思春期エレジー
>876氏
「最低。アル、不潔だ」
「何怒ってんの姉さん」
朝起きたときから無視を決め込まれ、やっと口をきいてくれたと思ったらコレだ。生理なのかという言葉を喉元で飲み込んだのはどうやら正解だったようだ。
しばらく押し黙っていた姉は徐にソファの下を漁りだし、取り出した何かを汚いものでも触るように指先で摘みあげこちらに放り投げた。
「わっ!」
投げつけられた冊子のようなものを慌てて受け止める、と直後顔の筋肉が引きつった。
投げ渡されたのは僕のコレクションの中でも一番のお宝。
生ハメ撮り盗撮スクープ!実姉の濡れそぼる果実!とぼかされたそういう現場の写真の上に巨大フォントで書かれた、所謂エロ本だった。
「………」
やばい、逃げたい。よりにもよってこの本が見つかるなんて。
「アルはそういう趣味があったのか…」
落胆したような姉の声が突き刺さる。
「ぅ…いや、」
「アルもその本みたいな事がしたいのか」
そりゃしたいですとも。姉さんの濡れそぼる果実を思う存分味わいたいですよ!
「いや、まさか、そんな、現実とは別だよ!」
「そうだよな!盗撮なんて最低だよな」
あ、そっちですか。生ハメ撮り盗撮スクープ!
こっちですか。ああ、そうですか。姉の果実はスルーですか。
>878氏
それにしたって、そのお宝を探りあてたって事は、僕が錬金術で溶接して開かないようにしてある机の2段目の引き出しを見たんだろうし、それが全部『姉もの』だったのを見た筈だ。
僕は、先程までおたおたしていたのが嘘みたいにいらつきはじめ、のぞきをやる奴は最低、などとぶつくさ言ってる姉を爪を噛みながら睨みつけた。
「姉さん、いくら姉弟だからって、勝手に引き出しまで見ちゃうのはやりすぎでしょ?」
「弟が非行に走ってないか調べるのは、姉ちゃんのつとめだ!」
「うっさい!!姉さんに夜のオカズを知られる事自体、非行に走りたくなるよ!
アルの攻撃!!プチプリーストに250のダメージ!!
姉はわざとらしく青ざめながら、2、3歩後退した。
「素直なよいこに…とそれだけを願って、姉ちゃん一生懸命頑張ってきたのに…どこで育て方間違っちゃったんだろう……」
遠い目で、かあさんどうしようとぶつぶつ呟いてる。
「つーか、育て過ぎだろ!!僕だって18でよいこじゃいられないっつーの!!
まさに育ち過ぎというやつで、立ったまま話をすると、首が疲れる程に身長差ができてしまった姉を、諭すように見下ろす。
姉の顔は真っ赤になりつつも怒っている。まだ、頑張るつもりらしい。
「…どうしたら元のよいこのアルに戻ってくれるんだよぅ……うぅ…っ」
やばいよ。泣くかもしれないよ。可愛いね。萌えだね。……などと言ってる場合じゃないか。ええい、ままよ!!僕に足りないのは勢いだ!!
「そうだ!姉さんがこのエロ本の人みたいなポーズとってくれたらエロ本買わずに済むし省エネだよ!それに僕の非行化も防げるよ?」
「えええっっ!!!!!」
「ね?よいこになるから、僕」
くらえ!とどめの末っ子必殺甘ったれ攻撃!小首かしげもお見舞いだ!
「で、でも、それってなんか違うような…」
普段はアホなくせに今回は食い下がるなあ。
「違わないよ!それに僕らは血が繋がってるんだから
こんなの自慰みたいなもんだよ!」
近親相姦でも見るだけなら問題なし!様はチンコをマンコに入れなきゃいいんだから。
「そ、そうかな…?」
「そうそう!さあ、手始めはこれ!M字開脚!」
そういってビラっと開いた本を指差す。そこにはノーパンで片乳はみ出した女性が惜しげもなしに開脚している写真が載っていた。
「こ、これをオレがやんの?!」
「そうだよ。早く姉さんのオマンコを見せてよ!さあ!さあ!」
「うう…でも…やっぱり止めようアル…オレ、怖いよ…」
写真を見てすっかり怖気づいた姉さんのシャツを勢いよく左右に引き裂く。
ボタンが弾け飛んだブラウスの下から姉さんの形のいい乳房が飛び出した。
露になった乳房をぎゅっと握ると、ピンクの可愛らしい乳首がむぎゅっと上を向いた。うーん、綺麗な色だ。まじまじと乳首の色を観察しているとそれまで呆然としていた姉さんが僕の手を振り払い後ずさった。
「や…っ!何すんだよ」
「姉さんさー、人の引き出しは勝手に開けるし、閉まってあるお宝は勝手に持ち出すし、ちょっとやり過ぎなんじゃないの?」
「あ…う…」
やはり自分でも多少はそう思う節があるのか、姉さんは破れたブラウスをぎゅっと握って俯いてしまった。
「18にもなったらオナニーくらいするだろ普通。むしろしない方が不健康だっつの。それを非行だのなんだの言われたら全国の健全な青少年は全員犯罪者ですか?ましてやプライバシーなんて存在しないんですか?
ええ?姉さんよお!」
語尾を上げつつ壁を拳で叩けば姉さんはビクッと身体を揺らし涙目で僕を見つめた。
「あ…ご…ごめん、なさい…」
「ごめんで済んだら軍部は要らないんだよ姉さん…
僕はただ姉さんにこの本の女性の代わりをして欲しいんだよ…
謝って欲しいわけじゃない」
>892氏
「うぅっ……ごめんなさ……っ……アルぅ……」
どうですか、この脅えっぷり。
飼い犬にでも手を噛まれたような顔をして、姉さんはぼろぼろ目の際から涙の雫を溢している。
ここまで僕を追い詰めたあなたがいけないんだよ?いつもいつも姉である事と、僕が姉さんの事が好きなのを逆手に取って、足元見やがって!
「ほら、面倒かけないで。自分で服脱いでよ。僕がますます悪い子になってもいいの?
鼻をぐずぐず言わせながらも、姉は僕の言う事に従ってジーンズを降ろし、破れたブラウスを脱ぎ捨てた。
……肉。ああ、姉さんの生肉が晒されてる!
僕は姉さんに見えないように小さくガッツポーズをしながら、その薄桃色の、ぷるぷるした小さな躯を引き寄せた。
「何してんのさ。ほらこれ、本の女の人はパンツ履いてないでしょ?さ、早く脱いで、脱いで」
「…ぅ………ゃ、………アルぅ……」
さすがに恥ずかしいのか、頬を朱に染めてもじもじしてるのがたまらない。それは今姉が、僕を弟ではなく男だと思ってる事に他ならない。姉にも羞恥心があった訳だ。だが、ここで引く僕ではない。
僕は強引に姉さんの子供パンツをずり降ろして片足から抜き取ると、片手でくるくるに丸めて自分のジーンズの尻ポケットにつっこんでおいた。
これでもう、姉さんを覆う物は何もない。やったよ父さん……ついに姉さんのマンコが拝めるよ!!
両の手で掴むと吸い付くような姉さんのおいしそうな乳房がたわむ。揉みしだくと、だんだんと赤く染まってきたエッチな乳首が、男を誘うように手の中でつんととがってくる。
「……姉さん、ここ、舐めて欲しい?」
「……ぁ…、…」
不安そうにうるむ姉さんの目が、瞬きをしてもう一度開くと、発情した獸のように淫を孕んでいた。
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