11.

「いいえ,こうして貰って,幸せです」

「良かろう.だがヴォーダンの調子を悪くしたこと,私を蔑ろにしたことは許せぬ.射精禁止をもう五日間延長する.それと,今日から食事と浣腸に使う媚薬の容量は倍だ.お前にまだ理性があったこと自体が驚きだった.とっとと狂え」

「ありがとうございます!僕頑張ります」

「もう人語を喋るな.不快だ」

 懲罰代わりに焼印のある尻を撲つと,繋がったまま軽い体重を抱え上げ,そのままベッドを降りる.窓辺に向って歩き出すと,一足毎に衝撃が伝わるのか,断続的な喘ぎが漏れる.桟まで辿り付く頃には,ロビンは気絶寸前のようだった.

「頑張るといった矢先がこれか…さてと…」

 青白い手が鎧戸の鍵を外し,大きく開け放つ.寒風が少年の背を撫ぜて,飛びかけた意識を僅かに引き戻した.ヴィルヘルムはくすりと笑って,紅葉を散らした頬に接吻を与える.

「見えるか,この連山の果ての更に向こうまでが我がアース家の領土だ.あの尾根は…一緒に馬で行った事があるな.鞍上に居る間ずっと私のものを尻に咥えたままで,景色を眺める余裕など無かったうようだが…」

 肩にかかる手を外し,しがみつく身体を無理矢理反転させる.異様な角度で内側を抉られ,仔犬はまた鳴いた.長い指が細首を掴み,彼方の光景へ捻じ向ける.

「覚えているか,尾根の物見岩から眺めた小麦の海を.あれは皆,百姓共が汗水流して作ったものだ.お前が素裸で山の蝶を追いかけていた間も,お前と左程年の違わぬ子が鋤を引き,種を撒いていた」

 意地の悪い口調で耳元に囁きながら,軽く耳朶を噛んでやる.少年は蕩けたような瞳で外の景色を見ちつつ,擽ったそうに笑った.

「何も感じないようだな.上出来だ.それでこそ私の牝犬だ,ロビン」

 二度目の精を放つと,絶頂を封じられた小さな秘具を爪で弾いて,自らのものを抜き取る.

「舐めて綺麗にしたら行け.それとその間,この前のように尻から零すなよ.零したらそちらも舌で掃除して貰うぞ」

 再び涙目になって頷く相手を床に降ろすと,幼い舌が雁首から裏筋までを丁寧に舐め取っていくのを眺める.貴族は疲れたように肩を落すと,いきなり痩せた脾腹の辺りを蹴り飛ばした.仔犬は床をのたうちながら,菊座から白濁液を溢れさせる.

「零すなといったろうが…愚図が.くそ,何故私が貴様のような下種の奉仕を受けねばならん!犬と同じ孔を使わねばならんのだ」

>>
MENU

テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル