ガラッ
「やっぽー!空也!あっそb・・・っていないのか。」
な〜んだ。ツマンナイの。
そういえば空也、モエと出かけるとか言って出て行ったんだっけ。
要芽姉は仕事だし、ひなのんはバイト、タカもエステ行っちゃったしな〜。
エステなんか行っても無駄なのにね。
外も雨が降ってるしな〜、遊びに行けないし。
となると、残ってるのは・・・

-Round 1-
「う〜みゃ!入るよ?」
「ん〜?瀬芦里お姉ちゃん?」
ガラッ
「ど〜したの?」
「あのね、私今、暇なんだ。だからさ、なんかして遊ばない?遊ぼ?ね?ね?」
「ごめんね〜、今手が離せないんだ〜。また今度にして〜。」
「んもう!うみゃ!そんな事言わずにさ!お姉さんとのスキンシップじゃない!ね?ね〜?」
「しょうがないな〜。じゃぁあ〜、今私の学校で流行ってるゲームやる〜?」
「おっ!いいね〜。何々?何やるの?」
うみゃが取り出したのは・・・シュークリームが二つ・・・?
「ん?何これ?くれるの?」
「ロシアンシュークリームだよ〜。どっちか片方は普通のシュークリームで、
もう片方には気持ち悪いのが入ってるよ〜。」
「え〜、なんかこのゲーム、地味じゃない?」
「だから〜、この勝負に瀬芦里おねえちゃんが勝ったら、正式に遊んであげる〜。
でも、私が勝ったら、瀬芦里お姉ちゃんは退場ね〜。」
「ん〜〜〜。ま、しょうがないか、いいよ。じゃ、私こっちね。」
「じゃあ私はこっち〜。いっせーのせで食べるんだよ〜。」
「「いっせーのーせっ!」」
パクッ。


もしゃもしゃ・・・ゴクン
やった!普通のシュークリームだっ!
「やった!私の勝t・・・うっ!」
ドォォォオオオン!バリバリバリバリバリ!
こっ、このしゅーくりーむはっ、もしかしてぇ・・・
「あ〜、私のほうにはつぶつぶきのこが入ってたよ〜。私の負けだね〜。」
「う、うみゃぁ〜・・・」
「どうしたの?瀬芦里お姉ちゃん、正解のほうを引いたのに〜?」
「こっ、これ、うみゃが・・・作った・・・の?」
「そうだよ〜?」
な、なるほど・・・。
どっちにしろ、うみゃが得するように・・・なって・・・た(ガクッ
「倒れちゃった〜。変な瀬芦里お姉ちゃん。(・ε・)」
・・・

う〜ん・・・
「あれー?何で私廊下で寝てるんだろ?」
あ、そうだ。
うみゃの殺人シュークリーム食べたんだった。
よく生きてたな〜。わたし。
「くやしーなー。何とかしてうみゃをぎゃふんと言わせることできないかなー?」
ガラガラガラ・・・
「「ただいま〜!」」
おっ、この声は!
ドタドタドタ・・・
「空也!モエ!お帰りー!」
「うわっ、ねぇねぇ、どうしたの?」
「わたし、二人が帰ってくるの待ってたんだよー!ほらっ、二人ともモエの部屋に早くっ!」
・・・


「で、何か用なの?俺たちを待ってたって。」
「さっすが空也!いい勘してる!実はねー・・・」
かくかくしかじか
「やっ、やだよ!海をぎゃふんと言わせるなんて・・・。仲良くしようよ・・・。」
「俺も海お姉ちゃんにはお世話になってるからな〜。弱点を教えるとか出来ないよ。」
「私のお願いを拒むなら、二人とも今この場で、犯しちゃうよ?」
「(そっ、そんな・・・それはそれで、最高・・・)」
「空也はそれでいいみたいだね、モエは?」
「あぅ・・・そっ、それも嫌だ。空也!」
「わ、わかったよ。弱点って言うか、海お姉ちゃんの苦手そうなのは・・・」
「なるほどねー・・・ふむふむ・・・」
ガガッ、ジー
「瀬芦里お姉ちゃんも甘いな〜。私がつけた盗聴器に気が付いてないよ〜。」
・・・

-Round 2-
「うみゃー?入るよ?」
「いいよ〜。」
がらっ。
「何か用〜?」
「うみゃ、さっきのゲームは一応、私が勝ったからさ、もう一回ゲームやろうよっ!」
「いいよ〜。何のゲームするの?」
「へっへーん。こーれ。」
「お皿四枚と、箸二膳に小豆?」
「うん!箸で小豆をつかんで、もう片方のお皿に先に小豆を全部移したほうが勝ちね!」
ふふふふ。うみゃは不器用!だからこのゲームは私のほうが有利っ!
「いいよ〜。でもね瀬芦里お姉ちゃん、私、さっき手怪我しちゃったから〜、代理を立てるよ〜。」
「怪我?あれっ、ホントだ。包帯巻いてる。大丈夫なの?」
「たいしたことないよ〜(・ε・)で、私の代理は〜これっ!」
ドンッ!


「なーんだ。メカタカネか。」
「ナメンジャ、ナイワヨ」
こいつならトロイから大丈夫だね。
「じゃあ始めるよ〜。よーいどんっ!」
シャカシャカシャカシャカシャカ・・・
え?うそっ?メカタカネがすごく早い・・・!?
「あっ、あれ?あせると・・・うまく・・・行かない!」
「はい〜、メカタカネは終わったよ〜。」
「ま、負けた・・・。ちょっとうみゃ!何でメカタカネがそんなに早いのよ!?」
「たまたま今日、メカタカネに小豆拾い機能をつけたばっかりなんだよ〜。」
「ほっ、本当にたまたま?」
「こんなこと、予測してつける人間なんて超能力者だけだよ〜(・ε・)」
「コノ、イカ」
・・・

「ん?海の弱点、とな?」
「うん、帰ってきて疲れてるところ悪いんだけどさ、教えてよ、ひなのん。」
「おまえ、それを知ってどうする気だ?第一、海に弱点など・・・」
「うみゃのことをもっとよく知りたいんだよ。ひなのんなら、
みんなのお姉さんだから知ってるかなーって。」
「むむっ!(皆のお姉さん、とな!?)んゴホン!いや、我も知らないわけではないのだがな。
そうか。海をもっと理解したいのだな。仕方ない。そういうことならお姉さんが教えてやろう・・・」
「ふむふむ・・・妖怪・・・」
ガガッ、ジー
「むー。瀬芦里お姉ちゃんもがんばるな〜。仕方ない・・・。」
・・・


-Final Round-
「うわ〜、リアルぅ!」
へへ、あの後、特殊メイクやってる友達に、一時間でむりやり作らせちゃった。
ぬりかべの着ぐるみ。
これを着て廊下に出たうみゃを・・・
ガラッ・・・
おっ、でてきた。
とことことこ・・・
ふふふ。来い来ぃ〜。曲がり角でー
今だっ!
「ばぁ〜!」
「ひっ・・・!」
がちゃ
「え?光線じゅ・・・」
ミョーンミョーンミョーンバリバリバリ!
「ふぎゃぁぁぁぁああああああ!」
バタリ
「ふ〜。(瀬芦里お姉ちゃんだと分かっててもびっくりしちゃった〜。)あれ?瀬芦里お姉ちゃん?」
「う、うみゃ・・・なん・・・で?」
「妖怪かと思ったからだよ〜。あれ?服に虫(型の盗聴器〜)がついてるよ〜(・ε・)」
「も、もうだめ〜。・・・ぎゃふん(ガクッ」
「今日は瀬芦里お姉ちゃんのおかげで面白かったよ〜。また遊んでね〜。」


(作者・SSD氏[2005/06/21])


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