぇやったことないからわからん。
膝の上に乗せてるってどゆこと?しゃべらないってことは死んでるの?

479 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 13:32:10 ID:uZdjWz030


         / ̄ ̄ ̄フ\               _       ノ^)
       // ̄フ /   \            .//\     ./ /
      //  ∠/  ___\___  __//   \   / (___
    // ̄ ̄ ̄フ /_ .//_  //_  /      \./ (_(__)
   // ̄フ / ̄////////////         |  (_(__)
 /∠_/./ ./∠///∠///∠//      ∧ ∧ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/       (´ー` ( ( (_(___)
\    \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \  _   /⌒ `´  人___ソ
  \    \ \フ / ̄\ \ .//\  //\ / 人 l  彡ノ     \
   \ _  \//___\/∠_  //   < Y ヽ ヽ (.       \
    //\///_  //_  ///     入├'"    ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   //  //.////////∠/      ヽ-i ヽ__  ヽ
 /∠_//./∠///∠// .\\       `リノ ヽ |\  ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\      c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ



480 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 13:48:43 ID:DgTbwwIV0
>>478
保管庫のANee!ニュースより

「私はただ、幸せになりたかっただけなのに」 元モデル、胸で弟を窒息死
ttp://yellow.ribbon.to/~nechan2/news/news002.html

481 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 14:07:13 ID:38GZOdA+0
>>462
GJ。中の人から横島とルシオラ思い出したよ。・゚・(ノД`)・゚・。
感動した!
でも、キャロちゃんも何とか幸せになってほしい。
型月風にあれがトゥルーエンドって形で、グッドエンドも書いてくれんかな。

482 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 18:24:41 ID:BW1cjULg0
>>473
ぜっ!ぜひお願いします!
できちゃったネタ大好物!
できればなごみんとかのもくぁwせdrftgyふじこlp

483 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 19:04:27 ID:DctPKF5o0
>>480
誰だよ、取り押さえた警官隊てw
バケモノ揃いかよw

484 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 19:19:40 ID:+SP3Pj0p0
>>480
信じてた」おれがいる・・・

485 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 19:31:00 ID:blWZ3G0j0
>>420
ちょっと遅れたけどサンクス!

お礼に厨房裏で俺をファックしていいぞ!!

486 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 19:50:48 ID:0GP5tKP50
なんか帰ってきたら超大作投下されてるし…
89さん、マジGJ!
それ以外にかける言葉がみつからねえ…

487 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 19:52:42 ID:CeuHx3xy0
>>485
おとこわりです。

488 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 21:41:49 ID:8vVJf8ty0
おとこわり とすき です
と言いたいんだな?

489 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 21:45:05 ID:cGfRDfBm0
よっぴーファンクラブまだかいな

490 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 22:05:45 ID:BW1cjULg0
>>488
ウホッ

491 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 22:20:43 ID:1fGrOqE70
212 :名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 19:05:50 ID:iQjDGubY0
>>203
スバル「ほいよ、そんじゃ各自適当に入れろ」
カニ「じゃーまずエビ! これだああ」
よっぴー「い、痛いよぉ。やめてよカニっち! それはエビじゃないよ」
なごみ「……食べられるもの入れてくださいね」
姫「……(無言でチョコを入れようとしている)」
乙女「姫、お願いだからそれは勘弁してくれ」
姫「あら、でもフカヒレ君はうれしそうにたべてるけど!」
フカヒレ「姫が触れたチョコのとけた鍋汁うめ、うめぇっ!」
カニ「じゃあ鳥鍋にしようぜー!」


こんなんか、こんなんにときめくのかお前は


492 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/18(火) 22:35:22 ID:DYS0nQBq0
>>481 横島とルシオラ
つまり、将来フカヒレの子としてキャロットは生まれてくる、と?



しかしあれだね、あの声であんまりキャロットキャロット言ってると、
カカロットに聞こえてくるね。
あ、あかん、金髪マッチョのメイドガイを思い浮かべてしまった。orz

493 名前:俺は旅猫 1/8 :2005/10/19(水) 00:15:53 ID:7QXeXozI0
 俺は旅猫。
 名前はまだ無い。
 俺が普通の野良と違うのは、一箇所にとどまらないこと。
 今までも、日本中のあらゆる所を回ってきた。
 どんなに居心地がよくても留まらない。
 それがオレのポリシー。

 もうそろそろ人間たちは夕飯の準備の時間。
 この時間にエサをおねだりすると、結構成功率が高い。
 今日もどこぞの家にでも入り込んで、まんまにありつこうか。
 よし、この大きな家にしよう。

 家の塀に上って、住人が帰ってくるのを待つ。
 流石に俺でも玄関のドアを開けることはできない。
 それにしても、塀の上のこの犬みたいな気持ちの悪い
置物はなんだろうか?

 少しすると胸の大きな女が帰ってきて、家に入ろうとしている。
 「にゃーん。」
 俺が鳴き声を出すと、ドアに鍵を差し込んでいた女が振り返る。
 「あらん♪鎌倉みたいなところでも、
やっぱり野良猫っているのね。
猫ちゃん、お腹すいているのかしら?」
 女が近寄ってきて、俺を塀から下ろし、そのまま抱きかかえる。
 「にゃーん。」
 「そうなの。私はご飯とか作れないけど、
妹の歩笑ちゃんが何とかしてくれるわよ☆!」
 女に抱きかかえられたまま、家の中に入る。
 この女、胸がふかふかで気持ち良い。

494 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 00:17:13 ID:FrGRc/MK0
>>480
罪暦に何一つ嘘が無いのが悲しいな・・・

495 名前:俺は旅猫 2/8 :2005/10/19(水) 00:18:36 ID:7QXeXozI0
 女が俺をキッチンまで連れて行くと、そこで料理している
ゴスロリに身を包んだ女の子に俺の事を見せた。
 「あ、姉さん。お帰り。」
 「ただいま!歩笑ちゃん、ホラホラ見てー!」
 「ネコ・・・。」
 「お腹がすいてるみたいなの。
歩笑ちゃん、この子に何か出してあげてくれない?」
 「いいよ。私が支度している間、姉さんはこの子の体を洗ってあげて。」
 「ごめんね歩笑ちゃん、ワタシ、これから(オンラインゲームの)仲間と
(冒険に)出かけなくちゃいけないの!
って事で任せるわね。チャオ!
・・・っとそれから、私たちのご飯ができたら呼んでよね☆!」
 女は俺のことをキッチンへ置いて、二階に上がっていってしまった。
 「ごめんね、ネコさん。
私の姉さん、気分屋さんだから。
お風呂へは、私たちがご飯食べ終わったら入れてあげるね。
とりあえず、今はコレを・・・。」
 女の子は俺の目の前にネコまんまを出す。
 ふふふ、これこれ、コレがたまらないんだよな。
 いっただきマース!
 「にゃーん!」
 パクリ―――――――――――――――――!!!!!!!
 ネコまんまを口に含んだ瞬間、体中が燃えるように熱くなる。
 なっ、何だこれは!
 とてつもなく か ら い !
 「フギャーー!」
 俺は急いでキッチンの窓から外に飛び出す。
 「あ・・・ネコさん!・・・しまった。辛いまんま出しちゃった。」
 女の子が何かキッチンの中で言っているが、そんなことはどうでも良い。
 この家は危険だ。
 向かいの家でご飯にありつくことにしよう。
 ・・・

496 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 00:20:20 ID:/ECa1hUI0
支援

497 名前:俺は旅猫 3/8 :2005/10/19(水) 00:20:58 ID:7QXeXozI0
 向かいの家の塀を乗り越え庭に入り込むと、しめた!
 雨戸が空いていて、家の中に簡単に入ることができた。
 まずは目の前の部屋からだ。
 俺は障子戸ぐらいなら器用に開ける事ができる。
 開けて中に入ると手前に白いフェレットが、奥に小さな和服姿の女の子が座っている。
 しめしめ、人間の小さい子供、しかも女の子は、
俺のようなカワイイ猫には弱いからな。
 ちょっとゴロゴロすればすぐエサをくれるだろう。
 女の子がこっちを見る。
 「ふむ!これは珍しい客人が来たものよの。
遠慮しないで入るがいいぞ。」
 どうやら追い出される雰囲気ではないな。
 早速、女の子のひざの上に載り、ゴロゴロと甘える。
 コレでお菓子は確実にゲットだな。
 と、女の子が突然立ち上がった!
 「ぶれいもの!いくら客人といえでも、この柊家第四十七代将軍、
柊雛乃の膝の上に座るとは、無礼千万!手打ちにいたす!」
 女の子の膝の上から転げ落ちる俺。
 女の子は扇子を刀に見立てているのか、腰から扇子を抜き、高々と掲げている。
 フェレットは女の子にすがりより、何か言っている。
 「ギュッギュルギュ〜!(上様!お怒りは分かりますが、なにとぞ、なにとぞ
この田舎者をお許しください〜!)」
 「ええい!ならぬならぬ!手打ちじゃ!手打ちにいたす〜!」
 俺は訳が分からず部屋から飛び出した。
 障子戸の向こうから声が聞こえる。
 「ふむぅ・・・。ごっこ遊びとはいえ、我の迫力ある演技に驚いて逃げてしまったか。
あれが映画ぷろでゅーさーの飼い猫で、飼い主にすごい役者がいるなどとタレ込まれては、
困るなぁ、まるよ。ふふふふ。
我に映画出演のおふぁーがきたら、どうすればよいのだ?」
 ごっこ遊びか、変だと思ったぜ。
 とりあえず、エサをもらえる雰囲気ではないな。
 他の部屋を回ってみるか。

498 名前:俺は旅猫 4/8 :2005/10/19(水) 00:23:35 ID:7QXeXozI0
 廊下をうろちょろしていると、突然ある部屋の戸が開いた。
 中からはお下げの眼鏡っ娘が俺を見ている。
 「・・・」
 「に、にゃーん?」
 何だこの娘、俺を見ても無反応、というか、何か考えているようだ。
 数秒奇妙な睨み合いが続いた後、眼鏡っ娘が俺を抱き上げて叫んだ。
 「高嶺お姉ちゃーん!すごい発明したから、見せてあげるよ〜!」
 どこからともなく返事が返ってくる。
 「アタシ今テレビが良いところだから、それどころじゃないわよ!」
 「すっごくすっごく良いものだよ〜!
高嶺お姉ちゃんが小さいって悩んでた ア レ が〜、大きくなるかもよ〜!」
 間もなく、廊下をドタドタと走ってくる音と共に、赤いツインテールの娘がやってきた。
 「海!今すぐその発明品、アタシによこしなさい!」
 「はい、コレだよ〜。」
 と、眼鏡っ娘は俺をツインテールに渡す。
 「なっ、何よコレ。ただのネコじゃないの。
コレが胸が大きくなる発明品だって言うの?」
 「にゃ、にゃーん?」
 「誰も胸が大きくなるなんて言ってないよ〜。」
 眼鏡っ娘はそう言うと、部屋に戻り、扉を閉めてから扉越しに、
 「嘘をついた妹を許すことで、高嶺お姉ちゃんの人間の器が大きくなるんだよ〜。」
 と言った。
 「ちょっ!海!アンタアタシに嘘ついたのね!
開けなさいよ!せっかく楽しみにしてたテレビ見てたのに!
それにアタシは人間の器、小さかないわよ!」
 ツインテールは俺を床に放って、扉をドンドンとたたき出した。
 「その猫は、高嶺お姉ちゃんがどうにかしてね〜。」
 やれやれ、この二人からはエサはもらえそうにないな。
 素直にキッチンを探すとするか。

499 名前:俺は旅猫 5/8 :2005/10/19(水) 00:25:21 ID:7QXeXozI0
 しめた!
 案の定、キッチンでは若い男とでかい女が夕飯の支度をしている。
 俺の得意の猫なで声で、注意を引いてやろう。
 「にゃ〜ん!」
 男のほうが俺に気がつく。
 「ともねえ、迷いネコだ。」
 「あぅ、本当だ。かっ、かわいいなぁ。」
 「お腹減ってるんじゃない?」
 「にゃん!」
 そうだ!俺は今腹ペコなんだ!
 エサよこせエサ!
 「でも、ちょっと汚れてるね。」
 「じゃあ、私たちはネコさん、ナ、ナデナデしたらまずい、かな?」
 いや、ナデナデはしなくて良いんだって!
 エサさえくれれば、俺はそれで良いの!
 「じゃあさともねえ、もう後仕上げだけだし、俺だけでもできるから、
そのネコ、洗ってあげたら?」
 「えっ!いいのか!?でっ、でも、空也が家事やってるのに
私がネコさんと遊んでるなんて、悪いよ。」
 「良いから良いから。」
 「あぅ。やさしいんだな、空也。
じゃあネコさん、お風呂場いこっか。」
 女はエプロンをはずして俺を抱き上げると、
キッチンから離れていく。
 「ミーミー。」
 俺のご飯が、俺のご飯が遠ざかっていく・・・。

 風呂場では女がごしごしと洗ってくれる。
 ・・・まぁ、風呂は嫌いじゃないからな。
 だがどうせなら腕まくりだけじゃなくて、脱いで欲しかったぜ。

500 名前:俺は旅猫 6/8 :2005/10/19(水) 00:29:05 ID:7QXeXozI0
 女がごしごしと俺を洗いながら、何かぶつぶつ言っている。
 「なんかこうしていると、犬のマルを思い出すなぁ・・・。
うっ・・・ぐすっ・・・えぐっ・・・・・・。」
 なぜだか突然泣き出しやがった。
 こう言う時に、媚を売っておけば後でもらえるエサも豪華になるってもんよ。
 「にゃ〜〜〜ん。」
 「慰めてくれるのか?やさしいんだな、お前。」
 ふふふふ、コレで豪華なご飯ゲット確実だな。

 風呂から出て、女が俺をドライヤーで乾かしてくれる。
 そのまま女が俺を抱えて廊下を歩いていると、
玄関の戸が空いて長い黒髪の女が入ってきた。
 「ただいま巴。・・・って猫?」
 「あ、要芽姉さん、お帰りなさい。
うん、この子、ウチに迷い込んだみたいなんだ。
これからご飯、あ、あげようかと思って。」
 黒髪の女は俺をジロジロと凍りつくような視線で見回す。
 「・・・私がエサをあげておくわ。
巴は早く晩御飯の支度を終えなさいな。」
 黒髪の女がでかい女から俺をひょいと取り上げる。
 「あぅ、わ、分かった。じゃあ、後はよろしくね。」
 でかい女がキッチンへ消えていった。
 ちょっと待ってくれ!
 せっかく媚を売ったのに!
 「ニャハーン・・・。」
 「何?私じゃ不満だと言うのかしら?」
 黒髪女が俺の背中をそっと撫でる。
 ゾクリとした。
 これは言うことを聞いておいたほうがよさそうだ。
 「にゃん!にゃん!」
 「そう。良い子ね。」
 黒髪女は俺を縁側に置くとどこかへ消え、すぐに皿と何かの箱を持って戻ってきた。

501 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 00:32:20 ID:/ECa1hUI0
続 支援


502 名前:俺は旅猫 7/8 :2005/10/19(水) 00:32:22 ID:7QXeXozI0
 その箱には『ドックフード』と書かれている。
 皿にカラカラと乾いた音が響く。
 おい!待ってくれ!俺はこの無機質なドックフードが嫌いなんだ!
 「お父様用のドックフードだけれでも、これで良いわよね。」
 「にゃ、にゃーん・・・。」
 この女の言動からは、命令を聞かざるを得ない雰囲気が伝わってくる。
 仕方がない、贅沢は言ってられないし、食うか。
 ボリボリボリボリ・・・。
 まずい。
 「フフフ・・・たまにはこう言うのも良いわね。」
 女が俺の横に腰かけ、俺を撫でながら言う。
 さっき撫でられたときはゾクリとしたが、
今は何だか暖かさが手から伝わってきて心地よい。
 一瞬、ここの家に飼われている俺のイメージが頭をよぎる。
 だが俺は旅猫、エサさえ貰ったらクールに去るのが俺のポリシー。
 俺は縁側から中庭へ、中庭から塀の上へとジャンプする。
 「あっ。」
っと呟いた女のほうを振り返り、お礼を一応言っておく。
 「にゃーん。」
 女は俺を少しの間見つめると、エサ皿と箱を持って家の中へ消えていった。

 食事の後は屋根で一休みが最高に気持ち良い。
 すでに日が沈んで、月が出ている。
 それをボーっと見ていると、地元の猫の集団がこちらにやってくる。
 面倒なことにならなきゃ良いが。
 「にゃにゃー(おい、お前見かけない顔だな。)」
 「にゃーにゃんにゃ(俺は旅猫、風来坊なのさ。)」
 「にゃんにゃにゃにゃにゃん(知ってるか、ここのシマに
無断で入ったやつの顛末がどうなるか。)」
 「にゃんにゃ(さぁな。)」
 一応強気に出るが、相手は数が多い。

503 名前:俺は旅猫 8/8 :2005/10/19(水) 00:34:22 ID:7QXeXozI0
 どうするか・・・隙をついて逃げるのは難しそうだ。
 と、そこへ金髪の人間の女が屋根伝いに走ってきた。
 「お前達!またシマ争いで喧嘩しようとしてたね!」
 なぜだか、この女の言ってる人間語が、
猫と話しているかのようにはっきりと理解できた。
 「にゃ、にゃにゃん(あ、姐御!ちがうんです!)」
 「違うも何もないでしょ!猫同士の争いはご法度!
私がこのシマにいる限り、それを破ったら、どうなるか分かってるよね〜。」
 女がぽきぽきと指を鳴らす。
 「にゃにゃんなう〜。にゃ!?(も、勿論分かってます!オイラたちも、
仲良くしようとしてたところでゲス。な!?)」
 「にゃん、なーう(あ、ああ、そうだな。)」
 俺も思わずそう答えてしまった。
 妙な迫力があるぜ。
 金髪の女が話しかけてくる。
 「なーお前、ここに住み着くつもり!?
ならさ、この瀬芦里さんに任せておけば、ここでの生活は保障されたも同然だよ!」
 「なーう、にゃんにゃなーう(姐さん、ありがたいですが、俺は旅猫。
なので今夜も次の街目指すのみでございます。)」
 「そっか、じゃあ止めはしないよ。元気でね!」
 ・・・実はちょっとだけ止めて欲しかったりする。
 この家と向かいの家は、騒がしいがちょっと居心地がよかったからな。
 家の中からでかい女の声が聞こえる。
 「み、みんなー!ご飯できたよー!」
 しかし俺は旅猫。
 どんなに居心地がよくても、一箇所に留まらないのが俺のポリシー。
 さて今夜はどこで寝ようかな。 

504 名前:SSD :2005/10/19(水) 00:37:05 ID:7QXeXozI0
・・・という夢を見ました。
姉しよを知らない人にも見てもらいたいSSです。
とは言うものの、姉しよの良いところが伝わってるかどうか不安ですが。

支援、ありがとうございました。

505 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 00:52:09 ID:inbNtGsV0
俺も旅してくる!

506 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 01:36:59 ID:5cQPgGz50
不覚にも>>505に萌えた

507 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 01:56:53 ID:iRzyPoOk0
>>504
まったく別視点でしたが、情景が頭に浮かんでくるようですたよ!
えがったえがった。

508 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 02:07:27 ID:l76W2nC60
カニが足りない〜
俺にカニ成分を補給してくれ〜
ラブラブバカップル子作りモノが読みてぇ〜!

509 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/19(水) 02:35:33 ID:pnVwogno0
>>504
今日は長編が投下されてて
読むの大変でしたけど、
GJ!
たのしかったですよ!


510 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 03:35:35 ID:5cQPgGz50
484 :名無しさん@ピンキー:2005/10/17(月) 22:07:25 ID:cwfN97O20
         ,-‐-、 ,.- ‐'>-ー- 、 _
        rー、ミr-r,f'´ ̄/´⌒) y>、
        ヒr'"´ フ´   / ,/ //ソ彡ト-ヽ、
       <´   /,'   / f  { { {`"゙`ヾ,ミヽ
        {  /{ { / { 川 | /! | !    }ミハ}
         `f-' | { |、,rtサト!, { { |{|―- 、_ 1} }
         `} ,ト川{ r,-=t{ !| lr リ,f=-、 `}ノス
         j / tヾミ'{rUj` `   {rUj` j/' }   >>468
         /  〉、{ トヾ‐'   ,  ヾ-' /t/    いつ・・・もあり・・・・・・がと
        ノ/{ レ' ∧、     ゙     / f´
       /イ | ! / ヾヽ、 `ニ" / }/
       ( ハ { |r(  `ヽ `l` -- 'l´、 ,ソ
       ヾ `ヾ{    ,/j    ト、 \
           _,-<´ {´_  _/  `>、_
         fくヾ、\ヽ、ヽ  `'´ / ,// ノ >、
        /  ヽ,} `ヽミ=}、 /ニニ - ' / /  }
        j    / ヽ、___、ゞ/r‐'"´__ / レ' }ヽ!
       /   /      ト'{´ ̄ ´    }  | r }
       /   {       ノ`{        |  l ヒ|
      /ニヽ、_ l      /ハ !         ノ  ``>!
      \ヽニヽ、     } i | {      /-ーニニ|
        `| ー-ヽ    l ソ l      /rー ‐r'´
           l   ノ    |    !     / ヽ   {




511 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 04:26:31 ID:5cQPgGz50
294 :名無しさん@ピンキー:2005/10/18(火) 21:19:21 ID:SgvtkhV30
>>253
遅くなりましたが、
ナイスブルマ!!GJだZE。

          _,. ____
        /´ ,__,   r` ー、
       /  /´    ``ヽ、\
     ,イ!、 ,/    {、  ヽ、 ヽ, \
      ト、ヽ l{    |! i    } 、 ハ  ,ヽ
     いヽ>!   ! ハ }、   ト、i, } i !ヾ,
      { ミヽ{|  ,/|_,rt├ト、  ,リニ、!川 } }
     /ト、rーvノ,ノソrリ{ヾ' } /fj |f リ从 ´  泊まっていく・・・・・・なんて対馬君じゃなきゃ
    { |{ ハ ヽ}lk' イt'J:j _ |/ ヒ.j,.fヽソ    言わないよ。
    l _〈ヽミ'川、 `ー'゙´    〉 ハ トヽ、
    rf {`ヽ {ハト、     .__,. ´/ } } `リ
     ト,` `  ,{ ヽヽ、_   '' ,∠,_ リ
r-‐'´`ヽ,>、_/三ヾy `7- '´ヽv'、ソ
\ / ==- f'´/´ ̄ヽ{ ヽ   _, ノソr、
 /´rー-->j /´     〉 レ '´ _ /| /`)
 {'´   `ヾ、     `'{ミj、r=ニ- '、!  {
  }      }       `} Lゝ、  ヽr!
  ヽ     !       ! }  '、    `ヽ
   ヽ、   |       |  !   '、    !
    ヽ   j       {  }   ',     j
     ヽ ソ        ! i   ハ   /
      ヽ、       { !    '、  /!
        \       / イ    ',、/ {
         },ト、     / / |    ', iヾ、
         }十-ゝ- '´ ノ  !    { ) y'



512 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 08:35:27 ID:fC4Xqf8H0
子作りものはできねぇが、それに近いものを今作ってる。
挫折してしまったら勘弁な。

513 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 12:29:31 ID:2UldJDnO0
しかし保管庫の中の人も大変だな

514 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 13:48:18 ID:q3FHw9uo0
中の人などいない!

515 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 18:18:53 ID:SfVTogP20
いや、それはいるだろ…

516 名前:保管庫の中の人 :2005/10/19(水) 21:03:13 ID:3PxtyWRQ0
|-`)

517 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 22:07:44 ID:wxcCbliR0
よく見ろ!中の人など居ない!空っぽだ!
 そうでなければ…そう!プラズマだ!幽霊だ!迸るエロスの具現だ!

 そうですよね? >>516様 (ぉ

518 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 22:08:38 ID:5cQPgGz50
846 :名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 15:51:11 ID:gwf0Gtvj0
ともねえのAA出来た


         。 −
        o孕o三 



847 :名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 15:54:35 ID:swCHM1fS0
どう料理しようか…


848 :名無しさん@ピンキー:2005/10/19(水) 15:54:57 ID:tK/rEeVK0
  .               く_ 。 ゚ 。
                 , ´   ヽ 。 ゚。 
                l ノ_ノ)_)))
              /ヾ(リ;゚ _ ゚ノリ <あぅ・・・
           ⊂/\__〕 ヽ
            /丶2    |Σノ
            / //7ゝ〇 ノ\
      /   (_///⌒γノ/___)
       /  ///  ///ノ
      //  |/  ///      ギャー
      / / /  // ∧_∧
       ⊂⌒ヽ从/ つ(lil; ゚Д゚) >>846


519 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 22:16:14 ID:KTl576X00
>>504
う、うらやましくなんてない、うらやましくなんてないかんね!
俺なんかそう、え〜と、あれだ、
カニが「せきしきめいかいは〜!」とかやったり、
レオが「ライトニングプラズマ!!」とかやったり、
それでフカヒレが高く飛んでいって頭から落ちてくる夢見たもんね。
う、ウソじゃないぞ!

520 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 22:38:10 ID:6yQyY/BEO
レオの両親が帰国して来て云々みたいなのを書こうと思ったんだが、両親の性格って、どんなんだろ?

521 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 22:39:20 ID:q3FHw9uo0
お好みで

522 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 22:47:11 ID:iPEDXkOZ0
片方は鉄のお祖父ちゃんの子供

523 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 22:47:23 ID:88pycwQb0
>519
それなんて聖闘士?

524 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 22:57:00 ID:PE3YR1Yw0
考えてみれば俺は蟹座生まれ。これは、カニは俺のものという神の啓示ではないか?
デスマスクのせいで永きに渡り馬鹿にされてきたが、これで報われたな。

525 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 23:24:31 ID:iPEDXkOZ0
>>524
つまり呂布の下僕となるわけだな

526 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 23:30:10 ID:MvseuLlw0
鉢巻先生と生徒との交流をSSにしてくださいまし>GOD職人様

527 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 23:35:07 ID:5cQPgGz50
徹底的に「ンデ期のなごみ」というコンセプトにこだわったSSが欲しいな。

528 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 23:37:34 ID:T2iG7ClR0
というかゲームに出て来てないけど存在している(筈の)人物を出す話って実はあまり好きくないのは私だけ?
なんと言うか上手く言えないんだけどこう、モヤモヤするんだ。

529 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 23:46:19 ID:TwGk5Y430
【NTR】寝取られ専用スレ
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1129684212/

NTRが今ブームです!!!お願いしますっ☆

530 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/19(水) 23:56:53 ID:NrGSVq0P0
君のマイブームはどうでも良いから

531 名前:89 :2005/10/20(木) 00:16:19 ID:YYJJ7Ung0
>>526

「ナイスブルマ!」
「ナイスブルマ!」
「君たち、ナイスブルマとはどういう意味だい?」
「ブルマに対して敬意を払う表現ですよ、先生。」
「そうそう、ブルマはすばらしい!」
「なるほど、確かに。今度僕も使ってみよう。」

〜女子の体育見学時〜
「女子の皆さん、僕が君たちに伝えたい、
この熱い気持ちを表すいい言葉を先生はある生徒に教わった。
皆にこのすばらしい言葉を送りたい。
あえて言おう、
ナイスブルマ!」
「あ、あの野郎そんな目で僕を見てたのか。レオ、すまねえ。
僕が成敗してやる。」
「何で対馬君に謝るのよ。まあいいわ、面白そうだし。私もやろっと。」

「おい、鉢巻先生、カニと姫にぼこられてるぞ。しかも周りの女子も何人か蹴ってるし。」
「・・・仕方ないだろ。」



532 名前:89 :2005/10/20(木) 00:22:35 ID:YYJJ7Ung0
すいません、私ではこの程度しか思いつきませんでしたorz


533 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 00:39:33 ID:FdBomyrv0
>>531
とりあえず鉢巻先生のビジュアルはアンドロメダ瞬でイメージして読みました。

534 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 00:52:21 ID:QRXa6/MqO
>>533 俺はモモ王のC.トーマスで読んだ

535 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 01:01:58 ID:zFO3ausx0
いつからここは聖闘士スレになったんよw
もしかして519の俺のレスのせいか?
思いのほか聖闘士ネタが続いて俺はビックリさ。

536 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 01:15:09 ID:cp6Wknb10
>>531
オ〜ノ、先生をフクロにしてはいけな〜い(AAry

GJ!

537 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 15:57:51 ID:vky3CYuQ0
幼なじみ出会い編とか書いてみようかと思い立った俺が来ましたが、隅っこで体育座りしてますね。

538 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 16:43:54 ID:zwzI+2ss0
思い立ったが吉日という言葉がある。

539 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 17:10:44 ID:nYdbipsUO
座ってないで是非書いて下さい。楽しみにしてます。

540 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 18:30:32 ID:Rrv/cWyV0
既出ネタだけどね

541 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 22:17:04 ID:BAXVt8ZQ0
688 :名無しさん@ピンキー:2005/10/20(木) 22:11:30 ID:87Nm6DsS0
>>680
         ,rー-r'`ヾ´ ̄ ̄``ー-、
         /   ∧ }ソ /ヽ  ヽ、ヽ\
       /  リ /ミト、i|/r'ヽjト、 }  |! }、
       /   t/`゙"`ヽ'´"゙'l| i! |  l  i|
       / i| {レ,'     _i| |、i|   } l
      { |! || {'´ ̄`  ´   リ リ|   |} |
      |l {| i | | -    -  !| ソr  lr、 i|
      || |;i ハト ! ̄`    ̄ ̄|ハ  ノ|)ノ !|
      |ん  ソ|  ,       }   |´  |
      |r´ヾ-| ヽ、 `       /  r'l|  |!     フカヒレさーん、情けないですわー
         |! /``´`ヽ、/レ'゙"イ |  {
         } ( ( の) ))  |  ト、l|  |
            |ノ  `//-- '   /  | ヽ|  l|、
         リ kニ" 'ヽ     /  ィ|\r-、 |}
         { ト- /``ヽ、 k'  〉レ´   `ヽ
        _,に` /     \rリ/ノ       |
      ,イ´ `´ {       | / {、     !
     / li    L_     レ   |     |
     /   ヽ、    / `l    }|   }     /
    {   ``ー- '--ー|    |  /     /
    ヽ          }    |、/     /


542 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/20(木) 22:42:10 ID:dbQWpFfN0
>680
がんばれフカヒレw

543 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/21(金) 02:01:32 ID:hJTS91HU0
680は踏みたくないなw

544 名前:幼馴染、その出会い1 :2005/10/21(金) 02:09:05 ID:oK1ixSwj0

「なーなー、レオー。これ何年前だっけ?」
ベッドに寝転んで本を読んでたカニが呼ぶ。
「んー?って、本読んでたのかと思ったらアルバムかよ。」
覗き込むとまだガキだった俺、カニ、スバル、フカヒレの四人が写っていた。なぜか男三人はボロボロだったが。
「んーと・・ああ、出会ってすぐの頃のやつだな。たしか・・」
思考が過去へと戻る、乙女さんのことは忘れていた俺だがこの頃のことは思い出せる。



あれは俺がこの町に越してきてすぐ、引越しの荷物整理に飽きた俺は周りを探検しようと外に出たときだった。
「おー?だれだお前?」
なんかやたらちっこい女の子が不思議そうに聞いてきた。
「えーっと、僕は対馬レオ。今日ここに引っ越してきたんだ、君は近くの子?」
結構かわいいなとか考えつつ自己紹介。でも女の子は
「レオ?ちきしょーやたらかっこいい名前じゃねーか。」
とかぶつぶつ言いつつ、うつむいていた。
「ええと・・ちょっと?」
「ああ、わりーわりー。あたしは隣に住んでる蟹沢・・・」
その子はなぜかいったん考えてから
「蟹沢れいかにしよう。いやいや、蟹沢れいかだ。」
しよう?
「ええとれいかちゃんでいいのかな?」
「おう、でもちゃんづけはなんかムズムズするから呼び捨てでいいぜー。」
やたらうれしそうにニコニコしてる。
「んで、レオはなんかこの後用事あんの?」
「いや、荷物の片付け飽きたんでその辺回ってみようかと思ったとこ。」
「そかそか、んじゃ案内してやんよ。着いて来なー。」
言うなり手を引いて歩き出すれいか、女の子と手を繋ぐのは少し気恥ずかしかったけど嫌ではなかった。


545 名前:幼馴染、その出会い2 :2005/10/21(金) 02:11:35 ID:oK1ixSwj0

しばらく回りの商店街とかを見て回る。そしてそのうち公園へとやってきた。
「へー、広いなー、あの船が町の由来なんだろ?」
言葉は自然にタメ口になっていた、なんかれいかの口調がざっくばらんなんでそれに慣らされた感じだ。
「おー、戦艦松笠だな、すげーんだぜ、あれ実は変形してロボになるんだぜー。」
それはウソだろう。そう口にしようとしたときだった。
「あれ?きぬじゃん。なにしてんの?」
ちょいと目つきの鋭いおれと同い年くらいの男の子が声をかけてきた。でもきぬ?
「ス、ス、ス、スバルッ!!」
れいかがやたら驚いていた。知り合い?そう聞こうとしたけど男の子はやたらと俺をにらんで
「だれ?コイツ?っつうかきぬ。お前今日なんか習い事とか言ってなかったっけ?」
れいかはやたらとうろたえてたが、やがてなにかを諦めたかのように大きなため息をついて
「うう、ピアノだったけどサボった。つまんねーんだもん。でもって」
俺のほう見てもういちどため息をつく
「こいつは対馬レオ、今日隣に越してきたんだって。レオ、こっちは伊達スバル目つき悪いけど時々でけぇフーセンガムくれるいいやつだ。」
れいかが紹介してくれる
「ええと、対馬レオだ、さっきれいかの友達になった。」
伊達は怪訝そうな顔をして
「れいか?誰だそれ?・・・って、おいきぬおまえまた名前ウソ教えやがったな。」
は?ウソ?俺の顔を見て事情を悟ったのか伊達が説明してくれる。
「こいつ自分の名前が嫌なみたいでな、その時々で適当にウソの名前言うんだよ。ほんとの名前は蟹沢きぬだ。」
れいか・・じゃなくきぬがばつの悪そうな顔してそっぽむいてる


546 名前:幼馴染、その出会い3 :2005/10/21(金) 02:13:17 ID:oK1ixSwj0

「こら、きぬ。いつもそーいうのはよくないって言ってるだろう。ちゃんと謝れよ。」
「うー、なんだよもーいいじゃねーかよー、ていうかスバルもきぬっていうなって言ってるだろー。」
「ダメだね、ちゃんと謝るまできぬって呼び続けるぞ。」
「わーったよー、ええと、レオ、わるかったな。だましたみたいで。でもきぬって名前やなんだよー。」
おれは思わず吹き出してしまう、あははこいつおもしれー
「んだよ、笑うこたーねだろー。」
きぬが不機嫌そうに言う
「いや悪い、まあ気にしてないよ。でもなんて呼ぼうか」
ちょっと考えて
「じゃあ蟹沢だからカニでいいか?」
「それもちょっと微妙だがぜーたくは言えないな。んじゃそれでいいよ。スバルもそー呼べよなー?」
成り行きを見守っていた伊達に向かってそう告げるカニ
「くくく、カニか、りょ−かい。んじゃ改めて」
俺のほうを向き
「伊達スバルだ、き・・カニのダチだってんなら俺のダチだ、スバルでいいぜ、よろしくなレオ」
そういい、右手を差し出すスバル。
「よろしくなスバル。」それを握り返した。

547 名前:幼馴染、その出会い4 :2005/10/21(金) 02:16:20 ID:oK1ixSwj0

「しかし、オレ見てよくびびんなかったな。」
カニがやたらと走り回っている中、木の下でスバルと話す。
「はは、なんつーかあの程度の殺気ならそよ風みたいなもんだ。」
苦笑しつつ言葉を返す、そうあの程度ならかわいいもんだ。真の恐怖とはあんなもんじゃない・・いかん思い出したら寒気が・・
「それに、カニに怒ったろ?」
寒気を押し殺して会話をつづける。
「ああいう風にダチが間違ったときにちゃんとそいつのために怒ってやれるやつはいいやつだって、いとこのねーちゃんが言ってた。」
いとこのねーちゃんという単語にまた体が震えそうになるががまんした。
「・・・」スバルは照れてるのか無言だった。
「こらー、なんかあたしだけ走り回って馬鹿みたいじゃないかー、お前らもきやがれー。」
カニが叫んでた。なんかあの子は・・
「馬鹿みたいじゃなくて、馬鹿なんだよカニは。」
スバルが俺の思ったとおりの言葉を口にする。おもわず顔を見合わせて爆笑してしまった。
「うお、なんだなんだ?変なやつらだな?」
結局その日は夕暮れまで木登りや走り回って遊んで一緒に帰った。


548 名前:幼馴染、その出会い5 :2005/10/21(金) 02:18:01 ID:oK1ixSwj0

次の日、ちょっと荷物を片付けてまた外に出る。カニはいなかったので一人で公園にやってきた。
昨日俺らが木登りした木には先客がいてなにか考え事をしていた。
「よう、どうしたの?登るの?」
とりあえず声をかけてみる、困ってるなら助けないとな。オレ正義の味方だし。
「うわわわわ、ごめんよねーちゃん、もう逃げないからゆるしてよー・・ってだれ?おまえ?」
ひとしきりおびえた後に名前聞かれた。そんなにびびんなくても・・まあいいや
「えっと、オレは対馬レオ。昨日この町に越してきた。」
「ああ、わりーわりー、ねーちゃんかと思ってびびっちまったぜ。オレは鮫氷新一、シャークって呼んでくれて構わないぜ。」
「新一ね、オレはレオでいいよ。なにしてたの?木登んないの」
「シャーク・・まあいいや、いやな、ねーちゃんに見つからないようにこの公園にきたはいいんだけど。」
ねーちゃんよほど怖いんだな、おれもいとこのねーちゃん怖いけど。
「ただここにいたんじゃ見つかるかもしれないし、木にでも登ろうかと思ったけど」
「けど?」
「落ちたら痛いし、考えたら俺木に登れんのかよとか、つうかやっぱ高いとこってこえーよなーとか考えてた。」
こいつコンジョーナシだな。しかしまあその気持ちもわからんでもない、昨日初めて登った時登る前怖かったしな。よしそんじゃ
「平気平気、登ってみると結構面白かったぜ、一緒に登ってみようぜ。」
そういい、まず自ら登ってみせる。目指すは二股に分かれてるとこまでだ。
「おお、見ると簡単そうだな。」
新一もするすると登ってくる、結構器用じゃん。
「なんだ、やってみるとすんなりできるな、このくらいならそんな怖くねーし」
要領を掴んだようで危なげなく登り、木の枝に腰掛ける
「よし、ここならねーちゃんにも見つからないだろう。ここを緊急避難場所にしよう。」

549 名前:幼馴染、その出会い6 :2005/10/21(金) 02:19:48 ID:oK1ixSwj0
しばらく新一と遊んでるとスバルがやってきた。
「よー、スバルー。」
木の上から声をかけると
「ん?レオか来てたのか・・・って、おまえ鮫氷か?なにしてんの?」
「だ、伊達?」
「なんだお前ら知り合いかよ、新一とはさっきダチになったんだ。」
「おいレオ、お前伊達の知り合いかよ?」
新一がオレにしか聞こえないような小さな声で聞いてくる
「うん、昨日ダチになった。」
「伊達とかよ、おまえすげえな。あいつ怖くねえ?この前なんか6年生と喧嘩して勝ったって聞いたぞ。」
「はあ?あいつはいい奴だよ間違いないね。話せばいい奴だってわかるさ、降りるぞ。」
小声でやり取りして、木を降りる。
「で、新一とスバルは知り合いなんか?」
「ああ、小学校同じクラスだ。あ、ちなみにカニもな。しかし・・」
スバルが新一に目を向けて
「鮫氷がダチとは、いやまあいいや、レオのダチってことなら別に言うこともねえ。」
スバルが薄く笑う、まあ、嫌ってるわけではないようだ。とりあえずなんかして遊ぼうかとはなしていると。
「お、レオにスバルはっけーん。」
カニが突っ込んできた。オレの腹に
「ぐふっ、・・・てめえカニ〜。ちったあ落ち着けよ!つうか今確実に狙ったよなおい!?」
突っ込んできたカニの首根っこを捕まえて説教。なんかこの子は俺らが躾けないとダメになる気がする。
「おい、カニ、お前また習い事サボりかよ、大丈夫なのかよ?」
「へへーんだ、あんなつまんねーことやれるかよ、親もそろそろ諦めムードだしもうちょっとしたら完全フリューゲルだね」
フリーダムと言いたいのか?
「あれ、鮫氷じゃん、どったの?」
「蟹沢もダチなんだ?」
疲れたように新一がオレに確認を取る。答えはもちろんYESだね。
「そうか、つくづくすごいなお前・・尊敬するぜ。」
なぜか疲れたようにそう言われた。

その後はまた夕暮れまで遊んだ、今度は4人で。最初はぎこちなかった新一も遊んでるうちに慣れたのか思いっきり笑ってた。
帰り際に「伊達っていいやつだな、カニもおもしれーし。」そんなことをつぶやいて家に帰っていった。

550 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/21(金) 02:20:27 ID:R054XxOw0
しえん

551 名前:幼馴染、その出会い7 :2005/10/21(金) 02:22:22 ID:oK1ixSwj0
数日後

「レオーーー、遊びに行こうぜーー。」
昼過ぎにカニが呼びに来る、ここ数日でもはや恒例行事のようだ。ここに越してからずっとカニやスバル、新一と遊んでる。
「おー、今行くー。じゃ、行ってくるねー」
台所に居る母さんに一声かけて遊びにいく。うちの親は結構放任主義だから勉強しろとか言われないのでありがたい。
「で、今日はどうするんだっけ?」待ってたカニに今日の予定を聞く
「んー、まあついたら考えようぜ、スバルや鮫氷ももうきてるだろうし」
公園へと歩く、毎日出歩いたためか道は完璧に覚えた。が、公園に着くとなにやら騒がしい。
「なんだ?なんか怒鳴り声が聞こえるな?」中へと入ると、スバルと新一が上級生数人に囲まれていた。
まだ状況の掴めてないカニに向かいここでじっとしてろと言い走り出す。

「なんかねー、お礼参りだってよ」
「囲まれてんの、4年の伊達だろ生意気なやつ」
「ああ、あの目つきの悪い奴ね、んじゃ、あれか夏休み前の」
「あの、囲んでる真ん中のでかいのがやられた奴だろ、奥歯折れたってやつ」
「原因はなんなんだ?」「さあ?いきなり殴られたとか言ってたけど」
「それにしても6年五人で4年一人を囲むってだせえよな」

野次馬が好き勝手ほざく中スバルの元に駆けつける。すでに何発か食らっているようで顔に痣がある、
新一にも痣がありのびているのをスバルがかばってるようだった。
「待てっ!」スバルたちの前に立ち上級生をにらみつける。
「スバル、事情を説明してくれ。お前から売った喧嘩か?」
上級生をにらみつつそうでない確信を持ってスバルに訪ねる。
「違う、売られた喧嘩だ。理由は・・・後で話す。」
「よし、なら助太刀するぜ、新一!起きたらあっち行ってカニ抑えといてくれ」
向こうで自分の頭ほどある石を投げようとしているカニの世話を頼む。
「んだ、てめえいきなり出てきて正義の味方ごっこかよ。」
にらみつけた上級生がようやく口を開き、周りの4人もそれに続く。
「うるせーよ、てめえらよくもオレのダチ殴りやがったな。スバルを殴る奴はオレが殴る!」



552 名前:幼馴染、その出会い8(終) :2005/10/21(金) 02:26:01 ID:oK1ixSwj0
ボロボロだった、相手は5人、こちらは2人。しかも相手は上級生。それでも、
途中結局カニが乱入してきて、なし崩し的に新一も加入して
男3人がボロボロに殴り合ってるのに、カニは持ち前のすばやさで逃げまくり隙を見て石投げて反撃して
ボロボロに殴られたけど
逃げたのは相手のほうだった。

「づあ〜、いてえ・・とりあえず家で手当てだなこりゃ・・」オレがぼやき
「でも、勝ったな」スバルが満足そうに笑い
「いてててて、うう、シティボーイのおれがなんで喧嘩なんて野蛮なこと」新一が嘆いて
「うるせー、勝ったんだからいいだろー」カニがご機嫌で先頭を行く。
このあと、母さんに呆れられながらも手当てしてもらい、ちょうど帰った父さんに記念だと言われて写真を撮られた。

そして、カニが一足先に帰ったあとにスバルが喧嘩の理由を教えてくれた。実にスバルらしい喧嘩の原因
「あいつがカニを馬鹿にしたからだ。カニは確かに馬鹿だが他人がカニのよさを知らずに馬鹿にするのは許せない」
でも、カニには言うなよテレくせー、そう一言付け足してスバルも帰って行った。
「やれやれ、ほんとにスバルはいいやつだよ、レオの言うことに間違いなかったな。」
ちゃんと付き合うお前もなかなかのもんだよ新一、口には出さず、新一も見送る。

もう何年前か、こっちに越してたった数日でオレは大事なダチたちに出会えたんだ。

「おーい、レオー、どーしたー?ぼけっとして、ついにボクの魅力にメロメロか?指先一つでダウンか?」
おっとつい、思い出にひたっちまったぜ。なんかカニが図々しいこと言ってやがる、とりあえず泣かそう。
「はっはっは、だれが甲殻類にダウンされるか。」ほっぺたをつねる
「いひゃい、いひゃい、へめー、ひきひょー、ははへほー」
泣きながら訴えるカニのほほを引っ張りつつ、今日も一日が終わろうとしている

「レオ!いい加減やかましいぞ!!っと!!!」

蹴りを喰らって昏倒してな。

FIN


553 名前:幼馴染、その出会い あとがき :2005/10/21(金) 02:29:41 ID:oK1ixSwj0
以上でございます。
体育座りからたちあがってみました。つたなすぎる文ではありますが目の端ででも読んでやってください。

>>550さん支援ありがとうございました

554 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/21(金) 02:34:45 ID:R054XxOw0
乙!

幼馴染物は好きだなー



555 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/21(金) 02:39:00 ID:dAUiQkfx0
乙つつつつつつつつつつうつつつうつつううつ

556 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/21(金) 02:39:25 ID:nOLB7XJ10
フカヒレをファックしていいぞ!

557 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/21(金) 02:55:59 ID:/gw9AKhh0
もしくは、フカヒレにファックされていいぞ!
好きなほうを選べ!

558 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/21(金) 05:12:21 ID:eJayq4YR0
>>553
GJ! 話的には大好きだ!
が、一言余計なこと言わせてもらえば
カニとレオが出会ったのは少なくても10年以上前のはず
それで学年が4年ってのが気になった。
まぁ、幼馴染物とか大好きだから厨房裏で俺をファックしていいぞ!

559 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/21(金) 08:05:24 ID:Pz7Vhoqd0
38 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2005/10/21(金) 03:24:39 ID:5NH7CpfQ0
           __,.-、__,._,r- 、-ー ' ´ ヽ
       /`ニ´ `>'´ /´ / ,  / ィ' ト、_ _ _
    _,.-ー' 二ニフ´/   {  /、 l  {  {l レヽ ヽ、j
   /   r'7´{ /__{   |  ,| { {  !  !リ彡ハ  !|
   {   {/{ i/ >ミ! | {  ハト!、! {  |`"ヾ!|  {'
    }  y{  | lY {  { 从_ハ、{ト 、ト、} ノ!  } !  ハ、          , 、
    |   l!  !ィ { j .ハ |{リtjy';}`ゞリヽト!  ノソ } i {        __,. ' ,ノ
    }   }  ハヽt}   !、!ハ. ` ゙`    ィニfリト,/ィ´ ハ    ,r‐'`´__/´ >>27
   /!   ト'´ ハ ソ  | {         {rソ'>ツ/ },ハ ,ハj  / `7ヘヽヽ, おやぁ〜?
  /ィ {   ヽ,./ ヽ{   l{   ト 、   r' `/f'´ ノ' /   ` i´ i r' 〉 〉 >' おやおやおや〜?
  '{/!`7' ̄∧ __/!|  ハ  ヽ_ `>'  / ハ/      {  ``ー-'<、
  リ {/´  /-'< |} } |、ト、 `''´,. r'´ ,   ,{       l` `"テr‐ ‐‐'
   /  /´   `ト! ! vx<`` ´ |  }  ノ ハ      }   l |    
  ム' ´         { い { ヽ}   j } l /}/ ソ、     |    !
 j __`ヽ 、      ヽ|ヽ}  !   /レ'! / ノ   `ー、_  }    |
 |´ ``ヽ ヽ 、-、     ヽト、| / }リ|/    / / /`ソ      !
 !     `` 、``ヾ, ー-- 、__>'r-'´  {   / / /   {     !
 }        `}、/`"´  ̄´くRヽ   ヽ  / { /    !      }
 |         i'      ヽ'´ハ   ヽ/ ! {``> - 、_     /
 l         {       }  }、   } { ! /    `ヽ、/
 !            !        !   {   ト'、_レ
 |          {        }    |   ノ

560 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/21(金) 15:34:05 ID:nCSPy8OJ0
>>553
GJ!
>指先一つでダウンか?
ワロタ。北斗かよw

561 名前:名無しさん@ピンキー :2005/10/21(金) 19:31:28 ID:dAUiQkfx0
>>559
GJ!!
う〜ん!ついにきた!
待ってましたよ

562 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 00:14:34 ID:iSvfoE830
485 :水先案名無い人:2005/10/21(金) 11:50:02 ID:GTI4YEn70
       | | |  |  |  | |l    | | |  | |  |  |/|
       |ヽ| |  |  |  ||_|斗   トk_|ヽ | |l  | |ニ|
        |ヽ| | l、 レf爪| 、   | | /`弋ト、 |.| |/l
        ヽ_ゝ|、 Fこ|_-|、 !、   ||.|/-|_|_|.リ | /.| / /
        /r->ヽy::::::__::::::\  | |ル__:::r‐、  |./ニヽ
        | |/个iヽ:::::\___|:::::::::::N:::::::::|___/:::::::::| |) l
        ヽ/汚| !::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|ヾヽ /
        ハ.||、 i::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/. |. Y
        |  || |i ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/l  l. |
        |  || ! ヘ 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ l ノ |
        |  ! ヽヽ.\:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/|/ イ.  |
           ! ゙、ト  \:::::::::::::::::::::::::::/ ン /
           l  ヾ、 / |ヽ.:::::::::::::::::イヽ///
           ソ‐┴―┤:::::::ー:::::::::├┴7/-、
       ┌---ノ  /X/ |:::::::::::::::::::::::: | ̄メ-、}ヽ __
       | /    ヽ \|::::::::::::::::::::::::| // /  \-、/

        レオ君、もはやのがれることはできんぞ

563 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 00:52:57 ID:gHgRLGhD0
>>553厨房裏でお前をファックしてやる
この文章がこなれてない罰だ。

>しかしまあその気持ちもわからんでもない、昨日初めて登った時登る前怖かったしな。

後はいうことなし。GJ

564 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 01:21:24 ID:gHgRLGhD0
197 :名無しさん@ピンキー:2005/10/21(金) 16:45:09 ID:pma+YRDo0
      _
    '´,  `ヽ
    !爪リリ从)ゞ
   ノwリ゚ ヮ゚ノル    くるくる〜
    ⊂)个iつ
 (( ⊂《/_|j〉  ))
        U

      _
    '´,  `ヽ
    !爪リリ从)ゞ
   ノwリ^ヮ^ノル   ニコッ
    ⊂)个iつ
   .  く/_|j〉
       し'ノ


      _
    '´,  `ヽ
    !爪リリ从)ゞ
   ノwリ#゚ ロ゚ノル 
    ⊂)个iつ
   .  く/_|j〉
       し'ノ
 オラよこせよ1000円、まるで妖精だったろ?


565 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 01:50:08 ID:1oOL5JIC0
>>564を厨房裏でファックしていいか?

566 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 01:55:54 ID:35BWVpAb0
SS投下ないと寂しいな…

567 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 03:12:36 ID:gHgRLGhD0
>>565オラでよければ・・・

568 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 06:39:08 ID:dlqZyZCu0
>>565

逝ってこい!

569 名前:酔う乙女 1/4 :2005/10/22(土) 07:25:40 ID:9n/qFLRb0
 コンコン。
 夜、部屋でゲームをしていると、ドアをノックする音がした。
 「乙女さん?」
 「そうだ。レオ、まだ起きてるのか?」
 パジャマ姿の乙女さんが、そう言いながら部屋に入ってきた。
 そして俺がゲームで遊んでいるのを見ると、
 「勉強するために起きているならまだしも、
こんなもので遊ぶために夜更かしとは。
まだまだ鍛えがいがありそうだな。」
 と、ため息をついた。
 「乙女さんはデジタル嫌いだから分からないだろうけど、
このゲームはただ単に遊んで頭をふにゃふにゃにするような
ゲームとはぜんぜん違うんだよ。
 すごく頭を使うゲームで、言うなれば俺は今、頭を鍛えてるっ!」
 俺は画面から目をそらさずに話す。
 「そ、そうなのか?って、話すときは人の目を見て話せと教えただろう!」
 げしっ!
 「うげぇっ!」
 チャンチャンラチャラチャラチャ〜ン。
 ・・・蹴られたせいでゲームオーバーになってしまった。
 せっかく新記録まで後二千点だったのに!
 ・・・よし、悔しいので乙女さんをデジタル酔いさせてやろう。
 俺は蹴られた背中をさすりながら、乙女さんの目を見て言う。
 「このゲームはね、『落ちゲー』の祖って言われてるゲームで、
上から落ちてくるブロックを隙間なく横一列に並べると、
その列が消えて点数がもらえるって言うゲームなんだ。
勿論、点数が高ければ高いほどいい。」
 「・・・なるほどな。で、それのどこが頭を使うゲームなんだ?」
 乙女さんはいぶかしげな顔で俺を見ている。
 「横一列にそろえるって言っても、ジグソーパズルみたいに
詰まったら考える時間がいくらでもある、というわけじゃないんだ。
ブロックは次から次へと落ちてくる。瞬間的情報処理能力を鍛えるゲームだよ。」

570 名前:酔う乙女 2/4 :2005/10/22(土) 07:28:46 ID:9n/qFLRb0
 「なるほどな。そうやって遊びながら学ぶのも良いが、
学校の勉強をおろそかにしてはいけないぞ。」
 「分かってるよ。・・・ところでさ、乙女さん。」
 「なっ、なんだ?」
 にやりと笑う俺に、乙女さんがちょっと引き気味だ。
 「俺、乙女さんとこのゲームで対戦したいな。」
 俺が言うと、乙女さんは目を見開いて
 「わ、私がデジタルに弱いのは、知っているだろう!?」
 「あれあれ?俺はさ、いつもは苦手なものにも果敢にチャレンジして、
その苦手を克服しようとしている乙女さんを尊敬しているのに、
まさかそんな台詞が乙女さんから出るなんて・・・。
それを抜きにしても、お姉ちゃんと遊びたい弟心を分かってくれないなんて・・・。」
 「う・・・うむ。分かった。お姉ちゃんが遊んでやるぞ!
だが、お前の説明ではいまいちルールがよく分からなかった。
一度やって見せてくれないか?」
 「いいよ。」
 軽くルールを再度説明しながらやってみせる。
 「なるほどな、よし、分かったぞ!」
 「あれ?これではぜんぜん酔わないんだ?」
 「お前・・・私を馬鹿にしていないか?
テレビを見ているのと同じじゃないか。
 ・・・ここまではな。」
 「それもそうだね。じゃあ、今度はこれをもって。」
 「うっ!」
 俺がコントローラーを乙女さんに渡すと、
乙女さんは聞こえるか聞こえないかぐらいの声で唸った。
 「な、何だこのりもこんは?
アレだけの動作をするのに、こんなにもボタンが必要なのか?」
 「このゲームでは一部使わないボタンもあるけどね。」
 「い、いかん・・・早くも酔い始めてきた。」
 「まぁ、練習あるのみでしょ。」
 それから俺は、基本操作をゆっくり時間をかけて乙女さんに教えた。

571 名前:酔う乙女 3/4 :2005/10/22(土) 07:32:04 ID:9n/qFLRb0
 「こっ・・・これで私も一通り・・・覚えたのだな?」
 もうすでに深夜一時を回っている。
 ボタンの操作方法を一通り教え込まれた乙女さんは、
水色のパジャマと同じような色の顔をしている。
 「じゃあ、締めに対戦してみようか。」
 「いや、私は今日はもうやめておこうかと思うのだが・・・。」
 「どうしたの乙女さん!今夜はやけに弱気じゃん!」
 「い、いや・・・もう私のデジタル酔いの限界を超えて久しいんだ・・・。
意識を保つのもやっと・・・ぐらいなんだ。」
 「俺は乙女さんがあきらめる姿なんか見たくない!
乙女さんは俺のヒーローなんだ!そしてお姉ちゃんだ!」
 「・・・そうだったな。対戦しよう!」
 乙女さんの顔に少し血の気が戻ってきた。
 しかし、まだまだ終わらせはしない。
 乙女さんを酔わせてダウンさせてやるんだ。
 一回戦目
 乙女さんはコントローラーと画面を交互に見ながらやっている為、
ブロックの進みが極めて遅い。
 俺余裕で勝利。
 「ダメだ!頭では次どうするというイメージはわくが、
ボタンが多すぎてどれを押して良いか混乱してしまう!」
 二回戦目
 乙女さんに進歩は見られず。
 また余裕で勝利。
 「・・・鍛錬・・・あるのみ・・・」
 乙女さんの口数が少なくなってきた。
 三回戦目
 乙女さん、途中で頭を小刻みに振って、酔いを醒まそうとしている。
 ゲームのほうは進歩なし。
 またまた余裕で勝利。
 「・・・・・・・・・・・・・・・」
 乙女さんの目がうつろだ。

572 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 07:35:15 ID:9I2cH8S8O
支援

573 名前:酔う乙女 4/4 :2005/10/22(土) 07:42:41 ID:9n/qFLRb0
 四回戦目
 乙女さんの画面を見ると、ブロックに全く動きがない。
 そのままの形で落ちてきている。
 ふと乙女さんのほうを見ると、乙女さんは気を失って倒れていた。
 「乙女さん!乙女さん!大丈夫!?」
 乙女さんの肩を揺さぶると、うっすらと目を開けた。
 「ああ、レオ。・・・ごめんな、ダメなお姉ちゃんで。
ついに力尽きてしまった。
私もまだまだ、修行が足りない、な・・・」
 ガクッと乙女さんがまた気を失う。
 ・・・ちょっとやりすぎちゃったかな?
 せめてもの罪滅ぼしに、乙女さんをお姫様抱っこして、
乙女さんの自室の布団の上に寝かせてあげる。
 寝床でも乙女さんは苦しそうに唸っている。
 デジタルの夢でも見ているのだろうか?
 タオルを濡らして絞り、額に乗せてあげる。
 「あっ・・・ううん・・・」
 と小さく呻く乙女さん。
 ・・・そんな声を出されると、フカヒレじゃないけど萌えるじゃないか!
 ・・・気絶してるはずだし、ちょっとだけ、
ちょっとだけ胸触るぐらい、大丈夫だよ、ね?
 ・・・やっぱり俺って、むっつりだよな。
 気絶している人の胸を触ろうなんて。
 フルフルと震える手で乙女さんの胸の上まで手を持っていき、
そこからやさしく手を下に下ろしていく。
 やがて、乙女さんの胸に手が触れた瞬間!
 「レオ!何をしている!」
 カッと目を見開き飛び起きた乙女さんが、自慢の鉄拳で
 バガアァァァァン!
 ・・・
 この日の松笠の夜空を、不思議な流れ星が一つ駆けた。

574 名前:SSD :2005/10/22(土) 07:45:32 ID:9n/qFLRb0
目が覚めてスレをチェックすると>>566がそんなことを言っていたので、
アイディアをひねり出して応急処置として一つSS書いてみました。

今日は週末ですし、これから他の方がたくさんSSを投下してくれるでしょうから、
それまでの前菜ってことで。
支援ありがとうございました。

575 名前:SSD :2005/10/22(土) 07:47:14 ID:9n/qFLRb0
あと、ちょっとレオが空也化している気がしますね。
気をつけますのでなにとぞ〜

576 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 08:35:54 ID:QiECfUnh0
>>575

SSD、お前の投下ペースは全く病気だな。グッドだぜ。

577 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 09:06:13 ID:O4tKfaTn0
本当、これのどこが前菜なんだい
前菜どころか立派な朝ご飯じゃないか!
朝からお腹いっぱいになったぜ!GJ!!

578 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 11:03:51 ID:eHVsUvM+0
レオと空也の対談も見てみたいな

579 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 11:20:20 ID:tXHue7QiO
ほとばしるパトスをSSにぶつけてみようとしたが難しいな
っていうか気が付いたら会話だけで地の文が全然無かった・・・orz

580 名前:SSD :2005/10/22(土) 11:43:30 ID:9n/qFLRb0
>>579
登場人物がどういう仕草をしながら台詞を言っているのかが想像できれば、
後はそれを字にするだけですよ。
と、偉そうに言ってみるテスツ。

581 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 12:36:59 ID:eHVsUvM+0
話してる人が誰だかわかれば会話文だけでも結構成り立つから大丈夫。
ただ、その場合2レスぐらいの長さでないとツマラン。
会話文だけの場合勢いがダイジなので。


と、えらそうにマジレスする俺はどう見ても精子です。ほんとうにありがとうございました

582 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 13:59:33 ID:FT5+Ml1+0
>>579
地の文が無いなら、後から足してみるってのはどうかな

583 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 14:06:43 ID:AkJM5D000
>>579
会話のみでも上手く書けてるのもあるよ。
保管庫に行って上手い人のSS読んでみれば?

584 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 15:16:12 ID:6UeTP35a0
>>579が投下した会話に、別の誰かが地の文をくっつければいいんじゃないかのう

585 名前:乙女の悩みと魔法使い :2005/10/22(土) 16:04:27 ID:+CJslj7N0
「館長、まだまだ修行中の身ではありますが、最近壁を感じてしまうことがあるのです。
何か、一言いただけないでしょうか?」
竜宮からの二人の帰り道、偶然出会った館長と話していると、
乙女さんが思い切ったように切り出した。
乙女さんが弱音を吐くとは珍しい。
「むう、そうよのう。しかし鉄よ、何ゆえそのように感じた?」
「大事な人を守りきる力が欲しい、からでしょうか。もし万が一の何かがあった時、
自分の力が足りなかったなんてことがあったら。
最近、そう考えると恐ろしくなることがありまして・・・」
こちらに目線を向け、答える。
乙女さん、俺のことでそんな悩みを・・・
「大事な者を見つけたか。一皮向けたようだな。
しかし、それだけわかっているのなら儂から言うことは何もありはせんよ。
いや、精進あるのみかのう。」
「やはり、そうですか・・・。」
「儂とて苦労し、悩みに悩んだ時期もあったものよ。
ただ、齢25を迎えた日あたりからな、
急に自分の思い通りの技が出せるようになってきた気がしたな。
まあ、自分を御せるようになるにはそれぐらいの年月が必要なんではないのかのう。」
「館長にもそんな時期があったのですか!
レオ、少し甘えが出てしまったようだ。
今後も精進を重ねて、お前をしっかり守れる立派な姉になるからな。」
「俺も乙女さんに相応しい男を目指してがんばるよ!」
「お互いがんばろうな。」
乙女さんは何かが吹っ切れたような、すっきりした笑顔を向けてくれた。
俺も乙女さんにそんな不安を持たせない男を目指さないとな。
しかし、25を境に!?それってもしかして。
けど、館長だもんな。まさかな。

「レオ、最近フカヒレに甘くねーか?」
「いや、念のためってとこだ。」

586 名前:89 :2005/10/22(土) 16:06:49 ID:+CJslj7N0
SSD氏のオードブルが素晴らしいので少し気後れしますが、
まあ、場つなぎのスープとしてお願いします。
乙女さんルートの軽い後日談です。
乙女さんに習って、私自身も精進していきたいと思います。


587 名前:SSD :2005/10/22(土) 16:12:01 ID:9n/qFLRb0
GJ
ってことはフカヒレも館長みたいになるんですね((;゜д゜))ガクガク ブルブル
でも乙女さんは処女じゃなくなったから、25になっても・・・?

588 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 16:40:17 ID:nSf2rvjT0
GJ!!
最後の2文がおもしろい〜

589 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 17:17:21 ID:9I2cH8S8O
あぁ、俺もSS書けるほどのスキルが欲しいなぁ。とりあえず書いて晒すってのもありかなぁ。明日は休みだし、なんか考えてみるかなぁ。

590 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 17:32:23 ID:nSf2rvjT0
>>589
がんばってみてくれ!!
俺は一度書いてさらしてみたことが会って
その時はいい気持ちだったぞ!
乙されるとたまらん
ちなみに書いたやつは姫SSですよ(ちょっと宣伝してみる)
homukuruという名で投稿してますよかったら一度目を通してもらえるとうれすぃです

591 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 17:43:37 ID:4uQOj0vb0
まぁ俺が投下した時は乙が1つしかつかなかったけどねorz


592 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 17:46:43 ID:nSf2rvjT0
>>591
それは時間帯とかありますから
人数が少なかったんじゃないでしょうか

593 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 17:58:53 ID:X2LyKan80
焦らず、ゆっくりで良いんだよ。SSなんてのはさ…

その方が読むのも楽だし(ぉ

594 名前:FspZBvIC0 :2005/10/22(土) 18:06:44 ID:runNH9qi0
二度目の投下です。
前半は元ネタ有り、後半セリフばっかりですけど、
お付き合いしていただければ幸いです。

では投下〜

595 名前:飴達の日常 :2005/10/22(土) 18:09:22 ID:runNH9qi0
ある麗らかな日差しの午後。二人の男女が浜辺を駈けていた・・・。

「あはは〜、待ってよリンダ〜☆」
「うふふ、こっちよジョー、ワタシを捕まえてごらんなさ〜い♪」
ハシッ!(←抱きつく効果音

「ほ〜ら捕まえたよ、俺の子猫ちゃん☆」
「あん、ジョーったら♪」

ザザーン・・・ザザーァァァ・・・ン・・・・・(←波の音

「リンダ・・・」輝く瞳。
「ジョー・・・・・」甘くなる空気。
『コフー・・・コフーゥ・・・・・・・』うなるマスク。
・・・マスク??
「「はっ!?」」
鼻息荒い方向へと、思わず二人は振り返る。
額に“HUKAHIRE”と書かれたマスクを被る変態が、
コーナーポスト(!?)から見下ろしていた。
『ほぉぉぉおおおっ!!』
突如‘それ’は奇声を発して襲い掛かる!!ジャンピング・ニー!!
「うぴょっ!?」
「キャー!ジョォー!!」
『ひょぉぉぉっ!!』ムーンサルト殺法!
「おふしっ!」
「いやージョォ!緑色の液体出さないでぇ!!」
『ところかまわずイチャつくバカップルどもぉぉ!
モテない男の味方、フカヒレマスクが成敗じゃぁ!!』

かくして、悪のアベックは滅び去ったのである!
ありがとうフカヒレマスク。ありがとう正義の味方!!
嗚呼、モテないブ男達に幸あれ!!!

596 名前:飴達の日常 :2005/10/22(土) 18:10:45 ID:runNH9qi0
「フカヒレマスク・・・立派な男だべ!」
「ああ、モテない男の最後の希望だ!!!」
イガグリが漢泣きし、イエヤスが咆哮する。
「おーい、みんなぁー」
小走りにやってくる男が一人、フカヒレだ。
「フカヒレ、どこさ行ってた?フカヒレマスクが大活躍してだに」
呆れ顔で言うイガグリ。フカヒレは爽やかに、
「へー、フカヒレマスク?そりゃ見たかったなぁ」
てへへ、と笑うだけだった。


そして今日もまた、苦しい戦いが終わった・・・。
だが、いまだに悪のバカップルが滅び去った訳ではない・・・・。
もてない男達のために、明日も戦え、鮫氷 新一。
いや、フカヒレマスク!!!


そんな(バカ)話が別次元で繰り広げられているころ。
生徒会室でもまた、激しいバトルっぽいものが行われていた。

597 名前:89 :2005/10/22(土) 18:13:47 ID:+CJslj7N0
支援

598 名前:飴達の日常 :2005/10/22(土) 18:15:05 ID:runNH9qi0
「おぉーいココナッツ。茶ぁ入れろや」
「自分でやれカニ味噌」
「あ?せんぱいめーれーだ黙って聞いとけタコスが」
「先輩?・・・・フッ」
「な、テメェ鼻で笑ったなこのヤロー!」
「・・・・ふっ」
「あー!また、また鼻で笑いやがったこのココナッツ!」
「それしか言うこと無いのかカニ味噌」
「・・・・・おいココナッツ。テメェ、ヨモツヒラサカって知ってっか」
「漢字分からないくせに無理矢理使うなカニ味噌」
「し、知ってる!知ってるモンね!!」
「ほぉ。じゃあこの紙に書いてみろ」
「・・・う、くぅ」

カキカキカキ・・・(←書いてる

世持津日裸坂(ヨモツヒラサカ、と読みます)

「どーよ」(←何故か得意げ)
「・・・・・プ」
「プ!?‘フ’から侮辱感up!?
てめー何パッチあててバージョンアップさせてやがる!!!」
「馬鹿だなお前。知らない漢字なら素直に知らないと言えば許してやったのに」
「んだとぉ!?じゃ、てめぇ書いてみれよ椰子のミがぁ!!」
「・・・・・プ」

カキカキカキ・・・

黄泉比良坂

599 名前:飴達の日常 :2005/10/22(土) 18:16:08 ID:runNH9qi0
「う、くぅ・・・!?」
「プ」(←小馬鹿にした笑み)
「うぅ〜・・・姫!これあってんの!?」
「んっとどれどれ?・・・・・ん。合ってる」
「んなぁ!?」
「プ。カニ味噌バカ丸出し」
「こ、このヤロー!上等じゃんか・・・望み通り、
黄泉比良坂に落としてやんぜ!!」
「やだなぁ先輩。冗談じゃないですか」
「――へっ?」
「ほら先輩。落ち着いて下さい。今お茶入れますから」
「お、おぅ」
「――はい、どうぞ“キヌ”先輩」
「おぅありが」ブフゥ(←茶、吹いた)
「どうしましたキヌ先輩。ああ、制服が濡れちゃった
じゃないですかキヌ先輩。はい、これハンカチですキヌ先輩。
火傷に気を付けて下さいキヌ先輩。キヌ先輩?どうしましたキヌ先輩?」
「て、てんめぇぇぇぇぇ・・・・」
「ああそうか、フレンドリーな呼び方を希望するんですね?
―――おキヌちゃん、どうかした?」

「てめぇだけはゼッテェ許さねぇぇぇぇぇ!!!」

平和なのか殺伐としているのか。
いまいち分かりづらいのが彼女達の日常である。

END・・・・・・・・・・・・・かも?

600 名前:FspZBvIC0 :2005/10/22(土) 18:19:06 ID:runNH9qi0
きゃんでぃのキャラ達の日常が好きなので、
機会があればまたこういうの作りたいです。

601 名前:SSD :2005/10/22(土) 18:20:33 ID:9n/qFLRb0
しっとマスク乙

602 名前:FspZBvIC0 :2005/10/22(土) 18:23:51 ID:runNH9qi0
>>601
書きたかった・・・これが書きたかったんですよw

603 名前:89 :2005/10/22(土) 18:29:00 ID:+CJslj7N0
GJ
フカヒレマスクもうけたけど、おキヌちゃんで噴いたw
最近GS美神読み返してたものでw

604 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 18:39:02 ID:6UeTP35a0
>>585
>>しかし、25を境に!?それってもしかして。

我輩がありがたい話をしてやろう。
かの物理学者アインシュタインは相対性理論ほかノーベル賞級の論文を1年の内に3本立て続けに
発表して、その年は「奇跡の年」とも言われている。その時アインシュタインは25歳だったわけだ。


605 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 19:28:49 ID:2QDaKuCS0
フカヒレマスクにフカヒレ館長化の片鱗が・・・

>>603
連載中スレの住人ですか?

606 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 19:50:44 ID:wn2qS5r/0
デレが少ないと思う姫スキーの俺が
姫のデレEnd思いついたんだけど
こーゆーのってやめたほうがいいのかな?

BadEnd+HappyEnd+αな感じなんだけど

607 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 20:05:51 ID:fXkAxkD60
>>606
とりあえず投下汁
話はそれからだ

評価される(叩き含む)のが怖いならやめといたほうがいいかもしれんが

608 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 20:06:39 ID:yyA5uM/I0
俺は姫のデレ大歓迎だ!!
さぁ、バッチコーイ!!

609 名前:89 :2005/10/22(土) 20:18:17 ID:+CJslj7N0
>>605
違います。キャロットちゃん書いた後、横島&ルシオラの指摘見て読み直したくなりまして。
漫画喫茶で一気読みしてきました。
久々に読みましたが、やはりルシオラに泣かされました。
本気でグッドエンド用意したくなっちゃいましたよ。

610 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 20:23:35 ID:jmur5odT0
ルシオラは俺の中で最高のツンデレキャラのひとりだ

611 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 20:23:54 ID:FiG3+ZTD0
>>606
少なくとも俺はお前を支持しよう。

612 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 20:54:42 ID:YQRD0yVF0
ルシオラを知らない俺は詳細をキボンヌしよう

613 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 20:58:02 ID:gHgRLGhD0
30 :名無しさん@ピンキー:2005/10/22(土) 13:15:03 ID:HxVrbP4o0
         __
     -=≡ラー   ̄ ̄ ー-、
    _r彡一"            丶、
   /フ/  /   /         \
   /./ /   //_,  /    丶   ヽ 
.  /イ//: / _∠=ヲT ハ          、
.  / |イ/l/イ l///| ハ \   i i    l
    | lボ夕7メ、 l ! !l、.|ヽヽ、  i .l    l   >>1乙女ねーさん!
.    l Y. l ト:::ノ 'ヽl メ太トl、ト、lノ  ィ ./
.     /| `ー /    |l、:;;;::〉\ i / l/ノ
   ,一|.|   ヽ    ー--   〉 /‐、/
  /  l人  lー---、       / /)"/
  / i l  ヽ. l' ̄ ̄ ヽ     /ノ_/ 
. / 丈. l    l>、ー--‐゙  _// ヽ、
/l  \ V  l l ー ‐ニフニ‐゙    ヽ、
/   ヽl  弋二ー才‐゙ /      l
    /       , ‐ '        /


614 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 21:04:05 ID:35BWVpAb0
>>606
是非ともデレンデレンにしてくれ!

615 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 21:12:31 ID:xLcUyMgS0
むしろデロンデロンに頼む

616 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 21:16:43 ID:OYQSCqEX0
>>610
 漏れも激しく同意しよう
>>612
 ルシオラを知らないだとぉ〜?ルシオラーな漏れが成ばi(ry

617 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 21:17:41 ID:FSjMEgVZ0
265 名無しさん@ピンキー sage 2005/10/22(土) 21:06:45 ID:QnCe9EXuO
たぶんこのスレの住人だろうから、言っておく。
エロゲネタの姉しよ・つよきすSSスレで雑談は勘弁してくれ。

注意されてますよおまいら

618 名前:579 :2005/10/22(土) 21:23:06 ID:tXHue7QiO
レスくれた人どうもです
地の文とかあまり気にせず納得いくまで推敲してみようかと思います

619 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 22:03:00 ID:IUJx9AZw0
あのAAきぼんぬDBから
               _ __
            ,.ィ'´ /  / `>、
           /7(  (  〃 /彡ゝ、
            /ト-ゝr、_ _、_レ-ー'‐r/ノl
         |ナ!   (r{´     {/ノ}!
         {ミ{      `      ヾ /|
          > ,-‐ー-、  ,.-‐ー‐ }イ'ヽ
         { i 、-fェテ、  ィ'fェテ ソンノ
          ヾt     ,       ト'´
            ',    {、     /ソ
            ヽ、 .__ ,, /レ
              \ "'  / !-、
              /( ト- ',.-‐ '´  {、
               〈  ハ´     ,ィ>、
        _,. -ー ' ´{ /!,ハ   /´   `` - 、
     ,r-‐'      V'` T´ヽ/          `ヽ 、
     ハ        ト-イ              _ン-}
     } ヽ       /  {            /´    !
     j  }      /   !          /  r、_ /`!
     !  {     /   |         /   1 o.n|
    }  ヽ     /    !        ノ    } ゝ0{

620 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 22:03:37 ID:IUJx9AZw0
               _ 
          _,.-‐'´ ̄ー'´⌒ヽ、
       , -' "´       、 ヽ、
       /        ヽ、 ヽ、 ヽ、
      /  /    {   }! ヽ ', ヽ ハミ、
      !   { ! , ト、 ,}ト、 } ,レ} ', lキ}、
      {,  { ヽト从ト弋 {リ`フf'从リ! } }ヌノ、
     ,}ソ、 { ト|/7'ひ; ヽ! ´{ひノ}`}ノレ)Y-(
     }rトヒヾ ヽ弋_J    弋.ノ /ト'(´_,ど
     "Y、_)ノ ハニ)   ヽ ,.  (ニソ リソリ,.ナ゙
       {、/ヽ、ヽ、 {`"´j  /ィ/'
          ヽ{゙`>ト`ニ´イ\ '
         _,.-‐' ´ r!    !ヽ \
       r'´ト、    {_ ,__/   `ヽ、
       )ヽヽヽ、,._ ヽ、/ _,,..-'/{`>
       }  ヽ`ー-ニテ<-‐' ´_,. - '´ /  {
      ,'   }    ト-!` ̄´   l/  }`',
      ,'    '   / |      {   } !
     /   ,'   /  |      |   | {
     /   /   /  !      !  `ヽ',
    /   /   /   |      |    {

621 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 22:13:10 ID:35BWVpAb0
やっぱきぬはかわいいな…

622 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 22:25:05 ID:eHVsUvM+0
で、ルシオラって誰よ

623 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 23:11:31 ID:m106vSFl0
>>622
ググれ

624 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 23:34:17 ID:35BWVpAb0
前に対馬きぬのSSあったじゃん?
対馬なごみ版とかも読んでみたいなぁ…
てか全ヒロイン結婚後SSキボン。

625 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 23:35:32 ID:35BWVpAb0
あ、今思ったんだけど姫はレオとケコーンしたらやっぱ対馬エリカになるのか…?
そして新婚生活はどんな具合になってるんだろう…?
さっぱり想像がつかん。

626 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 23:39:11 ID:FiG3+ZTD0
十中八九霧夜レオになってると思われ

627 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 23:41:38 ID:L4WdfQia0
フカヒレマスクで韋駄天マスク?思い出した。

628 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 23:50:46 ID:Y1nIoGfG0
>>625
選挙に出馬して姫の覇業の手伝いをしようとするが、ネットで霧夜の婿養子と叩かれるそんな未来。

629 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 23:51:50 ID:35BWVpAb0
>>626
や、やっぱね…
全く違和感が無い。

これが姫クオリティか…

630 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/22(土) 23:57:33 ID:/UCaZsp30
土永 祈

631 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 00:09:53 ID:cmcie/Ob0
橘 新一

632 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 00:12:07 ID:NF6q0FKv0
柊レオ



あれ?

633 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 03:52:19 ID:DX5D5To80

鉄 レオ

・・・微妙ですなw

634 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 04:27:15 ID:sEPtX5Xj0
対馬なごみ

素晴らしくフィット

635 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 04:38:50 ID:TBZQZk9L0
霧夜レオ


やっべかっけぇ…

636 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 05:19:17 ID:qa/fa8iK0
対馬 スバル

レオは朝起こしに来てくれて朝食を作ってくれる幼馴染と結婚しましたとさ
・・・あれ?

637 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 08:17:10 ID:aitzh4JI0
スバルが男だという保証はどこにもないしな。

638 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 09:06:57 ID:LREeSHNL0
>>637
工エエェェ(´д`)ェェエエ工工

639 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 09:18:51 ID:viDWlsQC0
母子相姦モノが好きで、声変わり果たしてる娘はちょっと・・・

640 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 09:28:42 ID:qa/fa8iK0
しかし
美形で料理ができて綺麗好き、友達には惜しみない友愛を注ぐという性格で
スポーツ万能、頼りがいになる
ということを考えれば±0になるな・・・
惜しいのは貧乳ということか(ぉ

641 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 09:35:59 ID:J0dX6Zcq0
そしてアナル専用だがなw

642 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 09:50:31 ID:+CnJfRdx0
村田紀子
イガグリ真名
天王寺のどか

643 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 09:52:13 ID:X+yUfKng0
>>642
オラ、イガグリって名前じゃねーべ

644 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 09:55:31 ID:J7ofqKG90
五十嵐だっけ?

645 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 10:24:39 ID:rv3Se9Qa0
鉄 レオって字面だけ見るとスゲェ強そうw

646 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 10:27:43 ID:gGF31D4k0
ナミダノヨル クロガネノチニメザメタ レオ

647 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 17:32:06 ID:KY0q814HO
覇道をあきらめた姫とレオのSSなんかも見たいな。
・・・で、双子の愛娘がいたらとか妄想してみる。

648 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 17:34:23 ID:Ge2ZKDgu0
>>606氏のSS投下をテカテカリンになりながら待ってる俺ガイル

649 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 18:55:51 ID:Ol02n3ll0
>>648
企画段階で質問投げたから
現在執筆中ですよ・・・と。
よっぴーの告白の返答選択で
「ヘタレモードで答える」が追加された感じ。

ゲームのシナリオににせるのってムズい。
もちっとまってね

650 名前:烏賊島に流されたなごみ :2005/10/23(日) 19:51:59 ID:BXliyPKQ0
848 :名無しさん@ピンキー:2005/10/23(日) 19:48:10 ID:RWMUHRRE0
  (⌒ヽ ――  ─   ─ ────────   (*´ 3`)  ─────     (⌒ヽ
  (    ,⌒)                 _,,..-―''        ゙―-..,,  (⌒ヽ    (
 (    ⌒ヽ         _,,...-‐‐''"" ̄     /  /  |  \    (   ⌒)   ゝ
  ゝ      ⌒ヽ,, __,,,....--―-..、        /   /   |    \  ,,.(     )、,,(
 (          /  ,,,,,,,,,;;》》》〉〉ゞ      /    /    |     (          ゝ
_,,...-‐‐--..,,,_   / ミ''           /     /          />  />
>〉〉》》》》>>,, `ヽ、,r'~ ̄ ̄`ヽ、 ̄+; ̄ ̄ __ ̄ ̄ /  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄,,_p/> ̄ ̄
    _____,,,...(,;;)/⌒ヽ、"",,, ヽ、 。..: _'. ! ..::::. / ...::::::.. ..::::::::........ 。゚。,,,_p/> .....:::::::::::::::::::::
,,r''~ ̄,,,,,,;;;;《《(,;;);;)彡 ヽ  彡,,ゝ /  | .::::: *....::::... ........+::::::::....... ...::::::::. ......::::::.....:.:
《《《<""  ,r';i;i/ ..::.  彡 ) +:::  |  /...........::::::::..:::::.. 。...:::::::::::::..... .::::::::........ ...::::::::::.. ::...
。.... ::::: ,r'ww/ :::::::::: 彡ノ::. / ̄ ̄|  。..::::...... 。...:: ......*.....::::::::..:::::..::.....::::::::::::::::... ...:::::::
〜;,,。,r';i;i;i;i;i/ :::::::... ::  /     | .........:::::::::::::::::.........::...:::::::...::::::::::::::.....:::::::::::::。::::::.........::::::::
    /www,'.。.... 。.... . . |     /。.....゚ .........。・...。.... 。 。。..::::...... 。...::::::::... ......::::::::::::::::..
  /;i;i;i;i;i;,'. ~^^゚〜〜~゚^ |__/〜〜・。,,,,:〜"~~。〜・" ゚''〜。,,, 。....゚....... 。.....:::::::::..........:::::


651 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 19:53:24 ID:Ge2ZKDgu0
>>649
さらにテカテカしながら待ってますね

652 名前:烏賊島に流されたなごみ :2005/10/23(日) 19:53:32 ID:BXliyPKQ0
 /w;w;w,'       *            . ee !!             ~^^゚〜・,,。,, 。....゚......。..。....
/;;;i;;i;i;i;i;i            +    (ソ) 。 。(ソ) !!                  ^~^:〜。,,,,・
;w;w;w;ii              ((((  彡(*∀)ミ −3
;;i;;i;i;i;i;i            .       、, _,.、
  .. . . . . .     _     .. . ...  '´   ゙ヾ . . . .    ..: : :. . . . .
           ヽ_ `ー、 .      l イ从从ゾ
              ) ,ノ      l リ ゚ -゚ノリ,、      .. . . .     .. . . .
  .  .. . .  .       / |,/´⌒),、./^ii   し( . .... . . .. .     .. . .
            / /   // / /lヽ、,ハ、\     .. . .
           ,/ /   /__(,/ /゙(、,,,).,,,人_,,):::: : : :.. . .... . . . . . . . . .
      ... . .. . (´!   ,/:;:::::;::::゙ー‐'":::::..::::: : : :.. . ... . .. . . . . . . .. . . . . .
 . . . . . . . . . . ... .:: :゙ー:"::;:::: : . . .. . .      . . . . .. . .  . ... . . . . .   . . . . .
       . . . ... . .:                ... . . .. . ..




653 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 19:54:36 ID:0h6Zaamm0
>651
おまwwwwテカテカしすぎwwww

654 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 20:26:52 ID:CbNi/o+x0
SS挑戦中ながら
蟹とレオの子供の名前って公式設定ありましたっけ?
わかる人教えてくださいm(_ _)m

655 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 20:27:31 ID:r7pgoPnj0
今んとこ無い

656 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 20:29:20 ID:bHlkbDj20
覇道をあきらめた姫とか、デレがとんでもないことになりそうだな。
なごみんを超えるかもしれん

657 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 20:30:16 ID:CbNi/o+x0
>>655
サンクス

658 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 20:46:31 ID:CGFoTggs0
レオかにの子供は
レぬ と きオ

659 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 20:55:36 ID:Ubjmpzun0
覇道を諦めたら姫じゃないような。
どんな理由があったら諦めるのか想像がつかない。
たとえ裸一貫になっても不治の病に犯されて余命幾ばくもなくても
何があっても諦めそうにないが…


諦めかけた姫の手元に深紅のベヘリットがありそうな希ガス。

660 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 21:20:55 ID:bHlkbDj20
レオかよっぴーが捧げられちゃうよ

661 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 21:59:27 ID:JMm8tDa/0
>>659
姫が覇道を諦めたら人が変わったかのようになっちゃうかも
竜鳴館の生徒だった人が姫を見たら「本当にあの霧夜エリカなのか?」と疑うくらい変貌すると思う
ひょっとすると精神を病んでしまうかもしれん
それくらいじゃないと覇道を諦めないんじゃないかな
レオがいれば尚更

662 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:15:07 ID:Hd4ACSguO
レオが事故で植物人間になればいいんだよ!!!!!!

663 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:23:28 ID:r+hte2N70
>>662
寂しさに耐え切れず、カニとスバルが付き合い始めて、
3年後にレオが目覚めるのか。

タイトルは『蟹が望む永遠』

664 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:26:58 ID:MEYJ9rwE0
そういうこというとよっぴーが眼鏡かけるぞ

665 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:27:04 ID:J7ofqKG90
>>659
>>661
覇道より大切なものに気付いただけだよ。

666 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:29:13 ID:BXliyPKQ0
>>665優先順位でなく、両方取るのか姫+レオのクオリティ

667 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:34:15 ID:J7ofqKG90
>>666
そういうキャラならもういいよ。
何も言うまい。
世界征服でもなんでもすればいいよ。

ただ覇道諦めても悪い方向には行かない希ガス

668 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:35:18 ID:0h6Zaamm0
>662-664
なにその鬱ゲー

669 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:43:59 ID:r7pgoPnj0
スバルに憧れて陸上を始めたフカフィレが、蟹を慰める為に夢を諦めたスバルを罵倒したりするんですね。

670 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:46:40 ID:qa/fa8iK0
>>667
あなたがそうまで言う覇道を諦めた姫SSが
見たいと思ったのは俺だけか?
ぜひ>667氏には姫SSを書いてもらいたい・・・

671 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 22:55:19 ID:Ge2ZKDgu0
+   +
  ∧_∧ + 
 (0゚・∀・)    ワクワク
 (0゚∪ ∪ +     テカテカ
 と__)__) +

672 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:08:27 ID:sm7DzzhM0
ふいんき(←なぜか変換できない
そのとうり(←なぜか変換できない)
がいしゅつ(←なぜか変換できない)
しゅずつ(←なぜか変換できない)
加藤わし(←なぜか変換できない)
ほっぽうりょうど(←なぜか返還されない)
童貞(←なぜか卒業できない)
見つめあうと(←素直におしゃべりできない)
自衛隊(←なぜか派遣できない)
せんたっき(←なぜか変換できる)
空気(←なぜか読めない)
確信犯(←なぜか誤用だと言われる)
Romantic(←止まらない)
〜連発(←なぜかうざがられる) 

673 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:21:10 ID:0h6Zaamm0
>672
ダブルゼータ乙

674 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:23:29 ID:0RfMerAY0
つよきす(←なぜかやめられない)


675 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:28:31 ID:cmcie/Ob0
>>674
うまい

676 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:33:13 ID:sul2gpM+0
姫が逆ハーレムを目指すとかならいけるんじゃ?

677 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:37:14 ID:viDWlsQC0
>>673
スバルはともかくフカヒレをハーレムに入れようとするのか……?
村田も正直性格が好まれない気がするしなぁ…。

678 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:37:37 ID:KY0q814HO
>>663
レオでなく、姫が事故で昏睡になり、カニとレオが付き合いだすと・・よっぴーが茜役、スバルが慎二役にピッタリはまるじゃん。
>>664
つぅわけで、くーが眼鏡をかけろ?

679 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:38:10 ID:viDWlsQC0
間違え
>>673
>>676

680 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/23(日) 23:39:50 ID:yTCH6WrvO
誰かカニ×レオの後日談SSを投下しちくり。
在学中〜エピローグまでの長編でヨロ。

681 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 01:03:48 ID:FrNGj91d0
>>678
むしろ名前からしてマナが眼鏡を

682 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 01:12:20 ID:YXkUu5td0
性格的によっぴーがメガネだろ
で、なごみんが、あんですと

683 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 01:31:34 ID:7QUvtMwb0
そろそろスレ違いだしやめね?

684 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 02:16:20 ID:nx2fYiBn0
まずないだろうが、もしレオが浮気したらなごみんはどんな反応するんだろ?

さすがにこれを許すってことは無いか・・・

685 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 02:27:46 ID:7QUvtMwb0
普通にキレて想像もつかん事になるか、
原因は自分にあると思って落ち込むか、さらに尽くそうとするか…

あのデレっぷり見てると後者な気がするけど…うーむ

686 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 02:41:30 ID:Zv6OsR7F0
俺も後者な気がする
なごみのは依存といってもいいくらいだし

687 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 02:42:27 ID:bV2MVnsq0
雑談は本スレで

688 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 02:42:35 ID:7QUvtMwb0
そういやなごみんってよく犬に例えられるよね。

こないだテレビでこんな実験してたのを思い出した。
『飼い主と自分の嫌いな猫がイチャついてる(?)映像を犬に見せたらどの様な反応をするか?』

飼い主が好きで好きで片時も離れられないパグ犬の取った行動はと言うと…

まずテレビに映った映像が信じられずしばらく呆然とする。

無駄だと解っている様な感じだったがテレビに近づき画面を触る。

しばらくガリガリ続けた後、諦めて元いた位置に戻る。

絶望した顔で涙を流しながらテレビを見続ける。

こんな結果になってて驚いた。
なごみんももしかしたらこんな感じになるかもしれない。
意外と打たれ弱そうだし…

689 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 02:47:56 ID:7QUvtMwb0
悲しみで涙を流す動物は人間だけかと思ってたから本気で驚いた。
確かポチたまか何かでやってたんだけど他にこの実験見た人いない?

実験終了後に飼い主が遊んでやると心底安心した様子で泣きながら尻尾ふってた。

690 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 02:50:53 ID:7QUvtMwb0
>>687
うはゴメソw

>>683で何て言ってたよ俺wwwww

見逃しちくり!

691 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 12:57:54 ID:UePTjzoMO
カニとなごみんの魂が入れ替わるシリアスなSSキボンヌ


692 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 20:08:45 ID:+tiv/XgU0
     ,,--―――-----、___
     / / 〜 〜  `ヾ;;;;;;;;/
     V|・ゝニ、 !~・:、  ゞ、/! 泣いてない、泣いてないもんね!
     / ,;ゞシ\`ー'" ヾ ,∧     _,,,.-―v、
     |'" /ヾ、 ミ`ー、  / ヽ___ム  ヾ、,: `ヽ
     ヽ'"~~"'ー-  ノ ン  ! ゝ、   `ヽ、_  ,,.ソ
      ,ゝー――''''"       :        ~ヽ
       ! !       ,.'   /  !        

693 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 20:14:41 ID:+tiv/XgU0
http://www.geocities.jp/whim_tribe/tuyo/71t75.html
※(まずい! なごみさんは浮気されたことよりものどかさんに買ってもらった服がry)
●問題提起  なごみんってレオが浮気したらどうなるのかな?
 あのデレからは想像できないのだがやっぱりブチ切れかな? (773)
●なごみんの場合だと自分に悪いところがあるの?あるなら直すとか言って
   それから一層世話とか一生懸命になって引きとめようとするのかな? (783)
 ●和解前ののどかさんに取っていた様な態度になるとか (788)
  ●浮気相手をカツアゲしに行くよきっと (789)
  ●「ふ、ふふ・・・センパイもやっぱり、線の外側・・・・くっ、くくくく・・・あはははあはっはああは」
   って感じで壊れて八つ墓村 (794)
   ●先輩にっ先輩に気安く触るなー!  相手潰される。 (795)
   ●センパイは裏切ったりしません  となごみさんが言っております (796)
    ●しかし,デレにゃごみを上回るスペックを持つ女はそうそういないから,
     浮気は成り立たないんじゃないか?,と元も子もないことを言ってみる (801)
    ●甲殻類、センパイから離れろ  ……潰すぞ (804)
     ●でもさぁ、デレにゃごみの情の深さは裏返るとヤヴァイものがあるのも確かだよね。
      それこそ黒ypも比較にならん位の・・・ (805)
     ●前にも見た気がするが、
      それこそレオが交通事故とかで死んじゃったらどうなることやらだな (807)
      ●なごみルートの浮気とかは、正直考えたくねぇなあ それでもやらかした場合を考えてみると……
       レオの殺害は恐らく発生する
       その上で、亡骸と共に暮らすなごみ、とか?もちろん瞳孔開きっぱなし。 (829)

※852がすごい分岐。以降、住人が勝手に選択肢を増やす。
 少なくとも2次元方向なら、未来は無限に広がってるぜ


694 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 20:24:46 ID:y6juaBQ80
きせき乙

695 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 20:30:34 ID:AZaESoIw0
ロードワークをする気になったんだが……


696 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 21:56:43 ID:nsinE0T90
 誰か なごみんのSS書いちくりー
書いてくれたら厨房裏で俺をファックしていいぞ。

697 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 22:11:54 ID:u6RgvlHo0
そういう事を言うと、微妙に意地の悪い俺は
カニ×なごみとかフカヒレ×なごみ書いちゃうぞ

誰だ、単にレオが書けないだけだろうって本当の事言う奴は
答えなし?魔法使いのb(ry

698 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 22:18:46 ID:Q6freYfG0
>>697
俺はお前の全てを受け入れよう。

699 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 22:22:23 ID:NWxFZasY0
>698
やらないか

700 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 22:29:02 ID:4a5bTVX10
>>606氏をひたすらテカリ待ちしつつなごみんのSSも待ち

701 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 23:02:11 ID:Obux2CJD0
じゃあおれは>>606氏を
全力でワクワクテカリながらまつことにしよう

702 名前:76 :2005/10/24(月) 23:09:04 ID:Lm6sKBKh0
新しい配属店、話に聞くよりもヒマでした。
通勤時間倍は痛いけど。
さ、SS書こう。

703 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/24(月) 23:57:48 ID:Sp6f697N0
          / ギシギシアンアン      \
        /         ギシアンアン   \


                    __ _
                 /: : : : : ヾ: : `ヽ
                /:..;.:.:/: : : : : : : : :.:.ヽ
                ,':.:/:.:/.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',________
               .|':.」=イ//:./:.:!.:.:}.:.:.l.:.:.l\
               j.:f'L彡ノ.,:/_;ィ}.:メ、:v!.:l:.|  \
               l从_i.:.:lャrtァメ/イィチァ!.:}ハ   \     
              /o ツ!.:.l     ,  /イ"\    \
             /ヽ、/ i.:.:ト、 -‐ /:/ヽ/}.     \
             {:.  \:::. ヾミ、 `ァ イ/;ツ / ∧       \
            l::.. ::. . `k:.  V 'YV"  Y /::::ハ
            l::  __:.___:', |  :{: . . l.::レ'  ̄ ̄l
            〈゚:f'´  __〕>― 、,ィニ二ゝ=―イ
            {{ヽ_ィ≦ '"´ ̄ ̄ ̄      ..::::〉
             〉(〃,   _/-―― -  ___ ;イ
            〈//ヽ/r'"´     _,ィ'"´ ヽt=ソ
            /フ7 火-‐‐r― '"´:::::l::   .:::l
 _______ { /l l  ..:::|::    :::::l::   ::::l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V:::..| l.... :::::::l::    ::::l::    ::::l\
            ヾ、:l .l:::::::::::::',:.    :::l::   :::::l  \
               \ \:::::::::ヽ:    ::l::  ::::::l    \
                ゝ、`ー--ヽ     :::|::  :::::|.    \
                 `ー---‐ゝ==彳==彳       \

704 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 00:43:02 ID:nYGuuvKJ0
          /あひゃぁぁ、らめえ、でちゃうぅっ \
        /おチンポじる、でちゃ、でちゃうのぉぉっ\


                    __ _
                 /: : : : : ヾ: : `ヽ
                /:..;.:.:/: : : : : : : : :.:.ヽ
                ,':.:/:.:/.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',________
               .|':.」=イ//:./:.:!.:.:}.:.:.l.:.:.l\
               j.:f'L彡ノ.,:/_;ィ}.:メ、:v!.:l:.|  \
               l从_i.:.:lャrtァメ/イィチァ!.:}ハ   \     
              /o ツ!.:.l     ,  /イ"\    \
             /ヽ、/ i.:.:ト、 -‐ /:/ヽ/}.     \
             {:.  \:::. ヾミ、 `ァ イ/;ツ / ∧       \
            l::.. ::. . `k:.  V 'YV"  Y /::::ハ
            l::  __:.___:', |  :{: . . l.::レ'  ̄ ̄l
            〈゚:f'´  __〕>― 、,ィニ二ゝ=―イ
            {{ヽ_ィ≦ '"´ ̄ ̄ ̄      ..::::〉
             〉(〃,   _/-―― -  ___ ;イ
            〈//ヽ/r'"´     _,ィ'"´ ヽt=ソ
            /フ7 火-‐‐r― '"´:::::l::   .:::l
 _______ { /l l  ..:::|::    :::::l::   ::::l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V:::..| l.... :::::::l::    ::::l::    ::::l\
            ヾ、:l .l:::::::::::::',:.    :::l::   :::::l  \
               \ \:::::::::ヽ:    ::l::  ::::::l    \
                ゝ、`ー--ヽ     :::|::  :::::|.    \
                 `ー---‐ゝ==彳==彳       \


705 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 00:48:47 ID:fHaZPf970
SSこないね…(´・ω・`)
まぁ今執筆中だけどね

706 名前:606 :2005/10/25(火) 01:09:43 ID:G7bZquu30
>>701
きっと拙いから・・・。

レオが別方向にアツくなってる感じだし・・・
なんか姫もキャラ違・・・

ちなみにエロは書けないんでw
そんなに期待しないで待っててくださいね


707 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 01:56:21 ID:gcwxOlOm0
>>606

     ∧___∧
    / -     - \
    |    ▼    |  <キャンキャン!
  /|  =(_人_)= |      
 /   ヽ、______ノ
 |    _____ ノ
 ∪⌒∪     ∪

  ↑
 あれ!?俺って犬だってけ!?まあいいや姫のSS読めるなら

708 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 02:29:55 ID:gaL7DiJI0
凄い夢見た。

姫ルートデレ編の途中で姫が妊娠しちゃうんだ。
しかもなぜかあの姫がデレ後のなごみんみたいになっててデレデレなの。
子供ができて二人共喜んでたんだけど姫のご両親が出てきて産むのに反対してくるわけよ。
だけど姫が断固拒否して駆け落ちしそうなところで目が覚めた。

夢にしちゃ筋が通ってたけど
デレ編の途中なのになぜか年が明けてて3年になってる。
しかも卒業してるはずなのに普通に学校に乙女さんがいたw

あと姫がVS親シーンで凄くいいセリフ言ってたけど思い出せない…
これが肝心だったのに orz

709 名前:保管庫の中の人 :2005/10/25(火) 03:18:43 ID:7hO+66M40
今日休みだったので一気に更新しましたよ。
でも今日が終わってもう3時間もたってるのはどういうことかorz

アレですね、溜めれば溜めるほど、
更新中に読み返したりつよきす再起動してシーン読み返す確率が上がるワケで。
なんか部屋の片付けがちっとも進まなくて親に怒られてたのを思い出したw

710 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 03:40:02 ID:gaL7DiJI0
>>709
乙です。
いつも感謝!

711 名前:SSD :2005/10/25(火) 06:53:50 ID:0fUjqTbw0
>中の人
大量更新乙です

712 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 15:03:34 ID:UCfjtthc0
>>272
激しく今更だが。
エリカエンド後の話なら、お互いの呼び方は「エリカ」「レオ」になってるんじゃないか。

713 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 15:41:09 ID:9eGo/ZM90
May 9, 2004
今日、竜宮で姫とよっぴー、風紀医院の乙女さんとポーカーをやった。
乙女さんの奴、やたらついてやがったがきっと力技にちがいねェ。
俺たちをばかにしやがって。

May 10, 2004
今日、竜鳴館のおえら方から新しい甲殻類の世話を頼まれた。
しまぱんをはいたカニのような奴だ。
生きたえさがいいってんで、ザリガニを投げこんだら、奴ら、足をもぎ取ったり「ココナッツがー!」とか叫んだり
遊んだあげくやっと食いやがる。

May 11, 2004
今朝5時頃、体操着みてえな防護衣を着た姫に突然たたき起こされて俺もブルマを
着せられた。なんでも、グラウンドで事故があったらしい。
体育会系の連中ときたら、夜も寝ないで訓練ばかりやってるからこんな事になるんだ。

714 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 15:41:58 ID:9eGo/ZM90
May 12, 2004
昨日からこのいまいましいブルマをつけたままなんで、ケツがむれちまって妙にかゆい。
いらいらするんで、腹いせにあの甲殻類どもの飯を抜きにしてやった。
いい気味だ。

May 13, 2004
あまりにケツがかゆいんで祈ちゃんの所にいったら、でっけえ飴を貰った。
それから、もう俺はブルマを着なくていいと祈りちゃんがいった。
おかげで今夜はよく眠れそうだぜ。

May 14, 2004
朝起きたら、ケツだけでなく股間にも腫物ができてやがった。
甲殻類どものオリがやけに静かなんで、股間引きずって見に行ったら数が全然たりねえ。
おにぎりを三日抜いたくらいで逃げやがって。
館長に見つかったら大変だ。


715 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 15:43:08 ID:9eGo/ZM90
May 16, 2004
昨日、この学えんから逃げ出そうとしたフカひれが一人、島ながしされた、て はなしだ。
夜、からだ中 あついかゆい。
棚のボトルしぷ かきむしたら 指がくさり落ちやがた。
いったいおれ どうな て

May 19, 2004
やと テンしょん ひいた も とてもかゆい
今日 はらへったの、いぬ のおにぎり くう

May 21, 2004
こわい こわい よぴーきた
ひどいえろいんで おそわ
うまかっ らしいです。。

4
つよ
 きす


(以上、作品別から回収)

716 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 16:21:20 ID:usgSsEOL0
訳ワカメ('A`)

717 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 16:25:29 ID:VkwoDSLC0
ヒント:バイオハザード

718 名前:きぬの料理修行(1) :2005/10/25(火) 17:05:56 ID:U3ImMN0R0
「どう、レオ?まーボクが作ったんだから、うめぇのは当たり前だよな」
「…なぁ、きぬ。俺は人生で一番幸せな時って、美味いものを食べた瞬間だって思うんだ…」
「ということはさー、今がまさにその絶頂の瞬間ってことだよね!…ん?レオ?どったの?」
きぬの料理の試食をするのは、これで何度目になるだろう。
俺ときぬが結婚して、子供だって2人もいるんだ。まだまだ小さいけどな。
子供ってのはストレートにリアクションをしてくれる。
「お母さんのお料理おいしくなーい」
そう言われるたびに、どれほどきぬは凹んだことだろう。
料理が上手になりたい、そのやる気は十分だ。それは認める。
でも、この世にはやる気だけで何もかもうまくいくとは限らない。
きぬはどうやったらこんな大量破壊兵器を創造することができるんだ?
そして、天は俺を見放したのか?
いや、とっくの昔に見放していたのかもしれない。
…今、俺の体内では戦争が起きている。
俺の消化器官と、先ほどの料理が激しいバトルを展開しているのだ。
核とかいろいろ発射されちゃってるに違いない。
どっちが勝つかなんてのは、この際どうだっていい。
俺のそれ以外の部分がこの衝撃に耐えられるかどうか、それが一番の問題なのだ。
そして、俺はこの結末を知っている。
幾度となく経験したんだからね。

「なんか動かないなぁ。おーい、どうしたレオー」
「……時が…見える…」
「レ、レオ?ねぇ、ちょっと…レオー!!」

719 名前:きぬの料理修行(2) :2005/10/25(火) 17:08:49 ID:U3ImMN0R0
「あやうく人生の終局を迎えるところだったぜ」
「それで?」
ここは『フラワーショップ椰子』。
近所ということもあって、なんだかんだでウチと椰子とは交流がある。
未だにきぬとの確執はおさまらないが(おさまるわきゃねーよな)、結構我が家の子供達の面倒を見てくれたりする。
子供達も、
「なごみお姉ちゃーん」
と言ってとてもなついているのだ。
きぬは椰子のことをおばさんと言えと常々言い聞かせてるそうだが、さすがはきぬの子。
ちっとも言うことを聞いちゃくれない。
椰子はよく子供にお菓子を作ってくれるのだが、それがまたうまい。
というわけで、無理を承知で椰子に料理の指南をしてほしいとお願いに来たわけだ。
「頼むよ、お前の腕を見込んでお願いしてるんだ」
「そうですね…」
「…ダメ?」
ちょっと考えてから椰子は、
「別にいいですよ」
「ウソォ!?」
「あぁ?(ギロリ)」
「い、いやな、意外な答えが返ってきたもんだからつい…すまん、わるかった」
まさかきぬ絡みのことでOKしてくれるなんて思わなかったもんな。
いや、何はともあれ助かったぜ。
「じゃ、今度の日曜にセンパイの家に行きますから」
「おう、よろしくな」

720 名前:きぬの料理修行(3) :2005/10/25(火) 17:11:00 ID:U3ImMN0R0
「というわけで、日曜に椰子のお姉ちゃんが来るぞ」
「お姉ちゃん来るんだー!やったー!」
「今度は何作ってくれるのー!?」
子供達はもうおおはしゃぎだ。
しかしまぁ、そんな子供を尻目にきぬのやつはふてくされている。
「なんでココナッツなんかに教えてもらわなくちゃいけないのさ」
「そう言うなよ。椰子の腕は一級品なんだ。これほどいい先生はいないと思うぜ?」
「今日のレオは随分とココナッツを持ち上げるなー…はっ!!まさか浮気か!?
 あのムダにデケェ胸に誘惑されちまったのか!?」
「おいおい、そんなわけないだろ。それより、子供達の前でなんて話しやがるんだ」
「何ー?なんのお話ー?」
「お母さんの、お姉ちゃんへのいつもの悪口ー?」
子供達は元気一杯なのはありがたいのだが、好奇心旺盛なおかげでちょっと困ったことにもなったことがある。
例えば夜のスキンシップを覗かれた(とっさに気づいてなんとか誤魔化したが)こともあったし…
「いや、別にそんなお話じゃないんだぞ。とにかく、日曜日はお姉ちゃんに迷惑かけないようにな」
「はーい」
「きぬも頼むぜ」
「へいへい、わかったよ」
ずっと不機嫌なきぬではあったが、これは仕方がない。
さて、日曜日はどうなることか…

721 名前:SSD :2005/10/25(火) 17:13:16 ID:0fUjqTbw0
shien


722 名前:きぬの料理修行(4) :2005/10/25(火) 17:14:57 ID:U3ImMN0R0
そして日曜日…
3時ごろに椰子は食材を片手に我が家にやってきた。
はしゃいでいた子供達のおかげでスタートラインにも立てなかったが、疲れたのか子供達はお昼寝タイムに直行。
しかし、もう夕方にさしかかろうかという空だった。
その間を見計らって、キッチンに椰子ときぬが並んだ。
俺は後ろから見守ることに。もちろん喧嘩しないようにだ。
「じゃあ始めるぞ、カニ。今日はハンバーグだ」
「チッ。まぁレオがわざわざ頼んでくれたから、仕方なく教えてもらってやるよ」
「違うな」
「は?何が?」
「こういうときは『よろしくお願いします、椰子大先生』と言うのが当たり前だろう。
 一応年上なのに、そんなこともわからないのか甲殻類」
「テメェ、下手に出ればいい気になりやがって!表出ろ!ブッ潰してやる!」
「お前にできるならな」
「あーもう!だからやめろって、お前ら!」
いつもこうなんだよな…苦労するのは俺の役ってか?
なんとかここをおさめた俺は、また小競り合いをしないように二人の監視を続けることにした。

「いいか、材料が均一になるようにしっかりとこねるんだ。
 そして、形を作る時はしっかり叩くようにして中の空気を出していく、と…」
「あ?こうか?」
…なんだ、結構仲良くやってるじゃないか。喧嘩するほど仲がいいってのはこういうことだな。
よし、今のうちに我が子の寝顔でも見るとするか…
「このカニ、なにしやがる!」
「力加減がわかんねーから、丁度いいテメェのムネで感触を確かめただけだろーが!
 あ?それとも何か?構ってもらえる相手がいねーもんだから、久しぶりに触られて感じちまったか?」
「そうか、なら久しぶりに『マーベラス蟹沢』をやってやる」
「はにほふる、はなへー!」
「だーかーらー!やめろっつってんだろ、お前ら!」

723 名前:きぬの料理修行(5) :2005/10/25(火) 17:17:21 ID:U3ImMN0R0
「お父さーん」
「お、なんだ起きたのか」
「またお母さんとお姉ちゃん、喧嘩してるのー?」
「そうなんだよ。いいか、お前達もあんな風に喧嘩ばっかりしちゃダメだぞ」
「はーい」
まったく、こいつらはいい見本だよな…
高校で初めて会った時から、この二人の争いは静まることがなかった。
でも、文句ばっかり言い合う仲でも、結局はそれでうまくいってるんだよな…

ジュージューという音と共に、うまそうな匂いが伝わってきた。
子供達もそれに反応し、キッチンへと向かう。
そして、出来上がったハンバーグをきぬが皿に盛り付け、机の上に置いた。
「すごーい!」
「お母さんが作ったのー!?」
「そーだよー。絶対美味しいから食べてみな」
「いただきまーす!」
椰子が丁寧に小皿に一つずつ移し、子供達の前に置いてくれた。
俺も自分でハンバーグを一つとり、そのまま口に運ぶ。
「ゥんまぁぁ〜〜〜〜〜いッ!」
「すごいおいしいよ、お母さん!」
「お母さん、すごいよ!」
「えへへ、ありがと!」
とにかく美味かった。きぬの料理は今まで酷いものばかりだったが…これは違う!
ちょっとばかりしょっぱい気もするけどな。
やはり指導してくれる人がいると変わってくるぜ!
「どう?お母さんの料理もおいしいでしょ?」
「うん!」
「また作ってね、お母さん!」

724 名前:きぬの料理修行(6) :2005/10/25(火) 17:19:49 ID:U3ImMN0R0
ちょっと早めの夕食になったが、満足した子供達はその後も椰子に遊んでもらっていた。
気がつけば、もう夜中の9時。椰子もそろそろ帰る頃となった。
「今日は悪かったな、椰子」
「別に謝ってもらう必要はありません」
いつものように素っ気無い返事だ。まぁ、それにも慣れたけどね。
「あ、あのよー…」
きぬが恥ずかしそうにして椰子の前に立った。
「あ、あんがとな。ボク、子供に料理がマズイって言われたとき、すげぇショックでさ…
 助かったぜ、ホント」
珍しくきぬが椰子にお礼を言った。
高校からずっとの付き合いだが、こんなことが今までにあったかどうかわからない。
「…プッ」
「あんだよ、何がおかしいんだよ!」
「いや、そんなことで落ち込むようなやつと思ってなかったから」
「んだよ、それぐらい当たり前だろー!まったく、人の気持ちもわかんねーのか、ココナッツは」
「…センパイ、また今度も来ます」
「へ?」
「カニにあの程度の腕しかなかったら、子供達がかわいそうですから」
「テメェ…人がせっかく感謝してるってのに…」
「やめろよ。…椰子、お前も素直じゃないな」
急に椰子が顔を赤くした。何か変な事言ったか、俺?
ま、ともかく今回は大助かりだ。やっぱり椰子に頼んで正解だったぜ。
「…それじゃ」
「ああ、気をつけて帰れよ」
「ケッ、痴漢にでも襲われちまえ」

…それから数ヶ月後、銅メダルを勝ちとったスバルがカメラの前でこう言った。
「聞こえてんのか、レオ、きぬ、フカヒレ。ちゃんと宴会の用意しておけよ」
多分スバルのやつ、きぬの料理を食ったら、驚くこと間違いなしだろうぜ。
ちょっとしょっぱいけどな。

725 名前:SSD :2005/10/25(火) 17:21:05 ID:0fUjqTbw0



726 名前:SSD :2005/10/25(火) 17:22:18 ID:0fUjqTbw0
フライングスマソ
GJです

727 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 17:22:59 ID:2g9WnnNFO
で、だ。レオとカニとのデートコースは遊園地でお化け屋敷と、水族館で甲殻類見物で、どっちがいいと思う?ちょっとSS考えてるんだけど。

728 名前:シンイチ :2005/10/25(火) 17:23:33 ID:U3ImMN0R0
まさかSSDさんに支援してもらえるとは…ありがとうございます。
カニの後日談になりました。
なごみで頑張ろうかと思ってたら、いつの間にかカニに。

729 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 17:35:32 ID:CVPBUIJ70
GJ!
なごみんも絡んでるからおっけーおっけー

730 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 17:55:05 ID:iV4d5dsK0
レオかにハァハァ(*´д`*)
もっとレオかにSSを!

731 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 18:32:20 ID:UCfjtthc0
きぬかわいいよきぬ

732 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 18:48:39 ID:lBX83trJ0
カニの子かわいいよ(*´д`*)

733 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 19:19:01 ID:iV4d5dsK0
どうでもいいが、オレは「きぬ」という名前を聞くと、
鬼が怒ると書いて『鬼怒』を思い出すレトロな年代はおるまいか?

734 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 19:41:44 ID:NIDedcPd0
日光鬼怒川の鬼怒?
観光名所、しかも、地元なんだよね、これが。

735 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 19:59:06 ID:gaL7DiJI0
>>727
両方行ってみようか!

>>728
GJ!GJ!
後日談最高!!

736 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 19:59:58 ID:opn0fXEf0
>>727
甲殻類鑑賞に一票

737 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 20:06:02 ID:UCfjtthc0
>>727
真ん中をとってお化け屋敷で甲殻類鑑賞でどうだ。

738 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 20:06:36 ID:uHk7Nwix0
>>727
いつ頃の話にするのかわかんないけど
レオ×カニはそれまでも普段からつるんで行動してるんで
あらたまって「デート」とかしないような…
強いて言えば毎日がデート?

739 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 20:10:27 ID:F7p7LA3h0
>>727
水族館でお化けに遭遇

740 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 20:25:10 ID:gaL7DiJI0
どうせやるならバカップルものにしてほしい。

741 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 21:05:06 ID:UCfjtthc0
>>738
連休に泊まりで遊びに行く計画立てたりしてるし
普通にデートもしてるんじゃね

742 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 21:51:35 ID:bbDqKGJh0
問題は二人の間に我々がするような「デート」って意識がなさそうなところかなw
それはある意味羨ましくもあるんだけど。

743 名前:727 :2005/10/25(火) 22:14:25 ID:2g9WnnNFO
いや、たしかに、偶然手にはいったチケットで、てかんじにしようかなとおもってる。だからあらたまったデートと言うわけじゃない。誤解させてしまったようで申し訳ない。

744 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 22:43:14 ID:gaL7DiJI0
>>743
時期はデレ後?
そこが肝心。

745 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 22:46:09 ID:Ylkx5+sv0
>>733
リメイク版ならやったよ
是非リアルタイムでやりたかった

746 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 22:47:43 ID:Z+2gpiEu0
>>728それはGJだぞ、シンイチ

747 名前:727 :2005/10/25(火) 23:03:54 ID:0/fRd6Om0
>744
携帯からPCに移動しました。
時期は、え〜と、ンデ期?っていうんでしたか?
それなりに仲良くなっているけど、デレデレではない感じ。

748 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 23:16:20 ID:UCfjtthc0
島流し〜学園祭辺りか

749 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/25(火) 23:16:34 ID:gaL7DiJI0
>>747
了解しました。
投下されるまで全裸で待機します。

750 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 00:05:12 ID:Eoki0Z0+0
>>749

レオの家の庭先で呂布をファックして待て!

751 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 00:53:59 ID:OjMih0gy0
電波を受信したので書いてみた
蟹×レオの話
投下よろしいかなぁ

752 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:00:25 ID:aDSDOxwT0
聞くまでもねえ、存分にやってくれ!

753 名前:蟹の結婚〜妊娠編 1/11 :2005/10/26(水) 01:02:28 ID:OjMih0gy0
それは三年の4月の朝の件

「どうかしたかレオ? ヘタレた顔して」
朝の教室でレオにフカヒレが声をかけた。
「確実にくることはわかっていたが、まさかこのタイミングくるとは……。その現実を飲み込むだけで精一杯だ」
「期待していたエロゲーが発売日一週間前に発売未定になるような気分だな」
「きぬが身ごもった」
「ほー。それはおめでとうっ!?」
「あっ、バカ」
「カニが妊娠したーーーーーーーーー!?」
大声で宣伝をするフカヒレ。
「「なんですとぉ!?」」
レオときぬはクラスメイトに囲まれてしまう。
「なんやほんまに子供ができたんかー!」
「おうよ。今ボクのおなかの中にはレオとの愛の結晶がいるもんね」
「あいや、まさかのおめでたね」
「俺も子供つくりてぇなぁ……。んで、その行為を愛とか呼びてぇなぁ」
ざわ……ざわ……
「祈は寝坊して遅刻している。我輩だけ先に飛んできた」
今日に限っては土永さんの登場に誰も気付かない。
「まぁまぁ落ち着けヒヨコども。我輩はピーピー鳥みたいに騒ぐやつは嫌いなんだ」
「土永さんそれどころじゃないネ。カニちが妊娠したネ」
「なんと、我輩がおめでたい話を聞かされてしまった」
そんな教室の喧騒をよそに、レオはこれからの展開に覚悟を決めていた。

754 名前:蟹の結婚〜妊娠編 2/11 :2005/10/26(水) 01:08:17 ID:OjMih0gy0
三日後
「それでは、今日はここまでにしましょうか。あ、それと対馬さんと蟹沢さんはこのまま残ってください。
まぁ、なんの話かはわかっていると思いますが」
祈先生の言葉に教室がざわめいた。カニの妊娠の件であることは皆気づいているようだ。
「先生、カニっちと対馬君はどうなるんですか?」
「それはここでは話せませんわ。この件については館長の預かりとなりましたので。
この後対馬さんと蟹沢さんは私と一緒に館長室へ向かいます。それでは解散にいたしますわ」
祈先生促されてレオときぬが立ち上がる。
「レオ……」
「大丈夫、フカヒレ心配するなって。なんとかなるし、なんとかするから。なっ」
「レオとボクの赤い糸は切っても切れないもんね。平蔵なんてへっちゃらさ」
不安げなフカヒレやクラスメイトに明るく返して二人は教室を後にした。
「……エリー、対馬君どうなるのかな?」
「よくて停学、悪ければ退学ってところじゃない。対馬クンは生徒会副会長だから
いなくなられると困るのよねー。代わり探すのも面倒だし」
「まだ学生なんだから堕ろしちゃえばいいのにね……」
「……じゃ、情報収集と行きますか」


755 名前:89 :2005/10/26(水) 01:09:26 ID:Ic6Y+leL0
支援!

756 名前:蟹の結婚〜妊娠編 3/11 :2005/10/26(水) 01:11:25 ID:OjMih0gy0
館長室前はC組有志が諜報活動を行っていた。
怪しげな機械でフカヒレが室内を盗聴し、姫が状況をまとめて皆に伝えている。
「ふむふむ、館長としては二人を祝福したい、出産も自由意志にまかせる」
「しかし、規則は規則、通すべき筋は通すべきだと」
姫の言葉に聞き入る一同。
「両名には5月からの一ヶ月の停学を申し渡す、しかし学生の身分で結婚は認められない。
っと言うことは退学はないわけね」
「あれ? えーっと、対馬クンが館長に噛み付いてる。なになに、俺はきぬを幸せにすると、
結婚は譲れないみたいな」
「力不足な己を認めるがいい、意地だけでは成せぬこともある、許しがほしければわしを倒してみろ?」
その瞬間、レオが扉を突破りフカヒレを巻き込んで廊下の壁にめり込んだ。
轟音と衝撃。校舎が揺さぶられた。
唖然とする一同の中、破壊された扉から館長がレオに歩み寄る。
力を失わないレオを見据え言った。
「自分の力では届かないことが存在することを知れ。それが世界よ」
「待ってください」
振り返る館長の視線の先にはよろよろと立ち上がるフカヒレがいた。
「ひいいぃ。……じゃなくて、レオはこいつはスバルと約束したんです。男と男の親友同士の誓いなんです。
二人の結婚を認めてください! お願いします!」
館長の視線にビビリながらもフカヒレは言い切り、頭を下げた。
「……いい友人をもったな対馬。しかし決定は決定だ」
レオがよろめきながらも立ち上がり再び館長に向かっていく。

757 名前:蟹の結婚〜妊娠編 4/11 :2005/10/26(水) 01:16:09 ID:OjMih0gy0
「くどい!」
大砲のような一撃でレオは再びめり込んだ。
「レオ、無茶すんな。ボクはレオだけで満足だから」
カニが駆け寄る。指一本動かせなくなったが、レオの目は力を失わない。
「対馬よこれが最大限の譲歩なのだ。結婚は認められん。お前の力は未だ未熟なのだ」
何かを考えるようにしていた姫が進言した。
「館長、対馬クンはあきらめないでしょう。認められないと言われれば
自主退学してでも結婚しようとするでしょう。でもそれだと私と生徒会が困ります。
対馬クンには副会長を務めてもらっています。乙女先輩に鍛えられた対馬クンに代わる人材は
早々に見あたらないことは事実です」
「うむ。対馬はよくやっている。だから今回の処分も停学ですんだのだ」
「対馬クンは私が説得します。ですから仕切りなおしということで、後日もう一度対馬クンと
立ち会っていただけないでしょうか。対馬クンもそれでこの場は治めなさい」
館長と姫の視線を受けたレオは頷き、気絶した。
「では、対決の仔細は生徒会でまとめますので」
「うむ、対馬の納得できる形でまとめてやってくれ」

758 名前:蟹の結婚〜妊娠編 5/11 :2005/10/26(水) 01:19:38 ID:OjMih0gy0

「レオ、ボクのために嬉しいけれど平蔵に勝つのはムリだって。ずーーーっと待ったんだからさ、
ボクはいつまでも待つよ。レオが怪我するとボクまで痛くなる」
「ありがとうな、でもきぬのためなら俺は大丈夫だ」
「……レオ、愛してる。」
レオの腕の中で頬を染めて感激の涙をにじませるカニ。
「おまえ泣いてんのか」
「うー泣いてる、泣いてるもんね。感激の涙だよ! でも実際のところどーすんの?
 このままじゃ2000%勝てないじゃん」
「……限界以上にやってみる。それでも勝機は無いに等しいけど。
俺一人の力じゃどうにもならないからみんなに力を借りようと思う」
「よしわかった! ボクは何をすればいい?」
「きぬは俺を信じていてくれ。それだけでいい。後、体を大切にすること」
「うん。ボク丈夫な赤ちゃん産むからね」
「ばか、気が早いって」

759 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:20:14 ID:W9qYtns30
支援ならまかせろ

760 名前:蟹の結婚〜妊娠編 6/11 :2005/10/26(水) 01:23:35 ID:OjMih0gy0
「エリー、どうして対馬君をかばったの?」
レオのいない生徒会で対決の案をまとめているとよっぴーが問いかけてきた。
「対馬クンがいなくなるのは戦力的に困るのと、見ていて面白そうだから。部下の操縦の練習にもなるしね」
「でも対馬君じゃ館長には勝てないでしょ」
「たぶん100%ね」
「勝てない対決の準備をさせられるなんていい迷惑です」
「あっれー? でもなごみん、そんなに嫌そうじゃないのはなんでですか〜」
「……うるさいですよお姫様」
まっ、熱血した対馬クンがどこまでやれるか期待しているなんて言えないけどね。
「カニっち、それで肝心の対馬クンはどこに行ったの?」
「んとね、乙女さんを呼び出して烏賊島へ島篭りに行っちまった。停学明けまで帰ってこないつもりだって」
卒業した乙女先輩を呼び出すとは、その手があったか。
「んで、レオったら結婚式は6月でジューンブライドだって。純白のドレスを着させてやるっていうんだぜ。
くふふふふ、うらやましいだろココナッツ」
「うるさい子持ちゾエア」
「じゃあ対決は停学明けの6月1日にしましょうか」
乙女先輩でも館長には勝てない。津島クンと館長、はたしてどんな決戦になるのやら。

761 名前:蟹の結婚〜妊娠編 7/11 :2005/10/26(水) 01:28:37 ID:OjMih0gy0
まさかエリーが結婚を擁護するとは思わなかったよ。おもしろいからやってるんだろうけど。
結婚はなんて形だけのもの。私は両親でいやというほどそれを知っている。子供だって邪魔なだけ。
二人の間には何もいらないはず。
竜宮の扉を開け、抱えてきた袋を下ろす。にょっきり飛び出たフランスパンからは焼きたてのいい匂いがしている。
対馬君が島篭りに入ってからその分の仕事が多くなっちゃって、生徒会の皆は出払っている。
今日のお昼は竜宮で私一人だ。
「食い物ぉーーーーーーーーーーーー!」
「きゃあ!?」
いきなり襲い掛かってきた甲殻類に、思わず掴んだ鈍器のようなも(フランスパン)を叩きつけた。
「ふが!?」
落下した甲殻類を鈍器のようなもの(フランスパン)で繰り返し殴打してから、今気がついたように言った。
「あれカニっち?」
「いてーぞ、よっぴー! あ〜腹減った。それ分けちくり」
フランスパンの半分を渡してあげる。
「うおーありがてえ。最近腹減ってしょーがねえんだ」
それにしても食べすぎではないのかな? 
よく見ると床にはおにぎりやサンドイッチの包装紙が散らばっていた。
「カニっちはさあ、対馬君について行こうと思わなかったのかな?」
「もぐもぐ……?」
「だから、対馬君と鉄先輩を二人っきりにして不安じゃないのかなって思って」
「ん〜、レオは乙女さんには弱いかんね、浮気はできないっしょ。それにレオは言ったから」
「なんて?」
「ボクに自分を信じてくれって。だからボクはレオのこと全力で信じてるんだ」
「……信じる」
……信じることでこんな幸せだだ漏れカニっちみたいになるのかなぁ。

762 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:30:33 ID:FuilpIs50
初支援〜

ところで、>>760の津島クンてダレ?w

763 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:30:40 ID:7jwwT3ko0
 

764 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:32:49 ID:DNQbjfeT0
>>762
気にすんな!
ただの変換ミスだろ!

765 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:33:13 ID:W9qYtns30
>>762
触れてやらぬが漢の優しさ

時間が時間だから板全体に人が少ないのかな

766 名前:蟹の結婚〜妊娠編 8/11 :2005/10/26(水) 01:34:56 ID:OjMih0gy0
そして決戦の日
土曜日であったため、決戦は午後、校庭特設リングにて行われることになった。
特設リングとはいえ、100%平蔵の破壊力を考慮し試合場を隔離しただけの校庭そのものである。
「レオ、おまえはよくやった。あとは館長に全てをぶつけて来い」
「……レオ、信じてんかんな」
セコンド乙女さんの激励を受け、試合場へと進むレオ。
「……レオは強くなった。これも蟹沢がそばにいたおかげか。がんばれ、お姉ちゃんは応援しているぞ」
「そろそろ時間ね」
姫の呟きと同時に、天空から胴着に身を包んだ竜が試合場に地響きをたてて降り立った。
「よい目をしているな対馬、漢だ。うれしく思うぞ。しかし現実とはかくも冷たきものよ。
さあ覚悟はよいか」
「押忍!!」
構える両者。
「この対決の実況は私竜鳴館の薔薇こと霧夜エリカ、解説は最強二年椰子なごみでお送りします」
「なんで私が」
「対馬、蟹沢両名の学生結婚をかけたこの一戦。予想では対馬勝利は絶望的!
運命の一戦用意はいいか、リューメーファイト番外戦レディーファイ!」
カァ〜ン!

767 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:36:06 ID:DNQbjfeT0
妊娠騒動モノが読みたかったんだ〜
ウルトラGJよ!

ワクワクテカテカ

768 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:36:09 ID:7jwwT3ko0
 

769 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:36:40 ID:DNQbjfeT0
しかしなんでバトルw

770 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:37:14 ID:SPxGkuaE0
祈ちゃんの予言が当たってるw
支援するぜぃ!

771 名前:蟹の結婚〜妊娠編 9/11 :2005/10/26(水) 01:38:30 ID:OjMih0gy0
「対馬受け手は不利と見たかいきなり仕掛けた。これを余裕で撃墜する橘!」
「あっ先輩が飛ばされた」
「追い討ちを決める橘、空中コンボが炸裂するー!」
「8、9、10ヒット!? 人間業じゃない」
「しかし対馬これを的確にガード、立ち上がったぁ。次は橘が攻める攻める攻める!」
「おおっ先輩すごい」
「怒涛のラッシュをぎりぎりで見極める対馬。まさか館長相手にここまでできるとは誰が想像したぁ!」
「あっカウンター」
「ついに橘にクリーンヒットォ! 追い討ちをかける対馬」
「……あの館長がひざをついた!?」
「橘はゆっくりと立ち上がる、やはりダメージはなさそうだ」
「館長の背中に天の文字がっ!?」
「橘から闘気が噴出すー! 対馬の健闘もここまでかぁ」
「今だレオ、行けーーーーーー!」
「レオーーーーーーーーーーーー!」
乙女さんとカニの叫びに押されるようにして、レオは気をためる館長へ突撃した。
「乙女さん直伝、青嵐脚『霞』!!」
「甘い!! 真・極・殺」
両者の衝突の後、倒れ付したのはレオのほうだった。

772 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:39:47 ID:DNQbjfeT0
本当に妊娠編かコレwwwww(ほめ言葉)

773 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:41:14 ID:tlzTglcQ0
吹いたw
何、この超人大決戦、オモスレーーw

774 名前:蟹の結婚〜妊娠編 10/11 :2005/10/26(水) 01:41:34 ID:OjMih0gy0
「決着ーーーーーーー! やはり勝ったのは竜鳴館館長橘平蔵だぁ」
「先輩大健闘」
「まさか館長に土をつけるとは、未だ私でも成し遂げられない偉業を達成しました対馬。
信じられない」
「ようやった。まさかこれほど強くなるとは、対馬お前の愛の力しかと見せてもらった。
しかし、約束は約束だ。これであきらめてもらう」
乙女さん、カニ、フカヒレ、よっぴー達がレオに駆け寄る。
ぼろぼろになったレオをよっぴーは静かに見つめ、館長の前に進み出た。
「館長、対馬君がここまでやっても認められませんか?」
「これは漢の勝負。対馬はよくやったが、だからこそ認められん」
「でしたら、私はこれを使います」
よっぴーが取り出したのは一枚の紙。
「「それはまさかドラゴンチケット!!」」
観衆もびっくり、それはもはや伝説となった幻の逸品であった。
「これで対馬君とカニっちの結婚を認めてあげてくださいお願いします」
「よっぴー、いいの!?」
「佐藤先輩がまさか」
どよめく観衆のなか、平蔵は豪快に笑い出した。
「それが出た以上は認めぬわけにわいかんな。
よかろう、対馬蟹沢両名の結婚を特例として認めることにする」
むしろすっきりとした様子で平蔵は宣言した。

775 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:42:39 ID:DNQbjfeT0
チケットぉぉぉぉぉぉおおお!!!!!!!

776 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:44:46 ID:FuilpIs50
つか、変身してないとはいえ、館長に片膝つかせるまで鍛えた乙女さんて・・・
1ヶ月で真空波巻きおこす蹴りを教えるとは・・・

777 名前:蟹の結婚〜妊娠編 11/11 :2005/10/26(水) 01:45:48 ID:OjMih0gy0
「対馬君おめでとう。カニっちと幸せにね」
レオのそばに歩み寄り、よっぴーは声をかけた。
「ありがとう。でも佐藤さんいいの?」
「うん、いいの。これは私からの贈り物だよ。それから……私はあなたが好きでした。」
よっぴーはレオにキスをした。深く記憶に残るような、しっかりと舌をからめて……。
「初恋をありがとうね」
呆けるレオにカニが蹴りを見舞う。
「何されてんだダボがぁ! 浮気かっ! いきなり浮気なのか!」
トドメをさされたレオは完全に気絶し、白目で倒れこんだ。
「いかん、だれか救急車を」
「ああん! キスか!? キスがいいんか!? キスだったら何時間でもしたらぁ!!」
「仲間がいれば無茶も押しとおる。参考になる話ね〜。覇道も最後は仲間が必要なのかしらね」
「……センパイ、かっこいいですよ」
姫となごみはその様子を遠くから眺めてそう呟いた。
乙女さんが呼んだ救急車が到着するまで、カニは気絶したレオを嬲りつくしていた。

778 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:46:53 ID:3j3JaSa+0
よっぴーwwwwww

779 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:47:13 ID:7jwwT3ko0
gj

780 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:47:30 ID:W9qYtns30
GJ

れおやっぱへたれだよれお(*´Д`)

いくらなんでも高校妊娠は無いと思うけどw
子供の公式プロフィールは出てないから無問題!

781 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:50:53 ID:/Es1fEpD0
GJ
(・∀・)イイ!!
チケットで解決とはな

782 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:51:12 ID:DNQbjfeT0
>>780
あるんじゃね?
あれだけ愛し合いまくってたらw

作者さんGJ!!!

783 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:53:21 ID:DNQbjfeT0
なんかムラムラしてきたw
チソポが爆発する様なSSカモーン!

784 名前:751 :2005/10/26(水) 01:55:31 ID:OjMih0gy0
駄文にお付き合いいただき感謝
支援ありがとうございますm(_ _)m
>>762 変換ミスです すいません

やっぱりデレ足りないっすね
思いついたときには平蔵が立ちふさがってたのでw
この後は蟹の結婚〜ブライダル・出産編が続くはず……
なので期待しないでお待ちいただければw

785 名前:89 :2005/10/26(水) 01:56:37 ID:Ic6Y+leL0
>>777
GJ!!!!! 館長の豪鬼化ふいたw

>>709
乙です。自分のSS入っててうれしかったです。

SSじゃなくて小ネタ(全選手入場のガイドラインのコピペ)ができたんですが、
投下はここで良いんですかね?

786 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:57:27 ID:FuilpIs50
OjMih0gy0 GJ!

シリアスかと思ったら、ドタバタでかなり葺いたw
やっぱ、こういうほうが楽しくていいね


787 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:57:57 ID:DNQbjfeT0
>>784
待ってます!
カニの花嫁ハァハァ…!
きぬの出産ハァハァ…!

788 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 01:59:59 ID:DNQbjfeT0
>>785
ガンガン投下しちゃってください!
深夜特有のテンションフォー!

789 名前:全つよきす入場!! :2005/10/26(水) 02:03:28 ID:Ic6Y+leL0
全つよきす入場!!

弟殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み姉萌えが甦った!!!
武神!! 鉄乙女だァ――――!!!

通い妻はすでに俺が完成している!!
陸上部期待の星 伊達スバルだァ――――!!!

喋りしだいボケまくってやる!!
空気読めない日焼け娘 浦賀真名だァッ!!!

お祭り騒ぎなら我々の歴史がものを言う!!
地域巻き込み型学園 私立竜鳴館!!!

真のツンデレを知らしめたい!! 拳法部 村田洋平だァ!!!

重要性はなごみルート随一だが立ち絵無しの立場がオレのものだ!!
なごみルートのキーキャラ 天王寺さんだ!!!

年齢対策は完璧だ!! この人も攻略させてくれ!! 椰子のどか!!!!

全キャラの中の人のベスト・チョイスはチュートリアルの中にある!!
声優の神様が来たッ 「子安の芸名」!!!

タイムセールなら絶対に敗けん!!
母の強さ見せたる 松笠の呂布 蟹沢のマダムだ!!!

バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
どこまでマジか!? 祈先生の黒魔術だ!!!

祈先生の肩から謎のオウムが登場だ!! 鳥類代表 土永さん!!!

790 名前:全つよきす入場!! :2005/10/26(水) 02:06:14 ID:Ic6Y+leL0
秩序のない時代だから日本刀(風紀委員所持)になったのだ!!
万物、悉く切り刻め!! 地獄蝶々!!!

めい土の土産にみさくら語とはよく言ったもの!!
達人の悲鳴が雷を受けバクハツする!! 鉄流武術 鉄陣内先生だ―――!!!

つよきすチャンプこそがツンデレ最強の代名詞だ!!
まさかこの女がきてくれるとはッッ 椰子なごみ!!!

うまいカレーが作りたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
カレー屋オアシス てんちょーだ!!!

俺が駄目なのは俺のせいではない!!きっと周りのせいなのだ!!
御存知ダメ親 スバルの父!!!

ツンデレの本場は今やお嬢様にある!! 姫を脅かすツンデレはいないのか!!
霧夜エリカだ!!!

くくくのくーッ!! くーってなんだ!? 写真係!!! 隠れ巨乳 !!!
西崎紀子だ!!!

ザリガニは食せてナンボのモン!!! 超実食型ペット!!
フカヒレの悲しき思い出から青ザリガニキャロットの登場だ!!!

レオは僕のもの 邪魔するやつは思いきり罵り思いきり煽るだけ!!
ツンデレ幼馴染統一王者 蟹沢きぬ!!

態度の更正に烏賊島送りッ!!
名無しのヤンキー 島流し経験者!!!

かませキャラに更なる磨きをかけ ”怪獣王”赤王先輩が帰ってきたァ!!!

791 名前:751 :2005/10/26(水) 02:06:19 ID:OjMih0gy0
蟹ブライダル・出産はSS執筆中です
困ったのは子供の名前……

どこからかインスパイヤするか……
キオ と れぬ でいくか……

792 名前:全つよきす入場!! :2005/10/26(水) 02:10:09 ID:Ic6Y+leL0
今の自分に本名はないッッ!! 野球部のクラスメイト イガグリ!!!

中国四千年の料理が今ベールを脱ぐ!! 中国から 楊豆花だ!!!

強気娘の前なら俺はいつでもトラウマ発動!!
へタレなフカヒレ 鮫氷新一 本名で登場だ!!!

教師の仕事はどーしたッ 胸に吹く風は 未だ消えずッ!!
遅刻も童貞狩りも思いのまま!! 大江山祈だ!!!

特に理由はないッ 委員長が優しいのは当たりまえ!!
黒いのはないしょだ!!! クラス唯一の良識派!
佐藤良美がきてくれた―――!!!

中学で磨いた実戦ヘタレ!!
つよきすのデンジャラス・ライオン 対馬レオだ!!!

実戦だったらこの人を外せない!! 生まれる時代を間違えた!! 橘平蔵だ!!!

超一流キャラの超一流のチラリズムだ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
姉しよからの友情出演!! 「パレードの後ろのキャラ」!!!

ツンデレブームはこのゲームが完成させた!!
きゃんでぃそふとの切り札!! つよきすだ!!!

若き妹が帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ シ○タープリンセスッッ
俺達は君達を待っていたッッッ 村田洋平12人の妹の登場だ――――――――ッ

793 名前:全つよきす入場!! :2005/10/26(水) 02:13:02 ID:Ic6Y+leL0
加えて負傷者発生に備え超豪華なリザーバーを5名御用意致しました!
姿無き恐怖 フカヒレ姉!!
伝統派テキヤ 露天商の鳥屋!!
セクハラ体育教師!鉢巻先生!

……ッッ  どーやらもう二名は海外を放浪中で遅れている様ですが、帰国次第ッ皆様にご紹介致しますッッ

794 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:14:17 ID:7jwwT3ko0
>>791
男の子は 昴(すばる)←レオが親友の名をぱくった
女の子は 真奈(まな)←カニが親友の名をぱくった

795 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:18:47 ID:DNQbjfeT0
>>791
うーむ、俺も色々考えたけどどれも微妙…
とりあえずレオ(ライオン)に対抗して大河(たいが)(タイガー)ってのを思いついたw

まぁ動物と甲殻類or海産物から取ると吉かも。
もうちょっと考える…

796 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:19:10 ID:9lnFME7Q0
レオカニの子供の名前、自分も随分悩みましたね。
悩みまくった末、結局SS内では名前を一度も呼ばないという逃げを打ちましたが。


797 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:20:23 ID:DNQbjfeT0
>>794
ヤバスw
考えてる間に被ったw

798 名前:89 :2005/10/26(水) 02:23:27 ID:Ic6Y+leL0
>>789-793
中々全部うまらなくて困りました。ちょっと無理やりなとこも(汗)協力してくれた友人に感謝です。
ちょっと海外旅行に行ってきたんで、修学旅行SSが書きたくなってきました。
姫で考え中です。

799 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:24:25 ID:DNQbjfeT0
そういやスバルってカタカナだったよなぁ…
>>794のをさらにパクってスバルの漢字とフカヒレ(新一)の漢字を組み合わせて考えようかと思ったんだけど…

てかフカヒレは危険すぎますね。ごめんなさい。

800 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:27:28 ID:ONsArGp00
>>795
大河と聞いて思い浮かぶのは奴・・・

でもあんな性格に育つ可能性も無きにしも非ずって気も

801 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:28:25 ID:DNQbjfeT0
>>800
誰かいたっけ?
てかタイガースもボロ負けしてるし縁起ワルスw

802 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:28:29 ID:Ps7dbyA50
>>799
昴一か?かっこよさげだな

カニは自分の名前にコンプレックス持ってるから
名付けに関しては妥協しなさそうだなぁ

803 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:29:56 ID:DNQbjfeT0
昴一と真花…うーむ。

804 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:33:18 ID:DNQbjfeT0
何も漢字にこだわらなくてもいいのかな…
なんせ両親がカタカナとひらがなだもんなw

805 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:34:03 ID:7jwwT3ko0
真花ってなんて読むんだ

806 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:34:20 ID:DNQbjfeT0
俺も知らんwwwwwwwwwwwwwwww

807 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:35:24 ID:ONsArGp00
>>801
ヒント:月

まぁわからないほうが普通かも

>>805
マカ、シンカ・・・マハナ?

808 名前:89 :2005/10/26(水) 02:37:23 ID:Ic6Y+leL0
まのか?まなか?後者だとモテモテ要素が加わる気が。

809 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:37:29 ID:DNQbjfeT0
マカだったらなんかスタミナの付くサプリメントみたくなるな

810 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:40:04 ID:7jwwT3ko0
416 :名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 00:53:44 ID:ihs85wPX0
「センパイ、耳掃除しますから膝にどうぞ。動かないでくださいね」
「お、おう。それにしてもなごみの膝は心地いいなぁ」
「きゃっ、センパイっ!もう、言ってるそばから…」
「いやぁ、ついスリスリしたくなってさ」
「ひゃうっ!?…もう、それならっ!!」
ふぅーーーっ…
「っ!!?」
「えへへ…悪戯しちゃだめですよ、センパイ?」

430 :名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 01:15:41 ID:Smo/1vwu0
「椰子、耳垢がとれそうで取れない。とってくれないか」
「ハァ?何言ってるんですか先輩。垢が脳までいってしまったんですか?」
「頼む。カレーおごるから」
「いえ、向こう一ヶ月はおごってもらわないと」

440 :名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 01:29:48 ID:WObiCID10
カニクッキー拒否して口塞いでたら、怒ったカニがクッキーを耳に詰めてきた、とか。
そんでその場になごみしかいなかったら・・・
レ「たっ頼む椰子!このままだと俺の、俺の耳がああああ〜」
な「・・・・・・・・・・仕方ないですね、キモい勘違いしないで下さいよ」
〜掃除中〜
レ「・・・・お前、耳掃除うまいな」
な「え・・・」
な父「ハハハ、なごみは耳掃除がうまいなぁ」←なごみ脳内
レ「ん、どうした?とれたのか?」
な「え、いえ、まだです・・・(今の感じ、父さんと似てる)」

811 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:40:09 ID:DNQbjfeT0
>>808
モテ王MANAKAかwww

…いやー、しかし名前付けるのって難しいね。

812 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:41:51 ID:DNQbjfeT0
>>810
なんか凄い燃料が転載されてきた件

813 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:46:17 ID:Ps7dbyA50
まぁ、これ以上は本スレで聞いた方がいいかもな
雑談が気になる人もいるし

814 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 02:46:48 ID:7jwwT3ko0
>>812
ついさっきの作品別の流れで「ンデ期のなごみに耳垢掃除してもらう」ってお題があったんだ。
俺はすぐ挫折したんだが、中にはあまり無理のないストーリーひらめくヤツもいるもんだな。

815 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 03:05:42 ID:DNQbjfeT0
>>813
おk

てことで>>791、力になれなくてすまねー。
どうしても思いつかんかったら後は本スレの連中にでも聞いてきてくれ

816 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 03:29:47 ID:o07ea4VA0
>>712
激しく今更だが。
それについてはすごく悩みました。
エンディングでは名前で呼び合っていましたが、
あれは姫がちょっとしたおふざけみたいなのでやっているんじゃないかと思い。
やはりお互い名前で呼び合うのは結婚してからだと考えたのでそうしました。

817 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 04:26:07 ID:WK9rOIPL0
よっぴーがいい女になってたぜ…しかし何故眺めの物に限って深夜率が高いのだ…。

818 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 07:26:11 ID:Xk1DCvVd0
そろそろ次スレですかね。
大作が容量オーバーにならないためにも。

819 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 08:01:43 ID:MmSaPQPz0
うめついでに名前考えてみた。
ロカとくのなんてどうだ?
つよきす儲のおまいらならわかってくれるはず

820 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 09:04:23 ID:jC2hGDYe0
>>800
大河といえばサクラry

821 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 13:50:52 ID:LO6Eweky0
大河ということで妹の名前は未亜

822 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 16:39:45 ID:O0Cxf94j0
>>821
そんな名前の妹は兄から他の女の匂いがしただけで問答無用でぶちのめすからまずいだろ

823 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 20:31:14 ID:vf9/EvoA0
>>798
誰も言ってないみたいだから俺が言っとく
バキのパロディだよなw
笑わせていただいた、GJ!!!

824 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 21:34:20 ID:7jwwT3ko0
705 :名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 21:17:06 ID:oxFPhQuO0
                              _   ギリギリギリ…
                          _ ;'´   `ヽ;
                         '´.   ヽソリ从 i;
                        l # ノリ从ロ" ル);
   ∩  ∩               .   ノノノiw| ノ ,i`i´} |;
   ★─★ .  ∩  ∩           |l __,(ノ |l_ ll;
    ____  ○─○           く |__l|(^(^/;
   /;;::;:;;;;;;;/\                しし
 /| ̄ ̄ ̄|\/  ∩  ∩            
   |ForYou|/    ●━●       

【Dカップブラ白黒星3点セット】


825 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 21:35:51 ID:7jwwT3ko0
                   _
 |                 '´  `ヽ
 |                !爪リリ从)ゞ ____
 |  サッ           ノwリ*´ヮノル/ / /|
 |彡               〈(lつiつ | ̄ ̄ ̄|  |
 |                く_7ノ_)  |ForYou|/
                          ̄ ̄ ̄


826 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 21:41:58 ID:dsXoCQR80
>>823
バキの入場アナウンスネタであることは見れば分かることなので
誰もいちいち突っ込まないだけだろ。

827 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 22:05:17 ID:7jwwT3ko0
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1130170378/703

コピペできねー。変な四分の1スペースフォントでも使ってるのか?

828 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 22:08:06 ID:0Qlmsv+A0
【カニの誕生日】

                    凡_凡 
                 /|   |\ 
                   |デッド|  
                    | シャツ .| 
                ────○───
 |                   _ 。O
 | `ヽ             '´,  `ヽ
 |リ从リツメタクシテスマンカッタ  !爪リリ从)ゞ
 |゚ ーノ オワビニフンパツシタカラ ノwリ*´ヮノル ____
 ⊂l)}              〈(lつiつ./ / /|
 |人!          .    く/,_|> | ̄ ̄ ̄|  |
 |'ノ                 (./J   |ForYou|/
                        ̄ ̄ ̄



                   _
 |                 '´  `ヽ
 |                !爪リリ从)ゞ ____
 |  サッ           ノwリ*´ヮノル/ / /|
 |彡               〈(lつiつ | ̄ ̄ ̄|  |
 |                く_7ノ_)  |ForYou|/
                          ̄ ̄ ̄

829 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 22:23:40 ID:W9qYtns30
                              _   ギリギリギリ…
                          _ ;'´   `ヽ;
                         '´.   ヽソリ从 i;
                        l # ノリ从ロ" ル);
   ∩  ∩               .   ノノノiw| ノ ,i`i´} |;
   ★─★ .  ∩  ∩           |l __,(ノ |l_ ll;
    ____  ○─○           く |__l|(^(^/;
   /;;::;:;;;;;;;/\                しし
 /| ̄ ̄ ̄|\/  ∩  ∩            
   |ForYou|/    ●━●       

【Dカップブラ白黒星3点セット】


830 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 23:21:55 ID:7jwwT3ko0
301 :つよきす本スレより抜粋 :2005/10/25(火) 00:32:50 ID:???
なごみ「あ、センパイ…」
レオ「だめだろ、なごみ?」
なごみ「…え?」
レオ「結婚したんだから『センパイ』なんて呼ばないでくれ、な?」
なごみ「…は、はい……あ…あなた…」













レオ「なごみ、今朝から様子が変だけど、どうしたの?」
なごみ「な、なんでもないです…(あんな夢を見たなんて言えない…)」


831 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 23:22:30 ID:7jwwT3ko0
782 :名無しさん@ピンキー:2005/10/26(水) 23:05:04 ID:ihs85wPX0
「なごみ、ちょっと一緒に飲まないか?」
「え…?でもあたしたち、まだ高校生…」
「いいからいいから。ちょっとだけ、な?」



「うぅん…せんぱぁい…ぎゅってしてください…」
「こ、こうか?………甘え上戸になるとは思わなかった……」
「えへへ…せんぱぁい………あむ…んん…」
「んっ?…ん……(おまけにキス魔?大胆だな…普段の反動なのか?)」
「…ぷはっ…ん……ちゅっ…ん…」






「あ、あたし…そんなことしたんですか?」
「ゆうべのこと、何にも覚えてないの?」
「はい…あ、センパイ、その首…」
「あぁ、これは…キスマーク…だな…まいったなぁ」
「ぅぅ…恥ずかしいです…」

新婚の夢といい耳掃除といい、なごみんネタばかりでごめん。
なごみんと姫が好きなんだ


832 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/26(水) 23:46:38 ID:DNQbjfeT0
ぐぐぐGJ!!

でもお酒はハタチから!

833 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 01:20:34 ID:C18jPRh+0
大丈夫
自称20歳以上だから

834 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 01:34:41 ID:dJRmQTVb0
まあ姉しよでも海お姉ちゃんが超酒に強いしな

835 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 03:26:07 ID:VG+3nppz0
カニの娘、「大河」と「昴」なんてのだけはやめた方が。
と、サクラ5をプレイした者から進言させていただきますw

836 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 04:31:43 ID:KoKtj+yu0
>>693見て、
・元旦。レオ、なごみと初詣に行くためにまずは椰子家に行く途中で事故に遭う。
・なごみ、ずっと家で待ち続けるがレオは来ない。携帯に連絡を入れるも不通。
・病院→乙女さん→椰子家のリレーで事故が伝わる。
 いや、乙女さん、なごみの携帯の番号知らなさそうじゃね?椰子家の番号知ってるかも微妙だが
・なごみ、都合よく家にいた天王寺に車出してもらって病院へ。
・乙女さんとなごみ、病院で合流。レオ、重傷で2、3日が山。
・なごみ、レオにつきっきりで看病する決意をする。
・ふとうたた寝した時にレオが死ぬ夢を見てしまって欝になるなごみ。何度も寝たきりのレオに呼びかける。
・レオ、夢の中で三途の川を渡りかけるが、自分を呼びかける声に気付いて無理矢理引き返そうとする。
・レオ、復活。対馬ファミリーがお見舞いに来たりして色々あった後、オチ。
というのが書くかどうかは別として浮かんだんだけど、どうしたもんでしょうか?

837 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 04:34:14 ID:URGsMNtz0
だから原作に出てない勝手なキャラ付けはやめて下さい、キモイです。

というのは置いといて、大して名前を連呼するわけじゃないんだから
レオ2世とかカニMarkUとかココナッツ3号機とかでいいよ。

838 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 05:04:23 ID:LcIf1CP/0
レオの子供の名前と言ったらルネとルキオしかない

839 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 06:00:30 ID:MVaWb1sh0
カニの子供の名前考えてたらこんなの見つけたw
なごみんがまた一人生まれようとしている!

http://knowledge.yahoo.co.jp/service/question_detail.php?queId=4743681

840 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 13:35:55 ID:GlIW6i890
>>838
レオパパの名前はパンジャだったのか

841 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 16:40:44 ID:BFoHiclZ0
対馬のちち、対馬のはは。
そしてタロウがそこにいる。

お前のうしろに…

842 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 17:03:22 ID:IcfnvQxq0
954 :951:2005/10/27(木) 07:59:36 ID:x7OoUYYN0
>>950 >>953
              _ 、,.. _
           , -'´     ` ヽ、
          /         ヽ、ヽ、
         /  /  /{,' 、   ヽ,\rヽ
       /   /, / ノ {  {ヽ   {ヽ、 `゙1
       {,{  { | ,{ 从ト, ト、ヽヽ、_ ` ミ} 
       !|{  |‐!|-リ、{{ヽ、{r'土ニ,_} |r}|
       ハ ト、 ヾ゙{テj}`` ´'_ヒJソ,´| レ i
        ゞ、,j ',` ̄´ ,     l/ } ',     ならば私が立てよう!
        }川 ヽゝ、   `    / / ハ}
        レト{  \  '"-゙` ィ´} /ソ
          !{ j{ヾrミ,l` - '´ l/l /リ
          ヽ{!/ , j    トレ'\
        ,. -‐'´  〈__  /_,〉  `ヽ、
      ,ヘ´ヽ   / } ヽ , -, /      `>-、._
      }  ヽ 〉ヽノ ノ,. '´/ _ __   _,.- / /  !
     /   〉' / ´ ̄ `´二-‐'ニ´/´ { /  ,、/ !
     /  / /      `ニニ'.ッ     !'  }  ハ
    /   {/   、  _ ,.、`ヽ、      !  ヽ ソ,
   /    /   /ー'´{  { `´      }   `ヽ、!
  ヽミヽ、/   /   |   !       /  __,..-'ニ!、
   //    /     !   {      /二ニ-‐ '´,-‐'
   /     ,イ    |   |      ト‐tー‐ '7´



843 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 19:41:13 ID:3MvoiZLI0
よく見たらもうすでに400kb越えてるじゃん

844 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 19:57:47 ID:yE5SQX6D0
いくつまでだっけ?

845 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 20:10:46 ID:oIA9Ggrj0
>>844
500kbまで。1レスの書き込みが2kbまでだから
今400kbなら900ぐらいまでは平気じゃないかな。

846 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 21:40:47 ID:sqrB9Z0a0
じゃあ850ぐらいで立てといた方がいいかもね

847 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 21:54:18 ID:C18jPRh+0
480or970辺りになってからでも十分だと思われ


848 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 23:09:08 ID:IcfnvQxq0
268 :名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 23:03:00 ID:RF2pJ3Eb0
「正座を始めて18分…お姫様、そろそろ降参したらどうです?」
「ふっ…まだまだぁ…あと2分くらい耐えてみせるわよ!」

「20分っと!!…ぷはぁ…さすがにきつかったぁ…なごみん、よく平気ねぇ…
 こっちなんかもう立てないわぁ…よっぴー、ちょっと手伝ってぇー!」
「(…ん?…お姫様が立てない…?)」
「え?なごみん、何こっち見てるの?」
「……………………………………てぃっ」
「ひっ!?なっ、何するのよなごみん、いきなり足を蹴ってくるなんて!!」
「問答無用。やっ」
「あうっ!!こ、このぉっ!!なごみんがその気なら…って…足に力が入らないぃぃぃ…」
「お姫様、反撃するんじゃないんですか?…フフフ…いい格好ですね」
「く…この私がなごみんにここまでいいようにされるだなんてぇ…」
「今まで散々あたしをからかってきた報いです。…もっと強めにいきましょうか」
「って、何でそんなに足をグリグリさせてスタンバってるの!?ちょっとタンマ…」
「それっ!!!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!???」



「エリー、かなりいじめられたみたいだね」
「ま、まさかなごみんが今までのことをあんなに根に持ってただなんて…
 あぅっ…まだ足の感覚がヘンになってるし…覚えてなさいよ…っ!!」

本日正座をしていたらふいに「これでなごみん×姫できるかな?」と思った。
前スレでなごみん×姫をお望みの人のお口に合うか分かりませんが


849 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/27(木) 23:36:39 ID:IcfnvQxq0
285 :名無しさん@ピンキー:2005/10/27(木) 23:31:03 ID:WOUbfL5H0
               ,、-―- 、, -―- 、
            /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
           /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\
             /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
         /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::',
           レN'KiN:::::::::::::::::::ハ::ト、:::::::::ト、jヽj`!   しょうがないな、
            |  !  i|::::/!::/|:::// l:| 'l:|'、:::::|    |   甘ったれめ・・・・
.          |八! l||Aヒi/ミ|/ |/ l|_,止|:l'|:l/l'!r'V!     _,、_,,_
.          |:::::|.レ::i|「!iてjl`!   i'l/!ラj「||l::::|l::/  rー'´  ´ `゙'、
         !::l|::::l| ヽニ '       ヽニ ' '|l::::|l:::| r'゙        `!
         ',:l|::::l| /////    /////!!:::l:::!_j‐'         j
          l!::::|i、´   __   `/l|:::li〃          }
 ,.、_ , −‐ 、    i!::::ll::>、 丶 ノ  ,.<::l|::l| j´          ,j'
 >'゙. :  : : .ヽ,  ゙'!::::l|  `j 、_,. イ´  ソ::;ル'r'           、)
 ! . : : : : : : : ',.   ヾ::レ⌒i、    ,レ'⌒'!:/  )'          y'
 '、: : : : : : : : ,'   ./ヾ.'; .'; `ヽ、/; .'; .'ノ'ス, (          r'
  ヽ、,_  r‐、/   /;`ヽ、'; .'; .'/.'; .'; .'/; .'ヽf'      、_,r‐'
      ̄ \\, /; .'; .'o; .';ヽ/'; .'; .';/ .'o.'; .';と、_,_,_,_,ノ‐'
        >‐'ニ、‐、0 0'; .'/; .'; .'; ./ .'; .0 0 r‐//ヽ
       /   /フ´'; .'; .'/; .'; .'; /; .'; .'; .'; .';フ‐'、);゙;、


むしゃくしゃして作りました。
今も反省してません。


850 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 00:29:49 ID:Kz+lnm9I0
>>843
その容量ってどこで確認するの?

851 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 00:38:15 ID:5g951isK0
カニのソロ活動SS書いたはいいがあまりエロくない。どうしようか、とりあえず体育座りしときますね。

>>850

421 KB [ 2ちゃんねるが使っている 完全帯域保証 レンタルサーバー ]←最新書き込みの下にあるこれのこと


852 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 00:44:32 ID:xZNssQx+0
jane doe styleならステータスバーに表示されてるな

853 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 00:48:51 ID:Kz+lnm9I0
>>851-852サンクス!
ギコナビじゃ分からないか。

854 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 01:00:09 ID:ThVaWBHN0
>>851
GO!GO!!

855 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 01:21:00 ID:3pBfP+tW0
>>851
明日早いのにこんな書き込み見たら寝るに寝れないじゃないか!

…まぁ寝るけどね

856 名前:体躯座り :2005/10/28(金) 01:24:25 ID:5g951isK0
とりあえず書いたものは仕方ないので乗っけておきますね。

短いですが

857 名前:子蟹の気持ち1 :2005/10/28(金) 01:27:01 ID:5g951isK0

「ん・・はぁ、ぁう・・んっ」
電気の消えた部屋に、少女の吐息が漏れる。
「うぁ・・あっあっ、んふぅ・・」
ベットに横たわり下着の上から自らの秘所を撫でる。
「あ・・はぁ、ふっくっ・・んんっ」
少女の思い浮かべるのは隣の住人。少女にとって初めて好きになった人。
「うあ・・、・・オ・・、れおぉ・・」
自分の指に彼の指を重ねる。
「ん、れお・・いいよ・・もっと、いいよ」
秘所を撫でる指が早くなる、少女の指はもはや彼女の意思では止まらなく。
「あっあっ、ふあ、や、はげし・・ぃ・・れ、お・・」
まるで別の生き物のように少女をさらなる快感へと導く。
「うあ・・ぱんつ、ぬがなきゃ・・」
うわごとのように少女がつぶやき、下着に手をかける。
「うう、すーすーする。もう、こんなに・・」
再び自らの秘所に手を添える、紙一重で快感をさえぎっていた布はもう無い。
「ひゃうっ、うあ、うー、ボクもこんなにえっちかったんだ・・ひとのこといえねー」
あふれる自らの愛液をその手に感じて顔が赤くなる。
「れお・・ゆっくりだかんね・・んっ」
思い人を指に重ねて再開する、ゆっくりと壊れ物を扱うように。
「はぁ・・はぁ・・あん、きもちいいよぉ・・」
声に出すことで更なる快感を得ようとする。


858 名前:子蟹の気持ち2 :2005/10/28(金) 01:27:38 ID:5g951isK0
「れお・・もっと・・もっと・・」
もっと・・なんだろう?少女は自らに問いかける。
「いいよ・・はやくして・・つよくしていいよ・・」
自らの言葉に少し驚く、しかし心情と裏腹にその手は嘆願に忠実に動き始める。
「うあ、ふぁ、あ、あ、あ、ダ、メっ、れお、れお」
ちゅくちゅくという水音が部屋中に響く。
「やあ、きこえる、ぼくの、あそこ・・やあっ」
少女の声が羞恥に震える、しかし音は止まずはげしさを増していく。
「くぅ、れお・・ふぁう、あう、ふあ・・れおの、くちびるで・・」
少年とのキスを思い出す、あの唇で、舌で、秘所を・・妄想は指を少年の唇に変えて。
「あっ、なめちゃだめっ、ふあ、あぁ、やっ、きもちいいよ、れおぉ」
少年の唇は少女の秘所を嬲り、吸い、その舌で膣内をかきまわす。
「ふあ、れお、ふあ、したで・・れお、もっと、もっと、れお、れおっ」
水音はすでに絶えず響き、激しく少女に快感をもたらす。
「れお、れお、もう、あそこが、あ、ひゃめ、あつい、りぇお、らめっ」
少女の言葉はもはや意味をもたず、ただ感じたままの羅列でしかない
「ふあぁ、りぇおっ、いくのっ、ふあ、ぼく、らめ、くるっれおっっっ・・・」
一際大きな水音をたてて、びくんっと少女が震える。
「ふぁ、ふぁ、ふぁ・・・・・はぁ〜〜」


859 名前:子蟹の気持ち3(終) :2005/10/28(金) 01:28:35 ID:5g951isK0

数分間そのままでいた少女はそのまま眠りの中に・・・
「って、寝たらダメだぼくっ!!」
あわてて起き上がる。
「やべー、明日もレオが起こしにくんのにそのまま寝ちまうとこだったよ。」
さっきまでとは別種の顔の赤さで誰にと言わず話しかける。
「と、とりあえずおふろと・・・」
脱ぎ捨てた下着に目をやる。とたんにまた顔が赤くなる。
「これは、洗濯機に・・うあ、シーツまで・・」
いそいそとシーツも新しいのにとりかえて
「よし、これで・・だいじょうぶ。おふろいこっと」

少し足をかばいつつお風呂に向かい少女は考える。いつか今日のように起きれず、そのまま寝てしまったらどうなるだろうかと。
その姿を見た隣の少年はどういう行動をとるだろうかと、自分にそういう気持ちを持ってくれるだろうかと。
とりとめなく考えて、最後にすこしにやけながらつぶやいた。

「ボクはいつでもいいんだからな、早く決断しろよ。ゆーじゅーふだんのへたれめ」

また朝が来る、少女を起こしに少年が来る。いつもと同じ、いつもと違う、7月4日の朝が来る。


860 名前:体躯座り :2005/10/28(金) 01:31:35 ID:5g951isK0
以上です。えっち二回目の「ぼくもレオでしたことあるし」発言にインスパイアされて書きました。

今は微妙に反省してます。



861 名前:FspZBvIC0 :2005/10/28(金) 01:38:41 ID:7MmsktXc0
>>860
てか、貴方は私を寝かせないつもりでつか?
興奮してしまったではないか!!
とってもGJ!


続いて私もSS投下しておkでしょうか?

862 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 01:42:31 ID:pcJstLlX0
容量は大丈夫?
場合によっては次スレまで待ったほうがいいかも。

863 名前:FspZBvIC0 :2005/10/28(金) 01:44:22 ID:7MmsktXc0
短いから大丈夫だと思う。

やばそうだったら次スレで投下します

864 名前:FspZBvIC0 :2005/10/28(金) 01:52:45 ID:7MmsktXc0
連カキごめんなさい、やっぱ次スレでUPします。

明日休みなんで、もう一本今から書きますねノシ

865 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 02:01:23 ID:bPZvo1kQ0
>>860
エロスはほどほどにな。



なんて言うと思ったか!GJ!エロス最高!カニかわいいよカニ!

866 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 03:14:31 ID:S5KtdzJu0
 プロテクトパンダって何だ?なんか
 超強そうでおっかねぇんだけど
  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        _               _
      '´,  `ヽ            '´   ヽ
      !爪リリ从)ゞ          (ハヽ从 l
     ノwリ´ヮノル            i、ー゚ |i)
      ⊂)个iつ            /i `i´lヽ
     .  く/_|j〉            U| 个.|J
         し'ノ             . |__|_,j


                   なぁに、俺がやっつけてやるぜ!
                    ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        _                _
      '´,  `ヽ             '´   `ヽ
      !爪リリ从)ゞ           i ソノリ从リ
    . ノwリ*´ヮノル          .  `(リ ゚ ー゚ノ ≡つシュッ!
      ⊂)个iつ             つ`i´lつ≡つシュッ!
     .  く/_|j〉              ll_ ハ_!
         し'ノ              (_/し'


     ボクも背中くらい任されちゃうもんね!
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               _       _
              '´  `ヽ    '´   `ヽ
              〈(((从)〉 i   i ソノリ从リ
         シュッ!⊂≡ i、ヮ^*|wヾ `(リ´ー`ノ
          シュッ!⊂≡i个(⊂   /i `i´lヽ
                〈|_ヽ>   Ull_ハ_!J
                 しヽ.)    |__l_j

867 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 03:15:24 ID:S5KtdzJu0
                                    _           _
                                   '´  `ヽ        '´   ヽ
            ,:::-、       __               〈(((从)〉 i       (ハヽ从 l
      ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ
      〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ             // //         // //
    ,'::;'   /::/  __
     l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji            Σi、゚Д゚ |wヾ!   Σ( ゚Д゚  )!  
    |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l             ⊂i个(つ       /i `i´lヽ
    }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!              〈|_ヽ>       U| 个.|J
.    {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/               しヽ.)         |__|_,j
    ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/
      `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ
          `ー-"
   ┏━━━━━━━━━━━┓
   ┃プロテクトパンダ(AC -30)┃
   ┃                ┃
   ┃装甲2550+鉄壁+底力  ┃
   ┃ラクカジャ×5 .  .     ┃
   ┃アビリティ「ランパート」   ┃
   ┃マイティガード          .┃
   ┃セルフバーニング     ┃
   ┃はぐれメタルのたて    ┃
   ┃バキュラ       .    ┃
   ┗━━━━━━━━━━━┛

868 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 03:20:15 ID:v1YMjsoA0
>>867
いろいろ混じりすぎw

しかしどんな攻撃も「さすがバキュラだ問題ないぜ」

869 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 05:38:37 ID:fd3BHpI40
ハァ・・・ハァ・・・
まったくエロスはオレを狂わせるぜ・・・

870 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 06:22:23 ID:6Chf/daK0
>866-868
ねんがんのプロテクトパンダに出会ったぞ!

   ほう、豪気よな
   倒してでも家につれて帰る
   うまうま
にア あぅ。。。。かわいい
   ともえねえさん・・感覚おかしいんじゃないの?
   (・ε・)

871 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 07:52:35 ID:3B2qozfQ0
>>860
子蟹ちゃあぁぁぁん!!!!!、GJ!!!!!!!!!

>>866
萌えちまったじゃねぇかこのヤローw
こんなに幸せそうなAA初めて見たw

オチもワロスwはぐれメタルwwwww

872 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 08:49:02 ID:VvyBwEfw0
>>860
オチの7月4日ってたしかレオがかにの寝姿に欲情した日だっけか?
なんつーか想像すると萌エロるね、GJ!

873 名前:高嶺らしく 1/3 :2005/10/28(金) 10:47:43 ID:7MmsktXc0
夕食が終わって少し経った頃。
彼女は一人、せわしなく動いていた。

いっちに、さんし。
ごーろく、しっちはっち。
すーはー、すーはー。
脈拍、正常。呼吸器にも乱れなし。
顔が熱いような気がするけど、この際無視。
アイツの部屋の取っ手を掴む。

・・・・・あ〜、まただ。決心が鈍ってきた。

きびすを返す。そのまま早足で遠ざかっていく。
どくんどくんと心臓が脈打っている。
その有り様に、まるでウブなガキみたいだと彼女は思った。
だけど。
だけど、それでもやっぱり言わなきゃ駄目だよね、とも思っている。
足を止め、振り返る。もう一度さっきの場所へ。
そして彼女――柊高嶺は、先ほどと同じことを繰り返す。
言わなきゃダメ。でも恥ずかしい。いやケジメは付けなきゃ。でも・・・。
そんな考えがループして、未だに一歩を踏み出せない。

何故こうなったのか。何が彼女をこうしたのか。
――少しだけ、時間は逆上る。

874 名前:高嶺らしく 2/3 :2005/10/28(金) 10:51:10 ID:7MmsktXc0
その日の朝。珍しく彼女は早起きしていた。
大学も休みということもあり、朝から暇を持て余していた彼女は
何気なく文庫本を読んでいた。
―――恋愛小説である。
この手の本が嫌いという訳ではない彼女は、昼までゆっくりと部屋で読む。
そして、物語が佳境を迎え、主人公が告白しようとするシーンで、
彼女はふと思ったことをそのまま口にしてしまう。
「そういえばアタシ、空也にそういうのしてないな・・・」
自分自身のその台詞に、「あっ」と呻いて顔を紅潮させてしまう。
その後すぐに「な、なんでアタシがバカイカに」などと否定の言葉を
一人叫ぶが――都合よく柊家には誰もいない――すぐに沈黙してしまう。
読みかけの本を伏せ、そわそわと自室を歩く。考え事をしていた。

恋愛小説に触発されるというのも馬鹿げた話しだが、告白――というか、
好き≠ニいう言葉はきちんと伝えるのが筋だと思う。
一応、そう、『一応』アタシ達は恋人なんだし、筋は通さなきゃ。
空也でさえ正面からキッパリと、す、好きって言ってくれたんだし。
姉であるアタシがそれを言えないはずが無い。否、絶対言える!
そうよ何を迷う必要があるの?アタシはただ筋を通すだけ。
文字にするとたった二文字じゃない。
馬鹿らしい。ちゃっちゃと言って終わらせよう。
あ〜もう!さっさと帰ってきなさいよバカイカ!!


これがつい先ほどまでの彼女。
―――それが今や、

875 名前:高嶺らしく 2/3 :2005/10/28(金) 10:53:19 ID:7MmsktXc0
「あ〜、う〜、な、何て切り出そう・・・」
こんな状態である。
例えるなら、
『初めて好きな人をデートに誘う時の恋愛初心者』
といった心境か。
そんなことではいけないと思い、頬を両手で強く叩く。
「・・・よし」
覚悟は決まった。
高嶺は戸に手をかける。
(アタシ空也が好き、アタシは空也が好き)
言葉を反芻する。何度も何度も。
その時がきたら、よどみなく言えるように。
こんな時まで完璧さを求めるのが彼女という性格であった。
(アタシは空也が好き、アタシは空也が――好き!)
最後の一歩を踏み出す。どこまでも彼女らしく、思い切っていく。
「イカ、入るわよ!!」

「あ、姉貴?どうしたの、そんな鬼気迫る表情で」
「いーからアンタは黙ってそこに座ってなさい!
いーい、一度しか言わないからよーく聞くのよ!
アタシは、アンタのことが―――」


FIN

876 名前:FspZBvIC0 :2005/10/28(金) 10:59:32 ID:7MmsktXc0
短くまとまったんで投下しますた。
最近姉しよ分が足りなかった気がするので、
今回は姉しよSSです。姉貴SS。
2本目も姉しよSS。こっちは次スレに入ってから・・・かな?

875のタイトル間違えたorz

877 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 11:57:30 ID:Bh2o+iQL0
>>876
姉貴テラモエス!!
FspZBvIC0さん、Great Job!!

878 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 12:22:27 ID:79UnRY040
姉貴アイシテル…姉貴アイシテル…姉貴アイシテル…

879 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 12:55:54 ID:o+8ZeYqm0
姉貴は告白したんだろうか…

880 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 16:19:18 ID:0RiJoK9z0
この分だとレオカニ続編は次スレかな?
まだ、新スレ立てるのは早いか?

881 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 17:06:05 ID:6O/b01ro0
今の状況だとSS書き込んでいいのか微妙な雰囲気ができちゃってるし、
立てるんなら立てちまってこっち埋め立てちまえばいいんでない?

882 名前:変わりたいと願う心 1/3 :2005/10/28(金) 17:26:04 ID:7MmsktXc0
暖かい風が大地を包むように流れていく。
寒気は消え、心地よい温度がほどよく眠気を誘う時季。
そう、季節はもう春である。

昼。二人の人物が人気の少ない公園のベンチに腰掛けていた。
春の曙光がもたらす暖かな日差しに身を委ね、語らいを楽しんでいる。
一人は女性。もう一人の方に身を預けるようにして寄り添っている。
一人は男性。寄り添ってくる女性にテレながらも、満更ではない様子だ。
「―――。」
女性が男性の名を呼ぶ。
「要芽」
男性が女性の名を呼ぶ。
二人はただそれだけで幸せだった。生涯続けたいと思うほどに。
・・・・・・・本当に?

「―――っ!?」
声にならない悲鳴をあげ、彼女は跳ね起きる。
呼吸がかなり乱れている。胸が苦しい。
「・・・違うわね」
一言呟き、跳ね上げたシーツを胸元にまで引き寄せる。
そう、違う。胸が苦しいのはもう一つ原因がある。
「吹っ切れたつもりだったのだけれど」
自分の過去。大学時代の恋人のこと。とても辛い過去。
はぁ、とため息を吐き、天上を見上げる。
何故か空也の顔が見えた気がした。

883 名前:変わりたいと願う心 2/3 :2005/10/28(金) 17:27:41 ID:7MmsktXc0
過去を振り返ると、自分は彼に空也を重ねていたのではないかと思う。
彼は自分を愛してくれていた。それは間違いない。
では私は?私はどうなのだろう。
彼と私の価値観は近しいものがあった。
それでいて、彼はどこかしら空也を連想させる雰囲気があった。
・・・・・考えてみれば理由はこれだけしかない。
私は、結局私は汚い女だったのではないか。
空也に抱いていた想いを、代用品で補っていただけではないのか。
どうして私は、こういう女なのか。

空也が柊へと帰ってきてから、彼女はこんなことばかり考えていた。
要芽に好意を寄せ、要芽の為になにかを成そうと一生懸命にやってきた空也。
そのことを彼女は至福に思い、同時に苦痛をも感じた。
空也と共に歩みたいと思う。
だけど空也と共に歩める資格がある女なのかとも思う。
幸せになりたい。だけどその資格がない。
それは、彼女にとって苦痛の日々だった。

そんな折、ふらりと帰ってきた柊翔が唐突に言い出す。
「空也。修行の旅に出るぞ」
空也は当然抗議した。だが翔は聞く耳持たんとばかりに
空也を強引に連れていった。
この時要芽は良い機会かもしれない、と思った。
空也と少し離れ、今の自分を見詰め直すいい機会を得られた。
いや、どうせなら一人きりになった方が良いのかもしれない。
その方が、ゆっくりと自分に向き合える。
過去の私、今の私、これからの私。
全てを受け入れ、その上で私は変わりたい。

884 名前:変わりたいと願う心 3/3 :2005/10/28(金) 17:29:36 ID:7MmsktXc0
自室の天上を見上げたまま、これまでのことを思い返していた。
そして、一つの問いに行き着く。
私はこの一年で変われたのだろうか?
「・・・・・ふっ」
鼻で笑う。自虐的とも取れる笑い。
答えもまた一つ。否、である。
明日空也が旅から帰ってくる。
どんな顔をして会えば良いのだろう―――



その後、帰国した空也と、空也を追って上京してきた犬神家が
要芽が今まで抱いていた苦悩や苦痛を容易く吹き飛ばすほどの
ドタバタした騒動を起こすのだが―――

それはまた、別のお話。


「姉、ちゃんとしようよっ!2」に続く。

885 名前:FspZBvIC0 :2005/10/28(金) 17:34:23 ID:7MmsktXc0
短いのをもう一本。姉様SSです。
1〜2の間の話しっぽく書きました。
もし似たようなの既出ならスマソ。

>>881
もし埋めるんだったら、AA見たいですね。
既出でないAAをみたい・・・職人様光臨キボン。

886 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 21:09:32 ID:ejzp1JFO0
>>885
GJ!姉様の葛藤が良く出てていい感じ。
でも、空也のこと襲った自分の事は忘れてるのね。。。。

887 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 21:25:51 ID:W6tNsWGG0
605 :名無しさん@ピンキー:2005/10/28(金) 20:07:54 ID:W7/qGxYO0
俺はずっと働き通しだ 昼も夜も、ずっと
俺はかけずり回ってる男だ
俺には優しい女がいない
だから、ずっとこんな調子なんだ
俺はかけずり回ってるんだよ
氷柱が木にぶら下がっている季節にでも
俺はずっと働いている。氷柱がぶら下がっているような時でさえ

俺の叫びが聞こえるか。跪いて叫んでいる、俺の声が

仕事がきついぜ
もう何年もこんな調子だ働きづめでふらふらだ
長いこと、そんな風なんだよ
ずっとシュークリームを食ってきたけど
なんてこった、もうそれすらできそうにない

お前は自分のかわいい彼女に
ほしがるものを一度も買ってやったことがないだろ


888 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 21:27:04 ID:W6tNsWGG0

お前は彼女に
何一つ買ってやったものなんて、ないんじゃないのか?
それじゃ彼女も気が変わっちまうぜ
他の野郎のことも考えるようになるって

俺は働いてばかりなんだ
朝から晩まで、一日中さ
駆けずり回って働いている
毎日毎日、ずっとだ
俺にはかわいい女がいないんだよ
だから、こんな風に
働かなくちゃいけないんだ


889 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 21:29:46 ID:W6tNsWGG0
92 :バカップルの猛威(1/2):2005/10/27(木) 16:38:39 ID:boKSwyet0
 プロテクトパンダって何だ?なんか
 超強そうでおっかねぇんだけど
  ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        _               _
      '´,  `ヽ            '´   ヽ
      !爪リリ从)ゞ          (ハヽ从 l
     ノwリ´ヮノル            i、ー゚ |i)
      ⊂)个iつ            /i `i´lヽ
     .  く/_|j〉            U| 个.|J
         し'ノ             . |__|_,j


                   なぁに、俺がやっつけてやるぜ!
                    ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        _                _
      '´,  `ヽ             '´   `ヽ
      !爪リリ从)ゞ           i ソノリ从リ
    . ノwリ*´ヮノル          .  `(リ ゚ ー゚ノ ≡つシュッ!
      ⊂)个iつ             つ`i´lつ≡つシュッ!
     .  く/_|j〉              ll_ ハ_!
         し'ノ              (_/し'



890 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 21:31:17 ID:W6tNsWGG0

     ボクも背中くらい任されちゃうもんね!
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               _       _
              '´  `ヽ    '´   `ヽ
              〈(((从)〉 i   i ソノリ从リ
         シュッ!⊂≡ i、ヮ^*|wヾ `(リ´ー`ノ
          シュッ!⊂≡i个(⊂   /i `i´lヽ
                〈|_ヽ>   Ull_ハ_!J
                 しヽ.)    |__l_j


891 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 21:33:00 ID:W6tNsWGG0
93 :バカップルの猛威(2/2):2005/10/27(木) 16:39:42 ID:boKSwyet0
                                    _           _
                                   '´  `ヽ        '´   ヽ
            ,:::-、       __               〈(((从)〉 i       (ハヽ从 l
      ,,r   〈:::::::::)    ィ::::::ヽ
      〃   ,::::;r‐'´       ヽ::ノ             // //         // //
    ,'::;'   /::/  __
     l:::l   l::::l /:::::)   ,:::::、  ji            Σi、゚Д゚ |wヾ!   Σ( ゚Д゚  )!  
    |::::ヽ j::::l、ゝ‐′  ゙:;;:ノ ,j:l             ⊂i个(つ       /i `i´lヽ
    }:::::::ヽ!::::::::ゝ、 <:::.ァ __ノ::;!              〈|_ヽ>       U| 个.|J
.    {::::::::::::::::::::::::::::`='=‐'´:::::::::/               しヽ.)         |__|_,j
    ';::::::::::::ト、::::::::::::::i^i::::::::::::/
      `ー--' ヽ:::::::::::l l;;;;::::ノ
          `ー-"
   ┏━━━━━━━━━━━┓
   ┃プロテクトパンダ(AC -30)┃
   ┃                ┃
   ┃装甲2550+鉄壁+底力  ┃
   ┃ラクカジャ×5 .  .     ┃
   ┃アビリティ「ランパート」   ┃
   ┃マイティガード          .┃
   ┃セルフバーニング     ┃
   ┃はぐれメタルのたて    ┃
   ┃バキュラ       .    ┃
   ┗━━━━━━━━━━━┛


892 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/28(金) 22:03:23 ID:0RiJoK9z0
ガイシュツ

893 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 00:20:57 ID:5Sa8f3dL0
               _ 
          _,.-‐'´ ̄ー'´⌒ヽ、
       , -' "´       、 ヽ、
       /        ヽ、 ヽ、 ヽ、
      /  /    {   }! ヽ ', ヽ ハミ、
      !   { ! , ト、 ,}ト、 } ,レ} ', lキ}、
      {,  { ヽト从ト弋 {リ`フf'从リ! } }ヌノ、
     ,}ソ、 { ト|/7'ひ; ヽ! ´{ひノ}`}ノレ)Y-(
     }rトヒヾ ヽ弋_J    弋.ノ /ト'(´_,ど
     "Y、_)ノ ハニ)   ヽ ,.  (ニソ リソリ,.ナ゙
       {、/ヽ、ヽ、 {`"´j  /ィ/' このスレ埋めたほうがいいのか?
          ヽ{゙`>ト`ニ´イ\ '
         _,.-‐' ´ r!    !ヽ \
       r'´ト、    {_ ,__/   `ヽ、
       )ヽヽヽ、,._ ヽ、/ _,,..-'/{`>
       }  ヽ`ー-ニテ<-‐' ´_,. - '´ /  {
      ,'   }    ト-!` ̄´   l/  }`',
      ,'    '   / |      {   } !
     /   ,'   /  |      |   | {
     /   /   /  !      !  `ヽ',
    /   /   /   |      |    {


894 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 00:22:02 ID:aoInpedh0
長編投下ためらってる人もいるみたいだし早いとこ次スレ立てちまおうぜ。
早く読みてぇよ…

895 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 00:26:29 ID:5Sa8f3dL0
        _,. -──=ニヽ、
         /レ'´       `ヽ、
        //乳 / , ,、 ヽ ヽヽ ト、
      /0蟹 j_ノ_/ハHl、_j l lN
       〈0イ ´|/l/   `ヘノ} jrく)j
     r‐ヶハl  o⌒r─ォ⌒o,ハヽ〉  わはー
     Y//,ハ>、j>l、_ノ.イレ1l レ′   そいじゃー、レオ、鬼ごっこしようぜー
        \l l//` ` ̄´ j l レ'
         _>しょぎょうレ'´
      (__ゝ、むじょう |
           \     l
              `ーr-、ノ
            し


896 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 00:29:26 ID:5Sa8f3dL0
         __
     -=≡ラー   ̄ ̄ ー-、
    _r彡一"            丶、
   /フ/  /   /         \
   /./ /   //_,  /    丶   ヽ
.  /イ//: / _∠=ヲT ハ          、
.  / |イ/l/イ l///| ハ \   i i    l
    | lボ夕7メ、 l ! !l、.|ヽヽ、  i .l    l   また鬼ごっこかよおー
.    l Y. l ト:::ノ 'ヽl メ太トl、ト、lノ  ィ ./    もうちょっと別の遊びないのかあ?
.     /| `ー /    |l、:;;;::〉\ i / l/ノ
   ,一|.|   ヽ    ー--   〉 /‐、/
  /  l人  lー---、       / /)"/
  / i l  ヽ. l' ̄ ̄ ヽ     /ノ_/
. / 丈. l    l>、ー--‐゙  _// ヽ、
/l  \ V  l l ー ‐ニフニ‐゙    ヽ、
/   ヽl  弋二ー才‐゙ /      l
    /       , ‐ '        /


897 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 01:09:10 ID:8LMwTZWH0
じゃぁ仮面ライダージガごっこ

898 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 01:19:35 ID:CyEARci60
姫のデレSSマダー?

テカリ過ぎてカピカピになっちまった俺ガイル

899 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 01:36:37 ID:aoInpedh0
>>898
俺漏れも
早く次スレを立てねば…ってことで>>900よろしく。

900 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 01:53:56 ID:bT4ngi4m0
そーいや>>751の人の読んでて思ったんだが
館長の攻撃をある程度見切れる程の強さになったレオに勝てるのって後は乙女さんぐらいなんじゃないかと(ry

知らない内にレオに投票しちまってたよ、公式w



901 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 02:23:26 ID:0EXW0x8q0
三十分放置か…これは期待しないほうが良いかも
俺立ててくるなー

902 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 02:28:13 ID:0EXW0x8q0
【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ5【つよきす】
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1130520428/

おっきしたお

903 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 02:36:29 ID:aoInpedh0
>>902
乙!
おまいは漢だ。

904 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 11:44:54 ID:mIolYtvm0


905 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 14:39:22 ID:RkqFK7so0


906 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 15:54:53 ID:691sbS+s0
今までこのスレ見てみたけどちょっとたったらもう別のスレが立ってる。はやいな

907 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 16:13:48 ID:jV7R3I330
ume

908 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 16:19:52 ID:dMyyB2WE0
>>906
そこは松だろorz

909 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 17:20:01 ID:aEqwsllC0
乙女さん

910 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 18:18:31 ID:2ic8aWDV0
>>908
芸能も捨て難いorz

911 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 18:32:05 ID:FmmS83gL0
450kbだから無理に埋めなくてもいいような

912 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 19:11:01 ID:rQ81wUTH0
お嬢様梅竹ルアタック…
いってみただけだ

913 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/29(土) 19:49:40 ID:wjfqQ5YA0
というか、このペースだと普通に1000までいくから

914 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 01:07:36 ID:IeKNBGlv0
埋めついでにちょっと考察
実はフカヒレって凄く頭良いと思う。
建設的な意見はちゃんと持ってるし、シリアスな場面では的確な所をついてるし。
ただ、その上で道化な甘んじてるというか、不器用というか…
そんなフカヒレには心から幸せになって欲しい訳ですよ。
つうことで、きゃんでぃそふとさんよ、FDでフカヒレ純愛ルート頼む

915 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 03:26:14 ID:+ZaWtSLU0
>>914
レオも言っているが、フカヒレは大人だぜ?
見た目もカニとかが言うほど悪くないし。
ただ、トラウマとそれに準ずる3D女に対する不信感(?)の所為で
自爆するキャラになっていると思われ。
男に対しては至って普通なのに、女に対してはへタレ&S級コンジョーナシ
それがフカヒレクオリティ。
中の人繋がりもあるけど、GS横島とほとんど同じ。
つか、タカヒロはこいつモチーフにしたんじゃ?

フカヒレにもルシオラみたいないい女が出てくれば、
結構なモテキャラになれるのにな。

916 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 16:34:00 ID:69WtMkti0
フカヒレに足りないのは勇気だと思う。
 横島もヘタレだったけど、勇気があった。
と、大してフカヒレを知らない漏れが言ってみるテスツ

917 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 17:11:53 ID:iAvEOHOo0
174 NAME:ハーレム?(1/5) [sage] DATE:2005/10/30(日) 03:26:11 ID:IUfXyxHf0
【2階】
_______
|.   =| ̄ ̄ ̄|
| `ヽ =|    .|
|リ从)  キリキリキリ|      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|∀゚ノル.__|    . |      |レオー!ボクが笑顔とともに帰ってきたぜー
| つ-=|___|      |お土産やるから土下座してありがたがりな…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミシュタッ \ .________________
             ミ _ |/
             '´,  `ヽ
            !爪リリ从)ゞ
            ノwリ^ヮ^ノル
             ⊂)个iつ
             く/_|j〉
              し'ノ
              _  
             '´  `ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            〈(((从)〉 i <あん?あのバカいねーじゃん?トイレか?
             i、ヮ ゚|wヾ   \.________________
             ⊂i个(つ (((((
              〈|_ヽ>
              しヽ.) (((((
--------------------------------------------------------------
【1階】
          、, _,.、
          '´   ゙ヾ
         l イ从从ゾ
         l リ *´ヮノリ <センパイのパンツ♪センパイのパンツ♪えへへっ
      ))))) .|⊂li , )つΣ|
         ノリ く/_|j〉リ
         )))))〈_jノ'

918 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 17:12:24 ID:iAvEOHOo0
176 NAME:ハーレム?(2/5) [sage] DATE:2005/10/30(日) 03:26:57 ID:IUfXyxHf0

【エンカウント】
           ┃ ┃               ┃ ┃
           ┃ ┃               ┃ ┃
            ・ ・                ・ ・
          、, _,.、               _ 
          '´   ゙ヾ             '´  `ヽ
         l イ从从ゾ            〈(((从)〉 i
         l リ#゚Дノリ              i、ロ´#!|wヾ
        ))|⊂li , )つΣ|            ⊂i个(つ ((
         ノリ く/_|j〉リ              〈|_ヽ>
        ))  し'ノ                 しヽ.) ((



      | ちょwwwおまえらwwww
      \何やってんだよ…ん?姫? \     ☆
        ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        |     ☆
| 、        _       ぱんつぅ! ぱんつぅ! ⌒ヽ   /      ポカ
| ̄ヽ      '´   `ヽ         \  (´⌒  ⌒  ⌒ヾ   /
|^)))〉     i ソノリ从リ          ('⌒ ; __,,__ ⌒ ::⌒ )      ポカ
ー゚ノリ     `(リ; ´Дノ    ウザイカニガ!(´  ( #゚Д゚)      ::: ) /
⊂il)     ⊂}i || l{つ       ☆─ (´⌒;:ツブスゾ::⌒`) :;  ) ココナッツ!!
||j〉       ノ'个ヽ          (⌒::   ::   (`Д´#)  ::⌒ ) ぱんつぅ! ぱんつぅ!
|ノ       〈_/ヽ_〉      / (       ゝ  ヾナメンジャネー) ─

   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
対馬クン、対馬クン、ちょっとこっちに来なさい

919 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 17:12:55 ID:iAvEOHOo0
177 NAME:ハーレム?(3/5) [sage] DATE:2005/10/30(日) 03:27:58 ID:IUfXyxHf0


  , ― 、        _ア……アーン      \     ☆
  ,'_ '´  ̄ ヽ    '´   ヽ            ┃┃     |     ☆
 [》ミ〈((^)))〉  (ハヽ从 l          .  ┃┃  (⌒ ⌒ヽ   /
  iヾ(リ゚ ー゚ノリつΘ i、ロ`*|i)          \ ・ ・__,,__´⌒  ⌒  ⌒ヾ   /
 ノノ (つ个i     /i `i´lヽ              ((゚Д゚#); ⌒   ::⌒  )
    く/_|j〉    U| 个.|J             (´     )     ::: ) /
    し'ノ    . |__|_,j          ☆─ (´⌒;:    ::⌒`) :;  )
     ∧
 ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
なんか知らないけどモテモテね
ついでだから私もチョコあげる
ハイ、アーーンして



        | センパイに…
        \センパイに、気安く触るなっ!!         戦利品
           ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄           ↓
  , ― 、      、, _,.、       _              _ _ 
  ,'_ '´  ̄ ヽ    '´   ヽ     '´   ヽ            │ ∨ .│ キョウハコノヘンデ
 [》ミ〈((^)))〉  (i 从从l i i≡≡ (ハヽ从 l モウヤメテ…     │  》 │ カンベンシテヤルゼ!
  iヾ(リ゚ ー゚ノリ   li、Д´#l|)l.|     i、Д` ;|i)           ノwリ#`ヮノル
 ノノ⊂)个i>    ⊂i ( (つl.|≡≡  /i `i´lヽ          ))  ⊂)个iつ
    く/_|j〉     〈|_ヽ> ゞ   . U| 个.|J             く/_|j〉
    し'ノ      しヽ.) ≡≡   |__|_,j             )) 〈_jノ

920 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 17:18:29 ID:iAvEOHOo0
178 NAME:ハーレム?(4/5) [sage] DATE:2005/10/30(日) 03:28:45 ID:IUfXyxHf0

| おやぁ〜?
\おやおやおや〜?
   ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (⌒⌒)         ン?
  , ― 、        、, l l,.、      _ サトウサン? .         _ |
  ,'_ '´  ̄ ヽ      '´   ヽ     '´   `ヽ     ツシマクン  '´, |
 [》ミ〈((^)))〉    (i 从从l i i    i ソノリ从リ     .コッチコッチ(从ハ |
 iヾ(リ゚ ∀゚ノリ     li、Д´#l|)l.|    `(リ ゚ ーノ            i、´ヮ
 ノノ⊂)个i>      ⊂i ( (つl.|     /i `i´lヽ     .       (liつ
    く/_|j〉       〈|_ヽ> ゞ   . U| 个.|J     .        〈i||
    し'ノ        しヽ.)       |__|_,j               ヽ|


        | やっと落ち着ける…
        \佐藤さんが天使に見えるよ
          ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
           _                  _
           '´   `ヽ              '´   ,`ヽ ニヤリ
     (((   i ソノリ从リ              (从从))i彡|
          `(リ;´Д`ノ               li、ー"ノ)メ>
     (((   (  つ つ              ⊂i个(つミ
         人  Y                 〈|_ヽ> ゞ
     (((  (_/し                   しヽ.)


921 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 17:19:04 ID:iAvEOHOo0
179 NAME:ハーレム?(5/5) [sage] DATE:2005/10/30(日) 03:29:35 ID:IUfXyxHf0

【セクシャルアトミックバスター(Lv3)】
                        ○
                                  ○
            ○
                           ○
                   ○               ○         ○
   ○                   _
          ○            '´   ,`ヽ○       ○
                    ○(从从))i彡     ○           ○
              ○       li、∀゚*ノ)メ>v-..,,_
                i⊃へ_,,./'""",.ヽ iっ,_ _>-、      ○
     キタ━━━━━━━日、_//i;;;i:::::/-'C" 彡i.,,...二>○━━━━━━━!!!!
                 "'" ̄'-l;;:"Y'"  ちヽヲー-''"
         从        _,........,J;';;::':-Z..>''"○               ○
      Σ '´   `ヽ  ,.-'"''' ,"i l   ̄二 ̄l    ○
        i ソノリ从リ   i,,. 〉-へ..,, ヽ__i";:=ミi          ○
       (リ ;゚ロ゚ノ   "ミ;,..⌒ケ ̄ |,.ヽ  ノ)
        ⊂}i || l{つ     ヽニ" L、  ト√,,"〈_○
         ノ'个ヽ ○  _..ノミ ,,...」  ヽiミ彡/i
        〈_/ヽ_〉    ヽ--'" ○   \="!、 ○           ○
           ○               )三 <     ○
                          ヽ---'"
          ○           ○
  
                            ○
          ○                         ○


922 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 19:20:17 ID:iAvEOHOo0
223 :名無しさん@初回限定 :2005/09/20(火) 02:30:50 ID:br31UgsE0
つよきす

開始 (゚∀゚) →  。・゚(゚∀゚)゚・。ギャハハ → (゚∀゚)ハハ… → (゚∀゚)… → (゚∀゚)共通ルートナゲェ…

OP ( Д )<今までのプロローグだったのかよ  ゚ ゚

↓攻略順

姫 (´-`) →  (;゚Д゚) →  (゚Д゚) → ヽ(゜∀゜)ノ

よっぴー (*ノノ) → (゚∀゚)エ… → (;゚Д゚) → (((;'A`))) → (`・ω・´)

乙女 (゜∀゜)ツエー → (゜∀゜) → (*゚∀゚*) → (;゚∀゚;) → (*゚∀゚*)

なごみ (゚Д゚) → ('A`) → ('A`) → Σ(゚Д゚三;゚Д゚) → (;;゚∀゚)o彡゚ギャアアアァァァ ←嬉しい悲鳴

カニ (゜∀゜) → ( ^∀^) → (´゚Д゚`) → (*´д`*)

祈先生
                    _____
    / ̄ ̄ ̄ ̄\,,      /−、 −、    \
   /_____  ヽ    /  |  ・|・  | 、    \
   | ─ 、 ─ 、 ヽ |  |   / / `-●−′ \    ヽ
   |  ・|・  |─ |___/   |/ ── |  ──   ヽ   |  
   |` - c`─ ′  6 l   |. ── |  ──    |   |
.   ヽ (____  ,-′   | ── |  ──     |   l
     ヽ ___ /ヽ     ヽ (__|____  / /
     / |/\/ l ^ヽ    \           / /
     | |      |  |     l━━(t)━━━━┥

923 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 19:30:26 ID:J5ZiYHUR0
>>922
オチワロタw

924 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 20:36:51 ID:Mi+uAs5H0
331 :蟹沢きぬの勝利宣言 :2005/10/30(日) 20:15:11 ID:oFh99vXF0
なご「はい、お電話ありがとうございます、FLOWER SHOP YASIでございます」
きぬ『ようココナッツ、相変わらず不景気な声してんな』

なご「……なんだ甲殻類か」
きぬ『へっへーん、もうボクは蟹沢じゃないもんねー。名前のとこを見てみな』
なご(……芸が細かい……)

きぬ『ところでココナッツ、おまえ、レオのことちょっといいなーって思ってたんだってな』
なご「 ―― ッ!?  …………クッ、鮫氷か……あいつ……!」
きぬ『おいおい、フカヒレは仮にも年長者なんだから呼び捨てはよくねーぜ?
    ま、ボクは海よりも心が広いから、そのくらい許したげるけどね。感謝しろよな』

なご「……言いたいことはそれだけか? 用が済んだなら切るぞ!」
きぬ『冷てーこと言うなよ、ココナッツ。知らなかったとは言え、
    かわいい後輩の淡い恋心を踏みにじっちまったのは事実だからさ。
    かーいそーだから、今日はいいニュースを教えてやろーと思ったんさ』

なご(……何をたくらんでる……?)
きぬ『こんど産まれる子供、女の子だってわかったからさ。
    もう名前を決めたんよ。ま、レオにはまだ言ってないけどね』


きぬ『なごみ、ってんだ。いい名前だろ? これでお前もずーっとレオと一緒さ』

きぬ『あはははーっ!』  (ぶちっ。ツーツーツー)


なご「……クッ! なんてウザいんだ……!」


925 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 20:56:08 ID:iAvEOHOo0
346 NAME:椰子なごみの勝利宣言 [sage] DATE:2005/10/30(日) 20:50:59 ID:oFh99vXF0

カニ「……ふぁい、さめすがでしゅ……」
なご『なんだ甲殻類、とうとう相手を選ばなくなったのか』

カニ「ンマー!? 誰かと思えばココナッツかよ!
   勘違いしてんじゃねーぞ! フカヒレん家で留守番たのまれてるだけだよ!(寝てたけど)」
なご『さすが脳ミソまでカニミソの蟹沢先輩。ココナッツって誰の事ですか? あたしは対馬ですけど?』

カニ「クッ……。ふんっ、何の用だよ!? さっきも言ったけど、フカヒレなら留守だかんな!」
なご『いえいえ、用があるのは、きぬ先輩にですよ。
    さっききぬ先輩の家に電話したら、ここだと教えられたもので』
きぬ「名前で呼ぶなって言ってんだろぉっ、このダボがぁぁ! 名前んトコもこっそり変えてんじゃねー!」
なご『それは失礼。ところで、産まれてこのかた苗字の変わってない蟹沢先輩、
    今後も変わる予定のない蟹沢先輩、あたし、子供ができたんです』
カニ「うえぇっ!? 誰の!?」
なご『センパ…レオさんの子に決まってるだろ! …コホン。それで、まずは蟹沢先輩に報告したくて』
なご『今になって思えば、蟹沢先輩はレオさんのこと好きだったんですよね。
    気がつかなくてすいませんでしたね。ククク……』
カニ「……おいココナ……パンスト。てめー調子に乗って余計なこと口走ってんじゃねーぞ!」


なご『まあまあ、怒らないで聞いて下さいよ。女の子だったら、きぬ、って名づけようと思ってるんです』

なご『こうすれば、さすがの蟹ミソ先輩も、未練がなくなるでしょう?』
なご『お世話になりましたからね……背中を押してあげますよ。くっくっ』 (ぶちっ。ツーツーツー)


カニ「………。 〜〜〜〜〜ッ」

カニ「 ン――――マ――――――――! 」

926 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 21:41:09 ID:Mi+uAs5H0
359 :名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 21:05:35 ID:oFh99vXF0
しかも!


>>331(カニENDサイド)
きぬ  「はーい、今日もなごみちゃんはかわいいでちゅねー」
小なご「ンマー」
大なご「くっ……ウザすぎる……!」(湖畔の影から、なごみが見ている。なごみの影)



>>346(なごみENDサイド)
なご  「ふふ、きぬちゃんはいつもいいこでちゅねー」
小きぬ「ンマー」
大きぬ「ンマー!」(湖畔の影から、カニが見ている。カニの影)



……という具合に!
キッチリかわいがってしまうのだ!
そうすることが、相手の神経を最も逆なでするとわかっているからである!

よっぴーは、もちろん娘に「エリカ」と名づけ、それを「エリーと友情の証だよ♪」とか言う。
その実、レオにプレッシャーをかけ続けるわけである。

さすがだぜよっぴー。


927 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 21:42:12 ID:iAvEOHOo0
364 NAME:鉄乙女の勝利宣言 [sage] DATE:2005/10/30(日) 21:35:29 ID:oFh99vXF0

西崎「はい、西崎ですー」
乙女『あー、対馬乙女だ。覚えているかな。鉄といった方がわかるか?』
西崎「あ、先輩ですか。もちろん覚えてますよ。お久しぶりですねー」
乙女『うむ。卒業式以来だな。ところで、今ヒマか?』
西崎「ええと、今、煮物作ってるんで、10分くらいなら」

乙女『そうか。それでは単刀直入に言うがな。実は、子供ができたんだ。レオと、私の』
西崎「へー、そうなんですかー。おめでとうございますー」

乙女(……)
乙女『まあ、親しかった者にはこうして電話などで報告しているんだ。
    特に、西崎とは、一時とは言えレオを争った仲だからな』
西崎「あー、そんなこともありましたねー」
乙女(……???)

乙女『そ、それでだな。少々気が早いが、名前…を、考えたんだ。
    紀子、とつけようかと……なにせ風紀委員長だったからな、私は』
西崎「あー、まあいいんじゃないですかー? ちょっとハヤリからは外れてそうですけど。
    ――あっ、おナベ焦がしちゃう! ごめんなさい、切りますね」
乙女『あ、ああ』
西崎「それじゃくろまめ先輩、また」 (ぶちっ、ツーツーツー)



くろまめ「……」
くろまめ「……何か負けた感じがする」
くろまめ「それに、電話だとちゃんとしゃべれるんだな……知らなかった……」

くろまめ「くそっ、胎教に悪い……かまやつひろしを聴かなくては」

928 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 22:18:06 ID:Mi+uAs5H0
383 :名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:02:53 ID:2nNbXMtO0
エリー「はい、私よ」
よっぴー「あ、エリー?お久しぶり」
エリー「よっぴー……何の用?忙しいんだけど」
よっぴー「うわぁ怖い怖い。潰されちゃうよぉ…」
エリー「本当に切るわよ…」
よっぴー「待ってよぉ、エリー。今日はお祝いの電話なんだよ」
エリー「お祝い…?」
よっぴー「そ、出産祝い。レオ君との赤ちゃん」
エリー「……っ」
よっぴー「しかも、良美って名前なんだってね……あてつけかなぁ…?」
エリー「な、ちが…!」
よっぴー「それとも罪滅ぼしのつもり・・・?裏切り者……」
エリー「違うのよ、よっぴー、そんなつもりじゃ…そんな」
よっぴー「ま、どうでもいいけどね。エリーが出産で休んでいるうちに会社大変になっちゃってるらしいし…」
エリー「何でそれを…」
よっぴー「日本最後のスーパープロジェクト中央リニアの落札に失敗だって…?政治的圧力で…」
エリー「…な……」
よっぴー「ルートにお父さんの地盤があるんだよね。不実な人間がトップの企業に国家の一大事を任せられますか?ってね」
エリー「……」
よっぴー「怪文書もかなり出回ったんだって?大変だねぇ……」
エリー「あんた…!」
よっぴー「あともう一つ、摩周財閥が敵対的TOBを仕掛けているらしいから、注意してね?ってもう遅いかもしれないけどね」
エリー「……!この電話!貴様ぁ!!」
よっぴー「裏切り者には当然の末路だよ……(ガチャッ、ツーツーツー)


929 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 22:25:02 ID:xtXtUhd40
こっ!これが女の裏側かっ!!!(((( ;゜Д゜))))

930 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 22:48:06 ID:Mi+uAs5H0
410 :名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 22:43:12 ID:OhpeokCq0
このスレみてカニENDの対馬一家の近所付き合い想像するとなごむ
レオの家に食事会で集る近所の椰子さんと鮫氷さん
で、やたら子供になつかれる鮫氷
「フカヒレー」
「フカヒレお兄ちゃん」
でも本人は子供の相手より椰子にアプローチしたいが
椰子は台所できぬといっしょに夕飯の支度
シンイチ「レオまだ帰ってこないのかよー、オレもう疲れたよ」
きぬ「うるせー、タダ飯食わせてやるんだから子供の遊び相手くらいしろよなー」
なごみ「モテモテですねフカヒレセンパイ」
シンイチ「ていうかお前子供に友達をあだ名で呼ばせるなよ」
なんてよく集ってたりしないかな
スバル帰ってきたらコレに参加で


931 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 23:14:39 ID:Mi+uAs5H0
427 :名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:12:17 ID:oFh99vXF0
こりゃあアレだな、「エリカがたとえてあげる」で、キャラを寄生獣に置き換えるネタが来るなw


>>410
キャスト:対馬きぬ、対馬なごみ(小なごみ)、対馬スバル(小スバル)、椰子なごみ(大なごみ)、フカヒレ

で、お送りいたします。
(スバルが帰ってきたら、息子に親友の名前をつけたことについて、レオときぬは小一時間説教。
 「おめーら、ぶっちゃけアレだろ、おれ帰ってこねーと思ってたろ!? な!? そうだろ!」)

小なご「ねーねーフカヒレおじさま」 (6才)
フカヒ 「なんだい、なごちゃん」
小なご「なごね、おおきくなったら、おじちゃんのおよめさんになってあげるね」
フカヒ 「!?」

乙女 「こんな小さな子供に手を出すな! 制裁!」
不可避「ポーゥ!」 (7m吹っ飛ぶ)

フカヒ 「お、おれ何も言ってねえ……」




あれ、キャスト外の人がいるや


932 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 23:47:59 ID:Mi+uAs5H0
449 :名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:44:36 ID:oFh99vXF0
>>443
それじゃあフカヒレおじちゃんがかわいそうだよ


――16年後。
いい感じに育ったカニ娘に惚れている自分に気付くスバル。
竜鳴館で体育教師をやりながら、生徒でもあるカニ娘を見守る日々。
しかし、カニ娘は「フカヒレおじちゃんのお嫁さんになる」とかいまだに言ってやがる。

一方、フカヒレは、ついに魔法の力を手に入れていた。(30才を越えた辺りで)
でも、今はまだ万国旗を出すくらいが精一杯のもよう。


933 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/30(日) 23:48:16 ID:MoYKmm4r0
>>931
>おめーら、ぶっちゃけアレだろ、おれ帰ってこねーと思ってたろ!? な!? そうだろ!

ハゲワロス

934 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 00:00:31 ID:DRDn38V80
>こりゃあアレだな、「エリカがたとえてあげる」で、キャラを寄生獣に置き換えるネタが来るなw
詳しく聞きたいぞ。

935 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 00:03:45 ID:Mi+uAs5H0
451 :名無しさん@ピンキー:2005/10/30(日) 23:46:09 ID:ey0ao0cF0
例えるの、思ったよりムズイぞ。
あくまで、つよきすファミリーが寄生獣の芝居をするとしたら、ということで。

レオ      :泉新一
スバル(声のみ):ミギー
フカヒレ    :宇田さん
カニ      :ジョー
よっぴー    :村野里美
なごみ     :カンのいい不良娘
エリカ     :田宮良子
乙女さん    :後藤
村田      :三木
イガグリ    :島田(少年A)
マナ      :新一の母
トンファー   :新一の父
くー      :探偵

だめだ、これ。
つよきすメンバーは女多いのに、寄生獣メンバーに男が多すぎる。

936 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 00:08:18 ID:jEF5I0eP0
466 :名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 00:05:46 ID:iUoL+6/j0
Shark : 俺とチャHしない?
私 : は?
Shark : 気持ちよくさせるよ
私 : ・・・・・
Shark : いくつ?
Shark : 初体験は?
Shark : 俺まだ童貞なんだけど、やってみる?
Shark : なんか言ってよ。
Shark : お〜〜い
Shark : 俺いけメンだよ
私 : 馬鹿なの?www
Shark : ん?
Shark : お前なめたこと言ってると、IP抜いて、住所ばらすぞ!
私 : ・・・・
Shark : 俺にかかれば、お前の回線を乗っ取ることだって簡単だ。
私 : やめてよw
Shark : 許してやるから、明日会おうよ^^









困りましたwwww
どうしたらいいですかwww
教えてエロい人!!!!


937 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 00:24:14 ID:jEF5I0eP0


479 :名無しさん@ピンキー:2005/10/31(月) 00:20:02 ID:Vykouscc0
>>465にささげる。中途半端だが。

フカヒレ】俺には働くことと、ギャンブルとエロゲしか居場所がないのか・・・
 なごみ】フカヒレ先輩は働いてるだけマシですよ。
フカヒレ】げっ、なんだ・・・椰子、お前まだこの駅前にいるのか。学生の頃と変わらないな。
 なごみ】センパイも、相変わらず人生がつらそうですね。
フカヒレ】冷笑するなよ(苦笑)・・・・
 なごみ】あ、一番星。
フカヒレ】お星さま、か。ああ、ただ一つ願いが許されるなら女の子に「あなたが必要なの」と言われてみたいでしゅ!
 なごみ】・・・・・・・・・・・・・・・
フカヒレ】・・・・・・・・・・・・・・・
 なごみ】あなたが・・・・ひつ・・・よぅ・・・・・
フカヒレ】ん? 椰子、何か言った?
 なごみ】いえ、何でもありませんよ、フカヒレ先輩。
    ・・・・晩御飯まだですか? 良かったらそこらへんで食事しませんか?

938 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 08:32:48 ID:OhuRRaRw0
>>937

ありえない!ありえないもんね!

939 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 11:49:19 ID:tz8J7gwz0
・・・・晩御飯まだですか? 良かったらそこらへんで食事しませんか?
(祈先生は・・・願いをかなえるには生贄が必要だと・・・薬は、ある・・・)

940 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 20:50:17 ID:wGzawpdN0
684 NAME:本日の悪役大賞 ドッジ編(3/4) [sage] DATE:2005/10/31(月) 20:40:56 ID:ykaKG/3a0

                               \西崎、大丈夫か
                       ,_ _     _, ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                     ,ヘ'´  i"ヾ  '´  `ヽ
                     く((リ从゙"リ⊂〈((从fニ i )
                     ノリ`(|つ,Tノi  li、ー゚*!从
                      . ヽノl´c)   ヽ、゙ー'⊂ソ>
                  トボトボ  f_,ll_j     f_,ll_j
                    )))   〈_jノ      じラ
                  ____∧__
                 ./う〜…いた…い \


                              . ..:::::.V. .
 | 10万…20万…30万…馬鹿な…          ...::::::λ:::::... .
 \まだ上がっていくだとぉ!             . .:::)V  ソ):::...
|_,  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,_ _        . ::(;:ノ _ (ノ):::
|  ヾ               ,ヘ'´  i"ヾ       . ::ソ '´  `ヽ(:::   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|)リ从)〉P..P..P         く((リ从゙"リi}     . :::) 〈((从fニ i ):. <  そうか、可哀想にな…見てろ
|[゚]-ノi             ノリ`(*^ヮ∩!        .:( li、ー゚#ノ) :.   \ あいつら全員、私が倒してやるからな
⊂il)                ⊂)゙ー'iノ        ヽ {(てと)}ノ      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
||j|                  f_,ll_j           f_,ll_j
|ノ                  し'ノ            じラ
                 __∧_
                ./う、うん!\


941 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 20:52:04 ID:wGzawpdN0
686 NAME:本日の悪役大賞 ドッジ編(4/4) [sage] DATE:2005/10/31(月) 20:41:38 ID:ykaKG/3a0

         \   373 名前:乙女さん(;´Д`)ハァハァ     /
           \   おにぎりを食え!おにぎりを!  /
キョウトイウキョウハ   . \ 374 名前:乙女さん(;´Д`)ハァハァ /
セッキョウシテヤル , ― 、  \今日は梅干とツナだ!   /
  '´  `ヽ  ,'_ '´  ̄ ヽ  \ 前:乙女さん(;´Д`)  / | ̄ ̄ ̄ ̄|
〈((从fニ i ) [》ミ〈((^)))〉  \何個でも食べれ/   |  田 田 |
  li、ー゚#ノつ彡iヾ(リTヮノリイタイ  \ ∧∧∧∧/     |      .|  赤王気絶確認!>
 ⊂(个i(     ⊂)个i> イタイ  <    真 >    |  大   | 
   〈|_ヽ>      く/_|j ヒッパルナー< 予 打  >  ̄ ̄ ̄ ↑ ̄ ̄ ̄   アリエネー!>
   しヽ.) (((    し'ノ (((     <    ち  >    赤王先輩
  ────────────< 感 登 >───────────────
          メンチビーム    <    場  >  ガチャ  /||ミ ご対面
プルプル _     '´  `ヽ    < !!!! の >      /:::::||    V  ヽヽゞi:i
   ;'´.   ヽ;  〈(从,,__fニ)    /∨∨∨∨\   /:::::::::::|,!lVヽN‐'7o ̄ミri|
   ;l ;; ノリ从; ← li、Д゚#ノギラリ /   _  ,_-‐、 \ |:::::::::::::::||'   .!,i、 。ノノ/!j:!ハ
   ;l  i li|;ノ;    {(てと)}   /─=二≡_ i"_Y 〈i   \::::::::::::||    ゝー'"ノ:l::|:lj 
  ;ノノリノ__,iつ;    〈|_ヽ> /        ̄ ゝ^-'"    \::::::||  、  "" /:/:ル
    ;く |__l|;      じラ /    / ̄~~~ ヽマトリクース    \:|| ー '  , '〃j:|
    ;しし';      /      | | し( 、 A ,)つ       \  
                  (LEOノ_.ノ V ̄V  LaserBeam!!!

942 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 21:29:39 ID:jEF5I0eP0
貼れない・・・
誰かはっといて
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1130589021/681-682

しかし不思議だな、俺のIE,なんである特定のAAだけ書き込みできなくなったんだろ
前はこんなことなかったと思うんだが

943 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 23:48:26 ID:L5Om9K800
681 :本日の悪役大賞 ドッジ編(1/3):2005/10/31(月) 20:39:03 ID:ykaKG/3a0
 |;;|;;|;;|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|  花王・愛の劇場  .|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|;;|;;|;;|
 |;|;;|;;|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii . ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|;;|;;|;|
 ||;;|;|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii.         ,____    iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|;|;;||
 |||;|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii.  ,_ _    !_ _ _ ゙ヽ  iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|;|||
 ||||iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii. ,ヘ'´  i"ヾ  i  ) iミ !   iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii||||
 |||;|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii. く((リ从゙"リi} ⊂!、д゚; i) /    iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|;|||
 |;|;|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii 。゚ノリ`(リ;´(フノi 。゚ 。ヽ、`i´ つ   iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|;|;|
 |;;|;;|iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii.     と)゙ー')⊃    ! T !     .iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii|;;|;;|
 リリリリiiiiiiiiiiiiiiiiiiii.   ((⊂ん/lj〉      しヽ.)   .  iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiリリリリ
  ________ ∧_    _∧__________
  よーへー、ごほ、ごほっ…\ /馬鹿野郎! 
  だ…だ…だいじょ…ぶ?  | | 当たった自分の心配をしろ!

944 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 23:50:45 ID:L5Om9K800
      | 女にかばわれるとは…      .|悲しい?なーに、すぐに後を追わせてやんよ
      \たいした美談だな、色男      |外野で仲良く再会すんだね。あははははは!   シュゴーーーーー!!!
      、, ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      \__  .______________   . ..:::::.V. .
    '´ '`´ ゙ヾ                       |/                        ...::::::λ:::::... .
   { ソ从从シ}                     '´  `ヽ                     . .:::)V  ソ):::...
   メ(リ゚ ー゚ノリ              ,____     〈(((从)〉 i    モウヤメトケッテ… 从      . ::(;:ノ _ (ノ):::
   ノ,'くj `i´lヽ       ,_ _    !_ _ _ ゙ヽ    i、ヮ^|wヾ    '´   ヽ Σ '´   `ヽ    . ::ソ '´  `ヽ(:::
  ((  ll_ !_iJ      ,ヘ'´  i"ヾ  i  ) iミ !   ⊂(゙ー'(つ   (ハヽ从 l ≡i ソノリ从リ   . :::) 〈((从fニ i ):.
    . i_7、」      く((リ从゙"リi} ⊂!、д゚; i) /      f_,ll_j      i、Д` ;|i)  `(リ ;゚ロ゚ノ     .:( li、ー゚#ノ) :.
            。゚ノリ`(リ;´(フノi 。゚ 。ヽ、`i´ つ    しヽ.)        ⊂ヽ ⊂)          ヽ {(てと)}ノ
    , ― 、   .     と)゙ー')⊃    ! T !      、, _,.、          |_ !_ll            f_,ll_j
    ,'_ '´  ̄ ヽ    ((⊂ん/lj〉      しヽ.)   .  '´   ヽ         しヽ.)            じラ
   [》ミ〈((^)))〉                   (i 从从l i i
    iヾ(リ゚ ヮ゚ノリ                    li、 ー` l|)l.|
   ノノ⊂)゙ー')>                    ⊂(゙ー'(つl.|
     . f_,ll_j                       f_,ll_j
      し'ノ                       しヽ.)
 ___ ∧________          __ ∧_____
 さぁ、次の獲物は誰かしら?. \       ./ くっ…くっくっく……

945 名前:名無しさん@初回限定 :2005/10/31(月) 23:53:07 ID:L5Om9K800
>>943
>>944
>>940
>>941

946 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/01(火) 02:08:50 ID:tfDC2FZt0
808 :FDの予想(1/3):2005/11/01(火) 01:36:56 ID:45AcWYJ60
正月前のイベント

                 ねぇねぇ、今年は鍋にしない?
                  ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                        _       そうだな、何を入れようか?
                      '´  `ヽ      ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    .___  .            〈(((从)〉 i          __
   / /  ./.|            i、ヮ^*|wヾ        '´   ヽ
 /,,..../___/ |             /i夲(ヽ  .      (ハヽ从 l
 |''''  |    |  |       /\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ 旦 ̄\i、ー` |i)
 |   |   | ./|        /※ .\____ ______⊂iとl)}
 ×_|__|/ .|.      〈\  ※  ※ ※ ※ '´ '`´ ゙ヾ ※ 、 ll         ニョタイモリ!
 |────| ./        \ \______ { ソ从从シ}_____ヽ    ヽ(゜∀゜)ノ ニョタイモリ!
 |____|/           `、_____ /メ(リ゚ ー゚ノリ____〉    ヘ(   )ミ
                          ノ,' ヽつとノ           ω > (∀゜ )ノ
                         __ ∧_____          (  ヘ)
                        / 俺はカニが好きだぜ          <


947 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/01(火) 02:17:02 ID:tfDC2FZt0
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1130589021/809-811

948 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/01(火) 02:23:43 ID:LRFG3dWn0
809 NAME:FDの予想(2/3) [sage] DATE:2005/11/01(火) 01:37:32 ID:45AcWYJ60

【LEO-SYSTEM】(対馬会談)
_________________________
| _______________________ |
| |              ________             | |
| | ≡≡≡≡≡≡≡|              |≡≡≡≡≡≡≡ | |
| |   才是 言斥   |              |   シ夬 言義  | |
| | ≡≡≡≡≡≡≡|              |≡≡≡≡≡≡≡ | |
| |  CODE:263   |  SUBARU・2 . |     _____  | |
| |   ;:;・、::,    |              |    |審議中| | |
| |   :;・:;;_;   \        /     ̄ ̄ ̄ ̄ | |
| | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/\___/\/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | |
| | |              \   LEO   /             | | |
| | |    KANI・3      |――――‐|  FUKAHIRE・1 .| | |
| | |                |       |               | | |
| | |                |       |               | | |
| |  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | |
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・カニ鍋、賛成2、反対1、条件付きで賛成1により可決

949 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/01(火) 02:24:26 ID:LRFG3dWn0
811 NAME:FDの予想(3/3) [sage] DATE:2005/11/01(火) 01:38:17 ID:45AcWYJ60

レオ:「いやー、スッカリ遅くなった、みんな待ってるだろうな」


レオ:「…………あれ?」

          、,           _
        '´ '`´ ゙ヾ        '´   ヽ
        { ソ从从シ}       (ハヽ从 l
        メ(リ゚ ー゚ノリ        i、゚Д゚#|i)
       ノ,'くj `i´lヽ        /i `i´lヽ
      ((  ll_ハ_iJ       . U| 个.|J
        ゙  i_7、」          |__|_,j

スバル:「ああ、そうだ、俺はカニが好きだぜ」
スバル:「オマエがいつまでもグズグズしてるから食っちまった」
スバル:「(ダシの)具合は良かったぜ?」
レオ  :「…何言ってるのお前」
スバル:「カニはお前が好きだって言うから、無理やりになっちまったけど仕方ねぇ」
レオ  :「無理やり…だと?」
スバル:「オマエ、俺達の為に殻割りハサミ買いに行ったんだろ?」
スバル:「だから俺も頑張ったのさ」
レオ  :「なんでそんな強引に!」
スバル:「奪う(鍋を突付き合う)ってのはそういうモンだろ」


とかなったらヤだなぁw

950 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/01(火) 06:47:47 ID:ry7Fmuxd0
ものっそ強引な修羅場wwwwwwwwwwwwwwww

951 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/01(火) 22:22:58 ID:tfDC2FZt0
847 :名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 10:41:35 ID:jh0DgweuO
仕事が怠いので喫茶店でコーヒーを頂いています。
ここで一句

死ぬ前に
 しろうとの生乳
  みてみたい。

激しく字あまり。


849 :名無しさん@ピンキー:2005/11/01(火) 10:50:00 ID:0Uw0rhUMO
分け入っても
 分け入っても
  無毛
         天王寺


952 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 01:34:37 ID:DVBOXU7L0
146 名前: ◆WbnK3gH7Sc [sage] 投稿日: 2005/11/02(水) 01:30:47 ID:nDsKMhCe0
「なごみん、この間はよくも私を弄んでくれたわねぇ…?」
「やれやれお姫様、まだ懲りてないみたいですね」
「その余裕の表情がいつまで持つかしら…よっぴー!」(パチン)
 ガ シ ッ ! !
「ふふ…エリー、羽交い絞め完了♪」
「なっ…?い、いつのまに背後を!?」
「あはははは、なかなかそそる格好ね、なごみん、さて…」
「くっ、何を?やめっ」
ぷにゅん…
「はうっ?」
「いつ揉んでもいい胸よねぇ…」
ぷにょん…むにゅっ…
「…ぁ…やぁっ…くぅ…」
「ほ〜れほれほれ、私を辱めた罰は、まだまだこんなもんじゃないわよ〜?」


「なごみ、遅かったな。姫に呼び出されたみたいだけど…何だったの?」
「…セン…パイ…あ…あたし…」
「?」
「ひっく…ひっく…うぁーーん…センパァィ…ごめんなさぁ〜〜〜い……」
「お、おい、なごみ?一体何があったんだよ?」


久しぶり。以前なごみ×姫やら、耳掃除なごみやら、ほろ酔いなごみやら書いてた者です
なごみ×姫を書いた時リクされた姫×なごみ(リベンジ)を書いたが…ブランク空くと
あんまりいいのが書けないもんだな…。あとアドバイスされたので今回からトリ付けます

953 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 01:43:22 ID:DVBOXU7L0
130 :名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 00:46:33 ID:7eFzutiO0
第1次対馬内閣

総理大臣=対馬レオ
法務大臣=鉄 乙女(その厳しさをかって)
外務大臣=霧夜 エリカ(外面のよさで)
財務大臣=佐藤 良美(しっかりしてそう)
文部科学大臣=大江山 祈(オカルトも採用)
厚生労働大臣=鮫氷 新一(パシリの実績をかって)
農林水産大臣=椰子 なごみ(花屋だし)
経済産業大臣=蟹沢 きぬ(景気回復のために活気を)
国土交通大臣=伊達 スバル(足が速い)
環境大臣=浦賀真名(空気読め)
防衛庁長官=橘 平蔵(この人一人で日本は守れる)
経済財政・金融担当大臣=揚 豆花(しっかりしてそう・2)


954 名前:第二次対馬内閣 :2005/11/02(水) 01:44:25 ID:DVBOXU7L0
139 :名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 00:59:40 ID:KiNsX82w0
>>130
外務大臣はよっぴーだな。
国益追求、外交は とことん汚く行けってのが国際政治の鉄則だ。
そういう意味で、よっぴーは さりげなく、ごく自然にそういう事やってくれそう。
経産、財務、経財金融は姫が兼任で。他の人間には任せられないっぽい。
文部科学相は乙女さん。教育は国の礎なので、厳しく。
ワイルドカード大臣に なごみんね。ピンチの省を補佐。
あとは適当にあみだくじで決めればいいじゃね


955 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 01:54:12 ID:DVBOXU7L0
147 :名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 01:37:54 ID:8GvrJHKH0
>>146 GJ SSスレに転送しといたぜー。
ちょっと確認だが、おまいさんの耳掃除はどれよ?
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1129143522/810

151 : ◆WbnK3gH7Sc :2005/11/02(水) 01:47:36 ID:nDsKMhCe0
>>147
そのスレの416でし。
他には
「センパイを『あなた』と呼んじゃう夢を見て恥じらうなごみ」
「レオに無理矢理飲まされて甘え上戸&キス魔になるなごみ」
「カニ&エリカ&よっぴーの策にハマるなごみ」(きせきの87スレ21に掲載)
「正座でしびれた足をなごみんに責められまくる姫」
を書いたよ


956 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 01:55:30 ID:DVBOXU7L0
152 : ◆WbnK3gH7Sc :2005/11/02(水) 01:53:42 ID:nDsKMhCe0
今確認したら>>147のスレにほとんど残ってるのね…うれしはずかし
(そのスレの830、831、848)

957 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 02:09:51 ID:DVBOXU7L0
問題集

696 名前:名無しさん@ピンキー :05/09/19 19:07
調理実習終了後の1年生のあるクラス
教室でワイワイ騒ぐ女子達
なごみ(…このクッキー、放課後先輩にあげよう。喜んでくれるかな…)
ふと、ある会話が聞こえた。
A「え〜、2年の伊達先輩にあげるの?勇気あるなぁ〜」
B「うん!ちょっと恐いけど、頑張ってみる。そういうあんたは誰かにあげるの?」
A「私は…伊達先輩……」
B「えっ!?」
A「…といつも一緒にいる対馬先輩にあげたいな〜、なんて」
なごみ「!」

問1 この後のなごみの行動を答えよ(20点)
※なごみはデレ期とする


958 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 02:10:36 ID:DVBOXU7L0
852 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:30
なごみが、夜の街で(何かの特殊事情で)抱き合っているレオとカニを発見。
→そのまま家に帰れずに夜の街をほっつき歩く。
→朝、何事もなかったかのように学園へ。レオとカニを注意深く観察。
→放課後、カニを捕まえて単刀直入に詰問、修羅場る。乙女さんが仲裁。
→レオ、夕食時に乙女さんから事情を聞いてなごみに電話するも通ぜず。夜の街を走る。
→だが、その時、なごみはフラフラと夜道を歩いていて暴走車に刎ねられ、救急病院で虫の息。
さて、ここからは好きなのを選んでくれ。
(A)レオが病院にたどりついたとき、なごみは既に・・・・
(B)レオは、なんとかなごみの死に目に間に合い、釈明成功。しかし、なごみは天へ・・・
(C)なごみは手術室へ。レオは、なごみをはげますが聞こえていない。
  手術は奇跡的に成功するが、なごみはレオ関連の記憶喪失に陥っており、第二部へ突入。


959 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 02:18:00 ID:DVBOXU7L0
855 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:33
  (D)ここで目が覚めるレオ
858 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:33
  >(A)レオが病院にたどりついたとき、なごみは既に・・・
  治療を終えておりレオが来るのを待っていた
859 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:33
  (D)祈先生、お願いします。
866 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:35
  レオの誕生日だから
    (D)手術成功、後遺症も残らずレオとなごみ和解
868 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:35
  (D)手術は成功するが植物状態になり物語は第2部へ
     3年後から再び始まる…
870 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:35
  (E)無事直ったなごみと病院プレイ突入
874 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:36
  (E)なごみは既に息がなく、その事実に狂ったレオはなごみのそっくりの自動人形を製作。
877 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:38
  (F)おとさんに会う


960 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 02:24:10 ID:DVBOXU7L0
879 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:38
  (F)ガバッ!
  レオ「再生者・・・・!!!」
881 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:38
  (F)
  実はなごみさんが轢かれたってのは
  レオを試すため断腸の思いで
  なごみさんが作ったうそで
  レオはもうこんなことはしないとその場で誓う
882 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:38
  (F)なごみんの夢オチ
884 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:39
  (H)レオの注射によって復活
888 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:41
  (G)なごみ死亡。
  レオはなごみを生き返らせるために全て揃えれば願いが叶うという世界に散らばる七つの玉を集める旅に
891 名前:名無しさん@ピンキー :05/10/10 02:42
  (I)なごみは実は無傷で暴走車を乗っ取り、上院議員に赤い小型トラックを追わせる


961 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 18:36:13 ID:DVBOXU7L0
204 :名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 14:49:04 ID:lugvMjIL0
★新企画『ツンデレホテル』 一泊二日編。

玄関。

「はーい!どなた……なんだアンタね。呼んでもないのに勝手に来て。
 2階の部屋があいてるから勝手にゆっくりするといいわ」

部屋に通される。数時間後。

「(コンコン。ガチャ)……晩御飯作りすぎたからアンタも食べる?嫌ならいいけど」

食事中チラチラと見てくるので、客が「おいしいよ」と言う。

「ほ、ホント…? 誉めたって何も出ないわよ!……でもありがと。」

何も出ないといいつつ、客が部屋に帰ろうとすると、

「ちょ、ちょっと待ってよ!……デザートも作ったんだから、食べてってよ!」

手作りケーキが出て来る。またチラチラと見てくるので、客が「料理上手なんだね」と言う。

「ん。……ありがと。(赤くなる)」

客が風呂に入ろうとするとバッタリ。

「な…?! 見ないでよお!(桶を投げて出て行く)」

夜、寝る時間になると、しおらしくなってパジャマで登場。

962 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 18:38:04 ID:DVBOXU7L0
205 :名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 14:50:03 ID:lugvMjIL0
「(コンコン。ガチャ)……さっきはごめんなさい。明日ホントに帰っちゃうの…?」

客が「ああ帰るよ」と言う。

「……! そ、そう。ふーん、そうなんだ。せいせいするわ! ……ばかぁ!」

ドアを乱暴に閉めて出て行く。朝帰る時、

「ねぇホントに帰っちゃうの…?」

客が「ああ、仕事あるし」と言う。

「……そ、そう……(しょんぼりする)」

ホテルの外に出た時に息を切らして追いかけてきて、

「……また、来てくれるよね?もっと美味しいケーキ作ってずっと待ってるんだから…!」

抱擁。



大袈裟に誇張された電波を楽しむホテルである

で、お前らはいくらまで出す?


963 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 20:07:54 ID:PRkH6MfH0
1万と4300円

964 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 20:16:04 ID:ig8Hg/aX0
>>961-962
気持ち悪い。
ホテルは疲れた体を癒すところ。
一日だけの付き合いなのに、いちいちそんなことやられてたら疲れるだけ。
欲望を満たすならイメクラでもいってろ

965 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 20:48:16 ID:uIIyq8DY0
>>964
がツン期(ry

966 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 23:45:49 ID:PRkH6MfH0
350 NAME: ◆WbnK3gH7Sc [sage] DATE:2005/11/02(水) 23:44:25 ID:nDsKMhCe0

「おやさい、きらいだよぉ…こうた、かわりにたべて」
「いやだよ。それよりぼくもおさかなきらいなんだ、ほのか、たべてよ」
「やぁだっ!たべてっ!!」
「おまえがたべろ…あっ!!」
べちゃっ
「!!…吼太!!ほのか!!いい加減にしなさい!!あなたたち、何てことするのっ!!」
「「うわーーーん!!」」
「なごみ、それくらいにしてやれ。…いいか二人とも、食べ物を粗末にしたらダメだ。食べてもらえない
 お野菜もお魚も可哀想だろう?それに、せっかくママが作ってくれたんだから、ママにも失礼だな?」
「くすん、くすん…パパ…」
「っく…っく…うん…」
「よし、それじゃママにちゃんと謝っておいで。そうしたらママ、きっと許してくれるから」
「ママ、たべものをそまつにして…ごめんなさい」
「ごめんなさぁい…」
「…二人とも、もう絶対しない?」
「「うん」」
「約束よ」


「あの子達、眠っちゃいました。…あなた、ホントにすごいですね」
「まぁ、親としてあれくらいはな。なごみ、きっとものすごく怒ると思ったから
 俺がなんとかしなきゃと思ったんだ。ああ言えば二人とも分かるよ。ママに似ていい子だから」
「ふふ…きっとパパに似たんだと思いますけど」
「ところでなごみ…最近ご無沙汰だったな…」
「そ、そうですね…準備、しましょうか」
「こ、子供たちを起こさないようにな」

姫となごみと、どちらで子供ネタを書こうか迷ってたら、子供を欲しがってた(?)
なごみのほうになりました。いつか姫でも書いてみたいけど…

967 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 23:53:34 ID:vOFAtXSh0
乙!
そしてFDキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
http://blog.livedoor.jp/cross22/archives/50237286.html

968 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/02(水) 23:59:36 ID:SbdAeX7v0
>>967
  :/\___/ヽ .
..:/''''''   '''''':::::::\:
:.| (◯),   、(◯)、..::|:
:.| " ,,ノ(、_, )ヽ、,,""..:::|:
:.|   ´,rェェェ、` .:::::::::|:
:.\  |,r-r-|  .:::::/…
:/  ヾ`ニニ´ / ̄"''''ヽ:


969 名前:透明あぼ〜ん :透明あぼ〜ん


970 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/03(木) 00:41:31 ID:3dZsgUJ50
どうでもいいがセンスのないタイトルだな

971 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/03(木) 01:26:49 ID:de02i2Ym0
        _)___
      '´  ヽ_ヽ
      l、lノノ八l )
   ´\ リl|.゚ ヮ゚ノ<⌒> <扇子をやろう
  ( ● ⊂[ .ヽソ/ ]⊃  .
.   ヽ/ .└|--|┘
.      . ノl__」

972 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/03(木) 01:51:02 ID:0yhSdvxY0
     ,、-‐''" ̄`'ー、,
   // ,´-'''''''‐-、 `‐、
  /         ヽ、」、lヽ、
 /    ヽ ヽ、    ヽ+l+xyx、
i´   l   ヽ ヽ、_,ゝヽ  ヾfy fy`○、,
{    ヽ ヽx''´,.,ィニ‐ヾヽl`fy,ヽ○、``
'、 l '、',xヽ \ヽ, トノ::)`i`リ i`y!ヾ``  
 l ヽヾ、{fうヾ‐ヾ  `~(つl l リl○、     うめるべーよ
  ヽ、ヽヽヽ-' 、  ,.、   /l リ  !ヾ   
   ヽ`fyl(つ  <ノ , ' !l/リ_____         
     ○,、 i`i'r‐-イ  リr,ー、     r=
    '"!`lW'//´‐ ,__/   `‐、 /「
       ,イヽ  l' /__,、-‐'´=彡'ニヽll

973 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/03(木) 01:51:36 ID:0yhSdvxY0
        ___
    /´. _, -―-、ヽ、
  ./  l´[☆ィTfヘマ、 ヽ
 |  | |ィケリノ |ト}!l|
 | _| レァ予  伝yリ|    ,..、    /
  | fr| 《{_丿   Ljハ‖  _,ノ/`il  /
  | ゞ| |、''  r-ァ ,ツ イイ´,,, ハ il    埋め立て終了
 |  | | ,フ 云'I「|{ {::::{ ・e・V リ  \
 || N (`ヽー弋イノ`衣√`ヾノ    \
  从 |、 ハ Y.Qヘ\,イ乍}
    `ヽVリ'| !   Y´ア´
        ノ!|  「´
        / | i   i
     ん,{,,,,'〉,、,、ゝ
      |  ││


974 名前:名無しさん@初回限定 :2005/11/03(木) 02:27:49 ID:0yhSdvxY0
        ___
    /´. _, -―-、ヽ、
  ./  l´[☆ィTfヘマ、 ヽ
 |  | |ィケリノ |ト}!l|
 | _| レァ予  伝yリ|    ,..、    /
  | fr| 《{_丿   Ljハ‖  _,ノ/`il  /
  | ゞ| |、''  r-ァ ,ツ イイ´,,, ハ il    微妙に埋まってなかった
 |  | | ,フ 云'I「|{ {::::{ ・e・V リ  \
 || N (`ヽー弋イノ`衣√`ヾノ    \
  从 |、 ハ Y.Qヘ\,イ乍}
    `ヽVリ'| !   Y´ア´
        ノ!|  「´
        / | i   i
     ん,{,,,,'〉,、,、ゝ
      |  ││


エロゲネタに戻る 全部 最新50
DAT2HTML 0.32fp Converted.

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル