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どんな人生にも雨の日はある
景山 民夫 (著)

著者の景山民夫は、放送作家としてデビューし、その後、エッセー、小説を次々と発表したが、文句無く、本書が彼の最高の作品だ。
洒脱で巧妙な文章、それでいて、彼自身の独特な切り口で時代を語っている。
長くても2ページ程度のエッセイの集まりだが、本書こそ、景山民夫の原点であろう。
1960年から70年という日本にとっても多感な時代を放送作家として過ごした著者。
彼が見た当時の日本に対する考え方や生き方は、今、読んでも新鮮だ。
どんな人生にだって雨の日はあるさ、この言葉に僕は救われる。
今日からはじめる短歌の作り方―小さな感動を歌によむ
田島 邦彦 (著)

つい作ってしまう。
短歌を全く知らない人でも、本書を読む進むうちに、短歌を作るハメになる。
と言うのも、本書では様々な工夫を凝らして、読者に短歌を無理矢理作るように仕向けている。
しかし、それが分かりやすく、実例を元に解説してくれるので、とりあえず十首は初日に作ることができる。
俳句も同様だが、とにかくがむしゃらに多作するという時期が初心者には必要だ。
本書では、名コーチがマラソンランナーに、フルマラソンを走りきらせようとする仕組みが有る。
短歌の初心者入門として最適だ。
熱気球イカロス5号
梅棹 エリオ (著)

この本を読んだのは、中学2年生の夏休みだった。
それまで「優等生」で「良い子」だった僕は、衝撃を受けた。
え?!こんなことやっていいの?
でも、やっていいのだ、と言うか、やってしまった人がいるのだ。
それが「梅棹エリオ」だ。
このノンフィクションは、多感な中学生から高校生の間に読むと良い。
「学ぶ」ということは、何も学校で黒板を向いているだけではないことを知る。
ただし、それを知ってしまったがために、その後の人生が大きく変わったとしても(僕のように)、なんら当局は補償しませんので、その点をご承知おきください。
一番、気になるのは、その後の梅棹エリオ氏がどうなったかだ。。。。
日本一短い手紙「母」への想い 一筆啓上
福井県丸岡町 (編集)

この「一筆啓上」シリーズの中では、やはりこの「母親」への手紙がダントツに面白い。
これが「父親」だと、生臭くなりそうなのだが、母親の場合は、「甘え」が出てくる。
しかし、それも仕方あるまいて。
私たちは母親の体内から出てきたのだから。
その母親への手紙。
短いものなら、わずか1行。
長くても3行。
プロの作家でも書くことができない、体温を感じる「超短編私小説集」とでも言えよう。
20週俳句入門―第一作のつくり方から
藤田 湘子 (著)

2005年4月に逝去された俳句界の重鎮、藤田湘子氏が、長年の俳句指導法から考え出した「形から入る俳句」入門編である。
そもそも「俳句」は「定型・有季」なので、考えようによっては「形」が全てとも言える。
その形の中から、切れ字の用い方や下五の使い方などを5つのパターンで教えることにより、新人でも、とりあえず「俳句らしい俳句」ができるようになる、という俳句入門編としては最適の本である。
なにしろ、本書に書かれているとおりに俳句を作れば、たいていの俳句投稿誌には採用されるレベルに20週間で辿り着ける。
(実際に、これで僕は何句か、作り、本当に採用された。)
ただし、ここから先が長いのだが。。。。
いずれにしても、初めて俳句を作る人が迷うことなく、俳句らしい俳句を作るためには必読の書であろう。
いつものあなたで
松下 幸之助 (著), はまの ゆか (イラスト)

まるで好々爺のようになった松下幸之助氏の言葉が、少女の発した言葉のように聞こえる。
心が弱気に流れているときに、こんな本を読んでほっとするのも手だ。
心が弱気に流れているときに、「頑張れ!XXXX」なんていう本は、所詮、心が寄せ付けない。
まずは、心が受け入れてくれる本を読んで、心を通常のパワーまで癒えるのを待とう。
そんなときも、あるさ。
現代知的名言集 五嶋 靖弘 (著)

イワユル普通の「名言集」と本書の大きな違いは、言葉を発した人の背景を著者が解説している点に有る。
著者は長く社員教育を実践されており、その社員教育のために「名言」を集めたとのこと。
そして若者たちに向けて、名言の裏に有る人生と社会のひずみや喜怒哀楽を添えて、社員に「課題」を提供していた。
本書はそれをまとめたものである。
言葉を発した人たちは、立花隆という硬派から詩人の石垣りん、谷川俊太郎、さらには落語家、アスリート、役者まで様々だ。
そのジャンルの多さと現代を鋭く切り取る感性の持ち主を選んだところも、本書の推奨できる点である。
現代に向かって吐かれた「言葉たち」たちが、読者のそれぞれの置かれた状況に応じて解釈できることだろう。
言葉に傷つき、言葉に助けられる現代の縮図でもある。
落語的学問のすすめ
桂 文珍 (著)
なんと!桂文珍が自分の母校に出前講師として、一年間の講義をした。
その時の、実況中継的記録書である。
(この後、数年して桂文珍は今度は「慶應大学」でも講義をすることになる。それも、本になっているので、興味の有る方は是非、どうぞ!)
で、どんな授業テーマかというと、笑いと文化、古典芸能、人と人とのコミュニケーションなどだ。
まず、当然だが話術が巧みで、学生を講義に集中させるのが実にうまいことが、『本の文字』を通しても良く分かる。
さらに授業内容も、古典芸能から心理学、哲学まで幅広くぶっ飛んでしまうのだ。
それらの話はまとまっていなさそうなのだが、やはり落語家だけあって、最後にまとめるのはうまい。
どうして「本物」の大学講師の授業はつまらないのか? と本書を読むと思ってしまう。
それは、大学の講師は「研究」が職業であって「授業の講師」は職業だという認識が無いからだというのは、言い過ぎですか?
いずれにしても、当時から既にタダモノではない桂文珍象を浮かびあがらせてくる良書である。(桂 文珍は結構、厳しい「講師」なのだった。)

新・落語的学問のすすめ
落語的学問のすすめ〈PART2〉
われ笑う、ゆえにわれあり
土屋 賢二 (著)

さすがに哲学者の著者である。思いっきり何も考えずに笑える。
日常のどうでもいい瑣末なことを“しつこく”律儀に考えるあたりが、哲学者だ。
そして、その瑣末なことをまじめに下らなく書き綴ってくれたのが本書である。
しかし、これを読むと「仕事場におけるユーモア感覚」を身につけてくれる。(もちろん、そのまま実行し、呆れかえられるというオチもある。)
独特な言い回しが昔の北杜夫を思い出させるが、さらに洗練されてもっと「くだらなく」なっている。
ここが読者の好き嫌いが分かれる点だろう。
ただし、以上のことは文章の表現上のことであり、そのような洗練された「くだらなさ」を用いて、読者を「笑わせる」文章にして書くことは、それはそれで高度なテクニックと思考回路を要する。
最近では、この手法を僕は自分の講演スタイルにも応用し、重宝しています。
頑張れ!土屋先生!! (土屋先生のシリーズは全て、笑えます。ただし、先生の論文が笑えるかどうかは不明です。読んだことがないので。)


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