( 14P )

 男は太った中年男だった。冴えないスーツに身をつつんだサラリーマン風
 中年男は僕を見てニヤニヤ笑いオロチの方を向いて言った

 「ほんとだ・・・かわいいなぁ。僕の趣味だよ・・・・」

 「だろ?嘘は言わないよ」

 「えっと、1時間だよね。じゃ、これ」

 中年男は財布から数枚の万札を出し、それをオロチに渡した

 オロチはそれを受け取ると
 まだシャワー室にいるタケルに声をかけた

 「おい!客とったんだからサッサッと出ろよ!」

 シャワー室から「今出るよ」とタケルの慌てる声が聞こえた

 僕はこの状況がどういうものか・・・段々とわかってきた
 隣に座っていた大和が僕の肩に腕をまわして自分の体の方に引き寄せた
 そして僕の耳元に口を近づけた

 「いいか・・・素直に言う事聞けよ。俺達はドアの前で見張っているからな
 逃げ出そうたってそうはいかないぜ。なぁに1時間もすればこのおっさんとは解放してやるさ
  ・・・・そしたら次は俺がかわいがってやるからな・・・・・」

 大和はそう言うと僕の肩をポンと叩いた
 そして腕を離した
 その腕を見ると止血の為に巻きつけた破ったTシャツが真っ赤に染まっていた
 よく見ると、その破られたTシャツは僕の物である事に今気づいた

 大和の真っ赤な腕を見て中年男が驚いた顔をした

 「ど・・・どうしたんですか?それ?」

 「あ?あぁ、これね。こいつに噛まれたんですよ。最初はなつかなくってね。
 あ、でも今は大丈夫ですよ」

 「・・・・本当でしょうね?」

 「大丈夫ですって。あ、でも俺のかわりにお仕置きしといてくれますか?」

 大和はそう言うと、床に転がっていたアナル用のバイブを差し出した

 「まだ、これ試してないんです。どうぞ」

 「お〜・・・いいねぇ」

 中年男はそれを受け取ると電源を入れた

 ウィンウィンウィンと電気音が聞こえてきて先の方が柔軟に回転した
 男は動きを確認した後電源を切った

 それと同時にタケルがシャワー室から身なりを整えて出てきた

 「じゃ、俺等いったん失礼するんで、あとはご自由に楽しんで下さい。でも殺しは無しですよ」

 そう言いながら3人は部屋のドアから出て行った

 あとに残ったのは、太った中年男と拘束着を着せられほぼ全裸で手錠をされてる僕だけ
 中年男はせわしく破り捨てるようにスーツを脱いでいって、白いブリーフ1枚になった

 そしてバイブを持つとそれを僕の目の前に差し出して命令した

 「窓の方へ行け。外の方を向いて立て」

 僕は言われるままノロノロと窓に向かって歩き立った
 窓際で立ってると、男が近づいてきて後ろから僕を抱きしめて右手で下半身をまさぐった
 僕のモノがまた段々と立ってくるのがわかる
 こんな醜い男に対しても欲情してしまうなんて・・・!あぁ、自分で自分が情けない

 「見られてるよぉ・・・・ハァハァ・・お前のこんな姿見られてるよ・・・・はぁっはぁっ」

 「や・・・そんな事・・・言わないでくださ・・い・・・あ・あ・あ・・・・」

 男はいやらしい言葉を耳元で囁きながら、右手をせわしく動かし
 僕の肉棒の先から出てきた液を「ヌルヌルしてきた」と言って喜んだ

 抵抗した所で、絶対逃げられないのはわかってる僕は、そのまま男と共に快感をむさぼった

 男は散々窓際で僕の肉棒を散々いじってから
 アナルにローションをたっぷりと塗りバイブを深く挿入してきた
 
 電源を入れられて、それが体内で動きだすと僕は歓喜の声をあげた

 「ああーーー!!いやぁっ・・・・あっ!あっ!!」

 窓ガラスにもたれるように、僕は顔をゆがめて感じた
 男はさらにバイブを入れたり出したりしながら僕の反応を見て楽しんだ

 その後、ベッドに移されて僕はバックで男を受け入れた
 今度は男が一歩的に激しく腰を動かし始めた
 正直な所、さっきのバイブの感覚がすごくよかったので男自信のモノはあまり感じなかった

 「早く終わってくれ」

 そう思いながら男が果てる事を待った
 でっぱった腹が何度も僕の尻にビタンビタンと当った後男は果てた

 男が身支度を終え、ドアの外に話し掛けると奴等が入ってきた

 「楽しかったよ。また頼むね」

 オロチにそう告げると、中年男は部屋を出て行った










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