円凌辱
>301氏



※流血・微グロ注意


「い゛っっ!ギッ、ひぃァっ!!〜〜っ……っっ!!」
エンヴィーの一度目の放出からどれほどの時間が流れただろうか。
最初の一回以降エンヴィーは全て己の欲をエドの体内で吐き出しつづけた。
エドにとって責め苦以外何物でもない行為は未だ収まる場所が見えなかった。
「エドちゃん?ああ、まだ意識はあるね。見える?ほら、ボクらの繋がってる部分が?突く度に液が飛び出してくるよ」
エドの下半身だけを掲げて真下へと剛直を押し込む。
秘部からは愛液と精液の混合液が絶えず零れ出し続けている。
エドはそれをただポゥ、と眺めていた。
今度こそ最後だ、と自分に言い聞かせ、できることといえば苦悶の声を飲み殺すことだけ。
貫通からいままで秘部からはじんじんとくる痛みしか与えられず、それは快感とは程遠かった。
逡巡。エンヴィーがもう何度目とも知れない堰を切る。
満足そうに力を失ったペニスがずるりと抜けていく様に対し、それを吐き気とともに見送りキッとエンヴィーに睨みを利かせた。
この光景もおそらくはエンヴィーが彼女を組み敷いた数だけ繰り返されたであろうもの。
「ほーんとエドちゃんは強いね。こんだけヤりまくってまだそんな反抗的な態度とれるんだから」
ケラケラと笑う。精神的優位や満足感ではなく本当に「ただ楽しい」から笑ったのだ。
その笑みにエドはうすら寒いものを憶える。人はここまで「からっぽ」を表現できるものなのだろうか、と。
「おもわず夢中になっちゃったけど、今日はこの辺で退散するよ。次も楽しみにねー」
言いたい事だけを言ってさっさと扉の向こうの闇へと溶け込んでいってしまった。
「うっ…ううっあっ……バッカやろぉぉぉぉーーーーー!!」
その叫びが木霊したのはエンヴィーの足音が消え去ってから更にしばらく経ってから吐き出した精一杯のものだった。
「♪〜♪〜〜」
「随分とご機嫌ね?」
「ラストじゃない。やだなぁそんなに楽しそうに見える?」
「ええ、もうこの世の春ってぐらい。あのコで何しようがアンタの勝手だけど使いものにならなくなるような真似は自重なさい」
「あれ?鋼の錬金術師が女の子だって知ってた?」
「様子がおかしいと思って見に行ったのよ。まったく…なんて悪趣味。ともかくイーストの人間も動いてるんだから遊ぶだけ遊んだら
さっさと返してらっしゃい」
「そうだ、ラスト。鋼のお嬢ちゃんのデータってどこ?」
「アンタ私の話聞いてないでしょ?……いいわ、後で持ってかせる」
付き合っていられないと通り過ぎていくラストが見えなくなってからごちる。
「返せって言っても、ねぇ?はは、どうしよ。マジになっちゃうかも」

エンヴィーが去った後も両手の戒めは解かれることなくエドはうな垂れていた。
此処は寒い。
冷たい石室に裸で投げ出される現実は、孤独感、悲哀といったものを増大させる。
もっともそれは心よりも尚、身体を焦がさんばかりの悔しさで塗り潰されていたが。
そこに侵入ってくる人の気配。
思わず身構えたが自分の有り様を見て「泣ける」を通り越し笑えてくる。
錬金術を封じられ鎖が許す限りしか動くことのできない現状に。
「メシだ。食っていいか?」
現れたのは丸っこい、しかし人間味を感じさせない男。その手には貧相な食事。
だが、ふと気付いた。「食っていいか」と言わなかったか?
頭のネジがトンでるのか、それとも――。
厭な思考に囚われる。この男は暗に「犯すぞ」と言っているのか、と。じり、と後ずさる。
「ん?なんかおかしい…これ、お前のだ」
盆を置いてそれきり姿を消してしまった。どうやら本当に給仕に来ただけのようだ。
我に変えると同時に頭に来た。自らの境遇に、エンヴィーの悪辣さに。
「こ……んっの!!」
気付けば目の前の盆を蹴飛ばそうと足を振り上げていた、が思い止まる。
この身は自分ひとりのものではない。
弟の為に、此処で安易に命を捨てることに繋がる行動は自分はおろか自分達を支えてくれた人達への冒涜だ。
祈る神などいない。
ならばこんなプライドもどこぞの狗にでも喰わせればいい。
思考はほんの十秒足らず。
惨めさを押し殺して、それこそ狗のようにスープを啜り、パンに齧り付いた。

「やぁエドちゃん。ご機嫌如何かな?」
食事をしてから疲労とささやかな満腹感から寝入ってしまった。
どの位の時が経ったのか寝ぼけ眼には腕組しながら壁を背にしたエンヴィーが映った。
そのニヤケ顔は癪に障ったがペースを握らせまいと目を背ける。
「あはは、予想通りというか。見事なほどにツレないねぇ。前みたく睨んでくれてもいいのに」
「けっ、こちとらガン飛ばす力も惜しいんだ。てめぇをぶっ飛ばす時のためにな!」
言い切った直後壁際にいたはずのエンヴィーの気配を近くに感じた。
それでもあえて無反応を決め込む。
「よかった。ちゃんと食事とってくれたんだ。ごめんね、手、使わせてあげたいんだけど…ねぇ?」
言いながら首筋を撫でられエドの身が強張る。
正直にいってしまえばこれからされるであろう蹂躙に少しの覚悟もできてはいなかった。
前回は未知の感覚と断続的な痛みしか覚えてない。まるで荒波に呑まれ続けたようなひと時。
しかし触られて分った。これはたしかな嫌悪。心が記憶を手放しても身体には如実にそれが刻み込まれていた。
「う〜ん。前は夢中になっちゃったから今回はエドちゃんが愉しめるようにしないとね」
ボクって紳士、などとのたまうエンヴィーに思わず眩暈を覚えてしまう。
できることなら今すぐ自由な足で蹴りつけてやりたいがそれではきっと前回の二の舞。
一矢報いるその時の為にギリっと歯をならし堪える。
「まずは胸かな。………はは、ボクもしかしたら一番に難所選んじゃったかも」
ごちた自嘲にエドは何故だか貶された気分になった。
じっくりと指先だけで胸の輪郭に沿い、なぞる。ときたま掌ごと全体を、吹く風がそうするように撫でたりした。
「っ、ーーーっ」
くすぐったさから身を捩らせる。
それを抑えながらも裏に回り両手で世辞にも豊かとは言えない胸を覆った。
「いや〜ほんっと揉み応えの無い胸だね」
「小さいゆうな!オレだってな……」
言葉を飲み込む。この小ふざけたノリに捕まったら最後だ。
「オレだって、なに?ふふ、教えてよ。されるがままってのもツラいでしょ?気を紛らわせると思ってさ」
語りかける間も手を休めることは無く、先端に触れないように緩急をつけ揉みしだく。
提案に容易く乗るマネはしない。というか相手がエンヴィーでなくとも言いたくなかった。
「ザンネン。エドちゃんのコンプレックス、知りたかったのになぁ」
「そういやエドちゃんて15だっけ?へぇ…ほぉ…」
「あぁ、でも個性って大事だよね。そのテの趣味にはウケるんじゃない?」
「ぐ、ぐぅぅ」
まくし立てる挑発にエドのゲージはどんどん上がっていく。
あえて直撃レベルの単語を避けて積み重ねていくところがまたイヤらしい。小悪魔此処ニ在リ。
「まぁ洗濯板並にまっ平らでお子様サイズでも気にすること無いよね」
「っだぁぁ!!オレだってもっと胸あれば、なんて思うさ!初対面の度に貧しい貧しい言われりゃいくらなんで…も……」
一気に冷めていくのを感じ、
「あれ?もっと愚痴ってくれていいのに」
別な熱さが身を駆け回る。
「エドちゃんはカっワイイなぁ」
「くっ、笑うなら笑えよ!」
「別に?なんならボクが大きくしたげる?ホラ、揉み続けると増えるって言うじゃない?」
「断固断る!!」
ここでエドは初めて違和感に気付いた。ぐにぐにとただ触られているという感覚におぼろげな何かが混じっている。
からかわれ急上昇した体温も収まりをみせず。
耳元で何か語られれば、掛かる吐息に耳から顔へと熱が伝染していった。
「苦しい?変だね、ボクはただ胸に触れてるだけなのに」
「耳元で、っっ…喋んなぁ…」
わかっている。胸なんて触られても何も感じないはずなのだ。
ウィンリィにからかわれた時もロイのセクハラの時も、先刻エンヴィーに嬲られた時だって何も感じなかった。
強いてあげるなら大小差はあれど嫌悪感だけだった。だのに……。
エンヴィーはその様子を変わらぬ薄笑みで観ている。
内心可笑しくてしょうがなかった。
どうしてこの歪な少女は事も無げに策にはまり、それでいて期待以上の反応を見せてくれるのか。
――――――――ホシイ……手放すなどトンデモナイ
嗚呼、また悪い癖。
彼に冠された「エンヴィー」が疼く。
さぁ、「課題」を続けよう。彼女の表情にはそれが顕在し始めている。もどかしさが。
触れずにおいたジョーカーを、薄桃色の双つの果実を、一挙動で許す限りの方法で責め立てた。
「ひぃゃあ!?」
摘まれ、指で弾かれ、間髪入れず片方の蕾を口にふくまれ、内で弄られる。
「っ、ふっ、ん……んんっ、ぅ…」
先程より激しく身を捩る。むしろ枷さえなければ走ってでも逃げたであろう。
身を染めるは恐れ。
その正体に気付かされてしまえばまたひとつ「男」を失う。本能がそれを教えた。
「嫌だ……嫌だイヤだ!やめろ!!……やめて…くれぇ…」
体面も捨て懇願する。本能が悟る臨界点はすぐそこまで迫っていた。
「――――――――と。こんなもんかな……」
それきりぴたりと行為は止まってしまった。
「――――えっ?」
エドも困惑した。同時にある思考を頭を掠めたが形になる前に霧散した。
「やめろっていったのはそっちじゃない?それとも……」
「あ、当たりめぇだ!!あんまし潔いから驚いただけだ!」
エンヴィーにその先を言わせるわけにはいかなかった。
形にならなかったモノ。考えるだに恐ろしかった。
そう、「やめないでほしかった」などという思考、エドにとって思い浮かべるだけで害悪になり得た思考だった。
「じゃ、次のステップに進もうか」
この件は終わり、とばかりにエンヴィーが態度を改める。
ドツボに嵌りかけたエドにはこの瞬間ばかりはありがたく思えた。
あくまでも、その瞬間には。
エンヴィーが指を鳴らすと相変わらずどういう原理か吊るされた鎖が延びる。
腕を挙げることで丁度立てる位置にあった為に鎖が落ちたと同時に身を崩し、伸びきった腕に体が引っ張られた。
それは丁度膝立ちが可能な位置。
エンヴィーは無言でズボンからソレを取り出した。
エドは自分としても本来あるべき姿の証明であるソレから思わず目を背けてしまう。
だってそうだろう。アレは以前凶器となって自分を貫いたのだから。
「何する気だよ……。また犯ろうってのか!?」
「うん、エドちゃんには御奉仕を覚えて貰おうかとね。人に尽くすってすばらしいと思わない?」
どこまでもおちゃらけた様子に虫唾が走る。
そもそも奉仕が意味するところをエドは知らなかったが。
「ハッ!何のこといってんのかさっぱりわかんねぇよ」
エドの悪態も気にかけず「仕方ないなぁ」と苦笑で返す。
「エドちゃんはホントにネンネだねぇ。男だ、って言いたいならこの位は知ってないと」
「っ、なんなんだよ!?もったいぶりやがって!」
エドは出所の知れない不安に駆られ思わずせっつく。
「要するに、コイツをエドちゃんの口で気持ちよくして欲しいってことさ」
「なっ―――――」
思わず絶句する。一体何を言ってるのだろうか、と。
はじめはエンヴィーの自他共に認めてそうな一流のジョークかと考えた。
それもこちらに近付いてくる彼の目を見て改めざるをえなくなった。
アイツはやる。例え先の説明が性知識に含まれていようと無かろうと…実行る気だ、と。
「ヒッ……」
たまらず仰け反るが一手遅い。
鷲掴みにされた頭がエンヴィーの手で固定された位置では彼の逸物が眼前に控えていた。
「さぁて。どうしよっか?始めは舌だけで満遍なく舐めまわしてくれるのがセオリーなんだけど?」
冗談じゃない。
男であるという意識を片時も忘れたことが無い自分がどうして男性器を慰めることを容認できようか?
無駄だと分っててもあえてはらけたブロンドを振り乱し拒絶する。
「当然の反応だね。なら…無理矢理カタいの突っ込んじゃうよ?」
「っざけんな!!ん〜なマネしてみろ、噛み千切ってやるからな!!」
考えてはいた。これは待っていた一矢報いるチャンスではないか、と。
だがそれは、
「へぇー。エドちゃんは捕虜なんだよ、わかってる?自分の立場。オイタすれば帰れるのも帰れなくなっちゃうかもよ?」
そういうことだ。弟のためにも自分は耐えなければいけない。いけないのに。
「わかったところでいってみようか」
ぐぐっと男根が迫ってくる。もう頭を動かすことも出来ずエドは口にがっちり封をした。
エンヴィーはシナリオ通りだねぇとエドの鼻を摘まむ。
その間も彼は自身でエドの頬をぺちぺちと往復させ彼女の嫌悪を煽った。
1分程経過。始めから勝負にならない我慢比べだった。
「っっ……ふっはぁ―――ふぅん!?」
待ってましたとばかりに逸物をねじ込む。
エンヴィーはエドの痴態を眺めながら今まで自らに課したおあずけを解きイマラチオを敢行する。
「ぅぐ、んむ!ふっ、ふっ、ぅぅ、むっ」
「ふふっ、エドちゃんが口、大きく開けてくれないから時々歯が当たっちゃうよ。このわびさびがイイねぇ」
口内に侵入してきた肉が熱さと硬さと大きさを増していくのが解った。
顔を引いては滾るシャフトが押し込められる。
その繰り返しが前後運動になりエンヴィーを悦ばす結果になっていることに気付けない。
薄暗い石室がくぐもった声に満たされていく。
「あ、あ、あ…る…アルフォンス…う、ウソ、ウソだ!!」
「いたいよぉ……にいさん、どうして?なんで……こんな…酷いことするの?」
「ちがう、ちがうちがう!」
ぼろぼろと涙を零しヒステリックに叫ぶ。
「にいさぁん……兄さん、痛い、寒いよ……」
不意に灯された灯が消えて目の前にいた弟の姿が見えなくなってしまった。
「アル!アル!いくな!………アルぅ……」
がっくりと崩れ落ちる。それに合わせるように再び明かりが灯り始めた。
後ろに人の気配。
「っ!?アル?」
もう正常に機能しない思考を振り切り僅かな期待から振り返ったが。
「エドワード。お前は本当に悪い子だな」
「て、テメェは!?」
どんな悪夢だろうか。自ら手に掛けた弟のあとに現れたのは憎むべき血縁。
ホーエンハイム・エルリックであった。
「悪い子には罰が必要だな」
信じられないものを見た様子で固まっているエドをよそにホーエンハイムは背後から彼女を組み倒す。
「なんだよ!?なんだよこれ!こんなことって……ウゥワぁ!!」
そうして一時は潤いをみせた秘部に肉棒を突き刺した。
夢だ夢だ、と自分に言い聞かせたがこの異物感はあまりにもリアル。
「アルフォンスは可哀想に。お前が壊したんだぞ」
「うあっ、いっぐぅ、ちが、ぁあ、アルは、っんぁ」
もう何もわからない。
悪夢を超えた夢幻の時間は膣に放たれた熱い塊と共に終わりを告げた。


暗い回廊を身を引きずるようにエンヴィーは歩いて、否、もはや這っていた。
「ふふふ、まったく良い見世物だったわよ?エンヴィー」
「なんだ……おばさんか」
喋るのも億劫な様子で吐かれる悪態も涼しげに受け流す。
「今はアンタに何言われても構わないわ。あんな滑稽、そうそう観られるものじゃないでしょうからね」
「はは……覚悟してたとはいえ流石にきっついよ」
ふとエンヴィーが手を当てていた腹部からそれをどけると腹の肉がごっそり削げ落ちていた。
「脂肪とたんぱく質、諸々の分解、再構成、失った部分に適用させるのはホネだったぁ」
「??………!アンタ、まさか!?……あっきれた。そんな面倒やって何しようって言うのよ?」
「「飴と鞭」さ。ボクは「エンヴィー」だからね。それに従ってるまでさ」
再びヒョコヒョコと危なげな足取りで進んでいく。
ラストはそんな姿に薄ら寒いものを憶えた。
「名」に冠された宿命を全うさせる生き様は造物主への最高の忠義。
しかしあの少年の姿をしたモノのそれは歪で愚直。そんな矛盾を内包しているように見えた。










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