5.

 後輩達の有能な働きぶりに満足しながら,委員長はポンプの出力を上げた.びくんと木根少年の背が跳ねて,ぐるぐると腹腔を掻き回す液体に涙を流し始める.

 それを目にした責め手の一人が,頬へ唇をつけ,眼球の上までべろべろと舐めていく.

「ぎぃああっ!目,嫌だ…!あがぁっ,お腹もぉっ…」

「いつもモニター画面ばかり覗いて乾燥気味だろう,たっぷり濡らして貰え.嫌だと言っている割にはすっかり勃っているじゃないか.被虐願望もあるのか?」

 むず,と委員長の手が,薄桃色の突起を掴んで,捻り上げる.華奢な躯がまた痙攣し,信じられない角度で反り返った.引き絞った弓のようになる背骨の上で,浣腸液で膨れた腹が極上のブディングのように震える.書記は我慢ならんとばかりに掴みかかり,腹筋を揉みながら臍へ舌を捻じ入れた.

「揉まなっ…いっ!!でぇっ!漏れちゃぉっ…」

「漏れない.我々は素人ではないといった筈だ.存分に狂え」

「嫌だぁっ…も無理ぃ…無理ぃ」

「うるさい口だ」

 委員長は,乱暴に少年のファーストキスを奪い,涎を飲ませると,舌を押しやって嚥下させる.

「委員長,私にも」

「ちっ,惚れた相手の唇も独占できんとは,因果な役職だよ」

「あはっ,美味しそう.委員長,私も私も」

「その次私ねー!あ,駄目よ!あんた達はお尻の皺舐めてるからいいじゃない」

 順繰りに舌の輪姦が行なわれる.流し込まれた大量の唾液に噎せながら,少年は二巡目,三巡目,としつこく口腔を酷使された.その間もバケツの中身はどんどん目減りしていく.もう腹を軽く掴まれるだけで,耐え難い苦悶が襲う程だった.

 すると書記は,頑丈な掌を一度強く食い込ませてから,臍を穿っていた舌を抜いて尋ねた.

「出したいか?」

「う…ぁ…ぁ…」

「頼めば出させてやる」

「が…出させ…て…くだ…」

 委員長が許諾の証に目配せをすると,書記は嘴管の隣に別のホースをつなげた.一瞬管の中が茶色く濁り,ゴムチューブの中を通り抜けていく.

「…浣腸しながら排泄も可能だ.っと詰ったか?誰か延長ホースで,バケツの方のポンプを水道管につなぎ直せ…5分も循環させればグリセリンは消える.後は何時間でも楽に過せるぞ」

「いやぁああっ!!!」

 幼児のように泣き叫ぶ相手を見下ろし,委員長は腰を擡げると,するりとブレザーを脱いだ.ブラウス,ブラジャー,スカート,下着,ソックスを順に外して,きちんと畳む.

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