幸せのカタチ
>坂上氏

【注意】ロイエド子前提




「あっ あ、アル、もっと……ああっ! あふ、ぅあ、あ、あん、あっ」
「姉さん、いくよ」
「あ、ああぁっ い、いく、アル、もう、いくぅ……っ、んぅっ あ、はぁ、は……」

姉さんの中がぎゅっと詰まり、締め付けてくる。絞られているような感覚に、僕は迷わず射精した。
落ち葉を集めた上にシーツを敷いただけのマットは、姉さんが無意識のうちに引っ掻き回して崩れた。
姉さんの髪や顔、体のあちこちに葉っぱが散らばる。乱暴したように見えて、なんだか落ち着かない。
姉さんの中から僕のものを引き抜く。若干の抵抗があり、惜しまれているようで嬉しかった。
二日目の昼下がり。天気が良くて気持ちよかったから姉さんを押し倒し、殴られなかったのでやった。

「良かったよ姉さん、すごく良かった」
「俺も、気持ちよかった ……なんか眠い」
「このまま寝ちゃいなよ、傍にいるから安心して」
「ん、悪い」

島に着いてすぐ、屋外ということにお互いすっかり興奮してしまい、荷物を放ってすぐに始めた。
手触りと弱い月明かりだけが頼りだったが、幸い姉さんの綿の下着が白く浮き上がって見える。
おかげで目的地は容易に発見できて、明け方まで没頭した。朝焼けで空遠くが色付いた頃に眠った。
明るくなって仰天する。姉さんの髪に地面の落ち葉や小枝が絡み付いて、大変なことになっていた。
冷静に考えればこうなることは明らかなのだが、何せ夕べはかなり興奮していたのだ。
猫の毛玉ならばっさり刈れるが、姉さんの髪はそうはいかない。来春には花嫁衣装も着るのに。
仕方ないので、髪を梳きながらひとつひとつ丁寧に取り除いていった。
その最中、昔はよくこうして姉さんの髪を指で梳いたなと懐かしく思い返した。
あの頃はあの頃で、もちろん大変だったけど、少なくとも姉さんは僕だけのものだった。
その一点だけは、今より幸せだった。そこだけは。


「これしかない、これしかできない、という生き方は、格好悪いと私は思うよ」

いつか義兄と呼ぶ予定の男が言う。自分と恋愛関係にあると知って尚、姉さんを諦めない僕への牽制か。
男は続けて、自分は軍人にしかなれなかった訳じゃない、好きで軍人をやっているんだと言った。
この国の政権が軍にある以上、有能なこの男が選ぶ職業としては最高位の、有益な選択だ。
僕だってそうだ、仕事なら他にいろいろあるのに、研究者の道を選んだ。
その方が、姉さんと一緒にいられる時間が長いから。研究自体も好きなのは言うまでもないが。

「恋愛も同じこと、この世に私が愛せる女性は彼女しかいない、とは思っていない」

さすがの僕も顔色が変わる。聞き捨てならない、他の女でもいいということか。
だったら姉さんは僕に譲るべきだ、だって僕には姉さんしかいない、姉さんしかいらない。
他で代わりがきくなら是非そうしてもらいたい、僕には姉さんの代わりなんてあり得ないんだから。
胸ぐらを掴む直前に、穏やかに男は続けた。
数多いる女性の中から彼女を選んだ、想いは一途なつもりだと。

「代用がきくなら代用の方で我慢してくれと、君は私に言いたいんだろう?」

シチューが食べたいと言う姉に、嫌いじゃないでしょうとスープを出せるか? 男に聞かれる。
腹が満たせればいいだろうと、シチューじゃなくてもいいでしょうと、食事には変わりないと。
それと同じことを、君は私に望んでいるんだよ。静かに諭すように言う。
だったら、シチューしか食べたくないと言う姉さんに、他のものも食べなさいと言えますか?
半ば絡むように言ったのに、言えるよ、その方が健康にもいいからね、とあっさり返される。
誰も本当の食事のことなんか言ってません! 最初に食事に例えたはずの男に向かって叫んだ。
だって、僕には姉さんしかいないのに。他の選択肢なんかないのに。あんまりだ。
「君もね、姉さんしかいないという発想は、もうそろそろ止めた方がいい」

他人と、きちんとした恋愛をしてごらん、義兄として強く勧めるよ。そう言い放った。
何人かの女性と付き合ってみて、その上で姉しかいないと言うのであれば、その時に決闘しようと。
その時もなにも、もうすぐ姉さんと結婚してしまうくせに。その時には、もう手遅れじゃないか。
僕だって、今まで他の女との恋愛を考えてこなかったわけじゃない。
万が一にも姉さんに匹敵する女性が現れれば、結婚まで考えるつもりでいた。
それなのに、どの女も、一度食事するまでが精一杯。再び会おうとさえ思わせてくれなかった。

「姉しか知らないのに、女を語るのかい?」

彼女たちをいとも簡単に袖にしていく君を、姉さんはひどく心配していたよ。男が言う。
同性として、あまりいい気もしなかっただろうし。それを聞いて、心臓が大きく脈打った。
姉さんは知らないと思っていたのに。心配されていたことにも気付かなかった。
彼女たちも誰かの姉かもしれない、そして僕のような弟がいるのかもしれない。
かつて目の前の男を、ふしだらな下半身の持ち主と内心蔑んでいた頃の僕が蘇る。
僕も誰かに、あんな思いをさせているんだろうか。僕だけは、ああはならないと誓ったはずが。

「君に彼女たちとの関係を楽しむ力がないだけだ、義弟がそんな男では先が思い遣られるね」

錬金術師にとって、無駄な知識など何ひとつなく、故にどんな些細なことにも興味を覚えろという。
知っていて損なことは何もない、それは確かにそうだ、だが僕はそんなに暇じゃない。
僕は忙しいんですと言うと、私よりもか? と明らかに呆れたように溜め息を吐かれた。
比べる相手が悪すぎると言おうとしたが、その相手と決闘しようとしていたことを思い出す。
適わない。そんなことは百も承知していたはずだったのに。
僕はきっと、変わらないといけないんだ。姉さんが僕の傍にいなくても、生きていかなければ。
できることなら、ずっと一緒にいたかった。ただの姉と弟としてでも、それは不可能なことだろう。
頭の片隅でなら理解できる、子が親離れするのと同じ感覚なのだということも。
でも僕の大半は姉さんで構成されているから、僕から姉さんを払拭することは即ち死と同じこと。
それなら一緒に死のうかとも考えたけれど、姉さんは死にたくないだろうし、独り死ぬのは寂しい。
そもそも死ぬことに思い至る辺り、発想が貧困だ。死はとても便利だ、後の事は何も考えなくていい。
人間関係をドロドロさせて、最後は心中もしくは片方の死、それ以外の決着はないのか。
寿命が尽きる直前まで生きることに努力しなくなるなら、それはもはや愛ではない。
義兄が流行りの恋愛小説を揶揄して言った言葉に、僕はひどく共感して、ふたりで笑った。
どんな泥の中でも生きていこう。鎧の頃、そしてあの時、確かにそう思っていた。
例え姉さんがいなくても、僕は。


「姉さんに渡そうと思ってた物があるんだ、受け取ってくれる?」
「へぇ? って何か教えないうちに回答を求める癖、やめろよな」

またしても髪に絡んだ落ち葉を取り除いてから、荷物を開ける。一応、きれいに包装してきた。
だけど姉さんはそれをバリバリ破いた。開けてもらいながら、姉さんの表情を見守る。
困惑とか嫌悪とか、そういうのが浮かんだら、すぐにそれは湖面へ放り投げるつもりだからだ。
中身を見た姉さんは、ニカッと笑って一生大事にすると言ってくれた。
かつて僕だった鎧の、わずかに残った破片で作った指輪。薬指の大きさに合わせて作ってある。
左手の指にはめようとすると、そっちの指はだめだと右手を差し出してきた。
幸いぴったりはまる。嬉しいと頬を染める姉さんに、こちらもなんだか照れてきた。
短い間だけど、それをしているうちは姉さんは僕のものだよ。そう思うことを許してくれるよね。
と思っていたら姉さんはさっさと外して大事そうに荷物の中にしまい込んだ。
「姉さん…………どうして収めちゃうの…………」
「ばか! あんな大事なもの、しててなくしたらどうすんだ!」

そうだったね、婚約指輪もなくすといけないとしまい込んだんだっけ。義兄さん泣いてたよ。
いいか、受け取ってくれたということは、きっと姉さんはやっぱり僕のものでいてくれるんだ。
僕だけのものではなくなるけれど。これでいい、きっとこれで、みんな今よりもっと幸せになれる。


一週間なんてあっという間で、明日にはもう帰らなければならない。
一週間、楽しかった。ずっと姉さんとふたりきり、何をするのも一緒だった。
さすがに、用を足しに行く姉さんに付いていこうとしたら蹴り飛ばされたけど。冗談だったのに。
思えば僕が鎧だった頃は、これと変わりない毎日だったのに、あの頃はなんとも思わなかった。
あの頃の僕にとって姉さんと一緒にいるということは、至極当然のことだったから。
離れなければならなくなって、やっとそれが当たり前でなかったことに気付く。
失って初めて大切さがわかるなんて、陳腐な恋愛ものに必ず出てくる台詞じゃあるまいし。
そんなわけあるかと思っていた。でも、人ってそういうものなんだ。
自分が傷付いてみなければ相手の痛みさえ思い遣れない、そういう寂しい生き物なんだ。

姉さんは、これからも変わらず僕のものでいてくれるはずだけど、もう独占はできない。
独占どころか、僕を優先さえしてくれないだろう。当たり前だ、姉さんは嫁ぐんだから。
僕のことをないがしろにする姉さん。僕のことを後回しにする姉さん。
あり得ない、考えられない、想像したくない。僕はいつだって姉さんの一番でないと嫌だ。
でも、もう既に一番じゃない。一番は義兄さんだよね、だから結婚するんだよね。
じゃあ僕は二番に甘んじよう、二番の座は誰にも渡さない。
いや待て、将来生まれるだろう子供は? 僕らの母親を鑑みれば、子供の順位はかなり高そうだ。
そうすると、子供の数だけ僕の順位は下がることになる。
…………まあ、そうだ、そうだよね、僕は姉さんの家族でなくなるわけだから。
順位なんか下がりっぱなしだよね、底なしに下がるよね、なんせ家族じゃないんだから。
春には僕の家族は猫だけ。街のあの家に独りだけか、寂しいな。
いっそ、在宅研究員の資格を取ってリゼンブールに帰ろうか。ばっちゃんも高齢だし、心配だ。
お母さんの墓もあるし、故郷でひっそり暮らすのも悪くない。
お母さんの腕の中で姉さんとふたりで笑い合った、あの思い出の家を立て直して住もう。
もう僕には思い出さえあればいい。
「姉さん、甘えさせて」
「おーし、いつでも来い!」

腕を広げて待ち構えてくれるのは嬉しいけど、今から組手でも始めそうな勢いは勘弁して欲しい。
とはいえせっかくなので、それなりに柔らかい乳房に顔を埋める。
お母さんの腕の中も、こんな感じだったかな。ほとんど覚えていない。
いつでもお母さんの胸はそこにあったから、覚えておかなきゃと意識するはずがなかった。
温かかった、柔らかかった、優しかった。思い出せるのは、そんな当たり前のことだけ。
姉さんの服をたくし上げて乳房に直に触れ、口を寄せて乳首をそっと吸い上げる。
当然ながらおっぱいは出ないし、お母さんの思い出も今以上には蘇らなかった。
でも、これはこれで幸せだ。

「僕、姉さんの子供に生まれ変われば良かった」
「はぁ? また素頓狂なことを言い出したな」
「そうすれば、一生姉さんにこうして甘えられたし、だっこもしてもらえたのに」
「ふん、甘いな、こんなの赤ん坊の間だけだぞ」
「え?」
「二足歩行が可能になった瞬間から修行開始! 強い子にしないとな!」
「……せめてもう少し大きくなってからの方がいいんじゃ……」
「俺とあいつの子だから、素質あると思うんだ、鍛えがいがあるぞ、楽しみだ」

姉さんの中の母親像は、間違いなくお母さんの姿がイメージされてると思うんだけど。
それが子育てとなると、どうも師匠の影響がかなり強いようだ。
そんなに鍛えてどうするの、大総統にでもするつもりと聞けば、旅に出すと言う。
僕らみたいな悲愴感あふれる目的じゃなくて、もっと大きな目標を掲げて自由に旅して欲しいと。
ひとりじゃ旅に出すのに不安だから、子供は最低でも二人は産まないと。できれば年が近いといい。
これからいろいろ頑張らないと。そう笑う姉さんの顔は、既にどこか母親のようだった。
そうか、もう僕みたいな大きな子供を抱えてる場合じゃないんだね。
姉さん、今までありがとう。僕もひとりで歩けるようになるよ。

最後の夜は、ただ姉さんを感じていたくて、ひたすら両手を姉さんの体に這わせた。
誰の母でもない、誰の妻でもない、僕だけのものだった姉さんを、最後に感じていたかった。
姉さんは眠ってしまったけれど、僕はとても眠れなかった。あの頃も、そうだったな。
眠る姉さんの傍らで、いつも僕は眠らないで、夜が明けるのを待っていた。
夜が明ければ僕はひとりじゃなくなったから。でも今夜が明ければ、僕はひとりになってしまう。
明けない夜はないと、昔はよくそう言って励まされたものだ。僕もそう信じていた。
事実そうだけど、こんなにも明けて欲しくない夜があるなんて、思ってもみなかった。
でも、やっぱり、夜は明けなきゃいけない。

そして朝は呆気なく訪れる。僕の目の下のクマを、姉さんは物言いた気に見ていた。
荷物をまとめて森の木で船を作り、何食わぬ顔で岸に戻る。
駅に着く直前、人に出会う前に姉さんにかすめ取るようなキスをした。これで、最後。
列車の揺れが心地よく、やっと眠くなってきたころ、列車はセントラル駅のホームへと滑り込んだ。
家に戻ってみると、義兄さんが待っていた。仕事は休んだらしい。
一週間ぶりに会う猫は、本棚の上の隙間からこちらを恨めしそうに見おろしている。
義兄さんは引っ越しの最終確認をしたいようで、僕にも立ち会えと言ってきた。
仕方がないので、猫を隙間から引っぱり出して膝の上に乗せる。僕には関係ない話なのに。

「君たちが留守の間に、少し事情が変わってね」
「僕は構いませんよ、お話してある通り、お任せしますし文句は言いません」
「いや……その言葉に、こちらも甘えさせてもらおうかと思うんだが」
「いいですよ、何ですか事情って?」
「君たちの父上が戻ってこられるそうだ、連絡があったんだよ」
「はぁ、父が……え、まさか僕に父を引き取れと?」
「そういう形になるかな、こちらに我々夫婦、こちらに君たち親子が住む、と」
「……ん? なんですか、これ」
「家の改装後予想図だが、ここを君の部屋にする予定を、家ごと半分仕切って二世帯住宅に」
「え、ちょっと、ちょっと待ってください、僕も一緒に住むんですか?」

驚いた顔の義兄さんの横で、姉さんがふーっと溜め息を吐いた。やっぱり聞いてなかったか、と。
始めから話は、僕も同居ということで進んでいたそうだ。うわ、全然聞いてなかった。
というより、そんなの有りだろうか。姉さんはともかく義兄さんはそれでいいのか?
僕が、いわゆる世間一般の弟でないことくらい、とっくに察しが付いているだろうに。
いいんですかと聞けば、君の姉さんの調教に、すっかり骨抜きだよと笑われた。
当の姉さんは、せめて説得と言ってくれと顔を赤くしていた。
呆然としていると、猫が大きなあくびをして膝から降りる。猫のくせに足音が大きい。
どすどす歩いて、義兄さんの膝の上に飛び乗り、そこで眠ることにして毛繕いを始めた。
この一週間の間に懐かれたと義兄さんは言うが、そのこは元々そこが好きなんだ。
猫のために仕方なく同居に応じるポーズを作ってはみたけれど、そんな虚勢はお見通しだろう。

「姉さんも、いいの? 僕がいて、鬱陶しくない?」
「まあ小言は鬱陶しいかもしれないけどな、お前と別れるのは無理だと思ったから」
「姉さん……」
「俺は、自分が幸せになるために何が必要か、よーくわかってるつもりなんだ」
「……」
「どっちかを諦めて、それなりに手に入る幸せで満足すべきなんだろうけど、そんなの嫌だ」
「……」
「どっちか選べとか、どっちが一番かとか、どうして決めなきゃいけないんだ?」
「……」
「一番が何人いたっていいだろ? それで皆が幸せでいられるなら、決める必要なんかない」
「そうだね」
「お前と結婚はできないし、お前の子供も産めない、でも一緒にはいられる」
「うん」
「お前が誰か別の女を好きになったら、いつでも出て行け、それまでは一緒にいよう」
「姉さん、嬉しいよ、僕たち一緒にいられるんだね……!」
「そういう訳だから早急に引っ越しなどの準備をしたいので話し合いに戻ってくれたまえ」

義兄さんの一声で、ふたりの世界から戻った。最早僕らふたりの扱いに手慣れた感さえある。
良かった、生きてて良かった、姉さんの結婚相手がこの人で良かった、姉さんの弟で良かった。
夜が明けて良かった。僕は絶対幸せになる、だって僕も姉さんの一番だから。
義兄さんを家族として愛せるようになろう。今の僕なら、それができるはずだ。
父さんだって、わだかまりはあるけれど、いつかは愛せるようになると思う。
生きよう、生きていこう、どんな泥の中にでも、咲く花は必ずあるから。


……そして、結婚式当日。姉さんたっての希望で、僕が姉さんと腕を組んで歩くことになった。
一歩一歩、ゆっくり進んで、義兄さんのところまでいく。腕を解いて、姉さんを義兄さんへ。
姉さんは、義兄さんの腕を取り、空いた手で僕と再度腕を組んだ。がっちりと、抜けないほど強く。
呆気に取られる男ふたりを引きずるように、姉さんは祭壇の前まで歩いていった。

「私たちは幸せであると誓います!」

祈る神など持たないと、かつて雨の中でつぶやいたこともあったけれど。
今、神を表すシンボルの前で、姉さんは声高らかに宣言した。義兄さんは笑いが止まらないらしい。
姉さんは後々いろんな人から真意を尋ねられ、緊張のあまり何をしでかしたか忘れたととぼけた。
でも僕は、あの時姉さんの右手に、あの指輪がはめられていたことを知っている。


終わり





PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル