○ 7月28日
開拓にて両国家王様主催の各職タイマンイベントが行われるので、気合の入った格好で駆けつけました。
まあ、自分は出場しないんですけれど、プリ代表の補欠を買って出ていたので、レンタルアイテムのうちから目星をつけていたものを借りてきてみたというわけです。
ちなみに、キチン盾はリバース+5なのですが、エフェクトの相殺によるのか普通のアイテムのように見えます。
貸し出し率アップの秘訣は、リバース+5!
そんなテクニックがまことしやかに語られる日も、遠くはないのかもしれません。
さて、開拓に着いて、早速会場となる中央を訪れてみると。
まだ開店準備中といった雰囲気で、アトロスが一番乗りで来ているだけでしたけど。
しかし、いざイベントが始まるとなれば、このとおり。
プルプルした人も含め、賑やかすぎてまいっちんぐな空間のできあがりです。
お祭り気分で盛り上がり、勢いあまってのキルログ沙汰などもチラホラありましたが。
と、王の一喝で沈静化し、いよいよイベントが始まりました。
第一戦目はプリ対決。
カルスの代表は、我らがDrベルさんでしたけど。
ここでエルモ側の代表が不在のためカルス不戦勝という、まさかの展開に…。
わざわざスキルまで振り替えたのに、なにしに来たんやという感じですけども。
ここで再び「まさか」が起こり。
急遽エルモ代表にロデオさんが名乗りを上げたことで、無事対決を行うことができるようになりました。
スマイトハンマーにキチン盾or70盾装備という、ほぼ同じタイプのプリ同士ということで。
お互い勝負の決定打を生み出すのに苦労しそうな組み合わせですね。
いざ、勝負開始と、猛烈な殴り合いを繰り広げる二人ですが。
やはり、プリ同士となるとどうしても、チャームはキュアされ、ダメージはヒールされ、と。
なかなか、互いに攻め入る隙を見つけられないまま、膠着する展開となってしまいました。
後半、ヘルブレイカーに持ち替えたDrが、かなりいいところまで追い込む場面もあったのですが。
チャンスの到来に焦ってしまって、スキルキャンセル失敗!
結局、惜しいところで勝利を逃して、時間切れによる引き分けとなりました。
勝てなかったものの、見せ場は作ったということで。
王様の激励もありながら、試合は続く第二戦目へと。
今回の対決は、闇組織殺戮魔さんと顔文字さんとの弓ログ同士の戦いです。
なんとか闇組織さんには頑張ってもらいたいですけど、レベルや装備の差から苦戦すること必至なのが、どうにも辛いところです。
弓ログは、今回のアップデートでもいろいろと変わったスキルが追加されてますし。
数あるトリッキーな技たちを、いかに有効利用してゆくのかも勝負の鍵となりそうですね。
開始の声とともに、アイスアローで足を固められてしまい、
そのまま、あわやというところまで追い込まれてしまいましたが。
なんとかピンチを切り抜けて、態勢を立て直した闇組織さんが、その後、互角に打ち合いを演じる場面も見せたりと。
見事な健闘ぶりを見せて、会場を熱く沸かせていました。
残念ながら、最終的には負けが決まってしまいましたけど。
皆がこぞって声援を送る、白熱の試合展開でした。
試合後、思わず身を乗り出して観戦していたみんなが、もう少し下がるようにとの指示で、いっせいに後ずさりしていたのが印象的でしたよ。
そしてお次は、ウィズ対決。
どちらも強さで名を轟かせるウィズさんだけに、素晴らしい試合を見せてくれそうです。
…が、ひるまず突進してくるhosiumiさんに、思わず圧倒されているような印象を受けました。
しかし、二人とも動きが速い!
間合いが生き死にを大きく左右する、そんなウィズの世界で鍛え抜かれている二人だけに、優位に立つためのポジション取りを巡って目まぐるしく場所争いしているかのようでした。
試合の展開は、火力で勝るhosiumiさんがじわじわと追い詰めてゆく中、鈍足を決めて距離を引き離した隙に、戦局を立て直して月英さんが反撃に転じるという感じで進んでゆき。
観客にも犠牲者を出す激戦の末に、見事勝利を収めたのはhosiumiさんでした。
どちらともに、さすがの上手さを感じさせる、いい試合でしたね。
続く第四戦目は、アサログ対決。
戦うのは、SanSebastianさんと阿修羅改さんです。
こちらもやはり、レベルと装備で阿修羅さんが圧倒する中、どう太刀打ちしてゆくかという戦いになりそうでしたけど。
いざ、試合が始まってみると、まさに互角といっても言い過ぎではないほどに拮抗した試合展開に。
阿修羅さんを脅かしかねないほどの猛攻を繰り出している場面さえありましたよ。
しかし、改めて思うに、アサログってすごい生き物ですね。
真正面から最大火力を注ぎあいながらも、お互いにマイナーヒールなどを駆使して回復を間に合わせることができているなんて、攻防一体なのにも程があります。
なかなか決着のつかないまま、残り時間がわずかとなり。
赤球を投入するなどの揺さぶりで、阿修羅さんが最後の勝負を仕掛けてくるものの。
倒れることなく、果敢に耐え抜いたSanSebastianさんの健闘により、引き分けが決まりました。
まさに平成の名勝負といった感じで、勝敗を超えたところで賞賛の声が飛び交ってました。
いよいよ第五戦目はウォリ対決。
相対するのは、Styxさんと織人さんです。
これまたパワフルな戦いになりそうだと思ってましたが。
最初から、終始Styxさんが優位に立つ展開が続き。
その流れのまま、織人さんが押し切られてしまう形で決着がついてしまいました。
今回の試合では、HP POTは誰もが用意できる720までと規定されていたので。
高火力かつ連打で回せるウォリさんの場合、一度形勢が傾いてしまうと、なかなか逆転させるのが難しいという問題もあったんでしょうね。
とにもかくにも、これで各職代表によるタイマン戦が終了し。
引き分け二つに、カルス二勝、エルモ一勝ということで。
めでたく、呼んでるベルカルスがいくさびとエルモラドに勝利する結果となりました。
今回出場したすべての人については、こうした形で改めて場所を設けてのタイマンをやらされたということで。
ホント、普通に開拓でたまたまタイマンになるのとは、まったく質と度合いの違う緊張が大きくあったと思いますし。
そんなプレッシャーの中、思いもよらぬミスなどがありつつも、全力の試合でみんなを楽しませてくれたことを感謝するばかりです。
そして、最後のおまけのお楽しみ。
呼んでるベルさんといくさびとさんとの、個人戦による一騎打ちが行われました。
こうして、向かい合っている姿だけ見ていると、なにやら期待が持てそうな錯覚を少し抱いてしまいますが。
結果のほうは、見え見えもいいところで。
痛みすら感じさせる間もなく、慈悲深い介錯をして下さいましたね。
この後、観戦で高まった対人熱を放出させるべく、賞金首イベントが引き続き行われましたが。
このとき、クランに体験入団希望の方が来ていたので、開拓はほかのメンバーに任せて自分は本土へと戻りました。
本当に新規で始めたばかりらしく、また、花開くまで長い道のりをゆかねばならないウォリ人材だということで。
これはもう、うちのクランにとってだけでなく、アドニスカルス、ひいてはKO全体にとっても貴重な蕾であると確信し。
全力を持って芽吹かせなければと、使命感に燃えつつクエストのお手伝いをしてみました。
いくらレベルがレベルとはいえ、こんなにも殴りまくるプリをいきなり目撃して、内心引かれてるんじゃないだろうかなどと不安にもなりつつ。
狼を枯らし、蠍を蹴散らし、アイテムを集めてゆきました。
りょくさんが落ちたあと、開拓に戻ってみると、イベントのほうはほぼ終了していましたが。
本陣で、褒賞配布中の王様のこんな会話が聞こえてきたので、一絡みしておきましたよ。
名づけて、なりすましてガッポリ作戦!
この迷いの一欠片もないなりきりっぷりに、王様といえども騙されるはずとほくそ笑んでいたら。
なんともミラクルな展開が実現しました。
忙しすぎて完全無視!!
王様の耳がなんぼのもんじゃい、とか訳のわからぬことを思いつつ。
その働きぶりを静かに見届けておくことにしておきました。
こうして、今夜のイベントはすべて終了。
なんだか切なさも漂う中、さっきまでの喧騒が嘘のように引いた開拓で、桜だけが舞い散っておりましたとさ。
今回のイベントのために、早いうちから準備を進め。
本当に直前まで打ち合わせを繰り返していた、両国家の王様には、頭の下がる思いがします。
素敵な統治を、有り難う。
そして、然様なら。