□HAPPY MERRY BIRTHDAY TO YOU□ |
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相変わらず自分を非常食扱いするサンジの本心が見抜けないほどチョッパーも幼くはなかった。 男に向かって素直な気持ちを口に出すようなコックではないということを航海中にチョッパーは思い切り知ることになったからである。 そんなのはこの船のクルーの特に男連中には共通の性癖であるのであまり気にしない。 それよりも、サンジに喜んでもらえるプレゼントを考える方がチョッパーには難しかった。 誰かと被ってしまうプレゼントだと自分が悲しい。 せっかくプレゼントを渡す機会があるのだから、サンジには喜んでもらえるのが一番だ。 ウソップと同じようなプレゼントの品目がチョッパーの頭の中をぐるぐるとダンスしながら回っていたが、やはりウソップと同じように、それではダメだと判断した。 何か物をあげてもサンジはあまり喜ばないだろうとチョッパーは思う。 そうではなくて、物ではなくて、何かサンジの記憶に残りやすいもの。 そこまで考えてから、チョッパーはぽん、と手を打った。そしてよいアイディアを思いつきました、という顔でスキップしながら目的の場所に向かって行った。 →NEXT □□□□□ サンジの誕生日まで毎日更新しますです。 2004年2月27日 |