第三話 〜桜子の看病日記〜

「う〜」
「はい、辰実ちゃん」
 カラカラと氷が軽くぶつかる心地良い音を響かせながらタオルを氷水に浸す。適度に
冷やすとキツく搾ってうんうん唸ってる辰実ちゃんの頭に乗せる。
「う〜」
 瞳を潤ませて頬を上気させてる辰実ちゃんは本人には悪いけどとっても可愛い。ポン
ポンと額のタオルを叩くと辰実ちゃんが咥えている体温計に手を伸ばす。
「はい、辰実ちゃん体温計離して」
「ん」
 体温計を取ると液晶を見る。・・・38度5分。もう、こんなになるまで放っておいて。
「38度5分ね。辛いはずよもう」
「う〜」
 額に乗せてあるタオルを裏返し、額に張り付いている前髪をどける。
「なんで病院に行かないのよ」
「う〜・・・・・・」
 少しだけキツく言ってみる。辰実ちゃんはちょっとだけすまなさそうな顔をするとプイっ
と顔を背けてしまう。・・・いやん、可愛い。
 しばらく連絡がなかったから電話をかけてみたら風邪を引いて家で寝ていると声を出
すのも辛そうに辰実ちゃんが言うもんだからこれはチャンス・・・じゃなかった。心配
になって急いで駆けつけたって訳。
「辰実ちゃん、お腹空いてる?」
「う〜・・・、あんまり食欲ない」
「だーめ。どうせ何も食べてないんでしょ?」
「う〜」
 少し生暖かくなったタオルを取ると氷水に浸して搾る。そのタオルを辰実ちゃんの頭
にのっける。
「せっかくだから私が作ってあげる。台所借りるわよ?」
「う〜」
 唸って返事をする辰実ちゃん。どうやらOKみたい。
「じゃ、大人しく寝てなさい」
「・・・・・・うん」
 意外にも返ってきた素直な返事に心臓がドクンッと跳ねる。もう、弱ってるから優しく
してあげようと思ったけど揺らいじゃうじゃない。
 冷蔵庫を開ける。比較的新しい日付のタマゴ以外は野菜が少し・・・。まぁ、元男の子
の冷蔵庫ならまともな方かしら。冷凍庫を開けるとラップに包まれたご飯とお肉が凍って
るのを見付けた。なによ、思ったより家庭的。下手な女の子より女の子らしいじゃない。
「ここはオーソドックスにお粥よね」
 丁度良い大きさのお鍋を探し出すと私は料理を始めた。


「う〜」
 台所で桜子が何やら料理を始めている。それにしてもダルい。身体が熱っぽい。頭がフ
ラフラする。タチの悪い夏風邪にやられてしまったようだ。口を開けても唸ってばっかりだ。
「口が滑ったなぁ・・・」
 桜子から電話がかかって来た時ついうっかり風邪を引いてる事を言ってしまった。まさか
本当に家まで来るとは・・・。
「でもまぁ・・・、正直ありがたいかな」
 桜子の鼻歌が聞こえてくる台所をチラリと見ながらつぶやく。吐く息が熱っぽい。こんな
に酷い風邪は久しぶりだ。
 頭の上のタオルがぬるくなって気持ち悪い。タオルを手に取ると動かすのも辛い身体を捻っ
てベットの横の床に置いてある氷水の入ったボールにつける。
「ん・・・冷たくて気持ち良いな」
 そのままカラカラと音をさせてタオルを泳がせる。十分冷たい水が染み込んだのを確認
して両手でタオルを絞る。
「んんっ」
 ベットの上で横になったままと言う無理な体勢のせいか風邪のダルさのせいか腕に力が
入らず上手く搾れない。
「んくっ・・・・・・きゃわっ!」
 バランスを崩してズデッとベットからずり落ちる。うぅ、情けない。
「辰実ちゃん!?」
 物音を聞き付けたのか台所から桜子が顔を覗かせる。ベットに戻りたいけどそれすらも
億劫で身体がのそのそと動くだけになってしまう。
「もう、何をやってるのよ」
「う〜」
 桜子が台所からパタパタとかけてくると脇を抱えてベットに戻してくれる。ついでに手
に握ったままになっていたタオルを取ると搾って頭に乗せてくれた。
「無理しちゃダメじゃない」
「いや、桜子料理してるしタオルぬるくなったし・・・」
「それくらい言ってくれればやってあげるわよ」
「でもさ・・・」
「病人なんだからそれくらい甘えてもバチ当たらないわよ」
「・・・ごめん」
 桜子はタオルケットを掛け直すとニッコリと笑ってポンポンと俺の頭を叩く。
・・・・・・なんか妙に優しいな。
「それじゃ今度こそ大人しくしてるのよ」
「うん」
 それだけ言うと桜子は台所に戻って行った。


「むふふふふ・・・・・・」
 台所のドアを閉めると思わず笑いが漏れてしまった。いけないいけない。
「これは・・・いけるわっ!」
 風邪で弱ってる辰実ちゃんを落すのは不本意だけど今日の辰実ちゃんならいつもの
お邪魔虫(男二名)も居ないし確実に落せる。気になる事もあるし善は急げね。
「この薬いらなかったかしらね」
 すっと胸の間に入れておいた”とっておき“の薬を取り出す。まあ、今の辰実ちゃんに
これを使うのは危ないかな。
「さて、とりあえずお粥完成させちゃいましょうかね」
 薄く味を付けたお湯の中に冷凍ご飯を入れる。ご飯が解れてくる間にタマゴを割ると
カチャカチャと溶く。
「ぐつぐつ煮えてきたらタマゴを入れて一煮立ち〜」
 ご飯が解れてぽこぽこと気泡がお鍋の底から沸き上がってくる。火を小さくすると
タマゴが沈まないようにゆっくりと全体に流し込み蓋をする。
「後は〜・・・あ、オカカ発見」
 本当は梅干の方がいいんだけどこの際しかたないか。オカカを小皿に出すと醤油を
ちょろっと垂らして混ぜる。
「薬味完成。ま、これだけできれば十分かな」
 コトコトと音をさせるお鍋の蓋をとって火を止める。オタマで少しだけすくうと冷まし
て指先に付けてペロっと舐める。
「うん、上出来」
 出来あがったお粥をお盆に乗せると台所のドアを開けた。


「できたわよ〜」
「う〜」
 台所から出てきた桜子の手に湯気が上がるお盆。昨日から何も入れていない胃がキュ〜
っと動く。
「あ、お粥だ」
「辰実ちゃんお腹弱ってるから消化に良いものにしたのよ」
 何とかベットの上で上半身を起すと桜子もベットに腰掛ける。桜子はお盆を膝の上に
乗せるとレンゲでお粥を少しすくってふーふーと息をかける。
「お、おい桜子?」
「ふー、ん?なあに?」
「いや、お前なにやってんの?」
「何って、冷ましてるんじゃない。はい、あーん」
 ニコニコと笑いながらお粥の乗ったレンゲを桜子が差し出す。・・・ようするに食べさ
せてくれるって事か。いやいや、そう言う問題じゃない。
「い、いいよ。自分で食べられるから」
「いいからいいから。病人は黙って言う事を聞きなさい」
「うぅ・・・」
 さらにレンゲが近づいてくる。・・・ダルさのせいか抵抗する気力もないや。ここは
大人しく言う事を聞こう。差し出されたレンゲをパクっと一口食べる。
「どう?美味しい?」
 目をキラキラと期待に輝かせた桜子がジーっとムグムグと口を動かす俺の顔を覗って
いる。な、なんか食べ辛い。それでも柔らかくなったご飯とふんわりとしたタマゴの口
当たりが良いし薄く効いた塩っ気が美味しい。
「ん・・・美味い」
「きゃー!やった。どんどん食べて」
「う、うん」
 大げさにはしゃぐ桜子に圧倒されつつもそのまま食事を続けた。・・・正直恥ずかしいな。

「ごちそうさま」
「はい、おそまつ様でした」
 空になったお粥を台所にさげる。なんだかんだ言って辰実ちゃんはお粥をあっという間
に食べてしまった。食べさせてあげる時の照れてる顔とか口を一生懸命動かす時の仕草と
かもう可愛くてしかたなかったなぁ・・・。うふふふふ。
「来た時より元気になったみたいだし・・・。使っちゃおうかしら、これ」
 ドアが閉まっている事を確認するとさっきの薬を取り出す。
「・・・・・・うふっ」
 いけないいけない。落ち付かないと怪しまれちゃうわね。食器を流しに付けると冷蔵庫
からミネラルウォーターを取り出してコップに注ぐ。お盆の上にそのコップと薬を用意して
準備万端。
「さ、辰実ちゃんお薬飲みましょうね〜」
「薬?」
 部屋に戻ってコップと薬を差し出す。
「何の薬だ?」
「風邪薬よ。家から良く効くやつわざわざ持って来たのよ」
 もちろん風邪薬って言うのは大嘘なんだけど。ま、家から持って来たって言うのは本当だし。
「そっか、ありがと」
 辰実ちゃんは何の疑いもなく薬を口に入れる。
「・・・死ぬほど苦いぞ」
「良薬口に苦しって言うでしょ」
 コップを渡すとゴクゴクと飲み干す辰実ちゃん。・・・何か罪悪感と期待でゾクゾクと
震える感じがする。
「ぷはぁ、まだ口のながが苦い」
 全部飲んじゃったみたいね。効いてくるまで少し時間がかかるからそれまで少しだけ
悪戯しちゃおうかしら。
「さて辰実ちゃん、汗かいてるでしょ?」
「む、確かに全身汗ばんで気持ち悪いかも」
「ちょっと待っててね」
「?」
 不思議そうな顔をする辰実ちゃんはひとまず置いといて台所でぬるま湯と新しいタオル
を用意する。
「はいこれ」
「これって、何?」
「何って汗を拭いてあげるって言ってるの」
「い、いいよ別に」
「辰実ちゃん風邪引いててお風呂入れないじゃない。病人は大人しくしてなさい」
 それだけ言うと嫌がる辰実ちゃんをベットに押し倒す。大分顔色も良くなってるけど
まだ本調子じゃないのか強い抵抗はしてこなかった。緩みそうになる顔をキッと引き締める。
「本当にいいって、自分でできるから・・・」
「いいからいいから」
 ぷちぷちと辰実ちゃんのパジャマのボタンを外していくと少し汗ばんだ木目の細かい
肌が露になる。・・・我慢できないかも。
「そうそう、ちゃんと拭いてあげるからそうやって大人しくしてなさい」
「む〜・・・」
 恥ずかしそうに顔を赤くしてる辰実ちゃんを見ちゃうと本当に我慢できなくなっちゃ
いそうだからあんまり見ないようにしてタオルをぬるま湯につけて絞る。
「・・・桜子、下心なんてないよな?」
「ないわよ〜」
 しれっとそう言うと上のパジャマを完全に脱がしてしまった。

 桜子の視線が肌に刺さる。普段なら絶対こんな事させないけど風邪のせいで身体に力が
上手く入らない。
「大丈夫よ、変な事しないから」
「・・・とにかく早く終わらせてくれ。頼むから」
 桜子本人は必死で我慢してるつもりなんだろうけど顔がにやけてるぞ。説得力ないなぁ。
「はいじっとしててね〜」
「ん・・・・・・」
 湿ったタオルが肌を滑り、首から肩、腕へと流れる。火照った身体にぬるいタオルが
気持ちいい。・・・・・・おかしいな、タオルで拭われた部分が熱いような気がする。
「さ、桜子、ちょっと待って」
「いいからいいから」
 ニコニコしながら桜子の手が胸に伸びる。
「んくっ」
 ただ、汗を拭われているだけのはずなのに背筋がゾクゾクと震える。熱い・・・頭は
ぼーっとして身体中が燃えてるみたいだ・・・。風邪で熱いのとは違う感じが・・・する。
「桜子・・・なんか・・・変だ」
「あら?もう効いてきちゃった?」
 身体の奥がジンジンとうずき出す。触りたくて、触って欲しくてたまらなくなる。
「どういう・・・こと?」
「ごめんね、実はさっきの風邪薬じゃなかったの・・・」
「んむっ・・・」
 桜子に口を塞がれる。気がつけば桜子の舌に自分から積極的に舌を絡めていた。舌と舌
が触れ合うだけで頭の中が蕩けそうになる。
「んぁ・・・・・・あ・・・んむ・・・」
「んん、ん・・・」
 舌で送り込まれてくる唾液を嚥下する。身体のうずきがどんどん強くなっていく。
「ふぁ・・・ん、んむぅ・・・」
「・・・ふふっ、辰実ちゃん可愛い・・・」
 ぴちゃぴちゃと水音が響く。口の中が溶け合ってるみたいだ。
「んぁっ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
 桜子が離れ、肺が酸素を求める。ぼやけた視界に頬を上気させた桜子が映る。激しい
キスと正体不明の熱で朦朧としている内に両腕をさっき身体を拭いていたタオルでベット
のパイプに縛り付けられてしまった。

「ほんとはこんな事したくないんだけど・・・」
「あぅっ・・・んんっ」
 辰実ちゃんの胸をぺろっと舐める。たったそれだけの事で辰実ちゃんはピクッと身体を
振るわせる。う〜ん、効果絶大ね。
「桜子・・・・・・もう・・・やめ・・・」
 『やめろ』なんて今更そんな事言わせない。その前にどうしても聞きたかった事を聞かなきゃ。
「ねえ辰実ちゃん、和久とやっちゃったの?」
「っ!・・・な、何で今そんな・・・ふぁっ!」
 ちょっといじわる。言い終わる前に胸を少しきつめに揉んでみる。
「ね、どうなの?」
「・・・そんな事・・・・・・」
 顔を真っ赤にして黙り込む辰実ちゃん。まあ、大体予想はしてたけど。
「あ〜あ、やっぱりそうなんだ」
 少し、いや大いに残念。海の旅行の一番最初の日、にぶちんなノリは気づかなかったみ
たいだけど辰実ちゃんと和久が居なくなってからの二人の態度で”何か“あったなと思っ
たんだけど・・・。
「まあいいわ。和久のやつは後で吊るすから」
「ふぁっ・・・あっ、あっ・・・」
 両方の胸を先端に触れないようにこねる。辰実ちゃんはいやいやをするようによがる。
目尻に涙が光ってる。ちょっと可哀相かな・・・。
「でも頭にきちゃうわね。この私を出し抜くなんて・・・」
「んん・・・くぁ・・・ふぅん」
 胸を責めつづけながら、それでも一番敏感な部分に触れないようにしてお腹とおヘソ 舐める。焦らないでじっくり行くわよ。
「さくら・・・こ・・・ほんとにもう・・・」
「ね、辰実ちゃん」
 これも最後まで言わせずに責めるのを止めて辰実ちゃんの顔を覗き込む。
「辰実ちゃん、私の事嫌い?」
「・・・・・・そ、それは」
「それともこんな事されたら嫌いになっちゃう?私は辰実ちゃんの事が大好きだから嫌
ならやめるけど」
「・・・・・・・・・・・・」
 少〜し卑怯だったかしら。辰実ちゃんに飲ませた薬って実は強力な媚薬で今も多分触っ
て欲しくてたまらないんじゃないかしら。でも辰実ちゃんの事が大好きなのは本当だし嫌
われたくないのも本当。もしこれで『やめて』って言われたら残念だけど今日はここまで。
焦らないって決めたし。
「・・・・・・ゃ・・・」
「え?」
「・・・やめないで・・・続けて・・・ほし・・・い」
 あぁ、もう本当に大好き。こんなに私の事めろめろにしてくれる子なんて他にいないわ。
「ありがとう辰実ちゃん。じらしてごめんね・・・」
「うぁっ!?ふあああぁぁ!」
 胸の先端をきつくつまむ。それだけで辰実ちゃんは電気が走ったみたいに身体を跳ねさせる。
本当に効くわね、あの薬。
「ごめんね、痛かった?」
「ひぅ、んあぁ・・・」
 舌先で優しく舐める。私も我慢できなくなってきちゃったかも。目に涙を溜めて荒い息
をつく辰実ちゃんの残った下のパジャマとショーツを脱がせると私も服を脱ぐ。
「気持ちよくしてあげる」
「あん・・・やっ・・・あぁ・・・」
 辰実ちゃんの大事な所に指を伸ばす。とろとろの蜜が指に絡んでくる。その蜜を指に絡
めると一本だけ辰実ちゃんの奥へと差し込む。
「あっ・・・んくぅ・・・」
 涙を流しながらふるふると震える辰実ちゃんはメチャクチャにしちゃいたいくらい可愛い。
「ふぁっ、あっ、あっ、あぅっ、んあぁっ」
 クチュクチュと指の先で中を軽く引っかく感じで抜き差しすると面白いように辰実ちゃん
の身体が跳ねる。
「一緒に気持ちよくなろ」
「んっ・・・んむ・・・あっ、やぁっ・・・ふあぁっ」
 キスをすると密着した胸の先端同士をこすり付けるように身体をスライドさせる。ジンッ
と痺れるような
甘い感覚が胸から身体に広がっていく。
「うぅんっ・・・はぁっ・・・あぁっ」
 二本目の指を差し込んでみる。ちょっとキツイけど大丈夫そう。そのまま中身を掻き出
すような感じで激しく動かす。
「あっ、あっ、ああっ、んぁっ、ああぁっ!」
 辰実ちゃんの大事な場所を責めながら胸同士を擦り付ける動きも速くする。その内辰実
ちゃんの身体が弓反りにつっぱってくる。
「さくらこ・・・お願い・・・ちょっと、まって・・・」
 目に涙を溜めながら辰実ちゃんが懇願するように言う。
「ダメよ辰実ちゃん、そんな顔で言われたら・・・逆効果よ」
 そう言って辰実ちゃんの中のちょっと感触の違う部分を一層強く擦る。辰実ちゃんの身体
がガクガクと震える。
「あっ、あっ、ふああぁぁ―――――――っ!」
 ビクンッと大きく仰け反ると辰実ちゃんは大きな声をあげる。イカせちゃったかな。
「ぁ・・・ぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
「辰実ちゃん・・・次は私も」
 脱力してクッタリしている辰実ちゃんの口にもう一度キスをすると足の間に身体を滑り
込ませる。
「ふぇ?さくらこ・・・うぁっ!?」
「んんっ」
 自分の大事な場所をくっつける。私も少し濡れちゃってたみたい。身体全体を密着させ
ると擦り付けるように身体を動かすと淫らな水音が響く。
「やぁっ・・・んぁっ・・・くぁっ!」
「んくっ・・・辰実ちゃん・・・気持ちいい?」
 耳元で囁いてペロっと目尻に溜まる涙を舐め取ると、腕を縛られた辰実ちゃんが窮屈そ
うに身体をよじらせる。女の子の身体で一番敏感な部分が引っかかるように擦れ合う度に
私にもビリビリとスゴイ快感が走る。
「あっ、あっ、あっ、あぁっ!さ、さくらこぉ・・・・・・っ」
「はぁ・・・ぁっ・・・辰実ちゃん、一緒に・・・イきましょう」
 胸を、秘所を押し潰すように密着させスライドさせる。私も、そろそろ・・・きそう・・・。
「ダメ・・・ダメぇ・・・・・・」
「辰実ちゃんっ・・・」
 私も・・・限界・・・・・・かも。
「あっ、あぁっ・・・んああぁっ!」
「んんっ!」
 身体中が浮いていくような感覚。全身がつっぱる。
「ぁ・・・ぁ・・・」
「ん・・・ふぅ・・・辰実ちゃん、気持ち良かった?」
 全身で息をしている辰実ちゃんの腕の戒めをといてあげる。二人共汗とか他のものとか
で全身グッショリになっちゃったわね。二人共お風呂に入らなきゃかしら?
「桜子・・・ひどいよ・・・」
「くす、辰実ちゃん可愛かったわよ」
「んっ」
 ちゅっと軽くキスをする。決めたわ。辰実ちゃんは私のものにするんだから。和久なんか
にはずぇーーーーーったい渡さないわよ。

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