○ 8月24日
この日は、真夏のホットなオークションということで、多くの人がモラドンに集まりました。
イベントの司会進行はGMの紅薔薇様でしたけど、よく見ると名前自体に様づけなんですね。
ということは、この人に向けて手紙を書く場合、宛名が「紅薔薇様様」になってしまい。
ともすれば、「べにばな様々」と、べにばな油を褒め称えるCMコピーみたいに読み違えそうな危険が潜んでますね。
まあ、それはさておき、オークションは消耗品部門からささやかにスタート。
最初は、なんとなく円滑な進行に協力する感じもありつつ、入札が進められてゆき。
落札者には、紅薔薇様じきじきに商品の受け渡しがされるという仕組みになってましたけど。
紅薔薇様…。
集団にもみくちゃにされすぎたのか、異常なほどにボロボロです。
しかし、それでも気高さを失わぬ、凛とした佇まいには、しっかりと高貴さが宿っておりました。
そそくさと消耗品たちを片づけ、まず一つ目の山場が訪れます。
ここでは、GMカンナヅキがアップグレードを代行してくれる権利や、好きなGMに一時間密着行動できる権利なども出品されましたが。
目玉はやはり、職業変更の権利でした。
入札スタートとともに一気に100Mの大台に駆け上り、激しい競り争いが繰り広げられましたが。
最後の一騎討ちにもつれ込んだ局面では、あっさり片方が退いたために、落札した本人も驚いていた様子でしたね。
そうして、各々の読みが交錯し波乱を演出するオークションを眺めている途中で。
見なれない名前のお方から耳打ちが来ていて、なにかと思えば。
わざわざ他のサーバーからお言葉を届けに来てくれてたりしていて、思わずちょっと恐縮してしまいました。
さて、オークションのほうは第三部武器部門へと移り。
この日、自分がここにやってきていた最大の理由でもある商品がお目見えしました。
それはもちろん、ホプロンです!
性能的にはプレートシールドとまったく変わりありませんが、KOの世界の中にはアプグレ不可能な形でしかホプロンは存在しないので。
今後、永久未来にわたって唯一無二の限定品の座を守り続けることが出来る、という魅力があるのですよ。
というわけで。入札開始とともにガンガン攻めてゆきましたが。
ここで思わぬ伏兵、kadoyaさん登場。
まさか、自分以外にこの商品を本気で欲しがる人が出て来るとは思ってなかったので、事前に予想していたよりもはるかに高額での戦いに縺れ込んでしまうことに…。
意表を突かれたのは向こうも同じようでしたけど、かといって退くのもこだわりが許さないしと、もはや意地だけでの入札になってきてました。
しかし、いくら意地をはっても、実際に持ってる予算以上の額を付けることは出来ません。
そろそろ財布の限界も近いので、もうここで相手を挫かせるための勝負に出ねばと思い。
101Mの入札で返されたところを、いかにもまだまだ余裕があるような顔して110Mの入札をするという最後の掛けに出ることに…。
そして、その結果は……。
さよなら110M…、こんにちはホプロン!
全財産113Mなのにこの値段で競り落とした、超高級ホプロンですよ!
もはや、お金も気合も使い果たして燃え尽きていると、なにやら雑談パーティーに誘われ、労をねぎらわれてしまいました。
さっそく、誇らしげにホプロンを装備していると。
とかいう感じで、いきなり炎で丸焦げにさせられたりもしていましたが。
もうオークション自体からは心が離れてしまった身としては、脈絡のない雑談の流れが心地よかったです。
しかし、この映画の話は、ほんともうホラーでもなんでもないし、なんでシリーズ作に含めたのか理解に苦しむばかりですね。
その後、他にもいろいろな方から耳打ちがきて。
すぐに正体がばれすぎな謎の人などとともに。
ゆったりとしたリラクゼーションの時を過ごしておきました。
最後に、オークションイベントの定番。
全ウォリ様が垂涎のドラゴンスレイヤーが出品され、また一盛り上がりがありましたが。
これが盛り上がったのは、単に白熱したからだけではなく…、我らがカルス王のでかすぎる器が明らかになったからなのでした。
こんなお間抜け王を交えて入札が続いたものの。
近々課金武器として強力な槍が出ることとか、すでにラプターやグレイブで+8以上を作っている人が多くなってきている状況もあり。
みんな、なにがなんでも競り落としたいというほどには思わなかったみたいで、今回はいつもより若干おとなし目に決着が付いたという印象でしたね。
オークションの終わったあと、なけなしの3Mを握り締めて高級筋力の露店を探し。
無事、災厄に巻き込まれることもなくエンチャントすることに成功。
筋力UP効果はケンタウロスシールドに遥か及ばないし、防御力もディフェンザーよりかなり劣るという、まったく110Mに満たない性能ですけど。
唯一無二であることに自分が満足できれば、そんなことはどうでもいいのさ、と。
もう本当に、明日の分のPOTにすら不自由しそうな状況であっても、凛としてホプロンとともに生きてゆこうと思います。