百合
>634氏



すっと起き上がったロイ子は、リザ・ホークアイに軽く唇を重ねた。
数秒の軽いキス、常ならハボックという男の恋人にじゃれてやっているものだ。
それを今、リザに預けた。
驚いたように目を潤ませていた金髪の部下は、終始目を開けていた。
唇を離したロイ子が照れくさそうに頬を染めている。
「大佐…いいんですか?」
「…う、うむ…」
(女の子相手は、初めてなんだが・・・よくわからんが)
考え込むロイ子を置いた瞬間、リザは突拍子もないことを行ってきた。
「見て!大佐」
「…―――――――!」
彼女は…鷹の眼と称される誉れ高き狙撃手は予想外の行動を放ったのだ。
―――ぶちぶちと自ら、全裸の上に纏う…布とも言えぬ透明なべビードールを破って脱ぎ散らせてから…股を大きく開脚させたのだ。
一連のその動作を眼にしたロイ子は、ひっくり返って尻餅をついてから、裏声で驚愕した。
「ひっ!やっ、やめんか!」
「これが私です!」
見てくれといわんばかりに彼女は自身の最奥まで見えるかのように、開いた部分を主張してきた。
ロイ子は自分と同じ女体の…最も大切な部分を網膜に焼き付けて、記憶してしまったことで狼狽した。
すぐさま目をつぶって体を抱えて小さくなって、
「閉じ、…閉じなさい。なんてことをしてるんだ君は」
「いいえ、見て!見てください」
「よ、嫁入り前の女の子が、大股開きで見せるもんじゃない」
「大佐に見て欲しいの」
「と、とにかくやめたまえ」
どんなに隠せと伝えても、リザはまったく応じなかった。
しかし、見せるな隠せ、恥じらいはないのかと叫び、狼狽しながら…
ロイ子は不本意にも花園のことで頭が充填してくる
顔も耳も真っ赤になって熱があがっていくようだった。
――あれが、あれが女の形…うっすら透明な液があったような…
い、いやいや…そうじゃなくて
わ、私もあんな形なのか
あれが、膣の入り口で…
すっごいピンク色で…
「大佐、触って!」
「な、な…何を言ってるんだ君は」
M時のまま下肢を弄りながら、リザはロイ子に詰め寄りスキンシップがしたいと請うてきた。
「私、…大佐のおっぱい見てるだけでもう溢れちゃう」
「中尉、やめるんだ。あまりにいきなりすぎて、こんなのやばすぎだ」
「でも、でも…私はあなたに感じてるの!」
「や、だ…どうしたら…っ…」
迫る部下のあまりのショッキングな勢いに、
どう答えたらいいのかわからなくなったロイ子はふつふつと涙声になっていった。
「―――あの、大佐?」
「す、すま、ない…私は、…」
顔に手をやり、せっかく一生懸命に接してきているリザに、
本当にどうしたらいいのかわからなくて…
涙を流してしまう自分ですまないとロイ子は真剣な心情を訴えてしまった。
我に返ったリザは、大慌てでロイ子をなだめにかかろうとする。
「…っ…中尉、本当に、…すまない・・・…っう…」
「やだ、泣かないで。ごめんなさい大佐、私こそ」
「……っ」
「いきなりすぎてごめんなさい。夢中になったら私、自分が止められなくて」
ようやく股を閉じたリザは、落ち込んでうろたえたまま
涙するロイ子を両手で包み込んだ。
リザの全裸の姿はかわらないが、とりあえず開脚露呈の事態だけはようやく
穏やかに収められることとなる。
「大佐、本当にすみません。泣かないで下さい。変なこと口走って、ごめんなさい」
「う、ううん。謝ることじゃな…私こそ、だ」
「本当に、私、馬鹿でした」
なだめるようにかぶさるリザの両腕に囲まれて、ようやく落ち着いたロイ子はひとつ頭を振る。
そして小声で彼女はつぶやく。
「ち、違う…」
「…大佐?」
「ち、違うんだ。中尉はすごく綺麗で悪くない…私は、自分と…お、同じ
・・・か、形のものを見たのは初めてなので…お、驚いただけなんだ」
「いいえ、大佐…やっぱりいきなりモロ見せではじめようとしてた私が馬鹿なんです」
「だ、だけど――――あ、あんななのか…や、やはり女のあれに…
男はしゃぶりついてくるんだな」
「ええ、ハボック少尉は…大佐の胸だけでなくあそこをしゃぶるのも好きなのでしょうね」
「そ、そうか、ハボックはいつもあれをしゃぶってくるんだな。すごいなハボック…」
「うらやましいわ、ハボック少尉」
本来の男の恋人であるハボックのやっていたことに、ロイ子は改めて感心の言葉をあげてきた。
くすっと微笑んだリザは、ロイ子に…再度謝罪した。
そして、気を取り直して・・・恋人がいる彼女に迫る自身を、冷たくあしらおうとしないロイ子にもう一度彼女は好きだと伝えたのだ。
「私、わがままでごめんなさい・・・大佐」
美しい涙を零して自身をぎゅっと抱きしめるリザに、ロイ子はそっと両手を回した。
最初はうつむき加減になっていたロイ子だったが、そのままそっとリザの滑らかな肩に頬を重ねてみた。
目を泳がせながら、彼女は金髪の部下にこう言った。
「中尉、わ、私は…どうしたらいいかあんまり…だから、ちょっと一緒に寝てみるだけだ」
「はい」
「た、ただ単に一緒に寝るだけだぞ…そのうち君もこういうのに飽きるかもしれないし!」
「はい!」
女同士、何をどうするか…方法も扱いもわからない世界であることを、ロイ子はあまり口にだせなかった。
とにかく、穏やかに…できれば互いに気持ちよくなれることを目標にするとリザはうれしそうに述べていた。
「抱きしめていいですか?」
「あ、ああ」
――大佐、いつも大きな存在感のある人なのにこんなに可愛らしいなんて思ったことないわ
突拍子もない行動で最初に泣かせてしまったせいか、ロイ子の瞳は潤っている。
顔を真っ赤にして近くで触れ合っている上司の姿に、リザはいとおしさがこみ上げたためか、うっとりとしていった。
凛としていて端正な姿も、どこかぼおっとしていて間の抜けた仕草も落差があって好きだけど、
こんな風に戸惑ってるのは本当に意地らしくて素敵―――――
頬を染めて視線を流しているロイ子を見て、リザは彼女に近づき両手を広げた。
その時、リザの美しい胸の形を見て、改めてロイ子は顔を赤らめた。
うっすらと色づいた美しい彼女のふたつの果実、熟したようにその尖端はピンクに潤っている。
柔らかい肌のはりや、きめの細かさは本当に綺麗だが、ぴりぴりと突き出た乳首が淫らな感じだった。
「大佐、好き…」
「あ…――――――!」
正視できなくなった反動で、より下に落とした視線は、さらにリザの下半身を映してしまった。
布を介さない、裸身のすべてが目にはいる。
ほとんど裸とはいえ、自分は下を着用している。
だが相手はやはり全裸である。
ロイ子は先ほど、見せられたリザの局部を連鎖的に思い出してしまった。
ふとももに隠されたリザの三角地帯をロイ子の目はまざまざと写してしまった。
「……っ」
たまらなく動揺したロイ子は、それより強く目を瞑った。
女同士なのだから、…それにおおっぴろげに見せられた蕾も目にした今更、
女の裸なんかに動じるわけもないはずだった。
しかし、リザにどこか惹かれた今となっては、平静にはなりきれそうになかった。
ゆえに、彼女は心の中で言い訳する。
――だから、これはきっと可愛い妹とじゃれあってうようなもんだって
彼女らは向き合って座りなおした。
ロイ子はぎくしゃくした動作でろくに動いていない。
――寂しがってる妹だと思ったらいいんだ!ハボックと一度、姉弟プレイをしたことがある。だから似たようなもんだ…
内心でそう考えているうちに、柔らかい肌で密着したリザが自分を包んでくれた。
向き合ったロイ子は耳の近くにキスを受けながら、リザの背に再度、手を回した。
自分の肩にかかるリザの滑らかなブロンドが心地よい。
だが…中尉って本当にいい香りがして、安心する。
「大佐って暖かい。…私、幸せです」
そう言ってロイ子の髪を撫でながら、リザは上司の耳たぶをぱくんと噛んだ。
「ひっ・・・」
「猫がよくするんですよ。ハヤテ号も、小さいときに時々してきたの・・・」
「ど、動物が?」
「ええ、こうやって…お母さんのおっぱいを吸うみたいに」
ちゅうちゅうとリザがロイ子の耳を口に含み、しゃぶるようにしながら舌を転がした。
その反動でロイ子は背中の筋がぴんと張り詰めて、熱い波に浮かされてしまった。
ハボックにも、時々甘えるように同じことをされてはいたが、
彼はここまで小さな舌じゃないだけにリザの細かな動きが余計に体をおかしくさせてくる。
リザの今の舌の吸い方は初めての感触だった。
ようやく彼女が唇を離してくれたと思ったら、今度はうなじ、そして背面に向かって口づけを行われた。
「んっ…ぁう!」
ロイ子は噛み締めるように喘ぎをひとつもらしてしまった。
自分にこんなふうに触れてくる部下が女だという観念よりも、男の恋人が知らない弱い部分をここで発掘されたということにますます心臓が高鳴ったのだ。
リザは次第に上司の背後に回った。
そして指を銜えて、行く波を鎮めようとするロイ子の大きく、ふくよかな胸を両手で揉んでいった。
「やあぅ…あん」
愛する上官の背に自身の胸をくっつけながら、両手でロイ子の乳房を蹂躙していく。
「は、あ・・・あ、中尉…―――」
ロイ子がか細い声をあげながら、柔らかい手の動きにだんだんと大きな乳首で反応していく。
女の身体を知り尽くしているリザの愛撫は、
ロイ子がどこをどうすれば感じ入るのか的確だった。
リザがロイ子の太股に手を滑らせ、内股に向かってその指が走ろうとしたとき、
ロイ子は震える手でそれを制した。
「待て…そ、そこは…だ、駄目だ…」
「触っちゃ…駄目ですか?」
がくがくとしたロイ子の阻み手は、更なる覚悟にこらえようとしている感がいっぱいだった。
上司の蒸気した身体に自らの胸を擦り付けながら、リザは懇願するような声をあげて
ロイ子のうなじをぺろりと舐めた。
「あぅ…」
ずるっと力が抜けたロイ子の手が、進入しようとしているリザの手を許してしまう。
すっとリザの指がロイ子の秘孔に触れた。
「やぁ、ん」
「大佐のここ…ずっと触れてみたかったの」
「はあ・・・っ」
――なんでだ!中尉の手が、気持ちいい
「私、大佐のここを奏でてみたいです」
「ちょ、ちょっと―――ア…待って、くれ…」
「すごく濡れてるわ…」
ぎゅうぎゅうと大ぶりの果実を上官の背に押し当ている美しい狙撃手…
彼女の愛撫は、ロイ子からますます冷静な判断を流させていった。

 続





テレワークならECナビ Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!
無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 海外旅行保険が無料! 海外ホテル