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●はたけ内科にて 「痛いところはどこですか?具合の悪いところは」 「胸が…風邪だと思ってましたけど、もしかして、肺炎でしょうか…ゴホゴホ!」 「とりあえず、そこに胸を開いて、横になってください。今、見ますから」 小さくて固いベッドに横たわると、聴診器を手にしたはたけ院長が迫ってきた。 …院長自ら診察するんだな、この病院…小さいところだから当然かな? そんなことを思いつつ、ボタンを外し、胸を開き、そこに横たわる。 相手は院長とだけあって、俺は全信頼を預けている。 たとえ、さわさわと胸を触る指が、裸の肌に、妙な刺激を与えても―――――― 「アッ…!」 小さな悲鳴をあげてビクッと身体をすくませた俺に、カカシ先生が「どうかしましたか?」と冷静な声をかける。俺は慌てた。男の指に感じたなんてとても言えない。 「…い、いえ、ちょっと胸が痛くて」 「どこですか?ココ?それとも…こっち?」 「あッ……や、違…!」 「…具合悪そうですね」 「…っんっ!」 カカシ先生が真剣な表情で、息の荒い俺に声をかけてくれる。 こんな真面目に診察してくれている人に、なんて反応をしてるんだ、俺! 俺が悶々と悩む間も、その指先の動きは止まらない。 細い指先で、肌をひっかくように触れてくる。 時折、乳首をわざとかすめるようにいじわるくふれてくる聴診器の冷たさに、びくっと震えてしまう。 「無理しなくていいんですよ?痛いところがあったら言ってくださいね」 「…っ…っ…ふ…は、はい…?」 「苦しいんですね…かわいそうに」 耳元で優しく囁いてくれるカカシ先生には悪いが――― …あ、あ…、なんか、もう…おかし…この診察、なんか、違わなくないか?! そう思ったのも後の祭り。完璧にカカシ先生の手業に参ってしまっていた俺は、腰を滑ってその下に伸びてゆく、あきらかに診察を忘れた、不埒な指に、じんわりと腰を熱くさせてゆくだけだった…… ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 絵日記から抜粋…。携帯訪問者様に向けて。 当方、PCサイトなのですが、こんな感じの文章ばっかり書いてます。元々携帯でカカイルにはまった人間なので、携帯サイト大好きですvまた追加いたします。 (2007/8/17書) NEXT |