More than Limit 聖ルドルフ学院
 
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午前 午後編



 追いかけて夏…2004年。

この夏。まさか神戸まで追いかけるとは、思いもしませんでした。
 恐るべしテニミュ…っ!

 今回、運良くチケットが取れたこともあり。東京公演を5回。神戸公演を2回観ることができました。
 
 7回も観てりゃさすがに全部覚えるよなあ〜

なんて思ってはいけません(笑)

 このバカは何度観ても、
赤澤吉朗ロックオン。そこから動くことがないので、今でもいまいち全体図が曖昧だったりします。
カッコイイんだもの! 青木さん!!

 もう青木さん以外の吉朗なんて考えられないです。

 顔だけ黒くて、
手と足が白くてもいい…。
 声が少し高くて、
観月よりも身長が低くてもいい…。

 彼はどこまでも頼れる部長なのです。
 原作よりも男前な部長でありました。頭良さそうだしな!!(原作比)

 友人と二人で、彼なら後輩に勉強を教えることもできるだろう。と、密やかに語り合ったものです。

 しまいには
『バンビちゃん』とまで愛称(?)をつけ愛でたものです。

 いやあ〜、あまりに足が細いから(笑)あれじゃ、観月(塩澤クン)倒れても、姫様抱っこできないねえ。
姫様抱っこしたら足がプルプル震えるよ!
 そう、
産まれたての仔鹿のように…っ

 からきた命名です。愛が篭ってます。

 もう真面目にストカーも真っ青な勢いで

あなたしか、もう見えない…。

 ぶり。おかげで、赤澤の持ってたタオルの柄までチェックしてた始末。

 ので、今回の感想は大分
ルド側の感想になります。そしてあまりに観すぎて、何が何の公演だったか忘れてしまったので、神戸千秋楽、午前・午後に絞らせて頂こうと思います。
 他は、もう色々な方達のご感想が上がっていると思うのでね! 大分出遅れたからね!

 あ、そういや一応書いておきます。

 テニミュでしてはいけないこと。

* 歌っている最中の手拍子。
(歌が聞こえなくなる)

* 悲鳴、歓声。
(周囲の迷惑)

* こそこそと話合う。
(絶対こそこそになってない)

* 役者目当てに、通路側に座っている人間を押し退けて、出て行こうとする。
(会場から出されます)

 私は今回なかったのですが、背後で周囲に「静かにしてください」と注意をされている方々を何人か見ました。
 裏技ですが、席ナンバーを覚えて、係員に注意して貰うといったこともできるようです。

 糾弾というのとは違いますよ。
ただ、私は以前よく普通に舞台を観にいってたんですけど。皆さん普通に舞台を見ている。
セリフが聞こえないなんてことはなかったです。

 ただ、舞台を見た事のないからみたら、悲鳴が上がる。それが普通なのかな? と思われたりしたら、ちょっと違いますよ〜とって感じで書いてみました。

 誰だって初めてはあるわけで、教えて貰わなきゃわからないってこともあるよね。


 ちなみに千秋楽ですが、さすがにリピーターしかいなかったのか、そらもう気持ちよく観ることができました。
 手拍子はあったけど、音が消えるほどってわけでもなかったし、なにより役者さん達が盛り上がって欲しそうだったので(実際そう云ってた)丁度良かったのではないかと思います。
 んでもって、歓声もわっと盛り上がっても、セリフが始まればピタリと止まったし(笑)


 つーわけで本題。
 東京の千秋楽では、裕太と観月が号泣。あとはけっこうあっけらかんとしてたので、千秋楽は泣くのかしら?? と思いつつ観ておりました。
 とかやってたら、
午前の部で既に、KENN君(裕太役)が号泣。
 おいおい、午後の部はどうなるのだ。
 周囲にも苦笑されていたようですが、その素直さが裕太っぽくて大変可愛かったです。


注意
>セリフなどは多分こんな事云ってた、くらいで打ってます。歌の歌詞も当たり前ですが定かではないことをご了承ください。



 開幕。


 客席より、堀尾・カチロー・カツオの三人が登場。

カチロー「ねえ、堀尾クン本当にこっちでいいの〜?」

堀尾「大丈夫だよ。オレに任せておけば問題ないって!

カツオ「そう云って、さっき降りるバス停間違えたの堀尾クンじゃなかったけ?」

堀尾「あれ? そうだっけ?」

カツオ・カチロー「そうだよ!」

 三人でてんやわんやと、観客席で騒ぎ。
(千秋楽では、立ち見の客に「ねえ?」と堀尾が話かける場面も有り) 

「あっちだ!」と、舞台に駆け上ります。
 そこで、カツオ(舞台によって違った。もしくはカチロー)が途中でこけて

「びえええ〜ん! もう帰るぅぅう〜!」

 と、子供のように泣きながら舞台に三人が揃います。

 ここで歌と踊りにより、都大会の状況を説明。
 勝ち残っているのは山吹、氷帝、不動峰とか歌い。
 そして今回、ルドルフと戦う。

 ここの踊りがまた、足腰の筋肉をこれでもかと酷使するかのような踊りで、回を重ねる事に、腹筋が辛そうでした。ある公演で、一番前の席に座ってた時なんで
コールドスプレーのシップ臭い匂いが客席まできたもの。

カチロー「でも大丈夫かなあ〜勝てるかなあ」

 カバティ・カバティ・カバティ(←という動き)

堀尾「ウチの先輩たちが負けるところなんて想像できるか?」

 目と目を見合わせて。

カチロー・カツオ「できないよ〜!」


 ここで一端、トリオが引っ込み。会場は暗転。

 流れ出る音楽。

 東京公演では、白い幕がかかり。そこに既に青学メンバーがスタンバイ。歌の順番でスポットが当たっていくのですが、神戸では自分の番になると、走ってきて歌うという構成でした。

 歌の順番と歌詞ですが、これは薔薇子さんが一生懸命聞き取りレポートしておりました。
 それを教えて貰いました。(ありがとう)

 一部だけと思ったのですが、あまりに見事なので載せてみます。
と、いっても全部ではないですよ。



(大石)
蒼く燃える炎 ハートの灯る命の息吹

(桃)
蒼く燃える炎 明日にかける俺たちのオーラ

(乾)
行く手に広がる 地平線の向こうまで

(菊丸)
繋げてゆくぜ 蒼い炎の道しるべ

(手塚)
蒼く燃える炎 静かに揺れる命の息吹

(河村)
蒼く燃える炎 夢の向こうに漂う陽炎

(不二)
穏やかな熱を冷たく孕み輝く(?)

(海堂)
未来へ行こう 永久に消える事などない

(越前)
勝利に向かう蒼い炎の導火線

爆発だ ハンパじゃ駄目さ 
爆発だ 限界まで 
爆発だ とことん行くぜ 
爆発だ 徹底的に勝負



 耳に残る…っ。
すげえ、残る。
暫く、ルドと青学の歌が交互に脳を支配して、
いつでも徹底的に勝負状態でした。

 これまた踊りがカッコ良いのですよ〜。
なんか、最後は皆で部長の下に集まって、崇め奉ってたけど(笑)

 千秋楽はこの踊りも最後かと思うと涙が出そうでした。それくらい好き。カッコイイ。魂抜かれるマジでマジでマジで(しつこい)

 こう、一度舞台の奥まで行って

 爆発だー!

 で、三段間に分けて前に飛び出てくる所が好きでした。キュン。


 歌が終るとともに、青学メンバーは一時退場。
 一年トリオが戻って来て、ルドルフの紹介に入ります。


 バッグにはアニメでもよく出てくる、屋根付き販売機付きのベンチ。販売機の中にあるジュースは
『ポンタ』だったそうです。(私は目が悪いのでそこまで見てなかったけど、あとで教えて貰った)


堀尾「まずは三年の観月はじめ…」

 観月の説明が始まるわけですが(スカウトされてとか、データーマンだとか)ごめん。詳しく覚えて無い。

 
何故ならルドが出てきた時点で、私の目は釘付けだから! 誰がどの位置で、どのような格好して止まっていたかなどなら覚えてる(笑)意味ねえ。


 観月役の塩澤クン。これまた、
えらいカワイコちゃんなんですよ! そして美肌で選ばれたとしか思えないほど、つるつるなお肌…っ!若いっていいな!
 
 頬がふっくらとしてて、ひっぱたらどこまで伸びるのかを知りたい…っ。(変態め)

 髪はカツラだとは思うんですが…。もしかしたら一部だけ付けているのかもしれませんね。部分カツラ?(ウィッグとお云い)

 ボリュームたっぷりなのはいいが、
たっぷり過ぎて後半えらい爆発するんですよね。
 いかん、
その頭はモデルはしたらいかん。
と、友人と二人でハラハラしたほどです。
永山クンといい勝負だった(笑)


 ベンチに現れた観月はじめ。バッグからラケットを取り出し、ベンチの下に置きます。


堀尾「そして部長の赤澤吉朗。シングルスでは全国区並のプレイヤーで、去年は青学の先輩にも勝ってるんだぜ」

(何故か赤澤のくだりを覚えている自分にびっくり。愛)


 ここで出てきました…っ!!

わ…
我等が部長。吉朗でございます…!!!


吉朗ーっ!

吉朗ーっ!

ビバ吉朗ーっ!!


 あああああ〜〜この目で実写吉朗が拝める日が来るとは正直思っていなかったので、感無量でございます。
 だって噂ではルドルフ抜かして、山吹するって流れてたんだよーっ!!

 でもやってくれて良かった!!

 ブロマイドのカミソリ負けした顔も男前よ! 吉朗!


 
足が細くても、足が白くても気にしない!

いや、唯一気になったのは、よくタオルで顔を拭いてたので、その度に
その顔料は取れません…??(ドキドキ)とはなったけどね! 


 吉朗は出てくると、
狭いベンチに観月と二人でギュウっと座ります。観月は観客席に顔を向けて座っているのですが、吉朗は観客に背を向けてまず座り。ラケットを取り出してから、方膝を立てて観月の方を向きます。

 そのまま固まり、他の部員の説明を待ちます。
そのカッコウで止まったままの吉朗は
カッコイイんだか、笑えるんだか。


堀尾「今回はダブルスでくるらしんだ。それが金田一郎



 金田役の大竹クンの登場です。二人の前で立ち止まり、きっちり背を伸ばすと頭を下げ。赤澤の斜め後ろに立つのですが。

彼こそが今回のダークホース。

この金田は
凶悪なまでに可愛いのですが、何が恐ろしいって、どこを切っても赤澤しか出てこないような、金太郎飴部長信者なのですよ!

 この大竹クンの赤澤狙いは、ゴルゴも真っ青。
なんせ、吉朗しか目に入ってない私の視界に、ほぼ居たくらいですから。


 続いて、木更津・柳沢の紹介。


 この舞台で木更津の影は残念ながらちょっと薄かったです。今回が初仕事って云うからね。そら、自分の役をまっとうするだけでいっぱいいっぱいでしょう。

 それに加えて…
柳沢の濃さと云ったら…っ。

 コーヒーに例えたら、飲んだら三日は起きていられそうなほどの濃さですよ。

 すげえ当たり役。
これを当たり役と云わずして誰を云わんや。

 まず顔が似ているのは写真などで知ってはいたのですが。
驚くべきは声! そして口調!
 もうまさしく…っ。って勢いですよ。彼なら荒井様もできると思います(笑)

 そして最初の頃は、やはり役をまっとうしようと生真面目に演じていた彼ですが。

「オレは何をやっても許されるキャラだ…!」

と、
途中で自覚。
千秋楽は見事なアドリブの嵐を炸裂してくださいました。あまりに見事で、
舞台上全員が唖然としたほどだ(笑)

 そして最後に

「不二先輩の弟がいるんだって?」

「不二裕太だ! 六角の佐伯を下し、左殺しを呼ばれている」


 むっつりとした顔のKENNクンがご登場。

KENNNNNNN!!
(笑)

 熱血、純真、ちょっとだけ生意気な口調。

 どこをとっても不二裕太。

 こんな弟いたら、そらイジリ倒さずにはいられねーな。いられねーよ。

 実はここで「柳沢はちょっとお調子モノらしい」
「堀尾クンみたいだね」
「で、次は(無視)

 などとやりとりがあるのですが、前述した通りルドしか観てなかった。


 全員の紹介が終わり、三人トリオはバタバタと退場。

この際に堀尾が舞台袖で立ち止まり

堀尾「お前その髪型気に入ってんの? 地毛じゃん」

カツオ「うん!」

カチロー「ボクもだよ!」

堀尾「お前はカツラじゃん」(←云っちゃだめ!)

 的な遣り取りをバージョン変えて毎回やってるわけですが。

 
千秋楽の衝撃。

堀尾「お前、この長期舞台のせいで髪の毛伸びてんじゃん! 剃れよ!」

カツオ「そうかなあ〜
じゃあ幕間で切るよ!

カチロー「ボクも切ろうかな!」

堀尾「お前はカツラじゃん!」



 結論から云えば。

 
本当に幕間に剃りやがりました。天晴。



観月「すまない裕太クン。むこうが逃げたようだ。あの乾というデーター男にまんまとやられました。兄弟対決をどうしても避けたかったらしい」

柳沢「弟クンに負けたらカッコ悪いだーね。弟・く・ん!」

 野村のポジションで裕太にちょっかいかける柳沢。
ここで『ダーネ』を連発。あまりに似ているのに、必ず笑いが起きてました。

 悔しそうに、素振りに力を入れる弟クン。

 背後では赤澤と観月が

「裕太を例の一年に当てたのか」

「ええ、あの一年の試合の戦歴を調査したところ、左利き選手との試合経験がまるでない」

 この辺は原作どおりです。

 
私は片足あげた部長の太股しか見てませんでしたが・・・
(自分に正直なのも大概にしとこうぜ★)

「キーはここです」

 やらで、肩をくいっと上げる仕草などは、まあ観月を叩き込まれたなあといった感想を持ちました。
 他にものちほど出てきますが、髪を弄ったり、座り方ひとつとっても凄い研究している。
 だから、動作で
「観月」とわかるんですね。
 あれっすよ、女形が女性の動作を誇張することにより、女性らしく見せるのと一緒で。
 観月の動作を誇張することにより、塩澤クンは文句なしの観月になったのです。

 多分ここら辺で初めて
「んふ」と云ったかな。

 東京初日では、なんとも
頼りなさそうに消えそうな声で「んふ…」と下にさがり気味で云っていたんですが。もう最後のほうにもなりゃ、そら堂々とした「んふう」でしたね!
 アニメの石田さんと違って、はっきりと「んふ」と云うのが塩澤観月ですな。

赤澤「シナリオはできているって訳か。しかしつくづく敵に回したくないタイプだな、観月は。このオレを…あえてダブルスに使うとはな」


 ここチェーック、
金田。

 素晴らしく誇らしげな笑顔で、吉朗に尊敬の眼差しを向けているのですよ。

 すげえなあ、金田
マジで吉朗しか見てない。


 ルドのメンバーを全員集めるはじめさん。
 シナリオを発表。

観月「そして今回は特別に、保険としてボクがシングルス2に入っておきました」

裕太「完膚なきまでに叩きのめしてやる!」



 
響き渡るパイプオルガン(笑)
キメに
「薔薇みたい」と云わしめたルドルフのテーマソングですよ!

 皆がラケットを持ち、中央に。舞台は暗くなり、
ライトは赤!!(爆笑)

 最初に聞いた時は、なんちゅう曲じゃ。とは思ったのですが、
噛めば噛むほど味が出る。

 今では、唐突に頭に鳴り出しては離れない困った曲です。

 これも友人より歌詞を教えて貰いました。


ルドルフに集う我ら選ばれしテニスのエリート
英才教育受けた全国選抜の精鋭
負ける事はない我ら選ばれしテニスのエリート
特別に学んだ技術で全国制覇は確実

(観月)
正確無比のデータで 味方も敵もコントロール
勝ちたいのなら従え 僕の指示に間違いはない

(赤澤)
妥協許さぬ執念 力の全てを勝つために

(金田)
この日を待ち望んでいた 部長の背中越しの勝利

(柳沢)
苦しければ苦しいほど その試合が好きになるよ

(木更津)
セオリー通りのゲーム そんな勝ち方じゃつまらない

(裕太)
あいつに勝つためのテニス 成長した俺を見てくれ
誰にも負けるはずはない 戦ってやるぜ全力で


英才教育ってなに??


 なーんて突込みはおいておいて。

 ここでの一番の見所は、どこのサイト様でも仰ってましたが観月の、
顎をくいっと持ち上げたポーズですね!

 ちなみにしつこいようですが、私は赤澤しか(以下略)

 しかしルドでまともに歌うのは観月と裕太だけで、他のメンバーはここしかまともに歌がなかったんですよね。残念!


 暗転後、今度は青学メンバーが集合。
手塚がオーダーの発表。

手塚「D2 桃城・海堂!」

 桃城と海堂が前に出てきて、そこで「ダブルス!?」とお互い顔を見合わせて驚愕。
 そのまま「ダブルス…」と信じられないように舞台を二人でウロウロ。


手塚「D1 大石・菊丸」

「ほいほーい」「頑張ろうな、英二!」
元気よく永山君と土屋さんコンビの登場。今回の、舞台の台風の目はこの二人と云ってもいいでしょう。もう細かいところで、細かい演技の連続。
 他の役者が喋っててもやってるから、どっち観ていいのかわからなくなるんですよね(苦笑)

 東京と神戸の落日かな?

 手塚がオーダーを喋っている最中に、大石の
ジャージのジッパーを一気に下に下ろしたりして、そらもうあちこちから黄色い声が(笑)

 他の日ですが、頭を振りすぎた菊丸の頭が爆発しちゃって、それを
一生懸命手で直す大石なんてのもありました。


手塚「S3 越前」

越前「ちゅーっす」

手塚「S2 不二」

不二
「OK」


 OKって…(笑) もう、不二じゃなくてキメですよね。舞台はキメ。原作じゃないの、キメなの。それでいいの。


手塚「そしてS1は…」


 ここで手塚ボケ連発。
当たり前ですが、初日の普通の舞台では

「オレだ」

 となって、背後でタカさんがしょんぼりするってものですが。


手塚「S1は…河村」

河村「…え!?」

手塚「じゃなくて、オレだ。
河村、残念!


 期待をもたせて落とす。
部長、それはイジメですよ!

なんてこともやってた回がありました(笑)

 んで千秋楽が一番凄かったかな。


手塚「そしてS1は…S1は……」

ポケットを探ったり、紙を取り出したりしてウロウロ。
 誰だっけ? 的な手塚を見かねて、大石が小さい声で

「お前だ…お前だ! お前!」

 手塚、それを聞いて安心したように頷き。


「S1は、お前だ!」

「違うだろう!」

 手塚、え? 違うの? と困ったようにまたうろたえ。

「みんな、すまん! すまない! シングルス1は手塚だ!」

 何故か謝る大石副部長。

「ああ、もう乾! 
いつものように先に進めてくれ!

 いつものようにって(笑)今までの舞台のことを云う土屋さんであった。

 ここで手塚。恥ずかしそうに(笑ってたのかしら)後ろを向いたままだったので、乾が
「手塚、前を向け!」と一括。

 手塚、
前を向いて気をつけのポーズ。

 ここでちょっと観てた人によって違うらしいんですけど。私には

 気をつけをした手塚だが、すぐにいつもの腕組に戻って。そこでまた乾に
「手塚、油断するなよ」と怒られて、また気をつけ。
 その後、また腕組に戻って、そっからはそのままでした。

 乾は延々と、ルドルフについての説明をしている場面です。

 最後のしめは、部長の
「油断せずに行こう」でしたが、手塚が一番油断しまくりだった。

 手塚大好きな友人は、死にそうになって悶えてましたが(笑)


 順番に青学のメンバーが舞台から退場する中。
 
 海堂と桃城だけが「オレとお前がダブルス!?」と、納得いかない様子で残り。

 背後で越前が、ポンタを買ってて。
 最後に舞台から退場しようとした河村に向かって。

「タカさんは補欠なんだから! 出られるだけマシ」みたいな暴言吐いて、なんだとう! と向かっていくタカさんを
慌てて不二が止めにきて、舞台袖に引っ張っていくといった小ネタを挟みながら。


「オレと」
「お前で」
「ダブルス〜!?」


 こっから二人の歌と踊りとかくし芸大会が始まるのでした。

 最初は靴紐を結びなおす海堂に、早くしろよ。と、ラケットでつっつく桃城。
「さわんなっ!」と、そのラケットを振り払い、勢い余って
桃城の顔を直撃。

 その際、SEでドツク音が入るのですが。それに合わせて一年トリオが、だるまさんが転んだ的な出方で登場。
 この登場の仕方もそれぞれ違って面白かったんですが。千秋楽では、堀尾の腰をカツオが持っていて。堀尾がカチローの頭を持っていました。

 カツラを取ろうと頑張る二人に、それを必死で阻止するカチローって感じですか。


 んで、歌の始まり。


負けないぜお前には負けたくねえ
やってやるぜ お前を出し抜いてやる〜♪


 互いにラケットで、
ケツに割れ目に突っ込んでみたり。脇の下に突っ込んでみたりと、コミカルな演出。

 どーでもいいけど
、28回も森山さんのケツに割れ目に入ったラケット……か……。


気を付けろ足手まといになるなよ
ほざけ俺の足跡たどってくるんだな
ライバル以上敵未満
お前のおかげでアドレナリン全開だ〜♪


 イガミあってみたり、フォークダンスを踊ってみたり。
千秋楽では

「盛り上がっていこうぜー! 千秋楽〜!」

 と森山さんがあおってました。が、それに乗らない会場マナーは見事だと思った。
 いや、盛り上がりは見せたんですが、ライブみたいにキャーキャーってのはなかったから。


 歌いながら海堂vs桃城、
かくし芸大会。

 
まずは縄跳び勝負。

 縄跳びが手渡され、それぞれピョンピョン飛ぶんですが。最初の公演の頃は、二重飛び(しかしすぐに失敗)
 東京落日は
「綾飛びだ!」
 んで神戸落日は
「後ろ綾飛びだ!」になってました。
 どっち勝ったっけかな。
 真中に堀尾が旗を持って立っていて、うまくいったほうに軍配を上げるのですよ。

 続いて
大縄跳び。

 カチローとカツオが持って回している中。二人で飛び込んでいくんだけども。

 午前の部では、海堂おもっきり
ジャンピングドン尻。桃城をふいをつかれて、倒れてました。

 午後の千秋楽は、
それを避けられて、海堂が倒れてましたが。

 んで、桃に軍配。

 次いで、舞台から一端消えた海堂が、
自転車に乗って登場
 桃のですね!

 これが、初日だと一人で乗ってて。段々と、
カツオと二人乗りになり。

 千秋楽。
やってくれましたよ、薫ちゃん!!


 
なんでか乾と二人乗り(爆笑)

 千秋楽まで取ってたなあーっ!

 途中で後ろから降りて、
乾だけまた戻っていきました。どういう扱いだ(笑)

「オレも〜」

 負けじと桃は
一輪車で勝負!

 しかし、乗れずに倒れて軍配は海堂に。

 一輪車…7回観ててなんとなく思ったけど。
多分、森山さんは一輪車に公演中には乗ろうと練習してたんではないでしょうか。
 最後なんて本当に悔しそうに
「ちくしょう〜」とか云ってたしね。
 結局乗れなかった…。
山吹公演でリベンジしてください


 続いて、カチローに手渡されたハンカチから、花を出して拍手を貰い。

 今度は海堂が
縦笛を持って登場。

 
ピョロリ〜ロ〜♪

 鳴らすと同時に、
背後に立ったカツオが海堂の頭からヘビのパペットを踊らす。

 その後、パペットに頭噛まれてた。

 
アドレナリ全開だ〜♪

 また歌に戻り。

 最後はなんだかんだで納得。


「容赦はしないぜ 覚悟しろよ 聖ルドルフ学院!」

 と、歌って終わり。


 舞台は試合会場へと移動するのでした。



ナレーション「時間の関係で二面使い、二試合同時にダブルスを行います」


 桃城・海堂vs柳沢・木更津。

 大石・菊丸vs赤澤・金田。


 ここでも金田の赤澤大好き光線炸裂。

「行くぞ、金田」

はい! 赤澤部長!!
(キラキラ)

 な感じで。


 一端、赤澤達は退場。
まずは桃城・海堂・木更津・柳沢の試合から。

 ここでなんだか笑ってしまったのが、手塚と不二の
いやにぴったりと隣で座っている姿ですか。
 
なんでそこまでくっついてるの、ってくらいピッタリ座ってるんだもの(笑)
 しかも、観戦場所の椅子や壁などが運ばれてくるのですが、座りながら運ばれてくるから笑った。

 反対側のルドでは、観月と裕太。普通に間あけて座ってたのに。


 試合が始まると、大概皆さん
球の軌道をおって顔を動かすんですよ。
 これはルド側は全員完璧にやってました。

 青学も、時たま忘れている方もおりましたが(永山クンは面白いほど大袈裟に★)

 問題は大口部長です。

 ど…
どこ見てるんですか…大口ブチョ…。

 なんか、普通の人には見えないものを観てませんか……。


 それくらい、遠く見てるんだもの。途中で心配になってしまった。

 まあ、役どころでやってるのだとは思いますが。

 でも
ムーンボレーはちゃんと山なりに視線を動かそうね! 部長!

 一人直線のムーンボレーを追ってたよ!

 あと、手塚好きの方に聞いたのですが

「ムーンボレー…、手塚だけ飛んでったままになってた」

 落ちてこなかったらしいよ!(笑)
 油断しちゃいかんよ、部長! 見られてるんだから!


 D2 桃城の先制ダンクショットが決まるも、ケンカ腰は相変わらず。

一年トリオ「試合が始まった途端にクレイバーに試合ができるなんて尊敬…!」

海堂「スマッシュが浅ぇーんだよ。あれじゃ次は狙い打ちされる」

桃城「バカヤロウ、お前こそポーチに出るならしっかり決めろよ」

カチロー「でも、ケンカ熱は全然冷めてない感じ〜」

越前「どっちもまだまだだ・・・」

カチロー「もー黙ってて! リョーマクンまで入ったらややこしくなるんだから」

 座っている越前の背後(高い壁の上に立っていた)から
ラケットを顔面にぶつけて止める。
 最後あたりなんて思いっきりぶつけられてて
コノヤロウ! 的に、ラケットを振り払うゆーやクンが可愛かった。


 海堂と桃城は相変わらず、意地の張り合い。
 ストレッチをするのですが、そこら辺は気が合うのか一緒に同じことやってるんですよ。

 しかし、アキレス腱を伸ばしている最中に、
海堂がわざと桃城の足を踏みつけ。

グリグリグリグリ〜!!

「うおお! どかせよ!」

 切れる桃城。んで、足をひっこ抜こうとするのですが、海
堂は足が伸びる限り根性で踏み続けるという。

 が、千秋楽。

 海堂が桃城の足を踏もうと足を伸ばした矢先。

 
ひらりと、躱す桃城。
 
勢い余って、ずりっとこける海堂。

 まさかやられるとは思ってなかったらしくて、直也クンが本当に恥ずかしそうに
「ええ! なんで!?」的に森山さんを見て。森山さんは、してやったりと笑顔。

海堂「てめえとなんか一緒にやりたくねえんだよ!」

桃城「そりゃこっちのセリフだ!」

観月「おやおや、仲間割れですか…。いいですね、このまま…」

海堂「ちっ。くそ!! この試合を終らせるには…」

桃城「そうだな」

「「とにかくあいつらをぶっ倒す!」」


 試合再開。

 ルドだけを見ていた私ですが、ここで桃城と海堂が面白おかしくしている最中。

 ルド側では、観月が柳沢と木更津の肩を抱きながら

「ああしなさい、こうしなさい」

と、支持を出し。頼みましたよ、的に背中を叩いてました。
 
よし! 色々とよし!(ぐっ)


 木更津の空中でのドロップボレーはキレイでしたよ。
やはりアニメや漫画では今一わかりかねた動きですが、実際目にするとナルホドって感じっすね。


 試合展開は原作と同じです。
大変なのは観月。

 何故ならとこどころで、合の手みたいに説明を加えなければならないから。

 今回、何気に一番セリフが多かったのは彼かもしれません。だから、他のメンバーがアドリブで遊んでても、塩澤クンだけは気が抜けなかったのです。

 おかげで、全公演のうちの何回は、噛みまくったりとありましたが、大目に見てくれよ〜。って感じですね。

 喋る時になると、足を組むんですが。それまでは、両手を後ろについて座ってたりと、
胸キュン生物でした。(パプワ用語←笑)



カチロー「ああ! あっちの試合が凄いことになってるー!」

全員「なにぃ!?」


 はい、
全員集合の場面展開の曲で(←嘘ですよ/笑)


 一気にみんな走り出して、舞台転換。


 今まで右側に座っていた手塚、不二、リョーマなどが左側の席に移動。

 観月と裕太が、右側の席に移動するわけですが。

(そして中央では、奥に菊丸&大石。手前に赤澤&金田)

 東京公演だと、一番後ろの影の所を移動する観月と裕太が見れるのですが、神戸ではちゃんと舞台の裏から回ってました。

 背後を、それでも観月歩きでくる塩澤クンが好きだったのですが。


 さあ〜て、
我等が赤澤部長のお出ましですよ!

 でも長くなったから続く!!















レポート>その2