1.

 奴隷少年が家に帰って真先にするのは,ランドセルを下ろして服を全部脱ぎ,畳んで靴箱の上に載せる事.その時リボンで縛ったモノに触ってはいけないし,お尻に挿れた機械を抜いてもいけない.

 裸になったら,置いてある首輪を取って,項に回す.胸元に揺れる名札には"FUYUTO"とローマ字で刻んである.名前を忘れないように.

 内扉を開けて居間に入ると,ソファに腰掛けた少女が軽く目配せして,おかえり,と言う.少年と同じく靴下以外何もつけておらず,両足を開いたままテレビを観戦している.股間には,体格の大きな別の少女が四つん這いになり,薄い茂みへ鼻を埋めていた.

「ほら,夏樹お兄ちゃん,冬人帰って来たよ」

 ソファの少女に声を掛けられて,四つん這いの少女が顔を上げる.気の強そうな釣り目と,通った鼻梁,狐を髣髴とさせるような鋭い美貌は,仄かに紅潮している.艶めいた唇には半透明の液体がこびり付き,胸元ではスレンダーな体格に不似合いな巨乳が,荒く息ずいていた.

「遅かったじゃねぇか,バカ冬人!」

 彼女はハスキーなアルトで詰るように呟くと,いきなり少年めがけて飛び掛る.勢いでたわわな胸の果実が揺れ,紅の尖端に銀の太輪を煌かせながら,白い母乳を零した.

「夏樹さまぁ,だめっ…」

「いいからっ,さっさと,脚開けよっ!俺,今日いっぱい我慢したんだからなっ!」

 少年の両脚を割り広げると,少女は自分の鼠蹊部をもどかしげに弄った.指が握るのは,紛れも無い男性器,しかも巨根といっていい大きさだった.間断無く先走りを滴らせる鈴口を,乳首と同じ銀の輪が貫いている.彼女,いや彼は,三つの尖端から体液を零しながら屈み込み,力無く抵抗する弟の後孔を舌で寛げた.

「あはは,奴隷同士の癖に,冬人にだけは態度大きいんだから」

「うるせぇなぁっ,秋音だって俺に遠慮しねぇじゃんか」

 秘部から口を離して拗ねたように答えると,代りに肉杭を捻じ込む.乳房を持った少年は,柔らかく襞の絡み付く感覚に陶然としながら,悍馬の激しさで幼い身体を犯し始めた.

 嬌声とも悲鳴ともつかぬ叫びが上がり,あどけない顔付きは早くも涎と涙を溢れさせながら宙を仰ぐ.異形の兄は構わず弟を抱え起し,せっかちな早さで腰を使い始めた.ソファの少女はごくんと喉を鳴らすと,すっと立ち上がって二人に近付く.

「せめてローター抜いてからすればいいのに」

「んなっ…ひま…ねぇよっ…!」

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