3.

 冬人は,どこにも逃げ場のないままもう声すら失い,与えられる刺激に痙攣するだけだった.

「前みたいに気絶すんな…まだ,後十回はするからな…気失ったお前犯ってもつまんねー」

「ねえ,そろそろ冬人の前貸してよ.夏樹お兄ちゃんばっかりするのずるい」

「ん…ほら…」

 軽く握っただけでも折れてしまいそうな踝を掴んで脚を上げさせ,繋がったままの身体を反転させる.野太い兇器に直腸を掻き回され,少年は舌足らずの喃語を零す.汗で前髪のへばりついた額に,夏樹の掌が伸びて,後頭部からぐいと豊かな胸の谷間に埋め込んでしまう.兄は胡座を組み直すと,弟の尻を揺すって位置を落ち着け,丁度赤ん坊に用を足させるような姿勢を強いてから,じれったそうに待つ妹へと手招きをした.

「いいぞ.冬人も準備オッケーだって…」

「言ってないでしょ…でも,小さいの,しっかり元気になってるね」

 まだ皮を被ったままの幼茎を,秋音は爪で軽く弾いた.

「きぅっ!」

 細い悲鳴を漏らして,冬人が跳ねる.頭が動いて,枕にしている巨乳にぶつかると,ピアスをした尖端から,母乳が溢れ出て,頬を濡らした.夏樹は眉を八の字にしつつも,愛しげな表情で弟を見下ろした.

「ビキビキじゃん,バカ冬人.早く出せるようになれよ」

「出せないからいいんじゃない.幾らでも遊べるから」

 秋音は内股から蜜を滴らせながら,指で茂みを分けて,秘裂を開いた.淫液が珠となって弟の屹立に当り,千々に弾け散る.

「秋音,大洪水じゃん」

「夏樹お兄ちゃんのご奉仕のお陰だね♪ねぇ冬人,起きてる?これから秋音お姉ちゃんは何をするでしょう」

「…んっ,…あぅ…」

「答えは…何でも冬人のお願い通りにしてあげる,だよ.だからおねだりして?」

「はぁぅ…止め…お尻の…ブル,ブル…」

 秋音は耳に手を宛ててわざとらしく首を傾げた.

「えぇ?聞こえない.ちゃんと言って?冬人は何して欲しいの?」

「お…尻…の…」

「違うでしょ?」

 夏樹は妹の猿芝居に苦笑しつつ,耳の内側を舐り,何事かを囁く.冬人はべそをかきながら怯えて首を振ったが,すぐ乳頭を摘み潰され,腰を揺すられて,きちんと復唱するよう促された.

「きんしっ…そーか…させ…くだ…さ…」

「したいの?」

「秋…音様としたい,です…させっ,ぎぅっ,あぐぅっ!」

「冬人は変態だね.お姉ちゃんとしたいんだ.そんなにあたしが好き?」

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