大江戸愛絵巻図 5P

そして、越後屋の着物の裾をたくし上げた
越後屋の太く短く、毛深い足があらわになった
その太ももを這うように代官は撫でまわした
唇は、越後屋の首筋を這い、時々舌で舐めまわしている
越後屋は、初めての経験に戸惑い体が強張ったままだった

「うう・・これでは生娘ではないか・・・」自分の態度をそう思った

そう考えると、男とこのような行為をこの歳でしている自分が惨めで仕方なかった
しかし、越後屋の心の中で羞恥という快感が芽生えつつあった


荒っぽい事はしない。その言葉通り代官の手つきは優しく
越後屋の全身を優しく撫でまわしつづけた
そうやって、二人で重なり合ってる内に自然に越後屋の着物もはだけていき
とうとう胸元があらわになった
毛深い足元とは反対に、胸毛は無い綺麗な胸肌だ
肉付きのいい体なので、初潮を向かえた女性のように小さく胸が出ている

代官はその胸を掴み「いい胸をしておる。乳首も小さく良い形だ・・・」

そう越後屋の耳元で囁くと
その(意外に)小さい乳首に吸い寄せられるように、代官は唇を乳首に押し当てた
そして、強く吸うと越後屋が声をあげた

それは、まるで女性のような声だった
越後屋自身も自然に出た声に驚いていた

「驚かなくていい。素直に感じてくれた事に私はとても嬉しい」

越後屋の心を見透かしたように代官は言った
その言葉に越後屋は顔を真っ赤にして恥らった
それが、また代官の男心に火をつけた

「そんなに頬を染めて・・・おお、なんと可愛いのだ!」
代官が越後屋を思い切り抱きしめた

可愛い?

可愛い・・?自分が?
越後屋は今まで可愛い等と言われた事がなかった

そう言えば子供の時も言われなかったような気がする
昔から容姿には自身がなかった
今の妻だって、商売がらみの政略結婚だ
妻も私の醜い容姿には飽き飽きしている
妻以外の女を知らないわけじゃない
しかし、どの女も金でつながったようなものだ
もちろん、愛の表現を語るまでもない
そうやって人生を生きてきた
自分は、太っていて、背が低くて、脂ぎっている醜い中年なのだ・・・・
そう自分自身思っていた

だが、今始めて聞いた


可愛い・・・?自分が?可愛い?


例え男からでも、その言葉は素直に嬉しかった
初めて容姿で評価されたのだった
「自分は醜いものだと思っていた、それが自分をこんなにも評価してくれるんなんて・・・
あぁ、なんだか心が温かくなっていく・・・・」



そして、越後屋は自然に代官の肩に手を回していた




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